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2020年2月28日 (金)

閏年

今年は閏年。明日は4年に一度の「2月29日」です。で、閏年がらみの話を少し。

★「閏」とは
↓国立天文台の暦Wiki
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B1BC.html
暦Wiki

閏 (うるう)
意味
・余分、余りの意味。

字形「閏」
・門の中に王と書きます。「壬」が閏の代わりに用いられることもありますが、門の中に壬と書くのは誤りとされています。
・これは周礼春官の「閏月詔王居門終月」や説文解字の「告朔之禮 天子居宗廟 閏月居門中 从王在門中」(早稲田大学図書館古典籍総合データベース [外部サイト]) に見られるように、うるう月には王が門の中にとどまることから来ているそうです。

訓読み「うるう」
・古今要覧稿 (国立国会図書館 [外部サイト]) によれば、古くは「のちのつき」、具体的には閏十一月と書いて「のちのしもつき」などと呼ばれていたそうです。
・日本書紀の敏達天皇十年(581)に「潤」二月が登場、持統天皇の章には「潤」の字が常用されています。「うるう」という読みはこの字の訓「うるおう」から来ているようです。

「王が門の中にとどまる」のですって。なるほどねぇ。

★閏年を入れるルール
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/A5B0A5ECA5B4A5EAA5AACEF1.html

グレゴリオ暦
1582年2月24日、ローマ教皇グレゴリオ13世により導入された太陽暦。
カトリックとプロテスタントの対立もあり、導入された時期は国によってマチマチです。

ユリウス暦との違い
・日付を修正しました。
1582年10月4日 (木) の翌日を、1582年10月15日 (金) とし、ユリウス暦で入れ過ぎたうるう年の分だけ日付を飛ばしました。
ただし、ユリウス暦導入時ではなく、春分の日を3月21日と定めた西暦325年の二ケア宗教会議の時代に合わせています。
曜日は問題ないのでそのまま連続させています。

・うるう年の挿入ルールを変更しました。

西暦が4で割り切れる年をうるう年とする (ユリウス暦と同じ)。
上記のうち、西暦が100で割り切れる年はうるう年としない。
上記のうち、西暦が400で割り切れる年はうるう年とする。
このようにして、ユリウス暦に比べ、400年で3日うるう年を減らします。

うるう年 平年
1600年 1700年、1800年、1900年
2000年 2100年、2200年、2300年

400年で97回のうるう年があるので、
合計日数は365×400+97日。
これは7の倍数なので、400年後の同月同日は同じ曜日になります。
1年の長さの平均値は400で割って、365.2425日。

私は小学校の時に「1年は365日5時間48分46秒」と習いました。
覚え方は「5 48 46」 を「今夜(よ)は読む(こんよはよむ)」と教わりました。

これは
365.2422日
になります。
理科年表によりますと、1太陽年は365.24219日です。

4年に1日増やすと、365.25日になり、ちょっと多い。
で、この小数部を近似するために、100で割り切れる年は閏年としない。
更に微調整して、400で割り切れる場合は閏年とする。
これで、365.2425日となり、とてもよい近似になります。

★「2000年問題」
もう20年も過ぎましたが、「2000年問題」というのがありましたね。
電波時計には「今日はこの年の何日目」という情報が送られてきますが、閏年かどうかは計算しなければならない。
プログラマーが「400年ルール」を組み込むのを忘れた、という情報機器があって混乱する、というのが「2000年問題」でした。
私の持っていたデジタルの電波時計はそれに引っかかりまして、2000年を閏年とせず平年にしちゃったんですね。
で、日付や時刻表示などは問題ないのですが、曜日が狂っちゃった。これを手動で修正できないものですから、曜日表示を消した状態で今も使っています。

400年に一度、という貴重な経験をなさった世代の方は、記憶にとどめてください。次は2400年ですからね。現在地球上にいる人々は誰も経験しないはずです。

★閏年は英語で「leap year」です。何が「leap」するのでしょう?
私は3年連用日記というのを書いていて、小さなメモを毎日残しています。
そうすると何が跳ぶのかわかりやすい。
今日の日付の真上に去年の同じ日があるのです。で、曜日が異なる。
その様子は↓
0225leapyear
こうです。
365/7=52余り1 ですので、一日ずつ曜日がずれていきます。
そのずれは縦に見てもいいし、斜めに見てもいい。
ところが、2/29が入ると、その分ずれます。
閏がなければ3/1は土曜になると思っていたら、閏のせいで日曜になりました。
ホラ「跳んだ」でしょ。
多分、これが「leap」なのだと思います。
↓参考
https://osanpo-english.com/note/note-leap-year.html
うるう年が leap year な理由は?

  調べてみたところ、アメリカの San Marcos Daily Record という新聞のサイトに、わかりやすい説明が載せられているページがありました。

で、なにを leap するのかというと・・・ 曜日!

 普通の年が続く場合、翌年の同日の曜日は次の曜日になるという法則があり、(一年は365日、つまり52週と1日なので、次の年の日付と曜日が一日ずれる。)
 例えば、今年のクリスマス12月25日が月曜日なら、次の年の12月25日は火曜日、その次の年の12月25日は水曜日、・・・ということになっているのですが、2月が一日多い閏年では2月29日以降、曜日がひとつ余分に進んでしまいます。
  去年のクリスマスが水曜日で今年が閏年なら、
  今年のクリスマスは木曜を 跳んで 金曜日になる、というわけです。

 この疑問は英語圏でも抱く人は多いらしく、アメリカの質問掲示板 Yahoo! Answers(日本でいう Yahoo!知恵袋)には、同様の質問がいくつもありました。しかも、対する回答も結構いろいろあって、どうやら語源には諸説あるようです。
というわけで、ここで紹介した説が正解なのかどうか断言はできませんが(汗)、とりあえず一番もっともらしい説明だと思います。

★「曜日」っていつから?
グレゴリオ暦への変更は、きちっとわかるからいいのですが、昔から気になっていることがひとつ。
「曜日は問題ないのでそのまま連続させています」という記述が上の引用あります。
ということは、ユリウス暦の時代にはもうすでに「曜日」があったのですね。
「天地創造」は7日間。ですからそこが「安息日」の始まりだろうということはわかる。では、「暦」に曜日が入ったのはいつからなんだろうな?というのが私の疑問で、解決していません。

↓過去記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-1a20.html
2014年12月12日 (金) 連分数と閏年


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