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2019年9月24日 (火)

カラスウリの蔓

↓9月20日の記事です。この記事の冒頭の写真に、カラスウリの蔓がコイルを巻いているのが写っています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/
2019年9月20日 (金) カラスウリ

↓その部分をトリミングしました。
0825_20karasuuri-3 2019.8.25
よく見てください。赤い矢印で指した部分を挟んで、コイルの巻きが逆転しているのです。

・茎から蔓を伸ばす。
・その先端部をゆっくり振り回すようにして捕まる場所を探す。
・先端が何かに触れて巻きつくと、蔓は茎を引き寄せて立たせ支えます。
ところが
蔓は成長はできても縮むことはできない。
そこで、蔓はコイルを巻いて全長を短くする。
ところが
蔓が茎から出た部分と、蔓の先端がものに巻きついた部分とは固定されているわけですから、コイルを巻くことができません。
嘘じゃない、実験してみてください。両端を固定された長い紐をコイル状に巻いてみてください。
そこで、蔓の一部をぐるぐる回すとその両側で反対向きのコイルができます。片方の巻きをもう一方の巻きで「解消」するんですね。全体としてはよじれていないのに、二つのコイルができるんです。

0919_15karasuuri 9.19
こんな状態を見てしまった。
どうしたのでしょう?
ギリシャ文字の「Ω」みたいになった部分を回転させてその両側に反対巻きのコイルを作ったのですが・・・
蔓の先端が巻きついたと思ったその部分が、細い棒状のものではなくて、コンクリートの柱のざらざらだったとか、かな。
先端が外れてしまったのではないか、と想像しました。

↓もう10年以上前の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_af88.html
2008年3月 6日 (木) 反転するコイル

 教師時代に使っていた「指示棒」というやつです。そこに、長さ40cmくらいの細い針金の両端をセロテープで固定しました。固定場所の間隔は15cmくらいですから、針金自体は長さが余って、たるんでいます。
この両端固定状態で片側から針金をコイルに巻こうとしても、これはほとんど無理です。コイルを巻くと、反対側も固定されていますからねじれが解消できずに動きがとれません。
 そこで、たわんだ針金の中央付近をゆるく折りまげ、この部分を指示棒に巻きつけていく、という形でコイルを巻いてみました。それが上の写真です。
 自然と反転するコイルの対が出来上がっていくのです。「右巻き」とか「左巻き」ということばは、あいまいさを含むので使わないことにして。
・・・
 植物はつるを伸ばして何かに先端を固定します。次に、そのつるの中央付近で、茎の片側を生長させて、「くの字型」をつくります。そうして、このくの字型がぐるぐる回るように茎の半面だけを成長させてコイルを巻いていきます。すると、自動的に反転するコイルが両側にできていくと同時に、つるの全長は短くなり、本体を引き寄せることになります。
 こんなストーリーを考えてみました。誰か、微速度撮影か何かで、つるの成長とコイルの巻き方を「早送り」で撮影して見せてくれないかなぁ。

この記事で使った写真です。指示棒に針金を巻きつけて作ったコイルから、指示棒を抜いてしまった写真です。
カラスウリの蔓とそっくりですね。
0305hariganecoil2
今回、すごい動画を見つけました。
「誰か、微速度撮影か何かで、つるの成長とコイルの巻き方を「早送り」で撮影して見せてくれないかなぁ」
と書いた、それがあったのです。NHKが撮っていた。こういう優れた画像をたくさん提供してほしいよな、NHKには。
変なチャラチャラした教育番組なんかやめて。

http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400232_00000&p=box
夏のヘチマ

1分31秒の動画です。対象はカラスウリではなくキュウリですが、蔓が巻くという点では全く同じです。
ぜひ見てください。私は感動しました。ほぼ私の論理的な想像通りでした。
「くの字型」をつくる位置が、私は中央付近と思っていましたが、より先端近くでした。そりゃそうだ、既に伸びてしまった部分はもう伸ばせませんものね。
動画の一部を切り取りました。
0920hetima5
反旋点の両側のコイルの数にも注目。
0920hetima6
巻き数が増えたでしょ。
ま、とにかく、見てください。

↓ここもかなり徹底的です。どうぞ。
http://bcaweb.bai.ne.jp/sashiba/turusyokubutu/makihige/makihige.htm

巻ひげの巻き方
「相手に巻きついた後は、伸びながら?、ひげの基部から巻きついている間が捩れ、コイルばね(つる巻きばね)状になる。
コイル部の巻き方向は基部側と先端側の中間を境にして逆になる、この境を「反旋点」と呼ぶ。」

「反旋点」という言葉はここで知りました。

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