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2019年5月22日 (水)

昨日(5/21)の大雨

0522tamagawa
国土交通省 京浜河川事務所のHPから。
昨日、午前4時頃から降り始めた雨は、14時までで累計78mmに達しました。
かなりの雨でした。
過去には1時間雨量が90mm位に達したり、多摩川の河川敷まで水位があがって河川敷にあった車が水没したというような経験もありますから、それに比べれば、まぁ、ましではありましたが。
ず~っと激しい雨音を聞いておりました。
上に引用した図の雨量のグラフは、目盛りが通常と反対に下向きに大きくなっていますので、ご注意ください。
多摩川の水位変化ですが、水防団待機水位まであがりませんでした。
時々このサイトを見て状況を確認し、安堵しておりました。

20190521_12
12時の天気図です。寒冷前線が関東を通過していくところです。
ニュース・バラエティのようなのを見ていたら、「前線」ということをまるっきり理解していないコメンテーターの方がいらっしゃるようで、元理科教師としては悲しかったな。
天気図上に何だか知らないけど線が引いてある、程度の理解らしい。
「前線」は「front」。異なる性質の空気が接する境目です。性質が異なるのですから空気とはいえすぐには混ざらないで、せめぎあいが起こるのです。
そういうせめぎあいの場所を示すのが天気図の前線。
20190521wind1600
風の流れです。
太平洋の高気圧の風が、前線のところで急激に曲がっていますね。ものすごく強い力で曲げられているわけです。
それが上昇気流を生み、積乱雲を生み、激しい気象をもたらしているわけです。
天気図を見てそういう想像力を働かせるのは難しいかもしれませんが、今は、ビジュアルな情報もたくさんTVから流れますので、自分の生活の情報として、理解を深めてほしいですね。

昔、中学校で理科の第二分野を教えていた頃。私費で天気図用紙を大量に買い込み、カセットレコーダーでNHKラジオの気象現況を録音して、教室で生徒に天気図の書き方を教えたものです。今はそういうことは却ってやりにくいでしょうね。
気象衛星もありますが、天気図はやはり基本。そして観天望気も基本です。

まずは、無事でした。

そうそう、夕方のNスタ。
0521_5skytree
東京スカイツリーの350mのところの展望デッキが見えていないようです。
ずいぶん雲の底が低いようです。
東京タワーが写っていたらてっぺんあたりが隠れているのかもしれませんね。

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