« 11月の気温など(東京) | トップページ | アブ? »

2019年12月 3日 (火)

地震の記録

昨日の記事で、地震の揺れの加速度の話が出ました。
で、地震計というと、針が揺れて振動を記録する、というイメージが強いと思うのですが、さてホントかな?
だって、地震計そのものが地震で揺れているのですから、その状態で揺れが記録できるのでしょうか?
揺れを記録するためには、空間に「揺れない点」がなければなりません。
長めの糸に錘をつけて、手で糸を振ります。糸の振り子としての周期より短い周期で手を振ると、振り子はその揺れに追随できずに止まったままになります。これが地震計の原理ですね。

↓わかりやすく解説されています。
https://www.jp.tdk.com/techmag/knowledge/200708u_a/index2.htm
地面の揺れを記録する −地震計の仕組み−

リンクしたページの前後のページも興味深いので、是非お読みください。

私自身がこの原理について知ったのは、中学生くらいのころかな、上野の国立科学博物館での展示を見てでした。
今もあるかどうかは知りませんが、2m以上はあったと思いますが、錘をV字型に吊ったものが展示してあって、それを見て「ああそうか」と納得した次第です。もし、長周期の揺れが来て、地震計の周期と一致してしまったら揺れは記録できません。
昔の科学博物館の展示は、ある意味でぶっきらぼうに「本物」がどんと提示されていて、親切な解説はありませんでしたね。その分、歯応えがあって、わかった時の喜びや理解の深さは大きなものでした。だんだんわかりやすくなってしまって、「知的な歯応え」がなくなってきましたね。TVの教育番組も同じく、です。

免振装置を取り付けた建物の地下なんかに、地震の揺れを「ケガキ」の形で記録する装置がよくあります。
これも、単純な原理としては地震計と同じで、建物が免振装置によって揺れないでいるときに、地面が揺れて、その揺れが記録されるものです。
どこかに固定点がなければ、揺れは記録できません。

↓参考
http://www.menshin-techno.co.jp/orbiter/
オービター
ケガキ装置=地震軌跡記録装置

https://material-r.co.jp/seismic-isolation/isolator-repair6/
ケガキ式地震変位記録装置

« 11月の気温など(東京) | トップページ | アブ? »

理科おじさん」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 11月の気温など(東京) | トップページ | アブ? »

2021年5月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ