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2019年11月22日 (金)

アルミニウムの錆び(?)

1026_14rubby1 2019.10.26
写真左の赤い部分を掌に中に隠しまして「これはアルミニウムの棒だ」と生徒に言う。
生徒は別に不審に思うでもない。
「このアルミニウムが錆びると酸化アルミニウム(Al23)だね。」
「そのアルミニウムの錆びを粉末にして、わずかのクロムを混ぜ、高温で燃える酸水素炎の中にパラパラと撒く。熱で溶けて液体になった酸化アルミニウムを炎の下で棒の先端に受ける。ゆっくりと降り積もりながら、酸化アルミニウムの単結晶が成長する。」
「そうするとこうなるんだよ」
と、隠していた赤い部分を見せます。
「これナ~ンダ?」
生徒はまず知らない。
「これはルビーだ」というと、「エ~っ」となる。
ルビーが宝石であることはみんな知っています。高価であることも知っています。
そのルビーを先生が持ってきた、というのでビックリ。
「これはね、ルビーカッターという商品なんだ。王様のアイデアで見つけてさ。私の小遣いでも買える値段だったんだよ」
「ルビーなのか、先生が買ってきたんだ」と生徒は大喜び。
1026_14rubby2
机間を巡回しながら、生徒全員にこれを見せます。触ってみたりして、喜びます。
「ルビーはダイヤモンドにつぐ硬度だからね。これ、カッターなんだよ」と、紙を何枚か重ねて左手で黒板面に押さえつけ、右手でざっくり切って見せます。
「おぉ~っ」と受けるんですね、これが。
宝石として知っていたルビーの鋭いカッターですので、意外性に驚いてくれえるわけです。

化学教師は、何を見ても教材に見えます。いまだにその習性が抜けません。もう授業も無いのにね。我ながら苦笑しますが、やめられない。

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC

ルビー(英: Ruby、英語発音: [rúːbɪ](ルービィ)、紅玉)は、コランダム(鋼玉、Al2O3)の変種である。ダイヤモンドに次ぐ硬度の、赤色が特徴的な宝石である。
・・・
コランダムは不純物(金属イオン)の違いで色が変わる。不純物としてクロムが1%ほど混入すると、濃い赤色のルビーになる。鉄・チタンが混入すると青色のサファイアとなり、

↓人工的にルビーを作る「ベルヌーイ法」の図があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8C%E3%83%BC%E3%82%A4%E6%B3%95
ベルヌーイ法の概略図

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