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2019年9月

2019年9月30日 (月)

カヤツリグサ

0902_2kayaturigusa 2019.9.2
どういうわけか妻はカヤツリグサが大好き。

0903_15kayaturigusa 9.3
翌日にはこんなになっていました。

0917_3kayaturigusa 9.17
見事なものです。
いわゆる雑草ですけど、じっくり眺めるとなかなか繊細で趣があります。

カヤツリグサはカヤツリグサ科です。
paperの語源のパピルスもカヤツリグサ科です。

私共夫婦の世代だと、子どもの頃、夏は蚊帳を吊って寝ました。
蚊帳に出入りする時に、蚊が入らないようにする技があったりね。
蚊が入っちゃうと、朝、目を覚ますと、血を吸って丸くなった蚊が止まっていて、叩き潰すと蚊帳が血に染まったりしましたね。
蚊帳を畳むのには、それなりの技と腕力、身長が必要なので、自分で蚊帳をきれいに畳めるようになると、一人前になった気分なのでした。
古い話ですね。

ミント(かな?)

0901_20mint 2019.9.1
妻が撮影してきました。
アオジソじゃないようだし。
ミントかな、と思っています。
外で見つけると、「身元調査」が難しいなぁ。
園芸が絡むともう、ほぼお手上げですね。

グラジオラスの実

0901_13gladiorus1 2019.9.1
グラジオラスの実が熟していました。
0901_13gladiorus2  
種子はどんなかな?
種子の周囲を平らな翼のようなものが囲んでいるような構造です。
0901_13gladiorus3
アップにすると。
表面に細かい凹凸があるらしい。

風を受けて遠くへ種子を播こうという構造と思われます。

真剣白刃取り(?)

0901_12gladiorus
2019.9.1
グラジオラスがキバナコスモに斬りかかる。「秘剣 兜割り!」と。
キバナコスモスは平然と表情も変えずに受け止める。「これぞ真剣白刃取り」と。
超人的な技の応酬で。何せ、植物ですから。


https://www.hana300.com/guraji.html

Gladiolus は、ラテン語の「gladium(剣、小刀)」が語源。葉がとがった剣形をしていることから。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%A3%E9%97%98%E5%A3%AB

剣闘士(けんとうし、羅:Gladiator, グラディアトル、グラディアートル)は、古代ローマにおいて見世物として闘技会で戦った剣士。名前の由来は、剣闘士の一部がローマ軍団の主要な武器でもあったグラディウスと呼ばれる剣を使用していたことから来ている[1]。

ヒメイトカメムシ

0901_5himeitokamemusi 2019.9.1
これは翅が完成していますから成虫です。
成虫で、脚にまだら模様があるのは、ヒメイトカメムシです。
イトカメムシの場合、幼虫の脚にはまだら模様がありますが、成虫の脚にはない。
やっとこのことを知って、焦ったのでしたっけ。
食性もよくわからない。植物の汁を吸うという記述は多いのですが、アブラムシを捕獲して体液を吸うこともあるみたい。
小さくて、か弱そうな昆虫ですが、奥が深い。

(通称)野イチゴ

0901_3kusaitigo1 2019.9.1
困っているんです。白い花のイチゴというと、クサイチゴかな、と思ったのですが、葉の形が違うみたいな気がします。
クサイチゴの葉は先端がとがってませんか?
0901_3kusaitigo2
で、花弁の形が、なんだかなぁ。
仕方ないから「野イチゴ」といっておけば、概念的に広いでしょうからきっと間違いではないだろう。
決められないでいます。

2019年9月27日 (金)

ハスの葉の水滴

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-0d1ab4.html
2019年9月19日 (木) ハスの葉の上の水

↑この記事では、水滴というより、「水の溜まり」という感じの量の水を扱いました。

0919_8suiteki_1 2019.9.19
ハスの葉の上に小さな球場の水滴が乗っていました。
0919_8suiteki_2
接触角が大きいという写真が撮れるかなと、なるべく横の方から撮影。
迂闊にも、その場で意識していたのはその接触角のことだけ。
PCで見ながら考えるに、接触角の大きな撥水性の状態であるなら、水滴はコロコロ転がって、低いところへ行きますよね。
ところが、写真で見るように、緩い凸面の上の方に乗っている。庭ですから風も吹く。安定して存在できる状況ではないのではないか。
冒頭の写真をよくよく見ると、水滴の底面の中心付近の色が褐色だ。
0919_8suiteki_3
トリミングしました。
茶色い円形の部分があります。ここではおそらくハスの葉特有の水をはじく構造が壊れている。
その周囲には全反射による輝きが見えますから、ここでは水が弾かれて空気層が挟まっている。
この褐色の親水性部分に水滴がくっついていて、そのために凸面の高いところに存在できたのでしょう。

0920_7hasu 9.20
翌日、同じ場所を撮影。
小さな円い凹みがあります。ここに水滴がくっついていたのですね。
この凹みがどうしてできたのか、具体的にはわかりません。
単に季節が移ろって、ハスの葉が枯れ始めた時にできるものなのか。
ツマグロオオヨコバイがハスの葉の上にいるところを見ましたから、ツマグロオオヨコバイかなんかが口の針を刺して吸汁した、その傷みが跡になって残っているとか。・・・。

わかりませんが、このころを境にして、ハスの葉は急速に枯れていきました。

↓よい解説があります。接触角の説明も親切。
https://www.fia-sims.com/p40-interface-science.html
界面科学の基礎

竜巻

0831_2tatumaki 2019.8.29
秋田県男鹿市で観測された竜巻。
漏斗雲が下がってきて、海面に接触して、水を吸い上げると同時に周囲へ跳ね飛ばしてもいるようです。
海面近くがかなり霞んでいました。
海で止まっていてくれればいいけれど、陸へ近づいてきたら大変なことです。
「龍が天に上る」と見るのは、当を得ていますね。破壊力はまさしく龍のものでしょう。

気のせいでしょうか、この頃、竜巻被害をよく耳にするような。
気象現象の振れ幅が大きくなった。のでしょうか。

ネコハグモ

0829_14nekohagumo1 2019.8.29
ハイビスカスの葉でしたか。
ネコハグモの幼体がいました。
0829_14nekohagumo2
ギュッと脚を固めて頭を覆ってしまう姿は一人前。
巣が新しいのか、獲物の跡はありませんでした。
大きくなってください。

イチモンジセセリ

0829_13itimonjiseseri2 2019.8.29
デュランタで。朝の気温は大分下がってきましたが、元気に活動しています。

0901_6itimonjiseseri1 9.1
ランタナで。真正面ショットが撮れました。いいお顔。
0901_6itimonjiseseri2
この丸顔が何ともいえませんね。かわいい。
口元に注目
0901_6itimonjiseseri3
口を花の奥までぐ~っと挿しこんで、蜜を吸う。
おいしそうだなぁ。
楽しいひとときです。

ヒメハラナガツチバチ

0829_11himeharanagaf1 2019.8.29
ヒメハラナガツチバチのメスでしょう。
この写真ではごく普通の格好ですが
0829_11himeharanagaf2
ん?どうしたんだ?
後脚だと思いますが、上へあげました。どういうことだろう?
0829_11himeharanagaf3
片方をまだあげている。脚で身づくろいをするとか、そういう感じではないし。
意味不明な動作でした。ヘン。
0829_11himeharanagaf4
口の先にヒゲのようなもの、おそらく味見できるんじゃないか。
大きな顎がすごい。土を掘って、土の中のコガネムシの幼虫などを見つけて卵を産み付けるので、顎が発達しているのです。
ごついけど、ヒトに噛みつくわけじゃない。むやみと怖がらないことです。
もちろん手で捕まえたりしたら、死に物狂いで噛みついてくる、ということはあるでしょう。死にたくないもん。
ちょっかいを出さずに見ていてあげましょう。

アゲハ

0829_10ageha1 2019.8.29
キバナコスモスにアゲハが来ました。大型のチョウとはいっても、クマバチのような体重はない。花に乗っても傾いたりはしない。
0829_10ageha2
もう40数年も付き合っているチョウですから、勝手にすごく親しみを覚えています。
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ふわっと飛び上がって、他の花へ。
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おいしそう。

私が小学生のころ、国蝶を選ぶという話になって、オオムラサキとアゲハが確か候補になった。でオオムラサキになったのですが。私は71歳になった今でも、アゲハの方が国蝶にふさわしいと思っているんですよ。
日本全国にいて、誰でも親しめて、子どもにも飼育可能だし。
オオムラサキの実物を見たことのある人は少ないんじゃないかなぁ。

2019年9月26日 (木)

シオカラトンボ

0829_9siokaratonbom1 2019.8.29
シオカラトンボのオスが、じっとつかまっていましたので
そっと近づいて
0829_9siokaratonbom2
こんな写真。前脚1対を、頭部の後ろにギュッと引き付けているのがよくわかります。
なかなかね、はっきり撮るのが難しい。今回は落ち着いていてくれたのでうまく撮れました。ありがとう。

ハモグリガ

0829_1hamoguriga1 2019.8.29
キンカンの葉だったかな。膜が張られていて、中に幼虫が透けて見える。
カッターの先端で、そっと開くと
0829_1hamoguriga2
いました。こんな幼虫。ミカンハモグリガでしょうね、きっと。
どんな成虫なのか知りたくて検索してみましたが、なかなか成虫のよい画像がない。
↓これ、どうでしょう。
https://www.boujo.net/handbook/newhandbook2/%E3%83%9F%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%A2%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%AC-2.html
ミカンハモグリガ

何となく見かけたことのあるガのような気もします。
奥深いなぁ。

アラバスターのフクロウ

前の記事で、装具の製作所へ行った話をしました。
骨折などで「ギプス包帯」のお世話になった方もいらっしゃるかな。私の場合、装具を作るためには、左脚の型をとって、それに合わせてまず仮の装具を作り、さらに調整して脚に合わせて完成させるのです。で、もう、ギプス包帯とは60何年かの付き合い。
包帯に、焼き石膏の粉末が付着させてあって、水に浸して濡らして脚に巻くと発熱・膨張しながら硬化して、型が取れるわけです。
石膏は英語でgypsum、ドイツ語だとGips かな。で、日本語でギプスとか、濁ってギブスなどと呼ばれています。
化学的には硫酸カルシウムです。
石膏 CaSO4・2H2O を加熱して結晶水の3/4を脱水し,CaSO4・1/2H2O としたものが焼き石膏。
石膏の良質な結晶の集合が「雪花石膏(アラバスター)」です。彫刻の素材になります。

で、やっとたどり着いたぞ。
0904_1hukuro1 2019.9.4
ハイ。アラバスターのフクロウさん。
0904_1hukuro2
裏を見るとアラバスターと書いてあります。
現役化学教師時代に、石灰石から大理石、石膏からアラバスター、というような話の時の教材として入手したもの。
蒲田東急プラザを歩いていたら、たまたま見つけて買ったのだったと記憶します。
化学は「もの」の学問。よい教材を探し求める「眼」が身についてしまいましてね。何を見ても教材に見えるんですよ。
未だにその癖は抜けません。これ、いい教材になるんだよなぁ、などとつい思ってしまうこともしばしばです。

杖やすめ

0828_8tueyasume 2019.8.28
私の左脚の装具の膝あてに、部分的に劣化が生じてきまして。長く使ってますから当たり前ですが。
装具を作ってもらった製作所へ、修理を依頼に行きました。
待合室のテーブルの縁に「杖やすめ」という商品が固定してあって、助かりました。
商店でも医院でもなんでも、カウンターがあるところでは、ぜひこういう「杖置き」を設置していただけると助かります。
何か買い物をして、財布を出す、カードを出す、そういう時は、両手を使いたいですよね。
ところが、ステッキ、杖を倒れないように立てかけるのが意外と難しい。
倒れると、店員さんが親切に拾ってくれたりもしますが、それよりはカウンターに杖置き・杖ホルダーを設置しておく方が本当の親切でしょう。ステッキだけじゃなく、日傘を使う方も多いのですから、必需品だと思いますけどね。そう高価なものじゃなし。ぜひ設置してください。
ぬいぐるみなどの、ぶつかっても痛くないような角の丸っこい物体をカウンターから少しはみ出すように固定しておくと、カウンターの縁と物体のはみ出し部分に「引っ込んだ角」ができますので、それでもいいんです。そんな工夫も楽しいでしょう。

冒頭の写真は商品ですが、社名を出しておきました。
「杖」という字の木偏の縦棒がステッキになっていたりして、楽しい。
宣伝になってもいいだろうと考えました。

「杖おき」とか「杖ホルダー」で検索するといろんな商品が見られます。どうぞ。

パンダ、しっぽは黒?白?

0828_2panda 2019.8.28
知っているようでいて、正面切って問われると困惑する、というやつです。
NHK・Eテレ0655のクイズ。
「白」なんですけど。
ぬいぐるみやキャラクターで「黒」というのもありますよね。
実物を見ないでデザインしちゃったのでしょう。
あぶないあぶない。

カタツムリ

0827_16katatumuri 2019.8.27
カタツムリにもいろいろ種類があるのですが、私はほとんどわからない。
大きいの、小さいの、くらいだな。自分が子供のころは結構大型のカタツムリを見ましたけど、最近は殻の直径が1cmくらいの小さいのばかりです。
写真のカタツムリが何という種かわかりませんが、ウスカワマイマイというのが記憶に引っかかっているので、候補です。
同定できますでしょうか?

2019年9月25日 (水)

ツマグロオオヨコバイ

0827_11tumaguroooyokobai 2019.8.27
この、半透明な黄色い体を見ると撮影したくなる。かわいいでしょ。
眼というものがいかに大事かがわかります。
白い覆いは眼の中に脇から光が入らないようにするためのもの。眼の中は暗室でなければ困る。
中心部は光を中へ取り込んで情報を取り出すのですから、光は出てこないので黒い。
{透明人間が目でものを見るのであれば、そこでは光が吸収されますので、目だけは黒くなるはずなんです。}

0905_7tumaguroooyokobai1 9.5
成虫。ハスの葉の中央付近。ツマグロオオヨコバイは「褄黒大横這」。
実際、葉の上などにいるところを見つけて、近寄ると、ツツッと横這いして裏へ回り込んでしまう。
とてもすばやい。「横這い」という技には当然長けています。
でもなあ、君なあ、ハスの葉は広いぞ~。横這いしても、そう簡単には裏へ回れないぞぉ。と、内心、からかってやりました。
0905_7tumaguroooyokobai2
チ、写真撮られてら。ハスの葉の縁は遠いなぁ、と思ったかどうか。

0914_6tumaguroooyokobai 9.14
幼虫と成虫が並んでいました。
食べものが同じですから、こういうこともあるのです。
成虫と幼虫で食べ物が異なると、こんなことにはなりません。

白髭咲きアサガオ

0827_10sirohige2 2019.8.27
割れてます。つながっていたのが裂けたのではなく、最初から裂けた状態に花弁を作ったように思われます。
0827_10sirohige3
まるでチョウチョですね。
白髭を形成する遺伝子の活動が「奔放」になってしまったか。

ヤマトシジミ

0827_7yamatosijimi1 2019.8.27
イチモンジセセリやヤマトシジミなどの小型チョウが今、元気。
0827_7yamatosijimi2
見事な表裏を見せてくれました。
意外とね、ヤマトシジミの翅の表って見てないかも。

0905_9yamatosijimi 9.5
背面から陽射しを受けています。影を意識すると、その時の太陽との位置関係がわかりますし、体を暖めようとしているのか、受光面積を減らそうとしているのか、など、「虫の気持ち」の一部がわかりますよ。

★ところで、今、私は不安を感じています。
http://www.j-nature.jp/butterfly/zukan/yokunita/sijimi1.html
ヤマトシジミ、ルリシジミの見分け方

こういうページなのですが。
ヤマトシジミとルリシジミ、なんて意識して見たことはなかった。
両方とも普通種らしいので、ひょっとして私は混同したままでいるのかもしれません。
かなり見分けは厄介そうです。
注意深くならなくっちゃ。

バジル

0827_2bazil 2019.8.27
さすがシソ科。香りますねぇ。香りとして嗅ぐぶんにはいい香りですが。
実は私は食品の香りが苦手。眺めて、嗅いで、食べません。花の香りのお茶とか紅茶もだめだなぁ。

シオカラトンボ

0825_24siokaratonbof
2019.8.25
先日は何か獲物を食べているところを見ましたが、今回は休憩中のメス。
玄関脇のトクサにつかまっていました。

0826_9siokaratonbom
8.26
この日はオスを見ました。
近辺で増えてほしいですね。
トンボが少ない。水環境が悪化しているのかもしれません。

このごろ、アキアカネをほとんど見ていません。秋のある日、群れをなして線路柵や電線にとまるのを毎年のように見たのですが。
今年は全然。私は「アカトンボの集会」と勝手に呼んで、楽しみにしているのですけど。
アキアカネは夏には涼しい山の方へ移動する、ということはよく聞きます。
移動するという事実はあるようですが、それが避暑なのかどうか、必ずしも確証はない、ということも聞きます。

↓朝日新聞デジタルの記事から引用

赤トンボ、季節外れの大群 冷夏で山行かずにのんびり?(2019年7月17日05時43分)
 7月に入っても最高気温が30度を超えない日が続く千葉県習志野市で、赤トンボの一種「アキアカネ」が大量にいるのが見つかった。NPO法人「日本アンリ・ファーブル会」幹事で習志野市に住む近藤佳幸さんが市内の公園にいるのを確認し、カメラにおさめた。
 近藤さんによると、同市秋津の団地の中にある児童公園で9日朝、100匹近いアキアカネの群れが木に止まったり、上空を飛んだりしていたという。「この時期にこれほどの群れを見たのは初めて」と話す。
 多摩動物公園(東京都日野市)の動物相談員、三枝博幸さんによると、アキアカネは平地の水辺で育って初夏に羽化するが、夏の暑さが苦手で、涼しくなる秋ごろまで標高の高い山間部へ移動して「避暑」をするという。「今年は平地でも涼しい日が続いているため、山へ行かずに残っているのでは」という。
(後略)

何にしても、ごく普通の気候で普通の生活をしたいですね。

ヒメアカタテハ

0826_7himeakatateha 2019.8.26
今年はヒメアカタテハをよく見ます。デュランタの花に来ていました。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/hime-akatateha.html
ヒメアカタテハ
↑幼虫図鑑です。

このサイトによると、幼虫の食草は
「ヨモギ(蓬),ゴボウ(牛蒡),ヨモギ(蓬),ハハコグサ(母子草)などのキク科植物,カラムシ(苧),エゾイラクサなどのイラクサ科の植物」
ということですので、それはいっぱいあります。
でも、まだ幼虫を見たことがありません。一度、見てみたいものです。タテハチョウですからね「派手派手しい」はずです。
リンク先でも見られます。イモムシが苦手でなければ、どうぞ。

2019年9月24日 (火)

彼岸花

彼岸花特集の第2弾。彼岸花そのもの。
線路柵のところにずいぶん昔に植えて、以来、自力で少しずつ範囲を広げています。移動手段はないのに、球根を隣に作る、また隣に作る、と広がってきたのだと思います。

0915_2higanbana4 2019.9.15
あまりに多種類の植物が茂ってしまったので、妻が手を入れて空間を作ってみたら、つぼみが立っていました。

0919_14higanbana 9.19
中から赤い花の予感。まさしく「赤ちゃん」と呼ぶべきか。

0922_15higanbana 9.22
つぼみが6つ。開花の準備は整いました。

0923_2higanbana2 9.23
そして、彼岸の中日23日の朝。
一気に同時に咲きました。黄花彼岸花では少し開花に時間差がありましたが、彼岸花では同時開化でした。
後で彼岸花の学名のところで出てきますが、「放射状」に並ぶというのが、特徴です。黄花の方もね。
0923_2higanbana4
横顔も見てやってください。
これから、どんどん続くはず。追々、ご報告します。

★学名について。季節の花300というサイトは学名に説明があって、助かります。
https://www.hana300.com/higanb.html

・学名
  Lycoris radiata
   Lycoris : ヒガンバナ属
   radiata :放射状の舌状花をもつ
   Lycoris(リコリス)は、ギリシャ神話の海の女神「Lycoris」の名前から 採ったもの。花がとても美しいことから。

「radiata」なのですね。
英語の radiate, radius などはラテン語の「RADIUS」が語源です。
(小型の石油コンロのラジウスはこれを作ったスウェーデンの会社の社名ですから、放射や半径とは関係ありません。)

黄花彼岸花でも彼岸花でも「放射状」であることが名前になるというの、面白いですね。

★朝日新聞の朝刊コラム「折々のことば」から。

折々のことば:1584 鷲田清一
2019年9月18日05時00分

 生物は、つねに余裕をもった生活をしている。そしてその余裕を惜し気もなく利用したいものに利用さしている。
 (今西錦司)
    ◇
 ヒガンバナは、花は咲いても実はならない。繁殖は地下茎でおこなう。だから昆虫に受粉を助けてもらう必要がないのに、立派な花を咲かせ、そこを訪れる蝶(ちょう)に花蜜を差し出す。植物はさまざまな動物に食われ放題。人のように「我利我利亡者」ではなく、「のびのびと」動物たちを養っていると生態学者は言う。随想「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」から。

ちょっとなぁ、今西さんがそういう風に言うかな。
彼岸花は遺伝子が3倍体で、2で割れませんので、生殖細胞がうまく作れずに、不稔になっているのです。
たまに、何かの拍子に3倍体が1+2に分かれることでもあるのかな、結実することはあるようですけれど。
決して、ゆとりで動物を養っているわけではないと思うのですが。
進化というのは、多様性を産みだして、多様な環境に適応していくことですから、不稔性の植物はかなり危うい。環境の激変や病気の流行などがあった場合に、それに耐えきれるかどうか。ぎりぎりの生き方をせざるを得ないのだ、と私は理解しますが。むしろ彼岸花は窮地に立っているという気がします。

★読書から
「ヘンな名前の植物」藤井義晴 著、化学同人刊、2019.4.30 第1刷発行
p.136から引用
山口百恵さんの「曼殊沙華」に触れて
「曼殊沙華は本来仏教でいう天上の四つの理想の花の一つ manjusaka なので正しい発音と言えます。」

へぇ、そうなんだ、と調べてみたら。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%8A

ヒガンバナ(彼岸花、学名 : Lycoris radiata[1])は、ヒガンバナ科[2]ヒガンバナ属の多年草である。曼珠沙華(マンジュシャゲ、またはマンジュシャカ サンスクリット語 manjusaka の音写)、学名からリコリス・ラジアータとも呼ばれる。

そうだったのか、今頃になって知りました。なお「manjusaka」の「s」はアルファベットの「s」ではなく、下にヒゲのつくような文字らしいですが、表記できないので、「s」で代用します。

↓大谷大学のHPから
http://www.otani.ac.jp/yomu_page/b_yougo/nab3mq0000000rnh.html

 『法華経』の巻第一序品に、釈尊が多くの菩薩のために大乗の経を説かれた時、天は
蔓陀羅華・摩訶曼陀羅華・蔓殊沙華・摩訶蔓殊沙華
の四華を雨(ふ)らせて供養した、とある。
 「マンジュシャカ」は古代インドのサンスクリット語で「赤い」の意で、語義は未だ詳らかでないが、中国で音を写して字を宛て、中国に存在した花に比定したものと推定される。

山口百恵さんの曼殊沙華は、恋という激情の中で、正気と狂気の危うい狭間を揺れる「心」を歌い上げていましたね。
好きな歌です、でも怖い歌かもしれません。

黄花彼岸花(鍾馗水仙)

●今年、2019年の彼岸は、23日の秋分を挟んでの1週間。20~26日なのですが。

「彼岸花」特集の記事を2つ。
先ずはタイトルの「黄花彼岸花(鍾馗水仙)」です。
園芸店で球根を購入したのですが、その時のタグは「黄花彼岸花」でしたので、それで通していきます。
ただ、「鍾馗水仙」という名前もあって、その方が主流なのかな。ま、ご勘弁ください。

0914_1kibanahiganbana 2019.9.14
茎の先端の「包み」の中から、つぼみが2つ顔を出しました。

0917_2kibanahiganbana1 9.17
17日には、2輪とも咲きましたが、この茎にはもうつぼみはない。
この隣に、もう一本茎が立ち上がりまして、大きめな感じ。

0919_1kibanahiganbana 9.19
つぼみが7つ出てきました。
先行した2輪もまだ元気。

0921_2kibanahiganbana 9.21
この日、まず1輪咲きまして。

0922_1kibanahiganbana1 9.22
翌日、5輪。放射状に咲きました。

0923_1kibanahiganbana1 9.23
そして彼岸の中日・秋分の日に7輪咲き揃いました。
律儀な花ですねぇ。ジャスト彼岸の中日に咲ききるとは。
0923_1kibanahiganbana2
この豪華な姿を見てやってください。
部屋の雨戸を開けると、目の前に置いてありまして。
毎朝のように、おぉ~、っと声をあげてしまいました。
贅沢な愉しみ、といってもいいでしょう。
ありがとう。

ハラナガツチバチ

0826_6haranagatutibati 2019.8.26
ナンテンの葉の上にいたのですが。遠くて高い位置。これしかアングルがない。
ちょっと大型ですが、スズメバチ・アシナガバチの仲間ではありません。
毛の具合が違う。大型のハチを見るとドキッとするかもしれませんが、見分けてください。
危険なものをむやみと怖がることの方が危険なのです。化学の実験でも、毒だ毒だと怖がって尻込みしながら実験するとかえって危険度が増す。
対象の性質をよく知ることが安全につながるのです。
話を戻して、このハチ、ハラナガツチバチの仲間ではないかと思うのですが、「キンケ」か「ヒメ」か、確定できません。
もっと近寄りたかったのですけれど。

ナガエコミカンソウ

0825_21nagaekomikansou1 2019.8.25
花ですね。葉の付け根のところから花が出ています。
0825_21nagaekomikansou2
小さくて地味な花です。ここに写っているのは萼と子房とメシベの柱頭です。
花弁はもう落ちていました。時々思い出して見に行く、という対象なので、花の一番の時期を見落としてしまいました。

0826_5nagaekomikansou 8.26
妻が別の株で撮影。
お皿の上に実が載っているような。面白い情景です。

↓参考
http://mikawanoyasou.org/data/nagaekomikansou.htm
ナガエコミカンソウ  長柄小蜜柑草

スネルの法則+余談

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-126ed3.html
2019年9月20日 (金) 全反射:余話
↑ここで、スネルの法則について触れました。
「『スネルの法則』は非常にポピュラーですが、『スネルの窓』はあまり知られていないかも。」
全反射の話をするときには、その概念だけで話をしてきましたが、実際には、臨界角は物質によって異なるのだし、それは計算できるのです。

★屈折に関するスネルの法則をまず少し扱いましょう。
0919snellslaw
非常に単純な形で書きました。波の速度がどうのこうのとか、ホイヘンスの原理がどうのこうのというのは省略。
単純に入射(incident)角i、屈折(refraction)角r だけでいきます。
0919snellslaw1 
この部分が法則の肝です。
でもねぇ、三角関数の分数形ですからね。「これは公式なんだ!」と必死に暗記したかもしれませんね。
分数というものに既に混乱があるかもしれません。「数」「割合」「比」など。
あまり明瞭に言われないのですが、分数は比の表現でもあるということも身につけてください。

比は
a:b=c:d
というような表現が多いのですが、これだと演算などが施しにくい。
a/b=c/d
という表現にすると、演算が簡単。幾何学で辺の長さの比を扱う時など、分数形でないとやってられません。

さて、三角関数の比として屈折の法則は表現されているのですが。
初めの図にあるように、入射点を中心として半径ℓの円を描き、三角関数を単純な三角比として表現します。
そうして、共通項を消せば
屈折率 = AB/CD
になってしまいます。
もし屈折しないでまっすぐ進めばAB/A’B’=1ですが
「屈折しちゃった」「進路が曲がった」ので、AB/CDとなります。
図のように曲がった場合はAB>CDなので、1.●●というような数値になります。
サインの分数形から、どのくらい曲がったのかという長さの比に変わりました。

この比の値が入射角に関わらず一定だというのがスネルの法則です。

どうでしょう、少しはすっきりしませんか?
こういう視点を授業でやったら生徒は楽なんだと思うけどな。
「公式を覚える」というのはやめにしましょう。
意味さえ分かっていれば、公式なんぞは、その場で自分で作ればいいんです。
そんな授業をしたかったよなぁ。できたかどうか、わかりませんが。

★臨界角の求め方
ここでは逆関数が出てきますが、ガマンしてください。そうなんだぁ、でいいです。
臨界角というのはiが90°のときのrですね。
で、rの求め方は次の通り。
Rinkaikaku
屈折率は理科年表とかネットでの検索でもわかります。

逆三角関数は、関数電卓にはありますので、お持ちでしたらそれを使ってください。
ウィンドウズのアクセサリーにも電卓があります。
Dentaku1
こういうの。
ここで「↑」をクリックすると
Dentaku2
こうなって、逆三角関数が使えるようになります。角度単位はDEGでどうぞ。

画面上のテン・キーをクリックするか、キーボードのテン・キーを指で叩くかして「1.333」を入力し、「1/x」をクリックし、「sin-1」をクリックすると、答えが出ます。
Dentaku3
その状態でキーボードでCtrl+Cを行って、エディタに戻ってCtrl+Vするとこうなります。
(数値をマウスでドラッグする必要もありません)

48.606626391690272740801538458138

出てきた数字をもったいながらないで、有効数字4桁くらいに丸めてしまいましょう。
48.61度が水の臨界角です。
ダイヤモンドなら、屈折率は2.420で臨界角は24.41度になります。

↓ウィキで
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%81%AE%E7%AA%93
「水中から見上げたとき、水面より上にある全てのものが約97度に開いた円錐の中に収まって見える現象である[3]。この現象が起こるのは、光が水中へ進むときにスネルの法則に従って屈折するからである[4]。スネルの窓の外側の領域は完全に真っ黒か、もしくは水中にある物が水面で全反射して映る。」
こう記述されていたのは臨界角の2倍で約97度なんですね。
これからは自分で計算できます。

ダイヤモンドの臨界角は小さい。で、ブリリアンカットのダイヤモンドは、全反射を利用して輝かせているのです。
ダイヤモンドに光が入ると時出る時の屈折率も大きいので、虹色の輝きが強いのです。

ま、生活の中の物理というのも、なかなか楽しいものでしょ。

★蛇足:反射角もよくrで書きますが、これは reflection の頭文字です。

カラスウリの蔓

↓9月20日の記事です。この記事の冒頭の写真に、カラスウリの蔓がコイルを巻いているのが写っています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/
2019年9月20日 (金) カラスウリ

↓その部分をトリミングしました。
0825_20karasuuri-3 2019.8.25
よく見てください。赤い矢印で指した部分を挟んで、コイルの巻きが逆転しているのです。

・茎から蔓を伸ばす。
・その先端部をゆっくり振り回すようにして捕まる場所を探す。
・先端が何かに触れて巻きつくと、蔓は茎を引き寄せて立たせ支えます。
ところが
蔓は成長はできても縮むことはできない。
そこで、蔓はコイルを巻いて全長を短くする。
ところが
蔓が茎から出た部分と、蔓の先端がものに巻きついた部分とは固定されているわけですから、コイルを巻くことができません。
嘘じゃない、実験してみてください。両端を固定された長い紐をコイル状に巻いてみてください。
そこで、蔓の一部をぐるぐる回すとその両側で反対向きのコイルができます。片方の巻きをもう一方の巻きで「解消」するんですね。全体としてはよじれていないのに、二つのコイルができるんです。

0919_15karasuuri 9.19
こんな状態を見てしまった。
どうしたのでしょう?
ギリシャ文字の「Ω」みたいになった部分を回転させてその両側に反対巻きのコイルを作ったのですが・・・
蔓の先端が巻きついたと思ったその部分が、細い棒状のものではなくて、コンクリートの柱のざらざらだったとか、かな。
先端が外れてしまったのではないか、と想像しました。

↓もう10年以上前の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_af88.html
2008年3月 6日 (木) 反転するコイル

 教師時代に使っていた「指示棒」というやつです。そこに、長さ40cmくらいの細い針金の両端をセロテープで固定しました。固定場所の間隔は15cmくらいですから、針金自体は長さが余って、たるんでいます。
この両端固定状態で片側から針金をコイルに巻こうとしても、これはほとんど無理です。コイルを巻くと、反対側も固定されていますからねじれが解消できずに動きがとれません。
 そこで、たわんだ針金の中央付近をゆるく折りまげ、この部分を指示棒に巻きつけていく、という形でコイルを巻いてみました。それが上の写真です。
 自然と反転するコイルの対が出来上がっていくのです。「右巻き」とか「左巻き」ということばは、あいまいさを含むので使わないことにして。
・・・
 植物はつるを伸ばして何かに先端を固定します。次に、そのつるの中央付近で、茎の片側を生長させて、「くの字型」をつくります。そうして、このくの字型がぐるぐる回るように茎の半面だけを成長させてコイルを巻いていきます。すると、自動的に反転するコイルが両側にできていくと同時に、つるの全長は短くなり、本体を引き寄せることになります。
 こんなストーリーを考えてみました。誰か、微速度撮影か何かで、つるの成長とコイルの巻き方を「早送り」で撮影して見せてくれないかなぁ。

この記事で使った写真です。指示棒に針金を巻きつけて作ったコイルから、指示棒を抜いてしまった写真です。
カラスウリの蔓とそっくりですね。
0305hariganecoil2
今回、すごい動画を見つけました。
「誰か、微速度撮影か何かで、つるの成長とコイルの巻き方を「早送り」で撮影して見せてくれないかなぁ」
と書いた、それがあったのです。NHKが撮っていた。こういう優れた画像をたくさん提供してほしいよな、NHKには。
変なチャラチャラした教育番組なんかやめて。

http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400232_00000&p=box
夏のヘチマ

1分31秒の動画です。対象はカラスウリではなくキュウリですが、蔓が巻くという点では全く同じです。
ぜひ見てください。私は感動しました。ほぼ私の論理的な想像通りでした。
「くの字型」をつくる位置が、私は中央付近と思っていましたが、より先端近くでした。そりゃそうだ、既に伸びてしまった部分はもう伸ばせませんものね。
動画の一部を切り取りました。
0920hetima5
反旋点の両側のコイルの数にも注目。
0920hetima6
巻き数が増えたでしょ。
ま、とにかく、見てください。

↓ここもかなり徹底的です。どうぞ。
http://bcaweb.bai.ne.jp/sashiba/turusyokubutu/makihige/makihige.htm

巻ひげの巻き方
「相手に巻きついた後は、伸びながら?、ひげの基部から巻きついている間が捩れ、コイルばね(つる巻きばね)状になる。
コイル部の巻き方向は基部側と先端側の中間を境にして逆になる、この境を「反旋点」と呼ぶ。」

「反旋点」という言葉はここで知りました。

2019年9月20日 (金)

カラスウリ

0825_20karasuuri1 2019.8.25
妻に「カラスウリだ」と言われて、「あ、そうか」と気づいた私。うっかり者。
0825_20karasuuri2
右上の葉をトリミング。
葉に食痕がありますね。これのもっとすごいのを見つけました。

0901_11trench2 9.1
この円形を見てください。すごいでしょ。
クロウリハムシの仕業です。
クロウリハムシが体をコンパスのように使って、溝を掘ったのです。
葉を傷められたカラスウリが被害を防ぐために送ってくる摂取阻害物質を、葉に円形の溝を掘って遮断して、その円内を食べたのです。
「溝を掘る」ということで、トレンチ行動といいます。詳しい解説は過去記事でどうぞ。

↓過去記事。この記事の終わりでリンクした参考サイトのURLを再掲します。是非お読みください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-9715.html
2013年10月22日 (火) クロウリハムシ トレンチ行動

↓参考サイト。
http://blog.goo.ne.jp/mushidoko64/e/be8463a63165e16615f92d3ae8d144e2
虫目で歩けば

0915_11karasuuri 9.15
葉の縁を円形にかじっていますが、葉の付け根の方を向いていますね。そちらから摂取阻害物質が送られてくるからですね。
ちゃんと知っていて、効率よく溝を掘っているのでしょう。

オオカマキリ、ジョロウグモ

0825_18jorougumo 2019.8.25
大分成長したジョロウグモ。

0825_19ookamakiri
セミを捕獲して食べていたオオカマキリ。

どちらも台風15号の後、姿を消しました。
強風でどこかへ移動したか飛ばされたか。
死んだとは思わないのですが、私共の通常の視界からは消えてしまいました。
9月です、カマキリの寿命が終わりに近づく季節。繁殖できるといいのですが。
気にかけながら、家の周りを散歩しています。

アサガオにて

0829_6kanigumo1 2019.8.29
青紫のアサガオがきれいだな、と撮影。
またしてもぼんやりまなこで、PC上で発見。
何かいる。
0829_6kanigumo2
トリミングしてみたら、これ。
よくわかりませんが、カニグモの仲間の幼体ではないか。
そんな気がしますが、信用しないでください。
花にクモ、さすがですね。

スイフヨウにて

0825_13suihuyou1 2019.8.25
高いところで咲くと、どうしても青空を背景にして撮りたくなります。
0825_17suihuyoukumo1
花弁の縁がほんのりうっすりピンクになってきはじめたかな、と撮ってPCで見たら。
何かいる
0825_17suihuyoukumo2
トリミングしてみたらこうでした。
上にいるのはイトカメムシでしょう。
手前の葉の縁ににクモがいる。ハエトリグモの仲間の後姿のようですから、イトカメムシを狙っているのではないか。
そういう緊迫したシーンだったのか、と後から。
どうなりましたことやら。

0825_14nekohaetori
これはスイフヨウとは全然別の場所で見かけたネコハエトリです。
メスの幼体だと思いますが、かわいい。
で、この姿と、スイフヨウの写真に写っていたクモと。
どうでしょう、似ていないかなぁ。と、推測してみました。

ニチニチソウ

0825_10nitinitisou  2019.8.25
このピンクが何ともいえず「佳い」ですね。

0829_2nitinitisou 8.29
花期が長いので、毎日玄関を出ると足元が楽しい。
こういう花が大田区の「地域の花」に選定されて嬉しいな。

全反射:余話

1:照明
 これは、私が中学校か高校かで全反射について学んだ時に先生が話してくれたものです。
0917zenhansha

前の記事で使った図にちょっと手を加えました。
ショールームか何かに、ちょっとした大きさのプールというか水槽を設置します。
底部の中心に光源を置く。AとBは光源から出た光がちょうど臨界角になる位置です。
このAB間の位置に、直径ABの円盤を設置する。
そうすると、光源から出て円盤に当たる光は、円盤がなければ屈折して外へ出てくるはずですが、円盤に遮られて出てきません。
円盤ABの外へ向かった光は、入射角が臨界角より大きいので全反射してプールの底を照らします。もちろん外へは出てこない。
ということは、このプールのそばに立った人は、どう頑張っても光源を直接見ることはできないのですね。
でも、プール内は明るいのです。きっと不思議な感覚に包まれることでしょう。
光源が見えないのに光が充満している。
とまあ、こんな話。

↓このサイトに同じ話が載っています。
http://www.wakariyasui.sakura.ne.jp/p/wave/kouha/zennhannsya.html
全反射

「入射角が臨界角より小さくなるような領域を障害物で覆うと、光は向こう側に到達できなくなります。上から見たときに光源が見えなくなるということです。このとき、入射角が臨界角より大きくなるような領域は覆う必要はありません。」

2:水中から水面を見ると
上の水中からの照明の光線を逆向きにします。
0918snellwindow

つまり水底に観察者の眼があり、プールの底から水面を見るのです。

そうすると、明るい円形が見えます。
水の外からくるすべての光線は、ABを直径とする円を底面とする円錐の中に納まってしまうんですね。
「スネルの窓」といいます。
「スネルの法則」は非常にポピュラーですが、「スネルの窓」はあまり知られていないかも。

↓参考にどうぞ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%81%AE%E7%AA%93


スネルの窓
スネルの窓(スネルのまど、英: Snell's window)またはスネルの円(スネルのえん、英: Snell's circle[1])、もしくは光学的マンホール(こうがくてきマンホール、英: optical man-hole[2])とは、水中から見上げたとき、水面より上にある全てのものが約97度に開いた円錐の中に収まって見える現象である[3]。この現象が起こるのは、光が水中へ進むときにスネルの法則に従って屈折するからである[4]。スネルの窓の外側の領域は完全に真っ黒か、もしくは水中にある物が水面で全反射して映る。


3:光ファイバー
↓1の項目でリンクした同じページの下の方に「光ファイバー」の話も載っていて

インターネット通信などに使われる光ファイバーケーブルは、屈折率の大きいガラスなどの素材を中心部に使い、外周部に屈折率の小さい素材を使い、光信号が中心部を全反射しながら進んでいくという仕組みの通信ケーブルです。

こうあるのですが。間違いではないけれど。全反射を使うと、長距離を伝わると波形が乱れたり、反射で位相が乱れたりするんですね。
で、全反射ではなく、ファイバーの中心部と周辺部で屈折率のなだらかな変化をつくり、伝わる光線が波のような進路を描くようにしてやると、波形が乱れにくくなります。
すごい技術ですね。私のパソコンの通信環境も光ファイバーです。毎日お世話になっています。
子どもの頃には想像もつかなかった技術です。

↓TDKのサイトです。
https://www.jp.tdk.com/techmag/knowledge/200811u/index.htm
第105回 通信用だけじゃない −光を届ける光ファイバー−

↓ウィキペディアから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC

グレーデッド・インデックス型
グレーデッド・インデックス(Graded index、GI)型は、屈折率分布型とも呼ばれ、コアの屈折率が動経方向に対して二次関数的に連続変化するようなものである。中心から離れるに従って屈折率を小さくしているため、光が徐々に屈折しコアに閉じ込められることになる。また、媒質中の光の速度は屈折率に反比例するため、光の速度は中心から離れるにつれて速くなる。これにより、斜めに進む光と直進する光が端から端まで到達する速度は同じになり、伝送波形が崩れにくい。ステップ・インデックス型に比べ製造が難しく高価になりがちであるが、高速伝送が可能である。ガラス製の場合、クラッド外径が125 μm、コア径が50 μm、62.5 μmの2種類があり、10 Gbpsで500 mの中距離高速伝送が可能である。完全フッ素化ポリマーを使用したプラスチック製の場合、クラッド外径が500 μm、コア径が120 μmであり、10 Gbpsで100 mの伝送が可能である。

ステップ・インデックス型
ステップ・インデックス(Step index、SI)型は、コアとクラッドの界面のみで屈折率が不連続に変わるものである。コアとクラッドの境界面で全反射するような角度で入射させ光を伝送する。しかし、斜めに入射した光が中央を真っ直ぐ進む光より長い距離を進み到達時間が長くなることになり、長距離伝送後に元の波形が崩れてしまうという欠点がある。グレーデッド・インデックスに比べ製造が簡単で安価であるが、高速伝送・伝送距離などの特性はやや劣る。プラスチック製の場合クラッド外径が1,000 - 750 μm、コア径が980 - 500 μm程度であり、LEDを光源とした400 Mbpsで10 m程度までの伝送が可能である。音声やビデオの短距離伝送に用いられている。

4:バイオミメティクス

http://www.seibutsushi.net/blog/2013/01/1358.html
 カタツムリの殻皮に学ぶ「汚れないセラミックス」

 殻の表面構造を解析すると、数百ナノ(1ナノ=10億分の1m)からミリサイズまでの広範囲な階層でフラクタル組織、つまり『溝』がつくられていることがわかりました。
 殻表面の細かい溝によって水膜ができ、油を寄せつけない。
 とてつもなく細かい溝。これがカタツムリの汚れ防止機構でした。つまり、殻表面にあるこの溝に常に水がたまっている状態なのです。ここに油をたらしても、水と油は反発し合うのでくっつかない。だから、上から水をかけるだけで、浮いている油が流れ落ちてしまうというわけです。
 これと似た原理を用いているのが、ハスなどの植物の葉っぱです。
ハスの葉の表面に水を流すと、はじかれてコロコロと転がりますね。これは、葉の表面に水が入り込めないくらい小さな、数ミクロンの凹凸があるためなのです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%9F%E3%83%A1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B9
バイオミメティクス
バイオミメティクス(英語: Biomimetics)とは、「生物の構造や機能、生産プロセスを観察、分析し、そこから着想を得て新しい技術の開発や物造りに活かす科学技術」の意[1]。用語としては、1950年代にアメリカ合衆国の神経生理学者オットー・シュミット(英語版)が初めて使用した[1]。

日本語表記としては生物模倣技術、生物模倣と呼ばれることもある[2]。SPEEDOがサメの肌の特徴を模倣することで水の抵抗を低減した水着「ファーストスキン」を開発したことや、関西大学システム理工学部の教授である青柳誠司が蚊を模倣して痛みの少ない注射針「マイクロニードル」を開発したような事例が、バイオミメティクスの例と言える[2]。

もう私の文章は付け加えません。いろいろあるものです。

2019年9月19日 (木)

ハスの葉の上の水

0814_4hasu 2019.8.14
ハスの葉に水が溜まっていました。
水の手前の縁が銀色に輝いています。これは全反射の輝きですね。

0825_15hasu 8.25
ぎらぎらの部分が広い。
この写真でも上の写真でも、奥の方は水が透けて、葉脈が見えます。
角度によって、全反射の部分と通常に屈折で出てくる部分ができるのです。

●葉の上の水に全反射が見られるということは、葉の表面と水との間に薄い空気層がある、ということです。
このことをちょっと説明したいのです。

【全反射】
異なる媒質の境界面で光が全部反射される現象。光が屈折率の大きい媒質中から屈折率の小さい媒質に入射する時、入射角がある一定の角(臨界角)より大きいと、境界面で全部反射される。水中から空気中へ向かう場合などに起こる。
広辞苑第六版より引用

Zenhansha
水から空気へ光が出る時の図です。
AB間の水面に入射した光源からの光は、一部が屈折して空気中へ出ます:屈折光ですね。一部は反射します。
ところが、ちょうどAやBのところへ来た光は、屈折光の進路が水面に一致してしまう。この角度を臨界角と言います。
入射角が臨界角より大きいと、光はもう空気中へ出ることはできない、すべて反射するしかなくなってしまうんですね。
これが全反射。
上の図を単純に引っくり返してみます。
Zenhansha_
ここでは、点線に意味があります。ハスの葉の表面を表しています。
ハスの葉の表面とたまった水の底の間に空気層がある、という図になりました。
空気中から水に入射した光のうち臨界角を超えた光線は、葉との間の空気層で全反射して、水の実際の上の方の表面から出てきて、眼に入るわけです。ですから、冒頭の写真で撮影したような全反射の写真が撮れるのです。
全反射の光を見たら、こういう屈折率の違いを意識してください。

0914_2zenhansha1 9.14
透明な四角いケースに水を入れ、少し水を入れた試験管をそこに斜めに入れてみました。
0914_2zenhansha2
上の方からうまく角度を選ぶと、こうなります。
空気の入っている部分は全反射で銀色に輝きます。
水の部分は、水とガラスの間での屈折があって、少しずれを起こしますが、ケースの底の縁が透けて見えます。
{空のペットボトルを持ってお風呂に入ったら全反射をゆっくり見られるかもしれません}

ということで、溜まった水と葉の表面の間に空気層があることが分かったのですが、どうしてそんなことになるのでしょう?
ロータス効果というものがあります。
0908_5hasu 9.8
顕微鏡じゃないので微細な部分は分かりませんが、画面左上から右下へ、葉の表面が白っぽく見えています。
葉の凸の曲面のてっぺんあたりを真横から見るアングルを狙ったものです。
白っぽく見えるのは、微細な突起があるからなのです。
解説は参考サイトに任せます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%B9%E5%8A%B9%E6%9E%9C
ロータス効果

https://sites.google.com/site/fluordoublet/nature/lotus
結晶美術館
ハスやサトイモの葉が水をはじくわけ

0916higanbanasuiteki 9.16
黄花ヒガンバナの花弁の表面の水滴です。丸くなっていますが、花弁の表面にくっついていて、凸レンズの働きをしているだけのようです。

0917_18tokiwamansaku 9.17
ベニバナトキワマンサクの葉です。前夜の雨で濡れていました。
この葉は表面に凹凸があるようです。顕微鏡レベルというほど微細な凹凸ではなく、肉眼視でもわかるくらい。で、その凹凸の上に乗った水滴からは全反射が見えるようですね。空気が入り込んでいるのでしょう。
水滴表面の反射や、葉の表面からの反射光も見えます。
0917_19hoozuki
これはホオズキの葉。べっとり濡れてしまって、丸くもならない。

いろんな「濡れ」があるものですね。
「濡れ」というのは実はかなり厄介な話なのです。

https://www.face-kyowa.co.jp/science/theory/what_contact_angle.html
接触角(ぬれ性)とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BF%A1%E3%82%8C
濡れ

↑上の二つはそう難解ではないので、お読みください。

「濡れ」にはフラクタル構造というのが関わるのもありまして。
↓下の二つは、かなり歯応えがあると思います。物理的に強い「顎」が必要かな。覗いてみてください。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvsj2/58/11/58_15-RV-028/_pdf
フラクタル表面構造と親水性・撥水性の物理

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kobunshi1952/57/2/57_2_62/_pdf
高分子とフラクタル-超撥水性表面とフラクタル

カンナ

0827_5canna 8.27
何ともいえない鮮烈な色。
檀特(だんどく)という品種だろうと思います。

0829_3canna 8.29
左下の方、実ができ始めています。ちゃんと熟すところまで行けるかどうか。

0913_2canna1 9.13
花弁の縁が糸のようになっている。
0913_2canna2
拡大すると、こんな具合。
「みんなの花図鑑」によりますとカンナの花弁は
「花弁のように見えるのは雄しべが花弁化したもので、本当の花弁は萼のように小さく目立たない。」
のだそうです。
そうなのか。写真で糸のようになっているのは、本来のオシベの性質が出たというようなことだろうか、と悩んでいます。

↓カンナの花の、すごい観察記録です。是非お読みください。
https://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2012-10-21

カンナ
 学名 Canna indica hybrid
 別名 ハナカンナ

一般のカンナは全て前述のダンドクから作り出された園芸種だそうです。
ダンドクの記事を書こうとした時、花の構造がわからなくなりました.
花数の少ないダンドクの代わりに先ずカンナの花を調べることにしました。
うちの駐車場の隅に植えた覚えのない赤いカンナが毎年咲きます。
これならうちのものですし、花数多く摘んでも目立ちませんので観察向きです。
(後略)

ツマグロオオヨコバイ幼虫

0825_8tumaguroooyokobai1 2019.8.25
葉裏にツマグロオオヨコバイの幼虫が2匹見えました。
左の個体をアップ
0825_8tumaguroooyokobai2
これはまあ、普通です。
右の個体がね
0825_8tumaguroooyokobai3
何やってんだろう?後脚をあげている。
見たことのない状況です。
排泄液の切れが悪くて後脚で拭いている?
どうかなぁ。
長時間見ていられるアングルではなくて、後のことは知りません。

キチョウ

0825_7kityou 2019.8.25
傷みのない個体。この頃、鳥の襲撃を逃れたか、というようなチョウをよく見るのですが、これはほぼ完ぺき。
正式には、キタキチョウ、ミナミキチョウの区別があるんですが、ミナミキチョウというのがここにいるわけはないし、もう、キチョウで済ませます。結構ややこしいようですよ。ついでに、キチョウはシロチョウ科です。

アサガオ

0825_6asagao1 2019.8.25
青紫の花が端正。
花の中心部をクロースアップ。
0825_6asagao2
私はこの構図を「光の泉」と呼んでいるのですが、いかがでしょう。
光が湧き出してくるような感じがしませんか。

コミカンソウ

0825_5komikansou1 2019.8.25
コミカンソウの実がきれいに並んでいます。
0825_5komikansou2
端から赤味を帯びてきました。
0825_5komikansou3
手前と奥とがボケるという、素人としてはなかなかの傑作。

こんなことをして楽しんでいたら、台風が来た。
台風15号が通過していった9月9日。
被害というほどのことはなくて、ホッとしました。

9日の記事でイチョウの葉が落ちて、家の前がグリーン・カーペットになってしまった、と書きました。
濡れて路面に貼りついた葉は、翌10日にもう一回掃いて全部すっきりしました。
で、そういう、「風に揺さぶられて落ちる」という出来事は、いろいろ起こったようでした。
その出来事の一つがこのコミカンソウにも起きたのです。
ベランダに置いてあったのですが、ひどく揺さぶられたのでしょうね、並んでいた実がかなりいっぱい落ちてしまいました。
残った少数の実が赤く熟したら、また掲載します。寂しい感じになりました。

実はもう一つ。コマツナギの花がほぼ全部落ちました。
花が復活するかどうか、元気に咲いていたのに、残念です。

↓イチョウの落ち葉の話。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-7cc8f6.html
2019年9月 9日 (月) 台風15号

↓朝日新聞の天声人語から部分引用

(天声人語)台風15号(2019年9月10日05時00分)
 きのうの朝、家を出ると、ぎんなんの匂いがした。まだそんな季節ではないのに。早朝まで続いた強い風で、たくさんの黄色い実が、青い葉とともに落ちてしまったようだ。引きちぎられた木々の枝も散らばっている

やっぱりねぇ。イチョウが激しく揺さぶられたんですね。我が家の後ろにあるイチョウはオスの木でして銀杏はできませんので、匂いはありませんでしたが。

2019年9月18日 (水)

ドウガネブイブイ

0825_1douganebuibui1 2019.8.25
これね、寝室で捕獲したんです。私か妻かの衣服にくっついて部屋に入ってきたのでしょう。私共はいろいろ木の間や下などをくぐる人ですので。
最初、私の眼の前に飛び出してきたので、手で捕まえて、つぶすのは嫌だから、ティッシュにくるんでぎゅっと締めてまあ出てこられないだろうと思ってゴミ箱に入れました。朝にでも放してやるか、と。
ところが、夜中、ごそごそ音がして、音源の位置がうまく定位できなくて困ったのですが何とか方向を見定めてそのあたりを探ったらいました。2度つかまえてしまった。最初のティッシュを見たら脱出していました。甲虫は力が強いんだ。
鞘翅に点刻があります。
0825_1douganebuibui2
毛も生えてます。
0825_1douganebuibui3
脚はトゲトゲに見えますが、つかんでも痛くはありません。抵抗してモゾモゾ暴れますけどね。
で、朝、逃がしてやりました。こんな硬い虫を潰すのはさすがに嫌です。
ガキの頃なら地面に投げつけて殺したかもしれませんけど。
さようなら。もう来るなよ。

サルスベリ

0824_12sarusuberi1 2019.8.24
本屋散歩の帰り。駅を出たところのサルスベリの木。
ほぼ目の高さで見られます。助かる。
まだつぼみもあるし
0824_12sarusuberi2
実もでき始めている。
メシベの柱頭が残っているのがほのぼのとして可愛らしい。

↓大分以前の過去記事。サルスベリの種子が見られます。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-e5e2.html
2011年1月 7日 (金) サルスベリの種子

スイフヨウ

0824_6suihuyou 2019.8.24
白い衣をまとった天女が舞っている。
というような思い入れをしてみました。

白髭咲き朝顔

0824_2sirohige 2019.8.24
なんだか白髭咲きアサガオが「破壊的な」咲き方を始めました。
白髭咲きなのですから、花の外側に「白髭」ができる。その遺伝子の働きが少し変わってきたのか。
0824_3sirohige1
花そのものが割れるというか裂けるというか。
0824_3sirohige3
真っ二つですね。
元気よく毎日いっぱい咲くのですが、シーズンの終わりももちろん近い。
何か、花の中で、変化が起きているようです。
実はできます。結実過程には影響はしていないように見えますが。

台風15号

★災害は進行中。災害への直接の言及はしません。ただ、国や千葉県、近隣の自治体は「初動」を誤りましたよね。
生活は続く。それが第一。ジリジリしています。

関連の話に切り替えます。

★2019年9月9日の記録。

20190909taihu15kiatu
東京での気圧変化
午前4時過ぎに気圧が最も低下して、最接近だったと思われます。
20190909taihu15huusoku
最大瞬間風速
3時~6時がきつかったですね。風の音にドキドキしてしまいました。
20190909taihu15kion
気温
台風が南の空気を持ち込んできた。
最高気温は36.2℃です。9月になってから、この夏の最高気温を記録するなんて。勘弁してほしいよなぁ。
この日の最低気温が24.5℃で。13日の最高気温が23.6℃です。
変化が激しくって、高齢者の体には堪えます。

風向の変化

3:00 北東
3:10 北東
3:20 北北東
3:30 北北東
3:40 北北東
3:50 北北東
4:00 北北東
4:10 北北西
4:20 北
4:30 北北西
4:40 北西
4:50 北北西
5:00 西北西
5:10 北西
5:20 北西
5:30 西北西

台風の目が通ったわけではないので、完全に風向が反転したわけではありませんが、北東から北西へ、風向が変化していきます。4時から4時10分のあたりが、境目のようです。おおよそ最接近の頃ですね。

北東の方に背を向けて左斜め前というと南です。
北西の方に背を向けて左斜め前というと東です。
風向に背を向けて左斜め前に台風の中心部がある、という判断方法があります。おおよそですが役には立つ。
ご利用ください。

国土交通省・京浜河川事務所のページから。
20190909tamagawa

水位観測所での雨は9日に日付が変わったころだったようです。上流からの流量が増えたのでしょう水位そのものは遅れて上昇し、水防団待機水位を超えた時間帯があったようです。これはこの近辺の多摩川としては珍しい。
20190909_0850tamagawa

川の断面図での表示。時刻は9日8:50です。
水位が6mになると氾濫注意水位になります。もう河川敷まで水が上がりますよという水位ですね。
ずいぶん以前ですが、記憶の中で1回だけ、河川敷に駐車してあった車が水没したということがありました。


2019_0909_0956

ウェザーニュースの画面なのですが。
どう見たって、神奈川県の三浦半島を突っ切って、東京湾を北上し、千葉市に至った。わざわざ三浦半島をよけたようには見えません。
これが気象情報では、「三浦半島を通過」し、「千葉市に上陸」した、になるんですね。
三浦半島だって日本の地続きの陸地なのに、上陸じゃないのか、と不審に思ったんです。

↓気象庁のサイトから、一部省略したところがあります。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/haichi2.html

台風の接近
 a)ある地点への台風の接近:台風の中心が、その地点から300km以内に入ること。
 b)ある広がりをもった地域(地方予報区など)への台風の接近:台風の中心が、その地域に含まれるいずれかの気象官署等から300km以内に入ること。
 備考:日本本土への接近と言う場合は、北海道・本州・四国・九州のいずれかへの接近を指す。

台風の上陸
 台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達した場合を言う。
 備考:上陸・通過した時刻については、1時間を正時及び15分、30分、45分を中心とした15分間に4分割して、それぞれ「時頃」、「時過ぎ」、「時半頃」、「時前」と表現し、最も適した時間帯を用いる。

台風の通過
 台風の中心が、小さい島や小さい半島を横切って、短時間で再び海上に出る場合を言う。

 

はあ、そうなんだ。知りませんでした。

★風速について。
10m/s=(10×3600)m/(1×3600)s=36km/1h=36km/h
こうなります。

風速は秒速で示されますので、3.6倍してみてください、時速の値になります。

「千葉10地点、観測史上1位の暴風 中央区57.5M」
こういう表記の場合ですと
57.5×3.6=207km/h
です。
時速200kmですよ、想像を絶しますね。

逆に、台風の速さはkm/hで表記されますので、3.6で割ってみてください。
36km/h=10m/sです。
こういう台風自体の移動速度と、台風周囲の風の速度が合算されて実際に観測される風速になるのですね。
ですから、台風の進行方向右側では足し算になって風が強くなりがちです。

↓参考
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/2-1.html

台風に伴う風の特性
 台風は巨大な空気の渦巻きになっており、地上付近では上から見て反時計回りに強い風が吹き込んでいます。そのため、進行方向に向かって右の半円では、台風自身の風と台風を移動させる周りの風が同じ方向に吹くため風が強くなります。逆に左の半円では台風自身の風が逆になるので、右の半円に比べると風速がいくぶん小さくなります。
 下図は過去の台風の地上での風速分布を右半円と左半円に分けて示した図です。進行方向に向かって右の半円の方が風が強いことが分かります。

ここにある「図」は直接見に行ってください。

★もう一つ。余話。
我が家には電波時計が何台もあります。20年以上前の古いものから先日買ったものまで。
そうしたら、古い方の時計が2台、「標準電波が受信できなかった」とか、通常は福島県の大鷹鳥谷山からの電波(東)を受けているのに、「九州の羽金山からの電波(西)を受けた」という表示になったのです。
昼間も結構頻繁に受信して時刻を正す時計です。
こういう「乱れ」は東日本大震災の時以来。台風で福島の送信所が被害を受けたのかな、と思ったらちょっと違いました。

https://www.nict.go.jp/info/topics/2019/09/09-1.html

おおたかどや山標準電波送信所 (JJY: 40 kHz、福島県)
停波日と停波時間(日本時間):
2019年8月30日(金)     *すでに終了しています
2019年9月2日(月)~6日(金)  *すでに終了しています
2019年9月10日(火)、11日(水)  9:00~18:00
*台風15号の影響で停波予定日が1日延期になりました。
 当初定期保守予定の9月9日(月)は、停波しておりません。
 今回の定期保守による停波は、日中の作業時間内にとどめ、電波時計の多くが自動で時刻修正を行う夜間には、標準電波を送信する予定です。また、上記の時間内においても、停波時間が短くなるように、作業が終了次第、速やかに送信を再開します。 ・・・


日中に保守作業をしたのですね。我が家の、日中にも受信する時計はそれにひっかかったようです。東の電波を聞こうとしたら聞こえないので、西の電波を受けた、西の電波の受信にも失敗した、そういうことだったようです。夜間の受信はうまくいったようで、翌日には普通の表示になっていました。もう古くなってダメか、と思いましたが、大丈夫でヨカッタ・ヨカッタ。

↓参考
https://www.jarl.org/Japanese/7_Technical/lib1/jjy.htm

福島県の大鷹鳥谷山(おおたかどや山)山頂の長波帯JJY(40kHz)は,電波時計をはじめさまざまな分野で活用されています。しかし設置地点との距離の関係から,九州地方では電界強度が不足気味でした。長波帯JJYの運用管理をおこなっている独立行政法人 通信総合研究所(CRL)では,長波帯JJY(2局目:60kHz)を佐賀県佐賀郡富士町と福岡県前原市との境界にある羽金山(はがねやま)山頂付近に設置。平成13年10月1日より本格運用を開始し,これまで電界強度が不足気味で電波時計の利用が難しかった,九州地方から日本各地に向けて日本標準時のタイムコード情報信号を発信しています。

↓東日本大震災の後の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-d6d8.html
2011年3月17日 (木) 標準電波が止まっています

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-60b1.html
2011年4月22日 (金) 東の電波が聞こえたよ!

 

朝虹は雨

前の記事は「夕方の虹」でした。今回は朝の虹。

TBSの夜7時前「ホラン・森田のトクする天気」で。「けさ西の空に虹」という写真です。
0830_1asaniji1 2019.8.30
神奈川県茅ケ崎市、午前5時ごろ。
メインの虹が「主虹」、その外側で色の順序が逆なのが「副虹」です。
主虹の内側は白っぽくなります。主虹と副虹の間は暗くなって「アレキサンダーの暗帯」と呼ばれます。
虹についてのほとんどの出来事が写っている写真です。
これ、説明を始めると、とめどなくなりますので、やめておきます。昔やってたHPではきちんと解説したのですが、もういいや。検索してください。
茅ケ崎のデータは分からないのですが、8月30日の東京の日の出は5時11分ですので、おそらく茅ケ崎でもそう大差はない。本当に日の出の直前の虹ですね。真東より少し北に寄ったあたりから日が昇るはず。
ですから、虹は真西から少し南に寄った方向に見えるはずですね。
で、解説がとてもよかった。
0830_1asaniji3
日が出る、茅ヶ崎市の西側に雨雲があって、そこに虹が現れた。
0830_1asaniji4
こんな具合。
虹を出現させたその雨雲は西から東へ移動する。
0830_1asaniji5
朝9時15分の降水状況はこうです。
雨雲がやってきて雨になった。

「朝虹は雨」

という仕組みがよくわかります。

森田さんの話を伺っていると、やはり奥が深い。気象現象全体についての洞察を持っておられる。
そういうものは自然とにじみ出てしまうんですね。
いつも楽しく見ています。
{森田さんは私より2歳年下です。ま、同世代ですね。}

↓これは森朗さんが書いた解説。{森朗さんは私より一回り弱年下かな。}
https://www.padi.co.jp/scuba-diving/columns/weather-abc/4/
楽しい気象学入門
-第4回- 朝虹は雨、夕虹は晴れ

2019年9月17日 (火)

夕方の虹

0823_1niji1 2019.8.23
テレビ朝日の633天気。六本木ヒルズ午後6時頃、だそうです。
この日の東京の日の入りは、18時22分でした。ですから日の入り直前の、低い太陽が生みだした虹ですね。
0823_1niji2
TBS・7時前の「ホラン・森田のトクする天気」でも。
午後6時頃、目黒区で撮影した画像です。

★この日、18時の太陽高度は3.6度、方位は281.7度でした。

方位は281.7-270=11.7度。つまり真西から北へ約12度ほどの角度です。ほぼ真西でいいですね。
ということは、虹はほぼ真東に見えていたはずです。写真では「北東」となっていますけど。

太陽高度は低いですね。そうすると虹は高く見えるはずなのです。
自分の影が路面に写っているとして、頭の部分の影を見る視線の真後ろに太陽があるはず。
その自分の頭と太陽を結ぶ線から、約42度開いた方向に虹が出ているはずなんです。
Rainbow
こういう感じ。

↓引用元はここです。
http://www.asahi-net.or.jp/~cg1y-aytk/ao/rainbow.html
天空博物館

太陽高度が低いと虹は高く、日中、太陽高度が高いと虹は低くなる。
こんなことを知って、虹を眺めてください。

↓太陽高度や方位の計算はここでできます。
https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi
こよみの計算

オクラ

0822_25okra 2019.8.22
大きい方のオクラは長けてしまいましたので、更に充分に熟させて種子を採ります。
小さい方のは食べました。
オクラとか、枝豆とか、このごろ我が家では茹でません。電子レンジで調理。味がぬけなくて濃くておいしいですよ。

オオスカシバ幼虫

0822_21oosukasiba1 2019.8.22
妻と二人で立ち話をしながら庭の花などを見ていたら。
いっぱいいたわ、と手を見せる。
なんと、ヒメクチナシの株についたオオスカシバの幼虫をつまみ取っていたようで。
この連中が活躍すると、ヒメクチナシが丸坊主になってしまいます。
悪いけど「追放」です。
終齢幼虫の行動力だと、戻ってきてしまうこともある。そうしたらまた・・・。
{とてもつぶす気にはなれません}

オシロイバナ

0822_18osiroibana1 2019.8.22
並んで紅白。

0827_14osiroibana1 8.27
わぁ、としか言いようのない光景です。
0827_14osiroibana2
花が入り乱れています。
0827_14osiroibana4
一つの花の中で、細胞も入り乱れています。
すごいことになっていて、私の心は惑乱されています。

わく‐らん【惑乱】
 冷静な判断力を失うほどに心がまどいみだれること。また、まどわしみだすこと。「―に陥る」「人心を―する」
広辞苑第六版より引用

 

モミジバルコウ

0822_17momijibarukou 2019.8.22
櫛の歯のような葉のルコウソウと、葉に切れ込みのないマルバルコウの交雑種。
「切れ込みを形成する遺伝子」のようなのがあるんでしょうね。

0913_13momijibarukou 9.13
花もまだ盛んに咲いてはいない今、一枚だけ黄葉(もみじ)してしまいました。
一葉、秋を告げています。{天下も秋かなぁ}

スミダノハナビ

0822_13sumidanohanabi 2019.8.22
本物の隅田川花火大会は7月27日でしたか、天候の具合が心配されていましたが催されました。
その1カ月も後になって、我が家のスミダノハナビが気力を持ち直してきたらしい。
それでも、まあ、ちょこっと名残の花を見せてくれるだけだろうと思っておりましたら。

0901_9sumidanohanabi 9.1
だんだん盛大になってきてしまった。え、そうなの?大丈夫?

0906_7sumidanohanabi1 9.6
ふと気づいたら一番上の方でも「打ち上げて」いました。
0906_7sumidanohanabi2
上下2か所、いつまで続くんだろう?
最後だからな、盛大にいこうや、とでも言ってますかね。

2019年9月13日 (金)

カノコガ

0822_12kanokoga1 2019.8.22
妻が見つけてくれました。
0822_12kanokoga2
ランタナの花の蜜を吸っています。
正直なところ、カノコガの吸蜜を見るのは珍しい。
0822_12kanokoga3
ガですからね、吸蜜して当たり前ですが、なんだかうれしいな。

チョウ目>ヒトリガ科>カノコガ亜科>カノコガ

です。
ハチじゃないかと思われるかな、でもガです。

ウメエダシャクというガが、カノコガとよく似ています。
間違えないように。

http://soyokaze-jp.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_55fe.html
ウメエダシャクとカノコガ

↑両方の写真が見られます。

ハスの葉の上で

0822_5hasu_ari12019.8.22
蓮の葉の上。アリがいる。プチプチ白いのはアブラムシ。
0822_5hasu_ari2
何枚撮ってもアブラムシにピントが合わない。こういうことも珍しい。
アリはアブラムシから甘露をもらっているのでしょう。

0825_12aburamusi 8.25
相変わらずの状態。そしてピントが合いにくいのも同じ。
葉の表面からの高さが小さいせいなのでしょう、きっと。でも、不満。

0827_6aburamusi 8.27
何となくまばらになってきました。

0829_4aburamusi 8.29
アリが来なくなりました。どうしたのでしょう。アブラムシのここの集団の活動が減衰してきたのかな。
この後、アブラムシも姿を消してしまいました。
アブラムシ集団というものは、集団としてわっと現れて、活動し、やがて集団として消えていく、ということなのかな。

スイフヨウにハチ

0820_6suihuyou_hati 2019.8.20
スイフヨウを見上げたらハチがいました。
ハチの種類はわかりません。ツチバチの仲間かな。
花を見ると虫がいて、あたりまえ。
花だけが咲き誇っているだけの花畑は生態系として不健康です。

白髭咲き朝顔

0820_2sirohige 2019.8.20
髭なし白髭が増えました。
毎朝いっぱい咲いていますが、かなり早くしぼんでしまう。
早朝の花です。
青い朝顔の方がもう少し長い時間開いているのですが。

シオカラトンボ

0819_9siokara1 2019.8.19
ジャイアントトクサの先端にとまったシオカラトンボのオス。
0819_9siokara2
ピントが甘くてお恥ずかしいのですが、脚を2対4本しか使っていないのがよくわかります。
前脚1対は複眼の後ろのところにギュッと引き付けています。
そうすることに何か生存上の有利さがあったのでしょうか。よくわかりません。

キチョウ

0819_8kityou 2019.8.19
翅がぼろぼろ。鳥に襲われて、翅をかじられたけど逃げ切ったという感じかな。
卵、幼虫、成虫、各ステージでいろいろな敵に襲われて、個体数を減らしますが、それに見合うだけの数が生まれてくる。
そうやって釣り合いをとるのが「生態系」。そういうバランスが人間にはなかなか見えない。好きなものだけを守っていては、生態系は守れません。

2019年9月12日 (木)

コマツナギ

0822_24komatunagi 2019.8.22
コマツナギが元気。

0831_1komatunag1 8.31
花がずいぶん増えました。
0831_1komatunag2
まだボリュームを増していきそうです。楽しみが増えました。豆科が好きな私です。(駒繋小学校の卒業生だし。)

鉢で育てている分には草のようなのですが、実は木本で、小低木なのだそうです。
草では「駒を繋ぎ留める」ことはできないでしょうが、小さくても頑丈な木なら駒が繋げるんでしょうね。

ハイビスカス

0819_3hibiscus 2019.8.19
つぼみがこの状態になったら、翌日咲きます。

0820_1hibiscus 8.20
咲いた。
我が家のこの株は一日花。大柄な鮮やかな花を一日存分に楽しめます。

0824_1hibiscus 8.24
明日咲くつぼみですが、反対向きです。

0825_2hibiscus1 8.25
で、花も反対向き。同時に顔を見せてはくれない。
一輪ずつ見てよね。わかりました、そうします。
0825_2hibiscus2
メシベを包む「鞘」のような部分からオシベが出ていますね。
フヨウなども同じような構造ですが、こういう構造に、何か呼び方があるのでしょうか。


http://www.7key.jp/data/vegetation/menu_h/hibiscus.html
このサイトには
「筒状に合体したおしべの先にソラマメのような形の葯がつき、めしべは数本ある。」
こういう記載がありました。そうなのか。

ウスバキトンボ

0818_8usubakitonbo 2019.8.18
玄関脇のハゼランのところにいたそうです。妻が発見して撮影してくれました。
いわゆる「ムギワラトンボ」のようでもありますが。
腹部の形や模様がちょっと違うなぁ。
調べてみるとウスバキトンボのようです。
多分、メスでしょう。
頭でっかちな感じがあります。

0822_27usubakitonbo1 8.22
前回とほぼ同じ場所。妻の撮影。
0822_27usubakitonbo2
後翅の幅が広い。グライダーのようなソアリングができるトンボです。
前回と同じ個体でしょうね。

0903_19usubakitonbo 9.3
またもやほぼ同じ場所で、妻撮影。
南方系のトンボです。東京のここでは繁殖できないかもしれません。
毎年「無効分散」を繰り返して、温暖化が進行してくるとだんだん北上してくる、ということを繰り返しているのでしょう。
{アオスジアゲハやナガサキアゲハも、昔は東京では越冬できなかったと記憶します。今は東京も繁殖地になっていますけど。}

↓参考に。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%AD%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%9C

ウスバキトンボは寒さに弱く、幼虫は水温4℃で死滅するといわれる。毎年日本で発生する個体群は、まず東南アジア・中国大陸から南日本にかけてで発生し、数回の世代交代を繰り返しながら、季節の移ろいとともに日本を北上してゆくものである。日本に殆ど土着せず、東南アジア・中国大陸・シベリアから渡ってくるトンボはウスバキトンボ以外にも多くの種類があるが、他種はひと夏の間に個体数を急増させることはまずない[3][4]。

毎年春になると南日本から成虫が発生する。南西諸島や九州、四国では4月中旬に飛び始めるが、本州南部では5〜6月、中部山岳地帯や東北地方では7〜8月、北海道では9月というように発生時期が徐々に北上する。8〜9月頃には、日本各地で大群で飛び回る様が観察できる。

しかし、寒くなり始めるとバッタリと成虫が見られなくなる。現在のところ、南下をする個体群なども確認されていないので、寒さで死滅すると考えられている(無効分散)。九州南部や南西諸島では幼虫が越冬すると思われるが、詳しいことはわかっていない。また、これらが毎年春にどの地方から来るのかもはっきりしていない。

オオカマキリ:2

買い物から帰ってきて
11時ころ
0818_2kamakiri1100_1
右の鎌でセミの体を抱えながら、左の鎌に切り離した頭部を抱えて食べているようす。
(残酷だと感じる方は、この先は見ない方がいいかもしれません)
0818_2kamakiri1100_2
4本の脚で体を安定させ、左右の鎌を使い分けています。見事だな。

11時50分ころ
0818_3kamakiri1150_1
食べられない翅を片方切り離して捨てます。
残るは腹部。
0818_3kamakiri1150_2
腹部をむさぼり食べ始めました。

12時15分ころ
0818_4kamakiri1215
あともう残り僅か。
いくらオオカマキリでも、かなり食べでがあったのではないか。いっぱい食べて、繁殖してください。

オオカマキリの継代飼育を何年もやった経験がありますので、私共にはカマキリへの感情移入が強い。
慣れない方は、静かにこの記事から離れてください。

オオカマキリ:1

0818_1kamakiri0950_1 2019.8.18
9時50分頃
玄関を出たら、バサバサバサっという音がする。これはセミがクモかカマキリに捕まった時の音ではないか。
以前、オニグモだったかな、大型のクモの巣にセミがかかったことがありました。
また、どこかでジジジジっという音がするので見に行ったら、オオカマキリがセミをつかまえていたこともありました。
今回は、ジジジジジっとという音はありませんでしたが、多分セミが何かに捕獲されたようだと直感しました。
で、音源の方向を耳で探りながら、よく見ると、ボウガシの幹でオオカマキリがミンミンゼミを捕獲したところでした。
0818_1kamakiri0950_2
セミを葉ごとつかまえたようです。
こういう時のオオカマキリの顔、好きだなぁ。自らの力を存分に発揮している。昆虫界のライオンかな。
一応、撮影して、買い物に出かけました。

ジョロウグモ

0817_8jorougumoc 2019.8.17
この模様は幼体のものですね。成体になるとずいぶん感じが変わります。

0822_7jorougumo 8.22
網の真ん真ん中はあけてあるようです。そうなのか。
0822_10jorougumo
そばの別個体。ゴミのようなものがついている網と、クモ本体がいる網とは奥行きが異なります。
3重になっているかどうかはうまく見えません。多少大人っぽくなってきたのかな。

2019年9月11日 (水)

猛暑日

0820_18moushobi 2019.8.20
8月20日のTBSの気象情報。
全国での地点数ですが、この8月の暑さが見事に表現されていました。
東京では、8月19日~31日には猛暑日はありません。
体に堪えるよなぁ。年ごとに体力、耐力が落ちていきます。
「一日一歩、三日で三歩、三歩歩いて四歩下がる~♪」と。
人生の後退局面です、下り坂を降りてゆく日々ですね。
{「頭部戦線撤退中」というのもあります。}

ニチニチソウ

0820_5nitinitisou1 2019.8.20
ただ栽培を続けているだけで、色を選別したり集めたりはしていません。
そういう中で、色違いが生じてきました。
0820_5nitinitisou2
きれいですねぇ。

0903_2nitinitisou 9.3
これを見ていて私が思いついた爺さんギャグ。
「君たち、ニチニチソウじゃなくて、2個2個草だねぇ」

ツユクサ

0815_16tuyukusa 2019.8.15
立った位置から撮った後姿。
美しいものは、後姿も美しい。

0820_16tuyukusa_hati 8.20
がんばって、左手で体を支えながら、右手で低い位置で撮影。
ぬれそぼつ花に惹かれたのですが、偶然、小さなハチが訪花しているところが写りました。
授粉作業、ご苦労さま。

ランタナ

0815_15lantana1 2019.8.15
どうという写真ではないのですが。
なんだか「びっくりしたぁ」みたいな感じがしませんか。唐突感がある。
0815_15lantana2
ピンボケですが、一つだけ残った花。
ちょっと寂しいけれど、がんばろうね。

アオドウガネ

0815_8aodougane 2019.8.15
アオドウガネはハスの葉に穴を開けていました。
前の記事を引きずっていますが、ヒトの方が強欲かもね。
ハスの葉も茎も根も、みんな食っちゃうもんなぁ。
天国の蓮はきっとおいしいぞ。
地獄へ行く可能性があるのはヒトだけ。ヒト以外の生物はすべて天国に行きますから、アオドウガネもおいしいハスの葉を堪能してください。

ウリハムシ

0815_7urihamusi1 2019.8.15
ウリハムシがキュウリの葉を食べていました。
緑色のものが見えるのは、向こう側のネットのロープです。
キュウリは、ウリ科>キュウリ属 ですので、ウリハムシが食べていて、ま、何の不思議もなけれども。
0815_7urihamusi2
すごい食べ方しますねぇ。クロウリハムシのようなトレンチ行動はしていません。ひたすら穴を開けていました。
ま、私共ヒトも、キュウリの実をもいで、洗ってバリバリそのまま食うのですから、大差ないか。
口の構造上、葉に穴を開けるなどという器用なまねはできません。

2019年9月10日 (火)

自由研究:プルバックカー

NHK・Eテレ、朝の6:55の「0655」から。
0815_1kenkyu1 2019.8.15
チョロQを再現してみようというお話。
商品名は出せないから、「プルバックカー」となっています。
0815_1kenkyu2
紙テープをゼンマイ代わりにして、後ろに引くとゼンマイが巻かれ、手を離すとゼンマイが弾けて前進します。
これはこれなりに、なかなかの出来でした。でもね・・・

★実際のチョロQはというと、確かに、後ろに引いてゼンマイを巻き、手を離すと飛ぶように前進していくのですが。
実際手に取って遊ぶと、ほんのわずかに後ろへ引いただけで、すごい距離を前進していきますよね。
昔、私もこれが不思議で、分解してみたことがあります。実にすごい工夫がなされていました。

前進時と後退時でギア比が変わる!」のです。

固定的に組まれた歯車の「上」に軸の片方が上下に可動な歯車が乗っている。回転の向きで、この歯車が噛んだりはずれたりするんです。それによってギア比を変更していました。
下に引用しますが、Wikipedia の「プルバック式」の項を見ると

ゼンマイを使うプルバック式動力では、後退の時のみギア比の大きい状態になるよう、内部の歯車が浮き上がるようになっており、ゼンマイの力で前進する時だけタイヤを高速回転させるような構造を持つものも多い。

こういう記述がありました。

↓こんなサイトもありました。
http://www.kumikomi.net/hazre/ocha_031/01.html

 それから,もう一つの大きな特徴は,チョロQの動力部分「プルバック・ゼンマイ(写真4)」.これこそが,少し後ろに引くだけで勢いよく急発進するチョロQの心臓部分です.
 親車とゼンマイを巻く歯車比を1:1.8,親車と車輪を回転させるギア比を1:22に設定してあります.これにより,後ろに引いた距離の12.2倍を前進します.

[写真4] プルバック・ゼンマイの完成品(左),分解したもの(右).この動力は,スケール・スピードに換算すると時速約800kmになるという.

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%ADQ

このプルバックはエンジンユニット内部のギアが所定箇所に滑り込む形でギア比が変更され、短いプルバック距離で動力をゼンマイ部にため込む。手を離すと、このプルバック用ギアが前進のためのギアに切り替わり、同製品に特徴的なダッシュ力を発揮する。車体を軽量化し過ぎるとタイヤが空転してしまうこともあるため、その場合は低トルクのエンジンが選択される。走行時は最終的にゼンマイに蓄えられた力が完全に解放され切った段階で後輪タイヤは空転するようになっており、あとは車体の惰性で滑走するようになっている。

タカラトミーの技術陣に完全に脱帽です。電池で動いて、電気的にコントロールするのではないのです。完全にメカニカルな機構。「20世紀の傑作」ですね。

オオカマキリ

0815_6kamakirikyuri 2019.8.15
終齢幼虫。もう羽化が近いと思います。
翅の芽が2対。この狭い中で、折りたたまれた形で薄い翅が成長・収納されている。
そして羽化時には、翅脈に体液を送り込んで、翅脈がまっすぐになっていく力で翅を展開する。
よくまあそんなことができるものだと、昆虫の羽化を何度も見てきましたが、常に不思議でなりません。

人間が開発した、人工衛星などの太陽電池パネルの展開法は、昆虫の技にはまだ及んでいないと思います。

・三浦り折を対角線方向に伸ばすときれいに開くというのは有名ですね。
「三浦折り」を検索すると、折り方がすぐわかります。意外と簡単なので、この技を身につけると便利かも。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%A6%E3%83%A9%E6%8A%98%E3%82%8A
ミウラ折り

ミウラ折り(ミウラおり)とは、1970年に東京大学宇宙航空研究所(現・宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)の三浦公亮(現・東京大学名誉教授)が考案した折り畳み方である。

ミウラ折りは、人工衛星の太陽電池パネルの展開方法を研究する過程で生み出された。身近なところでは携帯しやすさが求められる防災・観光用地図の畳み方などに使われている[1]。ミウラ折り(miura-ori)の名はBritish Origami Societyで名付けられたものである。完全に畳まれた状態と平面との移行(折り畳み・展開)の途中の状態は、二重波型可展面という可展面である。折紙の数学のテーマとしては剛体折紙の分野に属する。

2006年に新日本様式100選の1つに選ばれた。

↓三浦公亮氏へのインタビューです。是非どうぞ。
https://www.athome-academy.jp/archive/mathematics_physics/0000001014_all.html
「ミウラ折り」も、衛星「はるか」のアンテナも 閃きを数学的に解くことでつくり上げました。
潰れて強度が増す「ミウラ折り」の不思議

フヨウ

0814_15huyou 2019.8.14
このころが花の終わりの時期だ、と感じました。
そして、フヨウの後にスイフヨウの時期が来て。と。
確かに、スイフヨウの時期になったのですけれど。

0907_6huyou 9.7
おや、またフヨウが咲き始めました。
しばらく休息して、再度花を咲かせる気のようです。
嬉しいことです。朝陽に輝いていました。

シオカラトンボ

0814_11siokaratonbo1 2019.8.14
シオカラトンボのメスが草にとまっていましたので、まずは一枚。
0814_11siokaratonbo2
強力な胸、大きな複眼、迫力があります。
老人になった今はトンボ捕りはしませんが、子供のころは捕虫網を構えて、網を振るタイミング・角度・振り抜いた後の空中での網の折り畳みなど、いろいろ考えながらドキドキしたものです。
なんだかなぁ、やけにじっとしている。
そっと脇の方へ回り込んだら
0814_11siokaratonbo3  
何か食べていますね。口を大きく開いて、強力なあごでかじっているようです。
そっと離れて、門のところのインターホンで妻を呼び、二人でそっと観察。こういう時間をくれるほど、トンボは食事に熱中していました。
0814_11siokaratonbo4
大分呑み込んだようです。
このあたりで二人はそっと離れました。トンボの食事を邪魔しちゃ申し訳ない。
ずっと離れたところで、花の写真など撮っていました。

ヤノネボンテンカ

0814_10yanonebontenka 2019.8.14
すごいことになっています。
清楚な、穏やかな雰囲気の花ですが、こんな風に山のように咲くと、迫力がある。

0821_6yanonebontenka 8.21
シーズンの初めのころは閉鎖花ばかりで、自家受粉でも何でもとにかく種子を作ることを優先していました。
その後、開放花の時期に入って、他家授粉を始めて、これが盛大な勢いになっているわけです。
しぶとく、パワフルな植物です。
見るたび、スゴイ、と感じ入ります。

ハグロトンボ

0814_7hagurotonbo_w 2019.8.14
朝7時半頃、庭に出ていた妻が、ハグロトンボがいた、と撮影してきてくれました。
0814_7hagurotonbo1
暑い時期の朝散歩。8時頃私も庭に出てみたら、妻が見つけた場所とはちょっと違うところでにハグロトンボがいました。
0814_7hagurotonbo2
見ていたら、翅を開いたり閉じたり。
0814_7hagurotonbo3
どういう意味があるのかわかりませんが、結構頻繁に翅を開閉。そんな習性があるとは知りませんでした。
こんなことしていたよ、と妻にも報告。

0818_7hagurotonbo1 8.18
夕方、妻が庭でまた見つけました。この時は、妻の眼の前でも翅を開閉してくれたそうです。
確認して、喜んでいました。
0818_7hagurotonbo2
翅は黒いのですが、その割に凹凸の陰影がきれいに写ります。
この記事の2枚目の写真もそうですね。

我が家で羽化したとは思えないのですが・・・。
六郷用水の方で成長・羽化かなぁ。あそこも結構頻繁に清掃しているのですけど。どうかなぁ。

2019年9月 9日 (月)

イトカメムシ@スイフヨウ

0814_5suihuyou1 2019.8.14
白で開花したスイフヨウ。見上げれば薄っすら雲がかかってはいるものの青空に映えます。
PC上で見たら
0814_5suihuyou2
イトカメムシが交尾中でした。
こんな小さな昆虫、卵とか幼虫とか、専門家は飼育したりして調べるんだろうなぁ。
専門家というものは、素人の想像をはるかに超えたところを「見て」「観て」いるんですね。

タンポポ

0814_2tanpopo 2019.8.14
ものすごく低く、地面すれすれで咲いていました。
綿毛のある実を飛ばす時は、高く伸びて風に乗りやすくします。
こういう変化を観察すると自由研究のネタになったかもしれませんが、もう2学期も始まったし、また来年、どうぞ。
あるいは、キク科植物の「果実と羽毛」調べ、なんかもイイカモ。

アズチグモ

0813_15azutigumo 2019.8.13
妻が、「カニグモ」の仲間がいた、と撮ってきました。
カニグモ独特の両手を大きく開いたような姿が記憶に定着したようです。
眼のところの、尖った眼鏡というか、仮面舞踏会のマスクというか、これを覚えてくれると、一発で「アズチグモだ!」になるんですがね。

ヒメアカタテハ

0813_14himeakatateha 2019.8.13
翅の表は見えませんでしたが、裏の「目玉模様」をまだ覚えていましたので、まず間違いない。
ランタナの花は、昆虫たちにとても好まれます。そばにいると、何かやってくることが多い。
もちろんそのせいで、昆虫を捕獲しようとするクモなんかも来ていることがよくありますよ。

オンブバッタ

0813_10onbubatta 2019.8.13
8月も中旬ですが、まだ終齢幼虫です。

0814_17onbubatta 8.14
これも終齢。

↓検索してみたら。
http://kasenseitai.nilim.go.jp/index.php/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%BF

オンブバッタ
>生物用語集>Category:生物用語集:陸上昆虫類

生活サイクル
年1回発生し、成虫は8月上旬から9月上旬に羽化する。卵で越冬し、翌年の6月頃孵化する。
多くのバッタ類に比べて最盛期が約1ヶ月遅く、初冬にも多くの成虫が見られる。
・・・
両生類や鳥類の餌となっていることが考えられる。

なるほど。そろそろ羽化が近いようですね。
両生類って、カエルですね、おそらく。
鳥は何でも食べるしなぁ。
生きるということは、困難なことです。その上で絶滅はしないように繁殖しているのです。

重陽

ちょう‐よう【重陽】‥ヤウ
(陽の数である九が重なる意)五節句の一つ。陰暦9月9日で、中国では登高という丘に登る行楽の行事がある。日本では奈良時代より宮中で観菊の宴が催された。菊の節句。9月の節句。重九。<季語:秋>
広辞苑第六版より引用

2019年の旧暦9月9日は、新暦の10月7日のようですから、本当はその日に書くべき記事でしょうけど。
教師現役のころ、2学期が始まってまもなくで、熱いし、授業冒頭の無駄話として、よく話しました。生徒はほとんど知らない。
3月3日、5月5日、7月7日はみんな知ってますけどね。
で、「六日の菖蒲、十日の菊」という言葉があるんだよ、とひけらかしたりね。
時機を外したらイミがない、という話ですね。

さて、改めて「五節句」を引いてみたら↓

ご‐せっく【五節句・五節供】
毎年5度の節句。正月7日(人日)・3月3日(上巳)・5月5日(端午)・7月7日(七夕)・9月9日(重陽)の総称。ごせちく。ごせつ。

じょう‐し【上巳】ジヤウ‥
五節句の一つ。陰暦3月初めの巳みの日、後に3月3日。主に女児の祝う節句で、雛祭をする。宮中では、この日、曲水の宴を張った。桃の節句。雛の節句。三月節句。重三ちょうさん。じょうみ。春
広辞苑第六版より引用

は~ん、一桁の奇数月なんだ。
11だって奇数なのに、11月11日は「節句」じゃないんだ、かわいそうに。
何か新しい節句を作りますか。日本版ハロウィーンとして11月11日、なんてのはどうかなぁ。
他所の国の宗教行事だからまずいけど。

https://kotobank.jp/word/%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3-188648
ハロウィーン

毎年10月31日に行われる、ヨーロッパを発祥とする祭り。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事で、11月1日の、カトリックの聖人の日である万聖節(All-hallow)の前の晩に行われる。「All-hallow-even」を短縮して、Halloweenと呼ばれる。
(後略)

「後略」の部分も面白いので、お読みください。

台風15号

おはようございます。台風台風15号は、当地では抜けて北へ進んでいきました。
東急多摩川線も、始発から運転を見合わせていましたが、8時過ぎかな、運転が始まりました。
0909ityou1
我が家の裏のJRの敷地にはイチョウの木があって、秋には落ち葉で金色のじゅうたんができますが、今回はまだ緑色の葉が大量に舞い落ちて家の前がグリーン・カーペットになってしまいました。小一時間かけて、ざっと掃き掃除をしてきました。濡れて路面に貼りついた葉もあります、それは乾燥してからまた掃き集めましょう。朝から大汗かきました。
0909ityou2
アサガオさんが、元気に、ご苦労さんと言ってくれました。
ちょっと先のお宅では、屋根瓦が少し落ちたそうです。
我が家は、特に被害はなく、掃き掃除の汗だけで済みましたので、読者の方々には、ご安心くださいますよう。
関東地方の方々には、いかがだったでしょうか。気にかかります。
台風の後は、猛暑になりそう。お体にはくれぐれもご注意ください。

昨日、タイマー・アップロードしておいた記事が、この後に掲載されます。
台風の後に何を呑気な記事を書いているのだ、と思われてはいけないのでお知らせします。案山子。

2019年9月 6日 (金)

ツマグロヒョウモン

0812_29tumagurohyoumonn 2019.8.12
これは妻の撮影。
幼虫の食草・スミレを探して低い位置を探しながら飛んでいたメス。
どうしちゃったんでしょう、カタバミを誤認して腹を曲げて卵を1個産み付けてしまった。
産卵への内的圧力がよほど高まってしまったのでしょうか。
前脚で葉を叩いて、揮発成分で味見して、食草を確認するはずなのですが。
せっぱつまってしまったのかな。
妻はこのカタバミの葉をスミレの葉にくっつけてやっていました。
無事に孵化・成長できますように。

ヘクソカズラ

0812_26hekusokazura 2019.8.12
5弁と6弁の花が並んでこっちを向いていました。
5が普通で、たまに6ができる。じゃあ、4というのはないのかな、と見ていますが、今までのところ見たことはありません。どういう仕組みでこういうことが起きているのか、不思議ですね。

ジョロウグモ

0812_23jorougumo1 2019.8.12
庭にジョロウグモが網を張りました。まだ幼体ですね。
0812_23jorougumo2
「こしき」の部分がこんなふうな穴でしたか。あまり近くで見たことがなくて、面白かった。
0812_23jorougumo3
霧吹きを取ってきて、軽く霧を吹きつけて、網を可視化。
きれいですね。クモに負担をかけては申し訳ないからここまで。
主網の前後にバリアー網を張って、三重にするというのは、このクモではまだのようでした。

0813_3jorougumob_1 8.13
冒頭のクモの場所から少し離れた位置に新たなジョロウグモ。
ちょっとうるさかったかな
0813_3jorougumob_2
そばの葉に移動。
脚が目立ちます。
0813_7jorougumoc
もう一匹、別の場所に網を作っていました。
3匹になったのですが、その後、最初の2匹は移動したらしい。
直上の写真の個体は同じ場所にいます。
ジョロウグモの成体が網を張るには、ちょっとこのあたりの位置は手狭だと思います。
もっと上の方の広々とした空間へ移動してくれるとありがたいのですが。
ま、観察を続けます。

スイフヨウ

0812_17suihuyou1 2019.8.12
白いスイフヨウの花の手前の上下はキョウチクトウです。
白い花の近くの左右の色濃いのは、スイフヨウの昨日の花です。
一日で変化していく花と、長く持続する花。重ねて撮影することができました。
動物とはまた異なった時間の流れが交差しています。

ニラ

0812_16nira 2019.8.12
今、ニラの花の季節なんですね。
何となくニラの花の季節の感覚を失っていましたが、線路柵内にいっぱい咲いて実ができています。
これが礫の間に落ちるのでしょうから、草刈りでめげる草ではないわけだ。
しぶといですね。礫だらけという他にはない環境で栄えています。

ランタナ

0812_10lantana 2019.8.12
別に大した話ではないのですが、写真を見ていると、顔に擬人化したくなりませんか?
それだけです。

0814_18lantana 8.14
これもまた大した話じゃないんでして。
散歩から帰ってきたら、妻が何か付いてるわよ、と背中からこれをつまんでくれました。
私の体にくっついてきたランタナの花。
花に愛される爺さんになったかな。
2個付いてれば「花々しい」爺さんになれたのになぁ。
「はながつく」だからよかったものの、「はなにつく」爺さんだったら困り者だよなぁ。
とかまあ。大したこっちゃない。

2019年9月 5日 (木)

アサガオ

0812_7asagao 2019.8.12
青い花のアサガオが咲きました。特に変化朝顔というわけではありません。

0817_15asagao 8.17
色の濃いのもある。

0820_7asagao 8.20
雨が当たった部分の色が変わります。

下にリンクする日本植物学会のサイトはQ&Aなのですが、その質問から引用します

 先日観察していたところ、水やりをして、花びらに水滴が当たった部分だけ、ぽつぽつと斑点状にピンク色になっていました。
 もう一度、今度はあえて花びらに水(水道水)を撒いてみたのですが、
1.水を撒いてすぐに花びらがクタッとなりました。
2.10分もしないうちに、水滴の当たった部分がピンク色になりました。(水滴の中央部でなく、周辺部から変色していくことも不思議に思いました。)

質問者は、水道水が当たっても色が変化することを観察しています。
雨が当たって朝顔の色が変わった、酸性雨だ、大変だ!と騒ぐ記事が溢れていますが、日常の水ではどうなのか、という視点を欠いていますね。昔からこの問題はやたらとセンセーショナルに扱われて、気分が悪かったのですが、Q&Aの穏やかな答えを読んでいただくと、なるほどね、と納得できます。どうぞ。

↓日本植物生理学会
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3327
アサガオの色素について

↓日本地球化学会
http://www.geochem.jp/qanda/answer/014.html

酸性雨が降るのは大気汚染の影響ですか?

 純水のpHは7ですが、大気中の二酸化炭素が十分溶けた水のpHは、二酸化炭素の大気中濃度からおよそ5.6になります。従ってpH5.6以下の雨を酸性雨と定義することが多いといえます。
 (後略)

略した部分も是非お読みください。大切なことが述べられています。

「大気中の二酸化炭素が十分溶けた水のpHは、二酸化炭素の大気中濃度からおよそ5.6になります」この部分ですが、詳細は忘れましたが、実は大学の入試の化学で出題されたことがあるのです。計算でpHが5.6くらいになるのを求めるのです。
私はこれを入試問題として扱うよりも、pHの授業で教材としてよく使いました。

ちょっと前にSTAP細胞の騒ぎがありましたが、その初っ端でしたが
「外的刺激を与えることのみで、分化した細胞を初期化できる」という主張でした。
その外的刺激というのが「弱酸性溶液に細胞を浸す」ということで、「pH5.7程度」といっていました。
私はその発表に接して、pH5.7の水溶液を「酸性」というかい?そのpHは、単なる自然の水のpHでしょ。私たちの肌は常にpH5.7程度の水に接触していますよ。と思って、不信感を抱いたのでしたっけ。

タチアオイ

0812_6tatiaoi 2019.8.12
見事でしょ。鮮烈な赤。陽ざしを求めて、塀の上にさらに1m以上伸びていった。
他のタチアオイがほぼみんな終了した時期に、この状態。
視線を独占していました。

0817_12tatiaoi 8.17
季節は移行し、8月いっぱいで、この株も終了しました。
佳いものを見た。

コマツナギ

0812_5komatunagi1 2019.8.12
今年はコマツナギが元気。去年よりずいぶん早く咲き始めて、花がどんどん増えていく。
0812_5komatunagi2
小さな花ですが、いかにも「豆豆しい」姿が大好き。マメ科の花、好きです。
(ホントは「忠実忠実しい」が正しいのですけど)
長く楽しませてくれています。

キョウチクトウ

0811_11kyoutikutou 2019.8.11
11時頃の撮影。昼過ぎの光線とは角度が違います。
そのせいで、キョウチクトウの分厚い葉が透けているのです。
これはかなりラッキー。
秋霖の季節を過ぎると、乾燥して澄んだ明るい陽射しの時期が来ます。きっとくっきりした佳い写真が撮れますよ。「光線を選ぶ」ことにチャレンジしてください。

0813_19kyoutikutou 8.13
この日の空は明るかったけれど、白かった。
ずいぶん感じが変わります。花のこってり感が強かった。
ご自分の好みの背景を探してください。

スイフヨウ:2

スイフヨウの花の色の変化をたどってみます。
0813_4suihuyou0650 2019.8.13 06:50
朝。白く開花。
0813_16suihuyou1150 11:50
昼前。薄くピンクがかってきます。
0813_20suihuyou1345 13:45
色が濃くなってきます。
0813_25suihuyou1620 16:20
まだ明るいけれど夕方。色濃く、花も閉じてきます。
「酔って候」でしょうか。ぐっすり、おやすみなさい。


↓スイフヨウはアオイ科ですが、学名を調べてみました。
https://www.hana300.com/fuyou0.html

 Hibiscus mutabilis cv. Versicolor(酔芙蓉)

   Hibiscus : フヨウ (ハイビスカス)属
   mutabilis : 変わりやすい、不安定な
   versicolor : 変色の、種々な色のある

「cv.」ってなんだったっけ、とWikiを調べたら「園芸品種」のことだそうです。

属名+種小名+「cv.」+「園芸品種名」(cv: cultivar の略)

なるほど。ナットク。
「季節の花300」というサイトでは、学名の由来が記されているので助かります。

スイフヨウ:1

0811_9suihuyou1 2019.8.11
昼近くですので、白く咲いた花が薄いピンクになってきています。
背景が「ものすごい」青空。
花そのもの、青空そのものを撮りたいのではなく、その対比を撮りたくなるわけです。
花はそれ自体が被写体になり、いろいろな背景で撮影します。
では、青空それ自体を被写体にしたらどうなるでしょう?

画面いっぱいただ青い。

それだけの写真になります。素敵だと思いませんか?

★私は昔からへそ曲がり。20歳のころ、北海道で妙な写真を撮りました。
題して「原生花園の空」。35mmカラーフィルムの一コマがただ青いだけ。
他にも「摩周湖の霧」。霧の摩周湖じゃないんです。摩周湖の「霧の写真」なんです。フィルムの一コマがただ全面灰色なだけ。
写真屋さんに持っていって、現像、焼き付けをしてもらったら、これら2枚は、焼いてくれなかった。
失敗作であると判断されてしまったのですね。
で、これらは、私が意図的にこう撮ったのですから、焼いてください、としつこく頼み込んで焼いてもらいましたっけね。
今は、デジカメの時代ですから、何をどう取ったって構うもんか。いろいろ「普通じゃない」写真にも挑戦してください。

2019年9月 4日 (水)

ガザニア

0811_7gazania1 2019.8.11
なかなか充分に乾燥した実を見られなかったのですが、今回はうまく出会えました。
0811_7gazania2
いかにもキク科らしい冠毛のある痩果です。
冠毛は萼の変化したものです。不思議な工夫をするものですね。

オオスカシバ

0811_3oosukasiba1 2019.8.11
ランタナの花に来たオオスカシバ。
前脚で花に触るような状態でホバリングして蜜を吸います。
0811_3oosukasiba2
人間の側の思い入れですが、こういう時の昆虫の顔って「おいしい、おいしい」といっているような気がしてしまいます。
前の記事のキョウチクトウの花と違って、ランタナの花にはいろんな昆虫が訪れます。
虫を呼ぶ花ですので、お楽しみください。

キョウチクトウ+

0810_18kyoutikutou1 2019.8.10
何かいる!と撮ったのですがこれ一枚。
ハナムグリの仲間ではないでしょうか。シロテンハナムグリかなぁ。
キョウチクトウの花を虫が訪れるのを見ることは少ない気がします。やっぱり有毒なせいでしょうか。

ヒメハラナガツチバチ

0810_16himeharanagatutibati1 2019.8.10
デュランタの花にハチの翅が見えます。翅の先端の色の濃いのがわかる。
しばらくシャッターチャンスを待って
0810_16himeharanagatutibati2
撮りました。
これはヒメハラナガツチバチのメスですね。
雄は胸部背面に模様があります。
花が小さいせいで脚が余りましたかね。後脚が浮いているようです。
メスは、土の中のコガネムシ類の幼虫を探して卵を産み付けます。
ですので、メスは顎が発達していて、土に穴を掘ることができるのです。

↓平群庵昆虫写真館。雌雄の写真が並んでいます。
http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_hachi/himeharanagatsuchibachi.htm

 

ムクゲにアリ

0810_14mukuge 2019.8.10
どういうわけか、ムクゲの白い花弁にアリが来ます。
白いご飯にゴマをまいたようで目立ちます。
なんでだろう?アブラムシがいるようではない。
花弁に小さな傷をつけると、甘い汁が出るのかな。そんなことしか思いつきませんが。
フヨウなどではアリがこんなにたかることはない。
私が自分でムクゲの花の味見をするという気分にもならなくって。答はワカリマセン。

アレチギシギシ

0810_9aretigisigisi1 2019.8.10
アレチギシギシの全体が褐色になりました。もちろん果実は熟しきっているはず。
0810_9aretigisigisi2
軽くしごいてみたら、実が取れました。
3個で1セットのようですね。
後で考えるに、これは実であって種子ではない。
種子も見なくっちゃ。

0811_6aretigisigisi 8.11
翌日、もう一回しごいて実をとり、今度は手のひらの上で、指先で実を揉んで皮をはいでみました。
つやつやしていて、3本の稜線があります。タデ科らしい種子といえるでしょう。
この草、あまり増えてもらっても困るので、蒔きませんでした。(草が自分でもういっぱい蒔いた後でしょうけどね)

2019年9月 3日 (火)

チロリアンランプ

0810_5tyroll 2019.8.10
朝、新聞をとりに勝手口を出たら、目の前にこんな光景が。
勝手口を出ると、ブドウ棚の下なのですが、そこへ脇からチロリアンランプが伸びてきたのですね。
そのつぼみなのですが。
一瞬、小さな桃でもなっているような感じがして、面白かったので、新聞を家に放り込んでから写真を撮っておきました。
画面右下にブドウも写っていますが、なんだか「ミニ桃」、おいしそうに見えませんか。

チロリアンランプはアブチロンの品種です。ランプを釣り下げたようだ、という名前です。
幅広の花のアブチロンもあります。

雨柱

0809_25amehasira 2019.8.9
「633天気」の画面。雨柱なのですが、柱の左側が見えていません。
雨柱というのは正式な気象学用語ではありません。通称、ですね。「あめばしら」とでも読んでください。
狭い範囲に激しい降雨があって、それを遠くから眺めると、柱のように見える出来事のことです。

これとは話が違うのですが、「夕立は馬の背を分ける」という言葉がありますね。
別に夕立でなくてもいいのですが、ま、要するに突然の雷雨です。
私は、誤解かどうか知りませんが、馬の体の「前後」を分けるのだと長く思っていました。
ところが、比較的最近「左右」にわけるという方が主流であるらしいことを知りました。
検索してみると、前後に分けるという解釈はごく少数でした。
そうなんだ。頭の方に陽が当たって、お尻の方はびしょ濡れだ、という感覚でいたのですけどね。
笑ってやってください。物知らずな私です。

センナリホオズキ

0809_24sennarihoozuki_20190903112701 2019.8.9
ホオズキと似ていますが、あまり有名ではないかな。ホオズキ市で入手してきて、妻が大事にしています。
ニジュウヤホシテントウに狙われてしまって、なかなか維持が大変。しぶといやつです。
花がホオズキよりアクセントがありましてね、楽しいんですよ。

↓「舎人公園の野草園ずかん」です、花が見られます。
http://toneri-yasoen.a.la9.jp/sub8nasuka-sennarihoozuki.html

ヒキガエル

0809_23hikigaeru 2019.8.9
暑い夏は「夏眠」中。見つかってしまったか。
恒温動物である私たち哺乳類と違って、ヒキガエルは適温でしか活動しないのでしょう。
優雅と言えば優雅。
冬眠して、途中で繁殖期だけ活動して、その後は春眠。そして暑い夏は夏眠。

↓過去記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-40a3.html
2011年7月28日 (木) ヒキガエルの夏眠

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-827b.html
2013年1月 7日 (月) ヒキガエルの冬眠

同じ内容を繰り返すのもなんだかなぁとおもいますので、ぜひリンク先をお読みください。
「金沢城のヒキガエル」奥野良之助 著、という名著を下敷きにしています。

キバナコスモス

0809_17kibanacosmos 2019.8.9
「キバナコスモス日時計」が午前9時を指しています。昼は暑すぎるので朝の陽射し。
昼頃になると、影が時計回りに移動していきます。

0810_13kibanacosmos1 8.10
キバナコスモスの八重の花。2段になっている感じがします。
0810_13kibanacosmos2
妙に色が濃い花がありました。
終わりかけの花で色が濃縮されたのかな、とも思ったのですが。

0811_8kibanacosmos1 8.11
翌日も同様に濃い色。萎れていく過程、という感じでもないなぁ。
この花の個性なのでしょうね。
下の写真の花と色を比べてください。
0811_8kibanacosmos2
いろんな花が咲きます。これからまだ先が長い、楽しみも長い。いろんな昆虫もやってくる。楽しみです。

ヒメナガカメムシ

0809_15himenagakamemusi 2019.8.9
ヒメジョオンの花で。ヒメナガカメムシが交尾中。
交尾中の姿の方をよく見かけるという感じがします。
このカメムシ、キク科の花が好きで、小さなハエのような感じです。
秋のキク科の花をよく見てください、きっといますよ。
中央の大きな個体がメスでしょう。

2019年9月 2日 (月)

8月の気温など

201908kion 気温
7月の終わりから8月、まあ暑かった。真夏日の連続。猛暑日も10日ありました。
最低気温の方も、熱帯夜続き。7月終わりから、25日くらい続きまして。
いくらなんでも「疲れ」ました。涼しくなってくると、どっとくるだろうな。夏バテというやつは後から襲ってくるものです。
201908heinensa 平年差
7月に平年より5℃もひくかったものが、8月には4℃も高くなって、この高低差がきつい。
体がだるい。老体には堪えます。
201908situdo 湿度
気温が高かった分、湿度は相対的には低かった。でも蒸し暑かったよなぁ。
秋霖の時期というのは、梅雨より雨量が多かったり、きついことも多いのです。
「天高く」乾燥した日々が早く来ますように。

↓過去記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-a24b.html
2017年2月27日 (月) 比熱

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-4605.html
2017年2月27日 (月) 世界の気圧分布

夏は大陸が温まって低気圧となり、海は温まりにくくって高気圧となる。太平洋高気圧に覆われる暑い夏。夏台風の典型的なコースは日本列島に近づけず、大きく回る。秋になると、高気圧が少しずつ退いて、台風のコースが日本列島直撃コースになる。{昨年の夏の台風のコースは変でした。}
冬は、大陸は冷え切って高気圧となり、海は冷めにくくて低気圧になる。圧倒的なシベリア高気圧、というやつですね。
その切り替わりのところに、梅雨やら秋の長雨やら、性質の異なる気団の押し合いへし合が日本列島上で起きますね。

気象情報で、「前線の活動が活発となって」というような表現をよく聞きます。なんだか、「前線」というものが独立して存在して、そいつが暴れているような感じがしますが、そうじゃない。
北と南の性質の異なる空気が接する「最前線」が前線なのです。夏の空気と冬の空気のせめぎ合いの現場が前線。性質の異なる空気が接しますので、激しい気象現象が起きやすい。そういう、季節を支配する気団のせめぎあいという形で気象情報を聴いてください。わかりやすくなりますよ。

アリの盛り土

0809_9ari 2019.8.9
死骸はコガネムシの仲間のような気がしますが、その死骸を土くれや何かで丸い盛り上がりで囲んであります。
アリの仕業です。

0811_1semiari 8.11
玄関前のテラス。アブラゼミの死骸。盛り上げてあるのは、砂粒みたいですね。土という感じではない。
周囲がタイルですから、運びやすいものを使った結果かな。

0814_1budou_ari 8.14
勝手口の外。落ちたブドウの実を砂粒で囲ってある。
昆虫の死骸のたんぱく質などではなく、果実の糖を確保したいらしい。

0817_11ari 8.17
これは土っぽい感じがあります。

0821_5semi 8.21
道路の舗装と線路柵のコンクリートの境目で、土ではなく砂を運んで来たらしい。

さて、こういう盛り上がり、盛り土は何のためなのだろう?
ネット上で調べても、これといって決定的な解説がない。
昆虫学には素人の、単なる昆虫ファンでしかない、ワタクシ案山子めの勝手な想像をひとつ。

アリの巣の出入り口って、土が盛り上がっていますよね。トンネルを掘った時の土の一部でしょう。
その形に似ていませんか?
アリは、同一種のアリでも、巣毎にその構成員の「匂い」が違うらしい。「巣の匂い」というものがあるらしい。
一つの巣の構成員がすべて同じ匂いだとは言いませんが、非常によく似たものらしい。働きアリたちはすべて一匹の女王アリからの姉妹ですからね。
で、同種で他の巣のアリは、その巣の匂いで、自分の巣と他の巣を識別する。

さて、ここからが勝手な仮説。

昆虫の死骸を発見したけれど、そのままでは巣に運べない。現場で時間をかけて解体して運ばなければならない。その間、他の巣のアリに獲物を横取りされたくない。そこで、土くれや砂粒を運んできて獲物を囲み、自分たちの匂いをつけてしまって、ここは自分たちの巣だ、と巣に偽装しているのではないか。
他のアリは、自分の巣じゃないと感じますから、獲物を守ることができる、と。

こういうことを考えたのですが、いかがでしょうか。

★↓こんな本も引っくり返して探したのですが、解説がない。で、古びた脳を絞ってみました。
ありとあらゆるアリの話」久保田政雄 著、講談社、昭和六十三年一月二十六日 第一刷

アリ!なんであんたはそうなのか(フェロモンで読み解くアリの生き方)」 尾崎まみこ 著、化学同人DOJIN選書 075、2017年8月20日

オシロイバナ

0809_13osiroibana1 2019.8.9
電鉄会社の草刈りの後、新たに繁って、きれいな花が「山のよう」。
純白の花もあるし。
0809_13osiroibana2
赤が混じる花もある。
紅白の混じり具合が非常に多様なので、眺めていると飽きません。
一様なピンクの花は少ないと思いますが、赤が細かく混じると遠目にはピンクの花になります。
そういうのをまた探しますね。

ノブドウ

0809_8nobudou1 2019.8.9
ちょっと見、ヤブガラシの花に似ていますが、ヤブガラシの花のような色はありません。葉もヤブガラシとは違うし。
でも、私は混同しがちです。
0809_8nobudou2
小さな花で鮮明に写すのはなかなか大変。

0829_8nobudou 8.29
今シーズン初の実かな。(私の狭隘な視野の中では)
熟すと、青や紫の色がつくはずです。
ヤブガラシは実ができないものが多数(3倍体なので)で、たまに結実しても黒い実になりますね。

↓参考
https://shizenkaze.exblog.jp/19336941/
『藪枯(ヤブガラシ)と野葡萄(ノブドウ)の花と実』 2013年 07月 25日

『藪枯(ヤブガラシ)』 ブドウ科ヤブガラシ属の蔓性植物
学名はCayratia japonica
『野葡萄(ノブドウ)』 ブドウ科ノブドウ属の蔓性落葉低木
学名はAmpelopsis glandulosa var. heterophylla

https://matsue-hana.com/hana/nobudou.html

髭なし白髭

0809_7sirohige2 2019.8.9
ちゃんと髭のある白髭咲き朝顔。
0809_7sirohige1
あれ?髭がない。
「髭なし白髭」ですね。
形容矛盾というほどでもないけど、なんだか可笑しい。
季節が進んできて、花の姿に変化が起きているような気がします。
それはまた、もう少し後で別に扱いましょう。

★昆虫の方には不思議な名前がありまして。
↓トゲハムシ亜科というページです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%B2%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%82%B7%E4%BA%9C%E7%A7%91

コウチュウ目>カブトムシ亜目>ハムシ上科>ハムシ科>トゲハムシ亜科

「トゲハムシ」とか「トゲトゲ」という名前で呼ばれるグループです。
トゲがあるのが普通なんですが、どういうわけかトゲのない奴がいて
トゲナシトゲトゲ」という名前をもらった。
以下、Wikiから引用します。

 トゲハムシ亜科に属するハムシにも成虫に棘のない種があり、トゲナシトゲトゲ(トゲナシトゲハムシ)という和名で呼ばれる。しかし、形容矛盾であるとして「ホソヒラタハムシ」という和名も使われている。国内のトゲハムシ類14種のうち4種がこの種である[4]。具体的にはミヤモトホソヒラタハムシ、タグチホソヒラタハムシ、オキナワホソヒラタハムシ、ナガヒラタハムシ(キムネクロナガハムシ)の4種であり[5]であり、和名が「ホソヒラタハムシ」でないものも含まれる。
 これらはトゲがないため外見の印象は異なるが、トゲハムシ亜科の重要な特徴は備えている。

トゲアリトゲナシトゲトゲ
 トゲナシトゲトゲの仲間にもトゲのある種があり、複数の文献でトゲアリトゲナシトゲトゲ(トゲアリトゲナシトゲハムシ)という呼び方で紹介している。その外見は普通のトゲハムシとは異なるものである。
 具体的な例が紹介されているのは池田清彦の著書で、かつてタイで小宮義璋がトゲのあるトゲナシトゲトゲを発見したエピソードのほか、具体的な種名と写真も掲載している[6]。
 別の文献[7]には、東南アジア産種の中にトゲ状の突起を有するように進化したホソヒラタハムシ(トゲナシトゲトゲ)が見られ、それらを日本の愛好者が当時の和名にちなんで、かつてこのように呼んでいたことが記されている。
 トゲアリトゲナシトゲトゲという和名は2007年の時点では存在せず[4]、国内産のトゲハムシに該当するものはない。また国内の図鑑等での記載は確認できず、研究者や愛好者に広く使われている呼び名かは不明である。

まったくもう。としか言いようのない事態ですね。

カンナ(檀得 だんどく)

0809_6canna 2019.8.9
お、つぼみだ。

0812_20canna 8.12
赤味を帯びてきましたね。

0813_22canna 8.13
わぁ。かわいい。きれいだよ。

0814_3canna 8.14
咲きましたぁ。雨でちょっと濡れていますが、それもまた風情がある。
次の花も咲きそう。
この後どんどん咲いていきました。

イトカメムシ

0809_5itokamemusi 2019.8.9
スイフヨウの花をみればそこにはイトカメムシがいる、という時期がピークを過ぎたかな、と思っています。
葉の混んだところにチラッと見えました。
成虫については、かなりしっかり見ているつもりですが、当然ながら幼虫時代があるはず。見たことがないなぁ。
検索してみたら、さすがですね、ちゃんと観察した方々がいらっしゃる。

http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_3679.html
イトカメムシの幼虫

幼虫の脚には、まだら模様があるのだそうです。そうなると、ひょっとして私も幼虫を見たことがあるのかもしれない、という気もします。というのは、ヒメイトカメムシという、イトカメムシとよく似た昆虫の識別ポイントとして私が見ているのが、脚のまだら模様、なんです。フヨウやスイフヨウで見かけたときに、脚にまだら模様があるとヒメイトカメムシね、と判断してしまう。
ひょっとして、イトカメムシの幼虫だった可能性が排除できなくなりました。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-240e.html
2018年8月 2日 (木) ヒメイトカメムシ・イトカメムシ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-ee9b.html
2014年7月10日 (木) イトカメムシ
↑ここでは脚にまだら模様のあるカメムシが、アブラムシを捕獲して体液を吸っている写真を使っています。
今回よく見たら、ぼやけているのですが、そのカメムシの翅が「芽」の状態なのではないかとも思えるんです。
そうだとしたら、ここの写真のカメムシは、脚にまだら模様があるけれどイトカメムシの終齢幼虫ということになりますね。
なんだかもう、混乱してきました。これからはしっかりと視点を定めて観察しなければなりません。
知らないことのみ多かりき。

↓こんな写真も。
http://mushi-akashi.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-4513.html
2012年10月 4日 (木)
イトカメムシの幼虫

↑イトカメムシの幼虫がクサギの葉の裏で卵らしきものを吸っていました。

↓これは成虫の鮮明な写真。
https://plaza.rakuten.co.jp/wolffia/diary/200808140000/

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