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2019年7月 9日 (火)

ビワ

0609_6biwa
2019.6.9
300個以上食べましたかね。今年は大当たりの年でした。おいしかったですよ。

★ところで、ちょっと気になる新聞記事がありました。

花粉症の子に多発? 食べ慣れない果物でアレルギー(朝日新聞デジタル 2019年6月23日14時00分)
 東京都大田区の区立小学校で、給食後の児童が次々と体調不良を訴え、病院に運ばれた。かゆみや発疹などがあり、いずれもアレルギー症状とみられるという。原因の可能性が指摘されているのは、意外な果物だった。
 「のどが痛い」「腕がかゆい」。6日午後1時半ごろ、給食を食べ終え昼休みを過ごしていた1~6年生30人が体調不良に。学校は救急車を呼び、うち11人が病院に搬送された。いずれも症状は軽く、その日のうちに自宅に帰ることができた。

 区教委によると、この日はガス設備の工事で給食が作れず、児童は弁当を持参。学校側からは牛乳と果物のビワを提供した。牛乳は飲み慣れたもので賞味期限などにも問題はなく、児童の症状も食中毒のものではなかったため、ビワによる食物アレルギーの可能性があるという。

 卵や牛乳などのアレルギーはよく聞くが、ビワ? 実は花粉症の人が果物や野菜を食べると、口の中にかゆみや違和感が出ることがあることが近年の研究で知られている。「花粉―食物アレルギー症候群」と呼ばれ、花粉症の人が反応する花粉の中のたんぱく質と似たたんぱく質が果物にも含まれるためだ。花粉症になって数年後に、果物アレルギーを発症することも。患者の増加とともに増えていると言われ、花粉症の発症が低年齢化しているのに伴い、子どもにも多く見られるという。

 症状は比較的軽く、口の中だけでとどまることが多いが、原因として最も多いのが、リンゴやモモ、イチゴといった「バラ科」の果物。ビワも含まれる。国立成育医療研究センターの福家辰樹・アレルギーセンター医長は、「過度に心配することはないが、花粉症があって、かつ果物を食べると口がイガイガする人は、注意してほしい」と話す。
(後略)

ビワでアレルギーだそうです。私の住む大田区でのことでしたので、なおさらビックリ。
大事に至らなくて何よりでしたが、いろんなことがあるものですね。
ここでとても大事な概念があります。言葉として明白な形で示されてはいませんが、「交差」という概念です。
普通、食物アレルギーでは、抗原となるある特定の食品、あるいは食品原料、が問題になりますよね。
それを避けるようにすることは大事なことです。
ところがそこに「交差」ということが入ってくるのです。

↓参考
https://www.foodallergy.jp/care-guide/special-diseases/

花粉-食物アレルギー症候群

Pollen Food Allergy Syndrome, PFAS)
花粉アレルギーでは果物や野菜に含まれるアレルゲンと交差反応し、食物アレルギー症状を呈する場合がある。主にIgE抗体を介した口腔粘膜に限局する即時型アレルギー症状を呈するが、稀に全身症状を認める。カバノキ科(ハンノキ・シラカンバ)花粉はバラ科果物(リンゴ、モモ、サクランボなど)・マメ科(大豆・ピーナッツ)、イネ科とキク科(ブタクサ)花粉はウリ科果物(メロン、スイカなど)、キク科(ヨモギ)花粉はセリ科野菜(セロリ、ニンジンなど)と交差反応しやすい。

交差抗原性:共通の構造をしたエピトープが異なるタンパク質に存在し、その両者に特異的IgE抗体が結合すること
交差反応性:交差抗原性に起因して症状が誘発されること

「交差抗原性」「交差反応性」
今回のビワでの出来事は、この「交差」によるものでしょう。
ネットなどで調べようとするときに、「交差」という概念を知らないと、辿り着きにくい。
食品アレルギーのある方もない方も、是非、頭の中に入れておいてください。

↓参考
http://www.jspaci.jp/allergy_2016/chap11_2.html

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