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2019年9月10日 (火)

自由研究:プルバックカー

NHK・Eテレ、朝の6:55の「0655」から。
0815_1kenkyu1 2019.8.15
チョロQを再現してみようというお話。
商品名は出せないから、「プルバックカー」となっています。
0815_1kenkyu2
紙テープをゼンマイ代わりにして、後ろに引くとゼンマイが巻かれ、手を離すとゼンマイが弾けて前進します。
これはこれなりに、なかなかの出来でした。でもね・・・

★実際のチョロQはというと、確かに、後ろに引いてゼンマイを巻き、手を離すと飛ぶように前進していくのですが。
実際手に取って遊ぶと、ほんのわずかに後ろへ引いただけで、すごい距離を前進していきますよね。
昔、私もこれが不思議で、分解してみたことがあります。実にすごい工夫がなされていました。

前進時と後退時でギア比が変わる!」のです。

固定的に組まれた歯車の「上」に軸の片方が上下に可動な歯車が乗っている。回転の向きで、この歯車が噛んだりはずれたりするんです。それによってギア比を変更していました。
下に引用しますが、Wikipedia の「プルバック式」の項を見ると

ゼンマイを使うプルバック式動力では、後退の時のみギア比の大きい状態になるよう、内部の歯車が浮き上がるようになっており、ゼンマイの力で前進する時だけタイヤを高速回転させるような構造を持つものも多い。

こういう記述がありました。

↓こんなサイトもありました。
http://www.kumikomi.net/hazre/ocha_031/01.html

 それから,もう一つの大きな特徴は,チョロQの動力部分「プルバック・ゼンマイ(写真4)」.これこそが,少し後ろに引くだけで勢いよく急発進するチョロQの心臓部分です.
 親車とゼンマイを巻く歯車比を1:1.8,親車と車輪を回転させるギア比を1:22に設定してあります.これにより,後ろに引いた距離の12.2倍を前進します.

[写真4] プルバック・ゼンマイの完成品(左),分解したもの(右).この動力は,スケール・スピードに換算すると時速約800kmになるという.

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%ADQ

このプルバックはエンジンユニット内部のギアが所定箇所に滑り込む形でギア比が変更され、短いプルバック距離で動力をゼンマイ部にため込む。手を離すと、このプルバック用ギアが前進のためのギアに切り替わり、同製品に特徴的なダッシュ力を発揮する。車体を軽量化し過ぎるとタイヤが空転してしまうこともあるため、その場合は低トルクのエンジンが選択される。走行時は最終的にゼンマイに蓄えられた力が完全に解放され切った段階で後輪タイヤは空転するようになっており、あとは車体の惰性で滑走するようになっている。

タカラトミーの技術陣に完全に脱帽です。電池で動いて、電気的にコントロールするのではないのです。完全にメカニカルな機構。「20世紀の傑作」ですね。

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