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2019年11月25日 (月)

銅の錆び:緑青

1026_15rokushou 2019.10.26
これ、なんだかわかりますか?またしても教材。
いわゆる緑青の結晶です。それを立方体にカットしたもの。
渋谷の東急ハンズで見つけて購入したのでした。
「塩基性炭酸銅」とか「ヒドロキシ炭酸銅(II)」とか孔雀石とかマラカイトとか・・・。
色々な名前で呼ばれます。古くから知られてきたということの証ですね。
普通、CuCO3・Cu(OH)2 こう書くのかな。
でも、成分にもずいぶんバリエーションが多いようです。

顔料として油絵具や、岩絵具に使われますね。
一度、蒲田の日本画の画材店で岩絵具の緑を見て、買ったことがありますが、使ってしまいました。

★昔、緑青というと猛毒だ、ということになっていましたが、今ではほとんど毒性はない、という認識になっています。
重金属ですから、大量に摂取したらいけないでしょうけど、びくびく怖がるほどのものではないということです。
微量の銅は必須微量元素ということになっていますよ。

★「ホンモンジゴケ」という苔があります。大田区の池上本門寺で発見されたという話です。
五重塔からしたたり落ちる銅イオンを含んだ雨水を吸って、銅イオンを細胞壁にため込むという性質があるようです。
私の小学1年生の時の遠足はたしか学校から本門寺まで歩いていく、というものだったと記憶します。その後、世田谷で成長しましたが、本門寺はなんとなく地元の寺という感覚が残っていて、「本門寺で発見された苔だ」ということに、ひそかな誇りを感じたものです。

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%B4%E3%82%B1

ホンモンジゴケ
和名
ホンモンジゴケ

ホンモンジゴケ(Scopelophila cataractae)は、センボンゴケ科に属する蘚類で、銅ゴケの1種である。1934年(昭和9年)に新種として植物学雑誌において発表され、その際にホンモンジゴケの和名を与えられた。
概要
1910年(明治43年)共立薬科大学・桜井久一博士が池上本門寺の五重塔で発見して、その場所に因んで命名された。五重塔の相輪が銅で作られ緑青として流れ落ち、青色に染まった石垣であったという。その後の調査で、各地の神社や寺の銅屋根、青銅像、燈篭、精錬所、鉱山、などで発見された。また、熊本大学・野口彰博士の研究により、欧米の銅ゴケと同じ種であることが確認された。

 

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