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2018.9.12
コマツナギの花です。
六郷用水のところに生えていたのを、妻が摘んできて鉢に植えたものです。
下から咲き始めまして、これから登っていくところ。
上品な紫色の小さな小さな豆の花。夫婦してひどく気に入っています。
私はもう駒繋小学校の卒業生ですからして、縁がある。
駒を繋げるほど丈夫だ、という草をひょいと摘んでくるんですから、妻のパワーの強大さに感じ入る。
↓ここに詳しく書いてます
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-0544.html
2018年6月19日 (火) コマツナギ
↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%8A%E3%82%AE
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%8A%E3%82%AE-836229
茎が丈夫で馬(コマ)もつなげそうということからこの名がある。
2018.9.12
「えいごであそぼ with Orton」。ジェイソンさんが宗匠の姿で登場、英語で俳句を詠む。
These smooth grandmothers wear leather jackets and ride their motorcycles there.
う~むぅ、ワカラナイ。「おばあちゃん暴走族」かなぁ。
「smooth grandmothers」ってどういう意味ですか?
smooth/smúːð/ /smúːð/
►a
1 a なめらかな (opp. rough);平坦な;〈タイヤなど〉すりへった,つるつるの;〈縁が〉でこぼこのない,ぎざぎざでない;〔数〕 〈曲線・関数が〉なめらかな;〈体などが〉毛[ひげ]のない;〔動・植〕 すべすべした,無毛の,短毛種の;〔テニス〕 《ラケットの》スムース側の;〔理〕 《表面が》なめらかな,摩擦なしの
・(as) smooth as silk [a baby's bottom, velvet] とてもなめらかで[すべすべして].
b 〈毛髪が〉すべすべした,つやのある;手入れの行き届いた;〈物質など〉むらなく混ざった[練れた],均質な:smooth batter.
c 〈水面が〉静かな;静穏な;平静な,落ちついた
・reach [get to] smooth water 静かな海に出る,困難を切り抜ける
・in smooth WATER.2 a 円滑に動く,きしらない;なだらかな;〈物事が〉すらすらいく,順調な
・make things smooth 障害を除いて事を容易にする.
b 流暢な;口先のうまい;人をそらさない,人当たりのよい,慇懃(いんぎん)な
・smooth things お世辞
・smooth face うわべは人当たりのよい顔.
c 〈音楽・リズムが〉調子のよい;快い;〈飲み物などが〉口当たりのよい,柔らかい;よく練れた[混ざった];〔音〕 気(息)音のない.
d 《口》 動きの軽快な〈ダンサー〉,洗練された;《俗》 魅力的な,いかす,かっこいい.
リーダーズ英和辞典第3版より引用
「いかしたおばあちゃんたちが、革ジャン着て、バイクに乗ってった」
なのかなぁ。英語に堪能な方のご教示を賜りたいと存じます。
★別件1
angel の「a」は二重母音ですが
angle の「a」は単母音ですよね。
「el」が「le」に変わっただけで先頭の「a」の発音が変わるんだ、不思議だなぁ。
★別件2
earとyearは発音が微妙に違うらしい。
でも私には何となく違って聞こえるのですけれど、自分では発音し分けることができません。
ear/ɪ́ər/ /ɪ́ər/
リーダーズ英和辞典第3版より引用year/jɪ́ər, jə́ːr/ /jɪ́ər, jə́ːr/
リーダーズ英和辞典第3版より引用
http://blog.etn.co.jp/english-phonetic-45/4236.html
発音記号 / j /
発音方法・注意事項
* 舌先のちょっと後ろを上アゴに近づけて、その間から「イー」と言いながら声を出す。日本語の「ユ」と「イ」の間の音に近い。
* ローマ字読みの「ジェイ」の音とは全く異なる発音。
* 綴りは「y」の他に、「u」「ew」「eau」も / j / の発音。単語の例
yacht /jɑ́t/
young /jʌ́ŋ/
year /jíər/
you /júː/
yes /jés/
tube /tjúːb/
student /stjúːdnt/
new /njúː/
dew /djúː/
beauty /bjúːti/
2018.9.11 8:20
スイフヨウが咲くようになると、どうしても朝昼晩と撮影したくなります。
16:03
ほんのりと色づきました。
一日中ほとんど色が変わらなかったこともあります。
色の変化と気温の関係、とかあるのかな。
検索してみたらやはり気温と関係しているのだそうです↓
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1370&target=number&key=1370
花の色の変化の理由
・・・
スイフヨウは、白色の花が夕方赤くなってきます。酔っぱらったように見えるので、酔芙蓉と書きます。ご存じのように、これはアントシアニンの生合成が、午後以降急速に進むためであり、温度が25度以上だと進みますが、低温だとあまり合成されないこと、および紫外線には影響されないことが判っています。
・・・
2018.9.11
ヘクソカズラの花の見え方が変。
花の中の色が外に見えています。
雨で濡れて、水が花の外側に沁み込んで、白く反射できなくなっているのですね。
濡れたスリガラスが透けてしまうとか、スリガラスにセロテープを貼ると透ける、というのと同じ原理でしょう。
妻も一緒におりましたので、これ「ヤイトバナ」っていうんだぜ、と手の甲に乗せて見せました。
真横から撮ってみました。
妻も面白がって、自分の手の甲にお灸を据えておりました。
夫婦二人そろってお灸を据えられておりました。
9.13
花の中心の赤紫色の部分が七角になっています。これは花弁が7枚あるということ。
赤紫部の外に向かって凸の部分1つは、2枚の花弁の色が並んで生じています。
植木算で丸く木を植えた時のようなもので、7本の木の「間」は7つなんですね。
花弁が5枚が標準、6もあるし。今回は7を見てしまいました。
9月21日の夕方の気象情報で、「今日の最低湿度は100%でした」といっていたのでビックリ。
まだ21日が終わっていなかったので、その後はどうなったかな、と後で気象庁の記録を見たら
こうでした。
湿度は右目盛り、気温は左目盛りです。
湿度は100%が上限なのですから目盛りは100まででいいのですが、ずっと100に張り付いたままだったことを見やすくしようと110まで目盛っておきました。
ひゃ~っ。一日中湿度100%なんて。カンベンしてほしいよなぁ。
ちなみに
9/20は 21:30から日付が変わるまでの2時間30分の間、湿度100%。
9/22は 日付が変わってから09:40までの9時間40分の間、湿度100%。
間の9/22は24時間湿度100%ですから
計36時間10分にわたって、湿度は100%のままだったのです。
ひでぇ。
{よく私が呟く}「ため息をつけば口から霧が出る、流した涙は乾かない」という状態ですね。
あ~ナント悲惨な36時間でありましたことよ。ジトジトベタベタ。
昨日9月24日は「中秋の名月」でした。
ちゅうしゅう‐の‐めいげつ【中秋の名月】‥シウ‥
陰暦八月十五夜の月。団子・衣被きぬかつぎ・薄すすきなどを供えて月見をする。仲秋の名月。芋名月。
広辞苑第六版より引用ちゅうしゅう‐むげつ【中秋無月】‥シウ‥
天気が悪くて、中秋の名月が見られないこと。
広辞苑第六版より引用
ところが、正午の月齢は
24日が 14.4
25日が 15.4
ですので、今日25日が「望」(満月)です。
こういう不一致はそう珍しいことではないようですよ。
↓私が説明するより、専門のサイトをお読みください。国立天文台の解説です。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2018/09-topics03.html
中秋の名月(2018年9月)
お月見を楽しもう!
今年の中秋の名月は、9月24日です。
「中秋の名月」とは、太陰太陽暦(注)の8月15日の夜に見える月のことを指します。中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」と呼ばれることもあります。中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。
今年は9月24日が中秋の名月、翌日の9月25日が満月と、中秋の名月と満月の日付が1日ずれています。
太陰太陽暦では、新月(朔)の瞬間を含む日が、その月の朔日(ついたち)になります。今年は9月10日(新月の瞬間は3時01分)が太陰太陽暦の8月1日、9月24日が太陰太陽暦の8月15日となります。一方、天文学的な意味での満月(望)は、地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間(月が太陽の光を真正面から受けて、地球からまん丸に見える瞬間)の月のことを指します。今回は、9月25日11時52分に満月の瞬間を迎えます。
今年のように、中秋の名月と満月の日付がずれることは、しばしば起こります。詳しくは、国立天文台暦計算室の暦wiki「名月必ずしも満月ならず」をお読みください。
暦Wiki
名月必ずしも満月ならず名月=十五夜=陰暦15日の夕方に出る月という決め方は単純ですが、
必ずしも望 (満月)、すなわち月と太陽が地球を挟んで反対側に来る瞬間が同じ日になるとは限りません。
陰暦15日は月齢14.0を含む日、月の満ち欠け周期の半分は29.5÷2≒14.8ですから、望 (満月) が後になることが多いです。
蛇足:太陽さんが天文観測をしまして。地球の衛星=月を見ているとします。
常に満月が見えるのです。(たまに、地球人が言うところの「皆既月食」の時は地球に邪魔されて見えなくなりますけど)
地球人にとっての満月は、太陽‐地球‐月と並んだ時に見えるわけです。
太陽が見ている「満月」を地球人も共有しようとすると、そういう並び順でないと見えないわけですね。
逆に、太陽‐月‐地球と並ぶと、太陽が見ている「満月」の裏側を地球人は見ますから、新月になるわけです。
もういっちょ蛇足:地球人は星空を観測するには「夜」でなければなりませんが。太陽は、常に満天の星を見ています。
ちょっと視点を移動してみました。
2018.9.7
ホウセンカの距が萼の構造物なのだということについて、先日騒ぎましたが。
もう一つ、釘の頭みたいなかっこうのプチプチは何だろう?と思っていました。
おそらくこういうものは「蜜腺」だろうという見当で、「ホウセンカ 蜜腺」と検索したら、やっぱり。
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/housenka3.html
葉柄の両側には、釘の頭のような突起が数個ついていて、蜜を分泌する。アリが蜜をなめに来ているのが見られることもある。このように葉の基部に蜜腺を持ってアリをひきつける例は、いろいろな植物に見られ、昆虫の食害に対する防御のはたらきを持つと考えられている(→食べられるのを防ぐしくみ)。
桜の葉の付け根の蜜腺は有名ですね。
ただ、花の中にはもちろん蜜を分泌する腺があるわけですから、「花外蜜腺」というほうが意味が限定されていいらしいです。
2018.9.7
黄色い小さな「豆」の花。
マメ科の花の典型的な姿。
ところで、そういえば、この豆の実はどうなってたっけ?うっかりしてました。
妻に訊いたら、いっぱいできてるわよ、ほら。と。
もう弾けた実。莢がねじれていますね。カラスノエンドウなんかと同じように弾き飛ばすのでしょう。そうだったか。
9.11
まだ青い実。小さいけれどカラスのエンドウによく似ています。
もっと稚(わか)い実かな。
左上にオジギソウの葉。
オジギソウの花はピンクの球形ですが、マメ科ですから、実はいかにも豆になる。
不思議だな。
植物は元来、種子が熟した後すぐに親植物の近くで発芽しないよう、わざと発芽しにくくなるような仕組みをいくつか持っています。
ミヤコグサの種子(右図)も、種皮が硬く水を吸水せず発芽を抑制する特徴(硬実性)があります。したがって、発芽させるには吸水を促すような処理が必要です。これを専門用語では硬実打破(こうじつだは)と言います。最初の行程の発芽処理によって、種子の表面に傷をつけて硬実打破を行います。
2018.9.6
花はいっぱい咲き、実もでき始めるのですが、なかなか完熟までいくのは大変。
花が終わるとかわいい子房がいっぱいなんですけどね。
どんな実がなるのかは、さしあたって下のサイトでご覧ください。
↓
https://matsue-hana.com/hana/hekusokazura.html
http://www.hana300.com/hekuso.html
2018.9.6
ホウセンカが咲き始めまして。うれしいな。
ホウセンカの花には「距」がある。このこと自体は昔から知っている。
で、うっかり者の爺さん。
あら、つぼみのうちから距があるんだ。いっけねぇ、距は萼の一部か。
萼もまあ花被片ではあるのですから、ホウセンカの花には距がある、というのは間違いじゃないけど、いわゆる花弁の構造ではないんですね。
つぼみの距は妙にかわいかった。
距には蜜をためて、昆虫が蜜を求めて潜り込むのを待つのだそうですけど。距まで潜り込める昆虫は少ないでしょうね。口の長いチョウやガが来ている感じはあまりしないのですが、でも結実するんだから訪花する昆虫はいるわけだ。
ホウセンカの花の構造はかなり厄介ですね。下のサイトが詳しいので、ご覧ください。
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/housenka.html
2018.9.4
やけに色の濃い幼虫でした。どうしたのかな。もともとなのか、吸汁した液のせいか。
いえ、どうでもいいんですけど、色は濃かった。
9.12
なんちゅ~かっこをしてるんだい。
雨が降ったわけじゃないから、この液体は自分のオシッコじゃないのかい?
大量に吸汁して、大量に排泄したんだけど、切れが悪かったかね。振り落せなかったようで。オシッコ背負ってちゃ重たかろ。
腹部の脇は濡れてないんだろうね、気門がふさがったら窒息しちゃうよ。
妙なものを見ました。庭のハイビスカスの茎で見かけました。多分終齢幼虫でしょう。
9.13
これもハイビスカスの茎。終齢幼虫と成虫が向き合っていました。
撮影して脇を見たら
これ前日に見た幼虫、冒頭の写真の幼虫じゃないのかなぁ。
丸い水滴ではないですが、背中に水を背負っています。
どうしちゃったんだろう。無事成虫になれますように。
★別件:朝、Eテレの体操をしますが、その前の番組が語学番組。
たまたま、中国語をやっていました。茶の話をしていたのですが、台湾の烏龍茶で「東方美人」というのがあるのだそうです。で、これはウンカが葉から汁を吸うことによって甘い香りを放つようになるのだとか。
チラッとそのウンカの写真が見えたのですが、黄色っぽいウンカで、私はツマグロオオヨコバイの幼虫みたいだ、と思いました。
で、ネットで検索したら「チャノミドリヒメヨコバイ」というウンカだそうです。
「ヒメヨコバイ亜科」という分類群がありますので、その仲間でしょうね。成虫でもごく小さいウンカのようです。
ウンカが吸汁することで甘い香りになる、不思議なことですね。どんな経緯があったのか。ウンカがついたと駆除した年の茶はおいしくなかった、駆除しないでおいたほうがおいしかった、というような経験の積み重ねなんでしょうね。きっと。
↓以下、ちょっとリンクします。
http://hojotea.com/jp/posts-895/
ウンカが汁を吸った茶葉のみから作られるお茶
東方美人の独特の蜜香を作り出すためには、ウンカが汁を吸った茶葉のみを集めることで作り出されます。日本の緑茶農家にとってウンカは害虫ですが、東方美人を作る上ではウンカの役割は重要です。ウンカに汁を吸われた茶葉には黄色の斑点が生じます。更に何カ所も汁を吸われると葉全体がバナナの皮のように黄色く変色します。さらに、ウンカに汁を吸われたお茶の葉は、外敵から身を守るためにファイトアレキシンと総称される物質を作り出します。ファイトアレキシンは人間で言う抗体のような存在と解釈してみてください。外敵から攻撃された植物が、事故防御のために作り出す物質の総称です。ファイトアレキシンについてはウィキペディアの解説を以下に引用します。
http://chuplus.jp/blog/article/detail.php?comment_id=3901&comment_sub_id=0&category_id=301
体長わずか2.5mmのこの虫は、いわゆるウンカの一種。日本では稲の害虫として知られるウンカですが、お茶につくウンカは種が違い、“チャノミドリヒメヨコバイ”というそうです。この黄緑色の小さな虫が茶葉をかじると、小さく黄色い斑点ができ、その後、葉は波打つように変形し、黄色っぽく変色します。
この部分を製茶していくことで、独特の甘い香りが生まれるのです。(このメカニズムに関しては、ウンカの分泌物によるのではとする説、お茶の木が自らを守ろうとする防御反応ではないかといった説などがあります。)本来は害虫であるはずの虫の力を借りて醸し出される甘い香りに、世界中のファンが魅了されているわけです。
↓埼玉県農産物安全課のpdfです。写真があります
https://www.pref.saitama.lg.jp/b0916/documents/42chanomidorihimeyokobai.pdf
2018.9.2
朝、台所へ降りていったら、可燃ごみ入れのバケツにアシダカグモがいました。
もう成体ですね。隣の部屋に置いてあるコンデジを撮ってきて撮影。まだいてくれてよかった。
室内だし、ズーム能力はそう大きくないし、フラッシュを発光させてみました。
すっと奥へ移動してしまったので、まるっきりボケてしまいましたが。
一カ所、光っていますね。こういうことが起きるのはおそらく眼でしょう。
たまたまカメラの方を向いていた単眼がフラッシュ光を反射したのではないかな。想像ですが。
で、クモはさっと陰へ入り込んでしまいました。
一応、妻にもアシダカグモの成体がいるよ、と報せておきましたが、あらそうなの、と平然。
アシダカグモごときでびっくりする妻ではありません。
2018.9.1
高い所で咲きます。「花の表情」がうまく撮れない。
9.11
フヨウのメシベは上へ曲がる、ムクゲのメシベはまっすぐだ、ということを知ったもので、撮りたい。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-5c4d-2.html
2018年9月12日 (水) フヨウ
一般的には雌しべの先が上向きに曲がっているのがフヨウ、まっすぐなものがムクゲと区別できます。
9.12
空が明るくて、薄い花弁が透けて、花弁の重なりが見えて面白い。
9.13
朝、ベランダから見て左手の株。上に掲載した花はこの株のもの。
同じくベランダから見て右手奥。スミダノハナビの上にある株の花。これは地上からは接近しづらいのです。
2018.9.1
線路柵の柱を下向きに歩いていたキマダラカメムシ。
元気にスタスタ歩いていました。足は速いです。
今年はクサギカメムシよりもキマダラカメムシの方を回数多く見かけた気がします。
9.11
アジサイ・スミダノハナビの葉にいた2匹の幼虫。上に写っている方が齢が上です。
背面から撮れませんでしたのではっきりしなくて残念です。
9.12
門を出たら路面に動きが見える。ナンダ?と顔を近づけたら、カメムシがひっくり返って脚をバタバタさせていました。
経緯は分かりませんが、ここへ落ちてひっくり返ったもののようです。正立しようともがくのですがダメのようでした。
元気だったら難なく起き上がれたでしょうに。あるいは翅を開いて強引に起きるとか。
指先でそっとつまんで起こしてやりました。どこか草むらへでも、とも思いましたが、起こしたらゆっくり歩き始めましたので自力で生きられる限り生きてね、と放置。
家の外をひと廻りして戻ってきたらいませんでしたので、歩き去ったようです。
寿命の残りは少なそうでしたが、生きる力がある限りは生きる、それでいい、それがいい、ヒトもまた。
ところで、外の線路柵際のヒガンバナですが。
2018.9.9
黄花の方と同じく14日に開花を確認。
ずらっと並んでいます。
午後、西からの陽射しを後ろから浴びる花。
輝いていました。
こういう開きかけの状態はあまり見たことがありませんでしたので掲載。
ヒガンバナは温度(特に地温)を感じて花芽の分化および発達が進行しているようです。また、花芽分化に対して低温はバーナリゼーションとして作用しているようです。
ここのヒガンバナはずいぶん昔に植えて、後は自力で少しずつ生息範囲を広げてきたものです。
感慨深いな。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-7370.html
2018年9月11日 (火) お彼岸も近いですね
↑この記事で、黄花ヒガンバナとヒガンバナのつぼみができたと書きました。この時の写真は9月8日でした。{園芸店で「黄花彼岸花」という名前で購入してきたものです。}
今回は、その後の経過です。
9.10
雨に濡れた姿で開いてきました。株は2本ありまして、写真の素人としては常に2本とも掲載したくなってしまうのですが、ガマン・ガマン。
2018.9.13
朝、庭に出た妻からの報せ。スイフヨウの花が紅白になっている、と。
普通に立つと、上の写真のように後ろからしか見えません。
妻は木の下へ行って枝を引っ張って撮影。紅白半々に咲いてますね。
いやまぁ、きれいだなぁ。
花自体は前日咲いたものだと思います。それが、スイフヨウですから赤く変わっていったのでしょうけれど。
半分が先行して赤くなったのだと思います。
それにしても、面白い、きれいだ。
私も撮りにでましたが、潜り込めませんから、こんなアングルが精一杯。
庭を出て、道路側から柵越しに葉の間に見える花を狙ってみました。
まあまあかな。
NHKの連続テレビ小説「半分、青い」も、もうすぐ終了。視聴率は高いらしいですね。
で、ここは一丁悪乗りして捩(もじ)りまして
この記事のタイトルを「半分、赤い」としてみました。悪しからず。
★オマケの別件:NHKニュースにも「半分、赤い」というタイトルのニュースがあったんですよ。
激辛つけ麺「半分、赤い」がグランプリ 暑いまちの人気料理(NHK 2018年9月13日 18時40分)
群馬県館林市で夏の暑さを乗り切る料理の人気投票が行われ、グランプリに市内のラーメン店が考案した激辛のつけ麺が選ばれました。この人気投票は、群馬県館林市の夏の暑さをまちの活性化に生かそうと、地元の商工会議所が企画しました。
・・・
13日は市内の飲食店で開票結果が発表され、ラーメン店「ぽれぽれ」が考案した激辛のつけ麺、「半分、赤い」が、最も多い票を獲得してグランプリに選ばれました。
・・・
★ニュースでは最初の揺れ以降の地震回数を「累計」で報じることが多いと思います。
今後1週間程度は強い揺れに警戒 気象庁呼びかけ 北海道地震(朝日新聞デジタル 2018年9月14日05時00分)
気象庁は13日、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震をめぐり、発生当初に比べて最大震度7程度の地震が発生する可能性は低くなったと発表した。一方、地震活動は活発な状態が続いており、今後1週間程度は強い揺れを伴う地震に注意が必要としている。
今回の地震で強い揺れを観測した地域では、最大震度5弱程度以上の地震の発生確率が平常時より100倍超高い状態だという。松森敏幸・地震津波監視課長は「家具の固定など日頃からの備えを心掛けてほしい」と呼びかけた。
また、最初の激しい揺れの後に起きた震度1以上の地震について同庁は、13日午前9時までに238回発生していたと説明。これまで最大震度4としていた6日午前6時11分ごろの地震は、厚真町とむかわ町で5弱を観測していたと明らかにした。
累計は当然のことながら、回数を積み上げていくのですから「増える一方」です。
安易に安心されてはかえって危険ですから、地震はこんなに増えているよ、と報じることも悪くはないのでしょう。
でもね、日時の経過とともにどう変化しているのか、ということも大事な情報ではないのかな、と理系爺さんは思うわけです。で、そういう情報の入手の仕方を書きます。
↓気象庁のトップページから現在はここへダイレクトに入れます。
http://www.jma.go.jp/jma/menu/20180906_iburi_jishin_menu.html
平成30年北海道胆振東部地震の関連情報
↓その中からリンクしているpdf。
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/2018_09_06_iburi/iburi_jishinkaisu.pdf
気象庁地震火山部
「平成30年北海道胆振東部地震」の最大震度別地震回数表
平成30年9月14日10時現在
平成30年9月6日03時~9月14日10時、震度1以上
ここには「最大震度別地震回数表」があります。利用価値が高い。
ただ、「震度別」のまま時間経過を表現するのは難しいので、表の下に「震度1以上の地震」の回数がグラフ化されています。
9月8日12時時点でのグラフ
9月14日10時時点。
指数関数的に回数が減っていくことがわかります。
でももちろん、回数が減ったからと言って安心してはいけない。
現に今日も最大深度4と3の地震が起きています。
↓NHKから
2018年9月14日 6時54分ごろ 北海道胆振地方中東部
マグニチュード 4.62018年9月14日 9時48分ごろ 北海道胆振地方中東部
マグニチュード 4.3
地下の歪が地震によって解放されていく。少しずつ残存エネルギーは減る。熱いものが冷めていくような過程ですね。
ただ、滑らかに放出するのではない、というところが大事です。
危険性の高まった状況はずっと続きますので、気を抜かず。
でも、地震はゆっくりですが、減っていきます。
{東日本大震災以来、日本中の地震の危険性は高まったままなんですよ。もちろん私の住む東京でも。そのような中で生きて行きましょう。}
被災なさった方々に心よりお見舞い申し上げます。
2018.9.1
我が家のホウセンカではありません。買い物帰りの妻がホウセンカに見つけて撮影してきました。
こういうイモムシです。
左が頭。右が腹端で、スズメガの幼虫に特有の「尾角」があります。これやわらかいので刺さりません、安心してください。
黒い体には眼状紋が並ぶ。一度覚えれば忘れない独特のイモムシ。
成虫は三角のジェット機のようなガです。
http://www.jpmoth.org/Sphingidae/Macroglossinae/Theretra_oldenlandiae_oldenlandiae.html
ここにたくさん写真があります。
成虫の写真を見ながら下へ下っていくと「成虫写真11」というのがあるのですが、うっかりすると成虫を見逃します。がんばって「発見」してください。多分、うふっ、と笑えます。
下の方に幼虫写真もありますよ。
2018.8.31
この画面、多くの方が知っているはずですが。
どうやって撮ったんだ?
街を見下ろす高い所から、水平線上の月を撮る。
低い位置で撮ると、海面に映った月の明るさが長くなるんですよ。だから多分高い位置から撮っている。
合成ということはないんでしょ?
無限遠と街の灯りと。月の写り方は望遠、街は比較的標準レンズ的。
「あおり」というやつですか?
レンズ面と撮像素子面が平行ではなく、傾けられるという技法かな。
昔、蛇腹カメラで写真やさんが布をかぶるようにしてカメラ後面を暗くして集合写真を撮ったりしませんでしたか?
あれが「あおり」を使った撮影でした。集合している人の下の段にいる近くの人と、上に立っている遠くの人の両方にピントを合わせる、という技術だったんですが。
あの技法、今も使えるのかなぁ。
PCを立ち上げながら、何日か、考え込んでいました。
カメラ技法に詳しい方、教えてください。
「宇宙の日」 成田空港で宇宙飛行士が参加して催し(NHK 2018年9月12日 13時12分)
12日が「宇宙の日」となっているのに合わせて、成田空港では宇宙飛行士の大西卓哉さんも参加して、宇宙への興味を深めてもらおうという催しが開かれました。
9月12日は、26年前に毛利衛さんが日本人として初めてスペースシャトルで宇宙に飛び立ったことを記念して「宇宙の日」とされています。
12日、成田空港で開かれた催しには元航空機のパイロットで宇宙飛行士の大西卓哉さんが参加しました。
(後略)
毎年9月12日は「宇宙の日」です。
1992年は、世界中が協力して宇宙や地球環境について考えようという年、国際宇宙年(ISY)でした。
「宇宙の日」はこれを記念して制定され、一般の方々からの公募により、毛利宇宙飛行士がスペースシャトルで宇宙へ飛び立った日である9月12日となりました。
(ちなみに'92年の読み方と9月12日の読み方は同じ九十二で、日本語の語呂合わせになっています。)
・・・
また、 「宇宙の日」と「世界宇宙週間」を含む9月初旬から10月上旬までを「『宇宙の日』ふれあい月間」とし、集中していろいろな宇宙関連行事を行うことになっています。
アメリカはショックだったんですよ。ソ連に遅れを取ったというのでね。スプートニク1号
打上げ日時 1957年10月4日19時28分34秒 UTC(22時28分34秒 MSK)
消滅日時 1958年1月4日
物理的特長
本体寸法 直径58cmの球状 質量 83.6 kg
軌道要素
周回対象 地球
軌道 楕円軌道
近点高度 (hp) 215 km
遠点高度 (ha) 939 km
離心率 (e) .05201
軌道傾斜角 (i) 65.1°
軌道周期 (P) 96.2分スプートニク1号(スプートニク1ごう、露: Спутник-1)は、ソビエト連邦が1957年10月4日に打ち上げた世界初の人工衛星である。重量は 83.6kg。Спутникはロシア語で衛星を意味する。
コンスタンチン・ツィオルコフスキーの生誕100年と国際地球観測年に合わせて打ち上げられた。科学技術的に大きな成果となっただけでなく、スプートニク・ショックを引き起こし、米ソの宇宙開発競争が開始されるなど、冷戦期の政治状況にも影響を与えた。
多年草。空き地、庭、芝地、路上のすき間などに生育。細い茎が地面をはい一面をおおうことがある。和名はこの葉を傷口に貼ると血が止まるとのいい伝えから。花期6~9月。花 花弁5、雄しべ5、子房は2室果実 2分果がくっついている
2018.8.30
庭をそろりそろりとすり歩いていましたら、セミがジジジといって低い位置から飛びました。羽化した場所にいたのかな。
で、飛んだ先を目で追って、あの木の裏側に入った、というのを確認し、視線をそこに固定したままそっと近寄って裏側を覗いたら、いましたね、アブラゼミ。
セミは通常頭を上にしてとまります。前の記事のツマグロオオヨコバイのような姿勢は見かけない。
で、捕虫網で捕えようとするとオシッコをひっかけられることがありますが、薄い樹液を大量に吸って、不要な水分を放出するだけですから、さして汚いわけでもなし。飛ぶときだけ排出しているわけではないですよ、普段だって出している、だからこそ頭が上だと思うんだけど。
カメムシ目(半翅目) > ヨコバイ亜目(同翅亜目) > オオヨコバイ科 > ツマグロオオヨコバイ
カメムシ目(半翅目) > ヨコバイ亜目(同翅亜目) > セミ上科 > セミ科 > アブラゼミ
カメムシもセミも植物の液を吸うのですが、カメムシが嫌われて、セミは嫌われない、というのは不公平な気もする。
2018.8.28
ランタナに少し大型のハチが来ていました。ヒメハラナガツチバチだと思います。これからの季節にキバナコスモスでよく見かけるハチで、ランタナで見るのは私としては珍しい。成虫は花の蜜を吸います。腹を巻きつけるように曲げた独特の姿でメシベの根元の方へ潜る。顎が発達しています。メスは土の中のコガネムシなどの幼虫を探り当てて幼虫に産卵するのです。
土を掘ったりするので顎が発達したのでしょう。刺すハチではありません。体のそばを飛んだからと言って騒ぐようなことではない。手で払ったり、つかもうとしてはいけません。どんな昆虫でも攻撃されれば命がけで抵抗しますからね。
ヒメハラナガツチバチの方は花に夢中なのですが、なんだか妙なぐあいだな。
黒い小さなハチがひっくり返っている、おそらく死んでいるのでしょう。
ヒメハラナガツチバチが攻撃して倒したとは思えません。徘徊性のクモかなんかにやられたハチの死骸がたまたまそばにあったということだと思います。珍しい偶然です。
ランタナの花は小さいけれど深い。ヒメハラナガツチバチの口で奥まで届くかどうか、無理かもな。
夢中になっている姿の影がくっきり映っています。
体をギュッと曲げたこのスタイル。ヒメハラナガツチバチやキンケハラナガツチバチでよく見かける姿です。
花の外からかじっていわゆる「盗蜜」をするタイプのハチかどうか、わかりません。
クマバチは盗蜜しますよ。
2018.8.28
フヨウの花は何度も掲載してきましたが、この花、開き始めからメシベは上に曲がっていたっけ?
そもそもこんな長いものが、つぼみの中でどういう状態にあったんだろう?などとふと想像してしまった。
曲がった状態で収納されていたものが、開花とともにまっすぐになり、重力を感じながら上向きにセットされるのかな。
学者さんならつぼみを切り開いて、そのあたりの経過をきちんと記述するのかな。素人には無理だけど。
面白い記述を見つけました↓
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-927
近縁種にムクゲ(Hibiscus syriacus)がありますが、一般的には雌しべの先が上向きに曲がっているのがフヨウ、まっすぐなものがムクゲと区別できます。
ハァ、そうなのか。そういやぁムクゲのメシベはまっすぐだったな。
ふ~ん、やっぱり見る人はちゃんと見てるんだな。うっかりかかしはびっくりしました。
2018.8.28
この日、ツマグロヒョウモンが4匹羽化しまして、放しました。
最近の分担は。私が玄関前にお風呂椅子を置いてケースを開ける係。妻は旅立ち前の姿をケースの外から撮ったり飛び出していく姿を撮ったり。撮影係。
4匹とも元気に飛び去ったのですが、そのうち一匹の飛ぶ姿が写っていました。
妻は当てずっぽうでいいからチョウの方へレンズを向けてシャッターを切る。こういこともたまにあるんです。とにかくシャッターを切らなければ何も写りません。
ケースから飛び出して、一挙に去らずに、近くの木にとまって一呼吸おいて去るものもいる。
私は座って見ていますから、あの辺にいったようだ、と視線で追跡していて、妻に報せると撮りに行く。
二人して大騒ぎをするわけです。
それにしてもダイナミックな姿でしょ。鳥だとね、羽の動きが昆虫ほど速くはないから羽をはばたき下ろした姿なども肉眼で見ることができて、絵にも描かれます。
昆虫の絵でこういうのを描くのは難しい。肉眼の限界を超えてますからね。写真という技術の力を借りることは決して恥ずかしいことでも何でもない。こういう姿を脳裏に焼き付けて、絵の中に描き込んでほしいな、などと思う私です。
2018.9.8
これ12時の天気図です。
停滞前線が列島にかかっています。
停滞前線というのは、北の空気と南の空気が、どちらかが優勢に押す、ということなく、拮抗しているという意味です。
でも、列島が折れ曲がっているような形なので、関東のあたりだけが停滞前線の南側になっています。
14時の気温分布です。
停滞前線の南側に入った関東あたりだけ赤くなっていますね。前線の南側は暖かい空気なのです。
福岡の14時の気温は21.7℃
東京の14時の気温は31.9℃
10℃も違うんですよ。前線の北側と南側の空気の違いがよくわかります。
こんな記事がありました↓上は朝日、下は読売です。
高校の体育大会中に低体温症か 20人以上倒れる 福岡(朝日新聞デジタル 2018年9月8日13時43分)
8日午後0時45分ごろ、福岡市早良区有田3丁目の福岡県立福岡講倫館高校で「体育大会中に気分が悪いという生徒がいる」と消防に通報があった。県警西署などによると、同校では雨が降る中で体育大会が行われており、競技中に20人以上が相次いで倒れたという。低体温症の疑いがあるという。
福岡管区気象台によると、同日正午の福岡市の気温は21・9度で、平年値を大きく下回っていた。小雨も降っていた。
体育大会観戦中、生徒十数人が低体温や過呼吸に(2018年09月08日 13時55分 読売新聞)
8日午後0時40分頃、福岡市早良区有田3、福岡県立福岡講倫館高校から、「体育大会で、観戦中の生徒十数人が低体温や過呼吸で体調不良になっている」と119番があった。福岡市消防局などによると、多くが過呼吸のような症状を訴えており、校舎内で休ませるなどしている。
福岡管区気象台によると、同市の正午現在の気温は21・9度。午前中から前線の影響で雨が降り、北から風が流れ込んだため、気温は7日正午より5・3度低かった。
夏の間、熱中症という言葉ばかりを聞いていましたが、今度は雨の中ではありますが低体温症ですって。「過呼吸」という話もあるようですが。なんにせよ、変動が大きいからな。
この変動の激しさに若人でも体がついていけないらしい。まして私共のような老骨にはきついことです。前線の北側に入ったら気温がガタっとさがるのですから、気をつけなくっちゃ。身を守りましょう。
★昨日の北海道胆振東部地震で北海道全域で停電が起こりました。これに関して、各報道機関で解説がなされ「周波数」の維持についていろいろな譬えなどで解説がなされています。
↓今朝の朝日新聞朝刊の一部引用
(時時刻刻)最大火力停止、停電ドミノ 北海道地震(2018年9月7日05時00分)
・・・
電気はためることができないため、必要な分だけを発電所で出力を細かく調整しながら供給する。そのバランスをみるための指標が「周波数」だ。発電機の回転速度にあたる。
電気の供給が増えると周波数は高くなり、需要が増えると周波数は低くなる。北海道を含む東日本では周波数を常に50ヘルツになるように制御している。
しかし、需要と供給のバランスが急激に崩れて周波数が乱れると、タービンの故障やシステムの異常が起こりやすくなる。これを避けるため、電力の供給を自動的に遮断する仕組みが元々備わっている。
大阪電気通信大の伊与田功教授(電力系統工学)は「北海道各地で電気の遮断がドミノ倒しのようにいっせいに起き、すべての発電機が電気系統から離れて広域で停電する『ブラックアウト(全系崩壊)』が起きた」と話す。
・・・
★発電所はどうやって電力需要を知ることができるのか?
発電機にかかる「負荷」で知るのです。負荷がかかれば回転数が落ちそうになる。負荷というのはエネルギー要求ですから、そうなったら発電機に送り込むエネルギーを増やす必要がある。発電機に送り込むエネルギーは水蒸気ですね。ですから送り込む水蒸気量を増やして回転数が維持されるようにするのです。需要が減れば逆のことをして回転数を維持する。
こういう話を、私は以前書いたことがあるのです。
↓2011年3月の東日本大震災後のことでした。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-8bcc.html から。
2011年3月15日 (火) 計画停電
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-2e14.html
2011年4月18日 (月) 周波数
↑この2本です。是非お読みください。ここではあまり蒸し返しません。
「計画停電」の記事から引用
●さて、4月9日の毎日新聞にこんな記事を見つけました。
福島第1原発:鉄鋼メーカー、自前火力発電で供給に貢献
・・・(前略)
「おかしいぞ」。JFEスチール東日本製鉄所千葉地区(千葉市中央区)の藤井エネルギー部長らは震災発生の直後、異変に気づいた。大きな揺れは収まったが、送電線を流れる電気の周波数が通常の50ヘルツから49ヘルツに下がっていた。東電が無傷の発電所をフル稼働させるまでの数分間、低下が続いた。
「07年の中越沖地震で柏崎刈羽原発が停止した時も周波数の低下はあったが、わずか数秒だった。大規模な電力不足が起きているとすぐにわかった」
工場内には、自前の火力発電所が二つある。一方は製鉄工程に電力を供給し、もう一方は東電に電気を売る「売電」専用。同社は「電力卸売事業者」でもある。売電用は普段、平日の日中12時間のみ動かしている。
異常を察知した藤井さんらは即座に「売電量を3倍に増やす」と東電に申し入れ、震災の日の夜には了解を得て休日を含め24時間フル稼働させることにした。各部門の社員を再編成して売電部門の人員を25%増やし、3交代の勤務シフトを作成。設備がフル稼働に耐えられるかどうか確認したうえで、翌12日昼から現在まで能力の限界に近い38万キロワットの電力を供給し続けている。
・・・(後略)
毎日新聞 2011年4月9日 13時42分(最終更新 4月9日 14時35分)
1ヘルツの低下を現場では気づいていたというのですね。
電力供給における周波数の変動というものがいかに大事なのかを伝えています。
また、周波数が正確に維持されるということを利用した時計の話もしています。
ブログ記事中からリンク・引用している話があるのですが、そのリンクは切れていますので、ここで引用部分を再現します。
さて、電源周波数同期式交流時計は嘗てはモータ式や電子回路式など色々と発売されていましたが、現在はデジタルLED表示のものが数機種しかないようです。交流時計は数秒オーダーで進んだり遅れたりを繰り返しますので、電波時計のように常にキッチリと秒まで正確というわけではありませんが、自分の経験上、数ヶ月のスパンでも±10秒以内の誤差に収まっていることが殆どで、クオーツ時計のようにある一定の割合で誤差が発生して(特に電波時計はクオーツ精度のみで使用することを前提としていないので、電波受信機能のない時計よりもクオーツ精度は悪いです)、気が付いたら数分も狂っていたなどということがないので、細かいことを気にしなければ時間合わせの手間いらずで非常に便利だと思います。これは、交流電気時計自体が高精度に作られているということではなく、電源周波数が非常に正確に管理されているのでそれに同期する時計も結果的に正確になるというわけです。しかし、交流式の難点は停電があると時間がリセットされてしまうことと、時計用にコンセントが一つ占有されてしまうことで、何処にでも持っていける電池式とは違って使い勝手は多少悪くなります。
現在、私共が起床に使っているラジオもこの周波数カウンター方式です。その結果
今回の大地震の後しばらく、この目覚まし時計が不安定になっている感じはしました。
停電対策として、携帯電話の目覚まし機能と並行して使っていましたが、目覚まし時計の鳴る時刻と、携帯のタイマーが鳴る時刻が、近づいたり遠くなったりしていました。
ひょっとして、交流電源の周波数が揺らいでいるのかな、とは思っておりました。
最近は二種の音の鳴る間隔は安定しているようです。
電力事情が安定しているという印ですね。
こんな所からも、電力事情や電力会社の仕事などが見えるものなのです。
理論を知るって、実に面白いものなんですよ。
ブログ記事中にも書き込んであるのですが、こういう事を知ったのは工業高校に勤務していて電子科の先生といろいろ議論している中で教わったのです。工業高校って面白かったなぁ。「もの」や「わざ」に近接したところで行う物理・化学の授業はものすごく面白かったですよ。
★北海道の地震に被災された方々には、どうかお元気で復興への歩みを踏み出していただけますよう。心からお祈りいたします。子どもたちや青少年の力を引き出してください。高校生のパワーはすごいのです。避難所などでも、中高生を組織化して仕事をやらせてください。持ち場を与えられた子どもたちは大人を支えてくれると思います。
2018.8.26
ベランダから下を見下ろして。
庭に降りて見上げて。
波のうねりのようにも見えますね。
もっと高い所の花を、青空を背景に。
花は暗く写ってしまいましたが、空の明るさを楽しんでください。
ハイビスカス、フヨウともにアオイ科です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%93%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%B9
ハイビスカス
広義の用法
アオイ目アオイ科の下位分類たるフヨウ属 Hibiscus[注釈 1]のこと。また、そこに含まれる植物の総称。
英語での Hibiscus は一般にこちらを指す。
「ハイビスカスティー」に用いられる花は、通常、ローゼル(Hibiscus sabdariffa)と呼ばれるフヨウ属のものである。狭義の用法
日本では、そのなかでも熱帯および亜熱帯性のいくつかの種がとくに「ハイビスカス」と呼ばれ、南国のイメージをまとった植物として広く親しまれている[1]。
園芸用・観賞用としていくつかの種が「ハイビスカス」として流通する。その代表的なものはブッソウゲ(仏桑華、Hibiscus rosa-sinensis)である[1]。
2018.8.25
蒲田からの帰り道。ご近所で見かけたアカトンボ。
季節柄アキアカネでいいと思うのですが、ナツアカネと識別できるわけではありません。その点、割り引いてご覧ください。
「アカトンボ」なら間違いない。(アカトンボというトンボはいない、と言ってしまえばそれまでですが。)
↓見分け方
http://ikimonotuusin.com/doc/428.htm
Vol. 428(2008/10/12)
[今日のいきもの]アキアカネとナツアカネの判別方法
★ところで、先日、9月4日の朝日新聞で、気になる記事を読みました。↓
(フォト)赤とんぼ、秋の原風景 山口県で絶滅危惧種に(2018年9月4日16時30分)
里山の秋空に「赤とんぼ」が舞い始めた。赤いトンボの中でも代表的な種が「アキアカネ」だ。身近な虫だったが、一部の地域では姿を消しつつある。山口県は今年、絶滅のおそれがある生き物をまとめた「レッドリスト」で、アキアカネを絶滅危惧種として初めて掲載した。
専門家が主な原因として指摘するのが、2000年ごろから普及した「ネオニコチノイド系」の農薬だ。ミツバチなど、ほかの昆虫への影響も各地で問題になっている。
・・・
アキアカネが絶滅危惧種!?
そんなぁ。
アカトンボの舞う秋の空、基本的な風景ですよね。それが絶滅危惧とは。
驚きました。ネオニコチノイドですか。ミツバチの蜂群崩壊症候群の原因ではないかと言われている農薬ですね。昆虫の神経系に影響を及ぼす農薬です。
下のWikiにもトンボへの影響が記載されています。
↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%81%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%89
ネオニコチノイド
ネオニコチノイド(英: neonicotinoid)は、クロロニコチニル系殺虫剤の総称。ニコチン様物質を意味し、イミダクロプリド、アセタミプリド、ジノテフランなどが該当する。
現在、農薬として世界100カ国以上で販売されている。これまで使用されてきた有機リン系殺虫剤に比べ、人体への安全性が高く、また植物体への浸透移行性があり残効が長い利点があり、殺虫剤の散布回数を減らせるため、現在では世界各国において最も主流の殺虫剤となっている。一方で、ミツバチなどの減少の原因の一つであると指摘する声もある。
・・・
ミツバチ大量死・失踪との関係(詳細は「蜂群崩壊症候群」を参照)
1990年代初めから、世界各地でミツバチの大量死・大量失踪が報告され、すでに2007年春までに北半球から4分の1のハチが消えたとされている[2]。 ミツバチ大量死は、2010年現在、カナダやアメリカ、中国、台湾、インド、ウルグアイ、ブラジル、オーストラリア、そして日本など、全世界的な広がりをみせている[3][リンク切れ]。
各国での研究報告では、ネオニコチノイド系農薬はこうした「蜂群崩壊症候群」(Colony Collapse Disorder, CCD) の原因の一つではないかと指摘されている。
なお、同じネオニコチノイド系農薬でもミツバチに対する毒性は商品により大きく異なる[4][リンク切れ][5]。クロチジアニン・イミダクロプリド・チアメトキサム・ジノテフランなどはミツバチへの急性毒性が高いが、アセタミプリド・チアクロプリドなどは毒性が低い[6]。トンボ
石川県立大学の上田哲行と宮城大学の神宮字寛の調査によれば、ネオニコチノイド系殺虫薬を使用した水田ではアキアカネの羽化が従来の30%ほどになったことが指摘されている[7]。
↓これがWikiが参照文献としているものです。
http://nacsj.net/magazine/post_936.html
↓これはpdfファイルですが内容はほぼ同じものです。
https://www.nacsj.or.jp/katsudo/oshirase/pdf/seimeinowa-akiakane.pdf
半数以上の府県で1000分の1に減少!? 全国で激減するアキアカネ
SEP. / OCT. 2012 No.529 自然保護
↓日本自然保護協会のHPです。ご利用ください。
https://www.nacsj.or.jp/
↓NHKのニュースです。
「Muse細胞」で脳梗塞治療 今月中にも臨床試験へ(2018年9月3日 18時13分)
体のさまざまな組織の細胞に変化するとされている特殊な細胞を使って脳梗塞の患者を治療する臨床試験を、東京にあるヘルスケアの会社が東北大学と協力して近く開始することを公表しました。
東京に本社があるヘルスケアの会社「生命科学インスティテュート」は3日、都内で記者会見を開き、東北大学の冨永悌二教授らと協力して、体のさまざまな組織の細胞に変化する能力があるとされる「Muse(ミューズ)細胞」と呼ばれる特殊な細胞を脳梗塞の患者に投与して治療する臨床試験を、早ければ今月中にも開始すると公表しました。
臨床試験では脳梗塞の患者の血液に「Muse細胞」を投与し、細胞が脳の損傷部位にたどりついて修復することで症状を改善することを目指すということで、国はことし6月に計画を受理したということです。
・・・
Muse細胞ってナンダ?
何かの頭文字なのでしょうけど、単純に「Muse」といわれると、ギリシャ神話の女神を思い浮かべてしまう。
検索したらWikiにありました↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA%E7%B4%B0%E8%83%9E
ミューズ細胞(ミューズさいぼう、英: Muse cell; Multi-lineage differentiating Stress Enduring cell)は生体に内在する非腫瘍性の多能性幹細胞であり、ほぼすべての組織の結合組織や骨髄、末梢血に存在している[1][2][3][4]。ヒト線維芽細胞やヒト骨髄間葉系細胞、脂肪由来幹細胞などの市販の間葉系細胞からも単離することができ、自発的に、またはサイトカインの誘導により単細胞から体を構成する要素である外胚葉系、中胚葉系、内胚葉系の細胞に分化することができる[5][6][7]。さらに、この3胚葉性の分化能は自己複製可能である。多能性幹細胞の関連遺伝子の発現を認めるが、腫瘍性に関連する遺伝子は体細胞レベルと同等で低く、テロメラーゼ活性も低く抑えられているため、無限増殖を行わない。従ってミューズ細胞は生体に移植されても腫瘍形成の危険が極めて低い。ミューズ細胞は2010年に東北大学の出澤真理教授のグループによってはじめて発見・報告された[1]。2018年1月には三菱ケミカルホールディングスグループ傘下の株式会社生命科学インスティテュートが急性心筋梗塞患者を対象とした探索的臨床試験を開始している[8]。
なるほど
Multi-lineage differentiating Stress Enduring cell
ですって。訳せないけれどイメージはつかめます。でもこれなら
「MuSE」
のほうがよくないか?
分からないものをわからないままに受け入れてしまうのは危険だし、嫌なんです。
報道として何も伝えていないのと等価じゃないですか。
せめて「腫瘍になりにくい多能性幹細胞」といってもいいんじゃないですか?
「幹細胞」という言葉は近年はそれなりに知られるようになってると思うんだけど。
iPSなんかも有名になりましたしね。
「induced pluripotent stem cell」の頭文字をとって「iPS細胞」=「人工多能性幹細胞」ですよね。
聞いたけど実は何も伝わってこなかった、というような報道には気をつけましょう。
★下はNHKのニュースの引用です。この引用文には特に異議があるわけではありません。
容疑者逃走 自転車2台盗み短時間で実家近くまで逃げたか(NHK 2018年8月31日 5時03分)
大阪の警察署から容疑者の男が逃走した事件で男は、当日、2台の自転車を相次いで盗み、短時間で10キロほど離れた実家の近くまで逃げたとみられることが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は追跡態勢が整う前に逃走しようと計画していたとみて捜査しています。
・・・
これまでの調べで樋田容疑者は、まず、警察署の近くで赤い自転車を盗みおよそ6キロ離れた羽曳野市内で乗り捨てたとみられますが、さらにこの近くで「クロスバイク」と呼ばれるよりスピードが出るタイプの白い自転車が盗まれていたことが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。
・・・
テレビの午後のニュースショーというのかな、眺めていたらほぼ同じ内容を
容疑者逃走 自転車2台盗難し短時間で実家近くまで逃げたか
大阪の警察署から容疑者の男が逃走した事件で男は、当日、2台の自転車を相次いで盗難し・・・
・・・
これまでの調べで容疑者は、まず、警察署の近くで赤い自転車を盗難しおよそ6キロ離れた羽曳野市内で乗り捨てたとみられますが・・・
「盗難する」という動詞はないでしょう。聞いていて気持ち悪くてね、チャンネルを変えましたよ。
とう‐なん【盗難】タウ‥
金品を盗まれる災難。「―にあう」
広辞苑第六版より引用
言葉を商売道具に使う人は、もっと自分の使う言葉に自覚的になりましょうよね。
教師も言葉が商売道具でしたから、自分が発する言葉が相手にどう届くのか、言葉が正確な意味を運んでいるか、ということには気を使ったつもりです。
前のピーマンの花の記事で、「六の七の」と騒ぎましたので。
2018.9.1
今回は「五の六の」と騒ぎます。まあこれは前から知っていたことではありますが。
8.30
ルコウソウが咲きました。白髭咲きのアサガオと同じ鉢のルコウソウ。
外へ出てみたら、線路柵のところでも咲いていました。
ところでまた騒ぎたくなる。
9.2
ルコウソウは5角だよなぁ。
「四の五の」言ってしまった。
四の五の言う(しのごのいう)
なんのかのと文句を言う。とやかく言う。
広辞苑第六版より引用
うるさいんだよな、かかし爺さんは。どうだっていいじゃん。
★ついでに
・中国では「説三道四」(三を説き四を道(い)う)が日本語の「四の五の」に当たる表現だそうです。つべこべ言わないの、というのは、やはり両国にあるようで。
・意味は違うんですが
「三心二意」という表現が中国にはありまして「決心がつかずあれこれと心が迷う」ことだとか。わかるなぁ。
・「一口両舌」って、な~んだ。
「二枚舌」のことだそうですよ。一つの口に舌が二枚、で。
★悪乗り
「七転八起」「七転八倒」
遊んでしまった。申し訳ない。
2018.8.23
これは普通のアサガオ風ですが、遺伝子的には変化の遺伝子を持っているはず。変化は潜性遺伝子が対になってそろった時(ホモといいます)に出ます。
白髭ですけど、髭より、花弁が裂けてしまっています。こういう変化もあるのですね。
これを「アサガオです」というと、不審な顔をされるかもしれない。
秋の七草の「朝顔」はキキョウだそうですので、敢えて並べてみました。
なな‐くさ【七草・七種】
③秋の7種の草花。萩・尾花・葛くず・撫子なでしこ・女郎花おみなえし・藤袴・朝顔(朝顔は今のキキョウをいうか)。万葉集[8]「秋の野に咲きたる花をおよび折りかき数ふれば―の花」あさ‐がお【朝顔】‥ガホ
①朝、起き出たままの顔。寝起きの顔。あさがたち。枕草子[278]「殿おはしませば、ねくたれの―も御覧ぜんと引き入る」
②(朝咲く花の意とも、朝の容花かおばなの意ともいう)ヒルガオ科の蔓性一年草。熱帯アジアの原産で、日本には中国から渡来し、江戸後期に園芸植物として改良発達した。広義に別種のアメリカアサガオを含める。茎は左巻き。夏、葉の付け根にラッパ形の大きな花をつける。品種が多く、花色は白・紫・紅・藍・縞・絞り、また形も獅子咲きなど変化に富む。種子の色も黒・茶・白などあり、漢方生薬の牽牛子けんごしとして利尿・下剤。秋の七草にいうアサガオは別植物。しののめぐさ。鏡草。牽牛花。蕣花。秋
③キキョウの古名。〈新撰字鏡[7]〉
④ムクゲの別称。〈類聚名義抄〉
⑤ヒルガオの別称。
⑥カゲロウ(蜉蝣)の古名。
⑦襲かさねの色目。表裏とも縹はなだ色。9月に着用。(桃華蘂葉)
⑧漏斗の形をしたもの。
ア:男の小便用の便器。
イ:(bosh)溶鉱炉(高炉)の部分名称。上部から装入された鉱石などが溶解して溶銑とスラグとなり、湯だまりに降下する場所。熱風を送入する羽口はぐちがここに開く。
⑨源氏物語の巻名。槿。
広辞苑第六版より引用
2018.8.23
変化朝顔の「采咲き」です。
大将が振るう「采配」に似ているということですね。
花弁がこんなふうになっていますが、メシベ・オシベはあります。でも不稔です。
葉もずいぶん変化してますね。
右のは次の日あたりに咲くかな。
采咲きに似ているのですが、獅子咲きというのもあったのです。現れなくなっちゃった。
遺伝子の組み合わせがうまくいかないのでしょう。
難しいものです。
さい‐はい【采配】
①軍陣で、大将が打ち振って士卒を指揮するのに用いた具。厚紙を細く切って総ふさをつくり、これに柄をつけたもの。さい。②転じて、指図。指揮。
③はたき。ちりはらい。
広辞苑第六版より引用
↓詳しい
http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/mg-files/henka/
変化朝顔(へんかあさがお)
(ことばのたまゆら)レモン、甘酸っぱい恋の味?(朝日新聞デジタル 2018年8月29日16時30分)
さわやかな青空に映える鮮やかな黄色、初夏にシュワーッ、甘酸っぱさと恋の思い出……。レモンのイメージを周りに聞くと、大体こんな答えが返ってくる。
これほどイメージと実態にギャップのある果物も珍しい。レモンの収穫期は11~2月ごろ。ミカンと同じ冬の果物なのだ。シュワーッは、レモンスカッシュやレモンサワーの口当たり。これは炭酸効果だ。甘酸っぱいのは蜂蜜漬けのレモン。その昔、部活の合間に差し入れてくれた女子への淡い思いが、甘酸っぱさと交錯して生まれた妄想!? レモンは酸っぱい。甘くはないのだ。
(後略)
連載コラムなんですが。「レモン、甘酸っぱい恋の味?」ですか?
https://www.lyricsfreak.com/p/peter+paul+mary/lemon+tree_20107749.html
Peter, Paul & Mary – Lemon Tree Lyrics
When I was just a lad of ten, my father said to me,
"Come here and take a lesson from the lovely lemon tree."
"Don't put your faith in love, my boy", my father said to me,
"I fear you'll find that love is like the lovely lemon tree."Lemon tree very pretty and the lemon flower is sweet
But the fruit of the poor lemon is impossible to eat.
Lemon tree very pretty and the lemon flower is sweet
But the fruit of the poor lemon is impossible to eat.
・・・
Lemon tree very pretty and the lemon flower is sweet
But the fruit of the poor lemon is impossible to eat.
「impossible to eat」なんですよ。「loveはレモンの如し」、恋の甘い香りに酔ってはいけない。恋の末は苦く酸っぱいのだ。
シビアな人生訓。でしょ。
念の為に友人たちとレモンの丸かじりも実行してみましたよ。酸っぱいです。
↓歌です。
https://www.youtube.com/watch?v=MLhYghzNfII
Peter, Paul & Mary - Lemon Tree
この当時のアメリカの歌はラジオで聞いているだけで歌詞の意味がよく分かったんですよ、高校生の学校英語のレベルで。
最近の英語の歌はまるっきりわからん。
スキータ・デイヴィスの「The End of the World」をブレンダ・リーがカバーしたのを、オープンリールのテープレコーダーに録音して、再生しながら歌詞を書きとって、自分でコードをつけて、フォーク・ギターをかき鳴らして下手な大声で歌ったなんてのも思い出ですね。
PPMの歌もほとんど全部、自分でコードをつけて歌いましたよ。「しゅーしゅーしゅらるー・・・」なんて意味不明だったけど。
「ピーターはペテロ、ポールはパウロ、マリーはマリア。ジョンならヨハネ。聖人だね」と言い放つ友人もいましたっけね。なつかしい。
(かたえくぼ)長い長い夏(朝日新聞デジタル 2018年8月3日05時00分)
やっと8月、まだ8月
――猛暑列島
(伊那・味笑)
暑かった8月の思い出に。こういう暗い歌もいいかな。このごろは異様にはしゃぎまわり、ひたすら明るい歌が多くて私には苦痛です。暗いのが好き。
↓暗い歌です。はっきり言ってホントに暗いです。覚悟してください。
https://www.youtube.com/watch?v=En26n8uDN0s
八月の濡れた砂 石川セリ
↓暗い歌ついでに、こんなのどうですか。絶望的に暗い。
https://www.youtube.com/watch?v=TUBrQqDvaHw
浅川マキ 「 赤い橋 」
朝日俳壇にこんな句が選ばれていました。
朝日俳壇(2018/7/29)
長谷川櫂 選
ゲバ棒と寝たアカシアの花の下:(東京都)たなべきよみ
評:闘争も思い出に。時間の作用。
選者は「ゲバ棒」に反応したようですが、できれば「アカシア」にも反応してほしかったな。
どう考えたって西田佐知子さんの「アカシアの雨がやむとき」を踏まえているのは間違いないですもの。
リリースは1960年ですから、60年安保の頃ですが、68・69世代もこの歌は好きだった。
暗さがたまらなかった。いい歌ですよ。
「アカシアの雨にうたれて、このまま死んでしまいたい」なんてね。西田さんの乾燥した声で歌われると心にしみる。
切なく縋り付くように、訴えかけるように湿っぽく歌われたら、どうしようもないですが。
https://www.youtube.com/watch?v=eech-Nvi4ew
アカシアの雨がやむとき 西田佐知子
https://www.youtube.com/watch?v=fXWxWOUS29o
「アカシアの雨がやむとき」
1969年の紅白歌合戦バージョンです。
9月1日(土)は二百十日でした。
立春から数えて210日目。旧暦だと「九月は台風が来やすい」とかいっても、ずれてしまって、季節と暦が一致しなくなります。で、太陽の位置で示せば季節とずれない=太陽暦です。
大雑把な話:360度を365日で一周するとして。
210日では、約207度ですか。
立春から春分まで45度回っていますから、太陽黄経がほぼ162度かな。
http://koyomi.vis.ne.jp/sub/sunmoon_long.htm
太陽 2018/9/1 12h0m 視黄経=158.64°
計算サイトで、9/1 正午の太陽黄経を計算したら、約159度でした。
まあ、大雑把にあってますね。
「春分から160度日のころは台風が多い」ということです。
八十八夜、二百十日、二百二十日などは、月の暦ではなく、太陽の暦そのものなのです。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yoss/moon/ikkes42.html
節気の名称は、天文現象に対して無機的なものでなく、詩的な情緒ある名付けをしたもので、現実の地表上の気象現象から命名されたものではありません。二至二分が始めにあり、分割の過程で名付けがなされました。これを本末転倒して、字義から論ずるのは誤りです。
そう言う意味では、八十八夜、二百十日はずいぶんストレートなネーミングと言えます。
節分は、年4回、立春、立夏、立秋、立冬の前日でしたが、現在、立春の前日だけが残っています。
土用も、知られているのは、夏土用だけになっています。
明治の改暦、グレゴリオ暦の導入に伴い、暦と季節が合致するようになったため、実用の意味が薄れ現在は季節時候の話題の一つとして気象予報の際に取り上げられるようになったのです。
台風21号の影響が心配されます。ご用心ください。
2018.8.21
揺れてしまいまして、ボケましたが、ルリチュウレンジで間違いないと思います。
ツツジなどにつく幼虫の方が園芸家にはなじみかもしれません。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/ruri-tyuurenjibati.html
幼虫図鑑です。あぁ、これかぁ、と思う方もいらっしゃるでしょう。
2018.8.21
複眼が緑っぽい。翅の付け根に黒っぽい模様がない。
オオシオカラトンボに比べると少し小柄ですね。
なんだか獰猛な雰囲気さえ感じる背中ですね。
4枚の翅を筋肉で直接に駆動します。それぞれ独立に動かせるし、はばたいての空中停止(ホバリング)もできるし、滑空(ソアリング)もできる。
↓とても詳しい。
https://cns.neuroinf.jp/jscpb/wiki/%E6%98%86%E8%99%AB%E3%81%AE%E7%BE%BD%E3%81%B0%E3%81%9F%E3%81%8D%E9%81%8B%E5%8B%95%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0
昆虫の羽ばたき運動のメカニズム
2018.8.19
あれ?いつものセセリじゃない。
曲がった葉を脚で押し広げているような。
これはチャバネセセリですね。
そばにイチモンジセセリもいました。
翅の模様が違うんです。
慣れないと見分けづらい。
我が家では普段イチモンジセセリしか見ていませんので、なんだか違う、という感じで見分けられました。
幼虫はどちらもエノコログサなどを食草にするようです。
↓この2種の写真が並んでいますので比較しやすい。
http://www.j-nature.jp/butterfly/zukan/yokunita/seseri.htm
2018.8.19
久しぶりに見かけました。比較的小さなチョウなのですが、その飛び方が独特なのですぐにわかります。
ソアリングをするのです。
大型のチョウは時々悠然たるソアリングをすることがありますが、小型のチョウでは珍しい。
模様も目立ちますしね。
ミスジチョウの仲間は3種類くらい見られますが、今回のはまあ、コミスジで間違いないと思います。
実際に目の前を飛ぶと、アレッという感じになりますよ。
↓参考
http://www.insects.jp/kon-tyokomisuji.htm
チョウ目>タテハチョウ科>イチモンジチョウ亜科>コミスジ
濃茶色地に三本の白い帯を持つやや小さめのタテハチョウ。はねを開いてとまることが多い。
林の周辺で見られ、滑空と小さなはばたきを繰り返す独特の飛び方をする。人の気配には敏感。
都市郊外でも普通に見られる。幼虫の食草はクズ、フジなどのマメ科植物。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%82%B8
コミスジ(小三條、学名 Neptis sappho)はチョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科に分類されるチョウの一種。翅の模様と飛び方が特徴的である。
・・・
パタパタと数回羽ばたき、数秒ほど翅を水平に開いて滑空する特徴的な飛び方をする。白黒に色分けされた紙切れが風で飛ばされているようにも見える。
・・・
2018.8.18
私はあまり死骸を載せない方です。生きる姿をとらえたいから。
上の写真は、おそらくカメムシの死骸で、アリたちが死骸をその場で解体して、運べるものは既に運び去った跡だと思います。で、初め、ブログには掲載しないつもりで保留しておいたのですが。
8.26
落ちた一粒のブドウに対して、アリが砂かけをしてあった。
あ、そうか。対象が動物か植物かを問わず、餌になるものに対して「砂かけ」するんだ、と改めて認識。
家の前の路面に、こういうものがいくつもあります。砂をかけられたものが何であったかはもうわからない。比較的小さなもので、全部運んでしまったのでしょう。我が家前には小昆虫や草の実など色んなものが散乱しているからなぁ。ミミズの死骸に砂がかけてあったこともあります。
さて、これはどういう意味があるのだろう?
獲物を隠しているのか。フェロモン的な目印にして集まりやすくしているということはないのか?
検索してみました。
「お葬式」みたいだという表現もありましたが、それはないでしょう。
仲間の死骸を巣に運ぶのを見て弔うのだろう、と考える方もいるようですが、それもまずありえない。餌の候補でしょう。巣内で死んだ仲間は、カビたりしないように運び出して捨てるんですからね。
↓NHKの「ダーウィンが来た」の関連ブログ。
https://www.nhk.or.jp/darwin-blog/2014/09/21/
2014年09月21日 (日) ダジャレ反省会
8月17日放送「不思議いっぱい!身近なアリ大研究」
(前略)
視聴者の方から「アリがセミの死骸を砂で埋め、まるでお葬式をしているようだった」という情報が寄せられました。
研究者によりますと、この目的は他のアリから食べものを隠すためだそうです。
獲物の横取りを防ぐのに効果がありそうですが、土をかけた方だって獲物を持ち帰れないように思われます。
しかし、良く見ると、内臓や肉などをちびちびかじりとって少しずつ運んでいたんです。つまり、砂をかける係と食べ物を運ぶ係が役割を分担して、同時並行で作業を進めていたんです。
この砂かけ行動について、アリ研究歴5年の中澤匠君はおもしろい研究をしています。
魚肉ソーセージを3つの大きさに切り、どんなふうに砂をかけるか比較したんです。
1番大きなエサは案の定、砂山で隠し始めました。
1番小さなエサは持ち帰り、わざわざ山は作りません。
中くらいのエサもなんとか持ち帰りましたが、よくみてみると、砂かけ係りが遅れて砂を運んできました。
砂かけ係の想定以上に食べ物運び係が頑張っちゃったんでしょうかね。
(後略)
やはり「他のアリから食べものを隠すため」なんですか。あんまり「隠れて」いないようでもあるが。
地面を歩いてきて、獲物の前に来てもアリ目線では隠せている、ということなんでしゅかね。ヒトは巨大だからアリ目線にはなれなくて、常に上から見てしまうので、アリの気持ちは分かりにくい。ということかな。
2018.8.18
影は比較的単純ですよね。ビヨウヤナギの実があって、そばに実を落とした茎がある、ということでしょう。
それらの立体的な位置関係は分からないけど。
で、影の本体は、というと
よくわからなくなります。私の立っていた位置からはこういう風にしか見えなかったのです。
実があることは分かるのですが、茎との位置関係が、厚みのある面内に入っていて、その面内での関係がわからなくなっている。
実は「写真」というものも3次元を2次元に投影したものですから、気をつけないと失われた情報があるのです。
写真を見れば何でもわかるというものではないのです。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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