ホソヒラタアブ
2019.4.29
ホソヒラタアブの成虫が花の蜜や花粉を食べるというのはまほぼ常識なんですが、面白い記述を見つけましたのでご紹介します。
世界大百科事典に「アブラムシの分泌液」という記載がありました。
ホソヒラタアブの口は「舐める口」で、肉食性の「刺す口」ではないので、アブラムシを襲うことはできないはず。
ホソヒラタアブの幼虫は肉食性でアブラムシを食べますけど、成虫はアブラムシの分泌液も舐めるのであるらしい。
へぇ、そうなんだ、と思い、ご紹介します。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9B%E3%82%BD%E3%83%92%E3%83%A9%E3%82%BF%E3%82%A2%E3%83%96-1206040
世界大百科事典 第2版の解説
ホソヒラタアブ【Episyrphus balteatus】
双翅目ショクガバエ(ハナアブ)科の昆虫(イラスト)。成虫は体長約11mm。胸背は光沢ある銅黒色,腹部は黄色で各節に2本の黒帯がある。全国に分布し,東京付近では成虫は3月から10月ころまで見られ,花に集まり吸みつする。成虫で越冬し,第1回目の産卵は早春3~4月ころに行い,10月ころまでに3回発生する。成虫の食物は花みつ,花粉,アブラムシの分泌液などである。卵はアブラムシの繁殖した寄主植物に産みつけられ約6日で孵化(ふか)する。
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