« カエデ | トップページ | ツワブキ »

2019年12月 9日 (月)

選択

1104_15options
NHK・Eテレ、0655という5分番組の中の歌「きょうの選択」。
又吉直樹さん出演で、朝からの一日を演じる。何をするとしても必ず「選択」をしなければなりません。それは避けられないこと。で、最後の画面が上の写真。

「私たちの毎日は、小さな選択の連続です」
そう、これは真実。そして
「私たちの人生は、小さな選択の連続です」
としても、やはり真実です。(もちろん大きな選択もありますけど)

生きていくということは、選択の連続。その選択に際して、どのようなステップを切るか、それが「その人らしさ」というものです。自分は単に偶然に翻弄されているだけで本当の自分とか本当の自分の生き方が邪魔されている、と受け身に考えてはいけません。偶然に対して自分が選択しステップを切るのです。最近、夢を持て、努力すれば夢は叶う、夢が叶わないのは「自己責任だ」というような風潮が強いように思います。
夢を持ち、その夢の実現に必要なものだけを学び、不必要なものは捨てる。それでは人生が薄っぺらになってしまう。
直線的でかっこいいように思うけれど、複線的な厚みのある人生になりませんよ。爺さんの忠告。
夢なんぞそうそう叶うものじゃない。夢が叶った人が、夢は叶うなどと得意そうに言うのはおかしなこと。叶わない人の方が多いのです。
じゃあ、夢なんて無駄なのか。いいえ、夢を軸にして生きることはできるのです。
いろんな選択をしながら、生きてきて、それなりに人生も長くなってきますとね。
ああ、自分の人生って、あの夢を軸として生きてきたんだなぁ、ということは実感できるのです。
これは確実なこと。
私は教師現役時代、生徒にいつもそう言ってきました。人生の「選択」のステップは夢が軸になるんだよ。

で、年度最初の授業で、障害者である自分の自己紹介を、現役中すべての年度で行ってきました。
現役の終わり近くには、「自己紹介」というプリントを作って生徒に配布し、それに沿いながら一時間、話をしたものです。
↓その中から、一つご紹介します。

何かを選択するということは、何かを捨てることです。人生を生きていくということは可能性を 実現するとともに、可能性を削ぎ落としていくことでもあるのです。いずれ「選択」しなければ生きてはいけません。
ならば常に、選択の幅は可能な限り幅広く保持し続けて下さい。
Keep your options open.

Keep your options open.」を検索すると「保留にしておく」というような意味も出てきますが。
あらゆる選択肢を残しておく。どんな選択肢も排除しない。というように理解していただくのがいいと思います。

それが豊かな人生を送る「秘訣」じゃないかな。
なんでも楽しんじゃいましょうよ。
自分で選んだものなら、納得して楽しめるのです。

★上の「自己紹介」という文書にリンクします。ちょっと長い文章ですが、お読み頂けたら幸いです。

ダウンロード - jikoshoukai.txt

« カエデ | トップページ | ツワブキ »

人事」カテゴリの記事

コメント

とても心に沁みたのでプリントアウトして手帖に挟みました。
息子は県内でも一番難しい高校を受験します。
でも力が足りていないのは親の目から見て明らかです。
手が届くところにも良い高校があるのに、と私は勧めるのですが
友人の影響もあり、志は高いです。
でも、かかしさん、息子はスマホを見る時間が受験生になっても
減らないんです。受験生だからスマホを見ないなんてできない、と。
「高い志」と「本人の行動」がかけ離れているのですが、
学校の先生も塾の先生も、息子の志望校に何も言いません。
親はただ見ているしか、ないのでしょうか。
「スマホ、見すぎでしょう?」と、つい声をかけてしまう親は
良くないでしょうか。

毎日、「理科、勉強しなきゃ」と机に向かっています。
不得意な理科は、ついに得意になることはありませんでした。

子どもの運命を変えてはいけない、と思いつつ、志望校、
もう少し手が届くところ、変えてほしい、子供の選択に
手を出したくなります。
かかしさんのブログは、いつも私の心に深く響きます。
かかしさんの自己紹介とブログ、今日、息子に読ませます。
いつもありがとうございます。

お読みいただきありがとうございます。話はかみ合わないかもしれないのですが、私は好奇心を大事にしたいのです。好奇心は「開いている」。自分自身に対しても、外の世界に対しても。好奇心があれば自発的な生き方ができると思うのです。高齢者になっても、好奇心で世界を楽しんでいますし。一方、「~~のせいで」というような、結果を他者のせいにするような心理は「閉じて」いますよね。閉じてしまったら進まない。
どのような結果が出ても、開いた心でならそれを受けとめて、その先へ進んでいけます。心を閉ざさないことが大事なのだと思っています。
古いですが、入試などは試験の点数のみでの判定が好きです。結果を受け入れやすい。内申書やらなにやらで判定されたら、悔いが残りやすい。「~~のせいで」と。世界は広いので、好奇心を原動力に進んでください。これからもよろしくお願いします。

かかしさん、つい感情的なままコメントしてしまい、
(ああ、しまった、こんなこと書いてしまって
かかしさんに迷惑だった)と後悔していたのです
が・・・。返信をありがとうございました。好奇心が
原動力、「開かれた心」ということ、すとんと心に
入ってきました。違った観点から息子と接すること
ができそうです。私自身も好奇心を原動力に進んでいきます。

余談ですが・・・
かかしさん、うちの中学の理科担任、地学分野が
苦手なんだそうです。生徒の前で、「天文嫌いなん
だ~」って言うそうです。太陽の動きの観測や
黒点の観測、なにひとつやらずに天文分野が終わ
りました。理科教師なのに天文に心を閉ざしては
ダメですよね。
かかしさんの記事はいつも本当に楽しいです。
いつの間にか虫たちも好きになりました。
寒くなってまいりましたが、お身体ご自愛ください。奥さまもどうか。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« カエデ | トップページ | ツワブキ »

2021年5月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ