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2018年9月14日 (金)

平成30年北海道胆振東部地震に関連して

★ニュースでは最初の揺れ以降の地震回数を「累計」で報じることが多いと思います。

今後1週間程度は強い揺れに警戒 気象庁呼びかけ 北海道地震(朝日新聞デジタル 2018年9月14日05時00分)
 気象庁は13日、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震をめぐり、発生当初に比べて最大震度7程度の地震が発生する可能性は低くなったと発表した。一方、地震活動は活発な状態が続いており、今後1週間程度は強い揺れを伴う地震に注意が必要としている。
 今回の地震で強い揺れを観測した地域では、最大震度5弱程度以上の地震の発生確率が平常時より100倍超高い状態だという。松森敏幸・地震津波監視課長は「家具の固定など日頃からの備えを心掛けてほしい」と呼びかけた。
 また、最初の激しい揺れの後に起きた震度1以上の地震について同庁は、13日午前9時までに238回発生していたと説明。これまで最大震度4としていた6日午前6時11分ごろの地震は、厚真町とむかわ町で5弱を観測していたと明らかにした。

累計は当然のことながら、回数を積み上げていくのですから「増える一方」です。
安易に安心されてはかえって危険ですから、地震はこんなに増えているよ、と報じることも悪くはないのでしょう。
でもね、日時の経過とともにどう変化しているのか、ということも大事な情報ではないのかな、と理系爺さんは思うわけです。で、そういう情報の入手の仕方を書きます。

↓気象庁のトップページから現在はここへダイレクトに入れます。
http://www.jma.go.jp/jma/menu/20180906_iburi_jishin_menu.html
平成30年北海道胆振東部地震の関連情報

ここに、今回の地震に関する重要な情報が集められていますので、ご利用ください。

↓その中からリンクしているpdf。
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/2018_09_06_iburi/iburi_jishinkaisu.pdf
気象庁地震火山部
「平成30年北海道胆振東部地震」の最大震度別地震回数表
平成30年9月14日10時現在
平成30年9月6日03時~9月14日10時、震度1以上

ここには「最大震度別地震回数表」があります。利用価値が高い。
ただ、「震度別」のまま時間経過を表現するのは難しいので、表の下に「震度1以上の地震」の回数がグラフ化されています。
20180908jisinkaisu
9月8日12時時点でのグラフ

20180910jisinkaisu
9月10日14時時点

20180914jisinkaisu
9月14日10時時点。
指数関数的に回数が減っていくことがわかります。
でももちろん、回数が減ったからと言って安心してはいけない。
現に今日も最大深度4と3の地震が起きています。
↓NHKから

2018年9月14日 6時54分ごろ 北海道胆振地方中東部
マグニチュード 4.6

2018年9月14日 9時48分ごろ 北海道胆振地方中東部
マグニチュード 4.3

地下の歪が地震によって解放されていく。少しずつ残存エネルギーは減る。熱いものが冷めていくような過程ですね。
ただ、滑らかに放出するのではない、というところが大事です。
危険性の高まった状況はずっと続きますので、気を抜かず。
でも、地震はゆっくりですが、減っていきます。
{東日本大震災以来、日本中の地震の危険性は高まったままなんですよ。もちろん私の住む東京でも。そのような中で生きて行きましょう。}

被災なさった方々に心よりお見舞い申し上げます。

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