台風13号関連
↓8月9日に、台風13号が関東近くを通過していった時に、1時間ごとのデータを使って、解説しました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-6515.html
2018年8月 9日 (木) 台風13号
そうすると、5時~6時に970hPa台になって、その前後は気圧が少しですが高い。
そして、5時に東風だったのが6時には北西の風に変わっています。
この変化からして、台風は、5時~6時ころに、銚子にかなり接近して北上していった、ということが読み取れます。
台風13号は消滅 温帯低気圧へ 2018/08/10 16:26 ウェザーニュース
台風13号は10日(金)15時現在、北日本の東で温帯低気圧に変わりました。
★前回は1時間ごとのデータでしたが、今回は10分毎のデータから。
まず、10分毎の風向記録から
2018.8.9 銚子
時刻 風向
4:00 東北東
4:10 東
4:20 東
4:30 東
4:40 東
4:50 東
5:00 東
5:10 東
5:20 東
5:30 北西
5:40 北北西
5:50 西北西
6:00 北西
6:10 西北西
6:20 西
6:30 西
6:40 西
6:50 西南西
5:20には東風、5:30には北西の風、と変化しています。
ここが最接近でしょう。いわゆる吹き返しの風、です。
中心がかなりそばを通過した時に言う言葉だと思うんですよね「吹き返しの風」という言葉は。
相当離れていても風向が変化しますけど、吹き返しとは言わないという言語感覚を持っています。
この間気象予報士さんがちょっと場違いな「吹き返しの風」を使っていたので、引っかかりました。
大雑把な経験則:台風の風を背中で受けるような位置になって、左手を斜め前45度くらいの方向に突き出すと、その先に台風の目がある。
あくまでも大雑把な話ですよ。正確な位置は、気象庁発表で見てください。
ただ、台風がが接近中か、離れていくところか、という目安はわかりますので、生活感覚として利用していただいていいでしょう。
↓参考
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/2-1.html
台風に伴う風の特性
これは8月9日の千葉県銚子市でのアメダス記録(10分毎)から気圧変化をグラフ化したものです。
気圧は現地の値を用いました。海面更正値ではありません。
これを見ますと、5時前後に約975hPaという谷底を記録しています。
この時が、最接近と思われます。
台風13号の進路図(全部ではありません)です。
8/10の15時に温帯低気圧になって終わりました。
8/9の6時の位置です。975hPaですね。
犬吠埼をちょっと過ぎたあたりに中心があるようです。
気圧変化のグラフと符合するようですから間違いないでしょう。
上の台風の進路図は↓ここのものを引用しました。
http://www.imocwx.com/typ/tyani_13.htm
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