身近な昆虫
2019.9.13
腕にとまったヒトスジシマカ。私の「身」にすごく近い位置にいるから「身近」ですね。
刺されたぞ。口が「身」の表面の皮膚の中に入ったから「身内」になってしまった。
下らないことを思いついて撮影。
雑然と茂った庭ですから、どうしても蚊を退治しきれません。しゃねぇやな。
★幼い子どもの言葉の発展の途中で。
「蚊にに刺された」「血がが出た」
というのがよくあるようですね。
「ちいさい言語学者の冒険」広瀬友紀 著、岩波科学ライブラリー259、2017年3月17日 第1刷発行
という本によりますと
こうした例はもともと1拍(1文字)の語にもっぱら見られるようです。1拍単語はたしかに座りが悪いから、2拍になるように単語の境界が見直される、もしくは助詞の音が重ねられています。
手を、お「てて」とか、目を、お「めめ」とかにしますよね。あれの拡張でもあるかもしれません。
「ちが」というのはどうも言いにくいものな。
幼い人は、いろんな間違いを繰り返しながら、言葉を獲得していきます。親は子どもの言葉には必ず応答するようにしてほしいですね。親の言葉と自分の言葉を比較しながら学んでいくのですから。
★「拍」という概念があります。音楽じゃなくて言語学でね。
文字数で5・7・5であっても、座りの悪い俳句もあれば、見かけ上の字数では「字余り」「字足らず」であっても、声に出して読んでみると、ちゃんとリズム感は落ち着きがいい、と言う俳句もあります。
字数だけではなく、拍で読むといいですよ。
音の後ろに「休符」のようなものを入れて読むと落ち着きがよくなることも多いです。
5・7・5をベターっとくっつけて読むことはないわけで、句の後ろに休符を入れて考えると、俳句の基本形は6・8・6なのかもしれませんね。
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