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2019年1月

2019年1月31日 (木)

13131313

0131_1clock
1月31日3時13分13秒の写真。
単なる思いつき。暇な爺さんです。

コダカラソウ

0114_2kodakarasou 2014.1.14
下向きのつぼみの先端部がゆっくりと開きかかって、花の姿になってきそうです。

0117_6kodakarasou 1.17
まだ咲いたとは言えませんよね、この状態は。今開きかけているのは萼で、その中から花が出てくるんですよね。多分。まだちゃんと見たことがないのですけど。

0120_1kodakarasou1 1.20
気を持たせます。
0120_1kodakarasou2
下の方のつぼみでも、準備が進行していますよ。
こんな姿を見るのも楽しいですね。

チロリアンランプ

0118_2tyrol1 2019.1.18
違う色のつぼみがあったりして。不思議だな。
通年で咲く、というのもまあ、すごいですよね。

0125_2suzume 1.25
この写真の黒い矢印で指しているあたりで、スズメがチロリアンランプの赤い花を突っついています。
室内から動きが見え、あわててカメラを取ってきて撮影。
肉眼では動きを見ていますので、それなりにくっきりしたイメージでしたが、カメラで静止画にすると波ガラスでぼやけた画像になりました。
おそらくスズメはこの赤い花を赤い実と勘違いしたのではないか。
しばらく突きまわして去りました。

0114_1tyrol 1.14
少し前の写真になりますが、この写真の位置が、スズメがやって来た辺りになります。
検索してみたらチロリアンランプの花にはかなりの蜜があるらしい。私は舐めてみたことはありませんが。

桜の季節に、メジロは花の正面から舌を伸ばして蜜を舐め、スズメは花の後ろから花を食いちぎって盗蜜するというのは、それなり、知られたことだと思います。
我が家では、スズメがチロリアンランプの花を食いちぎって蜜を舐めているのかもしれません。ただ、そう頻繁には来ていないようですので、スズメたちの中で一般化していないのかもしれませんね。
昆虫ではクマバチの盗蜜が有名かな。

↓参考
http://www.koueki-suntory-aityou.jp/topics/1304.html

 やはり犯人はスズメたちでした。せわしなく枝移りをしていたかと思うと立ち止まり、サクラの花に向かってくちばしを伸ばして、花の付け根部分をくわえると「ポキリ」、花をちぎったのです。その後、このスズメは、ひと昔前の映画に出てくるキザな若者のようにちぎった花をしばらくくわえたまま、もぐもぐとくちばしを動かしたのち、くわえた花を捨てました。このような行動を飽きることなく何回も繰り返していたのです。

 花を散らしてまでスズメたちが食べていたのは、サクラの蜜でした。サクラの蜜を利用する鳥としては、メジロやヒヨドリが知られていますが、彼らは花を散らすことなく蜜をなめることができます。これは、彼らのくちばしが細長く舌が長いことに加え、舌の先端部分が細かく分かれて筆のようになっており、花の蜜など液体状のものをなめ取りやすい構造をしているからです。これにより花の開放部分よりくちばしを差し込み、花を散らすことなく蜜をなめることができます。その際、前頭などに花粉を付けて受粉を助ける働きもします。一方、スズメはサクラの蜜まで舌が届かないため、強硬手段に打って出ており、蜜だけ盗んでいる状況、いわゆる「盗蜜」をしている状態のようです。

浅間神社

0112_3jinja1 2019.1.12
妻の散歩。
浅間神社に「白糸の滝」ができていたそうです。滝を「奉納」するというのもあるんですね。知らなんだ。
白糸の滝という名前はあちこちにあると思いますが、私が知っているのは富士宮市の白糸の滝かな。

余談:母の実家の秋田県(旧)八森町には「白滝」というのがありました。食べものじゃありません。海岸段丘の上の段から下へ流れ落ちる滝。白滝神社という神社があり、「神輿の滝浴び」というのが秋田ではそれなりに知られた行事。私は5歳年上の兄に背負われながら滝の直下に入ってその滝を浴びたことがあります、小学生のころ、兄はもう高校生だったかな。目の前を滝の水が流れ落ちると呼吸がしづらくなるんですね。苦しいから息を吸うと水を吸い込む。この時私は呼吸の極意のようなものを知ったのでした。呼吸は「息を吐く」ことが基本です。ハッと吐けば、吸気はゆっくり自然に入ってくる。水泳でもそうなんですよ。息は吐くものなのです。
0112_3jinja2
「たけくらべ」だそうで。樋口一葉の小説にちなんだものではありません。名前だけ拝借のようです。
目盛りが刻んであるようです。ここに子どもを立たせて、身長が測れるんですね。兄弟姉妹が並んで「丈比べ」をしてもいいし、去年の自分と「丈比べ」をしてもいいし。そういうことのようです。
大分以前になりますが、ヤクルトかな、販売店の柱に身長を測れる板が貼ってあったな。ヤクルト飲んで大きくなろうということだったのでしょうか。思い出しました。
0112_3jinja3
「阿形」
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「吽形」
歌舞伎の「勧進帳」に「出る入る息は」「阿吽の二字」とかいうやり取りがあるそうで。歌舞伎など全く知らない私は、NHK・Eテレ「にほんごであそぼ」という子ども番組で知ったという情けない次第です。

あ‐うん【阿吽】
(梵語 a-h 「阿」は口を開いて発する音声で字音の初め、「吽」は口を閉じる時の音声で字音の終り。万物の初めと終りを象徴)
①最初と最後。密教では、「阿」を万物の根源、「吽」を一切が帰着する智徳とする。
②寺院山門の仁王や狛犬こまいぬなどの相。一方は口を開き、他方は口を閉じる。
③呼気と吸気。
⇒あうん‐の‐こきゅう【阿吽の呼吸】
広辞苑第六版より引用

あうん‐の‐こきゅう【阿吽の呼吸】‥キフ
共に一つの事をする時などの相互の微妙な調子や気持。特に、それが一致することにいう。
広辞苑第六版より引用

阿吽の呼吸の方は知っていましたが。

★「狛犬ポジション」ってご存知ですか?
稿を改めて書きたいと思っています。いろいろな思いが頭の中で交錯していて、いつ書けるかわからないんですけどね。
ペンディングにしておいてください。

シクラメン

0112_2cyclamen 2019.1.12
あまり世話もしていない鉢植えのシクラメン。
やっと最初の一輪が咲きました。市販品ではもういっぱい咲いているようですが。
つぼみは結構あるんです。ですので、これからすこしはにぎやかになると思います。
背景を暗く撮って花を浮かび上がらせることができたと思っています。

ツマグロキンバエ

0111_6tumagurokinbae 2019.1.11
花粉が体についています。まだ活発な様子です。
シーズン最後の姿を確認したいと、見続けているのですが。
「最初」というのは簡単だ。見逃しはあるでしょうけれど「最初の撮影」でいい。
「最後」というのが厄介ですね。見るたびに撮影して、後から振り返って「これが最後だったか」となるわけで。
今、その最後を見届けようとしていますので、繰り返し登場すると思います、お付き合いください。

コギク

0110_5kogiku1 2019.1.10
ん?なんだか変だな。違和感を感じて、横から見ると、一本の茎から出た花が色違い。
これまでは、こういうことはなかったような気がしますが、そこまで丹念に見てなかったしな。
植物ではいろんな咲き方があることは理解しますけど、この花の下10cmもないようなところで分岐して、その先の花の色が異なる。珍しい気がします。
なんでだろう?花期もそろそろ終わりなので、何か異変が蓄積したか。気候のせいか。わからない。
0110_5kogiku2
この2色の花たちも、一株です。
不思議なことだなぁ。

花が赤いということは、赤い色素を作る酵素の遺伝子が働いているということです。もし、分岐したある茎の先端で花芽を作る時に、その遺伝子に何らかの変異が起こって、色素を作る酵素が作れなくなったら白い花になります。そんなことが起こったんでしょうか。わかりません。

スイレン

0110_1suiren 2019.1.10
このつぼみ、実は昨年の12月からつぼみのままなのです。
東京では12月24日から雨がなく、1月も0.5mmしか雨量がありません。
ですから、12月の上旬だったか中旬だったかに、かなりの雨量を記録しただけです。
話はスイレンに戻って、このつぼみ、それなりに順調に深いところから水面へ向かって伸びてきていたのです。
もうちょいで水面に顔を出す、という時に雨が降りまして、かなり深く水がたまりつぼみも深く水没した。
以来、年をまたいで水面下にいたのです。
で、どうなるかと見ていたら、少しずつ伸びて、水面に顔を出しました。

0115_5suiren 1.15
水面に顔を出したつぼみの周囲の水面が凹面鏡になって上空の裸木を映しています。
でもねぇ、このスイレン、今はもう葉がないんです。一枚も残っていない。ですから葉の光合成による栄養の支援はもうない。
根から栄養が来るかなぁ。
さすがにもう無理なのではないかと思いながら、毎日見ています。

2019年1月30日 (水)

タネツケバナ

1230_5tanetukebana_ 2018.12.30
すっごく背の低いタネツケバナ。ちいさいまんまで花を咲かせ、実をつくっていました。
左の背景にあるつぼみはハコベじゃないかな。
いろんなものが同居しています。にぎやかになりますよ。待ち遠しいですね。

クロッカス

0108_5croccus 2019.1.8
線路柵の下でクロッカスを見つけました。何カ所かに分散していたので、妻が集合をかけました。ここでまとまって咲きなさいね、と。
門の中のカエデの木の下にもクロッカスがあるはずなんだけどな、と見ていましたら

0127_4croccus 1.27
やっと見つけました。落ち葉が積もっているし、マツバギクなんかも勢力を伸ばしてきたし、見つからなかったようです。
おそらくもうちょっとはあるんじゃないか。そのうち顔を出してくるでしょう。

スイセン

0108_1suisen 2019.1.8
カエデの木の下で先に咲き始めた方の株。

0115_6suisen 1.15
線路柵の下で咲く株。
上の二つは一重咲き。

日記を見たら、カエデの木の下で八重咲きのスイセンが咲いた、と書いてありまして。
え~そうだったっけ
0120_2suisen8 1.20
わぁ、そうだったんだ。八重だ。
迂闊ですね、目の前で咲いているのに、最初に咲いた方が一重だったものですから、次に咲いた株も同じように思い込んでしまった。
ごめんなさい。こってりした美しい花でした。

タテハチョウ

0105_tatehatyou 2019.1.5
タテハチョウ科であることはまず間違いないと思います。
キタテハかな、と思ったけれど、キタテハの翅はこういう丸く滑らかな感じじゃないような。
クロコノマチョウかもしれません。↓ここに写真があります。似てないかな。
https://www.insects.jp/kon-tyokurokonoma.htm

でもな、ちゃんとしたシーズンにちゃんと見たことがないチョウなので、まるっきり自信がない。
何でしょうね?

鳥の糞

0105_23hun 2019.1.5
自宅前。門前のチロリアンランプを見ていた時、目の前に動きがあって、ん?と思ってよく見たら足元がこんな風。
狭い範囲ですが濡れていて白いものもある。これは鳥の糞でしょう。
足元から50cmあるかな。危なかったなぁ、危うく新年から鳥の糞浴びになるところでした。そうなりゃそれで、「うんがついた」とか叫ぶことになりますが。
0105_28densha 黄色い電車
あ~危なかった、と思っていたら脇を黄色い電車が走りまして、こいつぁ春から縁起がいいや。と、にやっと笑っておきました。

0111_3hun 1.11
この日は葉っぱの上に白い輪。これも鳥の糞ですね、多分。
ヒトは窒素を尿素の形で排出しますが、鳥は尿酸という水に溶けにくい形で排出します。体を軽く保つためです。

↓去年の記事。ハエに白いものがついていて、鳥の糞をかぶったんじゃないか、と書いたものです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/post-1a88.html
2018年12月21日 (金) どうしたんだろう?このハエ

今回は危うく「どうしたんだろう?この爺さん」になるところでした。

本屋散歩帰り

私の新年最初の本屋散歩帰りの写真。
0105_14kouhakutubaki 2019.1.5
東光院前のお地蔵さんの脇、紅白咲きのツバキの木。つぼみはまだ硬いようでした。
0105_15jintyouge
六郷用水沿いの遊歩道をとぼとぼ帰ってくると、この赤紫のジンチョウゲがあります。
ずいぶん膨らんでいますが、まだ開花は先ですよね、いくらなんでも。2月かな。
0105_22jintyouge
ちなみにこの日の我が家の白い花のジンチョウゲはこんなでした。まだまだ硬い。
0105_16sazanka
赤紫のジンチョウゲのそばに咲く八重のサザンカ。一際目立ちます。
花の中に虫が入っています。確認はできませんでしたが多分ハエかハナアブか、でしょう。
0105_20sidarezakura
密蔵院の境内に立つ枝垂桜の姿。
凛とした姿が美しい。

買い物帰り

妻の買い物帰りの写真をいくつか。
0105_2hakidamegiku 2019.1.5
ハキダメギクですね。
ヘクソカズラに次いでかわいそうな名前かな。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%AD%E3%83%80%E3%83%A1%E3%82%AE%E3%82%AF

ハキダメギク(掃溜菊、学名:Galinsoga quadriradiata)は、キク科コゴメギク属の一年生植物。道ばたや庭などに生える雑草。牧野富太郎が世田谷の掃き溜めで発見したのでこの名前がついた。
・・・
昔は家の近くに、ゴミを掃き捨てる「掃きだめ」というところがあった(今でいう「共同ゴミ集め場所」)。最初に掃溜めで見つけられたからという。家の周りなど色々な所に生えるが、命名者の牧野富太郎が見つけた場所がこの花には不運だった。
・・・

http://www.hana300.com/hakida.html

・昔は家の近くに、 ゴミを掃き捨てる「掃きだめ」 というのがあった。(今でいう  「共同ゴミ集め場所」)。

 大正時代、植物学者の牧野富太郎氏が、世田谷の経堂(きょうどう)の掃きだめでこの花を見つけ、「掃きだめ菊」と名づけた。チッ素分の多いごみ捨て場や、空き地、道ばたなどに生える。(ちょっと気の毒な名前です)

「掃溜めに鶴」の例えもあるぞ、ハキダメツルギクくらいでいかがなもんでしょうかね。

掃溜めに鶴(はきだめにつる)
つまらぬ所に、きわだってすぐれたものが現れたたとえ。「ごみ溜めに鶴」とも。
広辞苑第六版より引用

0105_4inuhoozuki
妻はワルナスビかと思ったらしいのですが、写真を点検するに「トゲ」がないので、多分ワルナスビではない。
イヌホオズキじゃないかな。実は生るのですが、ホオズキのようではないので「イヌ」とつけられたらしい。人間って勝手だなぁ。
0105_6taniutugi1
タニウツギです。ちょっと早すぎる感じですが、多分間違いない。なんだかなぁ。
0105_8mayumi
マユミの実が残っていたようです。割れて種を出したものもありますね。

妻の脚力に感謝。いっぱい写真が集まります。

2019年1月29日 (火)

ブーゲンビリア

0108_8bougainvillea 2019,1,8
ブーゲンビリアに棘が出てしまいました。調べてみると、花芽の形成時期に水をやりすぎてはいけないらしい。
ふ~ん、そうだったのか。鉢植えですからどうしても乾燥が気になって、丹念に水をやりすぎたのかもしれませんね。
ま、花が全滅ということはないでしょう。少なくはなるかもしれないけど。
ゆっくり待ちましょう。

新年のアブたち

0104_2hosohirataabu 2019.1.4
常連、ホソヒラタアブ。
0104_4abu
これ、このアングルしかなくって、種名が決められません。ハナアブの仲間です。
0104_6kigosihanaabu1
複眼が見えたおかげでキゴシハナアブとわかります。
翅が傷んでいますね。長く生きている証です。
0104_6kigosihanaabu2
おいしそうですね。もっと長く活動してください。

クロヤマアリ

1231_6ari 2018.12.31
コギクの花にて。
地中の温度が冷え切っていないんじゃないか。
冷え切っていれば巣の中でじっと越冬するはずだと思いますが。
暖かさに誘われて餌探しに出てきたのでしょう。

0108_3ari 2019.1.8

頭部周辺の状況がよく見えなかったのですけれど。
アブラムシがいるとかいう感じでもないし。花粉、蜜探しでしょうね。

★別件1
「アリとキリギリス」という寓話は嫌いです。そもそもキリギリスの仲間はほとんどが9月いっぱいくらいで死にます。10月まで生きられることもないわけではないけど。冬には現れません。冬は卵で越冬です。またキリギリスなどの「鳴く虫」は遊んでいるわけではない、生殖活動の一環なんですから、真剣・必死なんですよ。
アリはアリで真社会性昆虫ですから、女王の産む卵を、不妊性の働きアリが育てる。利他的に見えますが、この行動が実は不妊メスにとっても自分の遺伝子を伝えていくことになっているのです。
やはり生殖、繁殖ということを軸にして見ないと、本当の姿を見失いますね。

★別件2
数学の方で、「黒山 人重」という「ペンネーム」を使う方がおられます。2人で一つの名前なのかな。
で、含意はというと「黒山の人だかり」なのです。
私は、「クロヤマアリ」と書くときは、いつも脳裏に「クロヤマのアリだかり」という言葉が走っちゃうんですね。

ヘクソカズラ

1231_5hekusokazura 2018.12.31
もう乾燥したかと、つまんで開いてみるのですが、しぶとく湿っぽい。
別に悪臭がするということではないのですが、なんだか後味が悪い、果実の仕事を邪魔しちゃってるんじゃないかと。

0125_8hekusokazura1 2019.1.25
もういいだろうと、指先で揉んでみました。
パリパリと乞われました。ほとんど湿り気はなし。
0125_8hekusokazura2
もう一個。あれ、白い点々は何だろう?
よくわからなかったのですが、地面に落としておきました。
私、ヘクソカズラの花が好きなんです。いい名前にしてあげたかったですね。

ランタナ

1231_3lantana 2018.12.30
もうすぐ花も終わりです。
そうすると、次のシーズンまでは、「棒」になっちゃいます。
線路際にも一株移動させました。次のシーズンには多分大きくなって通行人の方に見てもらえると思います。できれば保育園の子どもたちにもね、楽しんでほしいな。

ビワ

1230_7biwa 2018.12.30
ここでビワの実を拾えるということに気付いた方が何人かいらっしゃいまして。
私共としては、育て主として優先権を主張したいのですが。
欲をかいてはいかんかな。でもな、おいしいんだよな。

あじさい:フェアリーアイ

1230_3fairyeye1 2018.12.30
ぼんやりしていると植物はいつの間にか変化している。植物との付き合いは難しい。
1230_3fairyeye2
春への準備が進んでいますよ、とのことです。
昨年はずいぶん長く楽しませてもらいました。
今年はどうなるか、去年、頑張らせ過ぎたのではないかというのが素人園芸の不安点。
よろしくね。

2019年1月28日 (月)

気温の底

現在、年間の気温の底を脱しつつあります。

東京の平年値でみますと

日最低気温:1/18~1/27 0.7℃
日最高気温:1/23~1/28 9.3℃

これが気温の底。そして2月4日、立春を迎える。
立春を過ぎますと、徐々に気温が上がり始めますよ。
そして3月、ぐんぐん上がり始めて春分へ。更に4月の気温上昇はすごい。
細部での相違はありますが、この傾向は大きく見てどこの地域でもほぼ同じ。
Kodo_kion
黒い実線が太陽高度。太陽高度の最高最低に遅れて気温の最高最低が来ます。
温まりきるのに時間がかかる、冷え切るのに時間がかかる、ということです。

ハエなど

1229_11hae1 2018.12.29
左は種を特定できないハエ。右はツマグロキンバエ。
1229_12komabamutuhosihirataabu2
コマバムツホシヒラタアブかなぁ。

1230_8namihosihirataabu 12.30
これはナミホシヒラタアブだと思いますが。

1231_10kigosihanaabu2 12.31
キゴシハナアブです。
複眼の模様の分布が背面側と腹面側で違うんですね。
1231_10kigosihanaabu3
背面側で暗部の密度が大きい。明るい空の側を見るのと、暗い地面側を見るのとの違いかなぁ。

どういう視覚世界に住んでいるのか、ヒトには想像がつきませんが。

葉脈

1227_8kusunoki 2018.12.27
クスノキの葉です。去年も掲載したような気がします。被写体が乏しいもので。
葉脈が明るくみえる。

1229_6yatude1 12.29
これはヤツデの葉。これも葉脈が明るく見えます。
1229_6yatude2
拡大。
向こうから照らされていて、明るく見えるということは、透過してくる光の量が多いということですが。
管状の構造がなぜ明るいのだろう、暗く影になるんじゃないか、という気もします。

1229_7bougasi1
これはボウガシの葉
太い脈は暗くて
1229_7bougasi2
細い脈は明るい。

何かレンズ効果のようなことがあるのかな。

ああ勘違い

1229_5kantigai1 2018.12.29
一瞬、虫がいる!と思ったのです。
1229_5kantigai2
葉の縁が部分的に枯れてめくれ上がったのでした。
この季節、昆虫が少ない。私の眼は今「虫目」です。
虫パターンを求めてさまよい歩く爺さんです。
で、こんな勘違いをしました。

↓このブログ、楽しいですよ。
https://blog.goo.ne.jp/mushidoko64
鈴木海花の「虫目で歩けば」
自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

↓こんなブログもあります。夏子さんのブログ。「musikoi」なんて、素敵ですね。
http://musisanpo.musikoi.main.jp/
虫散歩
ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。

紅芯大根

1229_2benisindaikon1 2018.12.29
青皮紅心大根ともいうらしいです。妻が見つけて面白がって買ってきました。
緑ですよね。
1229_2benisindaikon2
切り口はこうです。名前の通りです。
酢漬けにして食べましたが、例によって残った部分を栽培してみてます。
1229_2benisindaikon3
これが植物としてどういう構造なのか。よくわからないのです。
1229_2benisindaikon4
鮮やかですね。
味はとてもいい。でも構造がよくわからない。理科系爺さんは悩む。おいしければいいじゃん、ネ。

ついでに
1229_3ninjin
ニンジンです。伸びてきました。

1229_4cabbage
キャベツです。芯から葉が出ました。
なんだかなぁ、夫婦して遊んでいます。

ツバキ

1228_14tubaki 2018.12.28
木をつめましたからね、花は2つくらい。
それでもこんなに鮮やかに咲いてくれました。
私、うっかりしていましたが(人生ずっと)、ツバキの花に香りがあるのかどうか嗅いだことがなかった。
毎日新聞のコラムを読んでいて、知りました。

余録 彩りの乏しい冬…(毎日新聞2019年1月24日 東京朝刊)
・・・
▲ただしツバキの花は香りがなく、芳香があるのは日本名の山茶花(さざんか)だからややこしい。そのサザンカも寒中の香りは乏しいというが、雪景色に鮮やかな紅をともすツバキやサザンカにこの世ならぬ香気を感じた文人がいておかしくない
・・・

さてそうなると、サザンカの花の香りを嗅いでみなければなりませんが、我が家のサザンカはもう終わってしまいました。
どこかで見かけたら、目立たぬように嗅いでみなければなりませんね。

ウスモンミドリカスミカメ

1228_11usumonmidorikasumikame1 2018.12.28
年末。いつもコギクの花で見る昆虫ですが、珍しく葉のくぼみに潜んでいました。
何かいる、と顔を近づけたらウスモンミドリカスミカメだったのです。

0105_26usumonmidorikasumikame 2019.1.5
新年。コギクで。幼虫です、成長中ですね。
その先にアブラムシも見えます。

0111_7usumonmidorikasumikame 1.11
ほんとに小さな幼虫、潜り込んでいます。

0114_4usumonmidorikasumikame 1.14
終齢幼虫だと思います。成虫になってこの先の寒さを越していくのでしょう。もう花もなくなりそうですが。

ヤノネボンテンカ

0115_10yanonebontenka 2019.1.15
右のような開き方をする花は少なくなりまして、左のような深い杯状までしか開けなくなってきました。

0118_3yanonebontenka 1.18
陽射しがあると、私の気持ちも暖かい。

0122_6yanonebontenka 1.22
つぼみとアブラムシ。どちらも愛しい。

0124_4yanonebontenka1 1.24
開いてきました。アブラムシを乗せたまま。

0125_9yanonebontenka1 1.25
この状態が何日が続きます。
0125_9yanonebontenka2
花の数は非常に少なくなってはいますが、まだ終わったわけではないらしいですよ。

2019年1月25日 (金)

日は西から昇るか

面白い記事があったんです。

「西から昇ったおひさま」見えるのだ 中3の計算が表彰(朝日新聞デジタル 2019年1月20日08時59分)
 「西から昇ったおひさま」が見たい!! 青森県弘前市の弘前大学教育学部付属中学校3年の工藤君がそんな研究テーマに取り組み、一般財団法人理数教育研究所(事務局・大阪市)が主催する「算数・数学の自由研究作品コンクール」中学校の部の最優秀賞に輝いた。常識を覆す発想は、ある人気アニメの主題歌がヒントになった。
 ・・・
 まず三平方の定理を使った計算で、高い所ほど地平線までの距離が長くなることを証明。西の地平線に太陽が沈んだ直後に素早く高所に行けば再び太陽が地平線から顔を出すと考え、50秒で地上350メートルの展望台に到達する東京スカイツリーのエレベーターで実現性を検討した。
 計算では地球を半径6400キロメートルの完全な球体、スカイツリーの位置を北緯36度などと仮定。地上で日没を見た瞬間にエレベーターに乗ると、50秒後に何メートルまで上がれば太陽が再び見えるかを三角比や理科の知識も駆使して計算した結果、「35メートル」という解を得た。
 ・・・

この発想が素晴らしいですよね。
1224_16kumo1626 2018.12.24
この写真は日没寸前の写真ですが、話のイメージづくりとして掲載します。
雲の低い部分は暗く、高いところは明るく光っています。
日没直後と考えてみてください。暗い部分からは太陽が見えなくなっているのに、何とかして雲の高いところへ登れたらまだ太陽が見えるはずですね。(孫悟空に頼みますか)
そうすると、高いところへ登る途中、西の空から太陽が昇るように見えるはずだ、というのが工藤君の発想。
おみごと。
私は実は日の出を見たことがない。
私の母の実家は秋田県で日本海に面したところ。ですから海への日の入りは数えきれないほど見ています。
浜辺に座って日の入りを見る。沈む寸前、太陽と自分の間に一直線の光の道ができる、そういうのが大好き。
浜で日の入りを見て、後ろを振り返ると白神山地が迫っていて、山のてっぺんは赤く輝いている。
あそこに登ったらまだお日様が見えるんだよな、とは思っていました。でもそれを計算してみようとは思わなかった。
Horizon
これは以前の記事で使った図。
浜辺で2mの高さから見る水平線は約5km先。
450mの高さから見る水平線は約76km先。
という計算を書き込んであります。
ですから、浜辺で日没を見た直後に450mまで登れれば水平線は76km先ですからその水平線に沈む前の太陽が見えるはずですね。

工藤君の計算によると、楽勝で「西から昇るお日様」が見られるようです。
{実は地球には大気がありますので、屈折によって水平線より下の部分も少し見えているんですが、今回のような場合は無視しましょう。}

三平方の定理(ピタゴラスの定理)を使い、三角比も使って計算しています。三角比を知らなければ「東京での議論」もできない。三角比を知っているということが、思考の道具になっているのですね。三角比、三角関数が「無駄だ」などとは言えません。思考の道具なのです。

★ところで、このブログ読者の方の中には、何となく記憶を刺激されるような感覚の方はおられませんか?
そう、実は「星の王子さま」ですね。
https://nakabiblio.exblog.jp/5678910/
ANTOINE DE SAINT-EXUPÉRY
Le Petit Prince
星の王子さま

サン=テグジュペリ作

実際のところ、誰でも知っていることだけれど、アメリカが正午のときにフランスでは夕日が沈むんだよ。1分でフランスに行くことができれば、日没を見物することができる。残念なことに、フランスはとても遠すぎるんだ。でも、君の小さな惑星でなら、椅子を何歩分か移動させるだけで十分なんじゃないかな。だから君は望むがままに何度でも黄昏を眺めていられたんだね...
「いつだったか、僕は夕日が沈むのを44回も見たんだよ!」

ずっと夕日の沈むところを見続けられる、という一節がありましたね。
世代的なものもありましょう、私共の世代には「星の王子さま」は衝撃的でしたっけ。

★下のリンク↓
http://www.rimse.or.jp/research/winner6th.html

2018年度 受賞作品
 塩野直道記念 第6回「算数・数学の自由研究」作品コンクールには,小学生,中学生,高校生のみなさんから合わせて16,485件の作品が届きました。海外からも31件の応募をいただきました。
作品は各地域で選考後,中央審査委員会で最終審査を行い,以下のように受賞者が決定しました。

このリンク先から、工藤君の作品へのリンクがあります↓そこから部分引用します。
http://www.rimse.or.jp/research/pdf/work03.pdf

西から昇る太陽を見る方法
[1]飛行機や旅客機に乗り、地球の時点と逆の方向に進んでいく。⇒太陽は地球の自転によって東から西に動くように見える。つまり、自転と逆の方向に自転の速度よりも速い速度で進めば、一度沈んだ太陽を再び昇らせることができる。
[2]太陽が沈んだ後に、エレベーターなどを使って高いところに行く。⇒これは水平線までの距離と関係している。・・・

この[2]が今回の作品ですが、[1]も興味深いものです。
一体どのくらいのスピードで進んだらよいのでしょう?
地球の半径を6400kmとします。自転周期を24時間ちょうどとします。
すると
(2×π×6400km)/24h≒1675km/h≒465m/s
赤道のところでの自転速度は音速を超えてます。
東京の緯度を北緯36度として、東京の緯度での自転半径は
6400km×cos(36)≒5180km
これで自転速度を求めますと
約380m/sくらいかな。やはり音速を超えていますね。
サン=テグジュペリは飛行機の操縦士でしたが彼の時代の飛行機では実現不可能なのでした。

★話をふくらませて
・地球が太陽の周りを公転する速度は、約30km/s
・天の川銀河の直径が約10万光年、太陽系は銀河中心から2.8±0.3万光年離れていて、銀河内での太陽系の回転速度は約220±20km/sと考えられています。(理科年表2019から)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E5%B9%B4

 銀河年(ぎんがねん、galactic year)は太陽が「銀河系」の中心のまわりを1周するのにかかる時間の推定値で、約2億2500万年から2億5000万年と推定されている。
 太陽系の誕生以来の時間は18銀河年から22銀河年と見積もられている。ただしこれは近年の太陽の運動の観測値から求められる値である。過去何億年にわたって、太陽が一定の速度で運動してきた保証はないので、現在の1銀河年ごとに銀河系を1周してきたとは必ずしもいえない。
 地質学などの長い時間スケールを表すのに便利な単位である。

その銀河が集団をつくって(重力によって)、銀河群を形成したり、さらに銀河団をつくったり。
さらに超銀河団を形成し、その超銀河団がフィラメント上に連なりその間には超空洞(ボイド)があって、宇宙の大規模構造を形成しているのです。
スケールがでかいんですよ、宇宙の話は。

★ちょっと戻りますが
地球の自転速度のときに
6400km×cos(36)≒5180km
こんな計算をしました。東京での自転速度を求めるために。
赤道は緯度0度ですから、cosは1。
極点では緯度90度ですのでcosが0。つまり自転速度がない。(あたりまえですが)
赤道に近いほど自転速度は速いのです。
人工衛星を打ち上げる時の打ち上げ基地はどこの国でもなるべく赤道近くに建設します。
よく「南の方が遠心力が大きいから」という説明を聞きますが、「遠心力」というのは便利ですがなるべく使わない方がいい。座標系などをきちんと明らかにしていればいいけれど、それがないと何となく単なる感覚的な納得になってしまいます。

http://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/303.html

また、赤道付近が有利になるもう一つの理由として、地球の自転エネルギー(速度)を最大限利用できるという点が挙げられます。
地球は西から東に自転しており、一番速度が速い赤道上では秒速約464m、種子島付近でも秒速約400mもの速度で動いているため、ロケットを東向きに打ち上げる場合、この運動エネルギーをロケットのスピードに加算できるのです。

JAXAは「遠心力」を使っていませんでした。

↓このリンク先、私の過去記事ですが、是非お読みください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-0449.html
2016年1月 6日 (水) 水平線

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-cad7.html
2017年1月30日 (月) 水平線までの距離

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-d71c.html
2017年1月30日 (月) 富士山:2

↓調べていて、日食の時の話題をたくさん書いたのが見つかりました。この記事から次々と先へたどると、かなり面白いと思いますよ。よろしかったらどうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-1afc.html
2009年7月23日 (木) 日食時の那覇の気温

★長くなりました。最後に極私的な思い出をひとつ。小学校に入学した時。団塊の世代は人数が多くてね、普通教室に入りきれなくて、私のクラスは理科室が教室でした。で、担任の女性の先生が、年度途中で産休に入られた。家庭科が専門の先生が産休代替でこられた。
何の授業だったのか「月は西から昇る」とおっしゃった。私、月が東から昇ることを知っていたものですから、悩んでしまって、先生が間違う、なんてことがありうるのだろうか、もう悶々としてしまいまして。母親に相談したら、勘違いなさったのだろう、担任の先生の産休明けの時に伝えておくよ、と。で、まあ、そういうことで、あとでやわらかな訂正をしていただきましたっけね。

チロリアンランプ

チロリアンランプのスカートが
1228_4tyrol1 2018.12.28
黄色かったり
1228_4tyrol2
赤かったり
お洒落ですね。
通年で咲いています。花の数も減らないしなぁ。すごいですよ。

桜坂の桜

1227_27sakurazaka1 2018.12.27
買い物帰りの妻の写真。
もうほとんど裸木になった桜の木。ほんの何枚か紅葉が残っていたそうです。
1227_27sakurazaka2
オー・ヘンリーの「最後の一葉」は蔦の葉ですが、ソメイヨシノの最後の一葉なども、鑑賞してみてください。
花だけが桜ではない。

飛行機雲

1227_26hikoukigumo3 2018.12.27
雨戸を閉めようとして空を見上げたら飛行機雲が見えました。
ただ、非常に短い。上空が低温だけれど乾燥しているのでしょう。
湿った高温の排気が氷の粒になって雲をつくっても、すぐに昇華して消えてしまうのではないか。
こんな短い飛行機雲を引きながら飛ぶ飛行機は初めて見ました。

タマサンゴ

1227_22tamasango 2018.12.27
実が黄色くなりますと。鳥が食べに来ます。
暖かい季節だと鳥ももっと真っ赤な実を狙いますが、この季節、赤くなる前の薄黄色の段階でも食べに来ます。
食糧が少ないんでしょうね、やっぱり。

0110_11tamasango_2 2019.1.10
10日にこんな色だったのが

0115_1tamasango 1.15
15日には食べられてしまっていました。
真ん中辺で萼だけ残っているのがそうです。
結局、真っ赤な実が並ぶことはないようです。

ユスリカ

1227_12yusurika 2018.12.27
ユスリカの仲間でしょう。12月に羽化して、交尾に至れるのかどうか。

1228_9yusurika 12.28

これも種類は違うように思いますがユスリカの仲間でしょう。
どちらも触角の見え方からするとメスのような気がします。

0117_7yusurika2019.1.17
これはオスのようです。触角がふさふさしているのはオスの特徴なのです。メスの羽音を聴くための聴覚器なのです、この触角は。

何にせよ、どういう条件で羽化してくるのか。よくわかりません。
蚊柱が立つわけではないし、交尾は無理じゃないのかなぁ。

カタツムリの殻

1227_11katatumuri1 2018.12.27
線路柵の向こうの地面を眺めていたら、カタツムリの殻に気づきました。
この画面で6個くらい見えますね。
1227_11katatumuri2
その気になって周辺を見たら、ここにもあった。
1227_11katatumuri3
まだある。ダンゴムシの殻もあるみたい。
1227_11katatumuri4
これです。

雨で濡れた柵にカタツムリがかなりついていたことがあります。
結構な個体数がこの辺りに生息して繁殖しているようですね。
私が子供だった頃は、もっと大きなカタツムリもいたのですが。
で、絶滅してしまったか、と思っていたら、ある程度生息しているようでほっとします。
雑草ばかりの我が家の周辺だからかな。

アブ

1227_6simahanaabu1 2018.12.27
ハナアブの識別が正直なところ得意じゃない。これはシマハナアブかな、と思います。
1227_6simahanaabu2
腹部背面の模様でそう判断しましたが、模様には変異も多いしなぁ。不確実です。
1227_9hirataabu
目の前でホバリングしてくれたのでシャッターを切ったらこう写ったということです。
ホソヒラタアブかな。クロヒラタアブの可能性もあるな。ひどい観察力です。
1227_17kigosihanaabu
複眼に模様が見えますので、これはキゴシハナアブで間違いないでしょう。これなら、という特徴があれば楽なんですけどね。

1228_6abu1 2018.12.28
これはクロヒラタアブ。ホバリング中
1228_6abu2
チロリアンランプの花に来ましたが、この花は昆虫にはちょっと辛いんじゃないか。
蜜があるのかないのか、あっても奥深くのような気もします。

先日、窓の外に雀らしき影が見えたのですが、ひょっとしてチロリアンランプの花をついばんだのかもしれない。赤い実と思ったんじゃないか。その後そういう姿を見ないし、きっとおいしくないんでしょう。スズメは桜の花を後ろからついばんで蜜を採り花を落としますね、メジロは花の正面から蜜を吸うけど。

2019年1月24日 (木)

ユリオプスデージー

1231_1euryops1 2018.12.31
大晦日。最初の花はもうこうなっていて。
1231_1euryops2
2番目の花もさすがに終わりへ向かっていました。

0115_2euryops 2019.1.15
ふと気づいたら、これはつぼみではないのか。

0120_3euryops 1.20
伸びてきましたよ。3番目の花を咲かせるようです。

0122_3euryops 1.22
下が2番目の花、左上に3番目のつぼみ、中間に最初の花。
花がしおれても散らない、気温せいなのかこの花の特徴なのか。わかりませんがじっくりしっかり、冬を進んでいきます。

アリッサム

1226_20alyssum1 2018.12.26
門の外のプランター、足元でずっと咲き続けているアリッサム。
花は小さいけれど、存在感のある花です。
1226_20alyssum2
アブラナ科。オシベが6本で4長オシベというアブラナ科の基本形が見えます。
パンジーとかアリッサムとか、元気でいいですね。

ヒラタアブ幼虫

1226_16hirataabu1 2018.12.26
今頃なの?
何ヒラタアブかはわかりませんが、これは確かにヒラタアブの仲間の幼虫です。
これは後ろからの撮影になります。
1226_16hirataabu2
これが頭の方。
アブラムシを食べます。アブラムシも頑張って生きてはいますが、このヒラタアブの幼虫が出会えるのかどうか、心配になります。無事成長して羽化まで至れますように。

アブ

1226_12abu1 2018.12.26
アブの種の同定はもうはなから放棄して。
面白い姿が撮れたのでご紹介。上の姿勢から飛び上がって
1226_12abu2
ホバリングしながら「手を擦る脚を擦る」などと、器用なことをします。
1226_12abu3
ナミホシヒラタアブかな。花と虫の結びつきの強さが身に染みる「冬という季節」です。

スイカズラ

1226_10suikazura 2018.12.26
完熟した実。落ちないうちに採取しました。播いてみようと思っています。

0110_10suikazura 2019.1.10
年を越してふと見たら、おや、新芽が準備されていて、もうすぐ伸び始めるようです。
植物の動きは思いがけない時に迫ってくる。動物としては楽しいことです。

センダングサ

1226_6sendangusa 2018.12.26
線路内に、キク科で、背の高い植物がありまして。
なんだったっけなぁ、と考えていて思い出したのがセンダングサ。
センダングサというのもあるし、コバノセンダングサとかアメリカセンダングサとか何種類かあります。特定しづらいのですが、アメリカセンダングサかなぁ、と思いました。

クルミ

1225_11kurumi 2018.12.25
季節外れに緑の葉を出したクルミでしたが、やはりダメだったようです。
クルミは葉を全部落として裸木の状態で冬を越します。それが台風のせいか、妙な暖かさのせいか、大きな葉が枯れて落ち始めた頃に、新しい葉をつけた枝を伸ばしてきたのです。どうなっちゃうのかな、と見ていたのですが、やはり枯れるようです。
クルミの木にとっては迷惑なことだったでしょう。
季節の進行は「順調」であることに越したことはない。
不順続きにならないようにと祈ります。

2019年1月23日 (水)

桜桃

0105_29outou 2019.1.5

新年に入っての東京は雨が少ない。見事な青空を見る機会も多いようです。
気温は平年のあたりを上下していますが。
青空を背景に桜桃の冬芽。寒さにさらされて花を充実させてくれるとうれしいな。
植物にとって寒さは大事なもの。休眠打破という出来事がありますのでね。
温暖化で暖かくなってしまうと、ソメイヨシノのなどは南限が北上してしまうかもしれません。

ウスモンミドリカスミカメ

1225_9usumonmidorikasumikame1 2018.12.25
終齢幼虫。
1225_9usumonmidorikasumikame2
成虫。
1225_9usumonmidorikasumikame3
終齢幼虫ですが色が違う。
ウスモンミドリカスミカメについては12月に見かけても違和感はありません。
コギクの花がある限り見られる、という感覚でいます。
小さい体で「芯まで冷えて」しまうだろうに。よく頑張ります。

落ち葉の敷物

1225_6ityou 2018.12.25
行き止まり近く。イチョウの落ち葉がびっしり。
敢えて掃除してないんです。年末年始は保育園児も来ないでしょうから掃除してしまいましたが、幼い人に落ち葉というものを楽しんでもらいたくてね。今は落ち葉はゴミ扱いだもんなぁ。寂しいですね。
保育園児が来ると、落ち葉で遊びますよ。いろいろ遊んだほうがいいんです。花を摘んだり草を摘んだり、虫をつまんだり、落ち葉を拾ったり。いい匂いだったり、臭かったり。五感をフルに働かせるのがいい。大事なことだと思っています。

ハエ目2種

1223_11hae 2018.12.23
見たことがあるようなないような。特徴的な模様ですが。
シマバエの仲間か、ミバエの仲間か。わからないのです。
1223_12yusurika
これはユスリカの仲間。種までは同定できません。
蚊もハエ目だ、というとちょっと意外かもしれません。
後翅が退化して、翅が一対なので「双翅目」ともいっていました。今はハエ目ということが多いですね。

アブ4種

1221_5abu 2018.12.21
これがなんだかわからない。ナミホシヒラタアブかコマバムツホシヒラタアブかフタホシヒラタアブか・・・。一瞬の出会いでした。
1221_6hosohirataabu
これはホソヒラタアブですね。
1221_9hosohirataabu
これもホソヒラタアブだと思いますが、腹部背面の模様が上の写真のものと違うなぁ。
模様の変異だ、ということにしておきましょう。間違ってたら教えてください。

1224_15kigosihanaabu 12.24
足元のヒメツルソバの花に何かがいる。とにかくそのあたりを撮ろう、と撮ったもの。すぐ消えちゃいまして、PCで拡大した結果、キゴシハナアブだったと判明しました。花が少なくなってきましたから、ヒメツルソバの小さな花も蜜源になるのでしょう。
1224_11atkogiku1
下はヒメヒラタアブ、上はアブラムシですね。
アブラムシの方は見捨てて下のヒメヒラタアブに接近。
1224_11atkogiku2
花に口を伸ばしています。
アブたち、頑張れ!

フタモンアシナガバチ

1221_3hutamonasinagabati1 2018.12.21
フタモンアシナガバチのメスですね。
顔面の黄色いオスはもう大分前に見なくなりました。
1221_3hutamonasinagabati2
強力な胸。迫力があります。
1221_3hutamonasinagabati3
飛び立った瞬間。
いかにもアシナガバチらしい姿です。

ところで、こんな時期にメスを見るのも珍しい。
越冬中じゃないのか。寒い時期をじっと耐えて、春に女王一匹で営巣を開始する。はずなんだけどなぁ。
なんで、冬の真っ最中に出てきちゃうのか。本気で今シーズンの冬は変だなぁ。

↓参考
https://www1.gifu-u.ac.jp/~entomol/p_chinensis.htm

■ 生活史
 本種は春に越冬から覚めた女王バチが単独で巣作りを行います。これを独立創設といいます。女王バチの娘である働きバチが羽化するまで巣作りや餌やりなどの労働は女王バチが単独で行います。そして、働きバチが羽化すると労働は全て働きバチが行うようになり、働きバチの増加に伴って労働力が増すため巣は飛躍的に発展します。巣は晩夏まで成長を続け、大人の握りこぶしほどになります。大きなものは大人の手のひらほどになります。晩夏には働きバチに代わって雄と新女王バチが羽化します。そして、雄と新女王バチは巣を離れ、交尾を行います。交尾を行ったあと雄は死にます。一方、新女王バチは狭い隙間にもぐりこんで次の春まで越冬します。

アカヒメヘリカメムシ

1220_8akahimeherikamemusi 2018.12.20
私にとっては初めてお目にかかるカメムシでした。しかも12月も下旬。
季節外れだと思いますよ。気温が高いのでしょうね、昆虫にとって。

{ヘリカメムシとかハリカメムシとか、名前が錯綜して素人には分かりづらいです。}
↓昆虫エクスプローラ

https://www.insects.jp/kon-kameakahimeheri.htm
カメムシ目>カメムシ亜目>ヒメヘリカメムシ科>ヒメヘリカメムシ亜科>アカヒメヘリカメムシ

2019年1月22日 (火)

夜明け前

0107_1asa0645 2019.1.7
午前6時45分頃の撮影です。この日の日の出は6時51分でしたから、日の出の直前、ということですね。年間で日の出が一番遅い時期でした。
15日には日の出が6時50分になり、その後少しずつ早くなってきていまして、今日22日の日の出は6時48分です。

日の入りの方はというと、11月29日~12月13日の16時28分が一番早かった。
そして今日1月22日の日の入りは16時58分です。
もう30分も遅くなったんですよ。日脚が伸びたなぁ、ということは実感できますね。
夕方、ふと外を見るとまだ明るい、ということが感じられます。

アワダチソウグンバイ

1220_7awadatisougunbai 2018.12.20
セイタカアワダチソウの葉にいたのですから、アワダチソウグンバイでしょう。安易かな。
目視では、何かいる、ということだけがわかって、頑張ってズームでとらえて撮影したらグンバイムシだったのです。

https://www.insects.jp/kon-kameawadatisougun.htm
カメムシ目>カメムシ亜目>グンバイムシ科>グンバイムシ亜科>アワダチソウグンバイ

という分類です。もっと暖かい時期に見ることが多いのですけど。今年はなんだか「順」じゃないようですね。

イチョウ

1219_2ityou 2018.12.19
プールへ行く途中。道路わきにちょっと車を止めて、一枚だけ撮影。
何が気になったのかというと、このイチョウの葉、切れ込みがやけに多く、深い、ような気がして。
私の乏しい知識では、扇形の葉の中央に一本深い切れ込みがある、というのがイメージなのですけど。
黄葉し始めですが、緑の時にもこういう葉だったんでしょうね。
この日初めて気づいたものです。

1217_8kaki 2018.12.17
柿がいっぱい。
近くのマンションの植え込みでも柿が稔っていましたが、それはかなり早い時期に刈ってしまいました。
上の写真の木は個人宅の木。この後どうなさったかな。
多分渋柿だと思うのですが。甘柿だから稔らせたのか、それとも干し柿や樽柿にして甘くして食するのを楽しまれたか。
渋のタンニンを不溶性にすれば甘くなるのです。
想像するに、砂糖というものが一般的でない時代に、干し柿のあの強烈な甘さ、というのはものすごい味だったのでしょうね。

ドウダンツツジ

1216_19doudantutuji 2018.12.16

12月ですから落葉していてもおかしくないはずですが。
もう葉を全部落とす直前ではあるのでしょう。

全面的な紅葉。この紅葉は非常に美しい。楽しんでください。

アセビ

1216_18asebi 2018.12.16
六郷用水沿いのアセビです。
花が咲くのは早春、かな。

1217_2asebitoukouin 12.17
東光院のアセビはまだ準備が遅れているようでした。
アセビといっても品種の違いもあるのではないかと思います。

六郷用水脇のには「覆輪アセビ」という札があったように思いますが。葉に縁どりは見えないようにも思いますが。今はその表示も見えないしなぁ。

イノコズチ

1216_12inokozuti0 2018.12.16
イノコズチの実が残っていました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%82%B3%E3%83%85%E3%83%81

茎の節が膨らんでいて、猪子の膝のように見え、これを槌に見立ててこの名がついた。

これが名前の由来だそうです。が・・・
私にはこの実が「猪(子)が走っている姿」に見えるんですけど。疾走してませんか?
亥年にふさわしいのではないか。
1216_12inokozuti1
しごいたら痛そうなので、揉んで実を採ってみました。
いかにも「ひっつきむし」ですね。
秋の野原で枯れ草を漕いだら、ひっつきむしたちがいっぱいズボンにつきます。
今、都会では空き地はないし、公園は整備されてるし、そういう経験はしづらいでしょうね。

トキワハゼ

1216_2tokiwahaze1 2018.12.16
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-078f.html
2019年1月 7日 (月) トキワハゼ
↑先日この記事を書いたときはあまり意識していませんでしたが、この花、分類的は何の仲間なのかな、と、ふと気になりました。
植物の分類は私にはよくわからないんですよね。ほぼ一目でわかるキク科とかシソ科ならいいけれど、トキワハゼって何の仲間かなぁ?
調べたら、ハエドクソウ科というのだそうですが、科の名前のハエドクソウというものをそもそも知らないんで、歯が立たない。

昆虫だと、目(もく)の名前はよく知られたものの名前が使われてますが。
チョウ目、ハエ目、ハチ目・・・とかね。

↓参考にどうぞ。
http://mikawanoyasou.org/data/tokiwahaze.htm

トキワハゼ  常盤黄櫨
[中国名]  通泉草 tong quan cao
[英名]  Japanese Mazus
[学名]  Mazus pumilus (Burm.f.) Steenis
ハエドクソウ科 Phrymaceae  サギゴケ属

 和名は1年中花が見られて、実がはぜることから。乾きに強く、乾いた空地や道端でもよく見られ、地面に平らに這うように生えていることも多い。新分類(APGⅢ)ではゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)からハエドクソウ科に移された。サギゴケ科とする見解もある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%AD%E3%83%AF%E3%83%8F%E3%82%BC
トキワハゼ

目  :   シソ目 Lamiales
科  :   ハエドクソウ科 Phrymaceae
亜科 :  サギゴケ亜科 Mazoideae
属  :   サギゴケ属 Mazus
種  :   トキワハゼ M. pumilus

2019年1月21日 (月)

河津桜

0118_7kawadu1 2019.1.18
ご近所の河津桜のつぼみです。ずいぶん膨らんでいました。
0118_7kawadu2
もう弾けそう。
0118_7kawadu3
ね。いつ咲いてもおかしくない
0118_7kawadu4
伸び伸びと。思いっきり。咲け。

セイタカアワダチソウ

1215_6seitakaawadatisou 2018.12.15
柵から身を乗り出して、セイタカアワダチソウの穂を指でしごきまして、実を得ました。
タンポポほどふわふわとは飛べないでしょうが、風をはらんで遠くまで行けますね、これなら。
いかにもキク科の実です。
泡立つような姿は見かけますが、意外と実までは見ていませんでしたので、面白かった。

アブ:2

1215_10simahanaabu1 2018.12.15
これがまた自信がないんですがシマハナアブではないだろうか、と思うんですね。
1215_10simahanaabu2
コギクの花で。ナミハナアブと似てるのですよね。
ま、この季節に来てくれるだけでうれしいのですけど。

1218_2asibutohanaabu 12.18
道に落ちたイチョウの落ち葉に乗っていたアシブトハナアブ。ちょっと元気なさそう。
1218_13abu1
これは冒頭の2枚とは違うアブですね。
これがナミハナアブかな。
1218_13abu2
ハナアブ科がいろいろ姿を現します。ハエ目はタフだなぁ。

1219_1kigosihanaabu 12.19
これはキゴシハナアブだと思いますが、元気がありませんでした。
門柱にしがみついているのがやっとの感じ。
体温上げて飛び去ることはできたかな。ちょっと心配な様子でした。

アブ:1

1215_3hutahosihirataabu 2018.12.15
フタホシヒラタアブだと思うんですけど。コマバムツホシヒラタアブというのも似ているしなぁ。
完全には識別できておりません。
1215_5kurohirataabu
クロヒラタアブです。これは大丈夫でしょう。
1215_5kurohirataabu2
体を温めているのでしょう。

1220_3kurohirataabu1 12.20
ホバリングするクロヒラタアブ。影もくっきり。
1220_3kurohirataabu2

これも空中です。本体と影がつながってタンデムみたいに見えませんか?
ほぼ同じ位置でしばらくホバリングしてくれたので撮影できました。

1220_3kurohirataabu3
葉にとまりました。人間的な感覚だと、ホバリングという強い運動をした後だから「息を切らして」いないのかなぁ、と考えてしまいますが、そんなことはないようです。
たまにね、腹部を上下させていることがあって、積極的に呼吸をしているのかな、ということもあるんですよ。腹部に気門がありますので。

タネツケバナ

1213_20tanetukebana1 2018.12.13
鉢に生えていました。もう実ができている。ビックリ。
早春というか、2月頃からじゃなかったか、開花期は。
1213_20tanetukebana2
花もありました。実があるんだから花があって当然ですけど、早いなぁ。
1213_21americahuuro
最初の写真の奥に見えるのはアメリカフウロでしょう。
アメリアフウロだけ撮影。まだ地面に平たく開いています。
1213_22tumekusa
これはツメクサですね。とっても小さなかわいい花を咲かせますよ。

1214_3tanetukebana 12.14
もう一回、タネツケバナの花と実を、典型的な姿で。
12月なんだけどな。

ハコベ

1213_18hakobe 2018.12.13
これハコベのようですね。
コハコベとミドリハコベの両方ともハコベというようです。
花は昨年内には咲きませんでしたが、着々と準備が進んでいました。

ウスモンミドリカスミカメ

ウスモンミドリカスミカメについてはまだ続報が続くと思います。
1213_13usumon 2018.12.13
成虫。開きかけた花の中に「とっぷり」と。風呂じゃないんだけど。外より多少は暖かいかも。
1213_13usumonplus_2
左のウスモンミドリカスミカメの写真を撮ったのですが、意図せず右の小昆虫も入りました、
ユスリカの仲間かなとは思うのですが。触角が見慣れない、翅の畳み方がユスリカっぽくないような。わかりません。
1213_15usumon
ほとんど生まれたて、という感じの幼虫がいました。
体長は2mmもないでしょう。「赤ちゃん」という感じですよね。
この季節に産卵、孵化、成長です。すごい生命力だと思います。
検索すると、成虫で越冬とか、卵で越冬とか出てきます。
でもなぁ、私が見ているのは、どうも、冬でも産卵、孵化、成長が継続される、ということのようです。
他にこういう観察をなさった方いらっしゃいませんか。情報が欲しい。

最早台風 2019.1.1

「最早」。これを「もはや」と読まないでくださいね。発生時期が「早い」のです。進行速度が「速い」わけではありません。

正月の気象情報で多分お聞きになられた方が多いとは思いますが、ダメ押しで。
2019年1月1日 午後3時南シナ海で台風1号が発生しました。
そうそう簡単にこの記録は破られないでしょうね。記録を破るには、元日の「何時」かが問題になるのみです。

https://www.huffingtonpost.jp/2019/01/01/typhoon_a_23631067/

2019年01月01日 18時37分 JST | 更新 2019年01月01日 18時44分 JST
台風1号「パブーク」が発生 1951年以降、最も早い
 きょう(1日)午後3時、南シナ海で台風1号「パブーク」が発生しました。1月1日の台風発生は、統計開始(1951年:昭和26年)以来、最も早い発生です。
 1951年以降の統計で見ると、これまで最も発生が早い台風は1979年1月2日9時に発生した台風1号です。今回発生した台風1号は、その記録を更新する最早の台風となりました。

台風の名前は
 「パブーク」は、ラオスが用意した名前で、淡水魚の名前です。台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。
(2019年01月01日16:11)

↓気象庁から引用します。
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/route_map/bstv2019.html
2019年1号の図です。
T1901_1

↓過去の記録を調べてみました。

早かった記録
1   7901    1979年1月2日09時
2   5501    1955年1月2日15時
3   1801    2018年1月3日09時

遅かった記録
1   0023    2000年12月30日09時
2   1423    2014年12月28日21時
3   5227    1952年12月28日09時

↓台風ってどのくらい発生しているの?
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/average/average.html
ここに掲載されている表をエクセルにコピーして画像化しました。
↓これです。
Taihu
1月の発生数が0.3ということは、平均的に3年に1回くらいは1月に台風1号が発生する、ということでしょうね。

2019年1月18日 (金)

ネコ

1213_9neko 2018.12.13
久しぶりに見る猫。ご近所の飼い猫が出てきたのだと思います。
1213_12neko
知らない爺さんだ、と。
1213_16neko1
別に害もないし、とドテっ。警戒されてないなぁ。人猫無害な爺さんです。
1213_16neko2
ゆっくり落ち葉を観賞してるのに、しつこいな、と歩き去りました。

★別件
猫好き夫婦は、いろいろ猫や動物の番組は見る。「趣味どきっ!」というシリーズ番組がありまして

NHK Eテレ
1月21日(月) 午後9時30分
不思議な猫世界 第7回「ことわざになった猫」
 昔から隣にあるのに、ちょっと不思議な猫の世界。人は猫をどう見てきたのか、を探る。第7回は猫にまつわることわざをたっぷり紹介。日常よく使うおなじみの表現から、聞いたことがないような珍しいものまで。これで猫ことわざ博士になれる!

1回目を見逃したかな、後はずっと見ています。
「ことわざになった猫」というので
夫:どんなことわざが出てくるのかな?
妻:猫に小判 でしょ。
夫:そうかぁ、猫は金に目がくらんだりしないもんな。人間と違って。
と、まあ、二人で大笑い。人間社会は欲得だらけ。さもしいもんなぁ。
「猫の額」のような庭で草花・昆虫を楽しむ老夫婦です。

ムラサキツユクサ

1213_6murasakituyukusa 2018.12.13
多年草ですし、暑さ寒さにも強い植物です。
通常は秋の終わりごろまでで花は終わるのですが、延長戦をやってました。
さすがに、この花で、シーズン最後だったと思います。見えにくいところで咲いてたら別ですが。
また新学期、高校生物の授業に原形質流動が登場するころには咲くでしょう。
扱いやすい教材で、授業を助けてくれる花ですね。

コマツナ

1213_4komatuna 2018.12.13
スーパーで買ってきて食べた小松菜の残った根を妻が植えまして。
結構順調に伸びるんですね、これが。
もう一回食すことができれば「50%OFF」になるのよ、と笑っています。
老夫婦はしぶといぞ。

イモムシ

1213_2shakutorimusi 2018.12.13
ボウガシの幹にくっついていた、と妻の撮影。
シャクトリムシのような気もしますが、種を特定できません。

1220_1ootabakoga1 12.20
庭を歩いていました。腹脚が2対しかない。ヤガ科かなぁ。
1220_1ootabakoga2
フタトガリアオイガの可能性もありかなぁ。
フヨウやムクゲなどはもうとっくに葉を落としていますから、なんだか違うような気もするし。
1220_1ootabakoga3
カシャカシャ写真撮ってたら、威嚇されてしまった。
1220_1ootabakoga4
この写真で、どなたか同定できませんか?
1220_1ootabakoga5
頭部の写真がきれいに写っていましたのでお目にかけます。
さて、なんだろう。写真のファイルネームには「オオタバコガ」と名前を付けてありますが、多分違う。
わかんないよ~。

電線にとまる鳥

コメントを頂きましたので、訂正を赤い字で書き込みます。私は鳥は全然ダメですね。

0108_12suzume2018.12.13 カワラヒワ
電線にハトがとまっていました。ハトは地面や路面を歩いて、落ち葉をひっくり返して隠れている虫を探す姿をよく見ます。
高いところで見るのは比較的珍しかった。

1213_7hato 2019.1.8 ハト
今度はスズメが一羽、電線にとまっていました。これもちょっと珍しいかな。
庭の茂みに潜り込んでいたり、線路柵内の枯葉まじりの茂みにたくさん潜り込んで、草の実などをついばんでいることが多い。人の気配を感じて、一斉に飛んで逃げることがしばしば。
一羽で電線にとまっているのはちょっとね、珍しかった。
鳥は私の守備範囲外で、ちゃんと観察していません。
昆虫の敵なんだもん。私は愛虫家であって、愛鳥家ではないんです。

イチゴの花

0103_6itigo 2019.1.3
ベランダのプランター。この花で終わりかなと思ったら。

0115_15itigo1 1.15
引き続き咲いているのもあるし。
0115_15itigo2
つぼみまで準備していたり。

結実できる状況ではないと思います、どうかな。
雨戸の開閉時に、寒いけど座り込んで観賞しています。

ツマグロヒョウモン

0103_5tumagurohyoumon1 2019.1.3
例年、1月に最初の羽化があります。正月のお日様に輝いていました。
0103_5tumagurohyoumon2
南方系のチョウなのですが、寒さに強い。
現在、蛹で越冬中のものが大半ですが、幼虫で過ごしているものも何匹かいます。
食べる量はごくわずかですが、少しは食べますので、スミレの葉を探してきて与えています。
急がなくていいからね。

ヤノネボンテンカ

1225_8yanonebontenka4 2018.12.25
年の瀬。まだ咲くよ、といっていました。

0103_1yanonebontenka1 2019.1.3
本当に咲きます。
0103_1yanonebontenka2
小さくなりましたが、咲ける限りは咲く。

0105_25yanonebontenka 1.5
順番に咲いていく。

0108_4yanonebontenka 1.8
アブラムシも一緒に頑張ってます。
いわゆる「寒の内」なんですけどね。
時々、「花」としての姿が見えなくなることもあります。さすがにもう終わったのかな、と思っていると。

0110_6yanonebontenka 1.10
ま~だだよ。
夏から秋の花じゃなかったか。
ひたすらに「見続ける」しかないですね。

2019年1月17日 (木)

ツマグロオオヨコバイ

1213_3tumaguroooyokobai 2018.12.13
ヤツデの葉の裏に集まっていました。

1214_7tumaguroooyokobai 12.14
単独でいるところ。この後、ほとんどツマグロオオヨコバイを見かけていません。
目の前を飛んだかな、ということがあったようですが、撮影できなかったし。
とはいえ、ツマグロオオヨコバイは成虫で越冬する昆虫ですので、みんな枯葉の下などに潜り込んでしまったのでしょう。
細胞が凍らなければ、低代謝でも生きてはいられる。
ですから、積もった落ち葉などをあまり片付けてほしくないんですね。越冬中の昆虫にとって大きなダメージになってしまいますので。

ツマグロキンバエ

1213_1tumagurokinbae1 2018.12.13
普段コギクの花で見かけるツマグロキンバエ。花から離れた場所で見かけました。
前脚で口を掃除しているようです。
1213_14tumagurokinbae
コギクの花でも見かけました。これも前脚を掃除しているのかな。
きれい好きなんですよ、汚れるということは死活問題なのでしょう。

1214_14tumagurokinbae 12.14
また葉の上で。体温を上げているのかな。
見られる昆虫の種類が少なくって、昆虫ファンにはまさに「冬の季節」なのです。厳しいなぁ。

ハナツルソウ

1211_15hanaturusou 2018.12.11
ぽつんぽつんと咲き続けます。

1218_11hanaturusou 12.18
門柱の上から垂れていて、日当たりはいい。

1228_15hanaturusou 12.28
まもなく咲きますね。もう年の瀬。

0105_30hanaturusou 2019.1.5
いつまで咲き続けられるかな。頑張ってね。

アブラムシ

1211_14aburamusi 2018.12.11
この季節になると、アブラムシにもエールを送りたくなります。
君たち頑張ってるねぇ。

↓ウィキからの引用です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B7

春から夏にかけてはX染色体を2本持つ雌が卵胎生単為生殖により、自分と全く同じ、しかも既に胎内に子を宿している雌を産む。これにより短期間で爆発的にその数を増やし、宿主上に大きなコロニーを形成する。秋から冬にかけてはX0型、つまりX染色体の一本欠けた雄が発生し、卵生有性生殖を行う。卵は寒い冬を越し、暖かくなってから孵化する。このとき生まれるのは全て雌である。

高校の生物でもこう教えます。
↓こういう記述もありました。
https://www.nacsj.or.jp/archive/2015/05/1317/

アブラムシの一年
 アブラムシは、普通、卵で越冬します。春になって孵化した幼虫は、幹母と呼ばれ、卵ではなく自分と同じ遺伝子を持ったクローンのメスの幼虫をたくさん産みます。その幼虫もクローンを産みます。晩秋になってはじめてオスと卵を産むメスが現れ、交尾し有性生殖を行います。しかし同じ種でも、気候条件の地域差などにより、有性生殖を行わず、一年中、メスだけでクローンを産み続ける系統もあります。

写真のアブラムシたちは、成虫で越冬しているのでしょう。東京南部ではそういうことも可能なのだと思います。
なんにせよ、小さな体でこの寒さにさらされて、代謝活動は低下しているでしょうし、生きるって大変だよなぁ。

ウスモンミドリカスミカメ

1211_11usumonmidorikasumikame1 2018.12.11
たぶん死んでしまっています。
昆虫って意外と死骸を見ることは少ないですね。ひっそり死んで、分解されて土に還る。
経験的に、昆虫は、死ぬと脚をぎゅっと縮めてひっくり返っていることが多い。
そのパターンです。やがて地面に落ちて土に還ります
1211_11usumonmidorikasumikame2
これはよくわかりません。脚が開いていますのでね、死んでいないという気がするんですが。
でも、活動中とも言い切れないな。

1213_10usumon12.13
他方で、幼虫が活動していて、成長中のようでもあるんです。
翅がないでしょ。終齢でもなさそう。厳しい季節を生きる昆虫を応援します。

スイセン

1211_9suisen 2018.12.11
花はもちろん素敵ですが、私の個人的な趣味としては、こういう姿も大好きなんですよね。
おくるみから顔をだしているような。

1214_6suisen 12.14
もうすぐ咲くんだもん、といっています。

オククルマムグラ

1211_8okukurumamugura 2018.12.11
ヤエムグラの仲間でしょう。感じは似ているけれど葉の姿が違うよなぁ。
検索していたらオククルマムグラ(奥車葎)というのが似ている気がしました。
まだ幼い葉しかないので、これからどうなっていくのか、見てみないとわかりませんね。

↓よく見に行くサイトです。
https://matsue-hana.com/hana/okukurumamugura.html

2019年1月16日 (水)

玄関の飾り

0108_13mamedaruma2019.1.8
正月飾りが終わりまして、干支のものなどを残したのですが、できたスペースに新登場。
豆だるま。白河だるま、というのの一番小さいもの。
大きいものだと、鶴亀松竹梅が描かれるようですが、ちょっとね、小さいのでね、描ききれないようです。ま、縁起物、笑って楽しみましょう。
0111_9harikoinosisi
フェルト手芸の瓜坊は既にお目にかけましたが、ピンクの猪が増えました。
NHKの手芸の本を見ながら妻が手作りしました。張り子の猪、です。
楽しいのがなにより。にぎやかでいいでしょ。

NHK東京教育テレビジョン

0110_12etele1 2019.1.10
朝、「テレビ体操」「にほんごであそぼ」「えいごであそぼ」などを見ていましたら、画面の左上に私には見慣れないキャラクターが出現しました。
0110_12etele2
で、こうなりました。
ラジオ体操は90年と去年言ってましたし、みんなの体操は60年もたってないし。
60年ってなんだろな、と思っていましたら
0110_12etele3
「0655」かな、で、こういう解説が出ました。
0110_12etele6
「Eテレ放送開始60年」だそうです。但し、教育テレビの時代からの通算ですね。
0110_12etele48
くっつけてみました。
そうだったか。1959年1月10日に教育テレビ開局でしたか。
私は4年生の3学期かな。
小学校の上級生の頃に、白黒テレビで見ましたよ、教育テレビ。
上質な番組だったな。白黒で、酸塩基の中和反応も見たなぁ。フェノールフタレインが赤くなるんですが、白黒ですから画面では黒くなる。それでも、滴定ということの基本的なことは充分にわかったと思います。
日本の大学教授が実験で教える物理や化学の番組。アメリカから輸入した「大陸教室」という物理の番組。楽しかったなぁ。知らなかったことを知るのは純粋な喜びだ、という経験をしましたね。
走査線が525本かな、1秒に30画面ですか。そういう今から見れば「粗い」画面でも、本質的な部分、ここをきちんと見ればいい、というポイントを学びましたね。理科教師としての基盤が形成されたと今でも思います。
4Kとか8Kとかは、高精細でしょうけれど、だからといって漫然とした番組作りでは何の意味もない。
最近のEテレの高校向け化学・物理の番組をみるといらいらします。学習者をバカにしてないか?レベルが低すぎるんですよ。ちゃらちゃらと面白くおかしくするだけで、本質をついていないことが多くてね。古い教師から見ると。なさけないこっちゃ。
と、時代に遅れてしまった老人は嘆くばかり。嫌味な偏屈ジジイになりました。
{民放でやっていた岩波の科学映画もすごかった。日曜の夕方6時から15分間だったかな。遊びを中断しても必ず見ましたよ。これも私の教師キャリアの基盤を形成してくれたものでした。とんでもなく高度な内容を扱って、しかも本質を深くついていましたっけ。}

↓こんな資料を見つけました。

(報道資料)2018年12月6日
NHK広報局
教育テレビ放送開始60年!
1959年1月10日に放送を開始した教育テレビは、テレビを教育にも活用しようと誕生。
小・中学校向けの学校放送番組などを中心に放送を始めて以来、幼児向け番組のほか、趣味、教養、それに福祉など多岐にわたる番組で幅広い世代から親しまれてきました。
放送開始60年を機に、Eテレをより身近に感じていただくための特別番組をお届けします。
「Eテレ60みんな集まれ!キルトが紡ぐ思い出キャラクター」
2019年1月19日(土)
Eテレ午後4:00~4:59

白いイノシシ

0110_13inosisi1 2019.1.10
TBSのニュース画面です。白いイノシシ。亥年の縁起物。
0110_13inosisi2
子どもも白いのだそうです。
白い動物というと、メラニン色素を作る酵素の遺伝子がうまく働かず、メラニンがあるべきところが白くなる「アルビノ」という出来事が知られていますが、アルビノの場合、目が赤くみえるようになることが多い。
この白いイノシシではそういうことがないので、毛だけが白化したのだろうということでした。
元気で育ってほしいですね。

年賀葉書の凝った仕掛け

今年2019年の年賀はがきの仕掛け。
私が気づいたものだけ。もっとあるかも。ミッキーマウス関係は割愛して「亥」にかかわるものだけ。

0104_1nenga1 2019.1.4
富士山に猪が駆け登っているのですが。
この猪自体が「亥」という字なのです。
0104_1nenga2

中央の絵の日の出のところが「亥」のじなのはいとして。その両側に猪の大人や瓜坊がいます。

0104_1nenga3
バックの波模様も「亥」という字を変形デザインして作ったようです。
0104_1nenga4
松と竹の葉合わせて「亥」という字を構成しています。
0104_1nenga5
スヌーピーの羽子板の絵柄が猪。
●ちょっと別件:右下の黄色い鳥のキャラクターの名前をご存じでしょうか。
https://www.snoopy.co.jp/friends/woodstock/
Woodstock

   ウッドストック
初登場:1967年4月4日
パタパタ飛び、時おり何かわめいている小さな黄色い小鳥は、スヌーピーの親友です。
第一次世界大戦のフライング・エースの忠実なメカニックとして、ビーグル長官の信頼できる秘書として、また、ルートビアを飲む仲間としていつも彼は、スヌーピーの傍らにいます。
そのさえずりは、スヌーピーにしか理解できませんが、ウッドストックと彼の鳥仲間たちは、スヌーピーのドッグハウスのそばから離れません。
   あなたは知っていた?
    ウッドストックは1967年にコミックで初めて姿を見せました。でも名前がついたのは、1970年、有名な夏の音楽祭の後です。

0104_1nenga6
白抜きで「亥」なのは一目でわかりますが、猪の絵も入っていますよ。
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門松の前の扇に猪の絵はすぐわかりますが、下段で「年賀」という文字の下に、猪がこっちを向いている絵が入っています。
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イノ「シシ」。四四十六、ですから、「シ」が16文字書いてあります。
0104_1nenga9
これも漢字の「亥」のデザインですが。よく見てください「イノシ」とカタカナが見えます、最後の「si」は「繰り返し文字」なのか「し」なのか判然としませんが、何かありますよね。
0104_1nenga10
猪は英語で何というでしょう?
「boar」なんですね。目と鼻の穴をご覧ください。

ピンホール

★部分日食の時にピンホールで日食を観察する方法を紹介しました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-00c6.html
2019年1月 7日 (月) 部分日食

紙を折って、角を鋏で切り、穴を開け、これを使ってピンホールカメラにしました。

↑ここから「日食がいっぱい」という写真を再掲します。
2012_0521_nissyoku1 2012_0521_1

紙に穴を開け
2012_0521_nissyoku2 2012_0521_2
日食がいっぱい。

ということでした。

★もう少しだけピンホールについて書きたくなりました。
0111_1pinhole1 2019.1.11
紙を折って、ハサミで結構大きめの穴を2つ開けました。
0111_1pinhole2
ぼんやりなんですけど、テーブル面に「環」が二つ映っています。{ここでのものさしはスケールではなく、テーブル面にうまく焦点が合わないため、オートフォーカスをここに導くために置いたものです。}
この光の「環」は、ペンダントタイプで吊るしてあるリング状の蛍光灯の像です。
穴は四角いけれど、像は丸いということをご確認ください。
0111_1pinhole3
別の部屋で。ひどくうすぼんやりなんですが、3本並んだ蛍光灯が2組写っています。穴が二つなので。穴は四角いけれど細長い蛍光灯もそのように映ります。
0111_1pinhole4
外へ出て、太陽光を雨水貯水槽の壁に映すと。紙が壁に近い時には「穴の影」が四角く映りますが
0111_1pinhole5
紙を離すと太陽の丸い像になります。さすがに穴が大きいのでくっきりはしていませんが。
0111_1pinhole6
別に「紙の穴」である必然性はないのでして、指をOKの形にしてその穴の部分をギュッと小さくすればピンホールとして作用します。何の持ち合わせもなくとも、指で隙間を作ってください。両手の指を直角に交差させて重ねた隙間でも大丈夫。もし日食でも見るチャンスがあったらお試しください。
0111_1pinhole7
これがいわゆる「木漏れ日」。
キョウチクトウの葉が重なって、鋭い三角・四角の隙間ができていて、大きな隙間では隙間の形が映ってしまいますが、小さな隙間ではピンホールになって太陽の丸い像が映るのです。
ピンホールカメラって、かなり柔軟なものですので、いろいろな隙間が応用できます。どうぞ試みてください。
穴は丸くなくてもいいんだ、と発想が緩めば、面白いものが見つかるかもしれません。

ササグモ

1213_17sasagumo 2018.12.13
センリョウの葉のくぼみにササグモがいました。

1223_14sasagumo 12.23
年末近く。まだいました。

0102_11sasagumo 2019.1.2
年が明け、新年おめでとう。

0114_7sasagumo 1.14
もう1カ月もここでじっとしています。途中、餌を捕獲できたとは思えません。
気温が低いので代謝も遅い。ぎりぎりのところで越冬しているのでしょう。
これからまだもっと寒くなります。頑張れよ。

ブルーベリー

1211_1blueberry 2018.12.11
ブルーベリーの冬芽。丸っこい芽がかわいい。去年は少し実を食べられました。
今年も元気よく育ってほしいな。

1227_7blueberry 12.27
年末。陽を浴びているところを、明るい葉のところでうまくとらえたので周囲が暗く写りました。
ほぼ意図通りの写真。露出はオートに任せていますから、どこで測光するかをうまくコントロールできるとうれしい結果が得られます。

2019年1月15日 (火)

成人の日

★以前は今日1月15日が「成人の日」として固定されていました。で、まあ、ちょっぴり書いてみようかな、と。
私の成人式はもう50年前、1969年1月15日でした。でも行ってません。
1・18・19の直前。大学闘争も力尽きようとしていました。15日は秩父宮ラグビー場のところで機動隊と対峙していました。対峙といえばカッコいいけど、要するに機動隊に追い回されて逃げまどっていたのですが。地下鉄の駅に逃げ込んだら、上から催涙弾を撃ち込まれて、涙ポロポロ泣きましたっけね。ひどかった。
ま、そんな日だったのです。
妻も成人式には出ていないそうです。どういう夫婦なのか、なんとまあ。
成人式なんか無視して、20代に突入し、24歳で結婚し、26歳で親になり。・・・。人生は進むんです、成人式なんか行かなくっても。いつかは成人になり、そうしていつかは老人になるのです。老人式って聞かねぇなぁ。
成人式だ、なんて「感動」してたら大事なものを見逃しますよ。「感動」がやってきたら、身を引きはがしてみてください。それが大切なこと、大人のふるまいでしょう、きっと。
儀式というものを徹底的に嫌う爺さんです。教職にありながら、入学式だ始業式だ終業式だ修了式だ卒業式だ、という儀式からは、なるべく遠くに身を引いて過ごしましたっけ。
同窓会も大嫌い。生徒としても教師としても自分に関わる同窓会なんか1回も出たことない。成人式なんて巨大同窓会じゃないですか。誰がそんなものに出ますかって。

大人というものはね、ちゃんと自分の脚で立って、自立し自律するものなんです。
大人というものはね、逆らうものなんです。ガキみたいにツルまないんです。
私は大学闘争で得たものを放棄しませんでした。「続き」をやりながら人生の終局へ向かう「者」です。
儀式嫌い組織嫌い。ま、なんとか貫いてきたかな。
そんな爺さんです。夫婦足並みをそろえて。

★大岡 信さんの「折々のうた」から引用します。

少数にて常に少数にてありしかばひとつ心を保ち来にけり  土屋文明
『山下水』(昭23)所収。明治23年生まれの現代歌壇の最長老。昭和時代の短歌全体を通じ、時代に対する批評眼の鋭さにおいて抜群の歌人である。この歌は敗戦直後、群馬の疎開地での述懐。背景には当時の人心の動揺、自信喪失、右往左往の現実があった。「ひとつ心」を自分が保ってこられたのは、数をたのんで押し渡るごとき生き方と、常に絶縁して生きてきたからだという。静かで強い意志の姿がある。

私の生涯の座右銘。なんと昭和23年に詠まれたもので、私は昭和23年生まれなんですよ。
奇遇というのかなぁ。常にこの歌とともに生きてきました。

★14日のいくつかの新聞から部分引用とリンクを。どうぞ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2019011402000154.html
東京新聞(2019年1月14日)

筆洗
 「君たちには無限の可能性がある」-。成人の日である。新成人に日本中でこの言葉がかけられているかもしれない▼門出を祝う日に水を差すつもりは毛頭ないが、脚本家の山田太一さんはこの「無限の可能性がある」が苦手だそうだ。「大人が若者を無責任に励ましているようで本当にいやな言葉だと思います」とまでおっしゃる・・・その言葉は失敗した人に向かって無限の可能性があったのに「その分の努力が足りなかった」と言うのと同じではないかとおっしゃる・・・▼何か別の門出の言葉をと探せば心理学者の河合隼雄さんが「大人であるための条件」をお書きになっていた。「単純に他人を非難せず、生じてきたすべての事象をわがこととして引き受ける力をもつこと」だそうだ▼・・・

https://mainichi.jp/articles/20190114/ddm/001/070/142000c
毎日新聞(2019年1月14日 東京朝刊)

余録
大人になるとはどんなことか…
 大人になるとはどんなことか。・・・詩人の茨木(いばらぎ)のり子に<大人になるというのは>で始まる詩がある。すれっからしになることだと考えていた自分が、立ち振る舞いの美しい、すてきな女性に出会う▲詩は続く。<そのひとは私の背のびを見すかしたように なにげない話に言いました 初々しさが大切なの 人に対しても世の中に対しても 人を人とも思わなくなったとき 堕落が始るのね-->▲その人は新劇の名女優、山本安英(やすえ)。・・・▲73歳の時の詩集「倚(よ)りかからず」の表題作がある。できあいの思想、できあいの宗教、できあいの学問、いかなる権威--いずれにももはや倚りかかりたくないと茨木は言う▲詩にはこうある。<ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい じぶんの耳目 じぶんの二本足のみで立っていて なに不都合のことやある>。・・・

倚りかからず(茨木のり子)
 倚りかからず
 もはや
 できあいの思想には倚りかかりたくない 
 もはや
 できあいの宗教には倚りかかりたくない
 もはや
 できあいの学問には倚りかかりたくない
 もはや
 いかなる権威にも倚りかかりたくない
 ながく生きて
 心底学んだのはそれぐらい
 じぶんの耳目
 じぶんの二本足のみで立っていて
 なに不都合のことやある
 倚りかかるとすれば
 それは
 椅子の背もたれだけ

「倚りかからず」筑摩書房刊より

背筋がまっすぐに伸びた美しい姿勢の生き方に、心底打たれます。
「大人になるというのは」と書きだす詩は

汲む
 ―Y・Yに―

という詩です。
検索してみてください。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13848108.html

朝日新聞デジタル 2019年1月14日05時00分

(社説)成人の日に 思考の陰影感じる世界へ
 新成人のみなさんに、見てもらいたい風刺画がある。
 黒と白の真ん中に引かれた、グレーの細い線。「怒りの時代に、ニュアンスある議論へ与えられた空間」(The space for nuanced debate in an era of outrage)だという。
 作者は、30年以上のキャリアを持つオーストラリアの人気風刺画家、キャシー・ウィルコックス(Cathy Wilcox)さん。昨年9月にツイッターに載せると、すぐに1500回近く「いいね」された。
 「ニュアンスある議論」とは、何だろう。
 あなたの意見に共感はできないが、意図するところは理解する――。そんな結論に至ることができる意見交換だと、ウィルコックスさんは話す。
 ・・・
 そう、世の中は、白黒だけで成り立っているわけではない。

 ■SNS時代の議論
 ・・・
 名古屋大学大学院の大平英樹教授(感情心理学)は「SNSでは、同じ意見をほめ、異論は遮断できる。これを続けていると、異質のものを想像したり、中長期的に感情を制御したりする機能が低下するという考え方がある」と話す。
 会って意思の疎通をするとき、相手の考え方は言葉だけでなく、口調や表情、しぐさなどからも判断できる。会ってみたら悪意はないとわかった、ただ自分とは違う価値観を持った人だった、というように。
 スマートフォンやパソコンの画面だけを通じたやりとりだけでは、十分にはわからない。時にはスマホから顔を上げて真っ正面から向かい合い、触れてみよう。怒りや嫌悪の裏にある、何十、何百もの陰影に。
 ・・・

 ■違いを超えて対話を
 ・・・
 ニュアンスある世界へ、ようこそ。

紛争・戦争の終結後に、「敵」だった人と直接接してみると「なんだおんなじ人間なんだ」と、わかる、ということがずっと繰り返されてきたんです。

あおられないようにね。時々「そっぽ向いて」みましょうよ。
みんなが同じ方向を向くなんて異常・異様なことなんだから。

ニチニチソウ

1209_11nitinitisou_2 2018.12.9

今シーズン最後の花となりました。
素敵なお洒落しています。
派手さはあまりありませんが、可憐な佳い花です。
次のシーズンも楽しませてくれるでしょう。今は、ゆっくり、休んでください。

ホオズキ

1209_4hoozuki 2018.12.9
ずっとそのまま見ていたら、こうなりました。
なるほどねぇ。中の赤い実は知っていますが、放置するとこうなるのか、と、知りました。
ちょっと珍しい状態を見たな、という気分でした。

キョウチクトウ

1209_10kyoutikutou 2018.12.9
季節の進行がなんだか変だ、キョウチクトウがつぼみを作った、ということはすでに書きました。

どうなるんでしょう?
1226_18kyoutikutou 12.26
年末にもこの姿。

0108_7kyoutikutou 2019.1.8

新年に入って、さすがに「張り」を失ってきたかな、と感じます。
いくらなんでも咲くのは無理だよなぁ。一年で一番寒い時期なんです、ここからが。
おそらく、咲くことなしに終わるでしょう。
見続けます。

コダカラソウ

1209_3kodakarasou1 2018.12.9
ガレージの端に置いてあるコダカラソウ。つぼみがついたぞ。
1209_3kodakarasou2
まだ当分咲きそうにはない。
この写真の撮影時は気づいていなかったのですが、左右に開いたつぼみの茎の下に、細い葉があるのです。

0104_3kodakarasou1 2019.1.4
つぼみに気づいたのはてっぺんの部分でなのですが、直立した茎から出る葉の付け根につぼみがついています。腋というのかな。

0104_3kodakarasou2

拡大しました。腋芽といっていいのかどうか、なんだか判然としませんが、つぼみが出るようです。
冒頭の写真の2枚目。葉よりつぼみの茎の方が大きくなってしまっていますが、つぼみの茎は葉の付け根から出ていたわけです。
0105_21kodakarasou1 1.5
さらにうっかり見逃していましたが、きれいな十字対生なんですね。
何とか十字対生の状態をわかりやすく撮りたいと狙いましたが、どうでしょう。
https://kotobank.jp/word/%E5%AF%BE%E7%94%9F-91463

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
対生 たいせい
二枚の葉が一つの節につく場合、これを対生あるいは対生葉序という。茎の軸を中心にして、節ごとに直交する方向に葉が二葉ずつつくのが普通で、これを十字対生または十字対生葉序という。[原 襄]

0105_21kodakarasou2
葉の方が大きくて、腋からでたつぼみが小さい状態
0105_21kodakarasou3
葉とつぼみの関係に注目。
0105_21kodakarasou4
葉がもうつぼみの茎に圧倒されていますが、ちゃんとあることはあるんですね。

さて、いつ開花するか、2月か3月か、じっくり待ちましょう。

ストライガ

12月の新聞でストライガという寄生性の植物についての記事が載っていました。

「魔女の雑草」撲滅に期待 琵琶湖に小さじ1杯で…(朝日新聞デジタル 2018年12月14日05時29分)
 アフリカで穀物の生産に大打撃を与え、被害額が年間1兆円とも言われる寄生植物「ストライガ」の撲滅につながる分子を、名古屋大の研究チームが開発した。14日付の米科学誌サイエンスに発表する。
 ストライガはトウモロコシやキビなどイネ科の穀物の根に寄生し、栄養や水分を吸い取って枯らせてしまう。「魔女の雑草」と恐れられ、サハラ砂漠以南の国々で3億人の生活に影響しているとされる。
 土屋雄一朗特任准教授(植物生理学)らは、ストライガの種は養分をほとんど蓄えておらず、発芽から4日以内に寄生できないと枯れてしまうことに注目。近くに穀物があると勘違いして発芽の合図となる「ストリゴラクトン」という分子をまねた人工的な分子の開発に取り組んだ。
 1万2千種類の分子で実験して発芽を促すものを見つけ出し、さらに改良して「SPL7」という分子を開発。「琵琶湖の水量に小さじ1杯分」というきわめて薄い濃度でストライガを発芽させる一方、穀物の成長には影響しないことを確かめた。研究チームは来年、ケニアの農場で試験を始める。
 チームは「農業被害を起こす別の寄生雑草を殺す薬も、同じ方法でつくれるのではないか」としている。
 論文はウェブサイト(http://science.sciencemag.org/lookup/doi/10.1126/science.aau5445)で読める。

話の内容は読めば「ふ~んそうなのかぁ」と、わかるのですけれど、「え~、そんなぁ」ということがありまして。

★「琵琶湖の水量に小さじ1杯分」って、ホントかよ。
琵琶湖の水量を検索したら
2.75×10^10 立方m くらいだそうです。

1立方mは 10^6立方cmですので
2.75×10^16 立方cm となります。

1立方cmを10^3mL とすると
2.75×10^19 mL
というのが、琵琶湖の水量のmLでの見積もり。

本当は質量、あるいはモルで扱うべきですが情報不足ですので、液体であって体積で扱うとしてしまうと
小さじ1杯は5mL として
小さじ1杯を琵琶湖に溶かした濃度は
5 / (2.75×10^19) ≒ 2×10^(-19)

10^(-18)がアト (atto)です。
そんな接頭辞を使ったことはないなぁ。
時間測定の方で「アト秒」というのを耳にすることはありますが、濃度ではなぁ
ホントにそんな稀薄な濃度で、効果があるんですか。なんだか想像を絶する話です。

よくわかんないなぁ。

★東京新聞で得た話

筆洗(東京新聞 2018年12月16日)
 吸血鬼ドラキュラの弱点はニンニクと十字架だったが、東欧アルバニアに伝わる、女の吸血鬼の弱点はちょっと変わっている。豚の骨で作った十字架と血に浸した銀貨だそうだ。この吸血鬼、名をシュトライガという▼伝説によると蛾(が)や蠅(はえ)に変身して村人の血を吸う。生まれついての吸血鬼ではない。子どもをなくして邪悪な心を持つようになったと聞けば、気の毒な身の上でもある。ルーマニアではストリゴイ。英語名はストライガである▼アフリカの人々を苦しめる雑草にその名がついているのはトウモロコシなどの作物に寄生し、養分や水分を奪い、枯らしてしまうためだろう。憎き吸血鬼もこれまでか。名古屋大学の研究チームがこのほどストライガ退治の新薬開発に成功したという▼写真で見れば、ピンク色の花がなかなか愛らしいが、除草剤も効かぬ強敵。アフリカを中心に年間一兆円規模の被害をもたらしている▼・・・

そうなんだ、ストライガって女性の吸血鬼だったんだ。いろんな伝説があるものですね。
この記事がなければ、わざわざストライガの由来を自分で調べることもないし、知らずに通りすぎたことでしょう。

ホーム柵の影:アナレンマ

★1
↓昨年の記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/post-94ea.html
2018年11月26日 (月) ホーム柵の影

本屋散歩に行くときに東急多摩川線沼部駅から乗車します。9:52の電車に乗ると、蒲田には10時ちょっと過ぎになり、東急プラザが開店していますのでのんびりと本屋散歩ができる。
上のリンクの記事では、11月3日の写真を掲載しています。
再度下に↓掲載しましょう。
1103_4saku1 11.3
影がホームとなす角度がわかるのと、縦棒の結構広い間隔が影ではすごく細くなることがわかります。
1103_4saku2
影では棒のすき間が本当の隙間よりとても狭くなっています
Numabe
駅のところでの方位がわかるように入れた地図です。

光線の方向は、ほぼ北北西―南南東くらいでしょうか。
この日の9時50分頃のある瞬間、太陽がこの向きにいました。というだけの写真です。

ここまでが前回。

★2
その後も、本屋へ行くときに思い出せば写真を撮りました。
1224_2kage1 12.24
測ったわけではありませんが、影の隙間が狭くなった気がします。
1224_2kage2
いかがでしょう?
私の頭の中に混乱がありまして、24日は冬至を過ぎたばかりなので、「今が一番狭い時期かな」などと思ってしまいました。太陽高度の問題とちゃんと区別して考えていなかった。

★3
0105_10saku_kage 1.5
新年最初の本屋散歩。あれぇ!影の隙間がほとんどなくなってしまいました。
そうか、太陽高度の問題じゃないんだ、一定時刻における太陽の方位の問題なんだよな、間違って考えてたぞ。
隙間が細くなったということは、影が西の方へ動いたということです。とすれば「定刻9時50分」における太陽の位置が西から東へ動いている、ということですね。
そうだ、日時計関連で、太陽の位置が8の字を描くというのがあったっけ。
そこまでは思い出しましたが、言葉が出てこない、グノーモンというのは日時計の方の話だしなぁ、なんだったけ?

「日時計 8の字」でアンド検索をかけたらわかりました「アナレンマ」です。
ホーム柵の影を9:52ころに撮影し続けるというのは、太陽の高度ではなく、アナレンマにおける太陽の東西の動きを観察していた、ということですね。

グーグルで検索したらトップに掲載されているサイトにセキュリティソフトの「?」マークが表示されましたので、私がお勧めするサイトをご紹介することにします。

http://www.hoshitabi.com/diary/140104/analemmma2014.html
太陽の1年間の動き アナレンマと二十四節気

設定日時:2014年 12時00分
場所:135゚00'E 35゚00'N
地上風景:名古屋市科学館から南方向
ステラナビゲータ ver.9 - アストロアーツ で作成しました。

ここの図がわかりやすいと感じました。
下に去年から今年の、立冬などの日を書きます。

立冬 11. 7
冬至 12.22
小寒  1. 6
立春  2. 4

たまたまなのですが、立冬・冬至・小寒のごく近くの日に駅で影を撮影したのですね。面白いことです。
上のリンクしたサイトの図によりますと、立春のころに太陽は一番東になるようです。
いつも土曜日に本屋散歩に行きますから、2月2日の土曜日が晴れていれば忘れずに写真を撮ろうと思っています(今、現在は。なにせ高齢者のこと、すぐ忘れますので保証できませんが)。柵の影はどんな様子になっているでしょう。

アナレンマについてここではあまり踏み込みません。
下の参考サイトをお読みください。
↓国立天文台のHPです。
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C6FCA4CEBDD0C6FEA4EAA4C8C6EEC3E62FA5A2A5CAA5ECA5F3A5DE.html
アナレンマ

毎日同じ時刻の太陽の位置をたどっていくと、8の字形の軌跡を描きます。
・これをアナレンマ (Analemma) といいます。
・季節により太陽の南中高度や南中時刻が変化することを反映するものです。

↓ここも分かりやすく詳しいサイトです。
http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0553.htm
太陽の描く曲線、アナレンマ

初雪が降りました

1月12日の10時半ちょっと前、部屋にいたらなんだか「音」がする。雨音にしてはパリパリした感じだが何だろう?と外を見たら、雪が降っていました。
0112_1hatuyuki 2019.1.12
カメラの時計では10時26分の撮影です。
ふわふわした雪ではなく、小さな氷混じりの「みぞれ」かな。
かなりの勢いで、10分か20分、降っていましたが、すぐにやみました。
報道では「都心で10時40分ごろ初雪を観測」といっていましたから、当地、大田区の南部ではすこし早目にちらついたということでしょう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%99

地上の気温が0℃以上でかつ上空1500mで-6℃以上-3℃未満のときにみぞれとして降ってくることが多い。雨が雪に変わるときや、その逆のときによく見られる。 みぞれは気象観測の分類上は雪と同じ扱いとして記録される。 例えば、雪より先にみぞれが初めて降ったときは、それが初雪となる。 ちなみに、雨が凍ったり雪が一部溶けて再び凍ったりするなどしてできた霰(あられ)が降ることがあるが、あられが降っているときは、雨と雪が降っていても天気記録はあられとなる。

気象庁が「初雪」と発表したようですから、「あられ」ではなく「みぞれ」だったのでしょうね。
音としては氷の粒が入っていたと思うけどな。

平年より9日遅かったそうです。
昨シーズンの初雪はよく覚えています。年末、大晦日の日曜日、スーパーが通常より1時間早く9時開店だというので、車で出かけて行って、3階の駐車場にとめてエレベーターで売り場に降りてきたら外が真っ白。わ、初雪だ!と安売りよりも初雪撮影に走ったのでしたっけ。積もらなかったけれど、目の前の空間が真っ白でしたっけね。
今年の初雪は「白い」という感じよりもやはり「音」が印象に残りますね。

2019年1月11日 (金)

ナミテントウ・ニジュウヤホシテントウ

1208_15namitentou 2018.12.8

ナミテントウとしてはほぼ標準的な姿。バリエーションが豊かで判断に困ることも多いのですが、この姿ならまず間違いないと思います。

1220_11namitentou 12.20

最初の写真の模様とは異なりますが、これもナミテントウ。
↓このサイトが詳しい。参考のため是非ご覧ください。
http://nemutou.fc2web.com/namitento/namitento.html
ナミテントウの斑紋について
1221_8nijuuyahositentou 12.21
ニジュウヤホシテントウだと思いますが。オオニジュウヤホシテントウと識別できてはいません。ま、どっちかですが。
これはナス科植物を食害するので嫌われます。
念のため申し添えますが、ナミテントウは幼虫も成虫もアブラムシを食べます。間違いのないように。

コギクにて

1208_12usumonmidorikasumikame 2018.12.8
色合いの違う2匹が画面に納まりました。
カメムシですから、蜜を吸うというよりは、維管束から汁を吸っているのだと思いますが、とにかくこのコギクの花が大好き。葉や茎で見ることはまずありません。「好み」というものがあるんですねぇ。面白い。
1208_13hae
ハエの種の同定にはチャレンジしません。お手上げです。ハエがいました、とだけご報告します。
1208_14himehirataabu1
ヒメヒラタアブ。舐めるタイプの口なので、やはり舐めているのでしょう。

1208_14himehirataabu2
ここまで近寄れました。小さくてかわいいアブです。成虫で越冬するのでしょう。気温が少し上がれば活動します。タフですね。

コギク

1208_11kogiku1 2018.12.8
筒状花(管状花)の中に、舌状花が紛れ込んだというか割り込んだというか。
こういうこともあるんだな。
1208_11kogiku2
他のところでも見かけました。意外とちょくちょく起こることなのかもしれません。

ふ~ん。
心不在焉 視而不見 聴而不聞
これを地で行ってますね。

ハマヒサカキ

1208_5hamahisakaki1 2019.1.5
駅からの帰り道、自宅近くのマンションの植え込み。
ハマヒサカキの実に気づきました。これは前のシーズンの花からの実です。1年かけて熟すそうです。
1208_5hamahisakaki2
今シーズンの花がいっぱい。
1208_5hamahisakaki3
透明感のある蝋細工のような感じの花です。
とても可憐な花なのですが。芳香とは言い難い香りを放つ。くさい、というほどでもないのですけどね。
都市ガスは無臭なのですが、ガス漏れが起きると危険なので敢えて悪臭をつけてあります。あの匂いに似ている。
この花の匂いを感じて、ガス漏れ事故じゃないかという通報があることもあるとか。
近くの花にも気を配ってください。

https://matsue-hana.com/hana/hamahisakaki.html
ハマヒサカキ(浜姫榊)

黄色い電車

0105_12densha1 2018.1.5
今年最初の本屋散歩へ。ホームに入ってきた電車が黄色い電車。
わぁ、とカメラを向けて、間に合いました。
正月早々縁起がいい。元日、二日と家の前を走る黄色い電車を見ましたし。
五日は黄色い電車に乗れました。
0105_12densha2
蒲田駅で皆さんが降りていく中、最後尾になりまして、ちょっぴり車内撮影。
車内の照明が赤っぽいのです。蛍光灯ではなく白熱電球をイメージしているのですね。そいうい色のLEDだそうです。
吊り手は木製。室内全体も木目調。吊り広告も面白かった。
0105_12densha3
不鮮明でしたが、この電車の来歴。
0105_12densha4
蒲田で降りてもう一回。
爺さんのワタシが写真を撮っている脇で、男の子が喜んでお父さんが写真を撮っていましたよ。
この電車、人気があります。

梅開花

0105_7ume1 2019.1.5
買い物帰りの散歩をしていた妻の撮影。
梅が咲いてたわ!
紅梅が何輪か開花。早いですね。
0105_7ume2
もすぐ咲きそうなつぼみもいっぱい。
待ち遠しい。

0105_13ume

この日、私は蒲田へ今年初の本屋散歩へ。帰りがけ、六郷用水の水車のところへ寄ってみましたが、まだ梅は咲いていませんでした。ずいぶん膨らんでいます。開花もそう遠くはないでしょう。

ダイヤモンド富士

0104_14diamondfuji 2019.1.4
TBSから。こういうダイヤモンド富士もあったんですね。これはきれいだ。

0105_9mifujibasi 1.5
「見えなかった富士」
変な題ですね。買い物に出た妻が、そうだこんな天気のいい日は富士山が見えるだろう、とちょっと足を延ばして美富士橋へ行ったのだそうです。そうしたら、こちらはきれいに晴れているのに、富士山はかすんで見えなかったのだそうです。
ちょっと意外。新幹線を撮ってきたわ、と。撮り鉄さんがよく来ているのはこういう写真が撮れるからです。

↓実は、去年のブログでこれまた不思議な写真を紹介していまして。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/post-52a6.html
2018年12月18日 (火) 富士山

実はこの日の東京は昼間ずっと曇りだったんです。
雲量は10近く、日照時間もごく短時間。
なのに、富士山が見えた。
短時間、雲の下の空間が澄んでいたということでしょうね。
撮影した本人も、なんだか変な感じがしたわ、と申しておりました。
普通、快晴の日に見えるんだけどなぁ。

曇っているのに、雲の下が澄んでいて富士が見えることもある。
今回のように、晴れているのに、富士のあたりだけ雲に隠されていることもある。
いろいろあるんだなぁ。

2019年1月10日 (木)

ウスモンミドリカスミカメ

0102_9usumonmidorikasumikame1 2019.1.2
コギクの開きかけの花にいました。
翅の間に、少し長く明るいものが見える、と思ったのです。
終齢幼虫で腹部背面が光っているのかな、と思ってそっと近づくと。
0102_9usumonmidorikasumikame2
成虫でした。翅の透明な部分の中心線当たりの山になったところが日光を受けて光っているのですね。
0102_9usumonmidorikasumikame3
上の方にツマグロキンバエがいましたので、ピンボケですが一緒に写しておきました。記念写真。
0102_9usumonmidorikasumikame4
別の花に、幼虫がいました。色が少し褐色がかっています。終齢幼虫のように見受けます。
今のこの時期に、卵から孵化・成長・羽化するのでしょうか。すごい昆虫ですね。
もうすぐコギクだって終わっちゃうよ。

ツマグロキンバエ

0102_8tumagurokinbae 2019.1.2
ね。コギクに行くとハエ目昆虫がいる。

0104_8tumagurokinbae 2019.1.4
花の外向きに向きを変えて体の手入れのようです。結構頻繁に前脚や口を掃除します。
0104_9tumakinkigosi
右にキゴシハナアブ、左にツマグロキンバエ。
ハエ目昆虫は、今も「ぷんぷん」飛びかい、花に潜っています。

ノゲシ

0102_5nogesi 2019.1.2
ノゲシの仲間だと思うのですけど。
冬なんだけどな。
陽射しに輝いていました。線路柵の中に2、3株あります。
今年は秋の草刈りがなかったせいかな。できれば成虫越冬の昆虫たちも無事でいてほしいと思っています。

カランコエ

0102_3kalanchoe 2019.1.2
これは園芸店で購入してきたもの。

家にもともとあるカランコエは元気に茂っているのですが、うまく咲かせることができなくて。

で、園芸品は早く咲くように手をかけているのでしょう。ずっと咲き続けているし、つぼみもいっぱい。
この色合いで玄関前を明るくしてくれています。

ゼニアオイ

1214_12zeniaoi 2018.12.14
タチアオイが咲いて、ゼニアオイが咲いて。梅雨も明けてタチアオイの花が終わり、ゼニアオイの花はまだ咲き続けて秋に入るまで咲く。という感覚なのですが。

1227_15zeniaoi2 12.27
花はずいぶん小振りになりましたが咲き続けているんですよ。

0102_6zeniaoi 2019.1.2
年を越してもまだ咲く。←この言葉、この冬は何度も書くはめになりました。
なんだか変だと思うんですけどね。

ムラサキカタバミ

0102_2murasakikatabami 2018.12.30
天気が悪かったり、午前の早目だったりすると閉じているんですね。で、何度も、とうとう終わったか、と思ってしまうのですが。昼から暖かくなるとまた開くのです。強い陽射しを受けて、影もくっきり。

1230_9murasakikatabami 2019.1.2
いつまで咲いてくれるのかな。
花期の長い花ではあります。春早くから秋遅くまで。
でもなぁ、年の瀬から年をまたいで正月まで、咲くかなぁ。いや咲いてるんです。実際。
すごいことです。

ユリオプスデージー

0101_2_5euryops 2019.1.1
年は越しましたが、花としての姿を保てたのはここまででした。
この後、ぎゅっと閉じてしまいました。
今季は2輪だけでしたが、次の季節に期待しましょう。
草ではなくて、常緑低木ですので、株が成長を続ければどっしり大きくなると思います。

2019年1月 9日 (水)

アブたち

1207_11abu1 2018.12.7
花はノゲシの仲間でしょうか。
手前はナミホシヒラタアブだろうと思いますが、向こうにいるのが何か、よくわかりません。
1207_11abu2
手前のはこれ、ナミホシヒラタアブでいいだろうと思いますが。
1207_11abu3
向こうのがこれ。この顔には見覚えがあるような気がするのですけど。
種の確定はできません。
1207_13kigosihanaabu
これはそばのコギクにいたキゴシハナアブ、まずまちがいない。

複眼のまだら模様を見てそう思います。翅が少し傷んでいますね。ま、そりゃそうだ、長く生きれば体も傷む。ヒトである私もまた。
ハエ目昆虫はタフです。遠からず花がなくなりますが、どうするのかなぁ

モミジバルコウ

1207_9momijibarukou 2018.12.7
ほら、また。
周囲に見えているのはヤノネボンテンカです。この花はそれなりに長く咲き続ける、とは思っていますが。
そこに潜り込んだモミジバルコウが12月に咲いてしまった。アサガオの仲間なんですよ。
困った。

ムラサキツユクサ

1207_8murasakituyukusa 2018.12.7
これも「順」ではないなぁ。
「今」この花ではないよなぁ。
こちらがそういうことに敏感になってしまっているのかな、そんな気もしないではないけど。
がんばりすぎないでね。

クルミ

1207_7kurumi 2018.12.7
他の大部分の枝はもう葉を落として裸になってしまったのに、台風の後に出てきた新芽がまだ緑を保っているのです。
こういう枝が2、3本あります。このまま緑で冬を越していくのか、それともいったんこうなったけれど、やっぱり枯れるのか。
分からないままです。「不順」だな。

ウスモンミドリカスミカメ

1204_11usumonmidorikasumikame 2018.12.4
ウスモンミドリカスミカメについてはまだまだ書くことになると思います。
なにせ、コギクの花に行くと、ハエ目昆虫とこのウスモンミドリカスミカメにほぼ確実に会えるんです。冬でも。
上の写真ではコギクのつぼみで吸汁していました。
花で見ることが多いので、おやっと思って撮影したわけです。
小さいけど寒さに強い昆虫です。

ルリマツリ

1204_6rurimaturi 2018.12.4
狂い咲きというのか、返り咲きというのか。
ポツンと咲きました。

1208_7rurimaturi 12.8
結局、3輪咲きました。この3輪で今季は終了したようです。
しかしまあ、6月、7月というのが、この写真の株の花の時期だったと思うのですが。

「漢字一字」というのが流行りですが、二字で表現させてください。

2018年は「不順」でした。植物たちが大いに戸惑っているように思います。

イチョウ

1203_3ityou 2018.12.3
薄く緑を残していますが、こうなってくれると嬉しいですよね。
妻が買い物途中で撮影してきたものです。

1204_4ityou 12.4
これは我が家のそばのイチョウ。なんだかこう、枯れた色ですね。

1207_17mituzouin1 12.7
密蔵院のイチョウ。家のすぐそばなんですが、家の近くのものよりきれいな黄葉なのはなぜだろう。原因はよくわかりません。
1207_17mituzouin2
これは密蔵院の枝垂桜。
貫禄のある姿だな、と感じます。

2019年1月 8日 (火)

たなくじ

0102_tanakuji1 2019.1.2
鶴亀の方ではなく「つる」「嚙め」の方に注目。
私も古稀ですので、実際、呑み込む力の衰えはひしひしと実感しています。
なにより「むせやすく」なりました。
誤嚥に注意!
誤嚥性肺炎って身近なんだな、というのが実感。
正月に餅をのどに詰まらせる事故が多発。それは高齢者が圧倒的に多い。
若い方でもね、つきたての「餅を飲む」ような食べ方は危険だし、おしゃべりしながらの食事は要注意ですよ。食事は楽しく。でも、嚙むという行為は丹念に。
そうして「吉を呼び込ん」でください。

ジンチョウゲ

0101_2_11jintyouge 2019.1.1
徐々に、ゆっくりゆっくり、でも着実に膨らんできます。
ふと気づくと変化がぐんと迫ってくる。
2月には咲くのかな。日当たりのいいところに置いてあります。
ゆっくりでいいよ。

ホトケノザ

1209_5hotokenoza2 2018.12.9
この季節ですからね、開放花を咲かせても花粉媒介昆虫はあまりいないし、閉鎖花で終わるだろうとは思っています。

1209_5hotokenoza3

でもまあぽっちり赤紫を見せてくれてうれしい。

0101_2_9hotokenoza_2 2019.1.1

年を越して、元気いいですよ。やがて2月かな、開放花も見せてくれるでしょう。
春の七草のホトケノザは上の写真のようなシソ科のホトケノザではありません。
キク科のオニタビラコかコオニタビラコでしょう。それも冬越しのロゼットの形のもの。
ロゼットは丸い「座」の形ですから「仏の座」となったのだと思います。
昨日、1月7日は「七草粥」だとTVなんかは騒いでいましたが、これは旧暦でやってほしいな。
今、太陽暦の1月7日では、自然に育った七草がそろうわけがないでしょう。
新暦2月5日が旧暦の1月1日、旧暦の1月7日は新暦の2月11日ですよ。その頃になれば「春の七草」もそろうかもしれませんね。今はそろうわけがない。のに、七草を売っている。ということは温室栽培か何かで「不自然」に育てたんだ。自然の進行を楽しむことになっていませんね。エコじゃない気もするし。こういう行事は旧暦でやってください。

ランタナ

0101_2_7lantana 2019.1.1
これも元日の午前。ランタナはまだ花を咲かせてはいますが、それももうそろそろ終わりのようです。「勢い」がなくなってきました。この後いったん、葉を全部落として、枯れた棒の集合みたいになるはず。大丈夫かなと見ていると、また復活してくる。
チョウやガやハチなどいろいろたくさんの昆虫たちがこの花に来てくれるので、私共は大いに助かっています。
チョウ好きの方にお勧めの花です。

八重桜・南殿

0101_2_6naden 2019.1.1
元日の午前9時ごろ。庭に出たら、南殿が輝いていました。
いつもの昼の散歩だとこの光線にはなりません。方位と高度が朝に特有。ちょうど南殿を照らしてくれたのです。
冬芽がいっぱいついていますので、季節には華やかになるのではないかと期待しています。

タマサンゴ

1223_1tamasango 2018.12.23
お、色づいてきた。

1228_16tamasango 12.28
赤い実が並ぶかもしれないな、と期待していましたら。

0101_2_4tamasango 2019.1.1

無くなっていました。鳥が食べちゃったんしょう。スズメかな。ナス科の実を食べて大丈夫だったでしょうか。

1211_2manryou2018.12.11

たくさん実っていたマンリョウが。
0102_4manryou2019.1.2
消滅していました。
他に、庭の奥にあったナンテンの実も消滅。

赤い実を見つけると食べてしまうようですね。
ちょっとがっかりですが、まあ、仕方のないことです。

2019年1月 7日 (月)

部分日食

↓ここに月の影が地球上を動いていく動画があります。
http://www.ne.jp/asahi/star/kuro/tentai/corona/99a1.htm
1999.8.11 ヨーロッパ皆既日食

地上に降りた月の影が、ヨーロッパから西アジアへ駆け抜けました。

今回の2019年1月6日の部分日食で、衛星画像はないかな、と気象庁で調べたのですが。
20190106101000 201901061010
10時10分の画像ですので、もし月の影が写っていれば東京のあたりにあるはずなのですが。
部分食だからでしょう、ちょっと月の影は見えないようです。ザンネン。
東京湾のあたりを見ていただくと、雲の線が東京の南の方にかかっているような。
私共、地表人としましても、この時間ぎりぎりだったのです。やっと部分食が見られた、よかったよかった、と。
気象庁のサイトへ行ったついでに、昨日の10分ごとの気象データをエクセルにコピーしまして、日照のグラフを作ってみました。
20190106nissyou
日の出が6:51で日の入りは16:42でしたので、その間が日照が観測される時間です。
7:40から10:50の間に日照が観測され、その両側は日照時間がない。
で、日食の方ですが東京では
食の始まりが8:43、最大食は10:06、食の終わりが11:36だったのです。
なんと!日食のピークの時間だけ、天は「雲の窓」を開けてくれたようですね。
感謝、かんしゃ、カンシャ。

日食を観測したというので、出初式やスカイツリーなどと一緒の写真が新聞に掲載されましたが、私が気づいたような、「雲の窓が開いていた時間」ということに言及した記事は見かけないようでした。東京では雲が多かった、日食の時はよい具合に晴れ間が出た、というのは事実ですから、伝えてもよかったんじゃないかな。
で「みなさん、よかったですね」と。
報道ってそんなところにも気を配ってほしいな、と思います。

↓この記事に「日食がいっぱい」という写真も載せてありますのでご覧ください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-27ae.html
2012年5月21日 (月) 金環食:2

トキワハゼ

1216_2tokiwahaze1 2018.12.16
春から秋にかけて、鉢などに出現することの多い植物。
ベランダのプランターに咲いていました。遅くまで咲いているね、というのか、もう咲き始めたのかい、というのか。どちらが適当なのかはよくわかりません。
1216_2tokiwahaze2
よく見ると、かなり咲いています。この季節にね。不思議な気がしました。

オーシャンブルー

1208_1oceanblue1 2018.12.8(土)
琉球朝顔ともいうようで、アサガオなんですけど、多年生で成長力がものすごい。
そして、東京でなら冬に入っても咲き続ける。大体年内いっぱいですけど。
1208_1oceanblue2
高いところでも咲いていたので、上を向いてシャッターを切ったら、画面を鳥が横切っていきました。たまたま、一瞬の偶然でした。

1224_3oceanblue 12.24(月)
年末の本屋散歩の帰り。さすがにもう終わりのようです。
後ろからの光で輝いているのを見つけて撮影。
1月5日(土)に新年の本屋散歩に行きましたが、もう咲いていませんでした。
また、夏になったらね。

白い椿

1203_2tubaki1 2018.12.3
密蔵院の白いツバキです。
純白というのも比較的珍しいかな。黄色い椿もあると聞いたことはありますが見たことはありません。
1203_2tubaki2
花の形としては標準的。
私共の行動範囲には紅白まだらに咲く椿がありますので、季節にはまたお目にかけます。

サザンカ

1202_8sazanka 2018.12.2
12月の初め、これは何の変哲もないサザンカの花。

1229_13sazanka 12.29
年末。ちょっと朱色がかったような鮮やかな色の花が咲きました。

1231_11sazanka1 12.31
大きく開いたら色の感じは普通になりましたが。
花に近づくと、あれ?なんだか変だぞ。オシベが八重化しているんじゃないか。
1231_11sazanka2
どう見ても、オシベが花弁化してますね。

0102_10sazanka 2019.1.2
年を越しても特段の変化はありません。右の方の八重化した花弁は一部が赤くなっています。写真ではあまりはっきりしません。

0104_10sazanka 1.4
花がしぼみ始めているのですが、覗いてみたら昆虫が見えました。アリだろうと思いますが、確認はできませんでした。
貴重な蜜源を見つけたのでしょうから、邪魔はしたくありません。

↓サザンカのシーズン初めの頃の記事。八重化に言及しています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-28ab-1.html
2018年10月29日 (月) サザンカ

この花を見てちょっと悩んでいるのですが、何かというと。
ちょっぴり「八重化」してませんか?
オシベの変形でしょうが、葯ができずに、小さな花弁状のものに変化しているような気がする。
今まで気づいていなかっただけに、当惑しています。これから咲く花もじっくり見ることにしましょう。

この記事の後、八重化現象を見ることはなかったのですけれど、サザンカのシーズン終わり近くになって、また八重化を見てしまいました。どういうことなのかはよくわかりません。

部分日食

昨日の部分日食、ご覧になったでしょうか。
東京の大田区南部では朝起きたらどんよりした曇り。9時半ごろから雲にすき間ができ始めましたので、買い物に出る前に少し観測できました。「天の恵み」といえるかもしれません。
↓アメダス記録から。10時からの1時間はフルに日照がありましたが、その前後はあまり晴れてはいませんでした。
時刻 日照時間
8    0.5
9     0.6
10    1.0
11    0.6
12    0.0

0106_1nissyoku0 2019.1.6
午前9時半頃の空です。こりゃだめだと思ったのですが、隙間から時々太陽が顔を出してくれました。

0106_1nissyoku2
紙を折って、角を鋏で切り、穴を開け、これを使ってピンホールカメラにしました。
0106_1nissyoku1
いい垂直面がなくて、石に投影。
画面中央に、上下左右が逆転した太陽がぼんやりと写っています。下に欠けた部分があって、実際は上の方が欠けているのです。

0106_1nissyoku3
日食用のビュワーをカメラの前にかざして撮影したらこんな風に写りました。
10時前です。

0106_1nissyoku4 4
買い物を終えてスーパーから出てきたころ、10時半くらい。
カメラは手持ちでわいわいやってますので、垂直方向はうまく決まっていませんので、ごめんなさい、悪しからず。
スーパーのそばの公園では、三脚に天体望遠鏡をセットして観測している方もおられました。

0106_1nissyoku6
2009年の時の日食メガネ。
0106_1nissyoku7
2012年の日食の時の日食メガネ。
今回、カメラの前にかざしたのは、この2012年の時の日食メガネです。
私は腰が不安定でふらつきますので、上の部分日食の写真は妻が撮影したものです。ありがたいことです。

↓日食終了後の報道の一部を引用します。

3年ぶり部分日食、全国で 8時半過ぎから欠け始め(朝日新聞デジタル 2019年1月6日13時32分)
 3年ぶりとなる部分日食が6日あり、晴れ間が広がった地域では一部が月に隠された太陽が見られた。太陽は午前8時半過ぎから月に隠され始め、10時ごろに最も欠ける「食の最大」となった。その後、那覇では10時半ごろ、京都や東京では11時半ごろ、札幌でも12時までには元通りになった。次は12月26日に再び部分日食がある。
 ・・・
 国立天文台によると、各地の欠け始め、食の最大、欠け終わりの時刻はそれぞれ以下の通り。
 那覇=8時50分、9時39分、10時32分
 福岡=8時38分、9時47分、11時4分
 京都=8時40分、9時57分、11時23分
 東京=8時43分、10時6分、11時36分
 仙台=8時44分、10時9分、11時42分
 札幌=8時46分、10時13分、11時47分

↓2012年の金環食の時のブログ記事です。
日食の原理などについて、図もいれてありますので、読んでいただければ幸いです。(記事中の新聞記事などへのリンクは切れているものが多いようです)
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-26b4.html
2012年5月29日 (火) 金環日食:1

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-27ae-1.html
2012年5月29日 (火) 金環食:2

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-9cf7.html
2012年5月29日 (火) 金環食:3

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-cbf6.html
2012年5月29日 (火) 金環食:4

月食の時には「地球の影に月が入る」という表現をよく聞きます。
ならば日食では「月の影が地表に落ちる」といえばいいようなものですが、あまり聞きませんね。
上に引用したのと同じ朝日新聞デジタルの記事の一部です。

 日食は、地球と月、太陽が一直線に並ぶことで太陽が月に隠される現象。一部が隠される場合を「部分日食」、すべてが隠される場合を「皆既日食」という。月が遠くにあると太陽の中にすっぽり入り、リング状に輝く「金環日食」となることもある。

多様な見方を提示してくれるといいのにな。

★補遺:昨日1月6日の朔の時刻は中央標準時で「10時28分」でした。
★毛利衛さんと私共夫婦は同い年なのですが、小学校の上級生の頃に私は東京で、妻は奈良で、毛利さんは北海道で「同じ日食」を見たようです。妻も私も小学校の校庭で日食を見たという記憶を共通に持っています。多分、毛利さんも似たような経験だったと思います。
毛利さんはそこから宇宙への関心を強く抱き、長じて宇宙飛行士になったわけです。私共は同じ日食を見ましたが、地表にずっといます。

2019年1月 5日 (土)

日食のことを忘れていました!

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-4b64.html
2019年1月 4日 (金) 夜明けは遠い
↑昨日の記事ので

★付録:1月6日は「朔」です。
月の出は     6:46。         日の出が 6:51。
月の南中は11:49。太陽の南中は11:46。
月の入りは 16:52。    日の入りは16:42。
月と太陽が一日中、一緒に行動しています。

こんなことを書いたのに、日食を忘れていました。
月が先に出るのですが、南中は太陽の方が早い。ということは、途中で追い抜くんですね。
東京では10:06になります。
知識が頭の中でばらばらで、統一されていないということを、図らずも暴露してしまいました。
日食が起こるのは朔の日、なのです。(月食が起こるのは望の日です)

明日、天気がよかったら、観測してください。肉眼ではダメですよ。
紙に3~4mmの穴でもあけて「木漏れ日」というか「ピンホールカメラ」方式で観測するのはどうですか?

普段、土曜日はブログを休んでいますが、「緊急事態」なのでお知らせします。

↓国立天文台の解説です。見え方の図や、全国のデータがありますから、ぜひご覧ください
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2019/01-topics03.html
部分日食(2019年1月)

主な地点での日食予報
地名    食の始め       食の最大           食分    面積比  食の終わり
東京    8時43分49秒 10時06分01秒    0.421   0.299    11時36分32秒

2019年1月 4日 (金)

夜明けは遠い

冬至を過ぎまして、日の入りは徐々に遅くなってきています。(時刻は東京でのものです)
1月1日の日の入りは16:38。
一番早く沈んだ頃よりも、10分遅くなりました。
1月1日の日の出は6:50。そして
1月2日~13日の日の出は6:51なのです。
現在、一年で最も日の出の遅い期間に入っています。

友よ、夜明けは遠いのだ。耐えよ。

とまあ、何を大仰に粋がるのか。歳をとった全共闘世代です。

★付録:1月6日は「朔」です。
月の出は    6:46。         日の出が  6:51。
月の南中は11:49。太陽の南中は11:46。
月の入りは 16:52。    日の入りは16:42。

月と太陽が一日中、一緒に行動しています。

2018年の気温など

2018kion 気温
冬日が年内に一回だけきました。
2018heinensa 平年差
11月は暖かい月でした。12月に入っていったん下がりましたが、年越しは平年より少し高いくらい。
暖冬の時は関東は雪が降りやすい。
暖冬というのは、シベリア高気圧の圧倒的なパワーが不足の時なんですね。ですから日本列島の南岸を低気圧が通りやすくなる。そうすると関東は雨や雪になりやすい。
暖冬は怖いのです、私にとっては。冬は寒い方が助かる。もう雪かきをする体力も衰えてきたしなぁ、雪はまるっきりダメなんです。一歩も歩けなくなる。どうか、雪の少ない冬でありますように。
2018situdo 湿度
比較的湿度の高い秋冬だったと思います。
6月以降ずっと60%以上で推移し、10月過ぎてから急に乾燥するかと思いきや、年末は50%くらいでした。
2017_18situdo

比較のため、2017年と2018年の湿度のグラフを並べてみました。
2017年は40%くらいのところで新年へ入りましたが、2018年は50%くらいで年が終わりました。こうやってグラフで見ると、意外と湿っぽい冬のようでもあります。

イチゴ

1216_1itigo 2018.12.16
えっ?今、花?
寒冷を経験して春に花を咲かせるんじゃなかったっけ。
雨戸の外のプランターで、イチゴが咲いていました。一輪だけですけど。

1223_16itigo1 12.23
冒頭の写真の花は終わりに差しかかりました。
1223_16itigo2
すぐ近くにつぼみがある!
一輪だけ狂い咲きしたのではなく、続けて咲く気なのか。そうなの?

1227_23itigo 12.27
開きそう。

1229_16itigo 12.29
ほぼ開きました。はぁ、そうなのか。
でも結実は無理だよなぁ、と毎日眺めています。年を越した今も。

気温が低いと化学反応の速さは落ちます。ですから生命活動も低下してはいます。でも凍ってしまって細胞が破壊されない限り、ゆっくりでも生命を維持できる。そういう生き方をしています。恒温動物の私たちには想像できない生き方なのです。
でも、いきてるんだもん。

スイセン

1208_6suisen 2018.12.8
12月初めはこんな状態でした。

1223_2suisenniwa 12.23
庭の木の下の株。
1223_5suisenkaede
カエデの木の下の株。
開花の予兆。

1226_4suisenniwa 12.26
庭の株が開き始め
1226_5suisenkaede1

カエデ下の株はもうこんな。
1227_4suisenniwa 12.27
庭の株ですが、後ろ向きなので、反対側へ回り込んで、木の幹やら枝のすき間からしか写せません。そのため、暗い画像になりました。

1227_13suisensenro 12.27
線路柵下の株なのですが、みんな向こう向きに咲きます。正面姿は撮れません。後姿が輝いていました。

1231_4suisenniwa 12.31
大晦日。庭の株の花とつぼみ。新年へ向けて「貫く」姿です。

0101_2_18suisen 2019.1.1
そして元日の庭の株。
大晦日・元日などというのは植物にとってはどうでもいい区切りでして、ひたすらに生きるのみなのです。
美しい。

ヒガンバナ

1211_7higanbana 2018.12.11
現在、葉が茂ってこの辺りの日光を独占して光合成をおこなって球根を育てているはず。
冬の寒さを感じて花芽を形成します。
秋に花を咲かせ、冬は充分に冷えて「時を知り」、またこの秋に花が咲く。
そういう、寒さが必要な植物です。(ソメイヨシノもそうですね)
もし、温暖化が進行すると、ヒガンバナの南限が北上するかもしれませんね。

↓以前にもご紹介したと思います。どうぞ。
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1082
彼岸花はどうやって季節を知るのですか?

5.以上のように、ヒガンバナは温度(特に地温)を感じて花芽の分化および発達が進行しているようです。また、花芽分化に対して低温はバーナリゼーションとして作用しているようです。

コダカラソウ

1209_3kodakarasou1 2018.12.9
多肉植物です。これまで花を咲かせたことはありませんでした。
横に広がる成長をしていたのですが、今年、突然ある茎がまっすぐ上に伸び始めまして、どうしたのかなと見ていたら頂上につぼみをつくりました。
1209_3kodakarasou2
12月の初めです。

1228_5kodakarasou 12.28
12月の終わり近く。
状態はほとんど変わっていません。
年を越して、正月、目に見える変化がないので写真は撮っていません。
この状態で2月とかに入って咲くのでしょう。
変化がゆっくりですからね。見る方もゆっくり構えるしかありません。

いのちはつづくのです

また訳の分からないことを案山子は呟く

去年今年貫く棒の如きもの  高浜虚子

有名な句ですね。よくわからない句なので、おちゃらけてものすごいことを考えたことがあります。
虚子先生、元旦に厠にしゃがんで用を足す。立派な雲古が気持ちよく去って行った。おお、去年食ったものが今年棒の如くに貫き去って行った、善哉、善哉。とね。

あんまり失礼なので、すぐ忘れてください。
この頃思うのは、棒の如きものとは「生命の流れ」ではないかと。
生命の流れは38億年も続いてきたんですよ、この私の命はその流れの中にある。38億年間、生命が誕生してから私に至るまで、ただの一回も途切れたことはないのです。現在、地球上に生きる生物はすべてそうなのですし、それぞれが進化の最先端を生きているのです。
地球は太陽の周りを46億回も回り続けてきたのですが、それに「年」という区切りを刻むようになったのは人間の勝手。

去年といい今年といい、そう大したことじゃあない。38億年も連続する生命、それこそが私共を貫く「棒」なんじゃないか。生命の流れから、たまたま私という個体として出現し、何年かの間、個体を維持し、やがてまた生命の流れへと還っていく。ま、その「旅」の終点も近くなって来たなぁ、とは思います。

そうなってくるとね、冬の今の時期、「去年今年を貫く具体的な棒」としての生き物たちが愛おしくなります。
そんな気分で、今年の写真ブログを始めたいと思います。

★まずはヤノネボンテンカ
普通、ヤノネボンテンカの花期は8~9月としているサイトが多いですね。で、一日花であるとも。それが、どういうわけか、今年は冬にも頑張っているのです。何日も。
1202_2yanonebontenka 2018.12.2
12月初め。まだ咲く気なんだな、と撮影。
もう終わるんじゃないかと思っていると

1213_11yanonebontenka 12.13
また咲く。
いくらなんでも、もう、と思っていたら

1224_10yanonebontenka 12.24
つぼみが開こうとしています。

1227_14yanonebontenka 12.27
さすがに気温が低くて、3日後もこの状態。一日のうちで開花、閉花が完結できない。

1229_9yanonebontenka 12.29
やっとしぼみ始めました。花がしぼむというのは受動的なことではないようですね、自らの力で閉じていくのでしょう。寒いとその「閉じるという活動」もゆっくりになってしまうらしい。
この時、この花の向こうに、濃い色のつぼみが現れてきていました。まだ咲く気なのかい?

1231_7yanonebontenka 12.31
咲くのよ。

手前にしぼみ切った花を入れておきました。

翌日は元日。朝の9時頃に、元日の散歩をしてみたら。
0101_2_15yanonebontenka 2019.1.1
こうなっていました。まだつぼみがあります。開花に至ることができるでしょうか、それともつぼみは作ったけれど開けなかった、となるのでしょうか。

いのちはつづくのです。

2019年1月 3日 (木)

ラッキーのお裾分け

0102_7densha1 2018.1.2
黄色い電車を見ました。元日にも目の前を走ったのですが、その時はカメラを持っていませんで、撮影できず。独り「新年早々ラッキーだ」と呟いておりましたが。
2日も見ちゃった。連日走ってくれて嬉しい。
カメラを持って昼の散歩中でしたので、走ってくるのに気づいて反射的にシャッターを切ってこの写真を得ました。
「乗れたらラッキー」ということなのですが、珍しいですから、「出会えたらラッキー」ということにして、このブログの読者の皆様にもラッキーのお裾分け。
「鉄Children」たちはこの電車を見かければ大喜びしますよ。

三が日、東急多摩川線と池上線をまたいで走らせたんじゃないかな。利用者や沿線住民への東急の粋な計らいだろうと思っております。ありがとう。

↓朝日新聞夕刊の連載から

(各駅停話:831)東急池上線:9 雪が谷大塚 昭和漂う、きになる電車(2017年1月14日16時30分)
 ・・・
 池上線の起源である池上電気鉄道には昭和初期、雪ケ谷駅(当時)と中央線の国分寺駅を結ぶ新しい路線の敷設計画があったが、道半ばで頓挫。会社自体も1934年、目黒蒲田電鉄(東急の前身)に吸収合併され、現在に至る。
 雪が谷大塚駅から車両基地に目を向け、ひときわ目立つのが、外装を濃紺と黄色でデザインした3両編成。昨春、更新期の車両をリニューアルした「きになる電車」だ。昭和20~30年代の池上線の塗装を復刻させ、内装は当時の木目調に、つり輪は木製に、電球色の照明を使うことで温かみを持たせた。池上線のほか、車両を共用する東急多摩川線でも乗車できる。
 企画を担当した東急電鉄の小代さんは「リニューアルを通じて、池上線の認知度アップを図りたかった」と話す。こだわりが詰まった「きになる電車」は今のところこの1編成だけ。「お客様には『乗れたらラッキー』と思って頂けたらうれしい」

↓東急電鉄のHPです。この電車の解説が載っています。
http://ii.tokyu.co.jp/train/82/

初日の出・ダイヤモンド富士

0101_1hatuhinode1 2019.1.1
これは「富士山からの初日の出」の生中継画面を撮影したもの。
森田さんが出演してました。
0101_1hatuhinode2
ヘリコプターの位置をうまく変えて、富士山の頂上から日が昇るようなアングルでの撮影。

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これは1月2日のNHK昼のニュース画面。地上からの観測です。
美しいものですね、私が直接見ることはまずありえないから、テレビで楽しませてもらいました。

「ダイヤモンド富士」昇る朝日に富士山輝く わずか2分の絶景(NHK 2019年1月2日 12時04分)

 富士山の山頂に朝日が重なって輝く「ダイヤモンド富士」と呼ばれる現象を新年に合わせて見ようと、山梨県富士河口湖町で鑑賞会が開かれました。
 「ダイヤモンド富士」は、富士山の山頂付近に朝日や夕日が重なるとダイヤモンドのように輝いて見える現象で、富士河口湖町ではちょうど正月のころに朝日が山頂に重なります。
 町内にある観光施設が開いた鑑賞会には、全国から写真の愛好家などが集まり、午前8時ごろ、富士山の山頂付近から太陽が昇り始めると一斉にカメラのシャッターを切っていました。
 「ダイヤモンド富士」は太陽が山頂の上に出るまでの2分間ほどしか見ることができず、集まった人たちはわずかな時間を惜しみながら美しい風景を楽しんでいました。
 ・・・(後略)

日の出、日の入り時刻の定義は↓こうなっています。

「太陽の上辺が地平線(または水平線)に一致する時刻」を、日の出・日の入りの時刻と定義しています。ですから、日の出で言えば、太陽が地平線から顔を出し始めた瞬間、日の入りで言えば、太陽が地平線に沈みきって見えなくなった瞬間です。

太陽が顔を出し始めた瞬間から出きるまでに要する時間は、地平線からでも富士山頂からでもそう大差はないはず。

そこで、ものすごく大雑把でいい加減な見積もりをしてみましょう。
太陽の視直径は 32' ですので、0.53度です。(こういう数値は理科教師をしていると、なんとなく常識として身についてしまうものなのです。)
いい加減でいきましょう。0.5度としちゃいます。

360度を24時間=1440分で回る。
1440÷360=4

1度動くのに4分かかるのですね。

ですから0.5度なら2分です。
と、まあ、大雑把な話、「太陽が山頂の上に出るまでの2分間」というのはこんなもんでしょうかね。

この速さを、速いとみるか遅いとみるか。天体観測ではかなり速い。ガイドしていないとすぐ星が点ではなく線になってしまう。普通の写真でも、光線を意識した撮影をしているとかなり陽射しの動きは速い。写真は一期一会なのです。二度と同じ光線にはお目にかかれない。

正月飾り

1230_2kazari1 2018.12.30
毎年お目にかけております。玄関内の正月飾り。30日に飾るのが「しきたり」だそうで、一応、従っております。
三宝の両側に亥年のものが置いてあります、
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これは障害者の授産施設の製品。
「いのしし」と「亥」という字。

「亥」は旧仮名遣いだと「ゐ」です。
私の中高時代の先生の中には、「お」と「を」、「い」と「ゐ」、「え」と「ゑ」をきちんと発音し分ける先生がいらっしゃいました。「じ」と「ぢ」も発音しわけてらっしゃったな。「開会」を「Kai Kwai」と発音しておられたなぁ。

「おはようございます」と挨拶すると必ず「おはようございました」と返してくださる先生もいらっしゃった。思い出します。
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これは妻のフェルト細工。瓜坊のつもりですが。いかがでしょう。
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瓜坊の左側の水引細工です。水引で作った鶴亀。これがまあ、なんということか、私共の「結納」のときの品なんですねぇ。古いぞ。
鶴亀や瓜坊が乗っているのは、漆塗りの扇形の台です。元は、火鉢の縁にセットして、お銚子や杯、わずかの酒の肴などを乗せる台だったのですが、末広がりでめでたそうだ、と正月飾りに使っています。

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2018年から2019年にまたがって放送された

『2355-0655 年越しをご一緒にスペシャル 2018-2019』
NHK Eテレ 12月31日(日)23:45〜00:10

この番組を録画しておいて、ゆっくりと昼間に見て、「新春たなくじ」をチラッと撮影したらこんなのが写っておりましたので、皆様に、運を差し上げます。
今年が皆さまにとって佳い年でありますように。

新年のご挨拶を申し上げます

謹みて新年を賀す
本年も何卒宜敷御願奉り申上げ候

わざと古めかしい言葉を使ってみたりするところが「爺さんの嫌らしさ」そのもの。
「自分はひとかどのものである」とひけらかしたり、ちょっと意外な言葉を冒頭に置いて相手をびっくりさせて話に引き込む、なんてのが爺さんのやり口。そんな文筆家がいますよね、有名な人にも。で、そういう爺さんは嫌いだ、と自分で言ってるくせに、同じ罠にはまるところが浅薄至極なのでありました。

「謹賀新年」を漢文として読むとどうなりましょうか。

謹賀(二)新年(一)

主語「我」は省略されていますが、文型としてはSVOですね。主語+動詞+目的語。
「ヲニト会ったらそこヨリ返れ」というやつですね。
漢文の授業、中2だったな、ほぼ最初の授業で英語との類比を先生が教えてくださいました。
英語で   I   love    you.
漢文なら 我  愛   汝。

古文とは別に、漢文という独立した科目を学んだ世代です。
その漢文の先生が私にとって生涯の「師」です。
先生の教え。「師恩友益」
人生において「師」と呼べるほどの人は一人か二人程度のもの。それ以外は先輩も同輩も後輩も生徒もみんな「友」なんだよ、と。
私も先生の「友」に加えていただくという光栄を賜ったのでしたっけ。
先生はご自宅を「師恩院友益居」とし、ご自分を「師恩院友益居士」と名乗っておられました。
私の教職人生でも、決して忘れたことのない言葉です。

私はどうも「人間好きの人間関係嫌い」でして。
教師をするということは、人間好き。特に私の場合、高校生という年頃の人たちが成長していくのに立ち会うのがもう大好きだったのです。おそらく自分自身が高校生の頃に師と出会い、深い人間的な薫陶を賜ったことがその源でしょう。
今でもニュースで高校生が活躍した話に接すると、嬉しくてたまりません。
教師というのは「たいまつを次の世代に引き継ぐ」のが仕事。自分を超えていくものを育て、寄り添い、立ち会うのが仕事。なのです。

高校としては最初の勤務校だった工業高校では「虚礼廃止」という取り組みを職員全員で行っていまして、職員同士の新年のあいさつもしないことになっていたのです。で、その頃からもうずっと、年賀状というものをほとんど出したことがありません。たまに賀状が来れば返事は書きますけどね。もう40年も賀状とはほとんど縁がない。
ということで、ブログの新年のご挨拶もそっけなく無味乾燥に。

では、ことしもよろしく。

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