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2019年11月 1日 (金)

ヤノネボンテンカ

0927_12yanonebontenka1 2019.9.27
中央に立つメシベの影が見えません。メシベが朝日の方を向いているのです。
花弁は回転放物面ではないけれど、ひょっとして多少は花の中央あたりは周囲より暖かいかもしれない。
衛星放送を受信するパラボラアンテナは、その焦点のところに電波を集めているのですね。
ひょっとして、この花は太陽からの「ささやき声」を集めて聞き入っているのかな、などと柄にもない想像をして、遊んでしまいました。
0927_12yanonebontenka2
メシベの影が見えます。ということは花が正確に太陽の方を向いてません。
受信状況が悪いでしょ。

★フクジュソウの花は、パラボラアンテナのように太陽光を集めて花の中を暖かくしている、という話を聞きます。

↓東京書籍のサイト。花の中の温度を測定しています。
https://kids.tokyo-shoseki.co.jp/kidsap/downloadfr1/htm/err40909/err40909/err44132-111.htm
フクジュソウの秘密と実験結果

↓参考に
http://www2.plala.or.jp/aki_ogawa/episode/fukujuso.html

フクジュソウの花弁は光沢のある黄色をして太陽の方を向いて咲くので、花の中は凹面鏡のようで外気温よりかなり(10℃近くも!)高くなります。花を訪れた昆虫はその暖かさでさらに元気になれます。 

 ポリネーターとして考えられるのが越冬中のハナアブの仲間です。というのも、フクジュソウが提供しているのは、花粉と”暖かさ”で、蜜は分泌していないからです。だから、多くの植物が利用しているハナバチの仲間はメインのポリネーターではないのです。尤も、咲くのは早春だから、まだ活動を始めていないハチたちをあてにはできません。

★チョウなどが翅をV字型に少し開いて、その開いた側を太陽に向けていることがあります。
チョウの翅には翅脈という脈が通っていますが、この脈の中には液体は通っていません。
羽化時、クシャクシャな翅を展開するために体液を翅脈に圧送して、翅を展開しますが、この役目が終わると、翅脈は空洞の管になります。翅を支える軽くて丈夫な構造材になるのです。
ということは、翅を広げて太陽光を受けて翅を暖めても、その熱を体に送ることはできません。

↓昔、描いた図。厳密じゃありません。「こんなイメージ」ということでご覧ください。
V_mirror
V字型に開いた翅の合わさるところに体があります。そうすると、入射した光は翅で反射を繰り返しながら奥へと進み、体に当たります。で、体が暖まる。ということになりますね。
こういう「日光浴」もあるのです。

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