釧路で116年ぶりの暖かさ
釧路で116年ぶりの暖かさというニュースがありました↓
<引用>
北海道 釧路 116年ぶりの暖かさ(NHK 2019年4月16日 19時50分)
上空に暖かい空気が流れ込んだ北海道では、広い範囲で気温が上がり、各地でことしの最高気温を更新しました。
釧路市では、4月中旬の最高気温としては、明治時代だった1903年以来116年ぶりに18度を超えました。
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このうち、釧路市では18度4分と7月中旬並みの暖かさで、4月中旬の最高気温としては、明治時代だった1903年以来116年ぶりに18度を超えました。
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「116年」とは珍しいことですから、お目にかけようと、気象庁のHPから4月16日の釧路の10分ごとのデータをとって、グラフ化してみました。
茶色っぽいのが湿度で右目盛り。青いのが気温で左目盛りです。
いかがでしょう?{珍しいでしょ、といっても、本当に珍しいのかどうか、さっぱりわかりませんが。}
この日の釧路の
最高気温は18.4℃
最低気温は 2.5℃
でした。
ま、それはそれとして。
グラフ化して「あれ?」と思ったのが、
気温と湿度のグラフが、上下方向でほぼ対称形に動いているということ。
おそらく、空気中の水蒸気量がほとんど変わらず(空気の入れ替えは起こっておらず)、気温だけが変化したのでしょう。
気温が高くなれば水蒸気量が変わらなくても、飽和水蒸気量は増えますので、「相対湿度」の分母が大きくなり、比としての相対湿度の値は小さくなる、という出来事だと思います。
10分毎のデータには、水蒸気圧のデータがありませんでした。1時間ごとのデータには水蒸気圧も掲載されていましたので、そこからまたグラフを作ってみました。
系列1が気温(℃)、系列3が水蒸気圧(hPa)、系列4が相対湿度(%)です。
水蒸気圧は8hPa~3hPaくらいで、大きな変化はしていません。やはりそうですね。
そういう状態で気温が上がれば相対湿度は下がり、気温が下がれば相対湿度が上がる、という出来事が起こったのだと推測されます。
強い風などで、ある地域の上空の空気がごっそり入れ替わったりすると、こういうことにはならないと思います。
とりあえずのグラフ作りで見づらいですが、お目にかけます。
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