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2018年8月13日 (月)

ムクゲ

0729_10mukuge1 2018.7.29
上の方できれいに咲くムクゲ。
0729_10mukuge2
下を見れば落ちた花。
この前日、7/28は大雨だったんです。
一日の降水量が52mmですから「大雨」といってもいい。
最大瞬間風速19.3m/sですので、これはかなりの強風です。
ほぼ「嵐」といってもいいくらい。台風12号がうろついていましたので。
で、落ちるべき時が来ていた花は落ちるし、未だその時にあらず、という花は、落ちずに翌日も咲き誇る

で、ここで案山子流(戯れ)格言をひとつ。

花に嵐のたとえもあれど 時至らざれば花散らず

当然、井伏鱒二の「ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ」
とか
林芙美子の「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」
を踏まえて、逆らっているのです。

花は美しいが儚い、すぐに散り去るものだ、というイメージでしか花を見ていない。
花は植物の生殖器官です。生物としての多様性を保つために、原則として他家授粉で遺伝子をかき混ぜる。
植物の生きることの最も重大な活動の器官です。そうそうたやすく散り去ってしまっては仕事が果たせない。
仕事を果たすまでは(時至るまでは)しぶとく、しなやかに、生殖の目的へと持続するのです。
そうそうたやすく散ってたまるもんですか。
散り際が潔い、とかそんな問題でもない。
生きるということは、泥臭いことなんですよ、植物も動物もね。

勧 酒  (于武陵)
・・・
花発多風雨  花発けば 風雨多し
人生足別離  人生   別離足る

井伏鱒二の訳
ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ

そんなに儚くて、何億年も生き継ぐことができるわけないじゃないですか。しぶといんです、生命は。
思い込んだイメージでものを見ないでください。

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