オオカマキリ
2019.8.15
終齢幼虫。もう羽化が近いと思います。
翅の芽が2対。この狭い中で、折りたたまれた形で薄い翅が成長・収納されている。
そして羽化時には、翅脈に体液を送り込んで、翅脈がまっすぐになっていく力で翅を展開する。
よくまあそんなことができるものだと、昆虫の羽化を何度も見てきましたが、常に不思議でなりません。
人間が開発した、人工衛星などの太陽電池パネルの展開法は、昆虫の技にはまだ及んでいないと思います。
・三浦り折を対角線方向に伸ばすときれいに開くというのは有名ですね。
「三浦折り」を検索すると、折り方がすぐわかります。意外と簡単なので、この技を身につけると便利かも。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%A6%E3%83%A9%E6%8A%98%E3%82%8A
ミウラ折り
ミウラ折り(ミウラおり)とは、1970年に東京大学宇宙航空研究所(現・宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)の三浦公亮(現・東京大学名誉教授)が考案した折り畳み方である。ミウラ折りは、人工衛星の太陽電池パネルの展開方法を研究する過程で生み出された。身近なところでは携帯しやすさが求められる防災・観光用地図の畳み方などに使われている[1]。ミウラ折り(miura-ori)の名はBritish Origami Societyで名付けられたものである。完全に畳まれた状態と平面との移行(折り畳み・展開)の途中の状態は、二重波型可展面という可展面である。折紙の数学のテーマとしては剛体折紙の分野に属する。
2006年に新日本様式100選の1つに選ばれた。
↓三浦公亮氏へのインタビューです。是非どうぞ。
https://www.athome-academy.jp/archive/mathematics_physics/0000001014_all.html
「ミウラ折り」も、衛星「はるか」のアンテナも 閃きを数学的に解くことでつくり上げました。
潰れて強度が増す「ミウラ折り」の不思議
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