★NHK・Eテレ、朝の「えいごであそぼ」の歌の題名です。
ドラゴンと少女が大の仲良しで、色々なところへ一緒に行く。
日本や中国の龍と欧米のドラゴンはちょっと違うんですよねぇ。
「エルマーのぼうけん」とか「エルマーとりゅう」をご存知の方はわかります。あんなイメージ。
この歌の歌詞は下のサイトで読めます↓
https://pokoblog.com/dragonandme-eigodeasobo-201902/
えいごであそぼ2019年2月の歌は “DRAGON AND ME”|歌詞、和訳、解説!
この歌を聴いていて私の中に浮かんだのはPPMの「パフ」。アメリカでのリリースは1963年かな。でも、日本の私は高校に進んでから聞いたのだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=gOpzBoyvo2w
「PPM パフ」が聞けます。
★で、このパフの歌、
パフはおとぎの国の海辺に住むドラゴンなのです。幼いジャッキー・ペーパーが遊びに来てくれて、一緒に旅をし、冒険する。「magic dragon」であり「mighty dragon」なのです。
ところが、ある夜を境に、ジャッキー・ペーパーが遊びに来てくれなくなった。
パフは力を失い、悲しみにくれ、緑の鱗は雨のように流れ落ち、勇気を失い、洞窟に引きこもってしまいました。
この歌を反戦歌だという人もいるらしいのですが、私は全然そうは感じなかった。
パフのエネルギーの源泉は、幼い少年の「想像力」だったのだと思います。おとぎ話の世界で自由に伸び伸びと遊ぶ豊かな想像力こそがパフの力の源だった。でも、少年はやがて大人の世界へと歩み入り、おとぎの国へは訪れなくなった。
少年の豊かな想像力を失って、パフは力を失い、洞窟に籠ってしまったのだと思うのです。
★幼い人もやがては大人の世界へと歩むのです。
「えいごであそぼ」の「DRAGON AND ME」でドラゴンと一緒に冒険する女の子。空を飛んだり、海の底へ潜ったり、月へ行ったり。自在に想像の世界を楽しむ二人。でも、やがていつかは、女の子は大人の世界へ歩み立っていく。
そのときこのドラゴンは力を失うのかな。
と、なんだか切ない気分も抱えながら、この歌を「今」聞いています。
★大人へ
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-4043.html
2009年4月15日 (水) だけど僕は男の子だ
だけど僕は男の子だ
孤独という名の
友だちを道づれに
明日は大人に変わる
さよならとひそやかに
子供の世界を去ろう
(北原早苗「出発」から )
北原早苗の「少年」も絶唱でしたね。
思春期の少年の心の揺らぎがみごとに歌われていた。
私だって、昔々は、思春期の少年だったので、胸に響きましたっけね。
今はもう、孤独を道づれに、この世を去るのもそう遠くはない、という年齢になってしまったけど。それはそれで、また、楽しみなことです。