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2019年2月

2019年2月28日 (木)

火星の風の音が聞けます

昨日の記事に火星探査機インサイトが捉えた風の音の話がありました。
記事中に、NASAのサイトへのリンクがありましたので、この記事の下の方からリンクを貼ります。

火星の「風の音」って? NASAが初検知「不気味だ」(朝日新聞デジタル 2019年2月27日11時16分)
 火星の「風の音」が、昨年11月に着陸した米航空宇宙局(NASA)の探査機「インサイト」によって初めて捉えられた。NASAが「不気味なガラガラとした低音」と表現したその音とは?
 音を検知したのは、インサイトの機体上部に格納されていた地震計。機体に取り付けられた太陽光パネル(直径2・2メートル)に風が吹き付けた際に生じるわずかな振動を捉えた。
 太陽光パネルは風の圧力変化に反応する。「まるで探査機が耳(地震計)に手(太陽光パネル)を当てて風を聞いているようなもの」と研究者。さらに、探査機の気圧計が検知した空気の振動からも風の音を再現できたという。
 風は北西の方向から秒速5~7メートルで吹いていたと推定される。地球で言えば、砂ぼこりが舞い上がり、小枝が動く程度だ。
 NASAが公表している風の音は、地震計がとらえた生の音、その音を2オクターブ上げて聞きやすくした音、気圧計が捉えた振動を100倍速にした音の3種類。NASAのサイトで音を聞くと、「ゴゴゴゴ……」と繰り返すこもった重低音が響く。
 ・・・
 いつか火星に降り立った人類が聞く火星の風の音は、地球で聞くような気持ちのいいものではないのかもしれない。

①地震計がとらえた生の音
②その音を2オクターブ上げて聞きやすくした音
③気圧計が捉えた振動を100倍速にした音
これらのうち、私のPCだけでは①と②はほとんど聞こえませんでした。かつて突発性の難聴をやって以来、音楽からは全く離れてしまったので、ヘッドフォン、イヤフォンも手元にないんです。オーディオ装置もないし。
③は聞き取りやすいです。リンクしたページの一番下の方です。探してお聞きください。

↓どうぞ
https://www.nasa.gov/insightmarswind

言葉の違和感

NHKが夜7時前の時間帯に宣伝していたのを見て、違和感。
 「バレエの饗宴2019」 2019.4.6

「饗宴」って、なんだか変な気分。食事でもしながらバレエを観賞するんでしょうか。

以下、広辞苑第六版からの引用です。

きょう‐えん【饗宴】
もてなしのさかもり。

きょう‐えん【興宴】
興趣のふかい宴会。徒然草「始め―より起りて、長き恨を結ぶ類多し」

きょう‐えん【競演】
演技を競うこと。また、同じ劇や役を競争で演ずること。「各社スターによる―」

「饗」は「食」の部でしょ。どう考えたって「食べ物」から切り離せないという感じがしますよね。


〔食(・)部13画/22画/2234・3642〕
〔音〕キョウ〈キャウ〉
〔訓〕あえ
意味:酒食を用意してもてなす。神に飲食物を供える。もてなし。ごちそう。あえ。「饗宴・饗応・饗膳きょうぜん・大饗」
広辞苑第六版より引用

「宴」はというと


〔宀部7画/10画/常用/1767・3163〕
〔音〕エン
〔訓〕うたげ
さかもり(をする)。うたげ。「送別の宴を張る」「宴会・宴席・酒宴・饗宴きょうえん」
落ち着いてくつろぐ。やすんずる。「宴居・宴安」

形声。「宀」(=やね)+音符「」(=やすんずる)。家の中で落ち着いてくつろぐ、転じて、酒もりをして楽しむ意。
広辞苑第六版より引用

やっぱ「さかもり」なんだよなぁ。
どうにも「バレエの饗宴」は変だよなぁ。

英語で対応する言葉を考えると「feast」かな。

feast
►n
1 a 饗宴,祝宴,宴会 (banquet);ごちそう;[a ~ of…] たくさん,多量
・give [make] a feast ごちそうする.
  b 《耳目を》喜ばせるもの,喜び,楽しみ
・a feast for the eyes [ears, soul] 目[耳,心]のごちそう
・a feast of colors 色の饗宴
・a feast of reason 名論卓説.

2 《宗教的な》祭,祝祭;祭礼;祭日,祝日:
・・・
[OF<L (festus joyous)]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

どうでしょうね、Festivalでもいいんじゃない?festival も festus が語源のようだし。
バレエ・フェスティバル」とか「バレエの祭典」の方がいいような気もするんですが、いかがでしょうか。

言葉を職業にするんだから、もうちょっと言葉に敏感になってもらいたいな、NHKさん。

ハエ

0217_6hae1 2019.2.17
種はわかりません。日向ぼっこ中のハエ。
0217_6hae2
こんなハエも見かけました。
昆虫が少ないので、ハエでも何でも見かければ撮影します。

名前も知らないものを掲載して、無責任なんですが、ご容赦を。

冬という季節は、虫好きには「冬の時代」なんです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AC
冬の時代

比喩的な用法
気温の低さや生物活動の停滞になぞらえ、活動・成績などが低調・苦境にあることは「冬の時代」と表現される。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AC%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3

冬の時代(ふゆのじだい)とは、ある産業や文化活動などが低調な時代を指す慣用表現。
しばしば、ブームが去った後の時代を指し、始まりは明確だが、回復は緩やかなため終わりははっきりせず、「冬の時代は終わったのか否か」が論じられることがある。

ホソヒラタアブ

0216_6hosohirataabu 2019.2.16
なんだかちょっと銀色っぽい感じがあって、通常のホソヒラタアブとはちょっと感じが違うんですけど。
ヒメヒラタアブではないと思うんですね。
で、仕方ない、ホソヒラタアブとします。
季節性のバリエーションでしょうか。わかりません。

ジンチョウゲ

0216_5jintyouge 2019.2.16
つぼみが緩んでこないかな、と毎日見ますが、なかなか。

0222_6jintyouge 2.22
つぼみはいっぱいあるので、これが咲けば、この周辺の芳香が漂うはずなんですけど。

0223_8jintyougenado 2.23
なんとなくここのあたりで、佳い香りがするような気がします。
そばにあるプランターのスイートアリッサムが香っているのかな。アリッサムの花の数はそんなに多くはないんですけど、たぶんそうなんだろうな。
ここへジンチョウゲの香りが加われば、うっとり、になるはずです。

ササグモ

0216_4sasagumo 2019.2.16
頭の前に、なんだか黒いものがあるような、ないような。

アブラムシにしては変だし。確認したくても下手に動かしてササグモに負荷をかけたくないので、じっと見るだけです。
餌があるのかなぁ。心配でなりません。

0219_7sasagumo2.19
19日にこういう姿勢だったものが
0223_10sasagumo 2.23
姿勢を変えたりする。たまに動きます。どういうきっかけで動くのかはわかりません。
がんばれよ。

ムラサキカタバミ

0216_3murasakikatabami 2019.2.15
さすがに勢いが落ちてきた。花のシーズンは通常5月頃からと思っています。今年のシーズンへ向けて準備に入るころでしょう。
うっかりしていたのですが、このムラサキカタバミには実ができませんね。
↓下のサイトによりますと
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80170.html
「多年草.株元の小さな鱗茎を生じ,これが散らばって殖える.・・・日本では結実しない」

とありました。
黄色い花の咲くカタバミは結実しますね。小さいオクラのような形の実が立って、熟すと刺激で弾けて種子を弾きとばす。
そうなんだ、ムラサキカタバミでは、あの姿の実を見たことないものなぁ。今頃気づきました。

スイセン

0215_3suisen 2019.2.15
今シーズンはスイセンの花が少ないかな。「ほったらかし」という条件は毎年同じで、咲き方に差が出るというのはどういうことなんでしょうね。気温の経過が適していなかったということかな。花にとっての最適条件を知らずにいます、ごめんね。

バケツの氷

0215_1ice 2019.2.15
この日の最低気温は0.0℃。これは冬日ではありません。冬日は「気温<0.0℃」ですので。
でも、ベランダは冷えたようで、表面が凍っていました。直線的な結晶が少ないようですが。
ま、朝も寒かったけれど、最高気温が5.3℃、という方が「寒かったぁ」という感覚をもたらしました。
日中、日が出ず、どんよりした日というのは、気分も冴えないし、寒さが募りますね。

老骨に凍みますね。
しみる【凍みる】
自上一し・む(上二)
こおりつく。寒さでちぢみあがる。また、身がひきしまる。冬。源氏物語[若菜下]「朝夕涼みもなき頃なれど、身も―・むる心地して」
広辞苑第六版より引用

2019年2月27日 (水)

農鳥

0216_1noutori 2019.2.16
NHKの気象情報画面から。富士吉田から撮影した富士山。
画面中央の少し下に鳥の形が見えますね。農鳥です。
2月ですから、早すぎる。
吉兆になるといいですね。

2000年以降の、富士山の「農鳥」 出現日の表があります。データは山梨日日新聞総合データベース。

https://www.fujisan-net.jp/data/article/1036.html

北麓に春の訪れ、富士に羽ばたく
 富士山の山肌に現れる残雪の形のひとつ「農鳥」。例年4月下旬から5月中旬にかけて、富士山7~8合目付近(標高2900メートルから3000メートル)の北西斜面に出現、鳥の形をしていることからこう呼ばれる。
・・・
 富士北麓地域に春の訪れを告げる風物詩として、地元では古くから、農家が田植えなどの農作業を始める時期の目安とされてきた。また、現れる時期によってその年の天候や吉凶を占ったという。
・・・

ユリオプスデージー

0215_4euryops 2019.2.15
つぼみが4つ、と思いました。

0222_3euryops1 2.22
あら、つぼみが増えた。6つになったのかな。
0222_3euryops2
左のつぼみの先端部。もう咲きそうですが、気を持たせます。

0223_5euryops 2.23
開き始めたか。開いた、と言えるのはいつかな。

クロッカス

0214_2croccus1 2019.2.14
カップ状の花。
0214_2croccus2
少し離れた場所。この時は、右側の方が先に咲くつぼみだと思いました。

0215_5croccus1 2.15
手前の方が先に咲きそうですね。

0216_7croccus2 2.16
咲きました。順番を見誤りました。

0217_1croccus2 2.17
で、両方とも咲きました。
辺りを明るくしてくれる花です。

なんとかムグラ

0214_1mugura 2019.2.14
だんだんなんだかわからなくなってきましたので、葎(ムグラ)とだけしておきます。
ま、線路柵下は見事な「雑草園」。ムグラであることに間違いはない。
かわいい花が咲きます。もうしばらく待ちましょう。

むぐら【葎】
八重葎やえむぐらなど、荒れ地や野原に繁る雑草の総称。うぐら。もぐら。夏。万葉集[19]「―はふ賤しき宿も」
広辞苑第六版より引用

チロリアンランプ

0213_8tyrol 2019.2.13
この花の向こう側に食卓のところの窓があります。
先日、食卓の窓の外のチロリアンランプにスズメが来たようだ、というのを書きました。
窓の波ガラス越しで鮮明ではありませんでしたが、赤い萼を突いていました。
そうしたら、その後、何日かしてからですが、どうもメジロが来たようでした。
色合いが茶色っぽくない、メジロ色でしたし、赤いところを直接突っつかずに、花の下から突っついていました。
下から突っついても蜜が吸えたかどうかわかりませんが、行動の違いからメジロだろうと推測します。

↓参考
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1384.html

うぐいす色といわれて私たちが思いうかべるのは「うぐいす餅」などの色彩ですが、実際のウグイスの羽色は緑よりも暗緑茶色です。メジロという鳥は、大きさもウグイスに近く、体も緑色ですから、しばしばウグイスと誤認されています。メジロは花の蜜を好み、梅や椿の花の咲くころ姿を見せるので、ウグイスが来たと思うようですが、実際は梅にメジロ、の方が多いのです。

黄色い電車

0213_5densha 2019.2.13
目の前を走ると、やはり、反射的にカメラを向けてシャッターを押してしまいます。
ラッキーアイテムですからね。
で、意外とちゃんと写るのですから、オートフォーカスの性能は高い。

0221_13densha 2.21

多摩川線と池上線の両方を走る電車です。蒲田で切り替えるんでしょうね。

この電車のオリジナルが現役だったのは、昭和26年~41年だそうです。
私は昭和30年ころまでは池上線沿線に住んでいまして、五反田まで乗って行った記憶はありますが、どんな電車だったかは全く記憶がない。その後は世田谷に引っ越しましたので、全く知らない。
というわけで、私にとって「なつかしい」という感覚はないのですけど。この何年か、時折出会うので、楽しみになっています。

センダングサ

0213_4sendangusa 2019.2.13
セイタカアワダチソウが全部終わって、白というか灰色というかのモコモコになってしまった中に、すっくと元気に立って花を咲かせている植物。
センダングサかアメリカセンダングサではないかと思うのですが、決められません。
どっちにせよ、普通は秋で終わる花だと思うのですが。
年を越して2月に入っても、元気そうだなぁ。
よくわからないことです。

2019年2月26日 (火)

クサボケ

0213_1kusaboke 2019.2.13
庭のクサボケ。なかなかうまくピントが合わなくて、腰が痛い。

0218_3kusaboke2 2.18
もうすぐですね。

0222_5kusaboke1 2.22
妻が撮ってくれました。踏み込み、しゃがみ込んで撮れるからなぁ。

0222_5kusaboke2
なんだかおいしそうな気がします。桃みたいだ。
3月も近くなってきたもんな。

河津桜

0212_12kawadu1 2019.2.12
テレビで河津桜の話題が報じられます。我が家ではご近所の家で育てておられるので、お陰様で毎年美しい花を観賞できます。早咲きで、ソメイヨシノよりひと月くらいは早くから楽しめます。

0214_4kawadu 2.14
「力感」というのかな、花ももちろん美しいのですが、生命力が迫ってくる感じ。

0217_3kawadu1 2.17
曇り空が多くて、背景がどんよりで面白くなかったのですが、この日は青空がきれい。
0217_3kawadu3
力強いでしょ。わくわくするような気分ですね。

0221_17kawadu 2.21
先週の木曜。つぼみもまだまだありますけれど、ほぼ満開。
河津桜に関してはこの写真辺りで、いったん打ち切りましょうかね。
何か面白い出来事を見たら、それはまたその時のこと、として。

ノゲシ

0212_11nogesi 2019.2.12
「狂い咲き」という感じがしないんですよ。
季節の花が順調に咲いているという感じ。

0217_2nogesi 2.17
次々と咲いて、まだ終わりが見えない。
こんなことはあまり経験がないように思いますが。

クロヤマアリ

0212_7kuroyamaari 2019.2.12
コギクに来たクロヤマアリ。向こうに黒いアブラムシがいますが、関心はないようでした。
頻繁に見かけるわけではないけれど、アリは活動をやめずにいます。タフな昆虫です。

{今「かんしん」を変換したら「歓心」が出てきて遠い出来事を思い出してしまいました。高校生の頃、なんだったか、大使館にいろんなことをたずねに行ったんですね。文化祭の企画だったか。質問状を書いて持参して。そうしたら確かイギリス大使館でイギリス人の方に、「感心」じゃないでしょ「関心」でしょ、と訂正されてしまったんだなぁ。迂闊な日本人高校生でしたことよ。50年以上昔の記憶だ。今は耄碌爺になりました。}

イチョウ

0212_5ityou 2019.2.12
高いところのイチョウの木。
思いっきりのズームで撮ってみたら、こんな状態。
芽が動き出す直前でしょうか。
動き出せば、緑色がチラッと見えてくるはずです。ま~だかな。

ホトケノザ

0212_4hotokenoza 2019.2.12
あちこちにホトケノザがあるのですが、まだ開放花を見ない。
閉鎖花は多分もう咲いているのだと思いますが、確認するほど顔を近づけないのでわからない。
そろそろ開放花が咲いてくれると嬉しいんだけどな。

ブルーベリー

0212_3blueberry 2019.2.12
現状のご報告。
2株あります。一方が先行してこの状態。
もう一方は芽はたくさん持っているのですが、まだまだ硬い。
{内心:ジャムが作れるくらい稔るといいな}

2019年2月25日 (月)

オリゴ糖

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-e620.html
2019年2月19日 (火) オリガーキー
↑この記事で「オリゴ」から話を広げました。今回はその続きです。

★「オリゴ糖」という言葉を聞きますね。
「オリゴ」は「少ない」という意味でした。何が少ないのでしょう?
単位となる「単糖」が「少数」結合したもの、という意味です。
英語だと oligosaccharide

単糖は「monosaccharide」。「mono」は「1」を表します。
単糖にもいろいろあるんですが、一番身近なのはグルコース(ブドウ糖)ですね。

ブドウ糖が2個(di)つながると。「disaccharide」です。二糖類。
身近なのはショ糖、乳糖、麦芽糖あたりかな。

二糖類だって、「少数」の単糖がつながっていますので、「オリゴ糖」といえないこともない。普通にはあまり言いませんがね。
単糖が3~6、7個つながったものを、化学の方ではオリゴ糖と言い慣わしている感じかな。

10を超えたら「多糖」polysaccharideという分類になりますね。
    デンプン
    グリコーゲン
    セルロース
    キチン
    アガロース
    ヒアルロン酸
    ペクチン
    グルコマンナン
    アルギン酸
こんなところが、よく耳にする多糖類でしょうか。

ところで、オリゴ糖=少糖というのは化学用語ですが
「稀少糖」という言葉を耳にすることもあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%8C%E5%B0%91%E7%B3%96

希少糖(きしょうとう、英: rare sugar)とは、国際希少糖学会によって「自然界にその存在量が少ない単糖とその誘導体」と定義され[1]、単糖とその誘導体としての糖アルコールを加えると、60種類ほどになり、自然界に豊富に存在するD-グルコースやD-マンノースなどを除いた単糖の大部分を占める。

考えすぎかもしれませんが、オリゴ糖⇒少糖⇒稀少な糖という「すりかえ」をやっていませんか?
稀少糖は rare sugar です。化学用語のオリゴ糖(少糖)とは異なる概念です。

意図的にこれらを混用してないか?疑い深すぎるかな。
化学を知らない人に、ややこしい言葉、概念をぶつけて、有難がらせているのではないかと、やはり疑ってしまいます。

★話がそれますが、以前「高級アルコール系洗剤」という言葉が流行ったことがありました。
化学屋としては「高級」というのは品質に絡むことではなく、「炭素の鎖が長い」というだけの意味なのです。
まぁ、炭素数が6以上くらいから「高級」というならわしかな。
でも、洗剤メーカーは品質が良い「高級」な洗剤というイメージと重ねましたよね、確実に。もちろんメーカーに意味を問い合わせたりすれば「炭素鎖が長いという意味です」と回答したでしょうけれど。
こういうような、意味をずらす、重ねる、すり替える、というようなことは身近に頻繁にあることですので、充分に注意してくださいね。
「高級アルコール系洗剤」のことは授業でも話しました。そうなんだ高級品とかじゃないんだ、と生徒は驚いていましたよ。

★化学教師現役時代の教材プリントを、かつてのHPに載せたものを再掲します。お楽しみください。
↓ここから
数詞
思いつくままに数のことばを挙げてみました。もっとあります。いろいろ探してみてください。

[1] mono
monarchy        君主政治(体), 君主国
monarch         君主
(参考:anarchy 無政府(状態),(社会の)無秩序。“a”は否定語。)
monochord       一弦琴
monochrome      単色の, 白黒の
monocle         片めがね
monocycle       一輪車
monolith        一枚岩、一本の石、一本の柱
monologue       独白、モノローグ、一人芝居
monomania       偏執狂
monomer         科学用語:単量体
monopod         一脚{カメラの}(pod は、あし)
monopoly        独占権、専売権
monorail        モノレール、単軌鉄道
monotheism      一神教
 (参考:polytheism 多神論、多神教、 atheism 無神論)
monotone        (色彩・文体などの)単調

[2] di(bi)
dialogue        対話
diarchy         両頭政治
dichotomy       二分法
dichromatic     二色の
dilemma         (好ましくない二者択一を迫られる)板ばさみ、窮地、ジレンマ、両刀論法
distoma         ジストマ
bicycle         自転車、二輪車
bilingual       二ヶ国語を自由に話す
 (monolingual, multilingual, trilingual)

[3] tri
triangle        三角形
triarchy        三頭政治
triathlon       トライアスロン(遠泳、自転車、マラソンの3種目を連続して行う競技)
triceratops     トリケラトプス(角が3本の白亜紀後期の恐竜)
tricolor        三色の、三色旗、the Tricolor:フランス国旗
tricycle        三輪車
trident         [ギリシャ・ローマ神話]三つ又の矛(海神Poseidon, Neptune の標章)
trigon          三角形
trillion        百万の3乗
trilobite       三葉虫(最近トリロバイトという掃除ロボットが登場した)
trilogy         (劇・小説・オペラなどの)三部作
trinity         三位一体(神・キリスト・精霊)
trio            トリオ(三重奏、三重唱)三つ組み、3人組、三つ揃い
triple          3重の、3倍の
tripod          (カメラなどの)三脚
tritium         トリチウム(三重水素)

[4] tetra
tetragon        四角形
tetrahedron     四面体
tetrapod        四足獣、(4脚の)波消しブロック
テトラパック    牛乳の容器
tetrarchy       四頭政治

[5] penta
pentagon        五角形、米国国防総省(建物の外郭が五角形)
pentagram       五角の星型(☆形、魔除)
Pentateuch      モーセの五書(旧約聖書の初めの5巻。Genesis(創世記), Exodus(出エジプト記), Leviticus(レビ記), Numbers(民数記), Deuteronomy(申命記))
pentathlon      五種競技、近代五種(馬術、フェンシング、ピストル射撃、水泳、クロスカントリー)
pentarchy       五国連合

[6] hexa(sex)
hexagon         六角形
hexagram        六角形の星型、かごめ模様(二つの正三角形を組み合わせた図形。「ダビデの星」としてユダヤ教のシンボル)
hexahedron      六面体
hexapod         六脚類、昆虫
sextuple        6重の、6倍の、6拍子の
sextet          6重奏楽団
sextant         六分儀

[7] hepta
heptagon        七角形
heptahedron     七面体
hepatarchy      七頭政治。英国の七王国(5~9世紀頃にあった七つの王国)

[8] octa
octagon         八角形
octahedron      八面体
octant          八分儀
octave          オクターブ、8度音程、第8音
octet           八重奏楽団
October         十月(ラテン語で「8番目の月」の意。)(JulyはJulius Caesarから。AugustはAugusutusから。元来「8月」はOctoberであった。)
octogenarian    80歳代の人
octopus         蛸
octosyllable    8音節の語(詩)

[9] nona
nonagenarian    90歳代の人
nonagon         九角形

[10] deca
decade          10年間
decagon         十角形
decahedron      十面体
decalogue       the Decalogue:モーセの十戒(the Ten Commandments)
decapod         十脚類(イカなど)
decathlon       十種競技
Decameron       デカメロン。ボッカチョの物語文学。題名は「十日物語」の意。1353年作。10人が10日間、毎日それぞれ1話ずつ語って聞かせる。。

[いち] uni:「単一」の意。ラテン語の「ひとつ」の意から。
unicorn         一角獣(額に一本のねじれた角を持ち、雄鹿の脚とらいおんの尾をもつ伝説上の動物)。
unify           一つにする、統一する
uniform         同形の、そろいの、一様な、均一の、制服
unique          唯一の
unison          調和、和合、一致、斉唱、ユニゾン
unit            単一体、一個、一人、一団

[少] oligo
oligomer        単量体が数個から十個程度つながったもの
オリゴ糖        単糖が数個から十個程度つながった糖類(少糖)
オリゴペプチド  アミノ酸が数個程度つながったもの

[多] poly
polygon         多角形
polyhedron      多面体
polymer         重合体、ポリマー

ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンなどはそれぞれエチレンのポリマー、塩化ビニルのポリマー、スチレンのポリマーである。
たんぱく質はアミノ酸のポリマー、デンプンやセルロースはグルコースのポリマー(多糖)である。
↑ここまで

ユリオプスデージー

0212_2euryops 2019.2.12
咲きそう。でもこの後がなかなか進まない。どうなりますことやら。気を持たせますね。

シクラメン

0212_1cyclamen 2019.2.12
咲き始めが遅かったのですが、ずいぶん華やかになってきました。
カガリビバナ(多分:篝火花)という和名があるそうで、なるほどなぁという花の姿です。
他方、ブタノマンジュウ(豚の饅頭)という和名もあるのだそうで、この植物の球根を豚が食べるのだとか。
いろいろあるんですね。

ハエとカ

0210_12hae 2019.2.10
何となく見たことのあるハエですが、もう敢えて種の同定に挑みません。
「日向ぼっこするハエ」です。
0210_12hae2
背面の真上から日を浴びていますね、影でわかる。
あったかいのが一番だよね
0210_13yusurika
ユスリカの仲間のオスです。
もともとそう寿命が長いわけではないので、冬の陽射しの中、しばしぬくもりを味わってください。
メスに出会えるチャンスはほとんどないんじゃないか。

スイカズラ

0210_9suikazura 2019.2.10
スイカズラの新しい葉芽がいっぱい。やはり色が濃い。
このスイカズラは元気なのですが、隣のクレマチスがまるっきり音沙汰なし。
大丈夫かなぁ。

スミダノハナビ

0210_6sumidanohanabi 2019.2.10
アジサイ・スミダノハナビ。これも芽が「動き」だしましたよ。
季節の変化をどのように感じているのでしょうね。不思議ですが、かなり正確に感じ取っているようです。

コマツナ

0210_5komatuna 2019.2.10
葉の緑色が濃い。肉厚ですが筋っぽくはない。

なかなかのヒットですね。時々食卓に上がって楽しませてくれます。私共夫婦の遊びです。

年寄りなどというものは、社会的な仕事はもうどうでもいいので、ゆっくり遊んでいればいいのです。
社会に貢献したいなどという気持ちは私には露ほどもない。はみ出した場所から眺めています。

ウスモンミドリカスミカメ

0208_11kogikuusumon 2019.2.8
これがウスモンミドリカスミカメを見かけた今季の最終だったかもしれません。
その後、コギクの花はわずかに咲き残っていますが、ウスモンミドリカスミカメは成虫も幼虫も見ていません。
幼虫はどういう状態になったのでしょうね。よくわからない。

2019年2月22日 (金)

コギク

0208_11kogiku1 2019.2.8
色のグラデーションのせいでしょうか、左の花の見え方が他の花と違う。なんだか立体感がある。
0208_11kogiku2
ね。
花期の終わりに、花の色素の分布が最盛期と異なった分布になったのかな。
あれ?っと気づいて、思わず顔を近づけてしまいました。
不思議な姿を見せてくれてありがとう。

フェアリーアイ

0208_3fairyeye1 2019.2.8
アジサイのフェアリーアイ。葉が開き始めましたよ。
0208_3fairyeye2
葉芽が皮を脱ごうとしています。

0213_9fairyeye1 2.13
ずいぶん開いた。
0213_9fairyeye2
もう脱げそう。セーターを脱いで、春の格好になろうかな。

0217_9fairyeye1 2.17
わぁ。
ゆっくりですが、見ているととても楽しい。
生き物はみんなそれぞれ自分の「時間」で生活しています。
時間は人間だけの専有物ではない。いろんな時間を味わってください。

蝋梅

0208_2roubai1 2019.2.8
駅近くの東光院の境内に蝋梅があったのですが、今はほとんど枯れてしまった状態です。何があったのかよくわかりません。
買い物帰りの妻が新たに別の場所で蝋梅を見つけてきました。
0208_2roubai2
この蝋細工のような半透明な感じがいいですね。

蝋梅の花は有名ですが、実を見たことはありますか?
↓ここに実の写真があります。ご覧ください。
http://www.hana300.com/roubai4.html

枝垂梅

0208_1sidareume1 2019.2.8
買い物帰りの妻の写真。
この写真で見ると白梅、ですが。全景はというと
0208_1sidareume2
こうなります。枝垂梅ですね。
近所の密蔵院の枝垂桜は以前から知っていましたが、身近なところに枝垂梅があるのは気づいていませんでした。
いいものみっけ、ですね。

河津桜

2月6日の記事で開花をお知らせしました。
0207_11kawadu1 2019.2.7
天気さえよければ毎日見に行っています。毎日花が増えます。
0207_11kawadu2
葉も増えてきました。
花見もいいけれど、葉の成長なども見てあげてくださいね。

0210_8kawadu1 2.10
なんだかうれしくなるような光景ですね。つぼみたちが、順に成長してきています。
0210_8kawadu2
私が写真を撮っていると、たまに通行人の方が気づいてくれたりします。でも大抵は気づかずに通り過ぎちゃう。
もったいないよなぁ。街中の植栽など眺めながら歩けば、いろいろ工夫された花たちに出会えると思いますが。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-2f11.html
2019年2月 6日 (水) 河津桜:1 もうすぐ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-c580.html
2019年2月 6日 (水) 河津桜:2 咲きました

ウスモンミドリカスミカメ

0207_9usumonmidorikasumikame 2019.2.7
コギクにて。ちょっとくたびれた感じの成虫。何となくそう感じただけで本当のところは分かりませんが。

0212_10usumonmidorikasumikame1 2.12
非常に幼い幼虫。眼がかわいい。
0212_10usumonmidorikasumikame2

ゆっくり向きを変えた。カメラに気づいたかな。
オートフォーカスには超音波モーターを使っていると思いますが、昆虫って超音波が聞こえる種類も多いのではないか。カメラを向けてピントを合わせようとすると、逃げるものって結構多いですよ。

0214_5usumonmidorikasumikame 2.14
かなりがっしりしています。終齢かな。
右下の黒い丸はアブラムシ。
どちらもカメムシ目です。ちょっと遠目の親戚といっていいでしょう。

スノーフレーク

0207_8snowflake1 2019.2.7
この葉はスノーフレークだと思います。
花は3月かな。
0207_8snowflake2
妻に報せたら私とは別のサイドから接近していって撮影してきました。
妻は枯葉の山などを踏み分ける能力が高い。私はふわふわはまったく苦手だから。

ところで英語で書けば「snowflake」ですよね。
敢えてカタカナ化すれば「スノウフレイク」ですね。
二重母音が二つもある。日本人は二重母音が苦手だからなぁ。私も。

2019年2月21日 (木)

トーナメントの試合数

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-fbf9.html
2019年2月18日 (月) 朝めし前クイズ
「1回割るごとに1つ増える。11回割ると12個になる。」
↑この記事に、kankikoh さんからコメントを頂きました。
「これってトーナメントの試合数に似てますかね。チーム数-1=試合数ですね。」

私も
「似てます。チョコレートの場合ほど一般的ではないけれど。今、解説を考えています。後で記事にしますが、とりあえず御礼まで。」

★さて、私の「愚かなる考え」をご披露しなければならない。トホ。

nチームが参加するトーナメントを考えます。それを一枚の「板」と考えます。この板は「負けていないチーム」が属する板です。
チョコレートの問題での「割る」という操作は、割れてできたかけらのサイズを問う必要がありません。
12分割できるチョコレートを、まず8・4の2枚に割り、8のかけらを6・2に割り・・・などと続けてもかまいません。
しかし、トーナメントではそうはいかない。
「割る」という操作に対応するのは「試合」です。
最初の1試合で、「負けた」1チームと「負けていない」(n-1)チームに分割されます。
以降の試合でも、試合ごとに「負けた」1チームと、残る「負けていない」チームとに分割されて「1試合ごとに1つ増え」ますね。
「1回割るごとに1つ増える」が「1試合ごとに1つ増える」になるのです。
そして(n-1)試合で、n校全部ばらばらになりますが、最後の試合=分割において「負けなかった」1チームが優勝校になりますね。
ということで、チーム数-1=試合数 の関係が成立します。
板チョコ分割問題と、トーナメントとのアナロジーはこんなものでしょうか。

★普通はもっと単純に表現しますね。
n校が参加するトーナメントでは、1校のみが優勝し、(n-1)校はそれぞれ必ず1敗します。
つまり(n-1)の敗戦が生じます。(n-1)の敗戦が生じるためには、(n-1)試合が必要です。
と、こんな感じの説明になりますね。

↓正統派の数学的証明があります。ふ~ん、くらいの気分を味わってください。
http://web.sfc.keio.ac.jp/~mukai/modular/tournament.pdf

トーナメントの試合数と一対一対応
 高校野球の全国大会はトーナメント方式(勝ち抜き戦)である.参加高校の数がNの場合,何試合必要だろうか?ただし,引き分けはないものとする.
・・・
一般のNの場合も試合数はN-1となるだろうか?この予想は成立する.実際そのことをここできちんと証明してみよう.
次の証明では,集合と全単射の考えを使う.証明に用いるトーナメント方式の性質は次の2点である.
・全勝は1チームだけ.
・他のチームはすべて1回だけ負ける.

密造酒で死者

★またやってしまったか、と元化学教師は残念でならない。

インド 密造酒飲み60人余り死亡(NHK 2019年2月9日 19時48分)
 インド北部の複数の農村で、密造酒を飲んだ人々が次々と体調不良を訴えて病院に運ばれ、これまでに60人余りが死亡しました。
 インド北部のウッタルプラデシュ州と、隣接するウッタラカンド州にある複数の農村で7日の夜以降、酒を飲んだ人が次々と体調不良を訴えて病院に運ばれ、地元の警察によりますと、これまでに62人が死亡し、20人以上が手当てを受けているということです。
 体調不良を訴えた人々は、密造酒を飲んでいたということで、酒の中には有毒なメタノールが含まれていた疑いがあるということです。
 ・・・
 インドでは、4年前にも西部の都市ムンバイで80人以上が密造酒を飲んで死亡するなど、市販の酒を買うことができない貧しい人々が、安い密造酒を飲んで死亡する事件が相次いでいます。

人が飲めるのはエタノール(エチルアルコール)です。メタノール(メチルアルコール)は毒物です。
化学では「アルコール」というのは「-OH」がある物質です。
アルコールから水素原子を引き抜くという「酸化」を行うのがアルコールデヒドロゲナーゼという酵素。そうすると、アルデヒドができます。
アルデヒドから水素原子を引き抜くという酸化反応をするのが、アルデヒドデヒドロゲナーゼ。そうするとカルボン酸になります。

エタノールを飲むと、アセトアルデヒドになり、さらに酢酸になります。
これが肝臓での解毒過程。飲みすぎてアセトアルデヒドが残ると、ひどい二日酔いで頭ががんがんします。
メタノールを飲むと、ホルムアルデヒドになり、さらに蟻酸になります。どちらも毒性のある物質ですので、死亡したり、失明したりします。

↓以前HPを開いていた頃に、メタノールの毒性について書きました。完全に再現できませんが、再掲します。
**********
メタノールの毒性
 本文でエタノールの代謝については書きました。そこに登場した、アルコール脱水素酵素、アルデヒド脱水素酵素はエタノールだけではなくメタノールや他のアルコールにも作用して、脱水素による酸化を行います。
 メタノールを飲んだ場合はどうなるのでしょう?「続・身のまわりの毒」Anthony T.Tu 著、東京化学同人、1993年刊から引用しますと

まず、酔います。
12~24時間の潜伏期間をおいて
中枢神経が冒され、頭痛、めまい、不安感、激昂などを呈します。
それを越すと、嗜眠、意識混濁、昏睡、けいれん、急性呼吸不全などを起こし
そしてひどい場合、死に至ります。
死に至らない場合でもよく失明します。
生化学的症状としてはアシドーシス(血液が酸性になる症状)をよく起こします。

 アルコール脱水素酵素も、アルデヒド脱水素酵素も、エタノールに対してよりもメタノールに対してのほうが反応はずっと遅いのです。ですから出来事はゆっくりと進行します。メタノールの代謝物であるホルムアルデヒドは、エタノールの代謝物であるアセトアルデヒドより毒性の強い物質です。二日酔いで体内に残ったアセトアルデヒドのために、吐き気、頭痛、などを起こしますが、ホルムアルデヒドはもっと強い毒です。またさらに代謝の進んだギ酸も毒性の強い物質で、血液が酸性に傾くのはギ酸のせいです。

 ただ、上述のように反応が遅いので、メタノール中毒を起こしたときは、逆にエタノール(ウィスキーなどのエタノール濃度の高い酒)を投与するとよいのだそうです。アルコール脱水素酵素に対してエタノールとメタノールが競合すると、エタノールの分解のほうが酵素との親和性が高いので、血液中にメタノールがとどまり、肺から排出されていくので、安全な濃度に低下するまで待つのです。(もちろん血液が酸性化したりしないよう他の治療も同時に進行させなければなりません)。メタノール事故のところで、メタノール混じりのエタノールを燃やしてメタノール濃度を下げて飲む話がありましたが、エタノールが大量にある場合、エタノールに酔っ払っているうちにメタノールが肺から出て行ってしまうのですね。危険な知恵、ではあります。

 では、メタノールを飲んで死亡しないまでも失明してしまうのは何故なのでしょう?
 アルコール脱水素酵素は肝臓にだけあるのではないのです。網膜細胞もアルコール脱水素酵素をたくさん持っているのです。そこで、メタノールが網膜で代謝されてホルムアルデヒドを生じ、その毒性で網膜がやられて失明するのです。
 なぜ、網膜にアルコール脱水素酵素がたくさんあるのでしょう?

 そのために、視覚のメカニズムを簡単に説明します。
まず、β-カロテンが鎖の真ん中で切断されると、二つのビタミンA分子が生成します。ビタミンAの化学名は「レチノール」といいます。語尾が「オール」になっているのは、切断された端っこが「-OH」つまり「アルコール」になっているからです。
Img001

 レチノールは酸化されてレチナールというアルデヒド型になります(アルコールの酸化でアルデヒドに)。アルデヒドの名前の語尾は「アール」となります。ついで、まっすぐな分子を、エネルギーを消費して曲げます。(二重結合のトランス型をシス型にするという酵素です。異性体=isomerにするという意味で、イソメラーゼという酵素です)。折り曲げられたレチナールはエネルギー状態が高いので不安定です。この不安定な折り曲げられたレチナールをオプシンというタンパク質のポケットに収納します。この状態が、ロドプシン、といいます。「rhodo-」というのは「紅い」という意味です。ですから「視紅」とも訳します。ロドプシンは視細胞の細胞膜に埋め込まれた形で存在しています。この状態のところへ光が当たるとどうなるのでしょう?シス型のレチナールの折り曲げられた二重結合のところで、光のエネルギーによってπ電子が高エネルギー状態になり結合状態を一瞬解いてしまいます。すると、まっすぐな方が安定なのですからσ結合を軸として回転し、まっすぐ=トランス型に戻ってしまいます。その後、π電子は再び結合して二重結合が復活します。さて、まっすぐになってしまったトランスレチナール分子は、オプシンのポケットにはまっていられなくなり、はずれてしまいます。この変化が細胞の中に伝えられ、化学的に増幅されて、光が当たったぞ、という信号となって視神経に伝えられていくのです。まっすぐになってしまったトランスレチナールは、再びイソメラーゼの働きで折り曲げられてオプシンに収納されます。これが、ごく簡略化した視覚の仕組みです。
Img002

 レチナールは繰り返し用いられますが、やはり消耗するのはやむを得ないことです。そこで、不足した分は、レチノールから酸化して補わなければなりません。こういう訳で、網膜にはレチノールをレチナールに酸化するためのアルコール脱水素酵素が豊富にあるということになるのです。そのため、万が一、メタノールを飲んだ場合には、網膜でホルムアルデヒドが大量に作られてその毒性で視細胞が死に、失明することになるのです。

(ビタミンAが欠乏すると夜盲症(鳥目)になるというのはこういう訳です。で、にんじんなど紅い野菜を食べてカロテンを摂取するといいというのは、カロテンがビタミンAの前駆物質であるからです。ただし、食事で摂取する位に留めてください。ビタミンAの大量摂取は、胎児に奇形を起こす可能性があるといわれています。何事もやりすぎはいけません。ビタミンだからいくら取ってもいい、というわけにはいかないのです。サプリメントや錠剤形式での簡便な摂取には落とし穴があることを知っておいてください。やはり私たちは「生き物」です、必要なものは「食べる」ようにしましょう。)
(カロテン(carotene)はもちろんニンジンのキャロット(carrot)からきた言葉です。)
**********

★密造酒の話に戻りますが。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%89%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%B3
メタノール
http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q52.html
視覚の話が詳しいです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB
各国の中毒における事例が紹介されています。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-6bab.html
2013年3月15日 (金) メタノール入りの密造酒
↑ここでは自分のHPにリンクしているのですが、それを終了しましたので、今回復元してみたわけです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-67fc.html
2008年10月22日 (水) 柿
↑「メチル柿」事件に触れています。
渋柿の渋抜きで干し柿ではなく、「樽柿」といって、焼酎などで渋を抜くこともできます。この時に、メタノールを代用に使ってしまって、中毒事件が起こったのです。私が高校生くらいの頃だったかな。

★「レチノール配合」と謳った化粧品が出てますね。要するにビタミンA配合なのです。どういう効果があるかは知りませんが、なじみのあるビタミンAという名前より、難しそうななじみのないレチノールとした方がなにやら「ありがたみ」があるということではないでしょうか。そういうの、やめにしてほしいな。
★高校化学で有機化学をちゃんとやっていただいた方は耳にしたことがあるかもしれない。
「シッフ試薬」というもの。内容に立ち入りませんが、シッフ試薬とアルデヒドの反応は非常に鋭敏なので、アルデヒドの検出ができます。
シスレチナールがオプシンのポケットにはまり込むとき、そのポケット内にシッフ試薬と同じ構造があって、シス型のレチナールがうまくはまり込んで結合するのです。
「化学」という言葉を嫌う方も多いのですが、生命というのは膨大な化学反応のシステムなんですよ。化学抜きでは生命は理解できません。化学って役に立ちますねぇ。

ツマグロオオヨコバイ

0207_7tumaguroooyokobai1 2019.2.7
イチイの葉の上にとまっているのを見つけました。撮影しようとレンズを向けたら、パッと飛んで、私の体の左側の方へ行った。飛んでいったはずの先に見えない。ん?どこ行った?とよく見たら、私の服の左側にとまっていました。当てずっぽうにしても撮影できる角度ではなかったので、そっと手を回して、手のひらに移動させました。クモだったら必ず逃げますが、昆虫の場合、必ずしも哺乳類の体温で逃げ出すとは限らない。
うまくいったんですね。手のひらに乗ってくれましたので、撮影。
0207_7tumaguroooyokobai2
写真ではわかりにくいですが、脚は6本ともあります。翅もそう傷んではいない。
2,3枚撮影したら、ふわ~っと飛んで石の上へと移動。
0207_7tumaguroooyokobai3
もういいだろ、ハイ、石の上。
素敵なモデルさんでした。

チューリップ

0207_5tulip1 2019.2.7
芽が出てきました。画面右下のところ。妻が立てたネームプレートがないと、なんだかわからなかったでしょう。
0207_5tulip2
微妙な「ボケ味」。

0210_7tulip 2.10
線路柵下ではずいぶん伸びていました。
こうなれば見間違えませんよね。
4月かな、咲くのは。保育園児に歌を歌ってもらいたいな、と思いつつ、年度当初で、まだお散歩に来ないうちに咲いてしまうのではなかったかな。

フキノトウ

0207_4hukinotou1 2019.2.7
お、フキノトウだ。庭で。
0207_4hukinotou2
これも
0207_4hukinotou3
これも。
3つ確認しました。まだ出るかもしれませんが。
うちのは雄株です。たしか雌株はなかったはず。

0213_2hukinotou 2.13
姿がくっきりしてきましたね。
去年、この場所の近くに、ツクシが出たと思うんですが。今年はどうかなぁ。

カエデ

0207_3kaede 2019.2.7
あれ、葉が開いた。
ちょっとこれは勇み足で、この後、枯れました。
何かの拍子に成長のスイッチが入ってしまったのでしょう。でも、まだ時期ではなかった。
残念なことでした。

タネツケバナ

0206_1tanetukebana 2019.2.6
地面から立ち上がって、非常に背の低いまま開花し結実し、種子を撒布。
白く長いのは空っぽです。中央の短いのがこれから熟していく実。
ずいぶん早い時期から活動しています。

チロリアンランプ

0205_6tyrol1 2019.2.5
わ、星が出た!
これ、チロリアンランプのごく幼いつぼみです。
花は長く見慣れていますが、「慣れ」は恐ろしい、つぼみを見ていなかった。
被写体が少なくて、普段なら視線が走って通り過ぎてしまうようなところを見ざるを得ないような状況の「おかげ」といえましょう。
こんな五角形だったんだ。
0205_6tyrol2
少し大きくなって、中に赤味が透けてきたつぼみ。
0205_6tyrol3
赤味が増していく。
0205_6tyrol4
これが見慣れた姿。こうなってしまうと、丸さが目立って、五角形は目立たなくなるんですね。
赤いのは萼。そこから出た花が、黄色かったり、白っぽかったり。
咲いてからの時間経過のせいなのかどうか、確認してはいません。

2019年2月20日 (水)

スーパームーン

0220supermonn
ちょっとマスコミをにぎわしましたね。
この画面を見て「わ、大きいな」とわかるわけではない。通常の満月の写真と並べて比較しなくっちゃね。

今夜~あす未明「スーパームーン」ことし最大の満月に(NHK 2019年2月19日 18時11分)
 19日夜から20日未明にかけて、月と地球がことし1年で最も接近し、雲がない場所ではふだんよりも大きくて明るい満月いわゆる「スーパームーン」が観測できます。
 月は地球の回りをだ円の軌道で回っていて、19日夜、月と地球の距離はおよそ35万6700キロとなり、ことし1年では最も接近します。
 また、20日未明にかけて満月を迎えることから雲のない場所では、ことし最も大きくて明るい満月、いわゆる「スーパームーン」が観測できます。
 平均的な満月と比べて、大きさも明るさも17%程度アップするということです。
 「スーパームーン」は正式な天文用語ではなく、定義は決まっていませんが、NASA=アメリカ航空宇宙局では天文へ関心をもってもらおうと、月が地球に近づいたときの大きくて明るい満月を「スーパームーン」と愛称で呼んでいます。
 国立天文台によりますと、月が最も近づくのは19日午後6時3分で、月が完全に満ちるのは日付けがかわった午前0時54分だということです。
 ・・・
ちなみに、ことしの最も小さい満月は9月14日で、月と地球との距離はおよそ40万6000キロに離れ、今回の満月に比べておよそ30%ほど小さくなるということです。

下にリンクする国立天文台のサイトによりますと。

2月19日、月は18時3分に近地点を通過し、日付が変わってすぐの2月20日0時54分に満月となります。満月の瞬間の地心距離は約35万7千キロメートル、視直径は33分29秒角です。つまり、今年最大の満月は、満月の日である2月20日の夕方に昇ってくる月ではないことに注意しましょう。

とのこと。
今日の夕方昇ってくる月は未明に満月の時刻を過ぎていますので、満月の日の月ではありますが満月ではありません。妙な言い方ですけどね。
ま、肉眼視して差がわかるほどのものではなし。もし晴れていて月が見えるようでしたら、大きな月だとお楽しみください。

月の平均の視直径は31.08分です。今回の満月の視直径は33.48分。
そうすると、平均的な大きさの1.077倍ですね。
これは直径比ですから、面積比は自乗して1.16倍(1.08で自乗すると1.17倍)。
明るさは受光面積に比例するでしょうから、1.16~1.17倍の明るさになります。
16%~17%大きくて明るい、ということになりますね。

↓国立天文台。すごくいい写真とグラフがあります。是非ご覧ください。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2019/02-topics01.html

2019年最大の満月(2019年2月)
空高く輝く今年最大の満月を見よう!

2月20日の満月は、2019年で最も大きな満月です。その前日の2月19日、月は18時3分に近地点(注1)を通過し、日付が変わってすぐの2月20日0時54分に満月となります。満月の瞬間の地心距離(注2)は約35万7千キロメートル、視直径(注3)は33分29秒角です。つまり、今年最大の満月は、満月の日である2月20日の夕方に昇ってくる月ではないことに注意しましょう。

また、2019年で最も小さな満月となるのは9月14日です。今年、月が最も地球から離れるのは、2月5日の18時29分ですが、この日は新月です。満月の瞬間と遠地点(注1)通過の時刻が近いのは9月で、月は、9月13日22時32分に遠地点を通過し、9月14日13時33分に満月となります。満月の瞬間の地心距離は約40万6千キロメートル、視直径は29分24秒角です。

二つの満月を実際の夜空に並べて大きさを比べることはできません。比べるものなしに大きさを測ることは簡単ではありませんので、眺めるだけで月の大きさの変化に気づくのは、たいへん難しいでしょう。でも、上の図のように2019年最大の満月と最小の満月を比較すると、大きさの違いがよくわかります。

上の図は月と地球の距離の変化を表しています。なぜ、このように距離が変化するのでしょうか?

月は、地球の周りを公転しています。月の軌道は円形ではなく楕円形をしているため、地球と月との距離は一定ではありません。また、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けてわずかに変化するため、近地点や、遠地点での距離は、上の図のように毎回異なります。満月における地心距離は、およそ35万6千キロメートルから40万7千キロメートルの間で変化します。そして、月の視直径は、地球と月との距離が近いときには大きく、遠いときには小さくなります。最も大きな満月は最も小さな満月に比べて、14パーセント視直径が大きく、30パーセント明るく見えます。

冬の満月は、夏の満月よりも空の高いところを通ります。また、2月19日の月は、日本のほとんどの地域で、満月の瞬間の前後わずか1時間以内に南中します。少しだけ夜更かしして、真夜中の空高く輝く、今年最大の満月を楽しみましょう。

ササグモ

0205_5sasagumo 2019.2.5
ササグモの向きが変わっていました。ぶれた写真でスミマセン。
じっとしているので、死んじゃったのかな、とも心配していたのですが、向きが変わった、生きてるぞ。

0207_6sasagumo 2.7
また戻ったぞ。
寝返りをうつような感じでしょうか。

0210_11sasagumo 2.10
餌のない時期を耐えています。
小昆虫が飛び回り歩き回るのはいつになるかな。
このササグモ、ここにいる限り、見続けます。

コダカラソウ

0205_4kodakarasou 2019.2.5
ゆっくりとした歩み。
ずいぶん「花っぽく」なったんですけど。

0210_10kodakarasou 2.10
中から花が出てきそうな気配もあるのですが。
寒い日も多くて。
いつ咲くでしょうか。

0203_9kumo 2019.2.3
この雲の名前はなんだろう?
高積雲というのかな。すごく薄い感じなんですが。
私はほとんど雲の名前を知りません。なんだろな。
月に叢雲 花に風 、とはいいますが、月もなく花もない。
私一人が惑うだけ。う~む。

★ところで↓
http://www.data.jma.go.jp/add/suishin/oshirase/pdf/20190107.pdf

平成31年1月7日 (修正)平成31年1月17日 気象庁観測部
お知らせ
~関東甲信地方の地方気象台における目視観測の自動化について~これまで地方気象台では、気温、風、雨量、日照などを自動で観測するとともに、晴れや曇りなどの天気や大気現象及び視程は職員が目視により観測してきました。近年、気象レーダーや気象衛星等による観測を利用して、総合的に大気の状態を把握することができるようになっており、このような技術の進展を踏まえ、職員が目視で行ってきた、晴れや曇りなどの天気や大気現象及び視程の観測を自動化します。
・・・
1変更予定日時平成31年2月1日(金)12時(日本時間)
・・・

データ取得が自動化できるものを自動化するのは一向にかまいませんが。
私のようなド素人が雲の名前を知らなくても何の影響もないけれど。
気象予報士さんは、ぜひ空を見てほしいですね。
データ取得が自動化され、気象台の発表する予報をそのまま流すだけでは気象予報士の価値がない。
空を見て、上空の様子を感じとり、肌で今の気象状況を感じたうえで気象情報を話してほしいな。
いくら自動化が進んでも、観天望気が基本だということは消えないことだと思います。

ダマコもち 半殺し

前の記事で鬼の話が出ましたので、「鬼→なまはげ」という連想から思い出して「半殺し」の話を書きます。鬼を半殺しにしようなどという恐ろしい話ではありませんので安心してお読みください。

↓「なまはげ」などの来訪神行事がユネスコ無形文化遺産に登録されたときに新聞掲載された投書です。

(声)泣くごはいねぇが、祝・文化遺産(朝日新聞デジタル 2018年12月11日05時00分)
 子供のころ、冬休みになると母の実家へ遊びに行きました。1月15日は小正月。青年団が「なまはげ」の扮装で「怠け者はいねぇーが」「泣くごはいねぇーが」と家々を練り歩き、お酒や料理でもてなすのです。子供は囲炉裏の隅っこに一塊となって正座してかしこまり、なまはげが帰ると「バンザイ」です。
 男性は朝から地鶏をさばき、女性はダマコ餅を作ります。
・・・

秋田の方言で「だまける」というのは「丸める」という意味です。
炊きたてのご飯をつぶして、直径2cmくらいのご飯団子を作り、鶏肉、セリの鍋に入れて食べるんですね。頬が落ちるほどおいしいです。
このご飯団子を「丸める」のが「だまける」なので、「だまけた」「もち」でダマコ餅。
投書では、男性が鶏をさばき、女性がダマコ餅を作る、とありますが。
子どものころ、私の母の実家では、伯母が鶏を締めてさばき、子どもらがダマコ餅をだまけましたっけ。
昼間に庭を走っていた鶏が夜には鍋になるのですが、別に気にもしなかったな。さばくところも見てましたが、鮮やかな手さばきでしたね。

★さて「半殺し」
炊きたてのご飯はそのままでは「だまけ」られない。すり鉢で潰すのですけれど、餅つきのように完全につぶしてしまってはおいしくない。適当に粒を残してつぶします。これが「半殺し」です。
この状態のものを竹串に巻いて、いろりで焼けば「きりたんぽ」ですが、だまけるのがダマコ餅。

大人が炊きたてのご飯をすり鉢に入れてくれて、半殺しにしてくれ、といわれて子どもたちでつぶす。
そうすると、大人がそのつぶしたご飯を適当な大きさにわけてくれます。
子どもらは、塩水の入ったボウルをそばにおいて、べたつかないように塩水で手のひらを濡らしながらだまこをつくる。
そうして、夕飯になるわけで。
ものも言わずに食いつきましたね。
投書では小正月の話になっていますが。新米の時期にも作りましたね。草の香りがするような新米で作るダマコ餅のおいしさといったらもう、筆舌に尽くしがたい。

鬼の話から、半殺しの話になりました。笑ってください。

↓レシピなど
https://cookpad.com/recipe/4758508
新米を買ったら★だまこもち鍋★

https://www.akita-yulala.jp/selection/5000011061
秋田市観光・イベント情報総合サイト「アキタッチ+(プラス)」

丸い姿が可愛らしい だまこ鍋
1. ご飯を少々硬めに炊き、すりこぎで突いて半殺しにする。
約5割方突き、粘り気がでてきたらOK。
2. 桶に水を用意し、手に水をつけながらご飯が熱いうちにだまける。
3. 素早く硬めにだまける。
大きさにもよるが、だまこは5~6個でご飯3杯分に相当。

ロールちゃん

0203_8roll1 2019.2.3
恵方巻の日。安い太巻きを買いに行った妻が見つけてきたロールちゃん。ウサギのキャラクターで鬼の面を乗っけているんでしょう。この食べ方、メーカーによると、笛を吹いているみたいなので「笛食い」というらしいです。
0203_8roll2
妹もいるらしい。歳の数だけ豆を食べるのはしんどいなぁ、70個だもん。
安い太巻きを会話しながらゆっくりと食べました。自分で巻くか、とも思いましたが、メンドが臭くって、やめときました。

実は、2016年にも同様の記事を書いていましたので、そちらからの引用をお読みください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-ace4.html
2016年2月10日 (水) 鬼づいちゃったぞ

・・・
2月3日は「恵方巻」の大騒ぎ。
ハロウィーン、バレンタインデー、ホワイトデーなどと同じ「企み」ですね。
私は「東男」、妻は「(平城)京女」。
結婚して初めて「恵方巻」というものを知ったのでしたっけ。その年の恵方を向いて、太巻きを食べる、食べ終わるまで口を利いてはいけない、と教わりました。40年以上昔のこと、ウム、古い夫婦だ。
年々騒ぎが大きくなって、面白くもないから、コンビニで一番安い普通の太巻きを買ってきて食べました。
・・・
妻がこんなものを見つけてきました。
ロールちゃんが笛食いをしています。
これ鬼かあ?とよく見れば、耳が長い。
ウサギさんですね。ウサギのロールちゃんが鬼のキャラクターを演じているのかな。
・・・

大して代わり映えしない生活をしていることがよくわかります。

この2016年「鬼のパンツ」を食べた、というのも出てきましたのでリンクしておきます。

おに~のパンツはおいしいパン♪
うまいぞ、うまいぞ♪

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-ac20.html
2016年1月21日 (木) 鬼のパンツ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-b093.html
2016年1月21日 (木) 鬼のパンツ・食べました

セイヨウジュウニヒトエ

0203_7juunihitoe 2019.2.3
我が家ではジュウニヒトエと呼んでいますが、ジュウニヒトエは花の色が少し白っぽいみたい。
今、足元に広がっているものの花は紫色です。正式にはセイヨウジュウニヒトエらしいです。
属名のアジュガという名前でセイヨウジュウニヒトエを呼ぶこともあるようです。
花の後、地面の手入れをしたら、見えなくなって、消えちゃったかと思っていたのですが、ランナーで別の場所に移動していて無事だったようです。よかった。
人の形をしたような面白い花が咲きます。

クロヒラタアブ

0203_6kurohirataabu 2019.2.3
成虫で越冬中。その間、エネルギーの補給はどうしているんだろうと、気になります。

探せば花があるのかな。梅が咲き始めていますが。
幼虫は肉食性でアブラムシを食べますが、成虫はやっぱり花の蜜でしょう。
0207_13kurohirataabu 2.7

日向ぼっこ姿ばかりです。
2月3月は寒暖を繰り返していきます。無事でね。

2019年2月19日 (火)

オリガーキー

昨日の朝日新聞で下の記事を読んだのですが。
内容については、私には議論する力がありません。
何を取り上げたいのかというと文中の
「少数者支配(オリガーキー)」
という言葉。一瞬どういう言葉かな、と戸惑ったのですが、考えてみたら元化学教師としての語彙で、ある程度理解できました。ギリシャ語の「オリゴ」と「アーク」からの合成語ですね。

(寄稿)左派ポピュリズムという希望 山本圭(2019年2月18日05時00分)

・・・
 もとよりポピュリズムに対しては、「大衆迎合主義」と(誤って)翻訳されることが多いせいか、本邦ではことのほかネガティブな印象が強い。これが喚起するイメージといえば、デマゴーグによる人気取り政策、あることないこと放言する民主主義の腐敗、おおかたそんなところだろう。
 とはいえ、元来ポピュリズムとは、既存の政党政治からこぼれ落ち、疎外されてきた人々を、ひとつの政治勢力としてまとめあげる、そのような政治手法を指す言葉である。そのかぎりで、ポピュリズムこそ真に民主主義的である、という見方も当然成り立つ。
・・・
 国や地域によっての違いがあるとはいえ、左派ポピュリズム戦略の基本線はこうだ。すなわち、このかん欧州連合や各国政府が進めてきた新自由主義的な緊縮政策によって、経済格差は途方もないほど拡大し、新しい少数者支配(オリガーキー)が生じている。中間層は痩せ細り、大多数の人々は政治的に無力化され、自由民主主義はいまや「ポスト・デモクラシー」的な状況にある。この局面において既得権益層(エスタブリッシュメント)に対抗する勢力をまとめあげ、いっそう公正で民主主義的な再分配を要求しなければならない、と。
・・・

↓ウィキから引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%A1%E9%A0%AD%E5%88%B6
寡頭制

寡頭制または寡頭政(かとうせい、希: ὀλῐγ-αρχία) は、全部または大半の政治権力を、特定の少数の人々が握っている政体。少数者支配の体制であり、対比語は多頭制(多数支配)である。寡頭制は君主制や独裁制のほか共和制や民主制でも存在する。なお権力者が2名の場合は二頭政治、3名の場合は三頭政治、4名の場合はテトラルキアともいう。

語源
権力を握っている少数の人々は財産、家系、軍事力、冷酷さ、あるいは政治的影響力の面で優越していることが多い。
「oligarchy(寡頭制)」という言葉はもともとギリシア語で、「oligo(少数)」と「arkhos(支配)」から成る。

「oligo(少数)」と「arkhos(支配)」なのですね。
↓リーダーズ英和辞典第3版から引用

oligarchy
►n
1 寡頭制,寡頭政治,少数独裁政治 (opp. polyarchy);寡頭制の国[社会,団体,企業,教会];寡頭政治の執政者たち.
2 《大企業・メディアなど》巨大な政治力を有するひと握りの集団.

対応して、「たくさん」だったら「poly」

polyarchy
►n 多頭政治 (opp. oligarchy).

もし「一人」の「支配」だったら?「君主制」ですが。
「1」を表す「mono」と「arkhos」から「monarchy」という語になります。
化学では、モノ、ジ(ダイ)、トリ、テトラ・・・など、数を表す接頭語をよく使います。
辞書で調べたら「9」の「ノナ」以外全部ありました。すべて、リーダーズ英和辞典第3版からの引用です。

monarch
►n
1 君主,主権者,帝王;最高支配者,王者
[F or L<Gk (mon-, arkhō to rule)]

dyarchy(diarchy)
►n 両頭政治《特に インドで統治機構を中央と州に分けて管轄した制度 (1921–37)》.

triarchy
►n
1 三頭政治 (triumvirate);三頭政治を行なう三人組;三頭政治の国.
2 三政府に分割された国;それぞれに統治者のいる三地区からなる国;その三者のそれぞれが治める地区;三国からなる国家群,同盟三国.

tetrarch
►n 《古代ローマの》四分領太守;《属領の》小王,小君主;四頭政治の統治者の一人;マケドニアの phalanx の指揮官.

pentarchy
►n 五頭政治;五頭政府;五国連合.

hexarchy
►n 六王国,六国.

heptarchy
►n 七頭政治;七国連合;[the H-] 〔英史〕 七王国《5–9 世紀のイングランドに存在した Anglo-Saxon 人の 7 つの王国:Northumbria, Mercia, Essex, East Anglia, Wessex, Sussex, Kent》,七王国時代.

octarchy
►n 八頭政治;八(王)国;[the O-] 〔英史〕 八王国《いわゆる HEPTARCHY のことで,Northumbria の実態を 2 国とみなす場合に用いる》.

decarchy
►n 10 人からなる支配グループ.
[Gk (deca-, -archy)]

いかがですか?欧米の言葉の底には、ギリシャ語やラテン語などの共通の基盤があります。

ですから、そういう言葉を知っていると、言葉がわかりやすくなりますよ。また新しい概念に新しい名前を付ける必要が生じたときに、欧米の学者はラテン語やギリシャ語をよく使います。そんなことも知っておくと理解しやすいかも。

狛犬ポジション

↓ちょっと前の記事で、下のように「狛犬ポジション」についてチラッと書きました。
放置してあったので、ここで蒸し返しておきます。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-048f.html
2019年1月31日 (木) 浅間神社

★「狛犬ポジション」ってご存知ですか?
稿を改めて書きたいと思っています。いろいろな思いが頭の中で交錯していて、いつ書けるかわからないんですけどね。
ペンディングにしておいてください。

★「狛犬ポジション」という言葉はNHKで知りましたが、その内容的なことは実は50年以上も前に知っていました。そのあたりをちょっと書きます。

↓NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181108/k10011703811000.html

NHK News Up
みんな大好き 狛犬ポジション(2018年11月8日 20時39分)
 「狛犬ポジション」を知っていますか? 電車の出入り口の両脇にある、人ひとりが立てるくらいのスペースで、満員電車でも比較的ゆったり立っていられる場所です。朝夕の通勤時間帯には熾烈な競争も繰り広げられるほど人気でネット上ではユニークな利用方法が提案されている一方、最近ではその存在が脅かされているケースもあるようです。

↓その他にもいろいろ話題はあるようでした。
http://blog.livedoor.jp/shine4step/archives/1062932729.html

満員電車の車内は6つのゾーンに分かれている!これ分かってない人多そうだから解説するよ!
①狛犬ポジション
②ガーディアンポジション
③吊り革エリア
④流動ゾーン(濁流ゾーン)
⑤離れ小島
⑥安全地帯

★「物理の散歩道」ロゲルギスト著 昭和38年7月5日 第刷発行、岩波書店という本から引用。

第一部
 つめこむ
 満員電車の話からはじめよう。「人間をパックするなどとは失礼な……」といわれそうだが、ちゃんと "the car was packed with passengers" という用例がある。
 混雑どきに限って考えれば、東京の電車は、できるだけ人をつめこんで走るための道具だ。
 ・・・
 流れの傍観者として狡猾な優越感を味わうことができるのは、戸口の内側の両方の隅に立つ、図1-2のX氏だ。ここには流れの圧力はかからない。流れのなかからこの特等席に割りこもうとする不心得者があると、X氏は彼をちょっと流れの方に押しもどしてやる。彼は口をひんまげて憎々しげにこちらを振りかえりながら奥に押されて行ってしまうこと必定である。
 ・・・
 もっとも、一様充填は粉体や粒体をあつかう技術者がいつも頭をなやます問題の一つで、そう手軽には解決できない。
・・・

ここに「戸口の内側の両方の隅」という狛犬ゾーンのことが書かれていますね。
この部分には圧力がかからないのです。医薬品の粉末を型に入れて打錠機で押し固めて錠剤を作るときに、この圧力のかからない部分が「縁欠け」という現象を起こしてしまいます。

さて、錠剤ではなくて、フェライトを押し固める技術者の話が朝日新聞の「凄腕つとめにん」という記事に載ったのです。2011年6月でした。
その記事を受けて、私はブログ記事を書きました。
今回描きたかったことのすべてがもう書いてありますので、この先は、ブログの過去記事をお読みください。

↓これです。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-4295.html
2011年6月29日 (水) 粉の気持ち

終わりの方にこんなことが書いてありますね。

 で、当時刊行されていた三省堂の「高校生新聞」に一文を投稿したのです。
「ユートピア」とかいう題だったと思います。
 満員電車に詰め込まれて粉体力学にしたがって行動して文句ひとつもない私たちは「己の分を知り、足るを知る」安分知足・礼をわきまえた人間なのだ。そんな理想的な人間が集い暮らすこの日本こそユートピアなのではないか。
 という皮肉を込めたつもりの文章でしたね。これが採用されて、天狗になりました。いや青かったなぁ。{今は何色だ?}
とんでもなく懐かしくなってしまいました。

三省堂に、都内の高校の生徒10くらいかな、食事をしながらの座談会に招待されて、なんだか喋ったけど、なにを喋ったかは全く記憶がありません。ひょっとして、高校生新聞に載ったのかな。
半世紀以上昔の皮肉屋高校生が、今、「廃棄物」化しつつある団塊世代の爺さんになりました。

★作家の三田誠広さん(私と同じ1948年生まれ)が堺屋太一さんの追悼文でこんなことを書いておられます。
朝日新聞デジタル 2019年2月13日05時00分

海底資源の「マンガン団塊」などという言葉と親しんでおられた。人間のカタマリも同じように表現されたと伺って、確かに団塊の世代が働き盛りだったころには巨大な労働資源であり、リタイアすると巨大な廃棄物になってしまうのだと、妙に納得した覚えがある。

定年退職した夫を表現する「濡れ落ち葉」という言葉が 1989年の流行語大賞を受けましたね。
粗大ごみ⇒濡れ落ち葉⇒廃棄物
あ~ぁ、男はつらいよ、言い当てられてるだけに身に染みる。
{ダメ押し追加。私「寅さん」一作も見てません。偏屈なんです。}

アブ

0203_5abu1 2019.2.3
アブが葉の前でホバリング。とまる場所を選定しているのでしょう。

0203_5abu2

腹部背面の模様がね。なんだろな。
コマバムツホシヒラタアブ
ではないか、と考えるのですが、自信はない。
このまま越冬なんでしょうね、きっと。
体力を消耗しないようにね、と呟いて離れるのでした。

500円玉の秘密

朝日新聞の土曜beという別刷りの記事↓

(みちのものがたり)和同開珎のみち 埼玉県秩父市 揺るがぬ「最初の本格通貨」
2019年2月2日03時30分

・・・
 「500円硬貨の側面のギザギザは斜めに入っているのを知っていましたか」と岩崎さん。この「斜めギザ」こそ、貨幣をひねりながら金型から取り出すことで実現した特殊技術。大量生産型の貨幣に導入するのは世界初で、特許も取得しているのだ。
 ほかにも、見る角度で数字の「0」の中に「500円」の文字が見え隠れする「潜像加工」や、「日本国」「五百円」の文字の周りに扇状に髪の毛よりも細い線を刻んだ「微細線」、桐(きり)の葉に目に見えないほどの穴加工をした「微細点」が施され、偽造を防止している。
・・・

和同開珎の方は、ま、さしあたってどうでもよくって。
500円玉のギザギザが斜め? 知らなんだ。見てみよう。
0203_1coin1 2019.2.3
これです。ホントだ、斜めだ。知らなかったなぁ。以前、「ギザ10」がどうのこうの、という話があったのは知っていますが。
500円玉のギザは斜めなんだぁ。
0203_1coin2
これはなんだかぼんやりと記憶がある。でも忘れてました。
かなり浅い角度で見ると、文字が浮かび上がりますよ。試してください。
0203_1coin3
これが「微細線」なのかな。これは肉眼でもそう苦労せずに見えます。
0203_1coin4
手前の桐の葉ではなく、その後ろ陰になった葉に施された「微細点」。
これは肉眼ではかなりきつい。いや、若い人なら見えるのかな。
ルーペがあると見やすいと思います。
へぇ、こんな細工が施してあるんだ、とお楽しみください。

★オマケ
0205_11tenyen
10円玉の平等院鳳凰堂。
鳳凰がいます。石垣や石段も刻んであります、扉の「鋲」かな、も見えます。新品の10円玉があったら、ぜひ観察してください。

★小学生のころ、当時の日本橋白木屋で昆虫展があったのかな。そこで「スンプ」を売っていました。酢酸セルロースの薄い板の表面を有機溶剤で溶かして、物に貼りつけレプリカをとって顕微鏡で観察するというもの。
販売のおじさんが、10円玉の鳳凰堂のスンプを見せてくれて、感動してしまって、親に買ってもらって楽しんだことを思い出します。昆虫標本もすごくて、興奮のあまり持っていたハンカチを口にくわえて噛みしめて穴を開けてしまった、母親にからかわれましたっけね。そういう少年でした。
↓参考
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-c738.html
2011年9月26日 (月) スンプ

★ところで、和同開珎の話になると、どうしても自然銅の話が出ます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E9%8A%85

自然銅
 自然銅(しぜんどう、native copper[1]、copper[2])は鉱物(元素鉱物)の一種。化学組成は Cu。結晶系は等軸晶系。自然金グループに属する。銅の英名copperの語源は、「キプロスの金属」という意味のラテン語 aes Cyprium で、それが縮められて Cyprium となり、後に訛って cuprum となった。
 塊状、樹枝状などの集合体で産することが多いが、八面体などの結晶形を呈する場合もある。表面は変化しやすい。銅は人類によってはじめて用いられた金属である。アメリカ・ミシガン州のスペリオル湖南岸のキーウィーノー半島には、世界最大の自然銅の濃集体がある。この地で一つの重さ420トンの塊が出た。そのほかの産地としては、アリゾナ州のビスビー、ボリビアのコロコロ、ロシアのウラル山地、イギリスのコーンウォール、オーストラリアのブロークンヒルとマウントアイサ、ドイツのラインランドファルツなどがある。[3]

「キプロスの金属」にCuが由来するという話は必ず授業でもしましたよ。
http://mineralhunters.web.fc2.com/wadoiseki.html

・・・
1.初めに
「続日本紀」に、日本で最初の自然銅の発見とそれに伴う年号の改元が次のように
記されています。
「慶雲5年(708年)、武蔵国秩父郡より和銅を献る。・・・・・・武蔵国に自然に
なれる和銅(にきあかがね)いでたりと奏して献れり、・・・・是をもちて、天地の神の
顕し奉れる瑞の宝に依りて、御世の年号を改め賜い換え賜はくと詔たまう。
・・・・・慶雲5年を改めて和銅元年と為て、御世の年号と定め賜ふ。」

元化学教師としてはかなり、苦しい。金属の銅は硫黄とすぐ結合します。火山国の日本で自然銅が産出したというのが、なんだかなぁ、苦しいんですよ。結晶化する前の炭酸銅かなんかが還元されたんですかねぇ、還元剤は何だったんだろう?よくわからないのです。

銅の鉱物なら、たき火程度の温度で一酸化炭素で還元できるでしょう。鉄だともっと高温の「炉」が必要になる。ふいごが必要でしょう。
そのあたりの性質の違いが、青銅器の時代の後に鉄器時代が来るという歴史とも絡むわけです。

ヤマブキ

0202_12yamabuki 2019.2.2
葉芽が目立ってきました。
日当たりの悪い庭ですが、頑張ってくれます。
一旦動き始めればすごい。4月かな、花に至るのは。

ツバキ

0202_17tubaki 2019.2.2
極端に詰めたツバキの木につぼみがつきました。
一つだけ、咲く気だな。

0205_9tubaki 2.5
あれっ、食べられた。
赤い部分を見つけた鳥がかじったんでしょうね。
現場を見ていませんから鳥の種類はわかりませんが、スズメかなぁ。

0207_12tubaki 2.7
かじられた状態で、少しだけ開いたようですが、ここまでですね。
昆虫と違って、鳥は冬でも活動できますから、赤や黄色の「実」のようなものを見つけるとかじるのでしょう。
生きるということはそういうことなんだなぁ。責めることはできません。

コギクにて

0202_14hae 2019.2.2
ハエがいて
0202_15usumonmidorikasumikame
ウスモンミドリカスミカメがいて。
花と虫のこの関係も、これからしばらくなくなりますね。コギクがもうすぐ終わる。
春の花が溢れ出てくるまで、花も虫も寂しいな。
にぎやかになるのは、いつごろかな。

駅のポスターから

0202_6poster1 2019.2.2
駅のポスターです。レールの上を走るのは、通常の電車だけではないのです。
保線車両も走ります。鉄道のそばに住んでいるおかげで、保線のすごさがある程度わかります。
ものすごい労力をかけているんですよ。だから安心して電車に乗れる。
レールに超音波を当ててもし傷があればそこから反射してくる波をとらえることができるでしょう。
超音波の波長程度のサイズ以上の傷が検出できるのだと思います。(元物理教師の感覚)
レールを削る車両もあるんですね。
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振り替え輸送のポスターの下のところ。
東京あたりでこんなにあるんですね。
男子小学生の鉄っちゃんなんかだと、こういうのをまるごと覚えてしまえるかもしれないですね。
昆虫図鑑をほぼ丸ごと一冊覚えてしまう昆虫少年もいるもんな。
0202_6poster3
ロゴマークが新しくなる、という新聞記事は読みましたし、そこに掲載されていた新旧のロゴマークも見ましたが。
右が新しい方で、左が古い方。
左の方ですが。最初っからこんな風に色が剥げたようなぼろぼろな感じだったのかなぁ。ちゃんとじっくり見たことがなかったので、よくわかりません。屋外で雨や太陽光にさらされてこうなったのではないのかなぁ。
なんだか、あれまぁ、という気分でした。

渋谷「109」ロゴ刷新 赤の単色やめ「思いを象徴」(朝日新聞デジタル 2019年2月1日16時15分)
 「ギャルの聖地」とされ、平成の流行を発信してきた東京・渋谷のファッションビル「SHIBUYA109」のロゴマークが、新しく生まれ変わる。2月中旬から取りかえの工事が始まり、開業40周年となる改元直前の4月28日、新しいロゴがお披露目される予定だ。
 ・・・
 新しいロゴはピンクと紫のグラデーションで、これまでの赤単色から刷新。運営会社の担当者は「自ら変化をつくるという思いの象徴だ。次の時代も進化を続けたい」と話す。昨春の公募で寄せられた9537点から選ばれた。
 ・・・

40年前かぁ。もう30歳だったんです。私。
高校生の頃にできた斬新な「東急プラザ」ももうなくなったし。
渋谷は遠くなりにけり。

2019年2月18日 (月)

2月15日 寒かった

↓2月9日の気温のグラフがこの記事にあります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-c244.html
2019年2月12日 (火) 2月9日の雪
朝の6時ごろから夜中まで1℃以下。一日中「冷蔵庫」状態といえました。

0215_2snow1
先週の金曜、15日、東京では短時間ですが雪が舞いました。大した量ではありませんでしたけど、目の前がぱぁ~っと白くなったので、あわててカメラを持って外へ出たらもうチラチラになっていました。
上の写真は、自動車の側面を背景にして写したもの。縦に白い筋が走っていますが、これが雪。
0215_2snow2
足元の石。落ちると融けて沁みこんで、濡れた模様を作っていました。
雪そのものは大したこともなかったのですけれど、体感的にはものすごく寒かった。
20190215kion
9日ほどではないのですが、朝から午後3時頃まで、ほぼ冷蔵庫状態ですね。
北海道全道では冷凍庫状態が長く続きましたから、それに比べれば何ということはないのですけれど。
体感的にはもう寒くて脚が冷えてかなわなかった。ストーブつけて扇風機回して、でも室温がなかなか上がらない。
20℃まで上がれば、私にとっては暖かいのですけど、そこまで行かない。
陽が射せば温室で軽く20℃を超えるのですけど、陽射しもない。
一日中縮こまっていて、肩が凝りました。マイッタ。

朝めし前クイズ

0130_2quiz 2019.1.30
これは楽勝でしょう。
答えは書きません。小学生が好きそうな感じのクイズですね。

0213_10choco12.13
「本日 難問!」とありますが、正攻法で考えれば、答え自体はすぐ出ます。
4つつながりの板を3本作るのに「2回」割ります。
その一本を4つにするのに「3回」割ります。
全部ばらすには
3×3+2=11
で、11回割ればいい。
ところがどっこい、面白い解答が提示されまして、私は大喜び。
0213_10choco2
1回割るごとに1つ増える。11回割ると12個になる。
なるほどそうきたか。
もちろん論理的に正解ですが、これトポロジカルな解答ですね。
この発想が面白い。意表を衝かれました。
私が書いた方の答えは、チョコレートの溝をカウントして割る回数を求めています。
ところが、番組で示された解答は、対象が四角いとかいう形には無関係、溝のあるなしも無関係。
周囲が閉じた図形であれば、三角・四角・円、何でもいいのです。割れ口が直線だろうが曲線だろうが構わない。1回割ると1つ増える。それだけの事。
で、例えば1枚の円なら、この考えでいいのですが。
5円玉みたいな、中に穴のある円を考えてください。これは1回割っても2枚にならないでしょ。これがトポロジーの面白いところ。私はあまり詳しくはないのですが、一応そんな考えがあることを知ってはいるのです。
平面と球とドーナツは異なる図形です。取っ手のあるコーヒーカップもドーナツ。人間の体もドーナツです。消化管が体を貫いていますからね。
10円玉と5円玉も異なります。面白いものでしょ。
↓参考に
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8D%E7%9B%B8%E5%B9%BE%E4%BD%95%E5%AD%A6
位相幾何学

意表を衝かれる、って楽しいですね。「気づき」をもたらされた時の「そうか!」という楽しい感覚を「アハ感覚」といいます。
脳科学者の茂木健一郎さんがよく使う。
で、茂木さんの文章にリンクします。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2005/08/post_5513.html
茂木健一郎 クオリア日記 2005/08/29
 あすへの話題 ニュートンの「アハ!」体験  茂木健一郎

 英語では、「ああ、そうか!」と気付いた時の感覚を「アハ!という言葉で表す。このため、一瞬のうちに何かに気付くプロセスは、「アハ!」体験とも呼ばれる。

http://msc.sony.jp/ahap/aboutahataiken/

アハ!体験 (a-ha! experience)とは?
「わかったぞ」という体験を表す、英語圏で広く使われている言葉であるとともに、人間の脳の不思議な能力を表すキーワードとして、最先端の脳科学で注目されています。「ひらめき」や「創造性」とでも名づけられるような脳の驚くべきはたらきが、アハ!体験なのです。

カエデ

0202_3kaede 2019.2.2
朝、2階の部屋の雨戸を開ける頃、ちょうど朝日が門の上のカエデに射してくるのです。
肉眼では、すごく明るく赤く輝いているのですが、写真にうまく写らない。

0203_2kaede 2.3
全体を写すことをあきらめて、範囲を絞ってこんな感じに撮れました。
カエデってこんなに赤かったっけ、というくらいに赤いんですけどね。難しいや。

ムラサキカタバミ

0201_9murasakikatabami 2019.2.1
まだ頑張るぞ。
クンシランの鉢に同居しているこのムラサキカタバミだけです、カタバミの仲間で今花を咲かせているのは。あまり昆虫が訪花する花ではないようですね。
気温の影響を受ける花で、暖かいと開きます。
どんよりした寒い日は閉じたまま。
花の開閉を花弁の表裏の細胞の成長でやっているせいでしょう。

コギク

0201_5kogiku 2019.2.1
一つの株が完全に終わりました。
株はあと2つ3つあって、もう終わりかけのものや、まだそれなりに持続的に花を持っているものなどがあります。
花らしい花は、コギクだけですので、これが終わると当分、虫の集まる場所がなくなります。
寂しいことです。

ビワ

0201_4biwa 2019.2.1
ぐちゃぐちゃであまりよくわかりませんが、花の時期が終わろうとしているのかな。

0212_6biwa 2.12
丸い子房が目立ってきましたね。
5月かな、熟すのは。実生ですが、とても肉厚のおいしい実ができますよ。

ヤノネボンテンカ

0201_3yanobontenka 2019.2.1
2月に入って、花弁を「開いた」状態の花はほとんど見なくなりました。

0212_8yanonebontenka 2.12
このくらいまでは行くのです。でも、ここまでかな。
ああ花が咲いている、という状態にはもうなれないようです。
いや、ずいぶん長く咲き続けてくれました。しばらくゆっくり休んでください。ありがとうね。

ユリオプスデージー

0201_2euryops1 2019.2.1
ひょろひょろと伸びたつぼみの下にもう一個、つぼみ。
0201_2euryops2
咲き終わった2輪。実ができるのかどうか、変化が見えてきません。

0203_3euryops 2.3
2日でずいぶん伸びるものです。

0205_2euryops 2.5
わ、3つ目のつぼみも出てきました。

0207_2euryops 2.7
4つ目も出た!画面右下です。

↓趣味の園芸によりますと
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-278

晩秋から春まで、黄色い花を長期間咲かせます。葉や茎に細毛が生えているので、全体が灰白色に見えます。

やはりそうなんですね。常緑低木ということですから、これからがっしりと育ってほしいな。
楽しみな花です。

2019年2月15日 (金)

0130_1ume12019.1.30
買い物帰りの妻の写真。
地元での通称「ターザン公園」です。
「人間ロープウェイ」とでもいいますかね、ロープに滑車がついていて、ぶら下がってするするっと行けるんですね。子どもたちには結構スリリングでしょう。
梅が、紅梅・白梅とあって、気持ちの良い公園です。
0130_1ume2
紅梅のつぼみも膨らんでいます。
春が来ますよ。

富士ちゃん

0129_7fujisan 2019.1.29

あのね 新年特集 (朝日新聞デジタル 2019年1月12日05時00分)
 ●テレビで富士山のニュースを見た。「何で『富士さん』なの? 『富士ちゃん』って呼んじゃダメなの?」(茨城県・6歳)

『富士くん』でもいいよぉ。

クロッカス

0129_6croccus 2019.1.29
落ち葉の間から頑張って伸びてきたクロッカス。
線路柵下のは、草の少ない場所に集めましたが、ここ、カエデの下はほったらかしでした。

0201_13croccus 2.1
ちょっとだけ枯れ草や落ち葉を減らしてやりました。少しは伸び伸びできるかな。

0212_9croccus1 2.12
線路柵下で、今年最初の花が開花。
この濃い黄色、カナリアイエローというのかな、とにかく明るい。
一つ咲いただけで強烈に目立ちます。門を出たら、わっ咲いてる!とすぐわかりましたもの。
0212_9croccus2
上から花の中を。
アヤメ科の花です。
オシベは3、。メシベの花柱は糸状で長く、柱頭の先は3裂するとありました。
0212_9croccus3
路面に右ひざをついて、花の高さから「横顔=pprofile」を撮影。
しゃがめないのでそうするのですが、傍から見たら「爺さんなにやってんだろなぁ」と見えるでしょうね。

0213_6croccus 2.13
昼の散歩。様子を見に行ったら、咲けないでいました。
どんより曇って寒かったせいでしょうね。寒いよぉ、と口を尖らせている感じですね。

ラナンキュラス

0129_5lanunculus 2019.1.29
ラナンキュラスが色別に何鉢かあります。この鉢のは、去年の「深赤」色の花から採取した種からの芽です。
楽しみに眺めています。

学名:Ranunculus asiaticus
科名 / 属名:キンポウゲ科 / キンポウゲ(ラナンキュラス)属
「ラナンキュラス」というのはキンポウゲ属という属名で、種名はアシアティクスでしょうね。
属名で流通している花も多いようです。

ムスカリ+

0129_3muscari1 2019.1.29
妻が立ててくれた名札のおかげで迷わず名前がわかります。
花はもうちょっと先ですが、葉が元気よくなってきました。
0129_3muscari2
鉢に同居する草がある。
これはマメカミツレではないか。自信の量が少ないけど。
眺めていることにします。

ナミハナアブ

0129_2namihanaabu1 2019.1.29
ハナアブ頑張る。後脚に注目。どうなっていますか?
0129_2namihanaabu2
実はこうなんです。脚を擦っているのですね。
日向ぼっこしながら身づくろいをする。猫みたいでほっこりしていいですね。

コマツナ

0128_4komatuna 2019.1.28
この季節、モンシロチョウもいませんので、コマツナを食べる虫がいない。
傷みもないし、色は濃いし、コマツナが逞しく成長しています。
調理直前に記念撮影。意外と硬くないのです、これが。おいしい。
モンシロチョウの季節になったら、スーパーで買った小松菜を自家栽培して、モンシロチョウの幼虫の飼育をしてみませんか。小学生くらいなら喜ぶと思うな。

★私は若い芸能人を全くと言っていいほど知らない。で「小松菜奈」さんという方の名前を見て、読むときの区切りを間違えました。「コマツナさん」のような気がしてしまいました。妻に笑われました。
★ちなみに「小松菜」は「小松川」の「菜」が名前の由来です。

2019年2月14日 (木)

数学的ハート形(再掲):バレンタインデーにちなんで

↓かなり前の記事です。ここで数学的なハート形の描き方を書きました。
詳しいことはここを読んでください。今回はここに掲載したハート形だけを再掲します。どうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-a9b9.html
2012年2月17日 (金) 数学的ハート形
Mathheart
円満そうなハート形でしょ。かかしからのプレゼントです。

ミツバツツジ

0127_10mitubatutuji 2019.1.27
ミツバツツジのつぼみです。
開花はまだ先でしょうけれど、準備が進んでいます。
花の種類がわっと増える時期がこの先に待ち構えていますよ。
街中にもきっとある。探してみてください。

ドングリ

0127_9donguri 2019.1.27
ご近所の家の前に落ちていました。画面、左上と右下です。
このお家には幼い男の子がいる。きっと散歩で見つけて拾ってきたのでしょう。
独楽(コマ)でも作って、お爺ちゃんからのプレゼントにならないかな、と思って拾ってみましたが、二つとも割れていました。ザンネン。昔、いろんなタイプの独楽を自作して遊んだものです。

「ドングリ 独楽」で検索すると、作り方が出てきます。もしドングリを拾ったら作ってみてください。

★意外なコマ
工作用紙に適当に三角形を描きます。(辺はちゃんと直線で)
三角形の頂点と対辺の中点を結んだ線は3本あってそれは「重心」で交わります。
そういう作図をして求めた重心に、爪楊枝を挿して軸とし、回してみてください。
きれいに回るはずです。丸い独楽は当たり前。三角形の独楽は意外性があって楽しいですよ。
紙に色を塗って回すと、色が混ざったりしてね、応用はいくらでもあります。

不定形の厚紙でもつくれます。作図はできません。紙の縁に糸を付けてぶら下げ、その糸の延長線が紙の反対側と交わる点をマークします。この線は紙の重心を通っています。ですから、もう一回別の場所でそういう線を求めれば、交点が重心となりますので、そこを軸として独楽をつくればいいのです。

ハマヒサカキ

0127_8hamahisakaki 2019.1.27
蝋細工のような花だと、私は思っています。
↓このサイトで
https://shiny-garden.com/post-2390/
ガーデニングの図鑑

ハマヒサカキは、晩秋の10~12月頃になると葉の付け根に小さな白い花を咲かせます。
雌雄別株で雌株には雄しべが退化した雌花が、雄株には雌しべが退化した雄花が咲きます。
花は花径5㎜前後の釣り鐘形で、雌花の方がやや小さくなります。
下向きに咲く花は小さく目立つものではありませんが、よく見ると蝋細工のツボのようで愛らしいものです。
花にはプロパンガスに似た匂いがありますが、周囲に漂ってしまうというほど強いものではありません。

私と同じように「蝋細工のツボのよう」という表現を見つけてうれしくなりました。
「蝋細工のような花」というと「蝋梅(ろうばい)」が有名ですが、ハマヒサカキも愛でてあげてください。
「プロパンガスに似た匂い」というのですが、プロパンガス自体は無臭です。無臭の可燃ガスが漏れた場合、気付かずにいると危険ですので、使用者にガス漏れを報せるために、わざわざ臭気をつけてあるのです。硫黄系の化合物ですが、ここでは省きます。ただ、ハマヒサカキの花があまり多いと、ガス漏れなんじゃないかという騒ぎが起きることはあるようですね。

0127_1koori1 2019.1.27
雪の翌日の2月10日に厚い氷が張った、というのを掲載しましたが
その前にも、氷は張ったりしてはいたのです。
1月27日の日最低気温は1.1℃。冬日ではありませんでした。
0127_1koori2
水面がぐちゃぐちゃと凍った、という感じ。直線的な部分はなかった。不思議な凍り方。
ベランダのバケツは凍りますが、庭の池は凍りませんね。地温が高いのでしょう。
よく気象情報で雪の後、橋の上などが凍結しやすいと注意喚起をしています。橋の面では地熱がないからですね。
ベランダも同じことのようです。

0202_1ice1 2.2
この日の日最低気温は -0.9 ℃。今シーズン6回目の冬日でした。
ベランダのバケツ。さすがにバリっと凍ったという感じですね。
0202_1ice2
こういう構造がないとやっぱり氷らしくないですよね。
六角形っぽいのはありませんでした。
0202_2simobasira
妻に頼んで庭を見てきてもらいました。
池は凍っていなかったそうですが、霜柱は立っていたそうです。
昔は、ザックザックと長い霜柱が立ったものですが、近年はそういうすごい霜柱は立たなくなりました。

私は、左脚に補装具をつけて活動するのですが、装具に靴が作りつけなのです。で、寒い朝に外へ出ると、靴が冷えきってしまう。家の中に戻っても靴を脱げませんので、左脚がしびれるほどに冷たくなる。昔はそれでもなんとかなったのですが、歳だな、もう嫌だ。寒い朝は外に出たくありません。

ノゲシ

0126_13nogesi 2019.1.26
↓このサイトで、「冬でも見られる」という意味だと思いますが、ノゲシなどを見つけました。
https://matsue-hana.com/yasou/huyu1.html
冬の野草 12月

アイノゲシ
オニノゲシ
ノゲシ

アイノゲシは、「ノゲシとオニノゲシの雑種で、両方の特徴をもつとされる」ということです。

0205_7nogesi 2.5
線路の柵際でずっと咲き続けているんです。
一つの花が長持ちするのではなく、次々と咲いています。

0207_10nogesi 2.7
きれいでしょ。

0208_9nogesi 2.8
次々と咲いていくんだということが見て取れると思います。
でも、やはり、例年にないことのような気もするのです。

ムシトリナデシコ

0126_7musitorinadesiko1 2019.1.26
これムシトリナデシコかと思うのですが。
花期が違う気がする。冬の花ではないよなぁ。
0126_7musitorinadesiko2
困ったな。冬に咲くこともあるような花で、こういうの、ご存知ないですか?

たなくじ

一応、2月11日からの週が有効期限のようですが、別に、いつだって、よいことはよいのです。どうぞ。
0211_3tanakuji1 2019.2.11
私は毎朝、みんなの体操、ラジオ体操などしております。
若いころは負荷になんかならないようなつもりでしたが、70歳にもなりますと、体が温まるというほどでもないですが、固まった体がほぐれる、という感じはすごく強くなりましたね。睡眠中に体が固まっていますね、なんということか。それを早朝にほぐすのは気持ちいい。
ところでみなさん「第一体操」を、発音してみてくださいな。「だいいちたいそう」と言ってますか?
私は意識せずに言うと「だいちたいそう」になってしまいます。昔から。「い」がひとつ抜けます。
似たようなこと。「NHK」を「えぬ えち けー」と発音してますね、ワタシ。「えいち」でもないし「えっち」でもない。「えち」になってしまうんだなぁ。(NHKのアナウンサーも「えぬえちけー」と言っているような気がしますが。「NHKの世論調査では・・・」なんてときに、注意して聞いてみてください。)
0211_3tanakuji2
これ気に入りましたよ。「犬吉」は「大吉」より一点、吉が多いんだ。ナルホドそうなんだ。
犬と会ったら写真を撮って、お守りにするといいですよ。いかにも御利益ありそうですよね。

2019年2月13日 (水)

ローズマリー

0126_6rosemary 2019.1.26

前の記事のヒメリュウキンカのすぐそばで、咲いていました。
冬ですけど、まあいいか。最盛期のような勢いはなくって、ひっそり咲いているという感じ。
シソ科の花ですね。香り付けにも使えるし、食べても大丈夫だと聞きますが。
私はどうも、香りものによわい。食べ物はその素材そのものの香りと味で食べるのが好き。
ハーブに惹かれない爺さんです。

ヒメリュウキンカ

0126_5himeryuukinka 2019.1.26

天気のせいかな、この日は花が開ききっていない感じでした。午後になったらもっと開いたのかな。そこまでは見ていません。

0202_11abu 2.2

おや、アブがいる。なんでしょう、シマハナアブかな。
街中で昆虫を目にするのは珍しい。我が家の庭じゃあるまいし。
花を見かけるのに、昆虫を見かけないというのも、ある意味妙なこと、異常なことのような気もしますが。虫嫌いの方が多いからなぁ。
とにかくまあ、ハナアブがいましたので、せっかくの蜜です、邪魔しないようにそっと立ち去りました。

0126_4koubai1 2019.1.26
前の記事の赤紫のジンチョウゲの隣。
咲いていました。
0126_4koubai2
陽射しのぬくもりを感じます。
0126_4koubai3
つぼみがいっぱい。これが全部開くときは、すごいでしょうね。絢爛豪華になりそう。

一週間後の本屋散歩帰り。
0202_7hakubai 2.2
これは水車の上の白梅。
上の紅梅に比べたらつぼみが少ないのですが、でもまあ、かなりの花が期待できます。

0202_9koubai1 2.2
花が増えました。
0126_4koubai2_2
香り立つ、というところまでは来てないかな。
でも、花の前に立つと深呼吸してしまいますね。

ジンチョウゲ

0126_3jintyouge1 2019.1.26
土曜日の本屋散歩帰り。赤紫の花のジンチョウゲ、開花も近いですね。
ジンチョウゲの場合、この時期に咲いてもそう心配はしない。
東京の雪は2月が多いのですが、雪の中で咲いていたこともありましたっけ。実がなる木ではないし、咲けるときに咲いてもらっていい。芳香を楽しみにしています。

0201_16jintyouge 2.1
こちらは我が家の白い花のジンチョウゲ。
焦らず、ゆっくり、どうぞ。

0208_12jintyouge 2.8
じわじわときてますね。下旬に咲くかな。どうでしょう。

ハシブトガラス

0125_11karasu1 2019.1.25
レールにカラスが降りていました。何を探しているのやら。
ハシブトガラス、でいいんですよね、普段何気なくカラスとしか呼んでいないのですが。
0125_11karasu2
「嘴太烏」かな、漢字表記にすると。
重厚な顔つきだ。
0125_11karasu3
たまたまこんなアングルに入ってくれました。
カラスの顔をしげしげと眺めるのは初めてだなぁ。
いい顔してるわ。
電車が来るぞ、大丈夫か、と見ていたら、電車が来たらちゃんと飛び去りました。

最近、ハトが図々しくってね。自動車が接近してもどかないことがある。
先日、ハトがどいてくれなくて対向車が一時停止し、私の方も止まって道を開けたままにしてどくのを待ちました。
都会のハトは、車が止まってくれるもの、と感じているのかもしれません。ハトを轢いちゃったら後味が悪くってたまりませんからね。カンベンしてほしいな。

マメカミツレ

0125_7mamekamiture 2019.1.25
この葉は多分マメカミツレだと思います。
かわいいな、と一度連れてきてから、特に世話はしていないのですが、毎年どこかで顔を出します。
花がかわいいのです。実も独特。
いつ花を咲かせるか、3月かな。

いつも「カミツレ」という和名に違和感を覚えるので、検索結果を載せます。↓
https://matsue-hana.com/hana/mamekamiture.html

マメカミツレ(豆加密列)
1年草
オーストラリア原産。路傍や空き地などに生える。茎の下部は平伏、途中から斜上して高さ5〜20cmになり、長軟毛がある。葉は互生し、倒披針形で2回羽状に深〜全裂し、先は鋭形、まばらに毛がある。頭花は5〜10cmの柄の先に単生し、径5〜8mm。総苞は円盤状で、総苞片は1列、広長楕円形で先は円頭、中央部は緑色で周囲は白色膜質となる。周辺花は雌性で花冠がなく、雌蕊が裸出。中心花は両性(または機能的に雄性)の筒状花で、花冠は黄白色で先が4裂する。周辺花のそう果は有柄、扁平な楕円形で翼があり、毛を散生し、冠毛はない。中心花のそう果は翼、散毛を欠く。花期は周年。(日本の野生植物)
学名は、Cotula australis
キク科タカサゴトキンソウ属

https://kotobank.jp/word/%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%84%E3%83%AC-46696

精選版 日本国語大辞典の解説
カミツレ
〘名〙 (kamille) (「カミルレ」に「加密列」「加密爾列」などと字をあてたのを読み誤ったもの) キク科の一、二年草。ヨーロッパ原産で、文政年間(一八一八‐三〇)に渡来し、観賞用、薬用に栽培される。茎は高さ三〇~六〇センチメートルになり、枝分かれする。葉は互生し、羽状に細かく分裂し、各裂片は短いひも状になる。夏、茎頂に直径二センチメートルの頭花を開く。中心花は管状花で鮮黄色、周辺花は一〇~一二個の舌状花で白色。花頭を乾燥させたものも同じ名で呼び、発汗・解熱剤に用いる。カモミール。
※遠西医方名物考(1822)六「崎港(ながさき)在館の和蘭人苦薏を以て加密列(カミツレ)に充(あて)用ふと」

https://kotobank.jp/word/%E5%8A%A0%E5%AF%86%E5%88%97-466667#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89

大辞林 第三版の解説
カミツレ【加密列】
〔オランダ kamille を「加密列」などと表記したために生じた呼び名〕
キク科の一、二年草。北ヨーロッパ原産。高さは30~60センチメートル、葉は羽状に細裂する。全体に芳香がある。夏、茎頂に中心が黄色、周囲が白色の径約2センチメートルの頭花を多数開く。カミルレ。カミレ。カモミール。

マメカモミールとかヒメカモミールにしてあげた方がよいという気もしますね。

ブルーベリー

0125_6blueberry 2019.1.25
ブルーベリーのつぼみ。
ちょっと早目じゃないかな。開花は3月から4月頃が通常かな、と思いますが。

0208_5blueberry1 2.8
2月に入ったらもう、花の姿が見えてきましたよ。
0208_5blueberry2
この状態でもう1カ月待つのは辛くないか?2月中に咲いちゃわないか?

0210_4bluebberry 2.10
これ、咲き始めた、といっていいのかもしれませんね。
2月4日、東京では19.4℃を記録しています。
暖かさに誘われたかなぁ。
でも2月9日には雪が降ったし。冬日が終わったわけでもないでしょう。
どうなるのか、気がかりです。

2019年2月12日 (火)

月面LOVE

こんな記事が載りました↓
https://www.asahi.com/articles/ASM283W9HM28ULBJ009.html?iref=pc_ss_date

「月面LOVE」バレンタイン2日前が観測のチャンス(朝日新聞デジタル 2019年2月10日18時00分)

 月の表面にアルファベットの「LOVE」の4文字が浮かび上がっているように見える地形が、バレンタインデー直前の12日に見られるかもしれない。昨年この現象を発見した愛媛県の天文愛好家団体が観測を呼びかけている。
 地形が見られるのは、半月の「上弦の月」の頃。地形はいつも存在するが、太陽光の当たる角度などの影響で、この時期が見やすいという。4文字は月面の明るい部分と影の部分の境界付近上に並ぶ。
 ほぼ中央に「V」が、下部に「L」と裏返しの「E」があり、「O」はクレーターの一つだ。月面の写真を拡大しないと見つからないほど小さいが、よく見るとくっきりと文字が浮かぶ。ほかにも「X」や「♡」などに見える地形もあるという。
 昨年3月、愛媛県の天体愛好家、竹尾昌さんが撮影に成功。「月面LOVE」と名付けた。さらに同11月には、米航空宇宙局(NASA)の「今日の天文写真」にも選ばれ、話題になった。
 当日は、天体望遠鏡などを使って観察するのがおすすめだ。竹尾さんが隊長を務める天文愛好家団体「えひめ星空キャラバン隊」(松山市)は、地元で観測会を予定している。月の動きや天候によっては見られない場合もあるが、竹尾さんは「せっかくの機会。ぜひ『LOVE』を探して楽しんでほしい」と話している。

リンクから写真が見られるはずです。ダメだったら「月面LOVE」で検索してください。
記事中「12日に見られるかもしれない。」とあります。
理科年表で、2月12日の月の出は10:31。月の入りはというと「--」となっていて時刻がない。ナンダ?
実は、12日に見ることのできる月は12日中には沈まないんです。ですから12日の月の入りがないんですね。13日に入って間もなく沈みますが。ちょっと珍しいかも。それはまあどうでもいいとして。
「LOVE」が見えるのは「半月の『上弦の月』の頃」とありますが、2月の上弦は
2月13日の7:26なのです。
ですから、12日の夜に見える月は上弦のちょっと前の月ですので、LOVEが見えるかもしれません。
関心のある方、お住まいの地域が晴れていたら、観測してみてください。どうぞ。

★オマケ
↓発見時の記事です。

月の「LOVE」見つけた NASAの今日の1枚に採用
2018年11月6日06時39分
 月の表面にアルファベットの「LOVE」の4文字が映っているように見える地形を、愛媛県の天体愛好家、竹尾昌さんが確認し、撮影に成功した。写真は3日付の米航空宇宙局(NASA)の「今日の天文写真」に選ばれた。
 ・・・
 確認後、日本の国立天文台などの協力を得て、NASAに売り込んだところ、選ばれた。竹尾さんは以前から天体観察イベントを主催するなどし、月表面のアルファベット探しを続けていた。NASAのサイトに写真が掲載されたことについて、「考えてもみなかったことで、非常に名誉です」と喜んでいる。

 写真はNASAのホームページ(https://apod.nasa.gov/apod/ap181103.html)から見ることが出来る。次に条件が整い、「LOVE」を見つけることができるのは11月15日だという。

NASAのHPで、写真にマウスオーバーするとL,O,V,Eの文字のある場所が矢印で指示されます。

2月11日 また雪が降ったんですよ~

0211_1yuki0553 2019.2.11
朝、6時ちょっと前。新聞を取りに出たら雪が降っていました。
9日の雪はパラパラというかサラサラというか、細かい氷の粒という感じでしたが、今回のは「雪」でした。ふわ~っと降ってきました。
街灯の照明で撮れるかな、とシャッターを切ったら、たまたま電車が通過しまして、電車のあかりも雪を照らしてくれたようです。街灯を頂点とする円錐のような範囲内で雪が光って、幻想的できれいでした。でも寒かった。
0211_2yuki0750_1
7時50分ごろ。向かいのお家を背景に撮ってみました。1/30秒くらいでしかシャッターが落ちなくて、マニュアルで撮る気もなく、細長いのが雪です。
0211_2yuki0750_2
強制的にフラッシュを発光させたら、たまたまピントの合った面での雪が停止して写ったようです。
0211_2yuki0750_3
黄色い電車が走ってきましたのであわてて一枚。ぼけぼけですが。
車体の紺色の部分が背景になった部分で、白い点々が写っています。
黄色い電車が雪中走行。なんて、かっこいいですね。
で、お爺さんギャグをひとつ思いつきました。この黄色い電車のニックネームとして
「楽黄電車」(らっきーでんしゃ)
というのはいかがですか。楽しいでしょ。
0211_2yuki0750_4
最後に一枚。カメラを適当に上を向けてパチリ。
ぼんやり黒い部分が3つくらいありますかね。これが空を背景にした雪です。
秋田のわらべ歌を意識しましたが、クリアな写真にならなくてごめんなさい。

上 見れば虫こ 中 見れば綿こ 下 見れば雪こ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_1033.html
2008年1月23日 (水) 上 見れば 虫こ

うえみ~れば むしこ
ラララ~ソソ ラララ

なかみ~れば わたこ
ミソミ~ミミ ラララ

したみ~れば ゆきこ
ラララ~シラ ソソソ

この日の雪は、午前中だけでした。降ったりやんだりを繰り返していました。雪はやんだけれど午後も寒かった。寒いのは辛いです。

★ふと思い出すこと。
第1回の建国記念の日は確か昭和41年(1966)でした。東京は雪の日だったなぁ。
建国記念の日に反対する大学生が、降りしきる雪の中、自主的に登校する姿をニュースで見ました。当時私はまだ高校生で、政治的なことにはあまり近づかなかった。で、大学生の姿を見て、大学生って自分の考えで行動していいんだ、良い悪いは別にして、自立・自律した行動をとれるということがうらやましかったのを覚えています。やがて大学生になって、私も大学闘争の中に入って行ったのでしたっけ。以後も、いろいろ丸くなれない、角の取れない人生を送ってきましたね。

2月9日の雪

早朝、6時前に新聞を取りに出たら、細かい氷の粒がパラパラとかすかな音をたてながら降っていました。予報より早い。この調子だと積もるかな、と心配になりましたが。
0209_2yuki1055_1 2019.2.9 10:55
11時前、2階から見おろしたら、こんな具合。
庭の木の葉や、線路柵内の枯れ草などには雪がうっすらと積もっていましたが、道路は黒く濡れているだけでした。
0209_2yuki1055_2
ヤツデの葉がこうなっていました。
これならおそらく積もることはない。
朝から、箒やスコップを準備して、雪掻きに備えていたのですが、まず必要はなさそう、と見切りがつきました。
やっても、路面をさっと掃くくらいのことでしょう、と。
実際、その後、雪はほとんどやみました。
0209_3yuki1630_1 16:30
早目に雨戸を閉めようと外を見たら、サァーっとまた降り始めて、視界が白くなりました。
それも早目に終わったようで、積もることはありませんでした。
というわけで
私共の地域では、積もって大変な思いをすることはなかった、とご報告します。
20190209kion
この9日の10分毎の気温変化をグラフにして見ました。
日付が変わった直後に最高気温を記録したようです。
5時頃からぐ~んと下がって、6時頃以降、一日中ず~~~っと1℃以下。
寒かったですよ。-30℃を記録したところから見れば暖かいかもしれませんが、東京としては寒かった。

天気さえよければ室内は温室になって20℃くらいにはなるのです。ところが、どんより重たく曇って1℃以下ですもの。まともに室内も寒い。一日中強めの暖房で過ごしました。布団に潜り込んでからも、冷え込んでるなぁ、と思いつつ丸くなって眠ったのでした。
0210_3koori0920 2.10
朝9時20分頃。ベランダのバケツの水が凍っている、と妻が撮影。見事に凍りましたね。
両手で持ちあげてから左手でぶら下げて、右手のカメラで撮影。
0210_3koori0920_2
どれどれ、と私も行ったのですが、私の場合、腰をかがめたら左手しか使えない。
エイヤッと持ち上げたら半分に割れてしまいました。
お~チベテェ。

★これから先、寒暖が繰り返されます。
三寒四温といって冬の季語になっていますが、日本の冬はシベリア高気圧の支配下、周期的な気温変動はあまりありません。
立春を過ぎて、シベリア高気圧の圧倒的な力に陰りが出てきて、低気圧が日本付近を周期的に通ることができるようになると、それが三寒四温となってあらわれてくるのです。ですから三寒四温はむしろ春の季語にした方がいい。春が兆してきたぞという印です。
そして「三日寒くて四日温かい」「一週間程度の周期で繰り返される」と数字にとらわれてはいけません。
「四の五の言う」「説三道四」といいますでしょ。数字がどうのこうのではなく、「ああだこうだ」という意味ですね。
三寒四温も同じこと。寒暖が変化しながら続いていくよ、というように緩く理解してください。
でも、実際、寒暖が繰り返されますので
皆様、体長を崩されませんよう、体をいたわってくださいね。かかし拝。

クサボケ

0125_5kusaboke 2019.1.25
クサボケの木に、芽が出てきました。
芽出たいな。
「角ぐむ」という言葉もありますが、こういう木の芽には使わない言葉ですね。
「早春賦」でしか出会ったことのない言葉です。

つのぐむ【角ぐむ】
自五 アシ・オギ・ススキなどが、角のように芽を出す。芽ぐむ。「角組む蘆あし」「角組む荻おぎ」は春。後拾遺和歌集[春]「三島江に―・みわたる蘆の根の」
広辞苑第六版より引用

0202_13kusaboke 2.2
動き始めたようです。

0208_4kusaboke1 2.8
ちょっとピンボケですみません。
0208_4kusaboke2
花の色が見えてきました。
2月は寒暖差の大きい月。いつ咲くかな。

イエユウレイグモ:冬の幽霊

0125_1ieyuureigumo1 2019.1.25
居間から出たら足元にイエユウレイグモがいました。
危ないでしょ、踏んじゃうよ、と移動作戦開始。
手のひらに乗せて安全なところへ移してやろうと思うのですが、クモというものは人間の体温を感じると必ず逃げます。
昆虫では何とか手のひらに包みこんでやることができる場合が多いのですが、クモはまず絶対ダメ。
で、妻を呼んで新聞の折り込み広告を持ってきてもらって、広告の紙に乗ってもらうために、私の手の温もりで追っていく。
なんとか紙に乗ってもらって、普段踏み込まない場所へ移動させました。
0125_1ieyuureigumo2
脚が長いので、体の部分だけトリミング。
0125_1ieyuureigumo3
フラッシュが効果的に光ってくれて、なかなかの写真になりました。
冬の幽霊、頑張って生き抜いておくれ。
このクモ、室内で生活するのですが、そうそう餌の昆虫がいるはずもなし。何を食べて生きてるんだろう?と気になります。本当に霞でも食ってるんじゃないか、と思いたくもなります。

カルマン渦

0123_3karmanuzu 2019.1.23
TBSです。気象衛星からこういう大規模な渦が見られるのは楽しいですね。
私が大学生くらいまでは気象関係では天気図しかなかった。それが人工衛星から見た地表の写真が見られるようになって「天気図と同じなんだ!」と感動したものです。カルマン渦やベナール・セルが海面上に見られるんだもんな。感動でした。

★カルマン渦について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E6%B8%A6
カルマン渦

 カルマン渦は、流れのなかに障害物を置いたとき、または流体中で固体を動かしたときにその後方に交互にできる渦の列のことをいう。ハンガリー人の流体力学者カールマーン・トードル(セオドア・フォン・カルマン)にちなむ。
 ・・・
   気象現象におけるカルマン渦
 冬季の屋久島や済州島(チェジュ島、韓国)など、島の風下側に雲渦が列状に並びカルマン渦を形成することがある[4][5]。 ・・・

   タコマ橋崩壊との関連
アメリカ合衆国で起きたタコマナローズ橋崩壊事故の原因はカルマン渦の発生メカニズムと同一である。横風の中、剥離の発生しやすいH型断面の橋梁に、カルマン渦を生じるような不安定な剥離が起こり上下に橋が振動、共振し崩壊に至った。この事故後に建設された橋では剥離を抑えるよう流線型に近い断面形状を採用するなどの対策がなされた。余談だが、この事故の調査委員会にはカルマン自らも参加していた。[要出典]
 ・・・

冒頭の済州島の風下側の渦の話が出ていますね。Wikiのこのページの冒頭にシミュレーション動画があってわかりやすいです。
シミュレーション動画中で、渦を作っている丸いものが例えば電線で、流れているのが風なら、電線は風向と直角方向に揺さぶられて「音を発する」ことがあるわけですね。子供用のビニールプールに水を入れているときに、ホースが水の流れと直角な向きに揺れることがあります。これもカルマン渦で揺さぶられている。
タコマ橋の崩壊というのは高校物理で有名な教材でして、峡谷にかかった吊り橋が強風で生じたカルマン渦で揺さぶられて共振したという授業になります。

https://www.bioweather.net/column/weather/contents/mame035.htm
↑わかりやすい解説です。
墨流しで、箸を水面に立てて動かすと箸の後ろにカルマン渦ができますよ。

https://www.youtube.com/watch?v=6L7MXEobIlo
↑動画です。

http://www.ny.airnet.ne.jp/satoh/expmkidsA0.htm
↑家庭でできる実験です

★話がそれますが、気象衛星で見ることができるダイナミックな現象に「ベナール対流」というものがあります。
海面のようなだだっ広い面で、太陽で温められた空気が上昇気流を作る。上昇気流が起きれば下降気流もセットで生じる。
そのセットがまるでハチの巣のような「セル」を形成するんですね。

↓このpdfファイル、15ページありますが、見ていただきたいのは1ページ目の写真だけ。後はちょっと数学的でややこしいと思います。この写真は素晴らしいです。
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/0852-04.pdf
ベナール対流における形の形成

味噌汁が静かに冷めていくとき、水面にいくつかのセル模様ができるのが一番身近かな。
フライパンに油を張って、ものすごく緩やかに加熱する。何か、微粉末を入れておくと、セル模様ができます。

別の見方をすると。
エネルギーの流れの中には自発的に秩序だった構造が生じうる、とも見られます。
生命というのは、太陽からのエネルギーの流れの中に生じた「秩序」なのかもしれません。エネルギーの流れのないところに生命は存在しえません。

今、日本は冬。日本海に「筋状の雲」が見られます。これは気象情報で毎日のように見られる現象。
これが何かといいますと。
ベナールセルは、静かな流体の中にできた上昇流と下降流の模様。
もし、流体に水平方向の流れがあったらどうなるでしょう。
セルが水平方向に引き伸ばされて長くなります。上昇流部分が「線状」に伸びます。日本海の水蒸気がその上昇流で雲をつくったのが「筋状の雲」なんですね。

http://www.mpec.jp/manabi/kishou/006/006.html

(1)冬の日本海筋状雲とは
 西高東低の冬型気圧配置のときに,大陸から日本海に強い季節風が吹いてきます。
  大陸で生まれたシベリア気団は,冷たく乾燥した性質を持っていますが,相対的に  暖かい日本海の上に流れてきたとき,潜熱を多く持った水蒸気の供給を受け,湿潤  な性質に変化し(気団変質),日本海側に降雪をもたらします。
 海が暖かく空気が冷たいときには,背の低い細胞型の対流があちこちに生じ
(ベナール型セル)ますが,これが一様な大気の流れに流されて,筋状の積雲列となり,  気象衛星画像(特に可視画像が見やすい)でも見られる美しい筋状雲を作ります。

ツバキ

0123_2tubaki1 2019.1.23
この記事の写真も妻の撮影。買い物帰りなので、家のすぐ周辺のいつものツバキではなく、初めて見かけたものだそうです。
0123_2tubaki2
純白の八重。
0123_2tubaki3
バラみたい。オトメツバキとも違うなぁ。
いろんな品種があるものですね。

ツバキの花を見ると、いつも思うのが、チャドクガのこと。
いっぱい殺虫剤を撒くんだろうなぁ。チャドクガは嫌ですが、殺虫剤も嫌だなぁ。

ピラカンサ

0123_1pyracantha 2019.1.23
妻の撮影。久しぶりに見ました、この真っ赤な「火」のような色。
わざわざ「火」という言葉を使ったのは、ピラカンサの名前が火と関係あるからです。

http://www.hana300.com/piraka.html

ピラカンサス(Pyracantha, Fire thorn)
Pyracantha(ピラカンサ)は、ギリシャ語の「pyro(炎)+ acantha(刺)」が語源。火のような真っ赤な実をつけ、枝にはいっぱいとげがあるところから。

辞書から
pyr-, pyro-

►comb form 「火」「熱」「熱作用による」「〔化〕 焦性の」「〔鉱〕 炎のような色の」
[Gk (PYRE)]

acanth-, acantho-
►comb form 〔動・植〕 「棘状突起」「とげ(のような)」
[Gk]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

というわけで、「ピラ」とか「ピロ」「パイロ」ときたら「熱」とのかかわりが考えられます。

★では↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

パイレックス(英: Pyrex)は、コーニングのホウケイ酸ガラスの一種に関する商標である

https://www.glass-dictionary.com/tainetu/05-1/

パイレックス(耐熱ガラス)とは、どんなガラスですか?特徴(特性)を教えてください。
 パイレックスは、最高使用温度490度の耐熱ガラスです。
 石英ガラスの加熱によって変形・軟化を起こし始める温度を下げ、膨張をなるべく小さく保つために酸化ホウ素を加えたたのが珪ホウ酸ガラスで、その代表がパイレックスガラスです。
 また、ガラス細工が容易なガラスです。

どんな所に使われていますか?
 急加熱、急冷却にも耐えるので理科や化学の実験用として非常にすぐれているガラスです。
そんな特性から、パイレックスは理科の実験用としてよく使われる、ビーカーなどのガラス製理化学機器やガラスポットなどの耐熱調理器具の材料などに広く用いられています。

そう、化学を長く教えましたので、パイレックスにはず~っとお世話になりっぱなしでしたね。
昔、牛乳瓶やコップに熱湯を注ぐと割れる、というのが有名でした。容器の内面が膨張するのに、ガラスは熱伝導が悪いので外側は元のサイズのまま。で、割れてしまうんですね。最近のコップはまず割れませんが。
で、「熱に強い」のだから「機械的な力にも強い」のではないか、という誤解が家庭で広まってしまって、パイレックス製のガラス器をぶつけてしまって壊れて、「強いなんて」変だ偽りあり、なんて騒ぎもあったのでした。

★続いて↓
ソフトコンタクトレンズを使用されている方は「アカントアメーバ」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。レンズの衛生管理を怠ると、アカントアメーバが繁殖して角膜炎の原因になるのです。
さて「アカント」が出てきました。「トゲ」ですね。きっと「トゲ」のあるアメーバなのでしょう。

http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/930697.html

細胞の大きさはおよそ12-40μm、不定形だが移動時にはおおよそ三角形から楕円形の形状を呈する。仮足の先端は丸く半球状で、細胞表面から多数の短い仮足が伸びる。このとげとげした形状が名前の由来でもあり(acanth- ; 棘、突起)・・・

写真があります。見れば納得されると思います。どうぞ。

★オマケ
0209_1pyrex1 Pyrex
我が家のガラス鉢です。
もうちょっと小さいガラス鉢もあって、それは Pyrex ではないのですが
0209_1pyrex2
こんなことが書いてあります。意味は「チンできます」ということです。

microwave
►n 〔電〕 マイクロ波《特に 波長 1 mm–30 cm [1 m] 程度の極超短波;かつては 10 m 以下のものをいった》;電子レンジ (microwave oven).
►a 電子レンジ用の.
►vt, vi 電子レンジで調理[加熱]する[される].
microwavable
リーダーズ英和辞典第3版より引用

カランコエ

0122_12kalanchoe 2019.1.22
我が家に以前からあるカランコエはあまり花を咲かせません。お世話しないからかな。
で、今年、園芸店で購入したカランコエはずっと花を咲かせ続けています。
で、まことに迂闊なことに、八重であることに気付いてなかった。
ひどい「視力」ですね。「視る能力」に欠けている。
「カランコエの花」と毎日認識しながら八重に気づかないとは。トホ。
たまたま顔を近づけるチャンスがありまして、わぁ八重じゃないか!とびっくりした次第です。お恥ずかしい。
花は小さいのですが、豪華、ですね。これからはちゃんと見ているからね。ありがとう。

ニラの種子

0122_11nira 2019.1.22
手のひらの上でニラの実を揉んでみました。
すでに、ほとんどの実は種を蒔き終わっています。
遠くへ行くという実ではないから、この辺り、次のシーズンはまたニラが群生することでしょう。

スズメの群れが、枯れ草の中に潜り込んでいることがよくあります。
きっと越冬中の昆虫を漁ったり、地面に落ちた種子などをついばんでいるのではないか。
そういうロスも含めての大量の種子撒布なのでしょうね。

2019年2月 8日 (金)

春一番

2月4日、立春の日に北陸で「春一番」を観測したということでした。
↓コンパクトなニュースを
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190204-00007360-weather-soci

北陸地方で「春一番」発表 金沢で南西の風14.3m/sを観測 2/4(月) 6:19配信

 金沢地方気象台は、先ほど今日2月4日(月)に春一番が吹いたと発表しました。
 昨日3日(日)から4日(月)にかけて低気圧が発達しながら日本海を通過。北陸地方では、南風が強まりました。
 金沢では2時19分に、最大風速で南西の風14.3m/sを観測。最大瞬間風速では、22.8m/sを観測しました。

春一番とは?
 春一番は立春を過ぎて最初に吹く強い南風のことを指し、地域によって定義に違いがあるものの、平均風速7~8m/sが一つの目安になります。
 ※北陸地方では、10m/sが基準となっています。

↓ハフィントンポスト
https://www.huffingtonpost.jp/2019/02/03/haruitiban-hokuriku_a_23660372/

2019年02月04日 10時01分 JST | 更新 2019年02月04日 10時01分 JST
北陸地方で春一番 2月4日の解禁初日に観測

 1993年の九州地方と並び、平成史上で最も早い観測です。
 金沢地方気象台は2月4日、北陸地方に「春一番」が吹いたと発表した。2018年より10日早い観測。
 ・・・
 春一番は、立春から春分の間、最初に吹く強い南風を指す。
 平成以降で最も早い「春一番」は、2013年2月4日、鹿児島地方気象台で観測されたもの。2019年の立春は2月4日で、解禁初日に観測された「春一番」は2回目となる。

ちなみに東京では・・・
 東京地方気象台で観測された最も早い「春一番」は、1993年で2月6日。2018年は3月1日だった。
 ・・・

春一番の定義は↓こうですね。
「春一番は、立春から春分の間、最初に吹く強い南風を指す。」

で、立春の日の「2時19分に、最大風速で南西の風14.3m/sを」金沢で観測したわけです。

ここで、チラッと嫌味なことを言うと
2019年の立春は「2/4 12:14」
でした。
天文学的には、立春というのは「太陽黄経が315度」の「点」。時刻が定まるんですね。「12:14」と。
で、立春点を含む「日」が、立春(の日)なのです。
ということで、風が吹いた「2時19分」はまだ立春点より前、なのですね。どうでもいいんですけど。
ふと、そんなことを思ってしまいました。
春一番は、定義上、立春の日より早くはなれない。
もし「早さ」競うとしたら、立春点にどれだけ近いかになってしまう。
ややこしいイチャモンでした。ご容赦を。

ススキ

0122_10susuki1 2019.1.22
ススキの穂がこんな姿をしていました。
眺めていて、ちょっと細いけど、ススキで作ったミミズクを思い出しました。
0122_10susuki2
実のアップ。イネ科らしい実です。

★さて、「ススキで作ったミミズク」というのは何でしょう?
東京に住んでいますと、雑司ヶ谷の鬼子母神のみやげ品として有名なんですよね。
(「鬼子母神」は「きしもじん」です)

↓オフィシャル・ウェブ・サイトです
http://www.kishimojin.jp/history/index.html

 その昔、鬼子母神はインドで訶梨帝母(カリテイモ)とよばれ、王舎城(オウシャジョウ)の夜叉神の娘で、嫁して多くの子供を産みました。
しかしその性質は暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれました。
 お釈迦様は、その過ちから帝母を救うことを考えられ、その末の子を隠してしまいました。その時の帝母の嘆き悲しむ様は限りなく、お釈迦様は、
「千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」と戒めました。
 そこで帝母ははじめて今までの過ちを悟り、お釈迦様に帰依し、その後安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされています。
 当山の鬼子母神像は、鬼形ではなく、羽衣・櫻洛をつけ、吉祥果を持ち幼児を抱いた菩薩形の美しいお姿をしているので、とくに角(つの)のつかない鬼の字を用い 「雑司ケ谷鬼子母神」と尊称しております。

Oni
角のない「鬼」です。
すすきみみずく
 すすきみみずくは東京都豊島区の郷土玩具で、ススキの穂を束ねて作られたみみずくの人形。

 鬼子母神のお告げによって作られるようになったとされており、雑司が谷鬼子母神の参詣みやげとして販売されている。

由来
 昔むかし、貧しさゆえに病気の母親の薬を買えなかった娘が鬼子母神に祈ったところ、夢の中に鬼子母神が現れて、「ススキの穂でみみずくを作り、それを売って薬代にしなさい」と告げた。
 娘がその通りにしたところ、みみずくは飛ぶように売れ、そのおかげで薬を買うことが出来たという。

https://www.j-muse.or.jp/rika/autumn/pr04/index.html?y=2016+m=2
ススキを利用して、かわいいフクロウを作ってみましょう。

ハエ

0122_5hae 2019.1.22
2匹のハエ。雨水貯留槽の側面。日が当たっていました。
ハエは同じ種ではありません。日当たりのよい場所を求めて飛来したら、たまたま2匹が同じ場所に辿り着いてということです。同じ行動をとったら、同じ場所に来たのですね。
0122_8hae
ちょっと大型のハエですが、種はわかりません。

0126_10hae 1.26
翅は光ってしまいましたが、翅の影はくっきり。
日当たりのよい場所を求めるという同じ行動をとった結果、爺さんとハエが同じ場所に辿り着いたのでした。

トキワハゼ

0122_4tokiwahaze1 2019.1.22
何カ所かの鉢で同居するトキワハゼが咲いています。
0122_4tokiwahaze2
また別の鉢。妻も気づいていて、かわいいから抜かない、と特別扱い。

0201_10tokiwahaze 2.1

左上が盛りの花。終わりかけた花があって。
右下、丸いものがありますね。これが子房で、果実になります。

萼が5枚星形に開いた真ん中に球形の実ができまして、なかなかかわいい。
初めてこの実だけを見ると、何の花の実かな?と戸惑うと思います。
雑草を抜かずに、適度に茂らせて楽しむのもいいと思いますよ。

安倍川の瀬切れ

0121_4abekawa1 2019.1.21
1月21日のTBSの夕方のニュースで見ました。
静岡市の安倍川が干上がってしまった。
0121_4abekawa2
少雨で川の水が切れたんですね。
「瀬切れ」という言葉があるらしいので、稀には起こってきた出来事ではあるらしい。
でも、私としては、こんな大規模での出来事は初めて見た気がします。
0121_4abekawa3
石がごろごろで、多少水たまりがあっても、もう流れはない。
アユの遡上もできなくなるかも。これは大変です。
画面右上に「そば店悲鳴」と書いてありますが、これは手打ちそばのお店で、普通の水の分量でこねると、こねているうちに水が蒸発して、ぽくぽくと腰がなくなってしまうらしい。かといって水を増やし過ぎれば妙なそばになるし。大変らしいですよ。

★2月に入っても状況に大きな変化がないらしいですよ。長く続いているようです。
https://www.asahi.com/articles/ASM105K78M10UTPB018.html

安倍川、広範囲で「瀬切れ」 アユ漁業への影響に懸念(朝日新聞デジタル 2019年2月4日08時43分)

 静岡県内で降水不足が続いている。静岡市内の安倍川では川の水が途切れる「瀬切れ」が広範囲で起き、大井川や天竜川では取水制限が行われている。生活や農業への影響も心配される。
 2月1日、静岡市の安倍川河口からさかのぼること約5・5キロ。市中心部の西側では川の流れが途絶えていた。500メートル以上ある川幅はほぼ砂利で埋まり、歩いて横断できる。所々にある水たまりには、カラスなどの鳥が集まって取り残された魚をついばんでいた。
 国土交通省静岡河川事務所によると、瀬切れが確認されたのは1月13日で、25日には河口から7キロの安倍川大橋付近まで拡大した。瀬切れは過去10年で7回確認されているが、例年は3~7日程度で回復することが多く、同事務所は「今回は長期で、範囲も広い」と説明する。
 静岡地方気象台によると、今年は平年より少雨・乾燥の傾向という。静岡市駿河区の降水量は平年1月で75ミリだが、今年は1月30日までにわずか1ミリ。31日に雨が降ったが、それも10ミリ程度だった。
 同市中心部に生活用水を供給する市の門屋浄水場では、昨年10月に標高83メートルまであった地下水の水位が1月までに2・3メートル下がった。市は「渇水対策準備会」を設置。同地で取水を始めた1933年以降で初めてといい、市上下水道局は「しばらく雨がなければ安倍川初の給水制限になるかもしれない」とする。
 渇水が続くと、漁業や生態系への影響も懸念される。2月中旬以降は安倍川をアユが遡上(そじょう)するが、水がなければ河口から先に進むことができない。安倍藁科川漁協の伊久美正男組合長は「遡上(そじょう)の時期が遅ければ生育不良になる。アユ漁収入が組合の柱なので心配だ」と語る。
 大井川上流にある静岡市葵区井川では、1月24日時点の1月の降水量が例年の7%ほどで、水源の長島ダムの貯水率も平年より約3割少ないという。中部地方整備局によると、大井川水系と天竜川水系では昨年12月から取水制限を実施し、節水を呼びかけている。

尾道の渡船

0121_1watasibune 2019.1.21
歌です。Eテレ2355で始まったらしいのですが、私は朝の0655で見ました。
不思議な船でしてね、船首・船尾という前後の向きがない。なんだかかわいい。
前後どちらも人・車・自転車が乗り降りできるんですね。
向こうへ着くと着いた側の板を下ろして乗降。そのままの向きでこちら側へ着くと着いた側の板を下ろして乗降。
すごい発想の転換。参りました。考案した人に敬意を表します。
「尾道の渡船」で検索すると、いろんな情報が見られます。

タネツケバナ

0120_11tanetukebana 2019.1.20
ものすごく小さな状態で花をつけていました。土の面から5cmあるかな。
咲いている花の後ろに、子房が棒状に伸び始めた様子が見えます。

0205_3tanetukebana 2.5
冒頭の写真とは別株ですが、かなり熟した棒状の実と、花の大きさの対比がわかると思います。
小さな花から、すごく長い実ができます。
面白い植物です。

クロヒラタアブ

0120_6kurohirataabu 2019.1.20
クロヒラタアブは花で見かけることよりも、日向ぼっこ姿を見かけることが多いようです。

0124_2kurohirataabu 1.24
黒い体は暖まりやすいかな。

0202_18kurohirataabu 2.2

昆虫が少ない季節、ハエ目のタフさが目立ちます、ありがたいことです。

2019年2月 7日 (木)

橋本 治さんが亡くなられましたね

2019年1月29日でした。
私と同学年の方が去って行かれることも多くなりました。
1968年の駒場祭で変なポスターが出て、私共の間でも話題になった。
「とめてくれるなおっかさん 背中の銀杏が泣いている 男東大どこへ行く」{検索してみてください。画像がヒットします。}
1960年代に高倉健さんの「網走番外地」の映画がヒットしましたからね、あのイメージがあるんです。
私も1968年、20歳の夏に北海道を漂っていたことがありましたが、網走にも「塀」を見に行きましたよ。

で、ポスターを見て、これ描いたの誰だ?と話していたら、友人の一人が「橋本だよ」という。「あぁ、あいつね」という感じでしたっけ。直接の知り合いじゃないのですが、見かけたことはある、という程度。
水前寺清子さんの「友達の友達は友達だ」という歌でいえば「友達」です。

で、橋本さんに関しては、ポスターしか知りません。「桃尻娘」で有名になった時も、読まなかったからなぁ。
同年代の数が減っていく、そういう歳になったなぁ、という感慨にふけります。

2018年の6月に癌の診断を受けて、療養し、半年余りの期間を置いて、亡くなられた。
こんなことを言うと不謹慎だといわれそうですが、私の思い描く、自分のこうありたいという死に方を実践されてしまったな。
癌になって、手遅れになって、一応、手術や治療を受けて、2,3カ月か半年かして、思考力健全なままにこの世を去る。というのが私の願望なんですね。ですからがん検診は受けない、手遅れになるまで待つ。
偏屈でしょ。身近な人が一応納得するくらいの時間をおいてから、逝っちゃう。これサイコウだと思っています。
願望がかなうとは限らない、いや、大抵はかなわないというのが現実かな。そんなことを考える「歳」になったということです。

↓朝日の記事から

作家の橋本治さん死去 「とめてくれるな おっかさん」(朝日新聞デジタル 2019年1月29日20時35分)
 「桃尻娘」で衝撃の作家デビューを果たし、「リア家の人々」「草薙(くさなぎ)の剣(つるぎ)」をはじめとする小説で戦後の庶民の実相をすくい取るなど、幅広く多彩な作品を発表してきた作家の橋本治(はしもと・おさむ)さんが29日、肺炎のため死去した。70歳だった。喪主は母美代子さん。
 1948年東京生まれ。東大在学中の68年、駒場祭のポスター「とめてくれるな おっかさん 背中のいちょうが泣いている」で注目される。73年に同大卒業。イラストレーターを経て77年、「桃尻娘」が小説現代新人賞佳作に。女子高校生の一人称でつづるしゃべりの文体と衝撃的な告白という内容は、文壇も読者も驚かせた。翌年単行本化され、ベストセラーになった。
 ・・・
 団塊の世代に属しながら、孤高を守り、独特のシニカルな視点で現代を見つめる作家だった。集団的自衛権や憲法改正などの時事的なニュースを受けて、本紙にたびたび寄稿やインタビューを掲載。政府や有権者にも苦言を呈した。
 ・・・

お母さまより先に逝かれたことが心残りですね。
私の場合、兄、母、父の順に送りましたので、逆順にはなりませんでした。
団塊の世代だからといって、集団でいることが好きなわけではないのです。むしろ、逆に、てんでんばらばら勝手をしているというのが真相でしょう。組織性が薄いかな。私は組織大嫌いだし。全共闘というのも組織ではなかった、運動体だった。だからそこに居られたのでした。組織というものは必ず自己保存性を持つ。それが嫌なんですよね。ある共有された意識課題が終わったら解散してしまうのがいい。(SEALDS が解散したことを高く評価するものです。ズルズルいかずにね。)
そして、運動体の構成員だった者たちは、解散後も、それぞれ勝手に自分の「続き」をやる。私も続きをやってここまできました。推測するに橋本さんの活動も、ある意味で「続き」だったんじゃないかな。
団塊の世代には、ばらばらにそれぞれ勝手に騒ぐやつが比較的多い、といってもいいのかな、とこっそり考えています。
自分が何か考えると、世代の人数が多いから、似たようなことを考えるやつが他にも必ずいる、という感覚があります、きっと事実でしょう。

高校教師というのは、分掌というチームは毎年変わる、担任は3年間チームとして一緒ですが、終わればまた次のチームへ移る。チームである間は良好な人間関係で行動する。そしてチームの仕事が終われば、また次の人間関係に移行する。異動で別の学校に行く、また新たにチームを作る。
こういう作っては壊すという変動が、私は好きだったのです。組織は嫌いだ。

なんだろな?ギガンチウムかな?

0119_15humei_mebae 2019.1.19
鉢に出現。オクラの実が立っているような姿の芽です。
なんだろうなぁ、と考えていたら、妻がギガンチウムかもしれない、と。
もう少し待って、開いてきたらわかるようになるかな。

イヌコハコベ

0119_14inukohakobe 2019.1.19
イヌコハコベの花。萼の基部に赤紫っぽい色がある。花弁はない。先っちょが、きゅっと外側に開いていて、そこが不思議と白く光って目立つのです。
ハコベのほうはまだ咲いていません。白い小さな花を待っています。

イチゴ

0119_13itigo1 2019.1.19
ベランダのプランターでイチゴが頑張る。
0119_13itigo2
これを見るとイチゴの花の構造がよくわかります。周囲にオシベがあって、中央はメシベの集合。
メシベの根元に子房があって、果肉のない痩果を作ります。果皮のすぐ内側に種子がある。たくさんの痩果をのせた花托(花床)を食べているわけですね。
0119_13itigo3
多分、実を食べるには至らないでしょう。花を愛でています。

フヨウ

0119_8huyou 2019.1.19
名残。背景を暗くして、綿毛の暖かさを表現したかったのですが、いかがでしょうか。
{写真素材が減ってしまって、苦労しています。特に虫さんの種類が減ってしまって。}

ジャノメエリカ

0119_6janomeerika 2019.1.19
マンションの植え込み。ここはとにかくマンション脇の「風の道」。寒いのなんのって、長く立ち止まっている気分じゃない。
その風で花は揺れるし。証拠写真として撮影。日当たりは悪いし、寒風が吹き抜けるし、植物にとっても伸び伸びと花を咲かせられる環境ではないようです。

0127_7janomeerika 1.26
翌週、本屋散歩から帰宅して、昼の散歩時に覚悟を決めて撮影に行きました。
強い風の中、左手で花を支え、さっと1,2枚撮影して逃げかえってきました。
このごろ歳のせいでしょう、寒いのがものすごく苦手になってきましたよ。

↓参考
http://www.hana300.com/janome.html

・ピンク色で、まんなかに 黒い目玉のような模様あり。これがぎっしり咲く。ユニーク。この黒い目玉部分を「蛇」の「目」に見立てたものらしい。
 (私は、ピンクのおおってるところと、黒い目玉から突き出ているのを柄とした「蛇の目傘」からの命名、だと思っていた)。
・英名のHeath(ヒース)には「荒野」の意味があり、ヒースの咲く荒野は詩や小説の舞台になっている。

白梅

本屋散歩の帰り道。
0119_4ume 2019.1.19
東光院の脇、六郷用水の水車の上。
白梅です。まだつぼみは硬いようですね。

0126_2hakubai1 1.26
一週間後。咲き始めていました。なかなかピントが合わなくて。背景がのっぺりした方がいいだろうと東光院の塀を背景に狙ってみた構図。
ホントはね、背景はもう少し暗い方がいいんですけどね、ま、仕方ない。
0126_2hakubai2
つぼみもいっぱい控えています。で、木のあちこちを眺めていましたら
0126_2hakubai3
あらま。これアシナガバチかなんかの巣の痕じゃないかな。
小さいですから、去年に営巣を始めた直後に誰かが気づいてハチを駆除したのでしょうか。

全く気づかずにいて、今年なって気づいた。
いろんな人が近づける位置ですから仕方ないですね。

なるべく共存したいものだと思っていますけれど。

2019年2月 6日 (水)

河津桜:2 咲きました

2月4日は季節外れの暖かさ。東京の最高気温は19.4℃。4月中旬過ぎの気温。
0205_8kawadu1 2019.2.5
咲いていましたよ。最初に目に入ったのがこれ。少し下の方。
0205_8kawadu2
いくつ咲いているのかな、と探して
0205_8kawadu3
あちこち見まわして
0205_8kawadu4
5輪か6輪か、ですね。
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高いところにも咲いていまして、空が背景になってしまって撮りづらい。
0205_8kawadu6
まだこれからどんどん咲きます。

とりあえず、ご報告まで。
暑いくらいだったり寒かったり。気温変動が大きいようです。こまめに服装、暖房などを調節して、体調を崩されませんように。


河津桜:1 もうすぐ

0122_9kawadu1 2019.1.22
ご近所の河津桜。ずいぶん大きくなってきました。
何と呼ぶのかわからないのですが、この時点でのつぼみのような塊りには、実際の花3輪くらいのつぼみが包まれています。

0125_10kawadu3 1.25
ほどけてきました

0126_14kawadu2 1.26
葉芽も開き始めました。
0126_14kawadu3
幹から直接出て来たり。
0126_14kawadu4
枝からチョンと立ってたり。

0127_5kawadu2 1.27
個々のつぼみが見え始めました。
0127_5kawadu3
葉芽も一日でずいぶんしっかりした。

0129_1kawadu 1.29
予感漂う姿。

0203_10kawadu2 2.3
オシベかな、ちらっと見えています。もう咲くなぁ。

電車が何か言っている

0117_15remygotanda 2019.1.17
電車が何か広告を頭に貼り付けて走ってきました。何だったのかな、と、ぶらぶらしながら折り返してくるのを待っていたら、撮れました。
五反田の商業施設の宣伝らしいです。五反田は池上線の方です。車両はどっちの線路も走りますので、多摩川線沿線の私も池上線の宣伝を見ることになる。でもなあ、多摩川線の広告、というのは見たことがないような・・・。ザンネンだなぁ。

ヒメリュウキンカ

0119_5himeryuukinka1 2019.1.19
毎年のことながら、この花は目立ちます。光沢があって輝くんですよね。
そうすると写真が撮りづらいんです
0119_5himeryuukinka2
上2枚の写真では、敢えて私が自分の影を花に落として、暗くして撮っています。
0119_5himeryuukinka3
これは日当たりのまま。周りの葉の濃い色との対比で、花が明るくなりすぎて、細部の描写力が落ちてしまいます。
難しい花ですが、きれいです。

学名:Ranunculus ficaria
和名:ヒメリュウキンカ(姫立金花)
科名 / 属名:キンポウゲ科 / キンポウゲ属(ラナンキュラス属)

園芸ではよく、属名で呼ぶことも多いようで。ラナンキュラスという属名で別の花も流通していますね。ややこしいことです。

★ところで、告白。私の記憶力は貧弱で、この花の名前を毎年忘れる。「脳がかゆい」というやつでして。
記憶の糸口・キューとして保持しているのが、「なんだか金魚関連みたいな名前」という変なもの。
ランチュウじゃないし、オランダシシガシラじゃないし・・・あ!そうか「リュウキン(琉金)」だ!
というのでヒメリュウキンカを思い出す。
もちろんヒメリュウキンカは「琉金」ではないのでして「姫立金花」です。

ブルーベリージャム

0119_2jam1 2019.1.19
去年のブルーベリージャムを冷凍庫から発掘。さっそく、プレーンヨーグルトと混ぜて牛乳で溶いておいしく食べましたが。
ちょっと悪戯。
上の写真、プレーンヨーグルトの白い容器の中でブルーベリージャムとヨーグルトを混ぜたところ。
ヨーグルトのpHは4くらいでしょう。弱酸性。
そこへポッカレモンを滴下。レモンはpH2程度かな。ヨーグルトより100倍くらい酸性度が強い。
0119_2jam2
そうすると赤紫っぽくなるんですね。
植物色素は酸性で赤くなるものが多い。
シソの葉もそうでしょ。ムラサキキャベツも。
ムラサキキャベツの色素は化学の授業でも使いました。
ムラサキキャベツを生徒に配布し、乳鉢ですりつぶす。水を加えてさらにすりつぶす。上澄みをとってpH指示薬として色の変化を見る。かなり喜ばれる実験です。
効率よくということでは、センギリにして焼酎とかジンに浸しておくと、葉が白くなるまで色素を抽出できます。
あるいは、家庭では、サラダに使って、ドレッシングをかけると断面の色が変わるのを楽しんでもいい。

紫色の植物色素を見かけたら、ぜひ酸性にして見てください。面白いと思いますよ。

★別件:STAP細胞でもめた時にね。第一報に接した時に私が感じた不審。「pH5.7くらいの酸性」にするという刺激でできた、というあたり。純水に空気中の濃度程度の二酸化炭素が溶けてもpH5.6くらいにはなるんですよ。pH7が中性だ、だからpH5.7の酸性刺激、ということだったのでしょうが。
pH5.7なんて、ある意味では、放置された純水と同じレベルなので、自然界における自然なpH、自然界の中性みたいなものだと思いますよ。私たちの体表面の細胞なんかその程度の酸性には日常的に接しているはずなんです。
私はそこに疑念を覚えて、信用しなくなっちゃったんですけどね。

氷の円盤

0119_1ice1 2019.1.19
川面に浮かぶ氷なのだそうです。アメリカでのこと。
0119_1ice2
ホント月でも見ているような感じですね。

まるで月のよう… 米の川に巨大な氷の円盤出現(NHK 2019年1月17日 10時22分)
 アメリカで川に円盤の形をした巨大な氷の塊が出現し、その神秘的な光景は「月が地球に降りてきたようだ」と人々を魅了しています。
 直径90メートル余りの「氷の円盤」が出現したのは、アメリカ東海岸の北端、メーン州を流れる川の水面で、14日、付近の住民が見つけました。
 上空から見ると、美しい円形の中に白い氷のグラデーションと深い川の色が自然の模様を作り出していて、ゆっくりと回転する神秘的な光景にソーシャルメディアでは「月が地球に降りてきたようだ」との声も上がっています。
 専門家によりますと、こうした「氷の円盤」は寒さの厳しい冬に発生するということで、水面にできた薄い氷の破片が川の流れの中で渦を巻きながらくっつき合い、円盤状になるとみられているそうです。
 アメリカ国内では毎年、数件しか報告がなく、これほど巨大なものは過去に例がないほど珍しいということで、地元の市長も観光資源として活用したいと意気込んでいるということです。

「渦を巻きながら」くっつきあって、できたそうですが。
想像するに「川の中で回転して、縁が削れ」たというようなこともあるんじゃないか。
そんな気もしました。

ヤギ

0118_10yagi1 2019.1.18
ニュースから。仔ヤギがシマウマの背に飛び乗ってしまうのだそうで。
0118_10yagi2
かわいいや。シマウマの方も、異種ではあっても、幼い子には寛容だというのが面白い。
人間社会には不寛容が蔓延してしまって、窮屈で仕方ない。人間だって哺乳類の動物でしょうが。幼いものには寛容に。

上の画面はTBSですが、ニュース内容はNHKや朝日新聞のものを引用します。

子ヤギがシマウマの背中に… 最近は毎日 静岡 東伊豆町(NHK 2019年1月28日 15時03分)
 静岡県東伊豆町の動物園で、子ヤギが一緒に飼育されているシマウマの背中に飛び乗るようになり、観光客を楽しませています。
東伊豆町の観光動物園「伊豆アニマルキングダム」では、去年5月に生まれた「マーコール」という種類のメスの子ヤギ「きなこ」が、一緒に飼育展示されているシマウマの背中に去年の暮れから飛び乗るようになり、2週間ほど前からは毎日飛び乗っています。
 「マーコール」は中近東の山岳地帯に生息し、ジャンプ力が優れているのが特徴で、「きなこ」は体重が17キロほどですが、高さ1メートルほどのシマウマの背中に軽々と飛び乗ります。
 シマウマも、子ヤギを背中に乗せても平気な様子で、「きなこ」はシマウマの狭い背中で足を滑らせながらもバランスをとって立っていました。
 ・・・

シマウマの上にヤギがいる「ブレーメンの音楽隊みたい」(朝日新聞デジタル 2019年1月26日10時35分)
 静岡県東伊豆町の動物園アニマルキングダムで、ヤギの一種マーコールの子どもがシマウマの背中に飛び乗るようになり、その様子が「ブレーメンの音楽隊のようだ」と入園者の人気を呼んでいる。
 飛び乗るようになったのは昨年5月に生まれたメスの「きなこ」。マーコールは中東の山岳地帯に生息しており、岩山を跳ぶように移動するのが得意だ。そんな習性から背に乗ることを覚えたのでは、と同園はみている。
 シマウマは人が乗ろうとすると激しく抵抗すると言われるが、きなこには平気なようで、背中でうろうろするままにさせている。きなこは気が向けば、1時間に数回も飛び乗っているという。

↓去年11月の記事です。関連ということで。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/post-5609.html
2018年11月22日 (木) 山羊 木に登る

スイセン

0118_9suisen 2019.1.18
カエデ下のスイセン。左が一重、右が八重。

0126_11suisen 2019.1.26
線路柵下のスイセン。ここでは例年、もう少したくさん咲いたような気もしますが、今年はこれだけ。もうピークを越えようとしています。
スイセン畑のようにはなりませんね。

ノゲシ

0118_6nogesi 2019.1.18
これ、ノゲシの仲間でいいのかな?
真冬に咲いている、ということで混乱。
どうしちゃったのか。「冬咲き」のノゲシってあるんですか?

2019年2月 5日 (火)

クロヤマアリ

0118_5ari 2019.1.18
コギクの花にクロヤマアリ。そばにアブラムシも見えますが、無関心のように見えました。
アリは花だけに頼っているわけではないようです。
日の当たるブロック塀の面を何かをくわえて歩いていく姿も時々見かけます。
何か昆虫の死骸の一部とか、タンパク質を運んでいるのかな。
足が速くてカメラでは追いきれないので、私が自分の目で見たということをご報告します。

ウスモンミドリカスミカメ

0118_4usumonmidorikasumikame 2019.1.18
見かける頻度が下がっています。

0120_8usumonmidorikasumikame 1.20
幼虫は大丈夫か。

0127_6usumonmidorikasumikame 1.27
これは成虫ですから、花がなくなってもしのげるのではないか、と人間が考えるのは傲慢か。
がんばれよ。

(ナントカ)ムグラ

0117_9mugura1 2019.1.17
↑この葉と
↓この葉
0117_9mugura2
違いますよね。
で、なんとも識別がつかなくなっています。
ヤエムグラだと信じ込んで、それ一種類だけだった時は「幸せだった」なぁ。
悩む。

ササグモ

0117_8sasagumo 2019.1.17
センリョウの葉の奥で、もう長いことじっとしているササグモ。

0126_9sasagumo 1.26
死んではいないと思います。

0201_8sasagumo 2.1
もう2月に入りました。
心なしか「痩せた」ような。
何にも食べてはいないはずです。
気温が低ければ代謝も低下して、餌の昆虫のいない時期をしのぐのでしょうね。
すごい生き方だなぁ。

ツマグロキンバエ

0117_14tumagurokinbae1 2019.1.17
前脚や口を頻繁に掃除します。
0117_14tumagurokinbae2
逆立ちして何とか奥の方へ口を伸ばそうとしています。

0119_11tumagurokinbae 1.19
脚で翅を掃除しています。

0126_12tumagurokinbae 1.26
だんだん数が少なくなってきていたのですが、どうやらこの日が最終日になったのかもしれません。
観察は続けますが。

ナミハナアブ

0117_13namihanaabu1 2019.1.17
丸っこい少し大型のハナアブです。
ハチじゃないので安心してください。刺すという意味では前の記事のミツバチの方が危険ですよ。
0117_13namihanaabu2
この口も「刺す口」ではありません。蜜や花粉を舐め取るというタイプ。
知れば付き合い方もわかります。

ミツバチ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-2fad.html
2019年2月 1日 (金) ミツバチ
↑この記事では、1月14日の写真を使いました。
その後またミツバチを見かけましたので追加します。
0117_12mitubati1 2019.1.17
コギクの花がメインの舞台。それ以外にめぼしい花はないものですから。
0117_12mitubati2
飛び方の特性でしょうか、浮き上がった瞬間のショットが、また撮れました。
どこに巣があるのでしょう。ミツバチはかなり遠くまで飛ぶのでしょう。

0120_9mitubati 1.20

結構頻繁に姿を見せています。それもコギクの花があるうちのこと。
まもなくここの花もなくなります。

2019年2月 4日 (月)

東京の気温など

2019年1月の気温などがまとまりましたので掲載します。
201901kion気温
上下しながら比較的平らに推移したと思います。
ただ、昨シーズンと比べて「暖冬」です。
昨シーズンの冬日は
  12月に 1回
   1月に13回(-4.0℃というのも記録しました)
   2月に 8回 
     計 22回
今シーズンは12月に1回、1月に4回しか冬日がありませんでした。
氷や霜柱も少ない。
東京の雪は、冬と春が交代していく時期に多いんです。心配します。
{昨シーズンは1月22日に23cm積もったのだったか。あれはしんどかったな。}
201901heinensa平年差
1月の出だし、最高気温と最低気温の動きが逆でしたが、その後は一緒に変化しています。
気象学的にどういう出来事なのかはよくわかりませんが。
201901situdo湿度
31日に雨が降りましたが、それまでは記録的な少雨でしたので、湿度も低い。
乾燥するとのどの粘膜がやられやすいと思います。
{お肌のこととかは別にして。爺さんの肌はいつもカサカサです。}
私共夫婦は、家から外に出る時はほぼ必ずマスクをしています。
マスクをすると、自分の呼気によってマスクが暖かく湿り、呼吸が楽ですよね。それを目的としてマスクを着用しています。ウイルスを防げるとは正直なところ思っていません。
だって、ウイルスって「濾過性病原体」なんですから。素焼きの細菌濾過装置を透過しちゃうんですよ、マスクの繊維の隙間は通るよなぁ。ウイルスのついた「飛沫」なら多少はブロックできるかも。
ですから、自分の粘膜の保全をはかることの方が大事だと思っています。
今年からですか、インフルエンザ予防法から「うがい」が除外されましたね。
私は以前からうがいの効果を信じていませんでした。だって、舌の付け根あたりまでしか洗浄できないでしょ。気道の方まではとてもとても。またヨウ素うがい剤は、健全な粘膜細胞をかえって傷害してしまうのではないかと疑っていました。
水を飲めばいいんです。なんなら、牛乳でもいい。外出から帰ったら、手を洗って水を飲む。それが私の習慣です。

クサボケ

0117_5kusaboke 2019.1.17
庭のクサボケにつぼみ。
あまりきちんと区別していないのですが、この木にはトゲがありますので、クサボケというのが正しいのでしょう。
少しずつつぼみが成長しています。

クサカゲロウ

0117_2kusakagerou1 2019.1.17
妻曰く「クサカゲロウさんを救助しちゃったわ」
雨水貯留槽の下の水の入ったバケツに、クサカゲロウが浮いていたのだそうです。
死んじゃってるんだろうと指ですくいあげたら生きていた。
で、そばの葉にとまらせたところ。
0117_2kusakagerou2
きれいな個体です。全く傷みはない。
0117_2kusakagerou3
なんだかね、着ていた服に飛び移ってきちゃったそうで。
ありがとう、かな。
0117_2kusakagerou4
記念写真を撮ってお別れ。
成虫で越冬していたのか、たまたま羽化してしまったのか、そのあたりは分かりませんが、元気でね。
探せばアブラムシもわずかながらにいるかもしれないよ。

0117_1kumo 2019.1.17
この筋状の雲はなんだろう?
飛行機雲かな?
帯状巻雲なのかな?
私の知識ではちゃんと識別できないのです。
情けないこっちゃ。

N天から

0115_14nten1 2019.1.15
「-29.8℃」なんて、東京に住む身には想像を絶しますね。濡れたタオルを振り回すとすぐカチンコチンに凍って、棒になってしまう、というのをやっているシーンです。
私の左脚にはほとんど発熱能力がない。東京の気温でも朝外に出て靴が冷えるともう痛いくらいに冷たくなってしまいます。申し訳ない話ですが、私には北海道で生活する能力がないようです。
0115_14nten2
東京・赤坂の午後3時頃の写真。何を見ていただきたいかといいますと。
31日を除いて、1月で降水量を観測したのは15日だけだったのですが、そのわずか「0.5mm」という降水の時の写真なんですね。画面右端の人がビニール傘をさしています。で、その人の影を見てください。
上から雨が降るから傘をさしているわけですが、雲の下は晴れていて、日が斜めから射しこんでいる。
影が長い。身長の3、4倍の長さがあるんじゃないか。
アナログ時計の5分が30度で、その半分の15度のtanで0.3くらいですから、15度程度の角度まで日が傾いていたということでしょう。午後3時でね。
0115_14nten3
その時刻に羽田では虹が見られたのですね。
はっきり見えているのが主虹。「港」という字のあたりをぼんやりした虹が通っています。これは副虹。色の並びの順序が主虹とは反対になります。

我が家は大田区ですから羽田はそう遠くはない。雨の上がった後に空を見てみればよかったですね。残念でした。

↓参考にどうぞ
https://www.bioweather.net/column/weather/contents/mame064.htm
お天気豆知識 虹の不思議

★参考
降水量 mm
12月
24~31 降水は観測されず

1月
12日 0.0
13日 0.0
15日 0.5

31日 15.5

この4日以外は降水は観測されませんでした。

1月最後の31日。東京でも夜にちょっとみぞれなど降りまして、降水量15.5mmを記録しました。
非常に雨の少ない1月でした。

ニラ

0115_12nira 2019.1.15
柵の中も枯れ色一色。かなり遠くにニラです。
もう黒い種子を撒き散らした残りが大部分。
季節には新芽がいっぱい出ることでしょう。草刈りがあっても影響はほとんどないですね。

メキシコマンネングサ

0115_11mexicomannengusa 2019.1.15
線路柵下のメキシコマンネングサ。
ぱっと見て目立つのは、大きくて色が緑から変色した葉ですが。
よくよく見たら、小さいけれど「新緑」の葉がいっぱい出はじめていました。
そうなんだ、もう春へ向かう準備に入っていたんだね。
この草の花が好きでしてね。かわいいんだ。

先週の記事で満月、月食の話をしました。1月21日が望だったのでした。
0124_1tuki18_0742 2019.1.24
夜に全く活動しない私が月を見るのは、朝。下弦へ向かう月が多いですね。
朝7時42分、雨戸を開けたら月が見えました。
この日の正午の月齢18.1。

0127_2moon 1.27
朝8時19分。正午の月齢21.1で、下弦の前日の月です。
区切りのいいところで、28日の下弦の月を撮ろうと思っていたのですが。
28日はあいにくどんより曇天。果たせませんでした。
空のことは思うに任せませんね。
気象庁のデータではこの28日の9時と12時の雲量は「10-」でした。
見えないよなぁ。

2019年2月 1日 (金)

月 金 木

0201_1tukihosi 2019.2.1 6:17
今朝早く、可燃ごみを集積場に置きに行った妻が、戻って来るや「月と星が一緒」と言ってカメラを持って再度飛び出していきました。
そうして撮ってきたのが上の写真。月齢26日ですから、まさしく有明の月ですね。
月の右上に金星、画面右上に小さな光点、木星です。
写真では丸く写っていますが、妻によると「肉眼では星形に見えたのよ」とのことでした。

みんなの体操・ラジオ体操などをして、にほんごであそぼ、えいごであそぼ、0655などを楽しんだ後、食卓で朝刊を開いたら、一面にこんな記事。↓
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13874098.html

月・木・金、そろい踏み 東京スカイツリー周辺で天体ショー(朝日新聞デジタル 2019年2月1日05時00分)

写真・図版:東京スカイツリーを挟んで右に月と木星、左に金星が輝いた

 月と木星、金星が31日の夜明け前、南東の空で「共演」した。東京スカイツリー(東京都墨田区)の周辺では、塔本体を挟んで細い月の下に木星、左に金星が輝く天体ショーが見られた(写真は佐藤純哉さん撮影)。国立天文台によると、天気がよければ1日未明には金星の下に月が見えるという。

0201tukihosi2
なるほど、金星の左下に月が移動しましたね。
嬉しくなりました。

満月

0120_12premangetu 2019.1.20 NHK
満月前夜祭。月の出は15:53。

0121_5mangetu3 1.21 TBS
1月21日14:16が望でした。月の出は17:01。

0122_1mangetu0621 1.22 自宅 朝6:21
この日正午の月齢は16.1ですから、まあ、まだ月齢15のうちでしょう。
ただ、この22日05時が1月の月の「最近」(最も近い)だったのです。
ですから、写真の月は、すごく近いんです。スーパームーンですね。

0122_13moon 1.22 TBS
ま、後夜祭、とでもいいましょうか。

★ところで、去年も満月で騒いだことを覚えておられましょうか?
↓これです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-63f1.html
2018年2月 2日 (金) スーパーブルーブラッドムーン

米航空宇宙局(NASA)は今回の皆既月食を、今年最大級の大きさに見える満月「スーパームーン」と、1カ月で2回目の満月である「ブルームーン」、皆既中には血のような色になる「ブラッドムーン」を合わせた「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」と呼んでいる。

「超青血月」でした、っけね。

★今年は「スーパー・ブラッド・ウルフムーン」がアメリカで観測されました。
「超血狼月」だそうです。

https://www.huffingtonpost.jp/2019/01/20/sbwm-tentai_a_23648022/

スーパー・ブラッド・ウルフムーンが出現。1月21日、大きな満月と皆既月食のコラボがアメリカで必殺技?どんな現象なの?(ハフポスト日本版編集部)

 1月21日、アメリカ一帯で皆既月食が観察された。
 ただ、今回の皆既月食はただの皆既月食ではない。なんとその名も「スーパー・ブラッド・ウルフムーン」。残念ながら、日本では見られない。
・・・
スーパー・ブラッド・ウルフムーンとは?
 1月の最初の満月を「ウルフムーン」という。
 命名の理由は諸説あるが、2月の繁殖期に向けて年明けから遠吠えが多くなることや、ネイティブアメリカンの人々が真冬の食糧不足に狼たちが嘆いているという話にちなんで「ウルフムーン」と呼ぶようになったと言われている。
・・・
 そして、月がいつもよりも大きく見えるときは「スーパームーン」という。1月21日の月は、1年で最も小さい満月に比べて、約14%大きく、最大で約30%ほど明るく見えるという。
 ブラッドは「血」という意味だが、皆既月食の時に月が真っ赤に染まることに由来している。
 つまり、いつもより大きな1月の最初の満月が、皆既月食で真っ赤になる現象を指している。
 この日は日本でもスーパームーンになるため、いつもより立派なお月様を拝めそうだ。
 ちなみに、2019年に1番大きく見える月は2月19~20日に現れるという。

ということです。月との距離を理科年表で調べると
1月22日 5時 0.930
2月19日18時 0.928
3月20日 5時 0.935
(月と地球の平均距離(384400km)を「1」として)
なるほどね。
NHK
「スーパーブラッドウルフムーン」米で幻想的な天体ショー(2019年1月21日 17時24分)
0122_2nhk_mangetu1 これ、月食の始まり
0122_2nhk_mangetu2 皆既月食。
(あまり赤く見えないのですが、本当は赤っぽいらしいですよ)

・・・
NASAによりますと、次に満月が「スーパーブラッドウルフムーン」になるのは、18年後の2037年だということです。

★だるま満月
この満月、話題がもう一つ。「だるま満月」が観測できたということです。

写真には著作権もありましょうから、記事へのリンクと記事の引用に留めます。朝日新聞デジタルの会員でなくても見られるはずですので、どうぞ。なかなかに珍しいものです。

https://digital.asahi.com/articles/ASM1P767FM1PPLPB00F.html

夕暮れの空に「だるま満月」くっきり 高知で撮影成功(朝日新聞デジタル 2019年1月23日08時01分)
 高知県四万十市平野沖の太平洋に、「だるま満月」が浮かんだ。21日午後5時30分ごろ、同市不破の溝渕幸三さんが撮影した。夕暮れの空に淡いピンク色の月がくっきり写っている。
 暖かい海水温と冷たい海面付近の空気の温度差が大きい時に見られる蜃気楼(しんきろう)の一種。だが、満月の日に天気が良く、水平線に雲がないなど好条件が重ならないと見ることが出来ない。
 約8年間、だるま朝日・夕日の撮影を続けている溝渕さんにとっても、これだけ鮮やかな形を撮影できたのは初めてという。「太陽と違い満月のだるまは難しい。本当にラッキー」と話している。

★オマケ↓いろいろあるらしいです。
http://shumibito.com/archives/532/
・・・
各月の満月にもそれぞれの呼び方がありますので、それぞれのページでご紹介しています。
    1月の満月:ウルフムーン(Wolf Moon)
    2月の満月:スノームーン(Snow Moon)
    3月の満月:ワームムーン(Worm Moon)
    4月の満月:ピンクムーン(Pink Moon)
    5月の満月:フラワームーン(Flower Moon)
    6月の満月:ストロベリームーン(Strawberry Moon)
    7月の満月:バクムーン(Buck Moon)
    8月の満月:スタージャンムーン(Sturgeon Moon)
    9月の満月:ハーベストムーン(Harvest Moon)
    10月の満月:ハンターズムーン(Hunter’s Moon)
    11月の満月:ビーバームーン(Beaver Moon)
    12月の満月:コールドムーン(Cold Moon)

アブラムシ

0115_8aburamusi1 2019.1.15
アブラムシは通常の生活環を回っているようです。
0115_8aburamusi2
有翅タイプもいる。
とはいえ、1月に普通の生活をしているというのも、なんだかなぁ。
有性生殖をして卵で越冬するとかの方が普通じゃないのか、いや私の知識不足か。
ま、がんばっておくれ。

ウスモンミドリカスミカメ「こどもたち」

0115_7usumonmidori1 2019.1.15
このカメムシの幼虫が、どんなペースで成長するのか、わからないのですが、もうぎりぎりだと思うんです。
この写真の幼虫は終齢かな。
0115_7usumonmidori2
この幼虫は孵化後、そう経っていない。非常に幼い。
0115_7usumonmidori3
翅の「芽」の有無や大きさを見てください。どのくらいの齢かの見当がつきます。
0115_7usumonmidori4
みんな一生懸命汁を吸って成長中。
0115_7usumonmidori5
あちこち、たくさんみかけました。
0115_7usumonmidori6
アブラムシも写りました。アブラムシの方は生活のサイクルが短いでしょうから、あまり心配してないんです。
0115_7usumonmidori7
成虫、若齢幼虫、終齢近くの幼虫が、たまたま一緒に写りました。
ちゃんとした越冬態勢に入ってください。コギクの花はもうすぐ終わります。

枯色

0115_3yamabuki 2019.1.15
ヤマブキの葉が落ちる直前。
背景が暗いので、輝きが増します。
0115_4hototogisu
ホトトギスがほぼ全部黄色くなりましたので、この後、刈り取りました。
次のシーズンを待ちましょう。{ルリタテハが来るのも待っているんですけどね。}

ムラサキカタバミ

0114_8murasakikatabami 2019.1.14
クンシランの鉢に同居しているムラサキカタバミ。
ずっと咲き続けています。
曇った日などは開けないこともありますが、そうでなければ昼頃には開いています。
このままこの冬を咲き通す気でしょうか。例年にないことのように思いますが。

ゴミ

0114_6gomi1 2019.1.14
足元になんだか変なもの。
水滴だかなんだかがいっぱい見えるのですが、どういう状況なのかが見えてこない。
0114_6gomi2
ステッキの先で突いてみたら、透明なシートだったのですね。
気温が低いところに、路面から水蒸気が上がって結露したのでしょう。
ゴミを捨てないでください。

キョウチクトウ

0114_5kyoutikutou 2019.1.14
やっぱりね。気温のせいでつぼみを作ってしまったけれど、開花には至れないようです。
そりゃそうだよなぁ。冬ですもん。
季節の運行は「順」であってほしいものです。

ミツバチ

0114_3mitubati1 2019.1.14
新年早々にミツバチを見るのは珍しい気がします。巣の中で越冬中なんじゃないのかな。
花粉団子を後脚につけていますから、既にいくつかの花を訪れてきたのでしょう。
0114_3mitubati2
たまたまふわっと浮き上がる瞬間を撮ってしまいました。
0114_3mitubati3
触角で探りながら蜜や花粉を探します。
触角は触覚の他に、匂いなども感知できるはずです。
毛がふさふさで暖かそう。
0114_3mitubati4
応援したくなりますね。寒いけど頑張ってね。

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