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2019年9月26日 (木)

アラバスターのフクロウ

前の記事で、装具の製作所へ行った話をしました。
骨折などで「ギプス包帯」のお世話になった方もいらっしゃるかな。私の場合、装具を作るためには、左脚の型をとって、それに合わせてまず仮の装具を作り、さらに調整して脚に合わせて完成させるのです。で、もう、ギプス包帯とは60何年かの付き合い。
包帯に、焼き石膏の粉末が付着させてあって、水に浸して濡らして脚に巻くと発熱・膨張しながら硬化して、型が取れるわけです。
石膏は英語でgypsum、ドイツ語だとGips かな。で、日本語でギプスとか、濁ってギブスなどと呼ばれています。
化学的には硫酸カルシウムです。
石膏 CaSO4・2H2O を加熱して結晶水の3/4を脱水し,CaSO4・1/2H2O としたものが焼き石膏。
石膏の良質な結晶の集合が「雪花石膏(アラバスター)」です。彫刻の素材になります。

で、やっとたどり着いたぞ。
0904_1hukuro1 2019.9.4
ハイ。アラバスターのフクロウさん。
0904_1hukuro2
裏を見るとアラバスターと書いてあります。
現役化学教師時代に、石灰石から大理石、石膏からアラバスター、というような話の時の教材として入手したもの。
蒲田東急プラザを歩いていたら、たまたま見つけて買ったのだったと記憶します。
化学は「もの」の学問。よい教材を探し求める「眼」が身についてしまいましてね。何を見ても教材に見えるんですよ。
未だにその癖は抜けません。これ、いい教材になるんだよなぁ、などとつい思ってしまうこともしばしばです。

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