★災害は進行中。災害への直接の言及はしません。ただ、国や千葉県、近隣の自治体は「初動」を誤りましたよね。
生活は続く。それが第一。ジリジリしています。
関連の話に切り替えます。
★2019年9月9日の記録。
東京での気圧変化
午前4時過ぎに気圧が最も低下して、最接近だったと思われます。
最大瞬間風速
3時~6時がきつかったですね。風の音にドキドキしてしまいました。
気温
台風が南の空気を持ち込んできた。
最高気温は36.2℃です。9月になってから、この夏の最高気温を記録するなんて。勘弁してほしいよなぁ。
この日の最低気温が24.5℃で。13日の最高気温が23.6℃です。
変化が激しくって、高齢者の体には堪えます。
風向の変化
3:00 北東
3:10 北東
3:20 北北東
3:30 北北東
3:40 北北東
3:50 北北東
4:00 北北東
4:10 北北西
4:20 北
4:30 北北西
4:40 北西
4:50 北北西
5:00 西北西
5:10 北西
5:20 北西
5:30 西北西
台風の目が通ったわけではないので、完全に風向が反転したわけではありませんが、北東から北西へ、風向が変化していきます。4時から4時10分のあたりが、境目のようです。おおよそ最接近の頃ですね。
北東の方に背を向けて左斜め前というと南です。
北西の方に背を向けて左斜め前というと東です。
風向に背を向けて左斜め前に台風の中心部がある、という判断方法があります。おおよそですが役には立つ。
ご利用ください。
国土交通省・京浜河川事務所のページから。
水位観測所での雨は9日に日付が変わったころだったようです。上流からの流量が増えたのでしょう水位そのものは遅れて上昇し、水防団待機水位を超えた時間帯があったようです。これはこの近辺の多摩川としては珍しい。
川の断面図での表示。時刻は9日8:50です。
水位が6mになると氾濫注意水位になります。もう河川敷まで水が上がりますよという水位ですね。
ずいぶん以前ですが、記憶の中で1回だけ、河川敷に駐車してあった車が水没したということがありました。
★
ウェザーニュースの画面なのですが。
どう見たって、神奈川県の三浦半島を突っ切って、東京湾を北上し、千葉市に至った。わざわざ三浦半島をよけたようには見えません。
これが気象情報では、「三浦半島を通過」し、「千葉市に上陸」した、になるんですね。
三浦半島だって日本の地続きの陸地なのに、上陸じゃないのか、と不審に思ったんです。
↓気象庁のサイトから、一部省略したところがあります。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/haichi2.html
台風の接近
a)ある地点への台風の接近:台風の中心が、その地点から300km以内に入ること。
b)ある広がりをもった地域(地方予報区など)への台風の接近:台風の中心が、その地域に含まれるいずれかの気象官署等から300km以内に入ること。
備考:日本本土への接近と言う場合は、北海道・本州・四国・九州のいずれかへの接近を指す。
台風の上陸
台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達した場合を言う。
備考:上陸・通過した時刻については、1時間を正時及び15分、30分、45分を中心とした15分間に4分割して、それぞれ「時頃」、「時過ぎ」、「時半頃」、「時前」と表現し、最も適した時間帯を用いる。
台風の通過
台風の中心が、小さい島や小さい半島を横切って、短時間で再び海上に出る場合を言う。
はあ、そうなんだ。知りませんでした。
★風速について。
10m/s=(10×3600)m/(1×3600)s=36km/1h=36km/h
こうなります。
風速は秒速で示されますので、3.6倍してみてください、時速の値になります。
「千葉10地点、観測史上1位の暴風 中央区57.5M」
こういう表記の場合ですと
57.5×3.6=207km/h
です。
時速200kmですよ、想像を絶しますね。
逆に、台風の速さはkm/hで表記されますので、3.6で割ってみてください。
36km/h=10m/sです。
こういう台風自体の移動速度と、台風周囲の風の速度が合算されて実際に観測される風速になるのですね。
ですから、台風の進行方向右側では足し算になって風が強くなりがちです。
↓参考
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/2-1.html
台風に伴う風の特性
台風は巨大な空気の渦巻きになっており、地上付近では上から見て反時計回りに強い風が吹き込んでいます。そのため、進行方向に向かって右の半円では、台風自身の風と台風を移動させる周りの風が同じ方向に吹くため風が強くなります。逆に左の半円では台風自身の風が逆になるので、右の半円に比べると風速がいくぶん小さくなります。
下図は過去の台風の地上での風速分布を右半円と左半円に分けて示した図です。進行方向に向かって右の半円の方が風が強いことが分かります。
ここにある「図」は直接見に行ってください。
★もう一つ。余話。
我が家には電波時計が何台もあります。20年以上前の古いものから先日買ったものまで。
そうしたら、古い方の時計が2台、「標準電波が受信できなかった」とか、通常は福島県の大鷹鳥谷山からの電波(東)を受けているのに、「九州の羽金山からの電波(西)を受けた」という表示になったのです。
昼間も結構頻繁に受信して時刻を正す時計です。
こういう「乱れ」は東日本大震災の時以来。台風で福島の送信所が被害を受けたのかな、と思ったらちょっと違いました。
https://www.nict.go.jp/info/topics/2019/09/09-1.html
おおたかどや山標準電波送信所 (JJY: 40 kHz、福島県)
停波日と停波時間(日本時間):
2019年8月30日(金) *すでに終了しています
2019年9月2日(月)~6日(金) *すでに終了しています
2019年9月10日(火)、11日(水) 9:00~18:00
*台風15号の影響で停波予定日が1日延期になりました。
当初定期保守予定の9月9日(月)は、停波しておりません。
今回の定期保守による停波は、日中の作業時間内にとどめ、電波時計の多くが自動で時刻修正を行う夜間には、標準電波を送信する予定です。また、上記の時間内においても、停波時間が短くなるように、作業が終了次第、速やかに送信を再開します。 ・・・
日中に保守作業をしたのですね。我が家の、日中にも受信する時計はそれにひっかかったようです。東の電波を聞こうとしたら聞こえないので、西の電波を受けた、西の電波の受信にも失敗した、そういうことだったようです。夜間の受信はうまくいったようで、翌日には普通の表示になっていました。もう古くなってダメか、と思いましたが、大丈夫でヨカッタ・ヨカッタ。
↓参考
https://www.jarl.org/Japanese/7_Technical/lib1/jjy.htm
福島県の大鷹鳥谷山(おおたかどや山)山頂の長波帯JJY(40kHz)は,電波時計をはじめさまざまな分野で活用されています。しかし設置地点との距離の関係から,九州地方では電界強度が不足気味でした。長波帯JJYの運用管理をおこなっている独立行政法人 通信総合研究所(CRL)では,長波帯JJY(2局目:60kHz)を佐賀県佐賀郡富士町と福岡県前原市との境界にある羽金山(はがねやま)山頂付近に設置。平成13年10月1日より本格運用を開始し,これまで電界強度が不足気味で電波時計の利用が難しかった,九州地方から日本各地に向けて日本標準時のタイムコード情報信号を発信しています。
↓東日本大震災の後の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-d6d8.html
2011年3月17日 (木) 標準電波が止まっています
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-60b1.html
2011年4月22日 (金) 東の電波が聞こえたよ!