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2019年1月15日 (火)

ストライガ

12月の新聞でストライガという寄生性の植物についての記事が載っていました。

「魔女の雑草」撲滅に期待 琵琶湖に小さじ1杯で…(朝日新聞デジタル 2018年12月14日05時29分)
 アフリカで穀物の生産に大打撃を与え、被害額が年間1兆円とも言われる寄生植物「ストライガ」の撲滅につながる分子を、名古屋大の研究チームが開発した。14日付の米科学誌サイエンスに発表する。
 ストライガはトウモロコシやキビなどイネ科の穀物の根に寄生し、栄養や水分を吸い取って枯らせてしまう。「魔女の雑草」と恐れられ、サハラ砂漠以南の国々で3億人の生活に影響しているとされる。
 土屋雄一朗特任准教授(植物生理学)らは、ストライガの種は養分をほとんど蓄えておらず、発芽から4日以内に寄生できないと枯れてしまうことに注目。近くに穀物があると勘違いして発芽の合図となる「ストリゴラクトン」という分子をまねた人工的な分子の開発に取り組んだ。
 1万2千種類の分子で実験して発芽を促すものを見つけ出し、さらに改良して「SPL7」という分子を開発。「琵琶湖の水量に小さじ1杯分」というきわめて薄い濃度でストライガを発芽させる一方、穀物の成長には影響しないことを確かめた。研究チームは来年、ケニアの農場で試験を始める。
 チームは「農業被害を起こす別の寄生雑草を殺す薬も、同じ方法でつくれるのではないか」としている。
 論文はウェブサイト(http://science.sciencemag.org/lookup/doi/10.1126/science.aau5445)で読める。

話の内容は読めば「ふ~んそうなのかぁ」と、わかるのですけれど、「え~、そんなぁ」ということがありまして。

★「琵琶湖の水量に小さじ1杯分」って、ホントかよ。
琵琶湖の水量を検索したら
2.75×10^10 立方m くらいだそうです。

1立方mは 10^6立方cmですので
2.75×10^16 立方cm となります。

1立方cmを10^3mL とすると
2.75×10^19 mL
というのが、琵琶湖の水量のmLでの見積もり。

本当は質量、あるいはモルで扱うべきですが情報不足ですので、液体であって体積で扱うとしてしまうと
小さじ1杯は5mL として
小さじ1杯を琵琶湖に溶かした濃度は
5 / (2.75×10^19) ≒ 2×10^(-19)

10^(-18)がアト (atto)です。
そんな接頭辞を使ったことはないなぁ。
時間測定の方で「アト秒」というのを耳にすることはありますが、濃度ではなぁ
ホントにそんな稀薄な濃度で、効果があるんですか。なんだか想像を絶する話です。

よくわかんないなぁ。

★東京新聞で得た話

筆洗(東京新聞 2018年12月16日)
 吸血鬼ドラキュラの弱点はニンニクと十字架だったが、東欧アルバニアに伝わる、女の吸血鬼の弱点はちょっと変わっている。豚の骨で作った十字架と血に浸した銀貨だそうだ。この吸血鬼、名をシュトライガという▼伝説によると蛾(が)や蠅(はえ)に変身して村人の血を吸う。生まれついての吸血鬼ではない。子どもをなくして邪悪な心を持つようになったと聞けば、気の毒な身の上でもある。ルーマニアではストリゴイ。英語名はストライガである▼アフリカの人々を苦しめる雑草にその名がついているのはトウモロコシなどの作物に寄生し、養分や水分を奪い、枯らしてしまうためだろう。憎き吸血鬼もこれまでか。名古屋大学の研究チームがこのほどストライガ退治の新薬開発に成功したという▼写真で見れば、ピンク色の花がなかなか愛らしいが、除草剤も効かぬ強敵。アフリカを中心に年間一兆円規模の被害をもたらしている▼・・・

そうなんだ、ストライガって女性の吸血鬼だったんだ。いろんな伝説があるものですね。
この記事がなければ、わざわざストライガの由来を自分で調べることもないし、知らずに通りすぎたことでしょう。

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