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2018年9月

2018年9月28日 (金)

アサガオ

0913_3asagao2 2018.9.13
斑入りの葉のアサガオは微妙に変化をはらんでいる。
0913_3asagao3
しぼんで飴玉みたいになった花がいっぱいで、なんだかかわいい。

「盛りだけが花ではない。生きる姿を花という。」
なんてね、かっこいいこと言っちゃって。そういう分かったような分かんないような小難しいことをを言って人を煙に巻く、という爺さんが嫌いなんだけどな。私もそんなカッコよさの罠にかかってしまいました。

白髭咲きアサガオとマルバルコウ

0913_21marubarukou 2018.9.13
前の記事の「紅白」があるものだから、これも似たような意匠で。
0913_24marubarukou
こちらも。
花たちが奏でる「和音」をお楽しみください。
それぞれが精一杯力を出し切ったところに和音は成立するのです。

白髭咲きアサガオとルコウソウ

0913_2rukousou1 2018.9.13
待っていたシーンです。紅白花競艶。
0913_2rukousou2
花を重ねて手前のルコウソウにピントを合わせています。
0913_2rukousou3
奥の白髭咲きアサガオにピントを移動。
どっちが好きですか?
ルコウソウの赤が独特の濃い色なので、紅白の対照が際立ちます。

スイフヨウ

0912_33suihuyou1618 2018.9.12 16:18
4時過ぎにちょっと庭へ出た妻、まだ明るい空を背景に一枚。
ほぼその1時間後
0912_36suihuyou1725 17:25
また見にいった妻。さすがに日没の時刻(17:53)も近づいていて暗かったので、フラッシュを強制的に発光させたのだそうです。そうしたら、ちょっとイメージの違う写真が撮れた。
フラッシュの効果をイメージして使えるようになればプロっぽくなるんだけどな。
私共素人は「偶然」に頼るだけです。

ピーマン

0912_32piment 2018.9.12
わ、まだ花が咲く。
生き物というものはみんなそうですが、その環境の中で行ける限り行くのだ、と生きます。
もうすぐ10月。急激に気温など変化していくでしょうけれど。
今を生きています。
ヒトだって生き物ですよね。今を生きる、以外のことはできません。

コマツナギ

0912_25komatunagi1 2018.9.12
コマツナギの花です。
六郷用水のところに生えていたのを、妻が摘んできて鉢に植えたものです。
0912_25komatunagi2
下から咲き始めまして、これから登っていくところ。
上品な紫色の小さな小さな豆の花。夫婦してひどく気に入っています。
私はもう駒繋小学校の卒業生ですからして、縁がある。
駒を繋げるほど丈夫だ、という草をひょいと摘んでくるんですから、妻のパワーの強大さに感じ入る。

↓ここに詳しく書いてます
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-0544.html
2018年6月19日 (火) コマツナギ

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%8A%E3%82%AE

和名は「駒繋ぎ」という意味で、茎が丈夫で、馬をつなぎとめることができることから名付けられた。

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/leguminosae/komatsunagi/komatsu.htm

丈夫なので、これに馬のたずなをつないだことから「駒繋ぎ」と呼ばれるようになったという。

https://kotobank.jp/word/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%8A%E3%82%AE-836229
茎が丈夫で馬(コマ)もつなげそうということからこの名がある。

smooth

0912_24smooth 2018.9.12
「えいごであそぼ with Orton」。ジェイソンさんが宗匠の姿で登場、英語で俳句を詠む。
These smooth grandmothers   wear leather jackets   and ride their motorcycles there.
う~むぅ、ワカラナイ。「おばあちゃん暴走族」かなぁ。
「smooth grandmothers」ってどういう意味ですか?

smooth/smúːð/ /smúːð/
►a
1 a なめらかな (opp. rough);平坦な;〈タイヤなど〉すりへった,つるつるの;〈縁が〉でこぼこのない,ぎざぎざでない;〔数〕 〈曲線・関数が〉なめらかな;〈体などが〉毛[ひげ]のない;〔動・植〕 すべすべした,無毛の,短毛種の;〔テニス〕 《ラケットの》スムース側の;〔理〕 《表面が》なめらかな,摩擦なしの
・(as) smooth as silk [a baby's bottom, velvet] とてもなめらかで[すべすべして].
b 〈毛髪が〉すべすべした,つやのある;手入れの行き届いた;〈物質など〉むらなく混ざった[練れた],均質な:smooth batter.
c 〈水面が〉静かな;静穏な;平静な,落ちついた
・reach [get to] smooth water 静かな海に出る,困難を切り抜ける
・in smooth WATER.

2 a 円滑に動く,きしらない;なだらかな;〈物事が〉すらすらいく,順調な
・make things smooth 障害を除いて事を容易にする.
b 流暢な;口先のうまい;人をそらさない,人当たりのよい,慇懃(いんぎん)な
・smooth things お世辞
・smooth face うわべは人当たりのよい顔.
c 〈音楽・リズムが〉調子のよい;快い;〈飲み物などが〉口当たりのよい,柔らかい;よく練れた[混ざった];〔音〕 気(息)音のない.
d 《口》 動きの軽快な〈ダンサー〉,洗練された;《俗》 魅力的な,いかす,かっこいい.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

お肌がすべすべつやつやしてるってわけじゃないですよねぇ。
最後のところの「いかす、かっこいい」でしょうか。

「いかしたおばあちゃんたちが、革ジャン着て、バイクに乗ってった」
なのかなぁ。英語に堪能な方のご教示を賜りたいと存じます。

★別件1
angel の「a」は二重母音ですが
angle の「a」は単母音ですよね。
「el」が「le」に変わっただけで先頭の「a」の発音が変わるんだ、不思議だなぁ。

★別件2
earとyearは発音が微妙に違うらしい。
でも私には何となく違って聞こえるのですけれど、自分では発音し分けることができません。

ear/ɪ́ər/ /ɪ́ər/
リーダーズ英和辞典第3版より引用

year/jɪ́ər, jə́ːr/ /jɪ́ər, jə́ːr/
リーダーズ英和辞典第3版より引用

http://blog.etn.co.jp/english-phonetic-45/4236.html

発音記号 / j /

発音方法・注意事項
* 舌先のちょっと後ろを上アゴに近づけて、その間から「イー」と言いながら声を出す。日本語の「ユ」と「イ」の間の音に近い。
* ローマ字読みの「ジェイ」の音とは全く異なる発音。
* 綴りは「y」の他に、「u」「ew」「eau」も  / j /  の発音。

単語の例
    yacht   /jɑ́t/
    young   /jʌ́ŋ/
    year  /jíər/
    you   /júː/
    yes   /jés/
    tube   /tjúːb/
    student   /stjúːdnt/
    new   /njúː/
    dew   /djúː/    
    beauty   /bjúːti/

「New year new me」という歌詞を聞いていて気づいたことなのです。
敢えてカタカナ表記すれば「year」は「ヤ」に近いかなぁ。なんかあるんですよ、先頭に。
わからない。

ツマグロヒョウモン

0912_23tumagurohyoumon1 2018.9.12
ふわ~っとツマグロヒョウモンのオスが飛んできて、路面に降りました。
特に弱った様子でもないと思いますが。

0912_23tumagurohyoumon2
吸水するような水はないし、日光浴ですかね、朝ですからそれはありうるけど。

わざわざ人の足元にやってくることもないだろうに。
しばらく足元近くでふわふわと翅を開閉していましたが、やがて飛び去りました。

オシロイバナ(半分、赤い)

草刈りでいったんほとんど消えたオシロイバナですが、もう復活。
0912_12osiroibana1 2018.9.12
ほぼ赤い花だけの集団。
0912_12osiroibana2
白が圧倒的な集団。でも、ここには紅白咲きの花も少しあります。
0912_12osiroibana3
半分(よりは少ないけど)、赤い。

0917_16osiroibana1 9.17
ほぼ半分赤い花を見つけました。
0917_16osiroibana2
線路の柵からかなり中の方なので、線路柵際からはアングルが選べません。
とにかく見える範囲で「半分、赤い」のを探しました。

「半分、青い」の方は、9月で終了ですか。ワタシ全然興味ないのでクワシクナイ。

ま、しばらくは写真の方では「半分・・・」を狙うかもしれませんけど。

ピンクと白のアサガオ

0912_11monasagao 2018.9.12
門柱のところです。白髭咲きのアサガオとピンクのアサガオが絡んでいます。
色の取り合わせがきれい。

0913_3asagao1 9.13

2色重ねて楽しんだり。
ピンクの方が花がやや大きい。姿は素直。
白髭は、花弁の後ろに髭を隠しています。
いろんな角度から覗いて、楽しんでいます。

2018年9月27日 (木)

八重咲き朝顔

0912_4yaeasagao1 2018.9.13
今年はこれだけでお仕舞いらしい。
0912_4yaeasagao2
この写真の左下が八重咲きです。
右の花は親木の花ということになります。
親木では顕性ホモか顕性・不顕性ヘテロ。
たまたま一株だけ不顕性ホモになって、八重が現れたのですね。
花が八重の場合、植物体自体の成長にも影響が出ているようです。
難しいものです。
0912_4yaeasagao3
もう一度。
親木の種子をまた来年も蒔きますが、咲いてみないとわからない。
不思議な縁で変化朝顔と付き合うようになりましたが、奥が深くて、維持しきれないかもしれません。

ルリマツリ

0911_44rurimaturi1 2018.9.11
ん?6弁だったっけ?
こういう細かいことをごちゃごちゃいう、うるさい爺さんになった、と我ながらつくづく思うんですよ。嫌味なジジイだね。
0911_44rurimaturi2
5弁が通常の形です。
いろんな花でいろんな間違いが起きるものですね。
生殖器官って保守的なものだと思い込んでいました。
もちろん、メシベ・オシベでは変異は起こしていないはずですけどね。

アキノノゲシ

0911_42akinonogesi 2018.9.11
今の時期に、こういう花が咲いたら、「秋の」「野芥子」というんだろうな、という判断です。
花を見て同定しているわけじゃないんです。情けない話ですが。
いっぱい咲いています。秋の草刈りまでにまた種を蒔くでしょう。

チャバネアオカメムシ

0911_40chabaneaokamemusi 2018.9.11
ノブドウにいました。そっと葉をつまんで、撮影しやすくして撮影。
ちょっと傷んでいるのだと思います。
左の触角がないような。翅がきちっとたたみ切れていないような。
あまり警戒させたりストレスをかけたりしては申し訳ないので、そっと葉を離して戻してやりました。

ボケの実

0911_32bokemi 2018.9.11
妻が見つけて撮ってきました。
クサボケなのかボケなのか、よくわかりませんが、そういう実です。
香り高いと聞きます。
私はボケの実を見るのは初めてでした。

オンブバッタ

0911_30onbubatta 2018.9.11
メインで大きく写っているのはメス。葉を食べています。
画面右下の方からオスが近づいている。多分、交尾を求めるだろうな、とは思いましたが、見届けるには至りませんでした。
9月は交尾・産卵の時期らしく、雌雄を見かけることが多くなっています。

オオスカシバ幼虫

0911_29oosukasiba1 2018.9.11
ヒメクチナシにいたオオスカシバの幼虫。
放置するとヒメクチナシを丸坊主にしてしまうので追放。
心が痛みますけど。
こういういわゆるイモムシを手にとった時に強く感じることがあります。
それは「冷たい」ということ。変温動物ですからね、気温とほぼ同じ。
私たちは恒温動物。自分も他者も触れば「温かい」。
猫や犬、兎も暖かい。そのつもりでいると、イモムシってひんやりしているんだなぁ、って、いつも思います。

スイフヨウ

0911_28suihuyou0820 2018.9.11 8:20
スイフヨウが咲くようになると、どうしても朝昼晩と撮影したくなります。
0911_50suihuyou1603 16:03
ほんのりと色づきました。

一日中ほとんど色が変わらなかったこともあります。
色の変化と気温の関係、とかあるのかな。
検索してみたらやはり気温と関係しているのだそうです↓
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1370&target=number&key=1370

花の色の変化の理由
・・・
スイフヨウは、白色の花が夕方赤くなってきます。酔っぱらったように見えるので、酔芙蓉と書きます。ご存じのように、これはアントシアニンの生合成が、午後以降急速に進むためであり、温度が25度以上だと進みますが、低温だとあまり合成されないこと、および紫外線には影響されないことが判っています。
・・・

白花キキョウ

0911_27kikyousiro 2018.9.11
白キキョウのつぼみです。雨水が乗っていますが大丈夫。
でも、なんだかな、季節のタイミングが変調をきたしているのかな。

0917_12sirokikyou 9.17
咲きました。花弁が開ききっていないけれど、まあいいさ。

0918_11sirokikyou 9.18
このころは雨が多くて、濡れました。
紫のキキョウは例外的に長く開いていましたが、この花は、普通のペースでしおれていきました。

キバナコスモス

0911_23kibanacosmos1 2018.9.11
八重咲きのキバナコスモスです。
0911_23kibanacosmos2
こちらは一重の花。
わぁっと群れ咲いていると、一重も八重もあったもんじゃない、という感じがしますが、個々の花も見てあげてください。
ひょっとすると虫さんたちの活動も見られるかもしれませんよ。
都会にだって虫はいるんです。っ。
花畑に行って、もし昆虫が全くいなかったら、それは異様な光景だ、ということは意識してくださいね。

2018年9月26日 (水)

灸花(やいとばな):ヘクソカズラ

0911_20hekusokazura1 2018.9.11
ヘクソカズラの花の見え方が変。
花の中の色が外に見えています。
雨で濡れて、水が花の外側に沁み込んで、白く反射できなくなっているのですね。
濡れたスリガラスが透けてしまうとか、スリガラスにセロテープを貼ると透ける、というのと同じ原理でしょう。
0911_20hekusokazura2
妻も一緒におりましたので、これ「ヤイトバナ」っていうんだぜ、と手の甲に乗せて見せました。
0911_20hekusokazura3
真横から撮ってみました。
0911_20hekusokazura4
妻も面白がって、自分の手の甲にお灸を据えておりました。
夫婦二人そろってお灸を据えられておりました。

0913_20hekusokazura1 9.13
花の中心の赤紫色の部分が七角になっています。これは花弁が7枚あるということ。
赤紫部の外に向かって凸の部分1つは、2枚の花弁の色が並んで生じています。
植木算で丸く木を植えた時のようなもので、7本の木の「間」は7つなんですね。
0913_20hekusokazura2
花弁が5枚が標準、6もあるし。今回は7を見てしまいました。

ツユクサ

0911_16tuyukusa 2018.9.11
たまたま撮影しやすい位置に顔を出してくれました。この青が大好き。
低いんですけど、左手を柵にかけて体重をコントロールし、右手でカメラを持って花に接近できるという位置、だったのです。
60倍ズームができるので撮影のバリエーションは広くなったのですが、しゃがめないですからね、制限は大きい。

モミジバルコウ

0911_15momijibarukou 2018.9.11
五角ではありながら「丸い」。花の中の五角形もマルバルコウほど鋭くはない。
いろいろみんな工夫をしているんですね。
にぎやかですよ。

マルバルコウ

0911_13marubarukou1 2018.9.11
花の外縁は五角形ですが、花弁には星形五角形に近い図形もあります。完全な星形五角形ではないけれど。
0911_13marubarukou2
花粉は粉ではなくて粒状です。粘りがあるようですね。これが散っていると、虫が来たのかな、となんだかうれしくなる。そんな私です。

ダンゴムシ

0911_10dangomusi 2018.9.11
この場所に鉢が置いてあったのです。ちょっと歩きづらかったので移動したら、鉢の下にダンゴムシが集まっていたのですね。
暗く湿っぽくて居心地がよかったのでしょう。
右の方にカタツムリもいますね。突然明るくなってしまって驚いて右往左往しているところです。
こちらも歩きづらいからどけたのですが、今度はダンゴムシを踏んづけないようにしなければならなくて、なんだかなぁ、歩きやすくはならなかったな。ま、平面的な分布ですから私の脚でもまたぐことはできて通り過ぎたのでした。
戻ってきたら解散していました。

オジギソウ

0911_8ojigisou 2018.9.11
この間の記事では開花して少し時間の経った花を載せましたので、花として一番盛りの時期のものを今回は載せます。
中心から等距離にある点は球になる、全く定義通りです。
打ち上げ花火とか、オジギソウの花とかを見て、定義からして「球になるのは当然だ」なんて考えるのは無粋かな。理系人間の性(さが)です。蒙御免。

きゅう【球】キウ
〔数〕3次元空間で1定点から一定の距離r以内にある点全体の集合。その1定点を中心、rを半径(の長さ)という。
広辞苑第六版より引用


ザクロ

0911_7zakuro 2018.9.11
果実がそれなりに大きくなってきた今、また花が咲いています。
何を勘違いしたかな。夏の温度が高すぎて調子が狂ったかな。

0913_12zakuro 9.13
一才ザクロというものです。大きな木にする気はないのですが、花や小さな実を楽しむことができます。この独特な色がいいんですよね。

アサガオとマルバルコウ

0911_5asagaomarubarukou 2018.9.11
どちらもヒルガオ科サツマイモ属です。
親戚ですね。
異なる花を並べたり重ねたりして撮影するのがちょっと面白い。
雑草園だからこその楽しみです。

カタツムリ

0910w_13katatumuri 2018.9.10
スイレンの葉にカタツムリが乗っていた、と妻の撮影。
水面の様子をみると、頭部を水につけているみたい。
水を飲むということはないですよねぇ。
何してるんだろう?
水につかった葉を食べようとしているのか?
よくわかりません。

ピーマン

0910w_6piment 2018.9.10
普通は緑の状態で食べるんですが、こうなるのも楽しい。
気まぐれな園芸。おいしいからいい。
形がどうのこうのなんてのは商品じゃないんだからどうでもいい。
いや、商品でも規格にとらわれずに売った方がいいんじゃないかと思う。さして味が違うわけでもなし。
野菜は工場産品じゃないんだから、いろいろあって当然じゃないのか。そう思うんだけどな。
生き物に対して失礼ですよね、規格外だとかいうのは。

2018年9月25日 (火)

勘弁してほしい:まっ平らな日

9月21日の夕方の気象情報で、「今日の最低湿度は100%でした」といっていたのでビックリ。
まだ21日が終わっていなかったので、その後はどうなったかな、と後で気象庁の記録を見たら
20180921situdokion
こうでした。
湿度は右目盛り、気温は左目盛りです。
湿度は100%が上限なのですから目盛りは100まででいいのですが、ずっと100に張り付いたままだったことを見やすくしようと110まで目盛っておきました。
ひゃ~っ。一日中湿度100%なんて。カンベンしてほしいよなぁ。

ちなみに
9/20は 21:30から日付が変わるまでの2時間30分の間、湿度100%。
9/22は 日付が変わってから09:40までの9時間40分の間、湿度100%。
間の9/22は24時間湿度100%ですから
計36時間10分にわたって、湿度は100%のままだったのです。
ひでぇ。

{よく私が呟く}「ため息をつけば口から霧が出る、流した涙は乾かない」という状態ですね。
あ~ナント悲惨な36時間でありましたことよ。ジトジトベタベタ。

中秋の名月≠満月

昨日9月24日は「中秋の名月」でした。

ちゅうしゅう‐の‐めいげつ【中秋の名月】‥シウ‥
陰暦八月十五夜の月。団子・衣被きぬかつぎ・薄すすきなどを供えて月見をする。仲秋の名月。芋名月。
広辞苑第六版より引用

ちゅうしゅう‐むげつ【中秋無月】‥シウ‥
天気が悪くて、中秋の名月が見られないこと。
広辞苑第六版より引用

ところが、正午の月齢は
24日が 14.4
25日が 15.4
ですので、今日25日が「望」(満月)です。
こういう不一致はそう珍しいことではないようですよ。
↓私が説明するより、専門のサイトをお読みください。国立天文台の解説です。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2018/09-topics03.html

中秋の名月(2018年9月)

お月見を楽しもう!
 今年の中秋の名月は、9月24日です。
 「中秋の名月」とは、太陰太陽暦(注)の8月15日の夜に見える月のことを指します。中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」と呼ばれることもあります。中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。
 今年は9月24日が中秋の名月、翌日の9月25日が満月と、中秋の名月と満月の日付が1日ずれています。
 太陰太陽暦では、新月(朔)の瞬間を含む日が、その月の朔日(ついたち)になります。今年は9月10日(新月の瞬間は3時01分)が太陰太陽暦の8月1日、9月24日が太陰太陽暦の8月15日となります。一方、天文学的な意味での満月(望)は、地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間(月が太陽の光を真正面から受けて、地球からまん丸に見える瞬間)の月のことを指します。今回は、9月25日11時52分に満月の瞬間を迎えます。
 今年のように、中秋の名月と満月の日付がずれることは、しばしば起こります。詳しくは、国立天文台暦計算室の暦wiki「名月必ずしも満月ならず」をお読みください。

http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C3E6BDA9A4CECCBEB7EEA4C8A4CF2FCCBEB7EEC9ACA4BAA4B7A4E2CBFEB7EEA4CAA4E9A4BA.html

暦Wiki
名月必ずしも満月ならず

名月=十五夜=陰暦15日の夕方に出る月という決め方は単純ですが、
  必ずしも望 (満月)、すなわち月と太陽が地球を挟んで反対側に来る瞬間が同じ日になるとは限りません。
  陰暦15日は月齢14.0を含む日、月の満ち欠け周期の半分は29.5÷2≒14.8ですから、望 (満月) が後になることが多いです。

蛇足:太陽さんが天文観測をしまして。地球の衛星=月を見ているとします。
常に満月が見えるのです。(たまに、地球人が言うところの「皆既月食」の時は地球に邪魔されて見えなくなりますけど)
地球人にとっての満月は、太陽‐地球‐月と並んだ時に見えるわけです。
太陽が見ている「満月」を地球人も共有しようとすると、そういう並び順でないと見えないわけですね。
逆に、太陽‐月‐地球と並ぶと、太陽が見ている「満月」の裏側を地球人は見ますから、新月になるわけです。

もういっちょ蛇足:地球人は星空を観測するには「夜」でなければなりませんが。太陽は、常に満天の星を見ています。

ちょっと視点を移動してみました。

ベランダにて

0910_4huyou 2018.9.10
朝方まで雨だった日。2階の部屋の雨戸を開けて外を見る。
ほぼ真下にフヨウがあります。濡れても、咲く。
0910_5asagao1
鳥除けの網越しにピンクのアサガオ。
私の能力ではこのアングルが限界。
0910_5asagao2
妻はサンダル履きでプランターをまたいで歩きますので、ちょっと乗り出してパチリ。
0910w_4asagaopink
カメラを持った手を伸ばしてこのアングル。
きれいですねぇ。

ハイビスカス

0909_14hibiscus 2018.9.9
ポツンポツンと長い期間咲き続けます。ベランダのハイビスカス。
玄関先にももう一鉢あるのですが、そちらは夏前のシーズンに咲いて終わって、今は葉が繁るだけなんですけどね。
ベランダの温度環境がいいのかな。

0911_1hibiscus 9.11
ぐっしょり雨に濡れて終わっていきます。
これもまた美しい姿。

ホウセンカ

0909_13housenka 2018.9.9
ピンクに染まったつぼみ。
少し前に書いた「距」と「蜜腺」も。
一色だけなのが少しだけ残念かな。2色くらい咲かせるつもりだったようですよ、妻は。

ヒキガエル

0909_12hikigaeru1 2018.9.9
鉢にヒキガエルがいた、と妻の撮影。
たまにあるんですよ、鉢にヒキガエルが上がってきて、土をへこませてやすんでいる。
鉢の縁まで、20~30cmくらいありますが。しかも反ってますよね。
どうやって上ってくるのやら。クライミング技術に長けたやつだ。
0909_12hikigaeru2
このヒキガエルも「家の子」です。狭い池で誕生して育ったものでしょう。
ヒキガエルってどこか可笑味があるんだよなぁ。
憎めません。

アゲハ

0909_6ageha1 2018.9.9
ハクチョウゲに止まったアゲハ。家の子、でしょう。
0909_6ageha2
こんなショットが撮れました。ケース内でもないのに腹側からこんな風に鮮明に写せるなんて、珍しい。
0909_16ageha
この日は、羽化もありました。
さぁ行くぞ、と。
40年以上もアゲハと付き合っていますが、飛び立つときはいつもうれしい。
飛び、生きてくれ。

シオカラトンボ

0908_12siokaratonbo1 2018.9.8
昼の散歩を終えて、家に入ろうとしたら、玄関そばの背の高いトクサにシオカラトンボが止まっていました。
翅の付け根に黒い模様がない、複眼が黒くない、というのが判断ポイントです。
0908_12siokaratonbo2
トンボの背中を見るたびに、驚嘆の思い。
胸の筋肉が翅を直接ドライブする強靭な構造。

ところで、家へ入るには、トンボの脇を通らなければならない。

折角落ち着いているのに邪魔しちゃ申し訳ない、と散歩を延長して、もう一回狭い庭を一周して来たら飛び去っていましたので帰宅できたのでした。

0908_8kumo 2018.9.8
キョウチクトウを見上げて、色のコントラストを楽しみます。
青空に白い雲、真っ赤なキョウチクトウ。

0910_2kumo 9.10
写真ではわからないのですが。低層雲と高層雲が重なっているのです。
低層雲は移動が速い、その隙間の窓からほとんど動かない高層雲が覗ける。
上空の風を思いながらしばらく眺めました。

オクラ

0908_5okra_2 2018.9.8
私共夫婦のお勧めの植物です。
花が素敵。うっすらと黄色がかったアオイ科の花。
かわいい実が育っていく姿が楽しい。

陽を浴びて輝いています。
0916_12okra9.16
素敵な花でしょ。
0919_6okra9.19
次々と咲くのです。

実が熟したら食べる。洗って小皿に乗せて、チン。
香りとぬめりが楽しめます。
園芸としてはアブラムシには気をつけた方がいいかも。
でも楽しいですよ。
{せこい話。多分スーパーの値段にして千円くらいは家計に貢献したんじゃないか。}

キキョウ

0908_2kikyou 2018.9.8
朝です。オシベがメシベをきっちり包んでいます。咲いたばかり。
0908_14kikyouyugata
夕方。オシベが開き始めていました。

0909_11kikyou 9.9
オシベはほぼ全部開いて、メシベの時期。

0911_27kikyou1 9.11
オシベの姿が少し変わりましたが、花としてはあまり変化はない。

0914_13kikyou 9.14
これがね、頑張るんですね。姿をほとんど変えない。

0916_28kikyou 9.16
傷んできました。オシベは枯れたし、花弁の縁にも傷みが見える。

0917_13kikyou 9.17
朝7時。すごい、まだ頑張ってるぞ。と思いましたら
0917_30_9kikyou
昼の散歩に出た12時半頃。一気にしぼんでいました
ずいぶん長い期間咲いてくれました。ご苦労様。嬉しかったよ。

オジギソウ

0907_8ojigisou1 2018.9.7
つぼみの先端が赤くなっていました。
0907_8ojigisou2
もうすぐ咲きます。

0909_1ojigisou1 9.9
お、咲いた、と思ったら、花としてのピークを過ぎていました。
前日あたりに咲いたのに、見逃したのでしょう。
0909_1ojigisou2
明らかに以前に咲いたのですね。
うっかり者です。
足元にあるのですから、見逃すはずはないと思うんだけど、見逃している。

2018年9月21日 (金)

タマスダレ

0907_7tamasudare 2018.9.7
庭で咲くタマスダレ。この花の花弁と

0908_3tamasudare 9.8
この花の花弁は、似たような格好をしているのですが。

0913_14tamasudare 9.13
↑この花と
↓この花では
0916_10tamasudare 9.16
ちょっと姿が違いますよね。
細いタイプの花弁と、少し丸っこいタイプの花弁とがあるように思えます。
ふ~ん、そうなんだ。みんな微妙に違うんだねぇ。

アゲハ

0907_5ageha1 2018.9.7
アゲハが2匹、ほぼ同時に羽化しまして、放したのですが。
出ていいよとケースのふたを開けた瞬間の映像です。
2匹が向き合った形で飛び出してきまして、ちょっとの間、激しく絡み合った後
0907_5ageha2
空高く吹っ飛んでいってしまいました。
なんだかまぁ、ドキドキするような迫力ある瞬間でした。

ホウセンカ

0907_4housenka 2018.9.7
ホウセンカの距が萼の構造物なのだということについて、先日騒ぎましたが。
もう一つ、釘の頭みたいなかっこうのプチプチは何だろう?と思っていました。
おそらくこういうものは「蜜腺」だろうという見当で、「ホウセンカ 蜜腺」と検索したら、やっぱり。
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/housenka3.html

葉柄の両側には、釘の頭のような突起が数個ついていて、蜜を分泌する。アリが蜜をなめに来ているのが見られることもある。このように葉の基部に蜜腺を持ってアリをひきつける例は、いろいろな植物に見られ、昆虫の食害に対する防御のはたらきを持つと考えられている(→食べられるのを防ぐしくみ)。

桜の葉の付け根の蜜腺は有名ですね。
ただ、花の中にはもちろん蜜を分泌する腺があるわけですから、「花外蜜腺」というほうが意味が限定されていいらしいです。

ミヤコグサ

0907_3miyakogusa1 2018.9.7
黄色い小さな「豆」の花。
0907_3miyakogusa2
マメ科の花の典型的な姿。
ところで、そういえば、この豆の実はどうなってたっけ?うっかりしてました。
妻に訊いたら、いっぱいできてるわよ、ほら。と。
0907_3miyakogusa3
もう弾けた実。莢がねじれていますね。カラスノエンドウなんかと同じように弾き飛ばすのでしょう。そうだったか。

0911_46miyakogusa1 9.11
まだ青い実。小さいけれどカラスのエンドウによく似ています。
0911_46miyakogusa2
もっと稚(わか)い実かな。
左上にオジギソウの葉。
オジギソウの花はピンクの球形ですが、マメ科ですから、実はいかにも豆になる。
不思議だな。

ミヤコグサの栽培法

植物は元来、種子が熟した後すぐに親植物の近くで発芽しないよう、わざと発芽しにくくなるような仕組みをいくつか持っています。
ミヤコグサの種子(右図)も、種皮が硬く水を吸水せず発芽を抑制する特徴(硬実性)があります。したがって、発芽させるには吸水を促すような処理が必要です。これを専門用語では硬実打破(こうじつだは)と言います。最初の行程の発芽処理によって、種子の表面に傷をつけて硬実打破を行います。

天の川

0907_1amanogawa 2018.9.7
PCのオープニング画面ですね。
天の川は、私たちの太陽系が所属する銀河。
なんでこういうふうに見えるのか、を考えると、宇宙のダイナミックな姿がイメージできるようになりますよ。

ツマグロヒョウモン

0906_21tumagurohyoumon 2018.9.6
ツマグロヒョウモンは南から北上してきたチョウのはずですが、寒さに強い。
真夏よりもこれから、関東の冬まで、産卵・成長・羽化が続きます。
餌植物の方が寒さに参ってしまうので、飼育が大変。
餌植物はスミレの仲間ですから。
アゲハたちも今大量に出現していますが、キンカンの木があるのでまず大丈夫です。
ツマグロヒョウモンの幼虫は、毒々しい雰囲気の幼虫ですが、我が家では「ツマちゃん」と呼んでかわいがっております。

コミスジ

0906_20komisuji 2018.9.6
ずいぶん翅がぼろぼろです。ちょっと心にじんときます。
生物の持つレジリエンスというのかロストネスというのか。
しなやかで、強靭です。

最近、災害などで目にする、技術の「もろさ」をみていると、レジリエントであるとかロバストであるとかいう設計思想はなくなったのか、と疑ってしまいます。効率ばかり追求しているせいじゃないでしょうね。

0906_18sora 2018.9.6
下を向いて歩こう、を標榜する私だってたまには上を向く。
木の影の中から空を見上げまして。なにか太陽周辺にまつわる光学現象は起こっていないかなぁ、と。
いろいろな現象を知ってはいますが、自分で見ることは非常に少ない。
虹、環水平アーク、彩雲。そんなくらいかな。
足元の虫さんと仲良くしているのが向いているんでしょう。

アブラムシ@キョウチクトウ

0906_17aburamusi 2018.9.6
なんだかすごいですね。園芸好きの方はきっとゾッとするだろうな。
キョウチクトウは有毒植物です。少なくともヒトという動物にとっては。
このアブラムシには作用しないのかな、それとも解毒能力を獲得したのでキョウチクトウで吸汁できるようになったのかな。
アリに与える排泄物にはその毒は入っていないのかな。
いろいろわからないことばかりです。

ヘクソカズラ

0906_13hekusokazura1 2018.9.6
花はいっぱい咲き、実もでき始めるのですが、なかなか完熟までいくのは大変。
0906_13hekusokazura2
花が終わるとかわいい子房がいっぱいなんですけどね。
どんな実がなるのかは、さしあたって下のサイトでご覧ください。

https://matsue-hana.com/hana/hekusokazura.html
http://www.hana300.com/hekuso.html

2018年9月20日 (木)

センナリホウズキ

0906_6sennarihouzuki 2018.9.6
センナリホオズキの実ができています。
袋は萼ですね。

0916_33sennarihoozuki1 9.16
実が落ちている、と妻が拾う。
0916_33sennarihoozuki2
手の上に乗せて撮影。ホオズキより小型です。

ここの株はなぜかあまりニジュウヤホシテントウの食害がない。
全体としてテントウムシが少ないとも感じます。どうしちゃったのかな。

さて、この中味は?
0917_22sennarihoozuki19.17
五角形
0917_22sennarihoozuki2
緑色ですね。ホオズキのような真っ赤にはならないと聞いています。
おそらくこれでほぼ完熟なのだろうと思います。
0917_22sennarihoozuki3
栄養が送られてきた「接続」部分もほめてあげてくださいね。命綱だったのですから。

ヤノネボンテンカ

0903_10yanonebontenka 2018.9.3
これほどタフで激しい花だとは思っていませんでした。花のイメージは「たおやか」です。
カメムシくらいは来ていると思いますが、虫に食われることは少ない、葉も花も。
こんなに咲いて、実をつくって、来年はどうなるんだろう。爆発的に増えたらまずいかな。そんな心配をしてしまいます。

シソの花

0906_10siso 2018.9.6
アオジソの白い花。何の気もなく、撮影。

0916_11siso1 9.16
いっけねぇ、アカジソの花は紫だったか。
迂闊なことです。
0916_11siso2
毎年見ているはずなんだけどな。きちんと意識化せず、ただぼんやりと眺めてきた訳です。
他のこと、日常生活のなかのこと、などでも多分、意識化しないままにぼんやり過ごしてきたことは膨大なのでしょうね。あ~ぁ、ぼんくらだ。

スミダノハナビ

0906_12sumidanohanabi 2018.9.6
まだ続く花火大会。
いつまで続くか、継続観察中です。

ホウセンカ

0906_3housenka1 2018.9.6
ホウセンカが咲き始めまして。うれしいな。
ホウセンカの花には「距」がある。このこと自体は昔から知っている。
で、うっかり者の爺さん。
0906_3housenka2
あら、つぼみのうちから距があるんだ。いっけねぇ、距は萼の一部か。
0906_3housenka3
萼もまあ花被片ではあるのですから、ホウセンカの花には距がある、というのは間違いじゃないけど、いわゆる花弁の構造ではないんですね。
つぼみの距は妙にかわいかった。
距には蜜をためて、昆虫が蜜を求めて潜り込むのを待つのだそうですけど。距まで潜り込める昆虫は少ないでしょうね。口の長いチョウやガが来ている感じはあまりしないのですが、でも結実するんだから訪花する昆虫はいるわけだ。

ホウセンカの花の構造はかなり厄介ですね。下のサイトが詳しいので、ご覧ください。
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/housenka.html

ツマグロオオヨコバイ

0904_5tumaguroooyokobai 2018.9.4
やけに色の濃い幼虫でした。どうしたのかな。もともとなのか、吸汁した液のせいか。
いえ、どうでもいいんですけど、色は濃かった。

0912_22tumaguroooyokobai 9.12
なんちゅ~かっこをしてるんだい。
雨が降ったわけじゃないから、この液体は自分のオシッコじゃないのかい?
大量に吸汁して、大量に排泄したんだけど、切れが悪かったかね。振り落せなかったようで。オシッコ背負ってちゃ重たかろ。
腹部の脇は濡れてないんだろうね、気門がふさがったら窒息しちゃうよ。
妙なものを見ました。庭のハイビスカスの茎で見かけました。多分終齢幼虫でしょう。

0913_17tumaguroooyokobai1 9.13
これもハイビスカスの茎。終齢幼虫と成虫が向き合っていました。
撮影して脇を見たら
0913_17tumaguroooyokobai2
これ前日に見た幼虫、冒頭の写真の幼虫じゃないのかなぁ。
丸い水滴ではないですが、背中に水を背負っています。
どうしちゃったんだろう。無事成虫になれますように。

★別件:朝、Eテレの体操をしますが、その前の番組が語学番組。
たまたま、中国語をやっていました。茶の話をしていたのですが、台湾の烏龍茶で「東方美人」というのがあるのだそうです。で、これはウンカが葉から汁を吸うことによって甘い香りを放つようになるのだとか。
チラッとそのウンカの写真が見えたのですが、黄色っぽいウンカで、私はツマグロオオヨコバイの幼虫みたいだ、と思いました。
で、ネットで検索したら「チャノミドリヒメヨコバイ」というウンカだそうです。
「ヒメヨコバイ亜科」という分類群がありますので、その仲間でしょうね。成虫でもごく小さいウンカのようです。
ウンカが吸汁することで甘い香りになる、不思議なことですね。どんな経緯があったのか。ウンカがついたと駆除した年の茶はおいしくなかった、駆除しないでおいたほうがおいしかった、というような経験の積み重ねなんでしょうね。きっと。

↓以下、ちょっとリンクします。
http://hojotea.com/jp/posts-895/

ウンカが汁を吸った茶葉のみから作られるお茶
 東方美人の独特の蜜香を作り出すためには、ウンカが汁を吸った茶葉のみを集めることで作り出されます。日本の緑茶農家にとってウンカは害虫ですが、東方美人を作る上ではウンカの役割は重要です。ウンカに汁を吸われた茶葉には黄色の斑点が生じます。更に何カ所も汁を吸われると葉全体がバナナの皮のように黄色く変色します。さらに、ウンカに汁を吸われたお茶の葉は、外敵から身を守るためにファイトアレキシンと総称される物質を作り出します。ファイトアレキシンは人間で言う抗体のような存在と解釈してみてください。外敵から攻撃された植物が、事故防御のために作り出す物質の総称です。ファイトアレキシンについてはウィキペディアの解説を以下に引用します。

http://chuplus.jp/blog/article/detail.php?comment_id=3901&comment_sub_id=0&category_id=301

 体長わずか2.5mmのこの虫は、いわゆるウンカの一種。日本では稲の害虫として知られるウンカですが、お茶につくウンカは種が違い、“チャノミドリヒメヨコバイ”というそうです。この黄緑色の小さな虫が茶葉をかじると、小さく黄色い斑点ができ、その後、葉は波打つように変形し、黄色っぽく変色します。
 この部分を製茶していくことで、独特の甘い香りが生まれるのです。(このメカニズムに関しては、ウンカの分泌物によるのではとする説、お茶の木が自らを守ろうとする防御反応ではないかといった説などがあります。)本来は害虫であるはずの虫の力を借りて醸し出される甘い香りに、世界中のファンが魅了されているわけです。

↓埼玉県農産物安全課のpdfです。写真があります
https://www.pref.saitama.lg.jp/b0916/documents/42chanomidorihimeyokobai.pdf

スイレン

0903_9suiren 2018.9.3
水中から出てきて、咲いて、雨に濡れています。
葉にも水滴が乗っている。水面に浮いて水滴を乗せる。
別にどうということもないのですが、ちょっとだけ意識の隅っこで面白かった。

0904_4suiren 9.4
小型のハチが訪れていました。結構よく虫が来てますよ。お、花だ、お、黒い点がいる。
虫のいない花を撮りたいのだけれど、なかなかどいてくれない、と妻がぼやいていることもあります。

白髭咲きアサガオ

0903_8sirohige1 2018.9.3
アサガオ・カーテンを撮影してから、下を見たら、またカエデの葉の中で白髭咲きアサガオが雨に濡れながら咲いていました。右の花はどうなっているのでしょう。
0903_8sirohige2
こうなんです。花は落ちかかったのですが、メシベがそれを吊っているのです。
たまに見る光景ですが、そう頻繁に見られるものでもない。
雨でぬれたせいもあるのかな。

0906_11sirohige 9.6
この日は陽射しを浴びてカエデの葉の中で白く輝いていました。
カエデの葉が少し「秋色」を帯びてきたようです。

アサガオ・カーテン

0903_3asagao 2018.9.3
夏場、グリーン・カーテンで涼しく、というのがありますので、アサガオ・カーテンと表現してみました。
すごいでしょ。雨戸を開けて脇を見ると「わぁ」なんですよ。
室温に影響するようなものではないのですが、心理的に楽しくて涼しい。

采咲きアサガオ

0902_14saizaki1 2018.9.2
今年の最盛期でした。
0902_14saizaki2
株全体に勢いがあり、花にも張りがある。
こういう不思議なアサガオと付き合うことができたのは「仕合わせ」なことです。(よいめぐり逢い、というような意味で。)

0903_2saizaki1 9.3
上の赤紫になった花は前日咲いた花。
0903_2saizaki2
咲いて間もない花。
0903_2saizaki3
時間の経過がわかりますね。
0903_2saizaki4
つぼみ。
0903_2saizaki5
終わっていく花。メシベ・オシベはあるのに、実ができない。
植物としては、かなしいでしょうね。

2018年9月19日 (水)

斑入り葉のアサガオ

0902_12huiriba 2018.9.2
写真の2輪、同じ株かどうかは探り当てませんでしたが、同じ鉢に咲く、同じ「斑入りの葉」のアサガオです。
右の花は、采咲きではありません。
この鉢の花は、花弁の形成が少し不安定で裂け目が入ったりする花ではあったのですが。
ここまで変化するとはね。想像外。
いろんな花が咲いてくれます。にぎやかだなぁ。

ハイビスカス

0902_7hibiscus 2018.9.2
ハイビスカスも咲き続ける。一度に複数の花は咲かないけれど、次々と。
0902_16hibiscus1
妻が行くとアングルが変わります。
0902_16hibiscus2
ほら。下からあおっています。
これは私には無理なアングル。
メシベ・オシベのパワーが際立っていますね。

ゼフィランサス

0902_6zephyranthes 2018.9.2
花期などもうどうでもいいですね。確かに咲いているのですから。
0902_15zephyranthes
ちょっと気温が低かったかな。「張った」姿は見られませんでした。

0906_1zephyranthes 9.6
しばらくしてまた咲いた。この日は気温も高くてしっかりした姿になりました。
まだ咲きますよ。

アシダカグモ

0902_1asidakagumo1 2018.9.2
朝、台所へ降りていったら、可燃ごみ入れのバケツにアシダカグモがいました。
もう成体ですね。隣の部屋に置いてあるコンデジを撮ってきて撮影。まだいてくれてよかった。
室内だし、ズーム能力はそう大きくないし、フラッシュを発光させてみました。
0902_1asidakagumo2
すっと奥へ移動してしまったので、まるっきりボケてしまいましたが。
一カ所、光っていますね。こういうことが起きるのはおそらく眼でしょう。
たまたまカメラの方を向いていた単眼がフラッシュ光を反射したのではないかな。想像ですが。
で、クモはさっと陰へ入り込んでしまいました。
一応、妻にもアシダカグモの成体がいるよ、と報せておきましたが、あらそうなの、と平然。
アシダカグモごときでびっくりする妻ではありません。

白髭咲きアサガオ

0902_9sirohige1 2018.9.2
ベランダから見下ろしたら、カエデと一緒になっていました。
ずいぶん高く登ったものですね。蔓をからませ、ひたすら上へ上へと。
写真としては道路を超えて向こう側の柵が背景に入ってしまい、どうも面白くない。
0902_9sirohige2
背景をぼかして、カエデの花の如くに。(まさかね)
でもなんだかほっとした。
0902_9sirohige3
同じくベランダから、門灯の辺り。白髭とピンクのアサガオが一緒に咲いているのが見えました。
0902_4sirohige_2
外へ出て道路に立っての撮影。
あちこちアサガオだらけです。

アサガオ

0902_3asagao1 2018.9.2
いっぱい咲いてるなぁ、と見ていたら、画面左下の花が変。
0902_3asagao2
開花寸前のつぼみの時に横っ腹をかじられたのでしょうね。
こういうかじり方をするのは誰だろう?
コガネムシ系の昆虫をあまり見ていないしなぁ。
オンブバッタとか?(疑っちゃってゴメン)

采咲きアサガオ

0901_21saizaki1 2018.9.1
とてもアサガオとは見えないような花。
0901_21saizaki2
つぼみもこうです。

0902_2saizaki1 9.2
今季の最盛期かな。細い葉ですが、葉がまだ緑ですからまだ咲き続けられるでしょう。
0902_2saizaki2
不思議な花もあるものだ、とお楽しみください。
不稔ですから、花だけで終わります。
愛でてあげるのが一番のお礼。

アゲハ

0901_20ageha1 2018.9.1
白く写っているのはネコジャラシです。口吻は丸めたままですから、別に蜜があるかと誤解したわけではない。休憩中。
でも比較的珍しい場所で見かけましたので、パチリ。

0902_11ageha 9.2
今度はこれ。高~いところを、パワフルにまた悠然と飛ぶアゲハ。
モンシロチョウやシジミチョウには絶対真似のできない飛翔。
これがたまんないんだよなぁ。大好き。

ツマグロヒョウモン

0901_19tumagurohyoumon 2018.9.1 16:36
夕方、庭に出ていた妻が撮影。
アサガオの葉の裏で休むツマグロヒョウモン。
翌朝

0902_5tumagurohyoumon 9.2 7:19

まだいたわ、と妻の撮影。
一泊したようですね。
私笑って「一宿一飯の義理ってぇのが生じたな」
いろんな虫たちが我が家内外で生きてますからね。虫の恩返しで楽しく生きていられる夫婦なのでした。

ムクゲ

0901_14mukuge 2018.9.1
高い所で咲きます。「花の表情」がうまく撮れない。

0911_38mukuge 9.11
フヨウのメシベは上へ曲がる、ムクゲのメシベはまっすぐだ、ということを知ったもので、撮りたい。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-5c4d-2.html
2018年9月12日 (水) フヨウ

一般的には雌しべの先が上向きに曲がっているのがフヨウ、まっすぐなものがムクゲと区別できます。

0912_19mukuge 9.12
空が明るくて、薄い花弁が透けて、花弁の重なりが見えて面白い。

0913_9mukuge 9.13
朝、ベランダから見て左手の株。上に掲載した花はこの株のもの。
0913_10mukuge
同じくベランダから見て右手奥。スミダノハナビの上にある株の花。これは地上からは接近しづらいのです。

0916_24mukuge 9.16
やったね!ムクゲのメシベはまっすぐだ!
雄しべが変化して八重化したようですね。

0913_8huyou 9.13
比較用として。フヨウです。

2018年9月18日 (火)

ミドリグンバイウンカ

0901_17midorigunbaiunka 2018.9.1

今年は何度も見ましたね、ミドリグンバイウンカの当たり年でした。
外のアジサイ・スミダノハナビに集中的に生息していました。

死ぬと体が黄色くなるという記述を見たことがあります。どこだったかな。
私自身はこのウンカの死骸は見たことがありません。
アジサイの下にきっとあったのでしょうけれど。

体が平べったいのでピントがなかなかうまく合わないんですね。で、出会うたびに毎回、撮影を試みる。今度こそ、と。
今回はまあまあでしょう。

ルリチュウレンジ

0901_16rurityurenji 2018.9.1
何をしているのかはよくわかりません。まくれた葉の縁に何か汁でもにじんでいるのかな。
幼虫はツツジなどの葉を食べますが、成虫は蜜を飲むだけじゃないのかな。
もうそろそろ繁殖の時期でしょうか、秋から次の春までは蛹(繭の中)で過ごすはずです。

ニチニチソウ&ガザニア

0901_12gazanianitiniti 2018.9.1
これもまた雑然の一部。
それぞれが思いっきり生きて、その力が絡み合って渾然一体のハーモニーがそこに生じる。
そういうの、好きです。

ヒャクニチソウと

0901_11hyakunitisou1 2018.9.1
ごっちゃごっちゃです。絡んじゃって大変。花も入り混じっている。
0901_11hyakunitisou2
ヒャクニチソウの終わりかかった花の間からマルバルコウが顔を出して咲いていました。
0901_11hyakunitisou3
ヒャクニチソウの茎にルコウソウが絡みながらのぼってきて、花の間からさらに上へ行ってしまった。
雑然って素敵だな。
整然は「恐ろしい」。

キマダラカメムシ

0901_10kimadarakamemusi 2018.9.1
線路柵の柱を下向きに歩いていたキマダラカメムシ。
元気にスタスタ歩いていました。足は速いです。
今年はクサギカメムシよりもキマダラカメムシの方を回数多く見かけた気がします。

0911_39kimadarakamemusi 9.11
アジサイ・スミダノハナビの葉にいた2匹の幼虫。上に写っている方が齢が上です。
背面から撮れませんでしたのではっきりしなくて残念です。

0912_27kimadarakamemusi 9.12
門を出たら路面に動きが見える。ナンダ?と顔を近づけたら、カメムシがひっくり返って脚をバタバタさせていました。
経緯は分かりませんが、ここへ落ちてひっくり返ったもののようです。正立しようともがくのですがダメのようでした。
元気だったら難なく起き上がれたでしょうに。あるいは翅を開いて強引に起きるとか。
指先でそっとつまんで起こしてやりました。どこか草むらへでも、とも思いましたが、起こしたらゆっくり歩き始めましたので自力で生きられる限り生きてね、と放置。
家の外をひと廻りして戻ってきたらいませんでしたので、歩き去ったようです。
寿命の残りは少なそうでしたが、生きる力がある限りは生きる、それでいい、それがいい、ヒトもまた。

彼岸花

ところで、外の線路柵際のヒガンバナですが。
0909_8higanbana1 2018.9.9

中の赤がちょこっと見え始めました。
キバナヒガンバナのつぼみとほぼ同期しています。

0911_19higanbana 9.11
すくすくと。

0913_4higanbana 9.13
わぁ、いっぱい。
0914_4higanbana1 9.14

黄花の方と同じく14日に開花を確認。
0914_4higanbana2
ずらっと並んでいます。
0914_4higanbana3
午後、西からの陽射しを後ろから浴びる花。
輝いていました。
0914_4higanbana4
こういう開きかけの状態はあまり見たことがありませんでしたので掲載。

それにしても不思議だな。カレンダーを見ながら開花へ向けての仕事をしているわけではない。それなのに、秋分の頃に、異なる種のものも、ほぼ同じ時期に咲く。
以前にもリンクしたことのあるサイトです↓是非お読みください。
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1082

ヒガンバナは温度(特に地温)を感じて花芽の分化および発達が進行しているようです。また、花芽分化に対して低温はバーナリゼーションとして作用しているようです。

ここのヒガンバナはずいぶん昔に植えて、後は自力で少しずつ生息範囲を広げてきたものです。
感慨深いな。

黄花彼岸花:3 ほぼ満開

0915_1kibanahiganbana1 2018.9.15
2株とも咲きました。つぼみが少し残っていますが、ほぼ満開です。
0915_1kibanahiganbana2
右の株。
0915_1kibanahiganbana3
左の株。(開花して2日目になります)
0915_1kibanahiganbana4
濃い黄色が美しい。
妻と二人でひとしきり騒いだ後、ガラス戸を閉めたら
0915_1kibanahiganbana5
わぁ幻想的だ。これはこれで美しい。
しばらく楽しい日々が続きそうです。

黄花彼岸花:2 開花

0914_1kibanahiganbana1 2018.9.14
咲いたぁ。2株のうち部屋から見て左の株が先行しました。
大柄な花です。迫力がある。
一つの花柄に6つ7つの花が咲くようです。
0914_1kibanahiganbana2
6が基本かな、花弁(花被片)は上に5下に1、雄しべ6ですね。
0914_1kibanahiganbana3
気持ちよく伸びやかな花です。
彼岸の入りのほぼ一週間前。ジャスト、といっていいですね。

黄花彼岸花:1 つぼみ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-7370.html
2018年9月11日 (火) お彼岸も近いですね
↑この記事で、黄花ヒガンバナとヒガンバナのつぼみができたと書きました。この時の写真は9月8日でした。{園芸店で「黄花彼岸花」という名前で購入してきたものです。}
今回は、その後の経過です。

0909_17higanbana1 2018.9.9
翌9日。中が見えてきましたよ。

0910_1higanbana2 9.10
雨に濡れた姿で開いてきました。株は2本ありまして、写真の素人としては常に2本とも掲載したくなってしまうのですが、ガマン・ガマン。

0911_6kibanahiganbana 9.11
わぁ。6つ咲くようですね。

0912_1kihiganbana1 9.12
まだ決定的じゃないなぁ。

0913_34kibanahiganbana 9.13
翌朝には咲くだろうという予感。
さて、如何に?

半分、赤い スイフヨウ

0913_1suihuyou1 2018.9.13
朝、庭に出た妻からの報せ。スイフヨウの花が紅白になっている、と。
普通に立つと、上の写真のように後ろからしか見えません。
0913_1suihuyou2
妻は木の下へ行って枝を引っ張って撮影。紅白半々に咲いてますね。
0913_1suihuyou3
いやまぁ、きれいだなぁ。
花自体は前日咲いたものだと思います。それが、スイフヨウですから赤く変わっていったのでしょうけれど。
半分が先行して赤くなったのだと思います。
それにしても、面白い、きれいだ。
0913_1suihuyou4
私も撮りにでましたが、潜り込めませんから、こんなアングルが精一杯。
0913_25suiuyou
庭を出て、道路側から柵越しに葉の間に見える花を狙ってみました。
まあまあかな。

NHKの連続テレビ小説「半分、青い」も、もうすぐ終了。視聴率は高いらしいですね。
で、ここは一丁悪乗りして捩(もじ)りまして
この記事のタイトルを「半分、赤い」としてみました。悪しからず。

★オマケの別件:NHKニュースにも「半分、赤い」というタイトルのニュースがあったんですよ。

激辛つけ麺「半分、赤い」がグランプリ 暑いまちの人気料理(NHK 2018年9月13日 18時40分)
群馬県館林市で夏の暑さを乗り切る料理の人気投票が行われ、グランプリに市内のラーメン店が考案した激辛のつけ麺が選ばれました。

この人気投票は、群馬県館林市の夏の暑さをまちの活性化に生かそうと、地元の商工会議所が企画しました。
 ・・・
13日は市内の飲食店で開票結果が発表され、ラーメン店「ぽれぽれ」が考案した激辛のつけ麺、「半分、赤い」が、最も多い票を獲得してグランプリに選ばれました。
 ・・・

2018年9月14日 (金)

平成30年北海道胆振東部地震に関連して

★ニュースでは最初の揺れ以降の地震回数を「累計」で報じることが多いと思います。

今後1週間程度は強い揺れに警戒 気象庁呼びかけ 北海道地震(朝日新聞デジタル 2018年9月14日05時00分)
 気象庁は13日、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震をめぐり、発生当初に比べて最大震度7程度の地震が発生する可能性は低くなったと発表した。一方、地震活動は活発な状態が続いており、今後1週間程度は強い揺れを伴う地震に注意が必要としている。
 今回の地震で強い揺れを観測した地域では、最大震度5弱程度以上の地震の発生確率が平常時より100倍超高い状態だという。松森敏幸・地震津波監視課長は「家具の固定など日頃からの備えを心掛けてほしい」と呼びかけた。
 また、最初の激しい揺れの後に起きた震度1以上の地震について同庁は、13日午前9時までに238回発生していたと説明。これまで最大震度4としていた6日午前6時11分ごろの地震は、厚真町とむかわ町で5弱を観測していたと明らかにした。

累計は当然のことながら、回数を積み上げていくのですから「増える一方」です。
安易に安心されてはかえって危険ですから、地震はこんなに増えているよ、と報じることも悪くはないのでしょう。
でもね、日時の経過とともにどう変化しているのか、ということも大事な情報ではないのかな、と理系爺さんは思うわけです。で、そういう情報の入手の仕方を書きます。

↓気象庁のトップページから現在はここへダイレクトに入れます。
http://www.jma.go.jp/jma/menu/20180906_iburi_jishin_menu.html
平成30年北海道胆振東部地震の関連情報

ここに、今回の地震に関する重要な情報が集められていますので、ご利用ください。

↓その中からリンクしているpdf。
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/2018_09_06_iburi/iburi_jishinkaisu.pdf
気象庁地震火山部
「平成30年北海道胆振東部地震」の最大震度別地震回数表
平成30年9月14日10時現在
平成30年9月6日03時~9月14日10時、震度1以上

ここには「最大震度別地震回数表」があります。利用価値が高い。
ただ、「震度別」のまま時間経過を表現するのは難しいので、表の下に「震度1以上の地震」の回数がグラフ化されています。
20180908jisinkaisu
9月8日12時時点でのグラフ

20180910jisinkaisu
9月10日14時時点

20180914jisinkaisu
9月14日10時時点。
指数関数的に回数が減っていくことがわかります。
でももちろん、回数が減ったからと言って安心してはいけない。
現に今日も最大深度4と3の地震が起きています。
↓NHKから

2018年9月14日 6時54分ごろ 北海道胆振地方中東部
マグニチュード 4.6

2018年9月14日 9時48分ごろ 北海道胆振地方中東部
マグニチュード 4.3

地下の歪が地震によって解放されていく。少しずつ残存エネルギーは減る。熱いものが冷めていくような過程ですね。
ただ、滑らかに放出するのではない、というところが大事です。
危険性の高まった状況はずっと続きますので、気を抜かず。
でも、地震はゆっくりですが、減っていきます。
{東日本大震災以来、日本中の地震の危険性は高まったままなんですよ。もちろん私の住む東京でも。そのような中で生きて行きましょう。}

被災なさった方々に心よりお見舞い申し上げます。

ニチニチソウ

0901_7nitinitisou 2018.9.1

何度も登場します。今回は何に気を惹かれたのか。
つぼみがぴょんぴょんと立ってて面白かった。
初め、ん?ナンダ、と近づいてみて納得。
楽しい花だな。

アオスジアゲハ

0901_6aosujiageha 2018.9.1

私の後ろから前へ回り込んできて、クスノキの周辺を飛び回る。
静止してはくれないので、とにかくまあシャッターを切ってしまえと2,3回。
うち1枚がこれ。ぶれてはいますが、雰囲気は伝わるかな、と掲載。
いろんなチョウに囲まれて生活しています。
{はい爺さんギャグ} 蝶楽しい老後の生活。

セスジスズメ幼虫

0901_3sesujisuzume1 2018.9.1
我が家のホウセンカではありません。買い物帰りの妻がホウセンカに見つけて撮影してきました。
0901_3sesujisuzume2
こういうイモムシです。
左が頭。右が腹端で、スズメガの幼虫に特有の「尾角」があります。これやわらかいので刺さりません、安心してください。
黒い体には眼状紋が並ぶ。一度覚えれば忘れない独特のイモムシ。
成虫は三角のジェット機のようなガです。

http://www.jpmoth.org/Sphingidae/Macroglossinae/Theretra_oldenlandiae_oldenlandiae.html
ここにたくさん写真があります。
成虫の写真を見ながら下へ下っていくと「成虫写真11」というのがあるのですが、うっかりすると成虫を見逃します。がんばって「発見」してください。多分、うふっ、と笑えます。
下の方に幼虫写真もありますよ。

采咲き朝顔

0901_1saizaki1 2018.9.1
知らないとこれはアサガオに見えないかも。
0901_1saizaki2
花弁形成に関わる遺伝子が変化しちゃったんですね。
こういう変化が起きること自体も不思議ですが、変化した朝顔の親木をちゃんと確定して、この品種を保ち続けた江戸の「趣味人」の力も驚嘆に値しますね。
メンデルの法則の実践です。潜性ヘテロの親木から潜性ホモの変化品種が出てくる、そう言うことを熟知していなくちゃできません。
すごい。

収穫

0831_23budou 2018.8.31
ブドウ大収穫。ずいぶん食べてます。食後のデザートのかなりの部分をまかなってくれます。

酸っぱいのもあるけど、甘いのもちゃんとあるんです。いいでしょ。
最初の収穫からかなり長期にわたって食べています。

0831_23okra
背の順に整列したオクラたち。
このところほぼ毎夕食に登場。レンジでチン。それだけの料理。ぬめりが良い。

猫背

0831_22nekoze 2018.8.31
下丸子の駅そばで。
このネコ、背がバキバキいってませんか?
ネコは自分ですごい伸びをしますから、猫は猫背ではない気がするけど。

PC起動時の画面

0831_20pcopening 2018.8.31
この画面、多くの方が知っているはずですが。
どうやって撮ったんだ?
街を見下ろす高い所から、水平線上の月を撮る。
低い位置で撮ると、海面に映った月の明るさが長くなるんですよ。だから多分高い位置から撮っている。
合成ということはないんでしょ?
無限遠と街の灯りと。月の写り方は望遠、街は比較的標準レンズ的。
「あおり」というやつですか?
レンズ面と撮像素子面が平行ではなく、傾けられるという技法かな。
昔、蛇腹カメラで写真やさんが布をかぶるようにしてカメラ後面を暗くして集合写真を撮ったりしませんでしたか?
あれが「あおり」を使った撮影でした。集合している人の下の段にいる近くの人と、上に立っている遠くの人の両方にピントを合わせる、という技術だったんですが。
あの技法、今も使えるのかなぁ。
PCを立ち上げながら、何日か、考え込んでいました。
カメラ技法に詳しい方、教えてください。

アゲハ

0831_19ageha 2018.8.31

羽化してケースを飛び出して、高い所にとまりました。
辺りの景色でも脳に収めているのかな。チョウの道といって、同じようなところを飛ぶんですよ。
ということは、景色が頭に入っているということなのではないかな。

0901_5ageha 9.1
翌日、アゲハが体のそばを飛ぶ。昨日羽化した上の写真の個体かな。
何となく感情移入してしまいます。あいさつに来てくれたような。
元気でね。

ムクゲ

0831_17mukuge 2018.8.31
電線が入らないアングルが欲しい。
位置を変えるとこの輝きが思い通りに出ない。
難しいところです。

0906_16mukuge 9.6
何とか空と雲だけを背景にして写せました。
我が家的にはちょっと時期が外れた開花です。それもあんな高い所で。
気持ちよさそうですけどね。

ヤマトシジミ

0831_16yamatosijimi 2018.8.31
一瞬これがなんだかわかりづらいでしょ。
ヤマトシジミがこっち向いています。
しぼみかかった白髭咲きアサガオにいるのですが。
蜜はあったかな?この角度だと体を温めているという角度でもないし。
見つめ合ってしまいました。

2018年9月13日 (木)

9月12日は「宇宙の日」

昨日、テレビの音声で「今日は宇宙の日」というようなことが聞こえました。内容までは聞かずに動き回っていまして、それっきり忘れていましたが。
夕方、夕刊を見たら、題字の脇のところに「宇宙の日」と書いてあって思い出した。
で、今朝、NHKのサイトを見たら
「宇宙の日」 成田空港で宇宙飛行士が参加して催し(NHK 2018年9月12日 13時12分)
 12日が「宇宙の日」となっているのに合わせて、成田空港では宇宙飛行士の大西卓哉さんも参加して、宇宙への興味を深めてもらおうという催しが開かれました。
9月12日は、26年前に毛利衛さんが日本人として初めてスペースシャトルで宇宙に飛び立ったことを記念して「宇宙の日」とされています。
 12日、成田空港で開かれた催しには元航空機のパイロットで宇宙飛行士の大西卓哉さんが参加しました。
(後略)
NHKのニュース記事にはリンクを貼りません。新聞記事だと長期にわたってリンクが有効なことが多いのですが、NHKのニュース記事はすぐリンクが切れます。もちろん画像などは保存しているのだろうと思いますが、記事へのリンクはすぐ切れる。ということで。
★さて、大元のJAXAを覗いてみました。
http://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/313.html

毎年9月12日は「宇宙の日」です。
1992年は、世界中が協力して宇宙や地球環境について考えようという年、国際宇宙年(ISY)でした。
「宇宙の日」はこれを記念して制定され、一般の方々からの公募により、毛利宇宙飛行士がスペースシャトルで宇宙へ飛び立った日である9月12日となりました。
(ちなみに'92年の読み方と9月12日の読み方は同じ九十二で、日本語の語呂合わせになっています。)
・・・
また、 「宇宙の日」と「世界宇宙週間」を含む9月初旬から10月上旬までを「『宇宙の日』ふれあい月間」とし、集中していろいろな宇宙関連行事を行うことになっています。

関連行事へのリンクもあります。関心がありましたら覗いて見てください。
私のような年齢だと、世界で初めての人工衛星スプートニク1号打ち上げの日、などという方が強烈な印象がありますので、宇宙の日にふさわしい感じもしますけどね。9歳だった、地球1周90分、なんてショックだったなぁ。

スプートニク1号

打上げ日時  1957年10月4日19時28分34秒 UTC(22時28分34秒 MSK)
消滅日時    1958年1月4日
物理的特長
本体寸法    直径58cmの球状 質量    83.6 kg
軌道要素
周回対象    地球
軌道    楕円軌道
近点高度 (hp)   215 km
遠点高度 (ha)   939 km
離心率 (e)  .05201
軌道傾斜角 (i)  65.1°
軌道周期 (P)    96.2分

 スプートニク1号(スプートニク1ごう、露: Спутник-1)は、ソビエト連邦が1957年10月4日に打ち上げた世界初の人工衛星である。重量は 83.6kg。Спутникはロシア語で衛星を意味する。
 コンスタンチン・ツィオルコフスキーの生誕100年と国際地球観測年に合わせて打ち上げられた。科学技術的に大きな成果となっただけでなく、スプートニク・ショックを引き起こし、米ソの宇宙開発競争が開始されるなど、冷戦期の政治状況にも影響を与えた。

アメリカはショックだったんですよ。ソ連に遅れを取ったというのでね。
軍事や、技術方面だけではなく、理科系の教育にも改革に力を入れたのでした。
PSSC物理というのもその流れの中にあったと記憶しますが。
ちなみに「スプツニ子」さんの名前は、詳しい由来は知りませんが「スプートニク」だと聞いております。

チドメグサ

0830_25chidomegusa1 2018.8.30
妻が見つけてきました。ネジバナの鉢に生えてたのかな。
ゼニゴケみたいな感じの葉だけど、コケじゃないのよね、と。

0830_25chidomegusa2

ちょっとぶれましたがこれ、花ですね。5弁花です。
初めて見る植物でした。
ネットで「ゼニゴケみたいな葉」とか検索するとゼニゴケしか出てこないし、困った。
こういう時はアナログに力任せの「検索」。
「雑草図鑑」岩瀬 徹 著、全国農村教育協会、H19
という本を手元に置いています。普通の生活でお目にかかるような雑草はほぼ網羅されていると思います。「身近な280種」というサブタイトルもあります。図鑑部分が189ページなのです。
ですから、その気になれば1ページ目から最後まで、丹念にめくっていってもそう「絶望的」なボリュームではない。実際そういう探し方を何度もしました。「科」がわかればもっと効率よく探せますが、上の植物の場合、科も見えてこない。
で、1ページ目からめくり始めましたら
76ページで「これだっ」というのに出会いました。それが
チドメグサ・セリ科
です。
多年草。空き地、庭、芝地、路上のすき間などに生育。細い茎が地面をはい一面をおおうことがある。和名はこの葉を傷口に貼ると血が止まるとのいい伝えから。
花期6~9月。
花 花弁5、雄しべ5、子房は2室
果実 2分果がくっついている
早目に見つかってよかった。
9月3日。采咲き朝顔の写真を撮っていて、ふと下を見たら
0903_4chidomegusa1 9.3
ここにも生えてました。
0903_4chidomegusa2
小さな花です。

0903_4chidomegusa3

実もできていました。
多分これまでも庭のあちこちで生えていたんでしょうね。たまたま今年。今回、気付いただけなんだと思います。
一度気付くと見逃すことはない。知っているものしか見ていない、ということですね。
知らなかったことを知ることは喜びだ、というのが「学び」の原点です。無知な案山子には喜びの種がいっぱいだ。

ルリチュウレンジ

0830_17rurityuurenji 2018.8.30

門扉にとまったルリチュウレンジ。
ごめんください、と言っているかな。
この後すぐ庭へ飛んでいきました。
今の時期幼虫は見かけていませんが。目につかないところで繁殖しているのでしょう。

キバナルコウ

0831_11kibanarukou1 2018.8.31
マルバルコウと似た花で色が黄色。

0831_11kibanarukou2

しぼんだ花、つぼみ。
秋の時が流れていきます。

モミジバルコウ

0830_12momijibarukou1 2018.8.30
マルバルコウよりちょっと大きくて五角形が広がっています。
0830_12momijibarukou2
アサガオっぽい雰囲気がありますね。

0830_12rukousourui

ここでは3種類のルコウソウの仲間の葉がごちゃごちゃ。
植物には太陽光の争奪戦という厳しい競争もあるのですが、そういう現場です。
0831_13momijibarukou 8.31
ピントを茂みの奥にもっていくのに苦労しました。
色彩のコントラストが鮮烈です。

マルバルコウ

0830_12marubarukou1 2018.8.30
つぼみ、花、しおれた花などが入り混じっています。
0831_10marubarukou 8.31
丸葉とはいっても、ちょっととんがりのある葉です。
この花なんだっけ?と迷うこともしばしば。花から茎をたどって葉に辿り着いて確定。
入り組んでいますので結構大変です。

オシロイバナ

0830_9osiroibana 2018.8.30
電鉄会社の草刈りで、かなりの部分が刈り取られましたが、残ったものが再び増殖してあちこちで花を咲かせています。
草刈り前の紅白入り混じった源平咲きというのかな、そういう花はほとんどなくなって、このような単色の花がいっぱい咲いています。
鮮烈な赤ですね。

アサガオ:2

いろいろ妙なことが起こった姿を。
0831_14asagao1 2018.8.31
つぼみの時に先端部をまとめてかじられたのではないかと思うのですが。
どういう昆虫がそういうことをするのか、よくわからない。
0831_14asagao2
これが何もなく開いた姿です。
0831_15huiriba1
これもまたなんだか極端ですよね、やはりかじられたのではないかという気がするのですけど。誰が?
0831_15huiriba2
これはかじられたりはしていないのですが、花弁に凹凸が多い。朝の陽射しで影ができ、凹凸が強調されています。

アサガオ:1

ここでは典型的な形を並べます。
0830_8asagao1 2018.8.30
これは葉の縁が盆のようにまくれた葉の株に咲く花なんです。
0830_8asagao2
ヒゲがあり、花弁が割れているというこの花の典型的な姿。
0830_8asagao3
葉が斑入りの種類。
左の方にしぼんだ花がありますが、なんだか飴玉みたいでかわいい。

これらは順調に開花したものたち。

アブラゼミ

0830_5aburazemi 2018.8.30
庭をそろりそろりとすり歩いていましたら、セミがジジジといって低い位置から飛びました。羽化した場所にいたのかな。
で、飛んだ先を目で追って、あの木の裏側に入った、というのを確認し、視線をそこに固定したままそっと近寄って裏側を覗いたら、いましたね、アブラゼミ。
セミは通常頭を上にしてとまります。前の記事のツマグロオオヨコバイのような姿勢は見かけない。
で、捕虫網で捕えようとするとオシッコをひっかけられることがありますが、薄い樹液を大量に吸って、不要な水分を放出するだけですから、さして汚いわけでもなし。飛ぶときだけ排出しているわけではないですよ、普段だって出している、だからこそ頭が上だと思うんだけど。

カメムシ目(半翅目) > ヨコバイ亜目(同翅亜目) > オオヨコバイ科 > ツマグロオオヨコバイ
カメムシ目(半翅目) > ヨコバイ亜目(同翅亜目) > セミ上科 > セミ科 > アブラゼミ

カメムシもセミも植物の液を吸うのですが、カメムシが嫌われて、セミは嫌われない、というのは不公平な気もする。

ツマグロオオヨコバイ

0830_4tumaguroooyokobai 2018.8.30
昆虫が頭を下にしてとまっているのはよくあることなのですが。
ツマグロオオヨコバイの場合、大量の液体を排泄するからなぁ。
自分のオシッコかぶっちゃわないかい?と、余計なことを考えてしまったのでした。

2018年9月12日 (水)

ヤブラン

0830_2yaburan 2018.8.30
なんとも迂闊な話なのですが、庭に2か所ヤブランの株があることは知っていました。
花の色の紫が濃いのと薄いのとの違いはありますけど。
ふと気づいたら、3か所目のヤブランがあった。マンリョウの下ですので、隠れていたというわけでもない。
それなのに、気付かずにいた、という「うつけ者」なのでありました。
この狭い庭で、新たな発見するなんてね、なんというジャングル状態なのだろう。

センナリホオズキ

0829_5sennarihoozuki1 2018.8.29
センナリホオズキです。
0829_5sennarihoozuki2
実は赤くはなりませんが、まあ、ホオズキと同じようなもの。
葉に食痕があまりみえません。ニジュウヤホシテントウなどの食害にほとんどあわずにここまで来ました。
なかなかかわいいものですよ。
大分以前にホオズキ市で入手してきたものを、継続的に栽培しています。

アサガオ

0829_2asagao 2018.8.29
何度も登場する斑入りの葉の株の花。
花弁がいろんな程度に変形しています。
右に大きく写した花。切れ込みがあって、その一部につぼみ状というのか、小さく閉じたような構造が見える気がします。
詳細は分かりませんが、花弁形成の微妙な複雑さを感じさせます。

チャバネセセリ

0830_7tyabaneseseri 2018.8.30
イチモンジセセリと非常によく似ていますが、翅の模様が違うようです。
で、チャバネセセリでしょう。
口を伸ばしているわけではないし、休憩中ですね。
激しく動かれたら識別は難しいな。

イチモンジセセリ

0828_27itimonjiseseri1 2018.8.28
ランタナに来たイチモンジセセリ。
ヒメハラナガツチバチと違って長い口吻をもっていますからね、花お奥深くの蜜が吸えます。なんだか真剣に味見しているような雰囲気ですね。
0828_27itimonjiseseri2
暗くなりましたが、口吻はよく見えます。
口吻の先端には、触角や味覚のセンサーがあるんじゃないかな。

0830_3itimonjiseseri 8.30
葉の上なのですが、口をちょっと葉に接触させてないか?
葉が濡れている、というようなことがあるかもしれませんね。

ヒメハラナガツチバチ

0828_26himeharanagatutibati1 2018.8.28
ランタナに少し大型のハチが来ていました。ヒメハラナガツチバチだと思います。これからの季節にキバナコスモスでよく見かけるハチで、ランタナで見るのは私としては珍しい。成虫は花の蜜を吸います。腹を巻きつけるように曲げた独特の姿でメシベの根元の方へ潜る。顎が発達しています。メスは土の中のコガネムシなどの幼虫を探り当てて幼虫に産卵するのです。
土を掘ったりするので顎が発達したのでしょう。刺すハチではありません。体のそばを飛んだからと言って騒ぐようなことではない。手で払ったり、つかもうとしてはいけません。どんな昆虫でも攻撃されれば命がけで抵抗しますからね。
0828_26himeharanagatutibati2
ヒメハラナガツチバチの方は花に夢中なのですが、なんだか妙なぐあいだな。
黒い小さなハチがひっくり返っている、おそらく死んでいるのでしょう。
ヒメハラナガツチバチが攻撃して倒したとは思えません。徘徊性のクモかなんかにやられたハチの死骸がたまたまそばにあったということだと思います。珍しい偶然です。
0828_26himeharanagatutibati3
ランタナの花は小さいけれど深い。ヒメハラナガツチバチの口で奥まで届くかどうか、無理かもな。
夢中になっている姿の影がくっきり映っています。
0828_26himeharanagatutibati4
体をギュッと曲げたこのスタイル。ヒメハラナガツチバチやキンケハラナガツチバチでよく見かける姿です。
花の外からかじっていわゆる「盗蜜」をするタイプのハチかどうか、わかりません。
クマバチは盗蜜しますよ。

フヨウ

0828_25huyou 2018.8.28
フヨウの花は何度も掲載してきましたが、この花、開き始めからメシベは上に曲がっていたっけ?
そもそもこんな長いものが、つぼみの中でどういう状態にあったんだろう?などとふと想像してしまった。
曲がった状態で収納されていたものが、開花とともにまっすぐになり、重力を感じながら上向きにセットされるのかな。
学者さんならつぼみを切り開いて、そのあたりの経過をきちんと記述するのかな。素人には無理だけど。

面白い記述を見つけました↓
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-927

近縁種にムクゲ(Hibiscus syriacus)がありますが、一般的には雌しべの先が上向きに曲がっているのがフヨウ、まっすぐなものがムクゲと区別できます。

ハァ、そうなのか。そういやぁムクゲのメシベはまっすぐだったな。
ふ~ん、やっぱり見る人はちゃんと見てるんだな。うっかりかかしはびっくりしました。

ピンクのアサガオ

0828_23asagao 2018.8.28
庭からベランダを見上げて撮った写真。ピンクのアサガオが咲くのですけれど、なかなかうまく撮れない。

0830_23pinkasagao 8.30
妻がベランダからちょっと乗り出して撮った写真。
微妙な位置で咲いてくれます。

0831_8asagao 8.31
これは私の撮影。門柱に絡んだ白髭やらなんやらいっぱいのアサガオの中にこのピンクの花があったようで、門灯のところで咲いたのです。これなら私の視線から少し上ですので、そばで撮れる。花の中を覗くようなアングルは無理ですが、ほぼ満足のいく写真が撮れました。

ツマグロヒョウモン

0828_22tumagurohyoumon 2018.8.28
この日、ツマグロヒョウモンが4匹羽化しまして、放しました。
最近の分担は。私が玄関前にお風呂椅子を置いてケースを開ける係。妻は旅立ち前の姿をケースの外から撮ったり飛び出していく姿を撮ったり。撮影係。
4匹とも元気に飛び去ったのですが、そのうち一匹の飛ぶ姿が写っていました。
妻は当てずっぽうでいいからチョウの方へレンズを向けてシャッターを切る。こういこともたまにあるんです。とにかくシャッターを切らなければ何も写りません。
ケースから飛び出して、一挙に去らずに、近くの木にとまって一呼吸おいて去るものもいる。
私は座って見ていますから、あの辺にいったようだ、と視線で追跡していて、妻に報せると撮りに行く。
二人して大騒ぎをするわけです。

それにしてもダイナミックな姿でしょ。鳥だとね、羽の動きが昆虫ほど速くはないから羽をはばたき下ろした姿なども肉眼で見ることができて、絵にも描かれます。
昆虫の絵でこういうのを描くのは難しい。肉眼の限界を超えてますからね。写真という技術の力を借りることは決して恥ずかしいことでも何でもない。こういう姿を脳裏に焼き付けて、絵の中に描き込んでほしいな、などと思う私です。

ハイビスカス

0828_19hibiscus 2018.8.28
ハイビスカスはベランダと、庭と2か所にあります。
庭の株は緑の葉が元気に茂っているのですが、花期は終わったという感じでひたすら光合成に励んでいます。
で、ベランダの株はまだまだ咲くんだ、といっております。

0829_3hibiscus 8.29
咲いた。
日射量、土の温度などの影響なのかなぁ。
土の温度はベランダの方が高くなると思います。
地面ではそんなに極端な変動はしないでしょう。

何だっていいんですけど、きれいに咲いて楽しませてくれるのですから。

2018年9月11日 (火)

アサガオ

0828_18asagao1 2018.8.28
毎朝のご挨拶。雨戸を開けるとおはよう
0828_18asagao2
同じ斑入りの葉の花ですが、微妙に違う。
花って個性的ですね。
毎朝少なくとも10輪くらいは咲いていて、多い時はざっと見て50輪くらいあるような時も。
楽しい毎日です。

お彼岸も近いですね

0908_1kihiganbana1 2018.9.8
これ、タグは「白花」になってますが、2本立っているのは黄花ヒガンバナです。
妻は鉢をまとめたんですね。で、白花の方はまだ音沙汰がなくて、黄花の方が立ち上がってきた。
0908_1kihiganbana2
心なしか内部に黄色いものがあるように見えます。
0908_1kihiganbana3
まだ幼いけど。黄色っぽいような。どうかな。

0908_6higanbana1
こちらは同じ日の昼頃、線路柵下。
かなりいっぱいヒガンバナのつぼみが立ち上がっていました。

0908_6higanbana2
夕方、妻がカメラを持って見に行ってくれました。
0908_15higanbanayugata1
わ、進行しているようだ。
0908_15higanbanayugata2
もうすぐですね。着々と準備は進む。
律儀なものですね。秋分の日=彼岸の中日は9月23日です。

約2週間前。赤と黄が咲きそうです。

ヒメグモ

0828_17himegumo 2018.8.28
親はいないようです。点々と散らばる粒々は幼体のようですが、小さくて私の肉眼でははっきりとらえられません。
親による養育の期間が終わって、独り立ち。
大きくなってね。

タチアオイ

0828_11tatiaoi 2018.8.28
まだ咲くんだから、っ。
大きなものはもう枯れて、切りましたが、種子からの再発芽か、残った茎からの成長か。
まだ咲くんだ、と申しております。
がんばれよ。

ヒャクニチソウに

0828_10hyakunitisou 2018.8.28
ヒャクニチソウの花の茎を支えに巻きついて、花の間から葉を出したのはマルバルコウかな。
ルコウソウ類の蔓は何にでも絡みつきますからね。絡みつかれた側と共倒れになることもあるけど、とにかくその「のぼる」という意志の激しさ、速さはすごいものです。

花々しい

0828_9hana 2018.8.28
右上はキバナコスモスで、左下側はヒャクニチソウ。
間にマルバルコウの花やつぼみがあって。
ルコウソウの葉も見えています。

一画面には収まりませんが、ニチニチソウやガザニア、他のルコウソウ類、フウセンカズラなどなど。周囲は花でいっぱい。
「花々」しいでしょ。

ヤノネボンテンカ

0828_8yanonebontenka1 2018.8.28
濃い赤い色は全部つぼみです。
0828_8yanonebontenka2
これがまた一斉に咲いて、花の茂みになるでしょう。
花の盛りが波状に押し寄せてきます。すごいパワーです。

キョウチクトウ

0828_6kyoutikutou 2018.8.28
目の前の高さで咲いてくれたものですから、撮らないわけにはいかない。
ありがとうね、と近づいて撮影。
ちょっと雨に濡れて色が抜けかかった部分もあるみたい。
酸性雨がどうのこうのというようなレベルではないのですが、花は雨に濡れると色むらが生じますね。

木の幹に花を咲かせましょう

0828_2asagao 2018.8.28
「枯れ木に花を咲かせましょう」というのは花咲じじいの台詞ですが。
枯れてはいないけど「木の幹に花を咲かせましょう」という術です。
外に出て塀の外から見ると
0828_5asagao1
こうなっております。
鉢での栽培では間に合わず、庭の木を勝手に支えにして遥か高く登っていく野性的なアサガオもあちこちに。
0828_5asagao2
花びらの形成にちょっと軽い変化があって、五弁ですが切れ目が入っています。
微妙な花がいっぱいです。

フタトガリアオイガ

0827_5hutatogariaoiga1 2018.8.27
よく見かける「標準的な」模様とはちょっと違った模様の幼虫。
でも、全体の姿や、退化した腹脚などはフタトガリアオイガのものです。
0827_5hutatogariaoiga2
赤い肛上板もないですね。

0828_1hutatogariaoiga 8.28
翌日、見かけた幼虫。上で「標準的」と書いた模様、そのものです。

0908_4hutatogariaoiga1 9.8
これはスイフヨウで。赤い方が腹端部です。
つまんで追放。ごめんな。
0908_4hutatogariaoiga2
左が頭で、側単眼もちょっと見えたりして、かわいそうな気分ではあったのですが。
追放するんですから、その気分の悪さは引き受けなければ申し訳ない。

2018年9月10日 (月)

9月8日の気温分布と前線

2018_0908_1200tenkizu2018.9.8
これ12時の天気図です。
停滞前線が列島にかかっています。
停滞前線というのは、北の空気と南の空気が、どちらかが優勢に押す、ということなく、拮抗しているという意味です。
でも、列島が折れ曲がっているような形なので、関東のあたりだけが停滞前線の南側になっています。
2018_0908_1400amedas
14時の気温分布です。
停滞前線の南側に入った関東あたりだけ赤くなっていますね。前線の南側は暖かい空気なのです。
福岡の14時の気温は21.7℃
東京の14時の気温は31.9℃
10℃も違うんですよ。前線の北側と南側の空気の違いがよくわかります。

こんな記事がありました↓上は朝日、下は読売です。

高校の体育大会中に低体温症か 20人以上倒れる 福岡(朝日新聞デジタル 2018年9月8日13時43分)
 8日午後0時45分ごろ、福岡市早良区有田3丁目の福岡県立福岡講倫館高校で「体育大会中に気分が悪いという生徒がいる」と消防に通報があった。県警西署などによると、同校では雨が降る中で体育大会が行われており、競技中に20人以上が相次いで倒れたという。低体温症の疑いがあるという。
 福岡管区気象台によると、同日正午の福岡市の気温は21・9度で、平年値を大きく下回っていた。小雨も降っていた。

体育大会観戦中、生徒十数人が低体温や過呼吸に(2018年09月08日 13時55分 読売新聞)
 8日午後0時40分頃、福岡市早良区有田3、福岡県立福岡講倫館高校から、「体育大会で、観戦中の生徒十数人が低体温や過呼吸で体調不良になっている」と119番があった。福岡市消防局などによると、多くが過呼吸のような症状を訴えており、校舎内で休ませるなどしている。
 福岡管区気象台によると、同市の正午現在の気温は21・9度。午前中から前線の影響で雨が降り、北から風が流れ込んだため、気温は7日正午より5・3度低かった。

夏の間、熱中症という言葉ばかりを聞いていましたが、今度は雨の中ではありますが低体温症ですって。「過呼吸」という話もあるようですが。なんにせよ、変動が大きいからな。
この変動の激しさに若人でも体がついていけないらしい。まして私共のような老骨にはきついことです。前線の北側に入ったら気温がガタっとさがるのですから、気をつけなくっちゃ。身を守りましょう。

たなくじ

0827_1tanakuji1 2018.8.27
期限のことはもういいことにして、ブログで見かけた日から一週間とでもしましょうか。
アイデアですね。「犬吉」ですって。大吉より「一点」多いんですって。
犬に竹籠かぶせて「笑吉」は?いかがですか。
0827_1tanakuji2
そう、虫の音が少しずつ大きくなってきました。季節の歩みに耳を傾けることはいつも吉ですよ。

ツユクサ

0826_25tuyukusa 2018.8.26
下の方で咲くこの小さな花が、妻のお気に入りでして。しゃがみ込んで撮ってきてくれます。
この低い位置の花で、後ろからの陽射しに輝く姿、というのはなかなかチャンスがない。
いい腕だ。というか、いい目だ。

白髭アサガオ

0826_22sirohige 2018.8.26
すっごい姿でしたので記念撮影。
花弁の形成がうまくいかなかったのでしょう、こんな風に裂けてしまった。
逆に言って、花弁を作る、という植物の仕事の大変さがしのばれます。

0828_16sirohige 8.28
花弁が裂けたような感じになったほかに、花の中央部に八重の小さな花弁のようなものができています。
花弁形成に関してはバリエーションが大きいのですが、結実するんです。
不思議な変化朝顔で、タフです。

マルバルコウ

0826_19marubarukou1 2018.8.26
花と葉の対応が一目ではわかりにくくってね。ごちゃごちゃで。
でもこれはマルバルコウ。
0826_19marubarukou2
小さなアサガオのような雰囲気もあります。
0826_19marubarukou3
なんとか葉との対応をつけようとアングルを探しました。
櫛の歯のようなのはルコウソウの葉です。
脇にちょっととんがりのある面積の広い葉がマルバルコウの葉です。

0828_7marubarukou 8.28
これもね、まるでルコウソウの花みたいですけど、マルバルコウです。
しげってるなぁ。

ミツバチ

0826_16hekusokazura 2018.8.26
ヘクソカズラの花がいっぱいだ、と見ていましたら。
0826_17mitubati1
ミツバチが一匹花に潜り込もうとしていました。
0826_17mitubati2
ちょっと花の口径が狭いよなぁ。奥行きも深いし。
ヘクソカズラの花にも紫外線で見えるハニーガイドのような模様があるのかもしれませんね。

それを見て、おっ、蜜だ、と来たのでしょうか。でもこの花は虫のサイズには合わなかった。
もっと小さい昆虫を呼んでいるのでしょう。

0826_17mitubati3
飛び去る瞬間が写りました。
チェっ、とか言ってないか。

ヤマトシジミ

0826_14yamatosijimi 2018.8.26
ノブドウの花に来たヤマトシジミ。目立たない花なのに虫が来ます。
0826_20yamatosijimi1

これは妻の撮影。長い時間ずっと目の前を飛び回って蜜を吸っていた、とのこと。
花はフウセンカズラです。

0826_20yamatosijimi2
私が見たのと同じ個体かもしれないけど、わからないな。

ニチニチソウ

0826_12nitinitisou 2018.8.26
一つの株の花でも、なんだか変化するような気がします。
この花に関しては、妻も私も同じアングルで撮影しました。オッと思ったんですね二人とも。ということは、この感じが珍しかったんですよね。
面白い花だな。

花たち

0826_10asagao_ 2018.8.26
斑入り葉のアサガオの鉢。白いタマスダレ。薄い紫のヤブラン。
足元がにぎやかでして。「またぐ」ことのできない私は、いろいろ「すり抜けて」移動しております。

ヤノネボンテンカ

0826_9yanonebontenka 2018.8.26
画面左上にしぼんだ花があります。その影が右下の花に映っているのです。
たまたま光線の角度が一致したものです。珍しいショットでした。
0826_9yanonebontenka2
自分自身の蕊の影を映す花も。これはよくある光景です。

太陽光線って日に日に変わっていくし、一日の中でもかなりのスピードで移動していきます。被写体との関係も一期一会ですが、太陽光との出会いも一期一会なのです。

ハチ@タマスダレ

0826_6hatitamasudare 2018.8.26
このハチの種類はわかりませんが、ミツバチでないことは確かでしょう。となると、自分の活動エネルギー源としての蜜を求めているのか、花粉を食べに来ているのか、よくわかりません。花をかみつぶすこともないでしょうから、花にとって害はないと思いますけど。

2018年9月 7日 (金)

北海道胆振東部地震に寄せて

★昨日の北海道胆振東部地震で北海道全域で停電が起こりました。これに関して、各報道機関で解説がなされ「周波数」の維持についていろいろな譬えなどで解説がなされています。

↓今朝の朝日新聞朝刊の一部引用

(時時刻刻)最大火力停止、停電ドミノ 北海道地震(2018年9月7日05時00分)
・・・
 電気はためることができないため、必要な分だけを発電所で出力を細かく調整しながら供給する。そのバランスをみるための指標が「周波数」だ。発電機の回転速度にあたる。
 電気の供給が増えると周波数は高くなり、需要が増えると周波数は低くなる。北海道を含む東日本では周波数を常に50ヘルツになるように制御している。
 しかし、需要と供給のバランスが急激に崩れて周波数が乱れると、タービンの故障やシステムの異常が起こりやすくなる。これを避けるため、電力の供給を自動的に遮断する仕組みが元々備わっている。
 大阪電気通信大の伊与田功教授(電力系統工学)は「北海道各地で電気の遮断がドミノ倒しのようにいっせいに起き、すべての発電機が電気系統から離れて広域で停電する『ブラックアウト(全系崩壊)』が起きた」と話す。
・・・

★発電所はどうやって電力需要を知ることができるのか?
発電機にかかる「負荷」で知るのです。負荷がかかれば回転数が落ちそうになる。負荷というのはエネルギー要求ですから、そうなったら発電機に送り込むエネルギーを増やす必要がある。発電機に送り込むエネルギーは水蒸気ですね。ですから送り込む水蒸気量を増やして回転数が維持されるようにするのです。需要が減れば逆のことをして回転数を維持する。

こういう話を、私は以前書いたことがあるのです。
↓2011年3月の東日本大震災後のことでした。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-8bcc.html  から。
2011年3月15日 (火) 計画停電

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-2e14.html
2011年4月18日 (月) 周波数

↑この2本です。是非お読みください。ここではあまり蒸し返しません。

「計画停電」の記事から引用

●さて、4月9日の毎日新聞にこんな記事を見つけました。

福島第1原発:鉄鋼メーカー、自前火力発電で供給に貢献 
 ・・・(前略)
 「おかしいぞ」。JFEスチール東日本製鉄所千葉地区(千葉市中央区)の藤井エネルギー部長らは震災発生の直後、異変に気づいた。大きな揺れは収まったが、送電線を流れる電気の周波数が通常の50ヘルツから49ヘルツに下がっていた。東電が無傷の発電所をフル稼働させるまでの数分間、低下が続いた。
 「07年の中越沖地震で柏崎刈羽原発が停止した時も周波数の低下はあったが、わずか数秒だった。大規模な電力不足が起きているとすぐにわかった」
 工場内には、自前の火力発電所が二つある。一方は製鉄工程に電力を供給し、もう一方は東電に電気を売る「売電」専用。同社は「電力卸売事業者」でもある。売電用は普段、平日の日中12時間のみ動かしている。
 異常を察知した藤井さんらは即座に「売電量を3倍に増やす」と東電に申し入れ、震災の日の夜には了解を得て休日を含め24時間フル稼働させることにした。各部門の社員を再編成して売電部門の人員を25%増やし、3交代の勤務シフトを作成。設備がフル稼働に耐えられるかどうか確認したうえで、翌12日昼から現在まで能力の限界に近い38万キロワットの電力を供給し続けている。
 ・・・(後略)
毎日新聞 2011年4月9日 13時42分(最終更新 4月9日 14時35分)

1ヘルツの低下を現場では気づいていたというのですね。
電力供給における周波数の変動というものがいかに大事なのかを伝えています。

また、周波数が正確に維持されるということを利用した時計の話もしています。
ブログ記事中からリンク・引用している話があるのですが、そのリンクは切れていますので、ここで引用部分を再現します。

 さて、電源周波数同期式交流時計は嘗てはモータ式や電子回路式など色々と発売されていましたが、現在はデジタルLED表示のものが数機種しかないようです。交流時計は数秒オーダーで進んだり遅れたりを繰り返しますので、電波時計のように常にキッチリと秒まで正確というわけではありませんが、自分の経験上、数ヶ月のスパンでも±10秒以内の誤差に収まっていることが殆どで、クオーツ時計のようにある一定の割合で誤差が発生して(特に電波時計はクオーツ精度のみで使用することを前提としていないので、電波受信機能のない時計よりもクオーツ精度は悪いです)、気が付いたら数分も狂っていたなどということがないので、細かいことを気にしなければ時間合わせの手間いらずで非常に便利だと思います。これは、交流電気時計自体が高精度に作られているということではなく、電源周波数が非常に正確に管理されているのでそれに同期する時計も結果的に正確になるというわけです。しかし、交流式の難点は停電があると時間がリセットされてしまうことと、時計用にコンセントが一つ占有されてしまうことで、何処にでも持っていける電池式とは違って使い勝手は多少悪くなります。

現在、私共が起床に使っているラジオもこの周波数カウンター方式です。その結果

 今回の大地震の後しばらく、この目覚まし時計が不安定になっている感じはしました。
停電対策として、携帯電話の目覚まし機能と並行して使っていましたが、目覚まし時計の鳴る時刻と、携帯のタイマーが鳴る時刻が、近づいたり遠くなったりしていました。
ひょっとして、交流電源の周波数が揺らいでいるのかな、とは思っておりました。
 最近は二種の音の鳴る間隔は安定しているようです。
電力事情が安定しているという印ですね。
こんな所からも、電力事情や電力会社の仕事などが見えるものなのです。
理論を知るって、実に面白いものなんですよ。

ブログ記事中にも書き込んであるのですが、こういう事を知ったのは工業高校に勤務していて電子科の先生といろいろ議論している中で教わったのです。工業高校って面白かったなぁ。「もの」や「わざ」に近接したところで行う物理・化学の授業はものすごく面白かったですよ。

★北海道の地震に被災された方々には、どうかお元気で復興への歩みを踏み出していただけますよう。心からお祈りいたします。子どもたちや青少年の力を引き出してください。高校生のパワーはすごいのです。避難所などでも、中高生を組織化して仕事をやらせてください。持ち場を与えられた子どもたちは大人を支えてくれると思います。

フヨウ

0826_5huyou 2018.8.26
ベランダから下を見下ろして。
0826_5huyou3
庭に降りて見上げて。
波のうねりのようにも見えますね。
0826_5huyou2
もっと高い所の花を、青空を背景に。
花は暗く写ってしまいましたが、空の明るさを楽しんでください。

ハイビスカス、フヨウともにアオイ科です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%93%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%B9

ハイビスカス
広義の用法
アオイ目アオイ科の下位分類たるフヨウ属 Hibiscus[注釈 1]のこと。また、そこに含まれる植物の総称。
    英語での Hibiscus は一般にこちらを指す。
    「ハイビスカスティー」に用いられる花は、通常、ローゼル(Hibiscus sabdariffa)と呼ばれるフヨウ属のものである。

狭義の用法
日本では、そのなかでも熱帯および亜熱帯性のいくつかの種がとくに「ハイビスカス」と呼ばれ、南国のイメージをまとった植物として広く親しまれている[1]。
    園芸用・観賞用としていくつかの種が「ハイビスカス」として流通する。その代表的なものはブッソウゲ(仏桑華、Hibiscus rosa-sinensis)である[1]。

ハイビスカス

0826_3hibiscus 2018.8.26
ハイビスカスも「しぶとい」ですね。
0826_3hibiscus2
つぼみもつくるし。
あまり気温が高くてはいけないそうですが、今年の東京は暑かった。なのに。
花が咲けば撮りたくなる。で、お目にかけたくなる。ひとつ、お楽しみください。

アサガオ簾

0826_2asagao 2018.8.26
ベランダの雨戸の戸袋の外側。
見事なものです。青紫と青と2種類が咲き競っています。
雨戸を開けて、今日はどんな具合かな、と見るのが毎朝の楽しみです。
何十もの花が咲くと、壮観ですよ。

スイカ

0825_7suika 2018.8.25
小さなスイカができました。葉がもう枯れてきましたので、これ以上大きくなることはできない。
未熟だろうな、とは思いつつ、でも食べてあげなくっちゃスイカに申し訳ない。
二人で食べました。香りはスイカですが、さすがに甘味がなくって、でも、実を削ぎ取って食べました。
妻はこのスイカの皮を、浅漬けの素かなんかで漬け込んでくれまして、スイカの皮の漬物も食べました。
スイカ供養、というのかな。食べ尽す。

コオロギ

0825_4koorogi 2018.8.25
池に落ちてたの、と妻。つまみ上げてティッシュに乗せて水分を吸い取ったのですが、残念ながら既に死んでいた、とのこと。
瀬戸際のところで助けてあげられませんでしたが、姿を私共の手元に留めたいと思います。

ハチ

0825_3hati1 2018.8.25
しぼみかかった白髭咲き朝顔にハチが潜り込んでいました。
0825_3hati2
出てくるのを待っていたらこんな写真が撮れました。
ハチの種類はわかりません。頭や体にアサガオの花粉をつけて出てきていますが、アサガオの授粉は開花する前に花の内部で行われているはず。ハチは授粉を手伝えませんでした。

アサガオ

0825_2asagao 2018.8.25 11:13
前の記事のアカトンボを見て、もう自宅。
昼前ですが、アサガオがしぼみ切っていませんでした。
この日の東京の気温は35.6℃まで上がって猛暑日でしたが、アサガオは日長を感じているんでしょうね。
日が短くなった、秋が来た、と思っている。
夜の長さをどのように感じているのか、詳しいことは分かりませんが、朝顔市などは人為的なもので、屋外で普通に栽培していると、アサガオは秋の花ですね。
日周リズムを刻む「体内時計」をどのようにセットするのか、まだ読んだことがありません。

アカトンボ

0825_1akatonbo 2018.8.25
蒲田からの帰り道。ご近所で見かけたアカトンボ。
季節柄アキアカネでいいと思うのですが、ナツアカネと識別できるわけではありません。その点、割り引いてご覧ください。
「アカトンボ」なら間違いない。(アカトンボというトンボはいない、と言ってしまえばそれまでですが。)

↓見分け方
http://ikimonotuusin.com/doc/428.htm
Vol. 428(2008/10/12)
[今日のいきもの]アキアカネとナツアカネの判別方法

★ところで、先日、9月4日の朝日新聞で、気になる記事を読みました。↓

(フォト)赤とんぼ、秋の原風景 山口県で絶滅危惧種に(2018年9月4日16時30分)

 里山の秋空に「赤とんぼ」が舞い始めた。赤いトンボの中でも代表的な種が「アキアカネ」だ。身近な虫だったが、一部の地域では姿を消しつつある。山口県は今年、絶滅のおそれがある生き物をまとめた「レッドリスト」で、アキアカネを絶滅危惧種として初めて掲載した。
 専門家が主な原因として指摘するのが、2000年ごろから普及した「ネオニコチノイド系」の農薬だ。ミツバチなど、ほかの昆虫への影響も各地で問題になっている。
 ・・・

アキアカネが絶滅危惧種!?
そんなぁ。
アカトンボの舞う秋の空、基本的な風景ですよね。それが絶滅危惧とは。
驚きました。ネオニコチノイドですか。ミツバチの蜂群崩壊症候群の原因ではないかと言われている農薬ですね。昆虫の神経系に影響を及ぼす農薬です。
下のWikiにもトンボへの影響が記載されています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%81%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%89

ネオニコチノイド
 ネオニコチノイド(英: neonicotinoid)は、クロロニコチニル系殺虫剤の総称。ニコチン様物質を意味し、イミダクロプリド、アセタミプリド、ジノテフランなどが該当する。
 現在、農薬として世界100カ国以上で販売されている。これまで使用されてきた有機リン系殺虫剤に比べ、人体への安全性が高く、また植物体への浸透移行性があり残効が長い利点があり、殺虫剤の散布回数を減らせるため、現在では世界各国において最も主流の殺虫剤となっている。一方で、ミツバチなどの減少の原因の一つであると指摘する声もある。
 ・・・
ミツバチ大量死・失踪との関係(詳細は「蜂群崩壊症候群」を参照)
 1990年代初めから、世界各地でミツバチの大量死・大量失踪が報告され、すでに2007年春までに北半球から4分の1のハチが消えたとされている[2]。 ミツバチ大量死は、2010年現在、カナダやアメリカ、中国、台湾、インド、ウルグアイ、ブラジル、オーストラリア、そして日本など、全世界的な広がりをみせている[3][リンク切れ]。
 各国での研究報告では、ネオニコチノイド系農薬はこうした「蜂群崩壊症候群」(Colony Collapse Disorder, CCD) の原因の一つではないかと指摘されている。
 なお、同じネオニコチノイド系農薬でもミツバチに対する毒性は商品により大きく異なる[4][リンク切れ][5]。クロチジアニン・イミダクロプリド・チアメトキサム・ジノテフランなどはミツバチへの急性毒性が高いが、アセタミプリド・チアクロプリドなどは毒性が低い[6]。

トンボ
 石川県立大学の上田哲行と宮城大学の神宮字寛の調査によれば、ネオニコチノイド系殺虫薬を使用した水田ではアキアカネの羽化が従来の30%ほどになったことが指摘されている[7]。

↓これがWikiが参照文献としているものです。
http://nacsj.net/magazine/post_936.html

↓これはpdfファイルですが内容はほぼ同じものです。
https://www.nacsj.or.jp/katsudo/oshirase/pdf/seimeinowa-akiakane.pdf
半数以上の府県で1000分の1に減少!? 全国で激減するアキアカネ
SEP. / OCT. 2012 No.529  自然保護

↓日本自然保護協会のHPです。ご利用ください。
https://www.nacsj.or.jp/

采咲き朝顔など

0824_1saizaki 2018.8.24
采咲きが次々と咲く。
0824_2asagao1
鉢のアサガオも盛大に咲く。
0824_2asagao2
斑入り葉のアサガオも色々な姿を見せます。
花弁が全周にわたってつながっている花もあれば、つながれずに裂けたようになって咲いているものもある。
特別「朝顔愛好家」というわけでもないのですが、縁あって変化朝顔を栽培するようになって、親木なければ変化なしなので、勢いたくさん育てることになっているのです。楽しいですからいいんですけどね。

ニチニチソウ

0823_23nitinitisou1 2018.8.23
視野の外れ近く、紅白のものがチラチラ落下するのが見えまして。
ナンダ?と視線を向けて落ちた当たりを見たら、ニチニチソウがありました。
花の内側が赤くて
0823_23nitinitisou2
裏側は白い。
花弁が比較的肉厚なので、反対側の色がほとんど透けないのですね。
風がありましたから、風に吹かれて舞い上がって飛んだのだと思います。
ニチニチソウではいろいろ面白い経験をさせてもらっています。

2018年9月 6日 (木)

Muse細胞

↓NHKのニュースです。

「Muse細胞」で脳梗塞治療 今月中にも臨床試験へ(2018年9月3日 18時13分)
 体のさまざまな組織の細胞に変化するとされている特殊な細胞を使って脳梗塞の患者を治療する臨床試験を、東京にあるヘルスケアの会社が東北大学と協力して近く開始することを公表しました。
 東京に本社があるヘルスケアの会社「生命科学インスティテュート」は3日、都内で記者会見を開き、東北大学の冨永悌二教授らと協力して、体のさまざまな組織の細胞に変化する能力があるとされる「Muse(ミューズ)細胞」と呼ばれる特殊な細胞を脳梗塞の患者に投与して治療する臨床試験を、早ければ今月中にも開始すると公表しました。
 臨床試験では脳梗塞の患者の血液に「Muse細胞」を投与し、細胞が脳の損傷部位にたどりついて修復することで症状を改善することを目指すということで、国はことし6月に計画を受理したということです。
 ・・・

Muse細胞ってナンダ?
何かの頭文字なのでしょうけど、単純に「Muse」といわれると、ギリシャ神話の女神を思い浮かべてしまう。
検索したらWikiにありました↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA%E7%B4%B0%E8%83%9E

ミューズ細胞(ミューズさいぼう、英: Muse cell; Multi-lineage differentiating Stress Enduring cell)は生体に内在する非腫瘍性の多能性幹細胞であり、ほぼすべての組織の結合組織や骨髄、末梢血に存在している[1][2][3][4]。ヒト線維芽細胞やヒト骨髄間葉系細胞、脂肪由来幹細胞などの市販の間葉系細胞からも単離することができ、自発的に、またはサイトカインの誘導により単細胞から体を構成する要素である外胚葉系、中胚葉系、内胚葉系の細胞に分化することができる[5][6][7]。さらに、この3胚葉性の分化能は自己複製可能である。多能性幹細胞の関連遺伝子の発現を認めるが、腫瘍性に関連する遺伝子は体細胞レベルと同等で低く、テロメラーゼ活性も低く抑えられているため、無限増殖を行わない。従ってミューズ細胞は生体に移植されても腫瘍形成の危険が極めて低い。ミューズ細胞は2010年に東北大学の出澤真理教授のグループによってはじめて発見・報告された[1]。2018年1月には三菱ケミカルホールディングスグループ傘下の株式会社生命科学インスティテュートが急性心筋梗塞患者を対象とした探索的臨床試験を開始している[8]。

なるほど
Multi-lineage differentiating Stress Enduring cell
ですって。訳せないけれどイメージはつかめます。でもこれなら
MuSE
のほうがよくないか?
分からないものをわからないままに受け入れてしまうのは危険だし、嫌なんです。
報道として何も伝えていないのと等価じゃないですか。
せめて「腫瘍になりにくい多能性幹細胞」といってもいいんじゃないですか?
「幹細胞」という言葉は近年はそれなりに知られるようになってると思うんだけど。
iPSなんかも有名になりましたしね。
induced pluripotent stem cell」の頭文字をとって「iPS細胞」=「人工多能性幹細胞」ですよね。

聞いたけど実は何も伝わってこなかった、というような報道には気をつけましょう。

ミヤコグサ

0823_24miyakogusa1 2018.8.23
お、また咲いてる。
0823_24miyakogusa2
前にひとしきり咲いた時よりも、少し色が濃い目かな。
小さいけれど完全な「マメ科の花」で、ちょっとワクワクするような感じ。
かわいいでしょ。

黄色い電車

0823_22densha1 2018.8.23
「蒲田」という表示で走ってきまして
0823_22densha2
「池上線直通」と表示しながら走り去りました。
蒲田駅に入る時にポイントの切り替えで池上線ホームへ入るんですね。

0830_13yanonebontenka 8.30
妻は最近、花畑を行く多摩川線、という構図が好きになりまして。ヤノネボンテンカと電車を重ねて撮りました。
0830_13yanonebontenka2
よく見ると池上線の「生活名所」という企画を宣伝してました。
多摩川線と池上線は兄弟姉妹なんですね。

ルコウソウ

0823_21rukousou1 2018.8.23
今回は花の話題ではないのです。
葉が茂っていますが。
0823_21rukousou2
茎が分枝したその「腋」というのかな、そこから幼い葉が規則的に出ているのが、ふと面白かったのです。
ものすごい繁り方でしょ。たくさん花をつけて、少しは涼しくなったら来るかもしれないお散歩の保育園児たちを楽しませてあげてほしいな。いろんな花を咲かせますから、どんどん摘んだり遊んでほしい、と願う老夫婦です。

ニチニチソウ

0823_20nitinitisou 2018.8.23
あまりにも見事な姿でしたので、撮らざるを得なかった。
「梅鉢」とは言えませんが、シンプルな五角形が美しい。

ヒャクニチソウ

0823_19hyakunitisou1 2018.8.23
黒いのはルリマルノミハムシじゃないかな。
0823_19hyakunitisou2
典型的な姿をとらえたわけではないのですが、多分。
0823_19hyakunitisou3
花の間に蔓が侵入。
一つの花が長く咲き、蔓の成長が速いので、こんなことが起こります。
植物たちも大変だ。

ツクツクホウシ

0823_18tukutukuhousi 2018.8.23
9月に入って、もうセミの季節はほぼ終わりかな。
最終盤ではツクツクホウシが活躍。

私の少年時代は、セミといえばニイニイゼミ、アブラゼミ、ツクツクホウシだったのです。
今はニイニイゼミがいなくなりまして、代わりに大声のミンミンゼミが入っての3種になっています。
クマゼミの声を聞くような気もするけれど、定着してはいないように感じます。
「私の少年時代」って簡単に言ってしまいましたが、昭和30年代だもんな、1960年には12歳、古い話ですね、昆虫も変遷しますわねぇ。

トビモンオオエダシャク幼虫

0823_17tobimonooedashaku 2018.8.23
現状報告。蛹化の時には下へ降りて見えなくなるでしょうから、まだ幼虫だよ、としか言いようがない。動いてはいるんです。上の写真では頭が下。

0826_11tobimonooedashaku1 8.26
この写真では頭が上。位置も少し移動していた。
0826_11tobimonooedashaku2
妙にかわいくないですか?
ウサギとか、ネコとかに見立ててしまうせいかな、「耳」があるみたい。

0830_21tobimonooedashaku 8.30
脚で葉をつかんでいる感じなのですが。
葉のある枝になったつもりか。
葉を食べている雰囲気でもないな。

見えなくなった、ということが確認できるまで、見上げ続けるしかないですね。

スイフヨウ:2

0901_2suihuyou 2018.9.1
これはスイフヨウの花ですが、我が家の花ではありません。買い物がてら、妻が撮影してきたもの。もう咲き始めていたのよ、と。

0903_7suihuyou 9.3
わぁ、開きそう。

0904_1suihuyou0944 9.4
台風21号で荒れた日です。朝9時44分。雨の合間に庭に顔を出した妻が、咲いてる!と撮影。

0904_3suihuyou1222
12時22分。「酔って候」
つぼみはいっぱいありますからね、これからにぎやかになりますね。

スイフヨウ:1

0823_13suihuyou 2018.8.23
高い所につぼみができています。

0826_8suihuyou 8.26
期待が膨らみます。
0826_8suihuyou2
光と影をお楽しみください。朝に独特な光線です。

0831_4suihuyou 8.31
ちょっぴり口を開いて、赤っぽい色が見えるようになりました。
最初の花、というのは時間がかかりすぎて開く前に傷んだりしがちなものですが、さてどうなるかな。

2018年9月 5日 (水)

強い違和感

★下はNHKのニュースの引用です。この引用文には特に異議があるわけではありません。

容疑者逃走 自転車2台盗み短時間で実家近くまで逃げたか(NHK 2018年8月31日 5時03分)
 大阪の警察署から容疑者の男が逃走した事件で男は、当日、2台の自転車を相次いで盗み、短時間で10キロほど離れた実家の近くまで逃げたとみられることが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は追跡態勢が整う前に逃走しようと計画していたとみて捜査しています。
 ・・・
 これまでの調べで樋田容疑者は、まず、警察署の近くで赤い自転車を盗みおよそ6キロ離れた羽曳野市内で乗り捨てたとみられますが、さらにこの近くで「クロスバイク」と呼ばれるよりスピードが出るタイプの白い自転車が盗まれていたことが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。
 ・・・

テレビの午後のニュースショーというのかな、眺めていたらほぼ同じ内容を

容疑者逃走 自転車2台盗難し短時間で実家近くまで逃げたか
 大阪の警察署から容疑者の男が逃走した事件で男は、当日、2台の自転車を相次いで盗難し・・・
 ・・・
 これまでの調べで容疑者は、まず、警察署の近くで赤い自転車を盗難しおよそ6キロ離れた羽曳野市内で乗り捨てたとみられますが・・・

NHKのニュースの文章では「盗む」といっているところを、「盗難する」というように表現したのです。

「盗難する」という動詞はないでしょう。聞いていて気持ち悪くてね、チャンネルを変えましたよ。

とう‐なん【盗難】タウ‥
金品を盗まれる災難。「―にあう」
広辞苑第六版より引用

言葉を商売道具に使う人は、もっと自分の使う言葉に自覚的になりましょうよね。
教師も言葉が商売道具でしたから、自分が発する言葉が相手にどう届くのか、言葉が正確な意味を運んでいるか、ということには気を使ったつもりです。

ナンダカナァ。

オクラ

0823_9okra 2018.8.23
次々と花が咲き

0824_4okra 8.24
次々と収穫

0827_4okra 8.27
妻が笑って「一列横隊 背の順」と号令をかけまして。
左右を見て並ぶわけですが、ちょっと見間違ってしまったのがいるようですね。

これだけ収穫が続くと、それなりに「家計を助けて」いるような気もする。

花を愛で、実を味わう。
お勧めします。

ヤマブキ

0818_8yamabuki 2018.8.18
七重八重花は咲けども山吹の

0831_3yamabuki 8.31

実のひとつだになきぞ悲しき

というわけで、言葉遊びが過ぎました。お詫び申し上げます。
しかしなぁ、超八重咲きの黄色いタチアオイに実がなって種子ができた。あれはどうしてなんだろう?わからない。

ヘクソカズラ・ルコウソウ

前のピーマンの花の記事で、「六の七の」と騒ぎましたので。
0901_9hekusokazura 2018.9.1
今回は「五の六の」と騒ぎます。まあこれは前から知っていたことではありますが。

0830_6rukousounaka 8.30
ルコウソウが咲きました。白髭咲きのアサガオと同じ鉢のルコウソウ。
0830_11rukousousoto
外へ出てみたら、線路柵のところでも咲いていました。

ところでまた騒ぎたくなる。
0902_13rukousou 9.2
ルコウソウは5角だよなぁ。
「四の五の」言ってしまった。

四の五の言う(しのごのいう)
なんのかのと文句を言う。とやかく言う。
広辞苑第六版より引用

うるさいんだよな、かかし爺さんは。どうだっていいじゃん。

★ついでに
・中国では「説三道四」(三を説き四を道(い)う)が日本語の「四の五の」に当たる表現だそうです。つべこべ言わないの、というのは、やはり両国にあるようで。

・意味は違うんですが
「三心二意」という表現が中国にはありまして「決心がつかずあれこれと心が迷う」ことだとか。わかるなぁ。

・「一口両舌」って、な~んだ。
「二枚舌」のことだそうですよ。一つの口に舌が二枚、で。

★悪乗り
「七転八起」「七転八倒」

遊んでしまった。申し訳ない。

ピーマン

0823_5piment1 2018.8.23
ピーマンの花なのですが。ん?何だか変かな?
花弁が7枚あるように見える。
0823_5piment2
これが普通のピーマンの花。花弁は6枚だよなぁ。
0823_5piment3
分離しきれていいないのかな。ややこしや、ややこしや。
結構いろんなことが起こるものですね、花という生殖器官は保守的なのじゃないかと思っていましたが。

0823_10piment
緑のピーマンが赤く変わっていくところ。
なんだかちょっとグロテスクっぽい気もする。

0829_10piment 8.29
ちゃんと食べましたよ。素人が栽培してもピーマンはピーマンの味。
おいしかった。
そういえば、最近私は野菜を生のまま何もかけずに食べてるな。マヨネーズもドレッシングも使ってない。
ばりばりと、生のまま。おいしいな。

アサガオ(です)

0823_2asagao7 2018.8.23
これは普通のアサガオ風ですが、遺伝子的には変化の遺伝子を持っているはず。変化は潜性遺伝子が対になってそろった時(ホモといいます)に出ます。
0823_4sirohige
白髭ですけど、髭より、花弁が裂けてしまっています。こういう変化もあるのですね。
0823_4sirohigeplus
これを「アサガオです」というと、不審な顔をされるかもしれない。
秋の七草の「朝顔」はキキョウだそうですので、敢えて並べてみました。

なな‐くさ【七草・七種】
③秋の7種の草花。萩・尾花・葛くず・撫子なでしこ・女郎花おみなえし・藤袴・朝顔(朝顔は今のキキョウをいうか)。万葉集[8]「秋の野に咲きたる花をおよび折りかき数ふれば―の花」

あさ‐がお【朝顔】‥ガホ
①朝、起き出たままの顔。寝起きの顔。あさがたち。枕草子[278]「殿おはしませば、ねくたれの―も御覧ぜんと引き入る」
②(朝咲く花の意とも、朝の容花かおばなの意ともいう)ヒルガオ科の蔓性一年草。熱帯アジアの原産で、日本には中国から渡来し、江戸後期に園芸植物として改良発達した。広義に別種のアメリカアサガオを含める。茎は左巻き。夏、葉の付け根にラッパ形の大きな花をつける。品種が多く、花色は白・紫・紅・藍・縞・絞り、また形も獅子咲きなど変化に富む。種子の色も黒・茶・白などあり、漢方生薬の牽牛子けんごしとして利尿・下剤。秋の七草にいうアサガオは別植物。しののめぐさ。鏡草。牽牛花。蕣花。秋
③キキョウの古名。〈新撰字鏡[7]〉
④ムクゲの別称。〈類聚名義抄〉
⑤ヒルガオの別称。
⑥カゲロウ(蜉蝣)の古名。
⑦襲かさねの色目。表裏とも縹はなだ色。9月に着用。(桃華蘂葉)
⑧漏斗の形をしたもの。
 ア:男の小便用の便器。
 イ:(bosh)溶鉱炉(高炉)の部分名称。上部から装入された鉱石などが溶解して溶銑とスラグとなり、湯だまりに降下する場所。熱風を送入する羽口はぐちがここに開く。
⑨源氏物語の巻名。槿。
広辞苑第六版より引用

ムクゲの別称というのは初めて知りました。

采咲きアサガオ

0823_1saizaki0 2018.8.23
変化朝顔の「采咲き」です。
大将が振るう「采配」に似ているということですね。
花弁がこんなふうになっていますが、メシベ・オシベはあります。でも不稔です。
0823_1saizaki1
葉もずいぶん変化してますね。
0823_1saizaki2
右のは次の日あたりに咲くかな。
采咲きに似ているのですが、獅子咲きというのもあったのです。現れなくなっちゃった。
遺伝子の組み合わせがうまくいかないのでしょう。
難しいものです。

さい‐はい【采配】
①軍陣で、大将が打ち振って士卒を指揮するのに用いた具。厚紙を細く切って総ふさをつくり、これに柄をつけたもの。さい。②転じて、指図。指揮。
③はたき。ちりはらい。
広辞苑第六版より引用

↓詳しい
http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/mg-files/henka/
変化朝顔(へんかあさがお)

フヨウ

0821_12huyou 2018.8.21

コメントなしでいいんですが。

雲の粒は太陽光を全部反射して白くて。
青空は青い光を選択的に散乱するので青くて。
植物の葉は緑の補色を吸収して光合成に利用するので緑色で。
フヨウの花は陽射しの杯になってるし。
世界は太陽光との相互作用なのです。

ガザニア

0821_11gazania 2018.8.21
露出が難しいのです。
花に合わせると、周囲は真っ暗。
周囲に合わせると、花が明るく飛んでしまう。
まあまあかな、という写真が撮れたので掲載します。
強い陽射しの下で白っぽい花を撮るのは大変だ。

ヒャクニチソウ

0821_10hyakunitisou 2018.8.21
キク科の頭状花序というのですが。
敢えて表現すると「花が二重になっている」という感じがしませんか?
外側が舌状花、中心付近は筒状花ですね。
あんまりきれいに並んでいたので撮影しました。

2018年9月 4日 (火)

レモン、甘酸っぱい恋の味?

(ことばのたまゆら)レモン、甘酸っぱい恋の味?(朝日新聞デジタル 2018年8月29日16時30分)

 さわやかな青空に映える鮮やかな黄色、初夏にシュワーッ、甘酸っぱさと恋の思い出……。レモンのイメージを周りに聞くと、大体こんな答えが返ってくる。
 これほどイメージと実態にギャップのある果物も珍しい。レモンの収穫期は11~2月ごろ。ミカンと同じ冬の果物なのだ。シュワーッは、レモンスカッシュやレモンサワーの口当たり。これは炭酸効果だ。甘酸っぱいのは蜂蜜漬けのレモン。その昔、部活の合間に差し入れてくれた女子への淡い思いが、甘酸っぱさと交錯して生まれた妄想!? レモンは酸っぱい。甘くはないのだ。
 (後略)

連載コラムなんですが。「レモン、甘酸っぱい恋の味?」ですか?

私共の世代だと、PPMの歌で、父親が10歳の息子に言い聞かせる人生訓を聴きましたからね。
引用↓

https://www.lyricsfreak.com/p/peter+paul+mary/lemon+tree_20107749.html

Peter, Paul & Mary – Lemon Tree Lyrics

When I was just a lad of ten, my father said to me,
"Come here and take a lesson from the lovely lemon tree."
"Don't put your faith in love, my boy", my father said to me,
"I fear you'll find that love is like the lovely lemon tree."

Lemon tree very pretty and the lemon flower is sweet
But the fruit of the poor lemon is impossible to eat.
Lemon tree very pretty and the lemon flower is sweet
But the fruit of the poor lemon is impossible to eat.
・・・

Lemon tree very pretty and the lemon flower is sweet
But the fruit of the poor lemon is impossible to eat.

「impossible to eat」なんですよ。「loveはレモンの如し」、恋の甘い香りに酔ってはいけない。恋の末は苦く酸っぱいのだ。

シビアな人生訓。でしょ。
念の為に友人たちとレモンの丸かじりも実行してみましたよ。酸っぱいです。

↓歌です。
https://www.youtube.com/watch?v=MLhYghzNfII
Peter, Paul & Mary - Lemon Tree

この当時のアメリカの歌はラジオで聞いているだけで歌詞の意味がよく分かったんですよ、高校生の学校英語のレベルで。
最近の英語の歌はまるっきりわからん。
スキータ・デイヴィスの「The End of the World」をブレンダ・リーがカバーしたのを、オープンリールのテープレコーダーに録音して、再生しながら歌詞を書きとって、自分でコードをつけて、フォーク・ギターをかき鳴らして下手な大声で歌ったなんてのも思い出ですね。
PPMの歌もほとんど全部、自分でコードをつけて歌いましたよ。「しゅーしゅーしゅらるー・・・」なんて意味不明だったけど。
「ピーターはペテロ、ポールはパウロ、マリーはマリア。ジョンならヨハネ。聖人だね」と言い放つ友人もいましたっけね。なつかしい。

長い長い夏 やっと9月

(かたえくぼ)長い長い夏(朝日新聞デジタル 2018年8月3日05時00分)
 やっと8月、まだ8月
 ――猛暑列島
 (伊那・味笑)

Eテレ「0655」では
残暑お見舞い 猛暑あげます
なんてやってました。
で、9月は台風から始まる。被害が心配されます。身を守ってください。

暑かった8月の思い出に。こういう暗い歌もいいかな。このごろは異様にはしゃぎまわり、ひたすら明るい歌が多くて私には苦痛です。暗いのが好き。
↓暗い歌です。はっきり言ってホントに暗いです。覚悟してください。
https://www.youtube.com/watch?v=En26n8uDN0s
八月の濡れた砂 石川セリ

↓暗い歌ついでに、こんなのどうですか。絶望的に暗い。
https://www.youtube.com/watch?v=TUBrQqDvaHw
浅川マキ 「 赤い橋 」

↓真っ暗ついでにもういっちょ。
https://www.youtube.com/watch?v=VcEneo5deig
山崎ハコ HAKO YAMASAKI ライブ(1976) 白い花

朝日俳壇にこんな句が選ばれていました。

朝日俳壇(2018/7/29)
長谷川櫂 選
ゲバ棒と寝たアカシアの花の下:(東京都)たなべきよみ
評:闘争も思い出に。時間の作用。

選者は「ゲバ棒」に反応したようですが、できれば「アカシア」にも反応してほしかったな。
どう考えたって西田佐知子さんの「アカシアの雨がやむとき」を踏まえているのは間違いないですもの。

リリースは1960年ですから、60年安保の頃ですが、68・69世代もこの歌は好きだった。
暗さがたまらなかった。いい歌ですよ。
「アカシアの雨にうたれて、このまま死んでしまいたい」なんてね。西田さんの乾燥した声で歌われると心にしみる。
切なく縋り付くように、訴えかけるように湿っぽく歌われたら、どうしようもないですが。
https://www.youtube.com/watch?v=eech-Nvi4ew
アカシアの雨がやむとき 西田佐知子

https://www.youtube.com/watch?v=fXWxWOUS29o
「アカシアの雨がやむとき」
1969年の紅白歌合戦バージョンです。

高橋真梨子さんの「ジョニーへの伝言」を聴いたときの驚きは忘れませんね。この乾燥度の高さはナンダ!!日本にこれほどの歌手がいたのか!とね。
私、べちょべちょは大きらいです。

8月の気温など(東京)

201808kion 気温
7,8月がすごいですね。30℃~35℃のあたりがわぁ~っと赤い。
最低気温の方も熱帯夜の25℃の線を挟んで集中しています。
201808heinensa 平年差
こうやってみると7月の暑さが際立っています。
1月から通してみても、平年より低かった期間は少ないですね。
201808situdo
梅雨の間、湿度が高かったのはまあ、いいでしょう。
東京の梅雨明けは早くて、梅雨明け以降、蒸しましたね。
湿度が低ければ耐えやすいけれど、多湿はつらい。さすがに今年は8月末からバテを感じます。
台風も多いしなぁ、これから先、どうなっていくんでしょうね。

二百十日

9月1日(土)は二百十日でした。
立春から数えて210日目。旧暦だと「九月は台風が来やすい」とかいっても、ずれてしまって、季節と暦が一致しなくなります。で、太陽の位置で示せば季節とずれない=太陽暦です。
大雑把な話:360度を365日で一周するとして。
210日では、約207度ですか。
立春から春分まで45度回っていますから、太陽黄経がほぼ162度かな。

http://koyomi.vis.ne.jp/sub/sunmoon_long.htm
太陽 2018/9/1 12h0m 視黄経=158.64°

計算サイトで、9/1 正午の太陽黄経を計算したら、約159度でした。
まあ、大雑把にあってますね。
「春分から160度日のころは台風が多い」ということです。
八十八夜、二百十日、二百二十日などは、月の暦ではなく、太陽の暦そのものなのです。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~yoss/moon/ikkes42.html

 節気の名称は、天文現象に対して無機的なものでなく、詩的な情緒ある名付けをしたもので、現実の地表上の気象現象から命名されたものではありません。二至二分が始めにあり、分割の過程で名付けがなされました。これを本末転倒して、字義から論ずるのは誤りです。
 そう言う意味では、八十八夜、二百十日はずいぶんストレートなネーミングと言えます。
 節分は、年4回、立春、立夏、立秋、立冬の前日でしたが、現在、立春の前日だけが残っています。
 土用も、知られているのは、夏土用だけになっています。
 明治の改暦、グレゴリオ暦の導入に伴い、暦と季節が合致するようになったため、実用の意味が薄れ現在は季節時候の話題の一つとして気象予報の際に取り上げられるようになったのです。

台風21号の影響が心配されます。ご用心ください。

ルリチュウレンジ

0821_9rurityuurenji 2018.8.21
揺れてしまいまして、ボケましたが、ルリチュウレンジで間違いないと思います。
ツツジなどにつく幼虫の方が園芸家にはなじみかもしれません。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/ruri-tyuurenjibati.html
幼虫図鑑です。あぁ、これかぁ、と思う方もいらっしゃるでしょう。

シオカラトンボ

0821_5siokaratonbo1 2018.8.21
複眼が緑っぽい。翅の付け根に黒っぽい模様がない。
オオシオカラトンボに比べると少し小柄ですね。

トンボの飛翔を支える胸のあたりを拡大。

0821_5siokaratonbo2
なんだか獰猛な雰囲気さえ感じる背中ですね。
4枚の翅を筋肉で直接に駆動します。それぞれ独立に動かせるし、はばたいての空中停止(ホバリング)もできるし、滑空(ソアリング)もできる。

↓とても詳しい。
https://cns.neuroinf.jp/jscpb/wiki/%E6%98%86%E8%99%AB%E3%81%AE%E7%BE%BD%E3%81%B0%E3%81%9F%E3%81%8D%E9%81%8B%E5%8B%95%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0
昆虫の羽ばたき運動のメカニズム

ザクロ

0821_3zakuro 2018.8.21
ザクロが少しずつ熟してきました。
線路際に結構大きなザクロの木があったのですが、なくなったようです。
私共はこの小さな一才ザクロを楽しむことにしましょう。
一緒に、小さなホタルブクロの花も頑張っています。

ゼフィランサス

0821_1zephyranthes1 2018.8.21
ベランダで育てています。ピンク色の具合が絶妙。きれいだ。
0821_1zephyranthes2
続くつぼみが3つ見えています。

0822_2zephyranthes 8.22
上が The First. 下が The Second. つぼみが2つ。

0823_6zephyranthes1 8.23
4つ並びました。日齢差が出ていますが、いいですよ、みんな美しい。
時を経ることは美しい。生まれ出づることもまた美しい。
0823_6zephyranthes2
The First がしっかり立てなくなっていますが、それは私も同じ。年を取ると安定して立つのが大変だ、何かにつかまらなくっちゃね。

ヤノネボンテンカ

0819w_5yanonebontenka 2018.8.19
波があるようでして。少し前に一つピークがあって、その後は花の数は減っていきまして、ピークは過ぎたようだというようなことを書いたのですが。
どうしてどうして、またもや乱れ咲いています。
こんなにすごい咲き方をする花だとは思っていませんでした。
シーズンの初めは閉鎖花ばかりで、寂しいなと思っていましたが、自家受粉による繁殖を確保したうえで、華々しく開放花を咲かせています。
毎日、すごいです。

セセリチョウ2種

0819_8chabaneseseri 2018.8.19
あれ?いつものセセリじゃない。
0819w_6chabaneseseri
曲がった葉を脚で押し広げているような。
これはチャバネセセリですね。
そばにイチモンジセセリもいました。
0819_8itimonjiseseri
翅の模様が違うんです。
0819w_7itimonjiseseri
慣れないと見分けづらい。
我が家では普段イチモンジセセリしか見ていませんので、なんだか違う、という感じで見分けられました。
幼虫はどちらもエノコログサなどを食草にするようです。

↓この2種の写真が並んでいますので比較しやすい。
http://www.j-nature.jp/butterfly/zukan/yokunita/seseri.htm

2018年9月 3日 (月)

ツマグロヒョウモン

0819_6tumagurohyoumon 2018.8.19
足元の低いところを飛ぶツマグロヒョウモンのメス。
明らかにスミレ探しですね。
アオスジアゲハはクスノキの高いところで新芽を探す。
アゲハやクロアゲハもミカンの木で産卵場所を探す。
ツマグロヒョウモンはスミレやパンジーを探して地面近くを低く飛ぶ。
それぞれに特徴があるのです。

コミスジ

0819_4komisuji1 2018.8.19
久しぶりに見かけました。比較的小さなチョウなのですが、その飛び方が独特なのですぐにわかります。
ソアリングをするのです。
大型のチョウは時々悠然たるソアリングをすることがありますが、小型のチョウでは珍しい。
0819_4komisuji2
模様も目立ちますしね。
ミスジチョウの仲間は3種類くらい見られますが、今回のはまあ、コミスジで間違いないと思います。
実際に目の前を飛ぶと、アレッという感じになりますよ。

↓参考
http://www.insects.jp/kon-tyokomisuji.htm
チョウ目>タテハチョウ科>イチモンジチョウ亜科>コミスジ

濃茶色地に三本の白い帯を持つやや小さめのタテハチョウ。はねを開いてとまることが多い。
林の周辺で見られ、滑空と小さなはばたきを繰り返す独特の飛び方をする。人の気配には敏感。
都市郊外でも普通に見られる。幼虫の食草はクズ、フジなどのマメ科植物。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%82%B8

コミスジ(小三條、学名 Neptis sappho)はチョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科に分類されるチョウの一種。翅の模様と飛び方が特徴的である。
・・・
パタパタと数回羽ばたき、数秒ほど翅を水平に開いて滑空する特徴的な飛び方をする。白黒に色分けされた紙切れが風で飛ばされているようにも見える。
・・・

斑入り葉のアサガオ

0819_3asagao1425 2018.8.18
獅子咲きだったか、八重咲きだったか。どういう遺伝子を抱えているんだったか。だんだん記憶があいまいになります。
でも、なんか、普通の花と雰囲気が違う。種子はできるはずですから、また播いてみるしかない。
江戸の趣味人って、気が長かったんだなぁ。
江戸っ子は気が短いなんて、ウソだよなぁ。

白髭

0818_20sirohige0945 2018.8.18
真ん丸な花もあれば、裂けた花もあります。
ルコウソウも一緒に植わっていますので、うまくいけば、華麗な紅白花合戦になるかもしれません。
どちらもヒルガオ科ですから、近縁です。

オジギソウ

お遊びです。
0818_16ojigisou1 2018.8.18
あまりにもくっきりした影だったので
0818_16ojigisou2
つっついてみました。
当たり前だけど、葉の影もお辞儀をしていました。
ただそれだけなのですが、遊んでしまいました。

ゼニアオイ

0818_14zeniaoi 2018.8.18
スケールとして私の左手を一緒に写しました。親指の爪より少し大きいくらい。
小さいけれど、とにかく咲けるうちは咲くんだ!と主張していますね。
花に儚いイメージで接しないように。タフなものです。

ヒャクニチソウ

0818_13hyakunitisou 2018.8.18
右の方にヤノネボンテンカがあって。
ルコウソウの櫛の歯のような葉がありまして、蔓がぐんぐん伸びる。
ヒャクニチソウの花は花もちがいいので、その間にルコウソウの蔓に絡まれて、花の間から蔓が出てくることもあります。草たちの激しい活動が見られます。
雑草園ならではの光景です。

キバナコスモス

0818_12kibanacosmos 2018.8.18
花の日時計「正時」を指す。

という風に見えれば成功。私にはそう見えたので。
キバナコスモスやヤノネボンテンカを日時計に見立てる、というのをいつもやっているものですからそうなっちゃうんですね。

普通、こんな写真、だれも撮らないだろうなぁ。

アリの砂かけ

0818_11kamemusisigai 2018.8.18
私はあまり死骸を載せない方です。生きる姿をとらえたいから。
上の写真は、おそらくカメムシの死骸で、アリたちが死骸をその場で解体して、運べるものは既に運び去った跡だと思います。で、初め、ブログには掲載しないつもりで保留しておいたのですが。

0826_4budou 8.26
落ちた一粒のブドウに対して、アリが砂かけをしてあった。
あ、そうか。対象が動物か植物かを問わず、餌になるものに対して「砂かけ」するんだ、と改めて認識。
0826_15ari
家の前の路面に、こういうものがいくつもあります。砂をかけられたものが何であったかはもうわからない。比較的小さなもので、全部運んでしまったのでしょう。我が家前には小昆虫や草の実など色んなものが散乱しているからなぁ。ミミズの死骸に砂がかけてあったこともあります。

さて、これはどういう意味があるのだろう?
獲物を隠しているのか。フェロモン的な目印にして集まりやすくしているということはないのか?
検索してみました。
「お葬式」みたいだという表現もありましたが、それはないでしょう。
仲間の死骸を巣に運ぶのを見て弔うのだろう、と考える方もいるようですが、それもまずありえない。餌の候補でしょう。巣内で死んだ仲間は、カビたりしないように運び出して捨てるんですからね。

↓NHKの「ダーウィンが来た」の関連ブログ。
https://www.nhk.or.jp/darwin-blog/2014/09/21/
2014年09月21日 (日) ダジャレ反省会

8月17日放送「不思議いっぱい!身近なアリ大研究」
(前略)
視聴者の方から「アリがセミの死骸を砂で埋め、まるでお葬式をしているようだった」という情報が寄せられました。
研究者によりますと、この目的は他のアリから食べものを隠すためだそうです。
獲物の横取りを防ぐのに効果がありそうですが、土をかけた方だって獲物を持ち帰れないように思われます。
しかし、良く見ると、内臓や肉などをちびちびかじりとって少しずつ運んでいたんです。つまり、砂をかける係と食べ物を運ぶ係が役割を分担して、同時並行で作業を進めていたんです。
この砂かけ行動について、アリ研究歴5年の中澤匠君はおもしろい研究をしています。
魚肉ソーセージを3つの大きさに切り、どんなふうに砂をかけるか比較したんです。
1番大きなエサは案の定、砂山で隠し始めました。
1番小さなエサは持ち帰り、わざわざ山は作りません。
中くらいのエサもなんとか持ち帰りましたが、よくみてみると、砂かけ係りが遅れて砂を運んできました。
砂かけ係の想定以上に食べ物運び係が頑張っちゃったんでしょうかね。
(後略)

やはり「他のアリから食べものを隠すため」なんですか。あんまり「隠れて」いないようでもあるが。
地面を歩いてきて、獲物の前に来てもアリ目線では隠せている、ということなんでしゅかね。ヒトは巨大だからアリ目線にはなれなくて、常に上から見てしまうので、アリの気持ちは分かりにくい。ということかな。

ビヨウヤナギ

0818_10biyouyanagi1 2018.8.18
影は比較的単純ですよね。ビヨウヤナギの実があって、そばに実を落とした茎がある、ということでしょう。
それらの立体的な位置関係は分からないけど。
で、影の本体は、というと
0818_10biyouyanagi2
よくわからなくなります。私の立っていた位置からはこういう風にしか見えなかったのです。
実があることは分かるのですが、茎との位置関係が、厚みのある面内に入っていて、その面内での関係がわからなくなっている。

影は3次元の2次元への投影だから、情報量が減っている。3次元の姿が見えれば状況はよくわかるはずだ、というのは思い込み。

実は「写真」というものも3次元を2次元に投影したものですから、気をつけないと失われた情報があるのです。
写真を見れば何でもわかるというものではないのです。

更に言いますと、私たちの視覚も網膜に映った2次元像なんですね。
それを脳が3次元像に組み立てる。経験が主ですね、論理性もないわけではないけど。
で、その脳の組み立て方のスキを突くと「錯視」という現象を見ることになる。
私たちは世界のありさまを、あるがままに見ているのではない。「見たい」ように見ているのです。

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