ムラサキエノコロ
エノコログサ
えのころ‐ぐさ【狗尾草】ヱ‥
イネ科の一年草。各地の路傍の雑草。高さ20~40センチメートル。葉は線形で互生、下部は鞘状に茎を包む。夏、緑色の犬の尾に似た穂を出す。キンエノコロなど近縁種も多く雑草となる。エノコグサ。ネコジャラシ。莠。秋
広辞苑第六版より引用えのこ‐ろ【犬子・犬児・狗児】ヱ‥
犬の子。えのこ。狂言、腰祈「卿の殿は―が好きぢや」
広辞苑第六版より引用
http://mikawanoyasou.org/data/murasakienokoro.htm
ムラサキエノコロ 紫狗尾
[中国名] 狗尾草 gou wei cao(基本種)
[英名] green bristle grass
[学名] Setaria viridis (L.) P. Beauv. form. misera Honda
Setaria viridis (L.) Beauv. subsp. minor T. Koyama form. misera Honda
Setaria viridis (L.) P. Beauv. form. purpurascens Maxim.
イネ科 Poaceae エノコログサ属エノコログサの花序の剛毛が紫褐色の品種。早いものは道端で5月末から見られることもある。葉、葉鞘や茎なども紫色を帯び、小穂の大きさなどはエノコログサと同じ。
葉は幅5~8㎜。葉舌は毛状。花序は長さ3~6㎝の穂状、直立する。小穂は長さ約2㎜。第1苞頴は長さ約0.8㎜、第2苞頴は長さ約2㎜で小穂と同長。小穂の基部に長さ8~12㎜の紫褐色の剛毛(刺毛ともいわれる。)(=総苞毛)がある。
葉脚(葉の基部)が楔型のものはカタバエノコロといい、別品種に分類されている。
アキノエノコログサは花序がよく似た色になることがある。花序が長く、小穂が大きい。
コツブキンエノコロも花序が似る場合がある。苞頴が短く、護頴の先半分が見える。
[花期] 6~9月
[草丈] 30~80㎝
[生活型] 1年草
[生育場所] 日当たりのよい草地、道端、荒地、河原
[分布 valign="top"] 在来種 北海道、本州、四国、九州、北半球のほとんど
[撮影] 豊田市 09.6.19
http://mikawanoyasou.org/data/akinoenokorogusa.htm
アキノエノコログサ 秋の狗尾草
[中国名] 大狗尾草 da gou wei cao
[英名] giant foxtail, Japanese bristlegrass
[学名] Setaria faberi R. Herrm.
イネ科 Poaceae エノコログサ属
ムラサキエノコロはエノコログサの花序の剛毛が紫褐色の品種。アキノエノコログサも紫色を帯びることが多い。
[花期] 6~11月
[草丈] 50~80㎝
[生活型] 1年草
[生育場所] 日当たりのよい空地、道端に普通
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾
[撮影] 三ヶ根山 07.9.21
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