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2019年6月24日 (月)

金紅石

前の記事(6/21の最後の記事です)で、二酸化チタンの話が出ました。屈折率がダイヤモンドより大きいという話。
酸化チタンのことは以前に書いたよな、と検索してみたら、昨年2018年2月20日付で、いろいろ書いていましたので、リンクします。
2番目の「酸化チタンの性質」というのが、今回の記事に一番関連が深いので、ぜひどうぞ。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-d804.html
2018年2月20日 (火) チタンのフライパン

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-0c3c.html
2018年2月20日 (火) 酸化チタンの性質

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-cdc8.html
2018年2月20日 (火) チタンホワイト

文系の選択化学で行った授業がもとになっています。授業をとっていた女子生徒のお父様が宝飾店をなさっていて、お陰様で金紅石を入手することができたのでした。生徒やそのご家庭に教えていただけるということは、教師冥利に尽きる、というものです。

★今回のオマケ。
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これ食塩の結晶です。
一回だけ小学校で理科の支援をしたことがありましたが、その時「溶解度」の実験があったのですね。食塩やホウ酸を溶かして融け具合を調べるわけです。で、その実験の後、児童たちが作った食塩水を捨てずに大きなビーカーに集めて、じっくり自然に蒸発させたのです。飽和に達し、結晶が析出する。ゆっくりですから、結晶が大きく育つ。
それが上の写真です。もちろんこれを砕くと白い普通の塩に見えるようになります。

食塩の結晶は立方体になるのですが、面が平らにならずに、面の中央に向かって階段状のくぼみができることも多い。骸晶といって、析出時に、どこが成長しやすいか、という違いが目に見える形になったものです。
「食塩 骸晶」で画像検索すると見られます。
この時は、きれいな面で成長してくれましたので、カセットテープのケースに入れて保存しました。
支援員の期間中に保護者の参観がありましたが、なにせ現役時代には「私の授業はすべて公開である」と宣言していたような男ですから、授業参観は大歓迎。この食塩の結晶を児童や保護者の方々にお見せして、どうやって育てたかなど話をしました。
そうしたら、あるお母さんから「皿に残った醤油を、うっかり冷蔵庫の中に放置していたら、無色透明の食塩の結晶が出てきて驚いたことがある」というお話がありまして、翌日かな、その実物を児童がもってきてくれましたっけね。嬉しかったなぁ。授業をする醍醐味というものですね。

★もういっちょ思い出話。(年取ったなぁ)
工業高校での実験。
食塩を試験管に2cmくらいの深さに入れ、ガスバーナーの炎を最強にします。空気を大量にいれてね。
で、その炎で食塩の入った試験管を熱します。食塩の融点は約800℃。やがて、食塩は融解し、無色透明な液体になります。揺らすとちゃぷちゃぷします。それを見て生徒は驚く。これが本当に食塩なんだろうか?と。
試験管も柔らかくなってきます。スタンドに斜めに固定して加熱するのですが、試験管が柔らかくなって「垂れ曲がる」というのは普通はまず経験しないことです。
さて、加熱を止め、ゆっくり冷やしますが、冷めきらないうちに濡れ雑巾に接触させると、試験管にバリバリとひびが入ります。またしばらく空気中で冷やし、触ることができるようになったら、割れた試験管を壊して、中身を取り出します。
試験管の底の形にかたまった無色透明の結晶が得られます。生徒が言う「先生!これホントにしょっぱいのか?!」
あまりにも普通の食塩と見かけが違うので疑問が湧くんですね。で「指を水道水で濡らして結晶を撫でて、その指を舐めてみていいぜ」「おぉ、ホントにしょっぱいぜ」となるわけですね。
週3時間の化学の授業で、週1回は必ず実験を入れる、という方針で授業を組み立てていましたっけ。楽しかったですよ。

私は「授業者」でした。

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