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2019年11月 7日 (木)

月:2

1101_26moon1 11.1
左上に正午の月齢 4.0 の月。右下にごく小さな光点があります。
1101_26moon3
電線のところに光点。これ惑星。
それにしても、同じ時刻に同じカメラで撮って、月の感じがずいぶん違いますね。
最初の写真はフラッシュを強制発光させた画像。2枚目はオートのまま手持ちで。
露出をオートに任せますと、空が暗いので長時間露光になり、手持ちでは必ずと言っていいほどぶれるんです。
ところがフラッシュを強制発光させると、発光中だけシャッターが開いて終わる。その短時間での光でも現在のカメラの感度は高いので、星や月が撮れるんですね。
もちろん、フラッシュの光は写真には入っていません。傍から見ると、月に向かってフラッシュ焚いて何やってんだろ?になるんですが、お試しください。

20191101_1700sora 国立天文台の星空のサイトで調べたら、月の右下にあるのは木星ですね。更にその下、地平線近くに金星がありますが、我が家からは地平線近くは見えませんので、残念ながら見えなかったはずです。

1102_12moon1 11.2
これは自動露出での撮影。空の雲が写っています。カメラはそこまで露出時間を長くとったわけです。
そのせいで、明るい月が「とんで」しまった。
1102_12moon2
こちらは、フラッシュを強制的に発光させた写真。露出時間が短いですから空の雲は写らず真っ黒。そのかわり月がくっきり。
カメラのこういう特性を知っておくといいですね。
この日の正午の月齢は 5.0。
11月4日が上弦になります。(正午の月齢 7.0)

その11月4日
1104jougen1 11.4
夕方4時半。雨戸を閉めてしまおうと顔を出したら上弦の月が見えましたので、60倍ズームで撮ってみました。
すごい画像ですね。望遠鏡でもないのに。「月のうさぎ」の上半身から頭・耳のあたりが暗く写っているのですが、わかるでしょうか。
この写真の上の方をトリミングすると
1104jougen2
クレーターの縁の影がクレーター内に落ちているのがわかります。
半月の明暗の境目付近ですから。
下の方をトリミングすると
1104jougen3
クレーターの中央が高いことまでわかる。すごいもんだ、繰り返しそう思う私です。
昔、科学史を学んだものですから、ガリレオの「星界の報告」も読みましたっけ。
初めて見るもの、って、認識の外のあったものですから、概念自体がない。天界の月は真球で滑らかなものだと信じられていたのです。
そういう状況の中で、ガリレオは月の表面がデコボコで、山があったりする、と観察しています。その影の長さから山の高さを推測する、というようなことまでやっています。概念がないところに新しい概念を作るというのはとてつもないことなのです。後続する者はその概念によって「ものが見えるようになる」のです。
科学って、そういう世界認識のぎりぎりのところを追及して、「向こう側」へ踏み込む冒険なんですよ。「世界中でこれを見ているものは私一人なのだ」という歓喜に包まれる瞬間ですね。

http://www.astronomy2009.jp/ja/webproject/spgali/galinaka_006.html

ガリレオは、彼が作った望遠鏡を月に向けて、その表面に凹凸があることを発見しました。それだけでなく、山や谷、クレーターや比較的暗い月面の「海」と呼ばれる部分をスケッチしたり、これら凹凸の影の長さを測って、月と太陽と地球の位置関係から、山の高さを推定しました。こうして、ガリレオは、月の表面はつるつるではなくでこぼこした地形が存在することを明らかにしたのです。

ここにガリレオが描いた月のスケッチもあります。『星界の報告』岩波文庫からのものです。

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