ピンホール
★部分日食の時にピンホールで日食を観察する方法を紹介しました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-00c6.html
2019年1月 7日 (月) 部分日食
紙を折って、角を鋏で切り、穴を開け、これを使ってピンホールカメラにしました。
★もう少しだけピンホールについて書きたくなりました。
2019.1.11
紙を折って、ハサミで結構大きめの穴を2つ開けました。
ぼんやりなんですけど、テーブル面に「環」が二つ映っています。{ここでのものさしはスケールではなく、テーブル面にうまく焦点が合わないため、オートフォーカスをここに導くために置いたものです。}
この光の「環」は、ペンダントタイプで吊るしてあるリング状の蛍光灯の像です。
穴は四角いけれど、像は丸いということをご確認ください。
別の部屋で。ひどくうすぼんやりなんですが、3本並んだ蛍光灯が2組写っています。穴が二つなので。穴は四角いけれど細長い蛍光灯もそのように映ります。
外へ出て、太陽光を雨水貯水槽の壁に映すと。紙が壁に近い時には「穴の影」が四角く映りますが
紙を離すと太陽の丸い像になります。さすがに穴が大きいのでくっきりはしていませんが。
別に「紙の穴」である必然性はないのでして、指をOKの形にしてその穴の部分をギュッと小さくすればピンホールとして作用します。何の持ち合わせもなくとも、指で隙間を作ってください。両手の指を直角に交差させて重ねた隙間でも大丈夫。もし日食でも見るチャンスがあったらお試しください。
これがいわゆる「木漏れ日」。
キョウチクトウの葉が重なって、鋭い三角・四角の隙間ができていて、大きな隙間では隙間の形が映ってしまいますが、小さな隙間ではピンホールになって太陽の丸い像が映るのです。
ピンホールカメラって、かなり柔軟なものですので、いろいろな隙間が応用できます。どうぞ試みてください。
穴は丸くなくてもいいんだ、と発想が緩めば、面白いものが見つかるかもしれません。
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