ナミハナアブ
2018.11.8
ナミハナアブと真正面から向き合ってしまいました。
威厳のある、素敵な顔をしていますね。
ちょっとずらすと
前脚で何をしているのか、蕊をはさんで固定しているのか、口を掃除しているのか、よくわかりませんが、何かしてますね。
白い矢印2本で指しているのが「小翅片」です。後翅が退化してできた平均棍の真上にあたる位置です。
翅があって、何か立っていると飛行機の「フラップ」のようにも見えます。
でも、飛行機の翼では滑らかな空気の流れで揚力を発生させています。
アブの羽ばたき飛行で、翅の面を空気の滑らかな層になった流れができているとは、私にはちょっと考えづらい。
このサイズの昆虫ではむしろ「渦」が重要なのではないかと考えています。
小翅片と渦の関係を調べてほしいな、と思うものです。
★日経サイエンスの最新号、2019年1月号を見ていたら。
タンポポの種子の綿毛がどういう働きをしているのか、という話です。
大雑把に結論をいいますと、この綿毛によって「渦輪」が発生し、タンポポの種子の浮遊、飛行を可能にしているということなのです。
「渦」なんですね。小さなサイズの世界では渦は非常に大きな力を持つ。それを利用しているのだと思います。
↓ちょっと検索して、この記事がらみのものを見つけましたのでリンクします。
https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/pr-highlights/12734
https://www.discoverychannel.jp/0000038949/
https://www.huffingtonpost.jp/nature-publishing-group/tanpoponohiko_a_23567898/
人間は「飛行」というと層流を考えがちですが、飛行と渦、という研究も必要でしょうね。昆虫の飛翔ではおそらく渦の働きは大きいだろう、と私は根拠もなく考えてtいます。
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