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2019年7月31日 (水)

ホオズキ

0705_11hozuki 2019.7.5
ホオズキの花です。花はそろそろ終わりに近づいて、実が色づきます。

0729hoozuki 7.29
ね、真っ赤。今年は実が多い。不順な天候だ、と思っていましたが、ホオズキには適していたのかな?

★ところで、読者の皆様「ホオズキ・ホウズキ」どちらの表記が気分いいですか?
私は以前は「ホウズキ」だったのですが、最近は「ホオズキ」と表記しています。
よくわからないけど、その方が多数派だしなぁ。数に負けたかかし爺さん。

↓朝日新聞・土曜特集のbeのコラム

(街のB級言葉図鑑)ほうずき市 飯間浩明
2019年7月27日03時30分

 ■語源によって仮名が違う
 7月9、10日は、東京・浅草寺の参道の「ほおずき市」。歩きながら見回すと、この市の名はいろいろに書かれています。「ほうずき市」もあれば「ほおづき市」も。印刷文字でもそうなっています。
 現代仮名遣いのルールに従っているのは「ほおずき市」です。
 「ほう」でなく「ほお」と書くのは、現代仮名遣いとしては例外的です。昔の仮名遣いでは「ほほづき」であり、オと読む「ほ」は、現代では「お」で書くルールです。
 ・・・(後略)

広辞苑を見たら

ほおずき【酸漿・鬼灯】ホホヅキ
(語源は「頬付」か)
ナス科の多年草。茎の高さ60~70センチメートル。葉は卵状楕円形。黄緑白色の花を開き、球形の液果が嚢ふくろ状にふくらんだ宿存萼がくに包まれて赤熟。果実は種子を除いて空にし、吹き鳴らす。根を鎮咳ちんがい・利尿薬に使用。丹波酸漿。秋。〈本草和名〉
広辞苑第六版より引用

こうでした。「頬・ほほ」は「ホオ」になる。
で「付・つき」が「ズキ」になるのは変ですね。このことは上のコラムで省略した部分でも指摘されています。
語源を意識していないせいだろう、と。
「三日月」を仮名で表記すれば「みかづき」ですよね。「ミカズキ」では気持ち悪い。
「酒坏」も実は「さかづき」なんですよね。「酒の坏」なので。

つき【坏】
飲食物を盛るのに用いた椀形の器。初めはすべて土器であった。蓋のあるのを蓋坏、蓋のないのを単に坏または片坏、高い足があるのを高坏といった。つぎ。万葉集[3]「一―の濁れる酒を」
広辞苑第六版より引用

というわけで、皆さんの語感はいかがですか?

 

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