チドメグサ
妻が見つけてきました。ネジバナの鉢に生えてたのかな。
ゼニゴケみたいな感じの葉だけど、コケじゃないのよね、と。
ちょっとぶれましたがこれ、花ですね。5弁花です。
初めて見る植物でした。
ネットで「ゼニゴケみたいな葉」とか検索するとゼニゴケしか出てこないし、困った。
こういう時はアナログに力任せの「検索」。
「雑草図鑑」岩瀬 徹 著、全国農村教育協会、H19
という本を手元に置いています。普通の生活でお目にかかるような雑草はほぼ網羅されていると思います。「身近な280種」というサブタイトルもあります。図鑑部分が189ページなのです。
ですから、その気になれば1ページ目から最後まで、丹念にめくっていってもそう「絶望的」なボリュームではない。実際そういう探し方を何度もしました。「科」がわかればもっと効率よく探せますが、上の植物の場合、科も見えてこない。
で、1ページ目からめくり始めましたら
76ページで「これだっ」というのに出会いました。それが
チドメグサ・セリ科
です。
多年草。空き地、庭、芝地、路上のすき間などに生育。細い茎が地面をはい一面をおおうことがある。和名はこの葉を傷口に貼ると血が止まるとのいい伝えから。花期6~9月。花 花弁5、雄しべ5、子房は2室果実 2分果がくっついている
早目に見つかってよかった。
9月3日。采咲き朝顔の写真を撮っていて、ふと下を見たら
ここにも生えてました。
小さな花です。
実もできていました。
多分これまでも庭のあちこちで生えていたんでしょうね。たまたま今年。今回、気付いただけなんだと思います。
一度気付くと見逃すことはない。知っているものしか見ていない、ということですね。
知らなかったことを知ることは喜びだ、というのが「学び」の原点です。無知な案山子には喜びの種がいっぱいだ。
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