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2018年8月

2018年8月31日 (金)

ヒメグモ

0818_9himegumo 2018.8.18

巣があったので覗いたら、孵化が始まっていますね。幼体が見えます。
母グモは食事中のようです。獲物が何か、はちょっとわかりません。
ヒメグモは、孵化した幼体をしばらく育てるんですよ。
生存率はぐんと高くなるでしょうね。

http://spider.art.coocan.jp/studycenter/himegumo/itohime.htm

ニジュウヤホシテントウ

0818_6nijuyahosi 2018.8.18
この葉はナス科ではないけれど、あちこちにナス科植物はありますので、ニジュウヤホシテントウもよく見かけます。
それより今年はナミテントウやナナホシテントウが少ないなぁ。どうしたんでしょ。
鉄道会社の草刈りで連れて行かれちゃったかなぁ。復活してほしいものです。

カメムシ

0818_5kamemusi 2018.8.18
以前「ハリカメムシ」か「ホソハリカメムシ」か、わからないと書いたときのカメムシより、少し大柄だと思います。体の幅もあるような気がする。
で、ハリカメムシではないか、という見当。
当たるも八卦当たらぬも八卦、みたいなもんです。
当てにしないでくださいね。

斑入りの葉のアサガオ

0818_3asagao1058 2018.8.18

葉に斑入り。ちょっと複雑な変化の遺伝子を抱えているはずなんです。変異が出ていない「親木」というのかな。真ん丸で、縁どりがある。
とにかく蒔いて、咲いてみなけりゃ変化が出るかどうかわからない。おかげでいろいろたくさんのアサガオが咲き乱れています。

ツマグロヒョウモン

0817_18tumagurohyoumon 2018.8.17
終齢幼虫の食欲はものすごい。あっというまにスミレを食べ尽す。

葉がなくなって「幼虫のなる草」になってしまっている。腹減ったぞ~、と要求されていますね。
この状態に備えて、庭に顔を出したスミレ類はすべて伸び放題にしてあります。でないともたないもんな。

0827_3tumagurohyoumon1 8.27
羽化して飛び出してカエデに止まった成虫。
0827_3tumagurohyoumon2
こちらはボウガシの葉にとまったやつ。
0827_3tumagurohyoumon3
真正面ショットを妻がものしました。なんだか擬人化したくなるでしょ。
ツマグロヒョウモンの顔は何となくひょうきんな感じがします。

朝日歌壇 2018.8.19(日)
馬場あき子選
炎天に庭のすみれを食い尽くし蝶となりたりツマグロヒョウモン:(川越市)吉川清子

有難いことです。スミレの命がツマグロヒョウモンへと移行して空を舞う。
この後、ツマグロヒョウモンを見かけると、「うちの子」という感じがするようになります。
うれしいものですね。

スイレン

0817_17suiren 2018.8.17
水中につぼみが見えて、だんだん上がってきて、ついに咲く。
まだ花期は終わっていません。
赤い花は1回だけでしたが、来年への期待が広がります。今年の残りは、以前から咲くこのタイプの花になるでしょう。
一つの花が開閉を繰り返して3,4日咲きますので、楽しみが長い。

クロアゲハ

0817_16kuroageha 2018.8.17
羽化です。アゲハやツマグロヒョウモン、アオスジアゲハが数としては多いので、たまにクロアゲハが羽化すると嬉しくなります。黒くて大きなチョウ、迫力があります。体が十分乾いていたので、一挙に飛び去ってしまいましたが、その勢いにまた感動する夫婦です。

0821_4kuroageha1 8.21
2匹羽化しまして。早く羽化した方が出たがって騒いでしまった。後で羽化した方にとってはまだ少し早かったのですが、暴れて翅を痛めてはいけないので、放しました。
0821_4kuroageha2
勢いの強い方。
0821_4kuroageha3
後から羽化した方は、そばの葉につかまらせました。鳥などに狙われるような場所ではないですから、じっくりとかっらだを乾かしてから旅立ったと思います。
楽しい日々です。

台風20号

2018t20 2018.8.23
台風20号の経路図です。室戸岬の少し東側から徳島の方へ抜けていきました。
で、室戸岬と徳島での気圧、風速をグラフにしてみました。
徳島市よりもう少し東の方がよかったのですが、アメダスポイントでの観測情報が不足ですので、徳島市にしました。

20180823_murotomisaki 2018.8.23
室戸岬:青いのが気圧で左目盛り。赤っぽいのが最大瞬間風速で右目盛りです。
19時頃ですか、最接近したようです。

室戸岬での風向変化
18:00 東北東
18:10 東北東
18:20 東北東
18:30 東北東
18:40 東北東
18:50 北東
19:00 北北東
19:10 北北東
19:20 北西
19:30 西北西
19:40 西北西
19:50 西北西
20:00 西北西

これで見ると、19:10から19:20のあたりで風向がひっくり返っています。ここが最接近でしょう。
「吹き返し」というのはこういうことです。
風速もいったん落ちてからまた強くなりました。
「油断するなよ吹き返しがあるぞ」というのが先人の教えです。

20180823tokusima
徳島
最接近は22時近くになりますか。

徳島での風向変化
20:00 東北東 
20:10 東北東 
20:20 北東   
20:30 東北東 
20:40 東北東 
20:50 東北東 
21:00 東北東 
21:10 東      
21:20 東南東 
21:30 東南東 
21:40 東南東 
21:50 南南西 
22:00 南南西 
22:10 南南西 
22:20 南南西 
22:30 南南西 
22:40 南南西 
22:50 南南西 
23:00 南西   

21:40から21:50のころに風向の変化が起きています。
風向をグラフ化できればいいのですけれど、難しいんですよね。

16方位を数字で表現するとどうなるか。
たとえば北を「0」として15まであてたとしますね。
東北東が3で、東が4で、東南東が5、というようなのはわかりやすいのですけどね。
北北東が1になり、北北西が15になってしまうのです。
これでは直感的な理解にはつながらない。何かいい方法はないものでしょうか。

前線と気温

18082912tenkizu 2018.8.29
これ天気図です。8月29日12時。
房総半島から能登半島にかけて、停滞前線がかかっています。
前線というのは「フロント」です。前線の両側の空気がせめぎ合って、寒気が強くて押してくるなら寒冷前線、暖気が強ければ温暖前線、両者拮抗していれば停滞前線です。
異なる性質の空気が押し合いへし合いしているところを前線というのです。なんだか、気象情報などでは、前線という独立した存在があるかのような話し方をする人も多い。ちょっと違うんだよな。
前線の北側には寒気があって、南側には暖気がある、というような表現。間違ってはいないけど。
北の寒気と南の暖気がちょうど本州を横断する線上でせめぎ合っています、のほうがいいと思うんですよね。

さて、
20180829150000kion
これは8月29日15時の気温分布。
どこで寒気と暖気がせめぎ合っているか=どこに前線があるか、がはっきり見えますね。

たまたまこの日の午後、気象庁のHPを見に行ったら、こんな画像がありましたのでご紹介します。

8月27日の「豪雨でした」に追記

0827_2kumo1 2018.8.27
この日はプールへ泳ぎに行きました。その帰り、丸子橋を渡ったのですが、すごい雲を見た。
0827_2kumo2
青空にくっきりと盛り上がる雲。その鮮明さが普通じゃなかったですね。
橋の途中で信号待ちになりましたので、撮影。
雲の名前に詳しくないのですが、「雄大積雲」かな、と思います。
夜の8時頃の豪雨は発達した積乱雲がもたらしたのだと思いますが、この時間にすでに発達中だった、とはちょっと考えにくいかな、と、思って。
ま、とにかくすごかったです。

★もう一件
TBSで聞いたのだと思いますが。あの豪雨の中での発雷数。
1200回/10分という時間帯があったのだそうです。
2回/1秒ですよ。
空が暗くならなかったもの。光りっぱなし。雷鳴とどろきっぱなし。でしたからね。

昔ね、夕立が来ると、稲光とそれに対応する雷鳴の時間間隔(秒)をおおよその感じで口の中でカウントし、340倍いえ300倍くらいで十分。発雷点までの距離を見積もって、近づいてくるなぁ、今がピークか、遠ざかり始めたぞ、などと家の中で「観測」したものです。小学生の頃かな。もう高校生だった兄貴に教えてもらったのでしょう、きっとね。
至近距離で発雷すると、音が甲高くなりまして、ごろごろではなくなるのです。光った瞬間にパリーンという感じ。緊張感がありましたね。
先日の雷雨では、稲妻も雷鳴も連続的で、そういうのどかな観測はできませんでした。こわかった、というのが正直なところでした。

2018年8月30日 (木)

「ハスの葉」の記事に追記

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-fded.html
2018年8月30日 (木) ハスの葉
↑これに追加します。

水中から水面を見る、という面白い写真がありましたのでご紹介します。

アジア大会のアーティスティック、デュエットの演技中の写真です。

プール側面の窓からの撮影だと思います。
普段はなかなか見られないので、感心すると思いますよ。
↓これはその記事へのリンクですが、会員でないと記事全文は読めません、でも、写真は見られますので、クリックして拡大して見てください。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13655079.html
2018年8月29日05時00分

この競技の選手は、体脂肪率をコントロールして、体全体の密度をほぼ1にコントロールしています。
筋肉だらけだと沈んじゃうし、体脂肪が多いと浮いてしまって沈むことが大変。
食事のコントロールが大事なのだそうですよ。

アゲハ孵化

0817_14agehahuka 2018.8.17
あまり手を広げ過ぎないようにしよう、とはいっているんですが。
やっぱりなぁ、見かけたら連れてきちゃうよなぁ。
0817_14agehahuka1
孵化直後。
0817_14agehahuka2
食べ残した卵殻がそばにあります。
小さいうちは食べる量も少ないし、粉のようなウンチだし。
終齢になると、ものすごい食欲になります、バリバリ音を立てて食べ、コトンと音を立ててウンチが落ちる。ざっと見積もって体重は1000倍には増えるようですよね。
蜜柑の葉だけで、体のすべてを作る。何年も、育てながら、でも不思議でしょうがない。

トサカフトメイガ

0817_13tosakahutomeiga 2018.8.17
オニグルミの葉に、集団で巣をつくっていまして、さすがに目障りになって、手の届く範囲で枝切ばさみを使って巣を落としました。糸を吐いて葉を丸め、袋みたいにして中に籠ります。
地面に落ちると、飛び出してくるのですが、これがまた速いんです。
これがイモムシの速度か?と目を見張るほどの速さで走っていきます。
早くどこかへ隠れないとアリに襲われますからね。とはいえ、写真の個体もきっとアリに襲われたんじゃないか、と想像します。アリのどう猛さといのはものすごいものですから。

↓幼虫図鑑
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/tosakafutomeiga.html
トサカフトメイガ

↓ガのことならなんでも、というサイト

トサカフトメイガ Locastra muscosalis (Walker, 1866)

オンブバッタ

0817_11onbubatta 2018.8.17
まだ成虫は出てきませんね。
いわゆる「おんぶ」姿勢、交尾およびメス確保の姿勢にはお目にかかっていません。
秋風が吹いてからでしょう。

ミドリグンバイウンカ

0817_10midorigunbaiunka1 2018.8.17
例年だとシーズンに一回くらい見るかな、という程度の頻度でしか見かけないのですが。
今年はガレージを出た右にあるアジサイ・スミダノハナビで相当数が繁殖しているようです。
上の写真では、3匹を同時にとらえています。珍しいことです。
0817_10midorigunbaiunka2
平べったいせいか、なかなかジャストピントになってくれないのですが、今回はかなりくっきり写りました。
目立たない虫です。慣れないと「見えない」かもしれません。

クロウリハムシ

0817_8kurourihamusi 2018.8.17
例年だとカラスウリがあるのですが、今年は消えちゃったのかな。
ウリの仲間というと、今年はないなぁ。
でも、結構クロウリハムシを見かけます。飛んできます。
好みじゃないけど仕方ない、と何か食べているのでしょうね。
我慢してね。

アカトンボ

0817_6tonbo 2018.8.17
この日、なぜかかなりたくさんのアカトンボが頭の上を飛びました。
飛ぶばかりで、線路柵の柱のてっぺんに止まってくれる気配がない。
仕方ないので、レンズを上に向けて何枚か撮ってみたら、一枚、かろうじて写りました。
いやあ、アカトンボが舞う季節が来ましたか。
暑い暑いとぼやいていますが、季節は進んでいます。
もうちょっと季節が進んだら、私が「集会」と呼んでいる状態が来るかも。
たくさんのトンボたちが、柱のてっぺんや草や電線などに止まって、にぎやかになる。空気が澄んだかんじがする。そういう幸せな時間帯のことです。

ハスの葉

0817_5hasu 2018.8.17
ロータス・エフェクトですね。
葉の表面に微細な凹凸があって、それによって超撥水性を生じている。
水滴の向こう側の中央付近は葉の上に乗ってかなり密着していますが、周囲は葉と接触はしながら浮いています。水の中から空中を見ると角度によって全反射がみえますが、それによって輝いて見えるわけです。
私はプールで泳ぎますから、水中から見るというチャンスがある。
金魚の水槽を脇から見上げるとか、水中に鏡を沈めて水面を反射で見るとかすると、全反射が観察できますよ。ガラスコップの水でもいいか。
↓参考

マンリョウ

0817_4manryou 2018.8.17
まだメシベの花柱を残していますが、子房は順調に膨らみ始めています。
細かい点々模様があって、いかにもマンリョウ。
赤くなる前も楽しめます。

セミ

0816_9minminzemi1 2018.8.16
ミンミンゼミをこんな位置関係で見てしまいました、珍しいことです。
蔓につかまっているようです、羽化して登ってきたところかな。

0816_9minminzemi2

顔のクローズアップをどうぞ。赤い3つの単眼も見えます。
子どもの頃はミンミンゼミは憧れのセミでした。今はずいぶん身近になったことです。
0817_15aburaminmin 8.17
左上にアブラゼミ、右下にミンミンゼミ。
ツクツクホウシが増えてくると、秋が近い。
クマゼミの声を聴いたような気もするけれど、確認はできません。
あれもうるさいんですよね、近くで鳴かれると。

スイフヨウ

0816_6suihuyou 2018.8.16

スイフヨウのつぼみが目立ち始めました。
0817_3suihuyoutubomi 8.17
高い所にあります。もう少し低い位置にもあるといいな。
フヨウとスイフヨウってこんなに開花時期が違うんでしたっけ。
フヨウの方はもうシーズンが終わりに近づいていますが。

2018年8月29日 (水)

トビモンオオエダシャク

0815_11tobimonooedashaku 2018.8.15

まだいます。下が頭です。
0819_2tobimonooedashaku
すごい擬態で、もう枝そのものですね。
とはいえ、こちらも目が肥えてきた。ちょっと眺めれば、いたいた、とすぐわかります。

↓面白い話があります。平成16年度の文献のようです。
http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/seika/nias/h16/nias02005.html
トビモンオオエダシャクの幼虫は化学的にも植物に擬態する

[要約]
 餌植物の枝に視覚擬態することで知られているトビモンエダシャク幼虫は体表ワックスの組成でも寄主植物の枝の成分に化学擬態し、天敵であるアリ類からの攻撃を免れている。寄主植物が変わると2回の脱皮を経てトビモンオオエダシャクの体表物質組成が変化する。アリは、植物とそれに化学擬態したエダシャク幼虫を化学的に見分けられない。

[背景・ねらい]
 トビモンオオエダシャクの幼虫は外見上植物の枝に良く似た形態と色彩をもち、それによって視覚に頼って餌を探索する鳥類からの捕食を免れている。一方、アリ類は生態系における有力な捕食者であり、視覚よりも嗅覚などの化学感覚によって餌探索をおこなう。しかしながら、トビモンオオエダシャク幼虫をクロヤマアリに遭遇させても、まったく攻撃を受けないことを発見した。そこで、昆虫全般に種認識因子の候補とされている体表ワックス成分に着目して寄主植物の表皮ワックスとの比較分析をおこなうことによって、本種幼虫が寄主植物に対して化学的にも擬態をしている可能性についての解明をねらった。

・・・
2.ガスクロマトグラフ直結質量分析装置にかけたところ、3種の食餌植物から採集した幼虫の体表ワックス成分は食餌植物の枝の樹皮表面のワックス成分によく似ていた(図2)。

「ガスクロマトグラフ直結質量分析装置」というのは、ガスクロマトグラフィーで成分を分離して、そのピーク部分の物質をそのまま質量分析器へ送る、というものでして、GC-MSと略すことが多い。私が化学科を出る頃にそういうものができるそうだ、というトピックスを耳にしていましたね。今では当たり前の技術になりましたが。

さて、いつまでトビモンオオエダシャクと付き合うことになるのかな?

キマダラセセリ

0816_5kimadaraseseri 2018.8.15
キマダラセセリです。
幼虫の食草もイチモンジセセリと重なります。ネコジャラシなど。
たまに見るくらいで、我が家周辺では比較的レアなチョウです。
三角翼でカッコいいでしょ。飛び方がまた直線的で速いんです。

アジサイとフヨウのコラボ

0816_3ajisai_huyou 2018.8.15
アジサイの葉の中央に、フヨウの落花が収まっています。
ジャングル状態ですからこういうこともときどき起きます。
それにしても様になっているのが素敵だ。
一瞬「?」となりました。

ツマグロオオヨコバイなど

0815_18tumaguroooyokobai 2018.8.15
成虫も見かけますが、幼虫がいっぱいです。
いろんな植物の葉や茎にとまっています。
撮影しようとすると「横這い」して裏へ回ったり、翅がないので飛べませんが、プチッと跳びます。瞬間的に消えてしまう。
0816_2unka
これはウンカでしょうが、種は特定できません。

0818_7tumaguroooyokobai 8.18
何の気なしに撮ったのですが、すごい写り方をしてくれました。
半透明の腹部の内部まで写ってます。
次の脱皮で成虫になった時の翅の部分が、2対4枚だというところまで識別できる。
私の腕ではなくて偶然に過ぎない、というのがちょっぴり残念ですが。

0823_16tumaguroooyokobai 8.23
なんでまた腹を曲げて見せてくれたのでしょうね。
ポーズをとってくれるなんて、気の利いたモデルさんです。
きれいだよ、とか声をかけながら撮らなくっちゃね。

ハナツルソウの種子

0815_17hanaturusou1 2018.8.15
ハナツルソウの実を見ていて、熟せば褐色になるかな、と思っていたのですが、どうもそうならない。
つまんで強引に開いてみました。
中に黒い種子が入っていました。種子は充分に熟しているように見えます。
0815_17hanaturusou2
表面に細かい凹凸のある種子のようです。初めて見ました。
そばに蒔いておきました。増えるかな。

ガザニア

0815_16gazania1 2018.8.15
開ききっていなくて、カップ状になっているのが面白くて撮影。
ちょっと先の方を見たら
0815_16gazania2
こういう食べ方をするのは誰だ?
開いてから丸く食べたのではないと思うんです。開きそうになったつぼみの上部をまとめてかじりとったのではないでしょうか。
そういう力業をやるのは、コガネムシの仲間かなぁ。現場を見ていませんのでわかりません。

ヒャクニチソウ

0815_15hyakunitisou 2018.8.15
影を見るのが好きですね、私って。
本体は滑らかなのに、影には曲折があったり、不連続なずれがあったり。
「人生」に重ねてみたりしてね。年だなぁ。

スミダノハナビ

0815_12sumidanohanabi 2018.8.15
よいぐあいに肌理(きめ)が浮き上がりました。

存在感を強めますね。小さいけどパワフルな花だ。
8月も中旬、どうして咲き続けているのかな?

食痕

0815_10shokukon 2018.8.15
細い櫛の歯のようなのはルコウソウの葉。
穴が開いているのは白髭咲きのアサガオの葉。
穴を開けたのは誰だろう。オンブバッタかな。葉の縁をかじった跡もあるので、オンブバッタじゃないかも。
私の知識では特定できません。

フタトガリアオイガ

0815_8hutatogariaoiga1 2018.8.15
「葵蛾」の名の通り、アオイ科のフヨウの葉にいました。
赤い色の見える方が腹端部です。
腹脚の数が普通より少ない。退化したようです。
0815_8hutatogariaoiga2
この赤いのは「肛上板」というらしい。
腹端部を目立たせて頭部に錯覚させようというつもりかな、わかりませんが。
0815_8hutatogariaoiga3
すごいトゲトゲに見えますが、別に毒があるわけじゃなし、刺さるわけでもなし。
怖がることはありません。駆除するのにドクガのような苦労はない。

0817_1hutatogariaoiga 8.17
模様もないし、赤い肛上板もない、緑一色の幼虫。棘が目立ちます。
フヨウやスイフヨウは葉がたくさんありますが、あまり食べられたくはない。
で、見つけると、つまんで、庭の奥の方へ追放。いい気分ではないけれど、しょうがない。ヒメクチナシのオオスカシバ幼虫も同じような扱い。共に生きるというのも難しいものです。

0823_14hutatogariaoiga 8.23
またもや、スイフヨウにいた若齢の幼虫。葉の緑に紛れていました。
17日に見かけて追放したのが戻って来たんじゃないでしょうね。
幼虫はこのように見かけるのですが、成虫をみたことはありません。

↓過去記事です。お読みください。リンクもあります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-1ae4.html
2015年7月28日 (火) フタトガリアオイガ(フタトガリコヤガ)

2018年8月28日 (火)

豪雨でした

昨夜8時過ぎから、当地(東京都大田区南部)では、猛烈な雷雨になりました。
切れ目なく稲妻が光り、雷鳴がとどろき、雨音で外の音も聞き取りにくいほど。
「恐怖を覚える豪雨」というのはこういうものか、とドキドキしていました。
8時半近く、短時間の停電もありました。
2、3分で回復しましたが、携帯用の小型LEDライトは明るくて力強いものでした。
落雷で送電設備に事故があった、という感じではなく、変電所かどこかで、落雷による過電圧を避けるために自発的に送電を遮断したという感じがしましたね。瞬断ではないものの、ごく短時間でした。
でもまあ、いろいろ時刻合わせなどやり直さなければならない器具もありましたし、エアコンもいったん切ってから再起動しました。
いやあすごかった。今朝見たら、庭の小さな池は溢れたようでした。

★NHKのニュースによりますと

首都圏 NEWS WEB
東京で猛烈な雨 川増水など警戒 08月27日 21時24分

 27日も東日本や西日本の各地で猛烈な暑さとなりましたが、気温の上昇や前線の影響で、関東甲信は大気の状態が不安定になり、東京では局地的に雷や突風を伴って猛烈な雨が降っています。
 川の急な増水や低い土地の浸水、土砂災害に警戒が必要です。
 ・・・
 レーダーによる観測では、東京・世田谷区付近で午後9時までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表して、厳重な警戒を呼びかけています。
また、国土交通省が東京・大田区に設置した雨量計では、午後9時までの1時間に86ミリの猛烈な雨を観測しました。
激しい雨とともに急激に風も強まり、さいたま市では午後6時15分ごろに27.6メートル、東京・練馬区では午後7時45分ごろに25.1メートルの最大瞬間風速を観測しました。
 これまでの雨で東京都内の川が急激に増水し、午後9時現在、目黒区の目黒川で、氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えていますが、水位は次第に下がっています。
 ・・・

このニュースの画像です。
Rain1 2018.8.27 20:40
気象庁の「高解像度降水ナウキャスト」の画面です。
紫色の部分が大田区の南の縁にかかっています。
これですね、この下で私共はドキドキしていたのです。
Rain2 20:45
川崎の方まで南下しています。
わずか5分でこの移動。すごい速度だったことがわかります。
いやあ、それにしてもひどかった。
1時間雨量86mmですって。怖いほどの雨、でした。

NHKのニュースの中に目黒川が「氾濫危険水位」を超えた、という話があります。
私は大学生の頃まで、目黒川の支流の蛇崩川近くに住んでいました。今は蓋をして遊歩道になっていますが、昔は川でした。
一度だけ台風で蛇崩川が溢れたことがあったと記憶します。
そんなことを思い出しました。都市河川は急な増水に弱い。河川敷がないので増水に対する余力がないんですよね。
多摩川だと広い河川敷がありますので、増水して河川敷まで水が上がったとしても、水の容量が大きくなりますので、かなり耐えられるはずですが。

思いついて画像を集めて、緊急報告でした。
なんだか、出来事が極端に過ぎる気がします。
昔から夕立はあった、でもこんなことはまずなかった。
降れば洪水、なんかあると災害級ですもんね。
皆様、ご自分の地域の特性を知って、身を守り生活を守ってくださいますよう。
                                              案山子拝

フェーン現象

8月23日の出来事です。

北陸で記録的な暑さ 新潟県内3カ所で40度超え観測(朝日新聞デジタル 2018年8月23日17時27分)
 高気圧に覆われた北陸地方周辺で23日、記録的な暑さとなった。気象庁によると、最高気温は新潟県の胎内市で40・8度、三条市で40・4度、上越市で40・0度を観測。新潟県で気温が40度以上になるのは観測史上初めて。
 新潟県や北陸地方の日本海側では太平洋高気圧が強く張り出し、台風20号の影響もあって南風が入り込んだ。一部では山を越えて暖かく乾いた風が吹くフェーン現象も起きたとみられる。新潟県では29の観測地点のうち13地点で観測史上最高気温を記録。石川県でもかほく市で39・2度、志賀町で39・1度まで上昇した。

今夏はなんだかすごいことになっています。

★「フェーン現象」について、何かわかりやすい解説はかけないかな、と考えていまして。
分かりやすいかどうかは分かりませんが、普段の解説などではあまり聞かないポイントを取り上げてみましょう。

↓これは、当日の東京の気象データからの抜粋。
東京 2018年8月23日
    気温    蒸気圧  相対湿度    風向
1   27.4    31.4        86      南南西
2   27.0    31.4        88      南
3   27.1    31.6        88      南
4   26.8    31.4        89      南南西
5   26.3    31.8        93      南
6   26.4    32.4        94      南南東
7   28.1    32.3        85      南南西
8   30.2    31.3        73      南南東
9   30.6    32.1        73      南東
10  32.0    31.4        66      南南東
11  32.8    32.4        65      南東
12  31.7    30.9        66      南東
13  31.9    32.2        68      南南東
14  31.4    32.2        70      南東
15  30.7    31.8        72      南南東
16  30.8    32.0        72      南東
17  30.6    31.6        72      南南東
18  29.9    31.2        74      南南東
19  29.5    31.3        76      南東
20  29.0    32.5        81      南東
21  29.0    31.7        79      南東
22  28.9    31.9        80      南南東
23  28.7    31.9        81      南南東
24  28.9    31.1        78      南南東

「相対湿度」とあるのが、通常「湿度」といっているものです。
ある気温で空気がその温度で含みうる最大の水蒸気量(飽和水蒸気量)に対する、現存している水蒸気量の割合を%で示したものです。
気温が上がれば飽和水蒸気量は増えますので、現存する水蒸気量が変化しなくても相対湿度は下がります。
朝6時、26.4℃で94%だったのが、11時に32.8℃になって65%。気温の上昇と共に相対湿度が下がっています。
ところであまり聞かない言葉かもしれませんが、「蒸気圧」という項目があります。
この値は一日中 31~32 くらいであまり変化していません。この数値の単位は圧力ですので「hPa」です。
高校で化学を学んだ方は思い出してください。「分圧」というやつです。ここではもう蒸し返しませんが。
ここでの蒸気圧は水蒸気の分圧で、そこに存在する水蒸気の量の目安となります。
つまり、東京では一日中、大気中の水蒸気量は大きな変化はしなかった、ということです。
20180823tokyo
変なグラフです。
蒸気圧を読むときには左目盛りで数値をhPaで読みます
相対湿度も左目盛りで読んでください、但し、数値を%で読みます。
気温は右目盛りで読みます。
数値より、グラフの形を読み取ってください。気温が上がると相対湿度は下がる。蒸気圧は変わらないのに。と。

★さて、フェーン現象の話に行きましょう。大雑把な話です、その辺はご容赦を。
東京の風向は南東から南南東ですね。
その風が関東地方の北の山を越えて、日本海側へ吹いていった、と思われます。
この山越えがフェーン現象の核心部分です。
20180823_1230wind
12時半ころにダウンロードした風のデータです。
台風が二つ。ちょっと薄いのですが、東京のあたりから佐渡・能登半島あたりへ風がぬけているのがわかります。
観測点のデータの都合で、新潟市のデータを使います。東京から新潟市へ吹いていったかどうかは知りませんが、大きな誤りはないでしょう。

新潟 2018年8月23日
    気温    蒸気圧  相対湿度    風向
1   28.5    29.2        75      南南東
2   27.8    28.8        77      南南東
3   26.5    29.4        85      南
4   28.0    28.0        74      東南東
5   27.7    28.6        77      東北東
6   27.7    30.8        83      静穏
7   29.8    29.0        69      南南東
8   31.5    28.7        62      南東
9   34.2    28.5        53      東
10  35.3    28.0        49      東南東
11  37.1    24.0        38      南東
12  38.4    24.4        36      東南東
13  39.3    23.5        33      南東
14  39.6    21.0        29      東南東
15  39.0    22.4        32      南東
16  38.0    25.2        38      南東
17  36.4    24.3        40      南東
18  35.1    24.3        43      南東
19  33.4    24.2        47      南東
20  32.1    26.3        55      南東
21  31.1    26.7        59      南東
22  30.6    26.8        61      南東
23  30.6    26.4        60      南東
24  30.5    26.2        60      南東

相対湿度も気温の上昇と共に減少しますが、注目は水蒸気圧。
東京の方ではほとんど変化がなかったものが、新潟ではどうか。
朝、約30hPaくらいあったものが、14時には21hPaまで下がっています。
相対的なことではなく、水蒸気量そのものが減っている。
水蒸気が減るというのはどういうことか。

関東側から風が山を登るとき、高度が上がると一定の割合で空気の温度は下がります。相対湿度は上がります。
もし山頂まで登った時点で、相対湿度が100%に達していなければ、何もなく山越えして山を下り、一定の割合で温度が上がり、出発時の温度に戻って平野に吹き下ろします。

もし、風が山を登っている途中で相対湿度が100%になってしまったらどうなるでしょう。そこより上では水蒸気が気体でいられなくなって液体になります。雲をつくったり、雨を降らせたり。気体が液体になる時、凝縮熱といいますが、熱を出します。熱が出るせいで、空気の温度が下がりにくくなります。雲をつくらなかったときに比べて、山頂での気温は高くなる。そこから同じ一定の割合で温度が上昇しながら山を下ると、平野に降りた時には、出発時より気温が上がってしまいます。

「水蒸気を失い、気温が上がる」。
フェーン現象のことがテレビなどで話題になると、「湿った空気が山を越えてフェーン現象によって乾燥した高温の風になる」と解説しますが、その仕組みはこういうことだったのですね。

風が山越えして高温になる。温度が上がったのですから熱源があるはず。
そのエネルギー源は何か?水蒸気が液体の水になるという相変化のエネルギーなのです。

逆にいって、水蒸気はどうして生成したか。液体の水(海水でもなんでも)が太陽エネルギーで暖められて蒸発して気体になったのですね。
フェーン現象のエネルギー源は元をたどれば太陽エネルギーなのです。
ま、こんな考え方もあるんだな、と思っていただければ幸いです。

★ところで、上の表をグラフ化してみました。
20180823niigatatokyo
通常、文字による表を、グラフ化して視覚化するとわかりやすくなることが多いのですが。
なんだか、よくわからないグラフができました。本当にそうかな。
新潟で、水蒸気量の少ない高温の風が吹いたことはよくわかりますが。
東京の方は水蒸気量が一定であることがわかるくらいで、情報がわかりやすいとも思えないのですけど。
上でごちゃごちゃ書いたことを、このグラフを見ながらもう一回考えてみてください。

↓参考
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/taikitoumi/kukichunosuijoki.htm
第6章 空気中の水蒸気

↓オマケ

関東甲信・東海・北陸、史上最も暑い夏 気象庁発表、22日現在(朝日新聞デジタル 2018年8月25日05時00分)
 気象庁は24日、6~8月の平均気温(8月22日時点)について、東日本(関東甲信、東海、北陸)では平年値を1・6度上回り、統計を取り始めた1946年以降、最も高くなっていると発表した。西日本(近畿、中国、四国、九州)でも1・1度高く、過去2番目に並ぶ高さ。
 ・・・
 6~8月の平均気温がこれまで最も高かったのは、東日本では平年値より1・5度高かった10年、西日本では1・2度高かった13年だった。今夏は太平洋高気圧の張り出しが強く、偏西風が蛇行し、本州付近が暖かい空気に覆われたことが影響したとみられる。
 同庁の担当者は「東日本はこのまま推移すれば、過去最も気温が高い夏になる」と話した。

ヤノネボンテンカ

0815_6yanonebontenka 2018.8.15
よく見てください。曲がった花びらの影はありますが、長く伸びた蕊に影がない。
ないというか、花の中央部の色の濃い部分に影が落ちていて、見えないのですけど。
つまり、いまこの花はちょうど太陽の方を向いているのです。
放送衛星の方を向いている受信アンテナのような状態です。
ひょっとして蕊の先端付近に反射光が集まって少し温度が高いんじゃないか。などと想像してしまいました。
朝、まだ低い太陽の光を受けているところです。
お日様から何か情報を受け取っているのかな?

八重ヤマブキ

0815_4yamabuki 2018.8.15
たまたまちらっと時期を間違えたか、と思っていたら、ずっと咲き継いでいます。
4月~5月のはずなんだが。

0817_2yamabuki 8.17
球形です。

0818_8yamabuki 8.18
輝く球、を楽しんでいますが。
今年の気候のせいでしょうか。よくわかりません。

ハイビスカス

0815_1hibiscus 2018.8.15
夏の花、ですね。
念のために広辞苑を引いてみましたら

ハイビスカス【hibiscus】
ブッソウゲ、特に観賞用に栽培する園芸品種をいう。ハワイの州花。また、広義にはアオイ科フヨウ属植物(その学名)で、暖帯・熱帯を中心に約200種。ムクゲ・アオイ・オクラなど。
広辞苑第六版より引用

ブッソウゲが出てきまして

ぶっそう‐げ【仏桑華】‥サウ‥
アオイ科の常緑低木。中国南部の原産。高さ約1メートル。夏から秋に、大形で紅色または白色のムクゲに似た一日花をつける。雌しべは長く、その周囲に多数の雄しべが合体。扶桑。仏桑。夏。 →ハイビスカス
広辞苑第六版より引用

扶桑が出てきて

ふ‐そう【扶桑】‥サウ
①[山海経[海外東経]]中国で、東海の日の出る所にあるという神木。また、その地の称。
②〔植〕ブッソウゲの別称。
③[南史[夷貊伝下、東夷]]中国の東方にあるという国。日本国の異称。扶桑国。
広辞苑第六版より引用

連綿になってしまいました。
更に季節の花300を見たら
http://www.hana300.com/haibis.html

・学名
  Hibiscus rosa-sinensis
   Hibiscus :フヨウ(ハイビスカス)属
   rosa-sinensis :中国のバラの
・・・
・別名
 「仏桑花」(ぶっそうげ)。漢名の「扶桑」に「花」をつけて「扶桑花」と名づけたものがさらに変化して「仏桑花」になった。「仏桑華」と書くこともある。

ひとしきり楽しんでしまいました。
辞書は読んでみるものですね。

アゲハ

0814_17ageha1 2018.8.14
羽化したアゲハがケースから飛び出た瞬間。遅いっと怒られた感じですね。
翅がはばたき上がっています、反動で腹部が前に折れています。
はばたき下ろすと、腹部は上へ反り上がります。
はばたく、というのは力業ですから、体全体を使う。腹部が動くんですね。
この頃私が文句をつけている「絵」に描かれたチョウにはそういう力感がない。
肉眼では見ることができませんから、写真を見て、飛翔のいろいろな姿を脳裏に焼き付けて絵を描いたらよろしいかと存じます。
0814_17ageha2
一挙に飛んでいって、ふっと回って戻ってきて、葉の上にとまった。
ちょっと明るすぎました。

0815_3ageha 8.15
多分、上の写真に写っている昨日羽化した個体だと思うのですが、なんだか「人懐っこい」。
庭に出るとそばにやってきて体のまわりを飛んだり、近くに止まる。
まるであいさつに来てくれたような感じ。
妻もそう言っていました、まといつくように飛ぶのよね、と。
0815_3ageha2
これもその一瞬。腰より少し低いくらいの高さで、後ろから私を追い越していきました。
カメラを向けてシャッターを切ったら、こう写りました。
この庭を故郷と思っているようです。

白髭アサガオ

0814_15sirohige 2018.8.14
朝、ムクゲの下。塀の外から。庭の角になるので、朝日がかすめて入る場所です。
で、白い花が後ろから照らされました。
周囲は結構暗いので、輝いていました。
朝ならではの写真です。

ルリマツリ

0814_12rurimaturi 2018.8.14
妻がルリマツリにかぶさるようにして、何か接写している。ナンダロナ。
後で画像をコピーさせてもらったのが上の写真。
そうか、メシベが面白かったんだ。見慣れているようでいて、花のすべての部位、花のすべての時間経過、を見ているわけではないので、あれ、こんなだったんだ、ということがよくあります。
見慣れたつもりのものを新たな視点で見るということはなかなか大変、でも、新しい発見はそのようにしてなされるのです。

イチモンジセセリ

0814_11itimonjiseseri 2018.8.14
久しぶりに「三角翼」状態になっているのを見ました。
この状態だと、胸部背面がみやすい。で、毛によるものだと思いますあ、虹色を発しているのが見えてきれいなんですよ。

0815_5itimonjiseseri 8.15
スイレンの葉の上で休むイチモンジセセリ。
水に落ちないでね。よく小型のガが死んで水面に浮いていることがあります。
水面が見えなかったり、反射による映像がそこにあるものと見間違ったか、などと考えます。

小型の昆虫には水面は危険です。
子どもの頃、バッタを水にいれると、後脚で水を蹴って前進するのが面白くて、よく遊びましたっけ。水死しないうちに放しましたけど。

タマスダレ

0814_10tamasudare 2018.8.14
私、また、混乱しているのですが、タマスダレの花弁ってこんなに丸い感じでしたっけ。

0823_15tamasudare 8.23
これはしぼみかかって、こういう風に細く尖った感じになっているのでしょうね。
知っているはずの花なのに、今更、どうしましょ。

キマダラカメムシ

0814_9kimadarakamemusi 2018.8.14
目の高さのところで出会いました。腹側の一部が見えました。
ふ~ん、こんなふうだったのか。初めて見たぞ。

0815_14kimadarakamemusi 8.15
若干の戸惑いを覚えながら。でもキマダラカメムシでしょう。
ビヨウヤナギの葉の上で「スポットライト」を浴びていました。
すぐ移動してしまったので、ピンボケ写真しかありません。

0816_8kimadarakamemusi 8.16
こういう風に撮れればね、キマダラカメムシで決まりです。
0816_10kimadarakamemusi
同じ日、カエデの葉につかまったキマダラカメムシ。
風が強くて激しく揺れていまして、居心地が悪そうで移動しようとするのですが、足場が悪い、という感じでごそごそしていました。飛べるんだから飛んだらいいのに、などと思いながら、左手で茎をつまんで揺れを抑えての撮影です。

2018年8月27日 (月)

長寿台風

8月22日、テレビのニュースバラエティというのかな、台風の話題で持ちきりでした。
その中で、去年の台風5号は長寿台風だった、という話題がチラッと出ていましたので、調べてみました。

↓ここに長寿台風のランキングが載っていました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%9029%E5%B9%B4%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E7%AC%AC5%E5%8F%B7
平成29年台風第5号
台風として19日間存在した、これまでで1位タイの長寿台風となった[11]。

1   平成29年台風第5号   Noru    19日0時間   2017年7月20日 21時  2017年8月 8日 21時
1   昭和47年台風第7号   Rita    19日0時間   1972年7月 7日 21時  1972年7月26日 21時

どういうコースをたどったのか、気象庁のサイトで調べてみました。
T2017_05 T2017_05
ずいぶんな長旅だったのですね。台風6号との相互作用(藤原の効果)で振り回し振り回されたようです。

T1972_07 T1972_07
これも「迷走」したのですね。
寄り道が多いと時間がかかるようです。

ニチニチソウ+

0814_5nitinitisou1 2018.8.14
この開きかけた花が面白くて、私も妻も同じアングルで撮影しました。
今回は私の写真に「写り込み」がありまして、私のものを掲載します。
0814_5nitinitisou2
カメムシが写っていました。
ムラサキシラホシカメムシかマルシラホシカメムシです。
ムラサキシラホシカメムシかなという気もしますが、ちゃんと見たわけではないし、確定できません。
でもまあ、前の記事で書いたように、意図しない虫が写るんですよね。トホ。

キキョウ+

0814_3kikyou1 2018.8.14
これは妻の成果。
白いキキョウに黒い点。
0814_3kikyou2
クロウリハムシなのです。まあ、それはウリ科じゃないでしょうに。
ところで、よく見たら、花の右の向こう側にセミの抜け殻が写っています。
我が家ではかなりの頻度でこういうことが起こる。
何か撮りたいものがあって、そこに意識を集中しているのでそれ以外が見えていない。
後からPC画面で見ると、意図しないものが一緒に写っている。昆虫が多い。
我が家の庭の昆虫密度が高い、ということですね。
虫と共に生きる。{爺さんギャグ「ムシムシとした生活じゃ」}

アオスジアゲハ

0813_35aosuji 2018.8.13
アオスジアゲハの蛹です。黒くなりました、これ、内部の翅が透けて見えるようになったのです。
羽化が間近い、というサイン。
蛹の両脇が白いですね、これは上からティッシュペーパーを垂らしてあるのです。
アオスジアゲハは羽化直後に歩いてしまう。足場が悪いと滑り落ちて翅が展ばせなくなってしまいます。
こんな悲しいことはない。で、予め足場を作ってやります。

0814_1aosuji1 8.14
羽化して、翅を展開して、もう出るよ、といっています。
右上に蛹の脱け殻があります。無事羽化終了。よかった。
0814_1aosuji2
ケースのふたを開けて外へ出してやったら、しばらくそばの花につかまって、最終的に体を乾かして、飛んでいきました。
アオスジアゲハは寄生も多いし、羽化失敗も多い。飼育者としては気を使うことの多いチョウですが、この青い三角形の美しさは何ともいえません。飛び方がまた鋭角的で、しびれるんですよね。

https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/tokyo_olypara_ota/blue_p/blue-triangle-project.html

区の木「クスノキ」を食草とするアオスジアゲハは、外国人にも人気の高いアゲハチョウの仲間であり、オーストラリアでは「ブルートライアングル」と呼ばれています。区民のみなさまの憩いの場である空港臨海部の自然環境のシンボルとして、また東京2020大会を機に「国際都市おおた」を訪れるみなさまへのおもてなしのシンボルとして、アオスジアゲハをはじめとしたアゲハチョウが飛び交う豊かな環境の創出と保全に努めます。
「蝶の舞う美しいまち おおた」のまちづくりに区民のみなさまもご参加いただけるよう、今後活動を広げていきたいと思います。

カタツムリ

0813_34katatumuri 2018.8.13
ブドウを収穫しまして。ザルに入れてざっと水洗いして、傷んで食べられないものを取り除き、多少酸っぱかろうが何だろうが食べ始めたのですが。先客がいました。
小さなカタツムリ。あぶないアブナイ、うっかりしたら食べちゃうところだった、と妻と笑って外に逃がしました。

大触覚と小触覚がきれいに写りました。
ところで、カタツムリの眼の引っ込め方って知ってますか?
眼の柄を短くする、という感じではないんですね。内側から引き込まれていくのです。
たとえて言えば、ソックスの中に手を突っ込んで、内側からソックスの先端をつまみます。そうして、ソックスを裏返すように先端を中へ引き込みます。この動きなんですよ。眼の引き込みは。
ですから、眼が出てくるときは、柄が伸び最後に目玉が出てきます。
つのだせ、やりだせ、は触角を出せ、最後に、めだま出せ、となるのは当然。
「やり」という言葉に引かれて、「恋矢」のことだろうという話もありますけど。
子どもがカタツムリで遊んでいて、カタツムリの交尾なんて見ますか?むりでしょ。
カタツムリをつっついて遊んで、目玉が最後に出てくるのを面白がる、というほうが自然なことだと私は考えます。

↓参考
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20150313/439113/
カタツムリの「恋の矢」が相手の寿命短縮、東北大
子孫を残してくれるパートナーを傷つけるのはなぜ?
2015.03.16

アサガオ

0813_29asagao 2018.8.13
ベランダの雨戸の前で咲くようにしてあります。
夏場、日光が部屋に直射して熱を運び込むのを嫌って、3枚の雨戸のうち2枚しか開けてないものですから、こういう画像になります。
毎朝の楽しみの場でもあります。気温が下がってくると花がもつ時間も長くなるでしょうが、まだ早朝しか見られません。

飛んで火にいる夏の虫

前の記事中の引用でアオドウガネが「灯火にもよく飛んでくる」という記述がありました。
また朝日新聞1面の連載で「しつもん!ドラえもん」というのがあるのですが、8/4の「なつのことば編」というのに
「飛んで火にいる夏の虫」が載っていました。

 みずから進んで災いに関わってしまうことをさすんだ。夏の虫が明るさに誘われて火の中に飛びこんでしまう様子にたとえているよ。

まあね、「明るさに誘われて火の中に飛び込んでしまう」というのは、出来事としてはそうではあるのですが・・・。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AC
ヒトリガ(火取蛾、燈取蛾、灯取蛾、火盗蛾、灯盗蛾) Arctia caja はチョウ目ヒトリガ科に属すガの一種である。

成虫は他の多くのガ同様夜行性であり、光源の周囲を渦を描くように飛びまわる走光性を持つ。この習性は特に本種に限ったものではなく、他のガや昆虫で普遍的に見られるのだが、特に本種において目立つ。光源がたき火など直火の場合、最終的にはに火に飛び込んで自ら焼け死ぬ結果となり、和名のヒトリガもここに由来する。また自らを滅ぼすような禍の中に進んで身を投じたり、みすみす敵の餌食になる行為を指す飛んで火に入る夏の虫ということわざも、本種のようなガが見せるこうした習性から生まれたものである。

ここでは「光源の周囲を渦を描くように飛びまわる走光性」「他のガや昆虫で普遍的に見られる」「最終的にはに火に飛び込んで自ら焼け死ぬ結果」と記述しています。

私のブログで10年ほど前に書いたことがあるのですが、この習性は「火(光源)に向かって飛んで来る」のではなく、「光源を見込む角度を一定に保つと螺旋を描いて光源に向かうことになる」という出来事なのです。
下にリンクを貼りますが、そこで私はこう書きました。

おそらく、月夜に飛ぶ時に、月を見込む角度が一定であるように飛べば水平に飛べるのです。カブトムシなどもきっとそうでしょう。
地上でいくら飛んでも、月の角度が変わるわけじゃないですからね。

月は事実上無限遠にありますので、月を見込む角度を一定に保って飛行すれば昆虫は一定の高度で水平飛行ができるわけです。
見晴らしのよい地域を走る列車から外を見ていると、近景はどんどん後ろに飛び去りますが、遠景はまるで自分についてくるように見える。これと同じことです。
もし、夜間に地上に明るい光源があれば、昆虫はそれに対して見込む角度を一定に保って飛ぼうとするでしょう。そうすると地上の光源は無限遠じゃないですから、その光源に向かう等角螺旋を描いて光源に近づいてしまうのです。

詳しくは↓下のリンク先をお読みください。プログラムで曲線を描いてあります。どうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_b0d1.html
2008年8月28日 (木) 巻き貝シミュレーション
「対数ラセン」(「等角ラセン」)

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_9af9.html
2008年8月28日 (木) 等角ラセン

蛾の飛跡がこの曲線になるのですね。
蛾は、灯火を見込む角度を一定に保ちながら飛行するのです。そうすると自然にこのラセンを描くことになります。
別な言い方をすると
ラセンの中心から直線を引き、ラセンと交わった点で接線を引きます。すると、曲線上のどこであっても、中心からの線と、接線のなす角度が一定なのです。
ですから「等角」ラセンなのですね。
蛾の場合、別に灯火に飛び込むことが本来の目的で、灯火を見込む角度が一定の飛び方をするのではないでしょう。
おそらく、月夜に飛ぶ時に、月を見込む角度が一定であるように飛べば水平に飛べるのです。カブトムシなどもきっとそうでしょう。
地上でいくら飛んでも、月の角度が変わるわけじゃないですからね。
そういう性質があだとなって、人間が火を灯すと、そこへ飛び込んでしまわざるを得なかったのでしょう。かわいそうなことです。
「飛んで火に入る夏の虫」というのはみんな等角ラセンを描くのだと思います。

★「飛んで火にいる夏の虫」というと、速水御舟の「炎舞」という絵が有名ですね。
山種美術館にあります。高校生の頃、都内のいろんな美術館・博物館に行きましたが、山種美術館も行ったことがあります。落ち着いた雰囲気の素敵な美術館でしたね。

http://www.yamatane-museum.jp/collection/collection.html

作者  速水御舟
作品名 『炎舞』 重要文化財
制作年 1925(大正14)

[作品解説]
《炎舞》は昭和52(1977)年に重要文化財に指定され、御舟の最高傑作として、また近代日本画史上における傑作としても評価の高い作品である。
作品の制作にあたっては、大正14(1925)年の7月から9月にかけて約3ヶ月間家族と共に滞在した軽井沢での取材をもとにしている。毎晩、焚き火をたき、そこに群がる蛾を写生したり、採集した蛾を室内で写生したという。蛾に関しては克明な写生がいまも残されている。

美術作品に難癖をつけてはいけないでしょうけれど、「採集した蛾を室内で写生した」とありますが、絵の中の蛾は、翅を広げた状態で写生した蛾ばかりですね。生きたい、でも本能としては火に近づかざるを得ない、その葛藤の中で激しくはばたく苦悩の切迫感は私には感じられません。炎との関係の「妖しさ」が人の心を惹くのでしょうけれど。

アオドウガネ

0813_27aodougane 2018.8.13
アジサイ・フェアリーアイに2匹もいました。

私はこういうところを見ると、別のものを食いなよね、と放り投げてしまいます。

子どもの頃:カナブンやアオドウガネなどを見つけると、つかまえて思い切り道路に投げつけたものです。「投げる」という動作が下手だと路面に激突する前に翅を開いて飛び去りますが、小学校高学年男子くらいともなると、そういう暇を与えない。虫は路面に激突して死にます。今から思えば残酷ですし、親が許してはくれないでしょうね。
昆虫の能力と自分の肩の能力の「たたかい」という側面もありました。そういう世代の爺さんです。

http://www.insects.jp/kon-koganeaodougane.htm
甲虫目>カブトムシ亜目>コガネムシ科>スジコガネ亜科>アオドウガネ

鈍い光沢がある緑色のコガネムシ。腹部端には長い毛がはえている。
成虫は、いろいろな植物の葉を食害する。灯火にもよく飛んでくる。幼虫は、地中で植物の根などを食べて育つ。

ユキノシタ

↓下の記事で
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-064e.html
2018年8月13日 (月) ユキノシタ

「7月29日付の写真:ユキノシタがほとんどすべて枯れました。」
と書きましたが、
0813_26yukinosita 2018.8.13
新しい葉がわっと出始めました。毛が目立ちますね。葉が大きくなるとこんなには目立たなくなりますが。
思っていたより早く、次世代へ動き始めました。

ホオズキカメムシ

0813_24hoozukikamemusi1 2018.8.13
動きが鈍いようでしたので、じっくりと背面を撮影。
ほとんど標本みたいな写真になっていますので、これは信用していただいて大丈夫。
0813_24hoozukikamemusi2
ついでに真横からも撮らせてもらいました。
茎に口を刺そうとしているようにも見えます。

さて、こういう風に撮ると地味なカメムシなのですが。
実は、翅を開いて腹部背面が見えると、びっくりしますよ。
赤いんです。
↓私もちゃんと撮影できたのは1回だけかな。是非ご覧ください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-a961.html
2011年5月11日 (水) ホオズキカメムシ

なんとかもう一回、きれいに撮りたいとは思いますが、目の前のカメムシを突っついて、翅を
開いてよ、とも言えないし。チャンスに恵まれません。

2018年8月24日 (金)

マツバボタン

0813_22matubabotan 2018.8.13

今年はずいぶん頑張るなぁ。うれしい。
真っ赤な球が見えて、色の濃いつぼみか?とよく見ると、終わった花のことがあります。花が終わってクシュっと縮こまると、色が濃くなって、真っ赤な球になるんですね。これがまたきれいでなのです。

足元がにぎやかで楽しい散歩になります。

ヒャクニチソウ

0813_20hyakunitisou1 2018.8.13
これ、影との対比で撮影しました。
朝の低い陽射しでこんな具合。
0813_20hyakunitisou2
これも。
0813_20hyakunitisou3
赤ん坊という気分。

0814_6hyakunitisou1 8.14
翌14日にはほぼ完全に開花。
0814_6hyakunitisou2

これ、もうちょい。
0814_6hyakunitisou3
成長中。

一つの花が100日咲くわけではなく、花期が長く、次々と咲き続ける、ということですね。
これから長く楽しめます。
園芸的には「ジニア」という属名で呼ばれるようですね。

http://www.hana300.com/hyakun.html

・学名
  Zinnia elegans
   Zinnia : ヒャクニチソウ属
   elegans : 優美な、上品な
 Zinnia(ジニア)は、18世紀のドイツの植物学者、「Zinn さん」の名前にちなむ。

「季節の花300」というサイトでは、学名の解説などがありまして、なるほどと思わせられることが多い。多用させていただいております。

コバチの仲間かな?

0813_18kobati 2018.8.13
コバチの仲間かなと思ったんです。
0813_18kobati2
一瞬こっちを向いて飛び去った。
顔面が黄色いのか。
花粉がついているというわけではなさそうですが。

鮮明な写真が撮れなかったことが悔しい。
コバチの仲間で顔面が黄色いというのは、知らないしなぁ。

なんだろ?ツチスガリか?ツチスガリにある腹の黄色い帯、はないようでけどなぁ。
またしてもお手上げなのでした。

{注:コバチさんが開発した体操の鉄棒の技じゃありません}

ヘクソカズラ

0813_17hekusokazura 2018.8.13
つぼみ、花、実と、そろっていました。
実はこれから熟していきます。

↓参考
https://www.u-gakugei.ac.jp/~planttgu/dokodemo/pc/069.htm

・・・
●べっこう色に輝く実が、鞠のような塊になって幾つも付くつる性の植物で 金網や樹木に絡み付いて成長します。実の形が美しいのでリース飾りにも使 われることもあります。ところが、名前がよくない。 「屁糞蔓」。 ダブルで臭う! 実際、葉が青々している頃、葉や茎を揉んでみると、嫌な匂いがします。
・・・
●ヘクソカズラの葉を揉むと、組織が壊れ、酵素の働きで悪臭を放つ物質ができます。これはメルカプタンといって、人間の体内でも生成され、おならや便の臭いの原因物質となっています。また、悪臭を放つことで有名なスカンクの臭いの元も、このメルカプタンです。

●ヘクソカズラの場合、メルカプタンは細胞の中では他の物質と結合することで臭わない物質になっていますが、細胞が傷つくとこの結合が切れ、揮発性のメルカプタンが生じるのです。このため、虫が葉を噛んだ途端に悪臭が発生し、それを嫌って虫は逃げていくのです。ヘクソカズラにとっては、これはもう究極の食害防御策ですね。
・・・

私もこの間、葉を指先でつぶしてみましたが、さして臭くなかったなぁ。鈍感なだけかな。
この植物はこの匂い、とそのまま受け入れてしまうところがありますからね私には。そのせいかな。
化学科出身ですから、まぁ、いろんな匂いを嗅いできましたし。

トビモンオオエダシャク

0813_12tobimonooedashaku 2018.8.13
なんだか妙に可愛らしくないですか?
上から見おろされちゃっているなぁ。何か御用ですか?と。

0814_8tobimonooedashaku1 8.14
翌日は位置が少し変化していました。
単眼が写っています。シャクトリムシの単眼なんて見るのは初めてだ。
アゲハなどは飼育していますから間近に見ますから単眼もよく知っていますけど。

それにしても、いつまでこの辺にいるんだろう?いつ蛹になるんだ?
分からないまま、今日はまだいるかい?と見上げる日々です。

フヨウにて

0813_9huyou1 2018.8.13
上の方で咲くフヨウの花。
何気なく撮影しましたが、PC画面で見たら左の花の陰にチョウが隠れている。
0813_9huyou2
イチモンジセセリですね。頭隠して尻隠さず。翅の紋があれば何とか判定できます。
蕊の陰で蜜を吸っているのでしょう。

ヘリカメムシ科の・・・

ハリカメムシか、ホソハリカメムシか。
判断がつかないのです。タスケテ。
0813_8kamemusi1 2018.8.13
ヤノネボンテンカの葉の上です。
0813_8kamemusi2
小型であるという感じはします。ホソハリカメムシかなぁ。

↓尊敬する著者のブログから
https://plaza.rakuten.co.jp/wolffia/diary/200808090000/

・・・
 ハリカメムシはヘリカメムシ科に属し、ヒメハリカメムシやホソハリカメムシとよく似ている。しかし、ヒメハリカメムシは8mm以下と小型で、触角第1節が頭幅とほぼ同じ(短い)なので容易に区別が付く。ホソハリカメムシはハリカメムシによく似ているが、やや小さく、且つ、ハリカメムシよりも細長くて、肩の棘がより水平方向を向いている。また、ハリカメムシには触角第1節の外側に細い黒条があるが、ホソハリカメムシはこれを欠く。

ヘリカメムシ科には、ハリカメムシ、ホソハリカメムシ、ヒメハリカメムシが所属するが、「ヘリカメムシ」と言うカメムシは居ない。また、ホソヘリカメムシ科にはホソヘリカメムシが居るが、ヒメヘリカメムシ科にはヒメヘリカメムシ」の和名を持つカメムシは居ない。アカヘリカメムシはヘリカメムシ科ではなく、ヒメヘリカメムシ科に属し、この科にはアカヒメヘリカメムシと言うのも居る・・・。

 カメムシの和名は、もう少し整理が出来ないものだろうか。何時も頭がこんがらがって、図鑑で名称を一々確認しないと安心が出来ない。
・・・

私ごときに太刀打ちできる相手ではないようです。

アブラムシなど

0813_7aburamusi1 2018.8.13
キョウチクトウの葉の裏。
右上にアリとアブラムシ。左下にツマグロオオヨコバイの幼虫。
この2つが焦点面に入っていて、その面より手前に出ている葉の裏にはぼやけていますが更にツマグロオオヨコバイの幼虫が2匹います。ヒトにとってはキョウチクトウは有毒植物ですが、これらの昆虫には毒として働かないのでしょうか、にぎわっていました。あるいは有毒成分を解毒する能力を獲得して、生息範囲を広げてきた、ということかな。
0813_7aburamusi2
アリとアブラムシ。アリの顎は強力ですから、アブラムシを噛んだりしたら簡単に殺せるでしょうが、甘い汁をもらうために優しく刺激しているのでしょう。
羽化中のセミなどは、アリに狙われたらまずやられてしまうほどの攻撃性もあるんですけどね。

ヤマトシジミ

0813_6yamatosijimi 2018.8.13
アサガオの葉で休息中。
ヤマトシジミの幼虫の食草はカタバミの仲間なら何でもいいのかと思っていたら。
↓Wikiによりますと
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88%E3%82%B7%E3%82%B8%E3%83%9F_(%E8%9D%B6)

・・・
外来種であるムラサキカタバミやイモカタバミでは育たないが・・・

あら、ムラサキカタバミは我が家にも結構あります、花が素敵だし。
ですが、あれは食べられないのか。味が違うんだ。チョウの味覚ってシビアなものですね。

ゼフィランサス

0813_4zephyranthes1 2018.8.13
庭のゼフィランサス。ベランダの鉢の株より色が淡い。
日当たりのせいか、そもそも株の性質の違いか。
わかりませんけど、いろいろあるわね。
0813_4zephyranthes2
つぼみが追走しています。

2018年8月23日 (木)

オンブバッタ

0812_23onbubatta 2018.8.12
ハイビスカスの葉の上。この穴はこのオンブバッタの仕業でしょう、ほぼ確実に。
葉の面を削るようにかじって、穴を開けてしまった。
シソ科の葉が好物なのですが、何でも食べます。シソの香の風味がないけど、まあいいさ、っと。

この場合、体から張り出した脚が4本ですが、後脚を体にぴったりくっつけていて、見えにくくなっているだけです。

0813_10onbubatta8.13
まただ。ハイビスカスの葉の上。
現在進行形で穴あけ作業に熱中しています。偽瞳孔が見えまして「見たなぁ~」と言っているようですね。

ツマグロヒョウモン

0812_20tumagurohyoumon1 2018.8.12
1mくらい先のキバナコスモスの花に来ていました。ツマグロヒョウモンのオスです。
くるくると向きを変えながら口を伸ばします。口の先端で探っているのでしょう。

0812_20tumagurohyoumon2

ちょうどこちらを向いて、まっ平らになってしまいました。
これはこれで面白い。
脚を2対4本しか使っていません。シオカラトンボやオオシオカラトンボでも見られるとまり方。
歩くときには6本脚で「3点確保」しながら歩くと、地面の凸凹などに対応しやすいのでしょうけれど。つかまるだけなら4本で十分ということかな。
おいしそうです。
また、毛がふさふさしている感じもわかりますね。

ヤノネボンテンカ

0812_19yanonebontenka1 2018.8.12
裏側から。
0812_19yanonebontenka2
表側から。
ずいぶん表情が違いますでしょ。
赤い脈が見えると見えないの違いなのですけど。

★まるっきり別件。
Eテレ「にほんごであそぼ」を見ていたら、おおたか静流さんのコスチュームがヤノネボンテンカ風で楽しかった。
白いスカートに赤い筋が走っていた、というだけのことなんですけど。
まさかヤノネボンテンカ風デザインなんかじゃないですけど。
私のイメージが飛び回りました。

イチモンジセセリ

0812_16itimonjiseseri 2018.8.12
何かね、妙に腹端部を葉に押し付けているような気がして、撮影したものです。
もちろんこれはネコジャラシなどイネ科の葉ではありませんから産卵するわけはないのですが。
どうしてかな、腹端部を押し付けていたな。
ま、虫には虫の都合もあるのでしょう、失礼しました。

モンシロチョウ

0812_15monsirotyou 2018.8.12
デュランタの蜜を吸っています。
きれいな個体でした。羽化後の経過時間がそう長くないのではないか。
デュランタは揺れやすくて撮影が難しいことも多いのですが、きれいに撮れてうれしかった。

0813_14monsirotyou 8.13
デュランタから遠くはないアジサイ・スミダノハナビの葉の上。
暑さを避けて、散歩を朝にしていますが、この時間帯だと、昆虫たちはまだ活動状態に入っていないようです。といって、昼は昼で、昆虫にとっても暑すぎるようで、木陰にいるのでしょう、あまり姿を見ない。もう少し気温が下がってきたら、昆虫も私も元気になります。

クロウリハムシ

0812_11kurourihamusi 2018.8.12
今、我が家周辺にはウリの仲間の植物がないのではないかな。ここはウリ科の葉じゃないよ。
クロウリハムシは飛翔が結構上手でして、ふわっとゆっくり着地点を探しながら飛んでいきます。
直線的な飛行ではない。この時も、私の後ろから左側をぬけて私の前の葉へとゆっくり回り込んで静かに着地。
ということで、撮りたくなった次第です。
まっすぐ飛んでぶつかるように着地する昆虫もいるからなぁ。

オオスカシバ

0812_9oosukasiba1 2018.8.12
ランタナの花でホバリングしながら蜜を吸うオオスカシバ。
すでに何度も書いていますが、オオスカシバは、体は空中に浮かせて、前脚を花にかけて蜜をすいます。
ホシホウジャクというスズメガの仲間は、完全に体全体を浮かせて脚をつけることもなく口吻だけを伸ばして蜜を吸います。
面白い相違ですね。
0812_9oosukasiba2
口吻の先に花粉がついているようです。花粉を媒介してくれるでしょうか。
ランタナの前での写真はここまで。
0812_22oosukasiba
道路に出て、門の前の花など撮影していたら、目の前にオオスカシバが飛んできて、ゆっくりと門をくぐって行きました。別に「おじゃましま~す」とも言わなかったけど。
この個体とランタナの前で見かけた個体と、同一かどうかはわかりませんが、何となくそんな気もします。

フヨウ

0812_8huyou 2018.8.12
なんだかテルテル坊主のような、面白い恰好をしていたので一枚。
もう大分熟した実です。乾燥して弾けて種子をまくでしょう。
花の勢いは落ちたとはいえ、咲き続けています。

ドウガネブイブイ

0812_7douganebuibui1 2018.8.12
玄関ドアに貼り付いていました。
0812_7douganebuibui2
近づいたり、ドアを開閉しても、気にせずくっついていました。
木のドアを食べられるわけでもなし、休憩中でしたか。
この「ブイブイ」ってなんだろなぁ、と思っていたのですが。

ぶい‐ぶい
①物を言いたてるさま。特に、不平や小言をうるさく言うさま。ぶうぶう。浮世風呂[4]「常に―地口をいふ人も」
②人にうるさがられ、きらわれる者。多く侠客、無頼の徒にいう。浄瑠璃、女殺油地獄「何さ、―ども、人おどしの腕かいなに色々の彫物して」
広辞苑第六版より引用

この「ぶいぶい」ではなさそうですよね。
漢字で書くと「銅鉦蚉蚉」。この妙な「蚉」という字の音読みが「ぶん」なのです。
https://www.weblio.jp/content/%E8%9A%89


    画数:10
    音読み:ブン
    訓読み:か

この「か」って「蚊」のことかな。「蚊」も「虫と文」。
「蚉」も「虫と文」ですね。きっとそうなのでしょう。蚊もブンブン飛ぶから「文文とぶ虫」なんだろうなぁ。
ドウガネブイブイもきっと「銅鉦」色で、大きな「ブンブン」いう羽音を立てる「虫」で「銅鉦蚉蚉」なのだろうと想像をたくましくします。
「鉦」は「つりがね=鐘」ではなく、「手に持って叩くような小さなかね=鉦」です。
カネタタキという昆虫も「鉦叩き」です。

https://kotobank.jp/word/%E9%8A%85%E9%89%A6%E8%9A%89%E8%9A%89-579769

銅鉦蚉蚉(読み)ドウガネブイブイ
デジタル大辞泉の解説
どうがね‐ぶいぶい【銅×鉦×蚉×蚉】
コガネムシ科の昆虫。中形のコガネムシで、体色は鈍い光沢のある銅色。夏、灯火に集まる。果樹などの葉を食ベ、幼虫は土中で生活し、植物の根を食害する。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説
どうがねぶいぶい【銅鉦蚉蚉】
コガネムシ科の甲虫。体長約22ミリメートル。暗い銅色の光沢がある。成虫は夏に出現し、クリやナシなどの果樹の葉を食害する。幼虫は植物の根を食う。日本各地のほかアジア北部に分布する。

https://kotobank.jp/word/%E9%87%91%E8%9A%89-465158

金蚉(読み)カナブン
デジタル大辞泉の解説
かな‐ぶん【金×蚉】
コガネムシ科の昆虫。体長約2.5センチ、体は楕円形で平たく、銅色・緑色・赤銅色などで光沢がある。日中に飛び、クヌギなどの樹液や腐った果実に集まる。日本・中国・朝鮮半島に分布。かなぶんぶん。かねぶうぶう。《季 夏》

台風の記憶

長く生きておりますから、いろいろな台風に遭遇してきたのですが、ちょっぴり記憶をたどってみました。
1954t15touyamaru
洞爺丸台風(1954年の台風15号)の経路図です。
私は6歳。小学校に上がる前の年ですね。
当時、一家4人で、二階の八畳一間に生活していたのですが、台風の強風で、鴨居の上の壁の三尺四方が吹きとばされました。
その時父はいなくて、母と兄が二人でベニヤ板をノコギリで切って応急的にふさいだのでした。6歳の私はただ見守るだけ。怖かったなぁ。屋根が持ち上げられて吹っ飛ばされるんじゃないか、などとドキドキしましたっけ。
この当時の情報源は真空管ラジオだけ。後になって、青函連絡船の遭難を知ったのでした。

1959t15isewan
これは伊勢湾台風(1959年の台風15号)。当時の私は11歳。小学校5年生ですか。
伊勢湾のすぐ西側を通過していますね。台風の中心近くの風+台風の進む速さでものすごい風が吹き寄せ、開いた湾口部から奥へ水を送り込んだのです。10m/s=36km/hですから、台風が例えば時速40kmくらいで進めば、進路の東側ではそのくらいの風速が増すわけですね。
当時、家には白黒テレビがあったのではないかな。当時の皇太子のご成婚パレードというのが1959年4月10日。このテレビ中継を見たい、というのが日本でのテレビの普及に一役買ったはずです。我が家もブームにのってテレビを買ったのだった、とあいまいな記憶があります。(東京オリンピックがカラーテレビの普及を促した、というのも覚えています。)
さて、伊勢湾台風の通過後、テレビで被災地の状況が放映されたのだったと思います。台風の「吹き寄せ効果」というものの物凄さを目の当たりにして、驚いた記憶があるのです。

↓参考
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/help/storm-surge.html.ja

2. 伊勢湾台風の高潮災害
 近年の記録に残る限りでは、日本で過去最大の高潮災害を引き起こしたのが伊勢湾台風です。そもそも伊勢湾台風は、最近100年間に日本本土に上陸した台風の中でも最大級の台風でした。加えて台風は伊勢湾の西側を高速に進むというコースをとったために、伊勢湾に対する吹き寄せ効果として最悪のパターンとなり、南からの暴風(例えば名古屋地方気象台)によって伊勢湾には大量の海水が流れ込むことになりました。これによって、名古屋港では潮位偏差が最大3.55m、潮位も最大3.89mに達しました。またこれに加えて高さ2m程度の高波が伊勢湾沿岸を襲ったため、伊勢湾沿岸の堤防は次々と崩壊し、海水が陸地にどっと流れ込むことになりました。

2016t10 2016T10
最後は、2016年の台風10号。
一昨年ですが、これも妙な動きをしましたよね。
迷走した挙句に東北へ上陸した。
↓当時の新聞から
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFK29H68_Z20C16A8000000/
日本経済新聞

台風10号、30日上陸へ 東北は猛烈な雨警戒
 ・・・
気象庁によると、台風10号が東北の太平洋側に直接上陸すれば、1951年の統計開始以来、初めてとなる。
 ・・・

↓ただ、統計期間が違うと1913年に東北に直接上陸した台風があるとか。
https://news.yahoo.co.jp/byline/nyomurayo/20160829-00061605/

★今年は台風の発生のペースが速いんじゃないか。
大きな災害になりませんように。自分自身も注意したいと思います。

↓台風経路図の入手方法は下の記事で書きましたので、ご利用ください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-f736.html
2018年8月13日 (月) 台風13号経路図

2018年8月22日 (水)

台風12号の経路について

2018t12
★↑台風12号が複雑な動きをしました。発生から消滅までの経路図です。「1812」というのは「2018年の12号」という意味です。東から西へ進んだり、ぐるっと回ったり。
で、それについて何か書きたいなと思ったんです。
ぐるっと回ったあたりでは「寒冷渦」という普段聞きなれない言葉も今回頻出しましたのでそれについても何か書けたらいいな、と。
反時計回りの寒冷渦と反時計回りの台風とが「からんだ」となれば、藤原の効果についても触れな蹴ればならないだろうな、と。
で、準備しながらなかなか進まなかったのです。話の素材はある。話が一つにまとまらない。
「授業を作る」というのもそんなものなんですよ。教科書があれば授業ができるわけではないのでして、自分の中できちんとまとまらなければ話すことなんかできはしない。

さて、今回の準備状況はこんな感じ。
★↓過去の「迷走」台風の話があります。
http://weathernews.jp/s/topics/201608/240045/
迷走台風10号 過去の複雑な動きの台風をピックアップ
【例1】1955年の台風9号
【例2】1978年の台風6号
【例3】1968年の台風7号

★寒冷渦について
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00004572-weather-soci

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%92%E5%86%B7%E4%BD%8E%E6%B0%97%E5%9C%A7

寒冷低気圧(かんれいていきあつ、英語:cold low)とは、周囲より相対的に温度の低い寒気からなる低気圧のこと。寒冷渦(かんれいうず)、偏西風から切り離されてできることから切離低気圧(せつりていきあつ、英語:cut off low、カットオフ低気圧、カットオフ・ロー)と呼ばれることもある。

ここでの「low」は「低気圧」のことです。

★↓藤原の効果について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E3%81%AE%E5%8A%B9%E6%9E%9C

藤原の効果(ふじわらのこうか、英: Fujiwhara Effect)または藤原効果(ふじわらこうか)とは、2つの熱帯低気圧が接近した場合、それらが干渉して通常とは異なる進路をとる現象のことである。

0730_13kanreiuzu
台風と寒冷渦が互いに相手を振り回しているところです。
これが「複雑な動き」というやつなんですね。
 

★↓大規模な流れと渦、というと黒潮の蛇行もおもいだされるなぁ。
黒潮の蛇行 渦
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/hakodate/knowledge/warm_and_cold_eddies.html
暖水渦・冷水渦とは

https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/review/2017/10/20171016_01.html
「黒潮の蛇行が発生する仕組みが分かってきた」

ということでして、素材は手元にある。うまく組み立てられない。
どういう風に組み立てようかと迷っていた、そんな中
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-c751.html
2018年8月16日 (木) オオイトヒキイワシ
↑この記事を書くために、JAMSTECのHPを見に行って、大発見!
「JAMSTECニュース:コラム」というところに、もう私の書きたかったことのすべてが、コンパクトに簡明に書かれていました。私が何か付け加えるべきことなど何にもない。

↓これです。ゼッタイ、読んでください。
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20180807/
JAMSTECニュース:コラム
【コラム】なぜ台風12号はかつてないルートで日本を襲ったのか?~熱帯起源の渦(台風)と高緯度起源の渦(寒冷渦)との相互作用~

大きくうねったジェット気流から寒冷渦が発生

 高度10-15 kmの中緯度帯を西から東に吹いている強い風(ジェット気流)によって、ジェット気流の極側の空気と赤道側の空気は分けられています。図1では高度約12 kmのジェット気流の極側の空気を寒色で赤道側の空気を暖色で色をつけています。
7月中旬は、北緯40-50度を吹いていたジェット気流(図1a)が、下旬になると日本付近で大きく南北に蛇行をしました(図1b)。7月24日にはジェット気流の極側の空気が北海道上空で大きく南に引き延ばされ(図1c)、25日にはジェット気流の南側に切り離されてしまいました(図1d)。この切り離された空気塊は「寒冷渦」と呼ばれ、今回の台風12号の行方を左右しました。台風12号は7月24日に日本の南海上で発生し、25日には寒冷渦の南東約2000 kmに存在していました。

寒冷渦~地上の天気図には現れないが注意が必要な渦

渦と渦の相互作用

 図2bをよく見ると、寒冷渦の端に台風12号が存在しているのがわかります。このように低気圧性の渦と渦が水平方向に近づくと、北半球では互いに互いの渦を反時計回りに回転させることがあります(図3)。これを渦と渦の相互作用と呼びます。特に台風同士の相互作用の場合は「藤原の効果」と呼ばれます。
報道などでは「動かない」寒冷渦の周りを台風がぐるりと反時計回りに回って日本列島を東から西へと台風が移動していくような解説を目にしましたが、実際には、このシミュレーション動画で見られるように、寒冷渦も台風の周りを反時計回りに移動していました

もう書くことなし。オワリ。
なのですけど。
実は私、小学生の頃に「渦と渦の相互作用」について、ここに書かれているようなことを、知っていたんですね。すごいでしょ。いえすごいのは岩波の科学映画。
↓その話は以前に書きましたのでリンクします。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-f0d3.html
2013年10月23日 (水) 藤原の効果

岩波の科学映画を見たのは小中学生の頃でしたが、私の理科教師としての基盤になりました。
ホンモノはすごい。中谷宇吉郎さんの一門が関わったはず。
NHKの「3チャンネル」時代。中谷宇吉郎さんの物理講座、千谷利三さんの化学講座、アメリカから来た「コンチネンタル・クラスルーム(大陸教室)」という物理講座とか。そういう、ものすごいハイレベルな科学番組があったのです。
核心を見てしまった、というのは強いことで、高校・大学と進んで、ああ、あれはこういうことだったのか、と理解が進んでいくという経験を重ねました。自分もそういう「10年後に効き目の出る」ような授業をやりたかったんです。先生があの時に教えてくれたのはこういう内容までを含んでいたのか、と後から効き目が出るような、ね。
現在、中高の教育に「成果主義」のようなものが流れ込んでいますが、教育の成果というものは、教育を受けた人の成長の中に結実するものです。目標を掲げて、達成度を測るなんて、教育ではありませんね。

オクラ

0812_6okra 2018.8.12
薄黄色がきれいに撮れました。
白っぽく写ってしまうことも多くて。
トロロアオイというのが、オクラと似た花を咲かせます。
オクラの実は粘りがある。
トロロアオイは根から採れる「ネリ」という粘液が和紙作りに使われますね。

アサガオ

0812_2asagao 2018.8.12
毎日コンスタントに咲いています。
0812_4asagao1
この撮り方、好きなんですよね。まるで光が湧きだしてくるような。
光の泉。
0812_4asagao2
光の杯、でもいいかな。飲み干してください。

収穫

0811_22budou 2018.8.11
酸っぱいのと甘いのと、「混交」ですね。
買ったものなら、酸っぱいのがあれば「はずれだ」と思いますが、自家産ですからね。
ウム、個性的でよい味だ、とか呟きながらみんな食べるのです。おいしいです。
0811_22minitomato
これは当たり外れなし。皮が分厚いといえばそうですが。
夫婦とも入れ歯なし、まだトマトの皮に負ける歯ではない。
私の場合「2・1・2・2 × 4 + 1 = 29」本、健在です。「+1」は一本だけの親不知。

ネコハグモ

0811_19nekohagumo1 2018.8.11
まだ幼体です。
0811_19nekohagumo2
空中に浮いたような格好になっています。
そういえば、このところササグモを見てないなぁ。
一番よくみているのはネコハグモですね。それとヒメグモか。
少し偏っているかな。暑さのせい?なんでもかんでも暑さのせいにすればいいってもんじゃないでしょう、かかしさん。ハイすみません。

イチモンジセセリ

0811_13itimonjiseseri1 2018.8.11
ブッドレアの花に来たイチモンジセセリ。
0811_13itimonjiseseri2
一つ先の花に口を伸ばしたり。
この丸い顔のせいでしょうか、なんだかすごくおいしそうに蜜を吸っている、と見えます。
0811_13itimonjiseseri3
次の瞬間、飛び去ったのですが、連写でもないのに、なだらかにぼやけたのではなく、段階的に写っていますね。不思議だ。

そうそう、妻が、ブッドレアってずいぶん香っているんだ、と申します。
そうなのか、と花の香りをかげば、ああ、この香りかぁ、と納得。
香り自体は知っていたのです。でも、ブッドレアから発される香りであることに気付いていなかった。うっかり者で。
いろんな花の香りが立ち込めてますからね。我が家は。
いわゆる「甘い香り」(スイートな香り)とはちょっと違う芳香なのです。特徴的なので、覚えれば忘れません。

0811_18itimonjiseseri1
今度はキバナコスモスで。
0811_18itimonjiseseri2
こういう花のときは、クルクル回って位置をかえながら蜜を吸うことが多い。
少し翅が傷んでいますが元気でした。

ちょっと思い出したこと:チョウが蜜を吸う時、口は細い管なので毛管現象で液体が上がってくるから「吸う」必要はないという記述を見ることがあります。でもねぇ、蜜は糖液、粘性が大きい。そんな液体が自然と毛管現象で上がってくることを期待していては時間がかかりすぎてどうしようもないでしょう。頭部にポンプ構造があって、「吸い上げる」のです。
蚊が人の血を吸うのにだってポンプで吸い上げているんですよ。チョウの口は長い。能動的に吸っているはずです。

シオカラトンボ

0811_11siokaratonbof1 2018.8.11
シオカラトンボのメスだと思います。
庭にいて、さて外へ出ようかと振り向いたら、地面にいました。トンボはよく「尖端」にとまりますが、この時はなぜか地面。
羽化後の経過時間が短かったのかな。どうしよう、通せんぼされちゃったな、と何分か周囲を丹念に眺めていて、ふっと体を動かしたら、ふわっと浮き上がって飛び去りました。飛翔力は十分にあったようです。朝で、まだ活動状態委になっていなかっただけかな。

カヤツリグサ

0811_10kayaturigusa 2018.8.11
カヤツリグサですね。子どもの頃の思い出もあって、妻はこの草が好き。
線香花火が弾けるみたいで楽しい、と申します。
カヤツリグサの「かや」は「萱」ではありません、「蚊帳」です。
蚊帳吊草なんですね。
最近はもう蚊帳を吊る、ということは日本では少なくなったのかな。
マラリア対策に蚊帳がある程度有効だ、という話は聞きますね。
カヤツリグサの茎を縦に裂いて、一人が茎の両端を持ち、もう一人が咲いた茎を横に開くと蚊帳のようになる、という草遊びにカヤツリグサの名前は由来します。
おもちゃも少ない時代、子どもは虫や草花で遊んだものなのです。今ではすたれてしまったかなぁ。

ニチニチソウ

0811_6nitinitisou 2018.8.11
ニチニチソウの色のバリエーション。
中心部が赤い花と、その赤い色が花弁全体に薄く広がった花。
0811_12nitinitisou_2
こうなるとピンクの花というべきでしょうね。
この花の上の方まで一緒に収めると
0811_12nitinitisou2
こうなります。
ルリマツリの色も入って、にぎやかでしょ。
ホウセンカの鉢がちょっと写っているのですが、まるで「木」のようにがっしり成長しているのですけど、花の兆候はまだありません。
0811_17nitinitisou1
線路柵下。赤い花。
0811_17nitinitisou2

バリエーションが増えて、足元がかなりにぎやかです。
一昨日かな、気温が低くて少し過ごしやすくなったら、保育園のお散歩が来ました。危険なほどの暑さでは散歩もできなかったことでしょう。幼い人が来るとなれば、ニチニチソウなんかはいいですね。低い位置で咲いてくれるので、見つけやすい。花に触ったり摘んだりして遊んでほしいですね。

0812_14nitinitisou 8.12
赤い花の咲き始め。ちょっと星形でかわいいでしょ。

ムクゲ&カマキリ

0811_4kamakiri1 2018.8.11
朝、雨戸を開けてベランダに出て、上から眺めていましたら、ムクゲの白い花が見えました。
ズームアップして花の後姿を撮ったつもり。
PC画面上で見ていたら、ん?昆虫の脚のパターンじゃない?
いかがでしょう?見えますか?
トリミングしてみますね。
0811_4kamakiri2
ハラビロカマキリかオオカマキリか。どっちかでしょう。
オオカマキリの可能性が少し高いかな。
全くの偶然で、こんな写真を得ました。不思議なものですね、カマキリファンの夫婦のために写ってくれましたかね。ありがとう。

2018年8月21日 (火)

フヨウ

0811_3huyou 2018.8.11
そろそろフヨウの花が終わりに近づいてきました。
大輪の美しい花をずいぶん長く楽しみました。
今度はスイフヨウの花の時期に移行するのかな、と見ています。

我が家にあるアオイ科の花というと
ハイビスカス、ムクゲ、フヨウ、スイフヨウ、タチアオイ、ゼニアオイ、ヤノネボンテンカ、オクラ
ずいぶんありますねぇ。
綿を栽培したことはないな。
いずれ劣らぬ豪華な花です。

アサガオ

0810_4asagao 2018.8.10
ちょっと花弁の折り畳みが伸びきっていないのか、これで十分開いているという花なのか。

0811_1asagao1 8.11
紫がかった花と
0811_1asagao2
青い花。やはり「折り畳み」問題はあるみたい。
この青い花では、折り畳みが少し残った状態が開花状態といっていいのかもしれません。

赤ちゃんゾウ

0810_8zou1 2018.8.10
Nスタから。生後4日のゾウだそうです。
おっぱいを飲もうとしています。
0810_8zou2
元気にお散歩。
市川ぞうの国です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%81%A9%E3%83%BB%E3%81%BF%E3%81%A1%E3%81%8A
まど・みちお

「ぞうさん」
・・・
『まど・みちお――「ぞうさん」の詩人』(河出書房新社)によれば、子ゾウが悪口を言われた時の歌である、と。他の動物から見たら、鼻が長い君はおかしい。しかし、子どものゾウは、しょげたり怒り返したりせず、「大好きなお母さんも長いのよ」と朗らかに切り返し、それを誇りにしている歌だという。

まどは「ぞうさん」について次のように語っている。
「『鼻が長い』と言われれば からかわれたと思うのが普通ですが、子ゾウは『お母さんだってそうよ』『お母さん大好き』と言える。素晴らしい」

「他の動物から見たら」というシチュエーションだというのですが。私はどうも、理解しづらいなぁ。
キリンの赤ちゃんに君は首が長い、とからかうんですか。
哺乳類って、時々だけど、種を超えて幼いものを受け入れる寛容性をもつことがありますよね。
ヒトの爺さんとしては「まあ、長いお鼻、素敵だねぇ」と声をかけてあげるのが、普通だろうしなぁ。
「そうなの、おかあさんも長いの、いっしょなの」と嬉しそうに誇らしげに答えるんでしょ。
私はこの歌をよくわかっておりません。

スイレン

0809_18suiren1 2018.8.9
上の方に、もう終わった赤い花。下の花との対比が美しい。
0809_18suiren2
これからまだ何日か咲きます。
この鉢にはヤゴがいる。妻が小さな網でせっせとボウフラを掬ってカの発生を抑えています。
殺虫剤が使えない家なものですから。

トカゲ

0809_16tokage1 2018.8.9
お腹が大きいと思うんですよ。
0809_16tokage2
ほらね。
これは卵を持ったメスだと思うのですが。

0816_7tokage 8.16
同じ個体かどうかはわかりませんが、ずいぶんお腹が大きい。もう産卵でしょうね。
トカゲはずいぶん見かけていますが、今年はカナヘビをあまり見ていません。
カナヘビのほうが写真は撮りやすいのですけど。

フウセンカズラ:2

北海道大学の生協で見つけた、と、お土産に頂きました。
0818_18huusenkazura1
アクリル樹脂に封入したフウセンカズラの種子。
商品名は「sola cube」。
フウセンカズラ 宙言葉:愛の証(Proof of love)だそうです。
アクリル樹脂に何かを封入する、というのはずいぶん昔からあります。私が小学生の上級学年の頃には学研の学年誌にも載っていた気がしますが。
今は製作キットが入手しやすいので、だれでも作れますよ。
0818_18huusenkazura2
横から見たところなのですが。屈折率が変化する「面」が2面あります。
おそらく、下半分近くの樹脂をまずほとんど固めて。
次に、薄く樹脂を入れ、半分硬貨したところで種子を並べ。
最後に、上まで樹脂を満たして硬めた。
ということだろうと想像します。
ところで、前の記事の写真を見ていただくと分かるのですが、ハート形の部分は白っぽいのです。
これをそのまま樹脂に封入すると、そこは空気層になってしまって、うまくいかないのではないかな。
おそらく、界面活性剤のアルコール溶液とか、アルコールそのものとか、何かの表面処理をして封入した結果が、今回の記事の種子の姿なのだと思います。
おそらく何か「コツ」というかノウハウがあるのでしょう。

フウセンカズラ:1

0809_15huusenkazura1 2018.8.9
フウセンカズラの実。今年の最初の茶色い実かな。
0809_15huusenkazura2
破ってみると例のハート形の模様がある種子。(モモレンジャーかも)
この種子、硬いですよ。硬い床に落とすと、面白いように跳ね上がります。
独楽をつくろうとしたら硬すぎて失敗したことがあります。(錐が全く刃が立たなかった。)
ま、ハート形を楽しんで、見終わったら種蒔きするのがいいでしょう。

セミ

0809_14semi1 2018.8.9
目の高さより少し高い位置でアブラゼミが鳴く。
この幹を上へたどると
0809_14semi2
ミンミンゼミが鳴く。
にぎやかでしたねぇ。至近距離で聞くセミの声は耳に痛いくらい。
日の出が遅くなってきましたので、セミの鳴き始めも遅くなってきました。
気温が下がるとツクツクホーシが優勢になるかな。
季節が移り始めています。

先週、17日は全国の観測点で1カ所も猛暑日を観測しなかったそうです。40日ぶりだったとか。

移動性高気圧が走るようになるのは、南の太平洋高気圧の圧倒的な力が弱まってきた証拠。
このところ暑さが一息ついていますが、まだ「残暑」が終わったわけではない。ご注意ください。

コオロギが鳴き始めていますし、カネタタキの声も聞こえ始めましたよ。

ヤノネボンテンカ

0809_13yanonebontenka1 2018.8.9
この日外へ出てみたら、わぁ、ナンダコレナンダコレ、になってしまった。
インターホンを押して妻を呼び出して、妻と二人で、ナンダコレナンダコレ、どうしちゃったんでしょう?とひとしきり騒ぎまくりました。
花が100は優に超えていますよ。
0809_13yanonebontenka2
反対側からも。
0809_13yanonebontenka3
妻もこういうアングルが好きになりまして、パチリ。
咲き誇るヤノネボンテンカと電車。

その後もヤノネボンテンカの花は咲き続けているのですが、この日ほどの数が咲き誇ることはありません。
これがピークでした。すごい姿を見ました。
いやあ、それにしてもすごかったなぁ。

ランタナ

0809_9lantana 2018.8.9
今年はランタナの木の上の方が枯れて、下部が元気。で。横に広がってきまして。
さすがに歩きにくくなってしまった。妻が横に広がった部分を少し刈り込みました、そうすると今度は上へ伸び始めた。
生命力旺盛ですね。再び背の高い木になってきました。
花も一杯。いろんなチョウが来ています。

2018年8月20日 (月)

セミの抜け殻

0809_7nukegara 2018.8.9
ちょっと遠くて近づけず、このアングルしかありませんでした。
アブラゼミじゃないようですが。ミンミンかオーシかだ、アブラじゃねぇな(昔の子どもの呼び方で)。
よく見ると、口の針の脱け殻が見えているようです。普段あまり意識しませんが。
しかしまあ、細かい毛までみごとに脱ぐものですね。感心します。

ホタルブクロ&ザクロ

0809_2hotarubukuro1 2018.8.9
いろいろごちゃまぜでして。なぜかザクロの鉢にホタルブクロが同居していて、時期外れに小型の花を咲かせました。
ことしは時期外れの花というのが多い気がします。天候のせいでしょうか。
0809_2hotarubukuro2
写真では判断しづらいですが、通常より小型でかわいい花です。
0809_2hotarubukuro3
妻のアングル。私には無理。
0809_3zakuro
ザクロの方はこういう状態。
小さい実ですが、そのうち食べます。

キキョウ

0808_6kikyou 2018.8.8
ここでも濡れながら咲く花が。

写真右下にオジギソウの葉が写っていますが、この葉の上では水滴が真ん丸。葉の表面に微細な毛があって水をはじくようです。

0809_6kikyou1 8.9
この花はメシベの時期に入りました。
0809_6kikyou2
そして次が控えています。
時の流れというものはこういうものなのですね。

ハイビスカス

0808_1hibiscus1 2018.8.8
これまたちょっと時期を外したか。
雨戸を開けた位置からは後姿しか撮れませんでした。
足元はプランターがあったりして、またぐということのできない私には接近不可能。
で↓妻に撮ってもらいました。
0808_1hibiscus2
背景にはアスパラガスの細い葉にいっぱいついた雨滴が煙るようです。
0808_1hibiscus3
濡れながらも、咲くときには咲く。花とはそういうものです。

0809_1hibiscus 8.9
翌日。乾燥することもできないままに、花の時を終えようとしていました。
さすがにちょっと感傷にふける。

アオスジアゲハ羽化

0807_11aosujiuka1 2018.8.7
13:50ころに気づいたとき。
蛹から出て、少し移動したことがわかります。
これが問題でして。アゲハの場合だと脱け殻につかまったまま翅を伸ばして体を絞って乾かすのですが、アオスジアゲハは必ず少し移動する。足場がよければ問題ないですが、滑って落ちると羽化失敗になる。
で、蛹のそばにティッシュペーパーを張っておくのです。こうしておけば落ちないので安心です。
0807_11aosujiuka2

ぐんぐん翅を展開していきます。この時、体液を翅脈に圧送してその圧力で翅を広げる。
翅脈というパイプに液体が流れる、一生に一回のことです。

0807_11aosujiuka3
10分くらいでここまで広げてしまう。
余った体液は排泄して捨てます。これを「蛹便」といいます。アオスジアゲハの蛹便は無色あるいはちょっと薄緑。目立ちまっせん。ツマグロヒョウモンの蛹便は赤いので初めて見た人は血を流したかと間違うこともあります。
翅に送り込んだ体液も乾燥させてしまいます。そうすると翅脈は空洞のパイプになる。
同じ外径の棒とパイプがあれば、パイプの方が丈夫なんです。軽いし。で、空を飛ぶという激しい運動を支えることができるのです。
0807_14aosujihanasu 17:50ころ
放しました。ケースの中に手を入れて、つかまらせ、出ていいよと。
ちょっと止まってから飛び立ちました。
このくすぐったさが、また、何ともいえないものでして。
飼育者でないとわからない。心からの悦びなのです。

アゲハ発つ

0807_9ageha 2018.8.7
行く。という決然たる顔に見えませんか。
羽化してケースを飛び出して、いったん止まって、そして飛び去ります。
でもね、なんだかこの庭のあたりを拠点にしてあちこち飛びまわっているという感じもあるんです。
雨とか夜とか、この辺りの木陰で休んでいて、明るくなると出かけて行くという感じもするのです。
自分が羽化した近くには幼虫の食草がある、ということかなとも思います。
ある程度景色を記憶していると思いますよ。
アゲハ類には「チョウの道」というものがあることは有名ですし。

↓参考
http://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/buttfly/buttfly/08098.html
II.神戸の蝶の生態観察例-4.蝶の飛ぶ道(蝶道)と占有性

・・・
 その個体の羽化した場所、食草の群落、吸蜜植物、風向や日照の方向、性別、年令(日令)の経過が蝶道を決める要素の一部であることはわかっている。
 蝶道がどのような目的をもつのかいろいろ考えられているがまだ不十分な面も多く残されている。個体間の距離、密度を適度に保ち、配偶成立の機会均等化など考えられることの一部である。
 ・・・

アオドウガネ

0807_8aodougane 2018.8.7
黒いのは誰かの糞ですが、これ、このアオドウガネ自身の糞なのでしょうか。
なんだか体に比べてずいぶん大きな糞だし量も多いように見えますが。
葉っぱなんて吸収できる量が少なくて、吸収できなかった部分が多い、ということかな。
いっぱい食べたねぇ、葉っぱを。

ブーゲンビリア

0807_5bougainvillea 2018.8.7
季節を外しちゃったようです。
ちゃんと3本の本当の花まで咲いています。
いつ咲いたのかちゃんと見てあげていなくてもうしわけないことでした。
咲いたんだからね!見てよね!

マツバボタン

0807_4matubabotan 2018.8.7
すごいことになっています。
雨をかぶったのですが、はじいていますね。べたっと濡れてはいない。
さすがにべたっと濡れたら呼吸できないもんな。撥水性の表面構造ではなくても、水をはじく表面になっているのでしょう。

ブルーサルビア

0806_17bluesalvia 2018.8.6
このつぼみは何だい?みたことがあるような。
と妻に訊けば、ブルーサルビアよ。
線路の柵下でずっと生活してきたのですが、他の植物に押され気味なので、一部を鉢に移動させたのだとか。
功を奏して、草丈も高くなり、伸び伸びとしています。
で、つぼみができた。

0811_5bluesalvia 8.11
まず対称形に二つ咲きました。

0812_24bluesalvia 8.12
座り込んで横から。いかにも、シソ科の花ですよ、といっています。

0813_3bluesalvia 8.13
花が増えてきました。これからいっぱい咲くようです。
目の前で見られるので、写真も増えそうです。

2018年8月17日 (金)

鵲橋

★今朝の天声人語から部分引用します。

(天声人語)夜空の遠距離恋愛(2018年8月17日05時00分)
 今夜、天の川にカササギの橋がかかる。旧暦7月7日、七夕である。国立天文台が、梅雨さなかの新暦ではなく、旧暦で祝おうと呼びかけている日だ。カササギは夜空に翼を連ね、遠く離れた織姫と彦(ひこ)星の間を取り持つ
(中略)
▼今年の新暦7月7日は西日本を豪雨が襲い、甚大な被害をもたらした。旧暦の七夕こそは、夕涼みでもしながら心穏やかに、天の川を見上げたい。

私はあまり七夕伝説に詳しくありませんで「おりひめとひこぼし」くらいしか頭にないんですが、カササギが翼を連ねて橋を作るという話も一緒にあるのだと、今年知ったくらいで。ぼんやり爺さんですね。
どうして「カササギの橋」を知ったかというと、たまたま中国のCNNをNHKのBS放送で見かけまして、たまたまその時に「鵲橋」という人工衛星の打ち上げに成功した、と報じていたのがきっかけなのです。
「鵲橋」って調べてみたら「カササギの橋」だった。ではカササギの橋という名前の人工衛星の任務は何なんだ?
中国は「嫦娥」という名前の月探査衛星を打ち上げまして、月の裏側に着陸させて探査しようという計画があるのです。
月の裏側を探査して、そのデータを地球に送りたい。でも月の裏側からは地球は見えませんね。そこで、月の裏側の嫦娥と地球との間に「カササギの橋=鵲橋」をかけて、データを中継させようという計画なのです。
鵲橋は月のL2というラグランジュ点で、閉じた軌道(ハロー軌道)を周回しながら中継機能を発揮する、という計画なのですね。
なるほどね、中継衛星に鵲橋という名前、さすが中国、伝説と漢字の国ですね。と納得。

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B5%B2%E6%A9%8B_(%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F)

鵲橋 (探査機)
鵲橋(じゃくきょう、じゃっきょう、英語: Queqiao)は月着陸機嫦娥4号と地球間の通信を中継することを目的とした中国の宇宙機。嫦娥4号は月の裏側に着陸するため、地球と継続的な通信を行うにはリレー衛星を必要とする。2018年5月20日に打ち上げ成功。2018年末には地球-月L2を周回するハロー軌道上から月面の嫦娥4号のデータを中継する。[1]

★「カササギの橋」といえば百人一首に

かささぎの 渡せる橋に おく霜の
   白きを見れば 夜ぞ更けにける
                中納言家持

というのがありますね。はて、この「かささぎの渡せる橋」って何だ?という疑問が湧きまして。
霜が降りるんですからね、夏の七夕の話ではない。困惑。

かささぎ‐の‐はし【鵲の橋】
①[白孔六帖[鵲部、注]「烏鵲河を填うずめ橋と成し織女を度わたらしむ」]陰暦7月7日の夜、牽牛星と織女星とを会わせるため、鵲が翼を並べて天の河に渡すという想像上の橋。烏鵲橋うじゃくきょう。鵲橋。秋。詞花和歌集[秋]「逢瀬に渡す―」
②(宮中を天上に見立てて)宮中の御階みはし。新古今和歌集[冬]「鵲の渡せる橋に置く霜の」

じょう‐が【嫦娥】
(または姮娥(こうが))
①[淮南子[覧冥訓]]中国古代の伝説で、げいの妻。が西王母から得た不死の薬を盗み飲み、昇仙して月宮に入ったと伝える。
②転じて、月の異称。
広辞苑第六版より引用

はあ、殿上(てんじょう)という言葉もありますからね「宮中の御階」を「天上の橋=カササギの橋」に見立てるのですか。
(言葉遊びが過ぎる気もする。私のような「地下人(じげにん)」には縁遠い話です。)

さて、歌の方ですが。
冬の夜空の天の川を見て、きらめく星を「霜」に見立て、冬の夜更けをしみじみと感じる、という解釈があるようです。
詩的だなぁ。星を霜に見立てるんですか。私にはちょっと無理だな。
即物的に、冬の宮中の御階に降りた白い霜を見て、ああ冬の夜が更けていく、という方がわかりやすいが。

古典はわかりません。考えてみれば百人一首で意味がちゃんと分かっている歌なんて、ほとんどないなぁ、私には。
雑駁な地下人だもんなぁ。
↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B5%B2%E6%A9%8B

 鵲橋(しゃくはし、かささぎばし)とは、中国の伝説で旧暦の7月7日の七夕の日に天の川上にできる橋の名前である。この橋は織姫と彦星が出会うためにできることから、鵲橋とは男女が良縁で結ばれる事を意味する。
 『淮南子』からの引用とされている「烏鵲河を填めて橋を成し、織女を渡らしむ」という白孔六帖の文章が出典とされる。 しかし、菅原道真に「彦星の行あいをまつかささぎの 渡せる橋をわれにかさなむ」の歌があり、日本では男性である牽牛星が橋を渡るものとされていたようである。
 宮中の階(きざはし)を「かささぎのはし」とも呼ぶ。 また、大阪府枚方市には「かささぎ橋」という名の橋があるが、上の伝説にちなんで命名されたものである。
 歌題としても良く取り上げられ、新古今集の冬の部に収録された中納言大伴家持の和歌「かささぎのわたせるはしに置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける」は小倉百人一首にも収録されており有名だが、七夕の歌ではなく冬の歌である。

★さて、冒頭の天声人語の終わりにもありますが、今夜晴れたら夜空を見上げてください。
新暦の7月7日は日本では梅雨の時期。天の川を見るチャンスは少ない。

七夕は旧暦で行うのが宜しいかと「存じます」。

↓今晩の星空です。参考にしてください。(東京の20時の夜空になっているかと思いますので、地域・時刻などのオプションを変更して利用してください。)
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/framex.html
火星の大接近!火星・金星・木星・土星が一堂に会しています。

天の川が傾いているのを見て、銀河面と太陽系面の傾きなどに思いを致すのもいいかな。

「天の川の傾き」で検索するのもよいかと。

壮大な話でしょ。見える夜空のその先を想像してください。
私たちは「星」を夜空に見ますが、天文学的には宇宙の構成要素は銀河だったりして。
銀河、銀河群、銀河団、超銀河団、銀河のほとんどない「超空洞(ボイド)」などなど。
全くもって果てしのない話でして。
七夕の夜、宇宙を「おもう」のも、よいのではないでしょうか。

オジギソウ

0806_6ojigisou 2018.8.6
あちこちに顔を出しています。今年はあまり外には出すつもりはない。
やっぱり棘が痛いんですよね。
小学生くらいなら、痛いから気をつけて、と言い聞かせて、自分で触っていたければ「しくじった」と思ってもらってそれでいい。いい経験だ。でも、保育園児にはちょっとなぁ。花がかわいいのでつい手を出したくなりますよね。
ということで、大人が庭で楽しみます。

ニチニチソウ

0806_4nitinitisou1 2018.8.6
スイレンの写真を撮るために、玄関前に座り込んだのです。私が低いアングルを狙う時は座り込んでしまうのが一番安定していい。立ち上がるのは大変だけど。
で、こんなアングルでニチニチソウを見ました。いつも上からしか見ていないので、新鮮な感じ。
0806_4nitinitisou2
開きかけの時はカップ状の形状を経由しますが、開けば平らな花です。
座り込むのも悪くない。
カメラを首にぶら下げた状態で両手を使って立ち上がるのがきついんです。カメラをぶつけそうだし。カメラなしだったら、そう大変ではないんだけど。いい工夫はないかな、と考えてはいます。

スイレン:2

0809_4suiren1445_1 2018.8.9
赤い花にとっての四日目。朝8時10分ころ。わっ、白い花も咲き始めた。
競艶。
0809_4suiren1445_2
午後2時45分ころ。
雨あがり、このくらいが全開ですね。
0809_4suiren1445_3
水鏡に映る美しい姿も見てあげてください。
赤い花はこの日まで。

赤い花はその後、まだつぼみも立ってきません。今年はこれでお終いかな。
でもこれからに大きな楽しみを残してくれました。

ありがとう。

スイレン:1

0806_3suiren0730_1 2018.8.6
頂いたスイレンですが、複数の株があったのです。これまで白に薄黄色がかった花が毎年咲いてきました。そうしたら今年は初めて赤い花が咲いた。嬉しいですね。朝の7時半に気付いて撮影。
0806_3suiren0730_2
佳い姿。
0806_14suiren1353
午後1時50分ころ。閉じかけていました。

0807_1suiren0904 8.7
朝9時ころ。二日目。雨が少しかかりました。
0807_13suiren1748
夕方5時50分ころ。二日目の店じまい。

0808_3suiren0824 8.8
朝、8時20分ころ。

びしょぬれで三日目が始まりました。
玄関ドアを開けて今日はどんな具合かな、と見るのが楽しい。

四日目もあるのですが、次の記事へ移ります。

ベニバナトキワマンサク

0806_1benibanatokiwamansaku 2018.8.6
何度も試みてうまくいかなかったベニバナトキワマンサクの挿し木。
剪定をしている時に、枝をもらってきて挿してみる、ということを何度か繰り返しています。
定着したかなと思ったこともあったのですが、うまくいかなかった。
今回はこれでいけるんじゃないか。
どこまで育てられるかわかりませんが、面白いことがまた増えました。

キマダラカメムシ

0805_2kimadarakamemusi 2018.8.6
スタスタ歩き去る途中です。
見かけて、コンデジを引っ張り出して、スイッチをONにして、モニターにとらえて一枚。もうシャッターチャンスはありませんでした。足早に去って行きます。
大型のカメムシです。

ナガサキアゲハ羽化

0815_19nagasakiageha1 2018.8.15
ナガサキアゲハの蛹がまっ黒になりました。朝8時40分頃に妻が気づきました。
今日のうちに羽化しそうだね、と話しました。
ただ、蛹になった位置が低いので、このまま羽化して、羽化したチョウが翅を展開しようとすると、ケースの底にぶつかって、翅を伸ばしきれないままかたまってしまう危険がある。
で、妻は、蛹の体の両側に、ティッシュペーパーを垂らしてやって、羽化したチョウが上へあがろうとするでしょうから、その時の足場にしてやりました。
0815_19nagasakiageha2
午後のコーヒータイムころ。
もう翅を展開してケース内を移動していました。
0815_19nagasakiageha3
ケースのふたを開けて、見ればこれはナガサキアゲハのメスですね。
オスはほぼ真っ黒けですので。
0815_19nagasakiageha4
垂らしてやったティッシュペーパを歩いて上がってきました。さぁ、行くとするか。
0815_19nagasakiageha5
ちょっとカメラを低くしたら、こんな風に写りました。
きれいだなぁ。
尾状突起がないのもこのナガサキアゲハの特徴の一つです。
0815_19nagasakiageha6
外へ出て、しばらくポーズをとってくれてから、去りました。
子どもたちはよく、大きな昆虫ということでカブトムシなどに憧れますが。
チョウ好き老夫婦も、大きなチョウということで、ナガサキアゲハを讃嘆しますね。
大して変わらない心理だな。
日本国内では最大級のチョウです。
以前はこの辺りでは見かけなかったのですが、北上してきたのですね、この何年かは、時々ナガサキアゲハを育てるチャンスに恵まれます。
嬉しいことです。わ~ぃ。

アゲハ類幼虫など

0803w1_youtyu 2018.8.3
前がアゲハ、後ろがクロアゲハ。
食草が同じ柑橘類なので、一緒に生活しています。
0803w1_zenyou
これはナガサキアゲハの前蛹。
これから脱皮して蛹になります。

0804w_1sanagi 8.4
蛹になりました。
アゲハの中では一番大型種になるかな。寄生されていませんように。
寄生されていた場合、蛹の中に部分的に黒っぽい部分が現れて、そこから寄生者の成虫が出てくることになります。
寄生がなければ、羽化直前に、黒い翅が透けて蛹全体が黒くなります。

セミの抜け殻

0803_10nukegara1 2018.8.3
セミの抜け殻を見つけたのですが、アブラゼミやミンミンゼミの脱け殻と比べると少し小型。
0803_10nukegara2

確信はないのですが、ツクツクホウシの脱け殻だろうと思います。
我が家周辺でのセミは、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシの3種類しかいませんので。
朝、明るくなり始めるとともにセミの鳴き声が聞こえ始めます。

朝の主役はミンミンゼミのようですね。
この何日か、夜や早朝にコオロギかな「虫の声」が聞こえるようになりました。まだ音量は小さいけど。
季節が移りゆこうとしています。

0813_1tanakuji 2018.13
有効期限ぎりぎりのおみくじを差し上げます。
ブログ読者のみなさんは「セミの脱け殻」を見ざるを得なかったわけで、いいことありますよ。

排泄物

0803_3haisetubutu_2 2018.8.3
上の葉から下の葉へ、液滴が滴り落ちていました。
雨の後とか、水撒き後とかいうことはない。
こういう時に私が疑うのはツマグロオオヨコバイ。上の方で植物の汁を吸って、吸いながら排泄する。
かなりの量の液体を滴らせます。
この時も上の方を見たのですが、ツマグロオオヨコバイは確認できませんでした。
すばやく逃げられたという可能性も否定できませんが、真相は不明。

0815tumaguroooyokobai1_2 8.15
アジサイの葉に液滴が滴って濡れていました。
そ~っと上の方を見ると、いますね、黄色い昆虫。ツマグロオオヨコバイの幼虫に違いありません。
この幼虫の「おしっこ」でしたの葉が濡れているのでしょう。
0815tumaguroooyokobai2_2
ほら、ツマグロオオヨコバイの終齢幼虫です。
これが下の葉を濡らしたということは、まず間違いないと思います。

2018年8月16日 (木)

ブドウ

0802w_1budou 2018.8.2
ブドウが稔ってきました。
青くて硬いのは酸っぱいですが、つまんでみてやわらかいのは甘い。
たまにアリが紛れ込んでいて、取り除きながら食べますが。
そうだ、チンパンジーさんはアリを食べるんだったっけ、あの人たちが食えるんだから、我々ホモ属だってアリを食えるんじゃないか、などと変な会話をしながら、夫婦で味わっております。アリではなくブドウを。

オオイトヒキイワシ

0802_23ooitohikiiwasi1 2018.8.2
Eテレ「0655」のお世話になります。
JAMSTECは 海洋研究開発機構のこと。「しんかい6500」の映像ですね。
2886mの深海底。不思議な魚が写っている。ライトで照らされているので、影が海底に写っています。胸鰭を広げて、まるで「飛ぶ」ような姿。
0802_23ooitohikiiwasi2
腹鰭と尾鰭からの細い糸のような鰭条というもので三脚のように立っています。
0802_23ooitohikiiwasi3
こんな顔した魚です。
生きたプランクトンがこの深度にいるか、降ってくるプランクトンの死骸・マリンスノーというのでしたっけ、そういうのを待ち受けて食べるのでしょう。
不思議な魚がいるものです。生命力って、すごいですね。

↓参考

https://www.kochi-u.ac.jp/w3museum/Fish_Labo/TopPageFishes/TopPageFishes.html/200601Cover.html

ツマグロオオヨコバイ

0802_20tumaguroooyokobai 2018.8.2
性別はわかりませんので、齢の異なる「兄弟姉妹」。
下の個体は終齢です。次の脱皮で成虫になります。
アリが来てますが、アブラムシと違って甘い汁をくれるとは思えない。
ツマグロオオヨコバイは大量の排泄液を流しますが、どうなんでしょう、甘いかな?

排泄物

0803_3haisetubutu }2018.8.3
上の葉から下の葉へ、液滴が滴り落ちていました。
雨の後とか、水撒き後とかいうことはない。
こういう時に私が疑うのはツマグロオオヨコバイ。上の方で植物の汁を吸って、吸いながら排泄する。
かなりの量の液体を滴らせます。
この時も上の方を見たのですが、ツマグロオオヨコバイは確認できませんでした。
すばやく逃げられたという可能性も否定できませんが、真相は不明。

0815tumaguroooyokobai1 8.15
アジサイの葉に液滴が滴って濡れていました。
そ~っと上の方を見ると、いますね、黄色い昆虫。ツマグロオオヨコバイの幼虫に違いありません。
この幼虫の「おしっこ」でしたの葉が濡れているのでしょう。
0815tumaguroooyokobai2
ほら、ツマグロオオヨコバイの終齢幼虫です。
これが下の葉を濡らしたということは、まず間違いないと思います。

アジサイ・スミダノハナビ

0802_15sumidanohanabi 2018.8.2
小さな花の集団として見るのではなく、一輪一輪拡大してみたらどうなるんだろう。
質感といい、色合いといい、一輪で鑑賞に値しますね。
たまに視点を変えてみると、面白い=興味深い。

★「interesting」 という言葉を「面白い」と訳すのは気をつけた方がいいです。
「関心を惹く」という意味も含まれていますので。
日本語の会話でも、「面白い」ということばを、理系の人間は自分の好奇心・関心を刺激される、という意味で使うことがあります。それを聞いた人が、面白がりやがって、と気分を悪くすることがある。
会話の言葉の意味はなるべく限定的に使った方がいいですよ。詩を書いているわけじゃないんだから。

ニジュウヤホシテントウ

0802_13nijyuuyahositentou 2018.8.2
オオニジュウヤホシテントウと識別できているわけではありません。私の眼力では並べてみないとわからない。
ま、常識的にニジュウヤホシテントウとしておきます。
何の葉の上か忘れてしまった。すぐ書き留めないと忘れます。

0812_10nijuyahosi1 8.12
これは斑入りの葉のアサガオの葉の上。
ナス科じゃないんだけどね、君の好みの。
0812_10nijuyahosi2
こんな写真でオオニジュウヤホシと区別できるようでしたら、教えてください。
ややこしやぁ。

0802_11hun 2018.8.2
これ、鳥の糞じゃないかと思うのですが。尿酸の白い色が見えないので、ちょっと不審な点もありますが。植物の種子のような気がする。
「被食散布」というのですか、植物の戦略の一つ。
果肉を提供して、種子は糞と一緒に散布してもらう。
鳥は嚙みませんからね、丸呑み。哺乳類は場合によっては臼歯ですりつぶしてしまうこともある。
ランタナは、種子に毒を持たせて、哺乳類にすりつぶされないように排除し、鳥だけに食べてもらう戦略です。
いろんな戦略があります。

★話が動物になるのですが、ナナフシという昆虫が、鳥に食べられて卵を散布するらしいのです。
https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2018/06/20180607_01.html
ナナフシは鳥に食べられて卵を遠くに運んでもらうのか? 掲載日:2018年6月7日

・・・
 ナナフシの卵は硬く、外側には水に溶けにくいシュウ酸カルシウムの層があって、鳥に食べられても消化されずに糞として排出される可能性がありそうだ。また、幼虫が卵からかえっても、えさになる植物にたどり着けなければ困るのだが、ナナフシはもともと地面にばらまくように卵を産むので、糞で卵を落とされても、自然の姿との違いはあまりない。たとえばアゲハチョウは、幼虫が食べるミカン科などの植物の葉に産卵するが、ナナフシの親はそれほど面倒見がよくないわけだ。
 もうひとつ大事なことがある。昆虫の受精はふつう、産卵の瞬間に行われる。つまり、体内にあるのは未授精卵だから、その状態の雌を鳥が捕食しても意味がない。その点、ナナフシは有利だ。きちんと幼虫になる卵を雄なしにつくれる「単為生殖」の昆虫だからだ。体内の卵が成熟していれば、それで十分なのだ。
・・・
 鳥に食べられた昆虫は、その卵を含めて命を絶たれるというのがこれまでの常識だった。だが、この研究結果をみるかぎり、ナナフシの卵は、ヒヨドリの消化管を通過して子孫をつなぐことができる。

こんな話です。自分が食べられることによって体内の卵を運んでもらう。こんな戦略は初めて聞きました。すごいなぁ。
↓すごく面白い読み物です。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20120910/322537/?P=1
第33回 ナナフシの「七不思議」

マンリョウ

0802_10manryou 2018.8.2
実の時期に入りました。

今は酷暑の時期。赤くなるのは冬ですよね。
まだ先は長いな。

↓下のサイトで、万両、千両、百両、十両などの実が見られます。
http://www.hana300.com/manryo.html

オンブバッタ

0802_8onbubatta 2018.8.2
右の後脚がないようです。
もう一回くらい脱皮のチャンスがあると思いますので、少しは再生できるかも。でも完全な再生は難しいかな。
生きるということは、大変なことだね。

ヤブラン

0802_7yaburan1 2018.8.2
白っぽいタイプのヤブラン。ノシランではない。
真っ白ではなく、薄紫がかっています。

0803_6yaburan 8.3
白っぽい薄紫、になりました。
新しく購入したということはないので、これまでの紫色のヤブランに何か変異が生じたのかもしれません。この白っぽい感じは今年初めてですもの。
難しいものだ。

タマスダレ

0802_4tamasudare 2018.8.2
私共は園芸に詳しくないので、この白い花をタマスダレと呼んできました。

0812_1zephyranthes1 8.12
で、このピンクの花の方をゼフィランサス、というように認識していました。
0812_1zephyranthes2

アシブトコバチかな、小さなハチが来ています。花粉が脚についている。
ここまでは庭。

0812_3zephyranthes
ベランダには次のつぼみもあります。

↓調べてみると「ゼフィランサス」というのは属名なのですね。
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-399

ゼフィランサスの基本情報
学名:Zephyranthes
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / タマスダレ属(ゼフィランサス属)

ゼフィランサスは、白い花を咲かせるタマスダレ(Zephyranthes candida)とピンク色の花のサフランモドキ(Z. grandiflora)が最もよく親しまれています。

園芸ではよく属名で呼ぶことがあるようですから、どっちもゼフィランサスで構わないのでしょうけれど、ちょっと混乱しますね。

2018年8月15日 (水)

タチアオイ黄色い花

0802_3tatiaoiy 2018.8.2
この花でおそらく今シーズンは終わるでしょう。

0803_2tatiaoi_tumaguro18.3
暗くて見えづらいと思いますが、葉の裏にツマグロオオヨコバイの幼虫がいることに気付きました。
0803_2tatiaoi_tumaguro2
接写して、露出も合って、よく見えるようになりました。
どちらも終齢幼虫のようですが。
脱け殻がありますね。この脱け殻の主はどっちだろ。
並んでいる方の個体でしょうね、きっと。

色のバリエーションが欲しいと妻が入手してきたのですが、素敵な出会いになりました。
この八重咲きの花で、結実できる、という謎を残したまま、来シーズンへ。

イチモンジセセリ

0802_2itimonjiseseri 2018.8.2

朝は活動が鈍い。葉の上でゆっくりしていることが多いです。
0809_11itimonjiseseri1 8.9
三角翼の状態はあまり見ないな。

0809_11itimonjiseseri2

どういうわけか、このチョウのファンでして。
かわいいでしょ。褐色だからってガと間違える人がいるそうですが、この大きなおめめの顔を見れば、好きになれると思うな。よく見てやってください。

タマサンゴ

0802_1tamasango 2018.8.2

元気です。もう実が熟して落ちたりして。一方、花もまだ咲きます。
ナス科ですので連作障害が起きるらしい。種子から育て直すのがいいかな。

ユウレイガニ

0801_6yuureigani1 2018.8.1
またEテレの0655。こんなの初めて。
0801_6yuureigani2
カニが砂の山を作っているのですね。ユウレイガニというのだそうです。
0801_6yuureigani3
砂を運んできて頂上に置く。すると材料が同じ砂ですから、その安息角も同じなので、同じように崩れて、同じ姿の超ミニ富士山がいっぱいできるわけです。
オスが作る、ときましたね。そうなるとこれはメスを誘う仕事でしょう。
山の高さとか、巣穴のサイズをメスは自分の鋏で測るとか、いろいろ検討して気に入った山で産卵ということになるのでしょう。
オスがメスに選ばれるように努力する、というのは、いろんな生物で見られることです。鳥にもよくありますね。
0801_6yuureigani4

不思議な目のカニでした。知らないことのみ多かりき。
0801_6yuureigani5
全身はこんなです。ユウレイにしては太めでがっしりしているな。

★ふと思い出したのですが、海底にミステリーサークルを作るフグがいましたっけね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%9F%E3%83%9B%E3%82%B7%E3%82%BE%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%B0
アマミホシゾラフグ

小さなオスフグが「海底のミステリーサークル」を作って、メスを誘い、産卵してくれたら自分の精子をかける、という場所なんですね。
画像はご自分で検索してください。いっぱい出てきます。潜水していてこんなの見たら、びっくりしますよね。

ナガサキアゲハ幼虫の幼虫など

0801_5nagasakiageha 2018.8.1
左の大きい方がナガサキアゲハ、右はアゲハです。

ついでに言いますと、ウンコの大きさはこんなに違う、と並べて撮影したものです。妻の撮影。工夫が凝らされているのです。

0802_22youtyu1 8.2

左からナガサキアゲハ、アゲハ、クロアゲハ。
餌の葉を替える時に、こういう遊び心を発揮して楽しんでいます。

0802_22youtyu2
アングルを変えて。
寄生されていないといいのですが、この時点ではよくわかりません。
寄生されていても、蛹にはなれるのです、普通。で羽化に至れず、ハチやハエが出てくるということになります。(アゲハではハチ、アオスジアゲハではハエが寄生しますね、それは知っている。)
無事を祈ります。

0801_4neko 2018.8.1
妻が見かけたネコ。人を警戒気味。

我が町には看板猫とかいませんが、このネコ位の貫禄があれば、実力派になれそうですが。
それにしても岩合さんって、いったいどういう人なんだろう。猫に警戒心を抱かせない男性って。
私は警戒されますよ。

鰈の鯛の鯛

0731_19karei 2018.7.31
手のひらより大きいようなカレイを食べて、鯛の鯛はこの程度。
あまり泳がないということでしょうか。
鯛のアラからとれる本家「鯛の鯛」はものすごく大きいのですが。
硬骨魚類なら原則として鯛の鯛はあるはず。
いろんな魚で探索してみてください。
胸鰭の付け根あたりの骨を丹念に調べてください。
(自由研究にいかがでしょう)

イチジク

0731_18itijiku 2018.7.31
小さいのですが、熟したようなので食べました。
強烈に甘かったです。
たくさん実ればジャムにでもしますが、そうはいかなくって。
食後の甘味として楽しみました。

キタホオジロガモ

0731_16kitahoojirogamo1 2018.7.31
Eテレ「0655」から。
カモが湖の底へ嘴を突っ込んだ状態で脚で水を蹴って進んでいるのです。
0731_16kitahoojirogamo2
何匹ものカモが。湖底のユスリカの幼虫を食べるのだそうで。
0731_16kitahoojirogamo4
こんな顔。
0731_16kitahoojirogamo5
キョトンとかわいいけど。
0731_16kitahoojirogamo6
アイスランドのキタホオジロガモだそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%BF%E3%83%9B%E3%82%AA%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%82%AC%E3%83%A2
キタホオジロガモ

食性は主に動物食。

とありました。ユスリカの幼虫は年中いるわけではないでしょう。その他、どういうものを餌にするのか、知りたいですね。
0731_16kitahoojirogamo7
ナスカの地上絵というのはありますが、これは「アイスランドの謎の湖底絵」ですね。
不思議な鳥もいるものです。

2018年8月14日 (火)

ゼニアオイ

0731_13zeniaoi 2018.7.31
季節最初の花、というのは乱れることが多いですが、季節も終わりに近づいてそれでも頑張って咲き続ける花にも乱れが起こりやすいようですね。
画面上の花が本来の花の姿に近くて、下の花はちょっと成長しきれないままに開花したようです。
開花の位置もずいぶん低いし。
でも、咲いて、種を作るのです。それが植物の意志です。

ヤマトシジミ

0731_12yamatosijimi1 2018.7.31
キバナコスモスにヤマトシジミが来て吸蜜。
よく見ると翅がぼろぼろです。
0731_12yamatosijimi2
左前翅が傷んでいる。
0731_12yamatosijimi3
右前翅も傷んでいるようです。
やはり鳥についばまれたのかな。
一生懸命蜜を吸っています。たくさんエネルギーを摂取して、生き切ってください。

アブラムシ

0731_7aburamusi 2018.7.31
キョウチクトウにアリがいた。樹液でもにじんでいるのかな?とよく見ればアブラムシがいました。なるほど、アブラムシの出す甘い排泄液をもらいに来ていましたか。
アブラムシの大集団でもないのに、よくまあ見つけるものですね。

ところで、朝日新聞の東京板に「東京のほぉ~言!!」という連載があります。
そこに面白い記述がありました↓

東京のほぉ~言!!(朝日新聞デジタル 2018年08月04日)
・・・
 【たまむし】
 《意味》カナブン・コガネムシ・ダンゴムシ
 《分布》都内

 「たまむし」と言うとどんな虫を思い浮かべますか? 法隆寺の国宝「玉虫厨子」は、玉虫の美しい羽を装飾に用いて有名です。金属的な光沢のある緑色に銅色や紫色の線が入った羽。「たま」は美しくて高貴なものをほめる意味でした。
 しかし、昭和40年代、東京のこどもの日常では、よく見かけるカナブンやコガネムシを「たまむし」と呼んでいました。また、丸い形の「玉」と取って、ダンゴムシを呼ぶことも。
 身近な虫の名前は、遊びの中で、見た目や動きの特徴から名付けられることがよくあります。通用範囲が狭いので、その名前が偶然他の虫と同じになることもおきがちです。
 もう一例。「あぶらむし」は草木に密生する緑や茶色の小さな虫ですが、昭和40年代ごろまでの東京では、ゴキブリも「あぶらむし」と呼びました。中世に来日した宣教師が作った日本語の辞書にも両方の意味が載っていて、説明に混乱が見られます。当時から紛らわしかったようですね。
 (三井はるみ・国立国語研究所助教)

へぇ、ゴキブリをアブラムシと呼ぶのは東京方言でしたか。知らなかった。昭和40年代ね。私は昭和42年に大学に入っていますから、私はその方言世代ですね。
私が秋田で生まれて秋田にいたのは1歳までかな。その後はずっと東京育ちですので、言語的には東京方言の人です。親や親戚のせいで、秋田の方言に親和性はありますけどね。

イトカメムシ

0731_3itokamemusi 2018.7.31
1mくらい先のフヨウの葉の上。イトカメムシがいましたので撮影を試みました。
ジャスピンにはなりませんでしたが、「ほぼ」ですね。
脚が3対6本、触角が1対2本。なんとまあ、細いんでしょう。
これでちゃんと生きているのですから、この虫にとって、この形態は生存に適しているということですね。
今年は去年よりイトカメムシを見ることが少ない。生息数に波があるのかな。去年はあんなにいっぱい見たのですから、その次世代もいっぱいいてもよさそうなものですが。

水滴(撥水性)

0731_2tatiaoisuiteki 2018.7.31
タチアオイの実が水滴を乗せていました。
水をはじいて水玉になるような表面の性質を撥水性といいます。
ほぼ完全にはじくのは超撥水性。
テフロン加工は撥水性が高いですね。そのテフロン表面に微細な凹凸を作ると超撥水性になります。
撥水性の素材の表面に微細な凹凸を作るということです。

自然界ではびしょぬれになることを避けたい生物がいっぱいいます。
チョウの翅は鱗粉による凹凸で水をはじく。
ハスやサトイモの葉は、密生する微細な毛によって水をはじきます。
写真のタチアオイの実は、濡れてしまうこともあるのですが、毛が密生していますのでこのように水をはじくこともある。

水をよくはじく表面とか、真っ黒に見える表面とかには、それなりの理由がありますので、観察してみてください。

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E6%92%A5%E6%B0%B4
超撥水

酷暑の中お見舞い申し上げます

「砌(みぎり)」でもよかったかな。
酷暑の砌、御見舞申上ます。
立秋を過ぎた今の時期「暑中お見舞い」はいけない、という変な風習に逆らいたくてね、敢えてタイトルのように書いてみました。
暑いんだから「暑中」でいいじゃん、というのがずぼらな私の主張です。
0730_14atusa1 2018.7.30
7月の熱帯夜。
0730_14atusa2
真夏日・猛暑日カレンダー。
8月は10日までで、猛暑日が3日、熱帯夜は7日くらいかな。正式ななデータじゃないけど。
猛暑日は7月からの通算で8日か。最高記録は1995年と2010年の13日、です。
連日、朝から多湿で、めげますね。肌がべとべとだ。

読者の皆さんにプレゼント。

0812_21hatuyukikazura 8.12
初雪葛(ハツユキカズラ)です。
涼し気でしょ。
★参考までに。東京での猛暑日の記録を1995年から。(リンク先にはずっと先から載ってます)
https://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/kiroku/kiroku/data/44.htm
東京における日最高気温35℃以上(猛暑日)の日数  気象庁天気相談所作成

年      6月 7月 8月 9月 年計
1995    0   2   10  1   13      
1996    0   0   2   0   2   
1997    0   3   0   0   3   
1998    0   2   1   0   3   
1999    0   0   0   0   0   
2000    0   0   0   1   1   
2001    0   7   1   0   8
2002    0   0   6   0   6
2003    0   0   0   0   0
2004    0   4   2   0   6
2005    1   1   2   0   4
2006    0   2   1   0   3
2007    0   0   7   0   7
2008    0   0   1   0   1
2009    0   0   0   0   0
2010    0   4   6   3   13
2011    1   0   3   0   4
2012    0   2   4   0   6
2013    0   6   5   1   12
2014    0   1   4   0   5
2015    0   3   8   0   11
2016    0   2   1   0   3
2017    0   1   1   0   2              

平年    0.0 0.9 1.3 0.2 2.4
(1981-2010)
私の日記によりますと:2015/7/31 - 8/7 連続8日間猛暑日だったようです。
30年の平均で、猛暑日は一夏に2.4回ですよ。近年の暑さが身に沁みますね。

オオカマキリ

0730_11ookamakiri 2018.7.30
多分オオカマキリの終齢幼虫です。妻の撮影。
離れたところからしか撮れなくて、ちょっと不十分な写真になりましたが、それでもいろいろ跨いで踏み込める人でなければ撮れない。私などには無理なアングルなのです。

0810_7ookamakiri1 8.10
これも妻の撮影。夕方、庭に出てなにかと鉢などの世話をしていたら、目隠しに吊るしてあるすだれにいたそうです。
オオカマキリの成虫。冒頭の写真の個体と同じ個体である可能性がありますね。
0810_7ookamakiri2
この顔に痺れる。家族全員で何年も継代飼育しましたもの、大好きな昆虫です。
複眼の間の3つの単眼も写っています。
0810_7ookamakiri3
カマを口できれいにしているところ。何か餌を食べて間もない時だったのかもしれませんね。
0810_7ookamakiri4
ほら、先端まで掃除。
カマキリはきれい好き。肉食性だからでしょうか、カマもきれいに掃除するし、触角もカマに引っかけて口元へ引き寄せて口できれいにします。
猫が顔をなでたり、体を掃除しますよね、あれと同様の行為かな。
自分がにおいを発したりしては狩りがうまくいかないのでしょう。
それに比べるとカブトムシは「不衛生」な昆虫でしてね。スイカや桃の果汁に体ごとどっぷり浸ってしまって、べとべとのまま生活する。生きたまんまで体にカビが生えるんじゃないか、などと笑いましたっけ。
カマキリの清潔好きは見ていて楽しいものでした。

ヤマトシジミ交尾

0730_9yamatosijimi1 2018.7.30
これは妻が目撃した出来事。
ヤマトシジミが交尾していたのです。
0730_9yamatosijimi2
そこへ邪魔者が現れまして。
0730_9yamatosijimi3
割り込もうとしたのですが。
0730_9yamatosijimi4
ペアの結合は固く、邪魔者は退散したのでした。
妻はとにかくシャッターを切り続けたそうで、PCに取り込んで観察しましたら、その過程がほぼすべて写っていました。
考えることなく、ひたすらシャッターを切る。すべてが一期一会なのですから。
何に出くわすかはわかりません。

クロアゲハ幼虫脱皮

0730_5dappi1 2018.7.30
クロアゲハの幼虫が脱皮しました。
脱け殻と大きさを比べてください、ものすごく大きくなる。
外骨格ですから、私たちヒトのような連続的な成長ができない。
脱皮のたびに、次の脱皮までの余裕を持った大きさになってしまうんです。
0730_5dappi2
おや、脱け殻を食べているようです。
0730_5dappi3

全部食べ終えました。

ミカンの葉だけを食べて、生命活動に必要なすべてを作り出すのですから、すごい。
せっかくミカンの葉から作った自分の表皮を捨ててしまうのはもったいない。食べて再利用します。
貴重なエネルギー・物質資源ですから、回収しなくっちゃね。
ヒトには、自分ですべてを作り出す能力が部分的に欠けています。それが「必須」と呼ばれる栄養素です。
アメリカザリガニも脱皮後脱け殻を食べます。貴重なカルシウム資源の回収ということです。
そういえば哺乳類のウサギなどは自分の糞を食べますね。食糞というのかな。子どもの頃、母の実家で飼っていたウサギの食糞を見たことがある。見た目でちょっとつやつやしたような糞を食べていたと記憶します。糞にも種類があるのです。消化しきれなかった栄養を濃縮した糞なのです。

アサガオ

0730_2asagao 2018.7.30
葉に斑が入った品種。不顕性ホモになると、変化が出ますが、この株ではほぼ通常の花が咲きました。
花に白い縁取りがあって、上品な薄紫。

0801_2asagao 8.1
ポツンポツンと咲き続けます。朝、二階の部屋の雨戸を開けると必ず右を向いて、花の様子を見るのがこのところの習慣。

0806_2asagao1 8.6
この日は訳あって、ベランダに出て撮影。
0806_2asagao2
これがその「訳」です。
新たに青い花が咲き始めました。
葉に斑がない株です。ベランダに出ないとどうにも撮影できなくて、出てきた訳です。
朝が楽しくなってきました。

2018年8月13日 (月)

台風13号経路図

★気象庁のHPに台風13号の経路図が掲載されました。今朝、気象庁のHPを見にいったら掲載されていた。実はこれを待っていたのですが、なかなか掲載されなくて、前の記事では下書き段階で、別のサイトの図を利用させていただいたのです。確認してよかった。
2018typhoon13
これです。発生から消滅までの経路です。
経路上の○印は傍らに記した日の午前9時、●印は午後9時の位置で→|は消滅を示します。
こういう注がついていますので、それに従って時刻の見積もりができます。
前の記事で議論した最接近の時刻は、概ね正しいと思います。
↓資料のあるページへの入り方を書いておきます。

気象庁のトップページです。
★ここから、「台風情報」に入ります。そのページの一番下の「過去の台風資料」をクリックします。

過去の台風資料
    台風経路図
    昭和26年(1951年)以降に発生した台風の経路図を掲載しています。
    台風位置表
    平成13年(2001年)以降に発生した台風の中心位置、中心気圧、最大風速等を時刻ごとに掲載しています。
    台風の統計資料
    昭和26年(1951年)以降に発生した台風の統計資料を掲載しています。

ここで台風経路図をクリックして、「2018年」に入り、台風を選択すると図が見られます。

★トップページ→各種データ・資料→過去の台風資料
こう入っていく方法もあります。どちらでも。

気象庁のHPには膨大な資料がありますので、利用価値は高すぎて私共のような素人には全貌がつかめません。HP内を散策してみてください。すごいですよ。

台風13号関連

↓8月9日に、台風13号が関東近くを通過していった時に、1時間ごとのデータを使って、解説しました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-6515.html
2018年8月 9日 (木) 台風13号

そうすると、5時~6時に970hPa台になって、その前後は気圧が少しですが高い。
そして、5時に東風だったのが6時には北西の風に変わっています。
この変化からして、台風は、5時~6時ころに、銚子にかなり接近して北上していった、ということが読み取れます。

★8月10日になって、台風13号は温帯低気圧に変わりました。

https://news.headlines.auone.jp/stories/domestic/social/11739622?genreid=4&subgenreid=12&articleid=11739622&cpid=10130048

台風13号は消滅 温帯低気圧へ 2018/08/10 16:26 ウェザーニュース

台風13号は10日(金)15時現在、北日本の東で温帯低気圧に変わりました。

★前回は1時間ごとのデータでしたが、今回は10分毎のデータから。
まず、10分毎の風向記録から

2018.8.9 銚子
時刻    風向
4:00    東北東
4:10    東
4:20    東
4:30    東
4:40    東
4:50    東
5:00    東
5:10    東
5:20    東
5:30    北西
5:40    北北西
5:50    西北西
6:00    北西
6:10    西北西
6:20    西
6:30    西
6:40    西
6:50    西南西

5:20には東風、5:30には北西の風、と変化しています。
ここが最接近でしょう。いわゆる吹き返しの風、です。
中心がかなりそばを通過した時に言う言葉だと思うんですよね「吹き返しの風」という言葉は。
相当離れていても風向が変化しますけど、吹き返しとは言わないという言語感覚を持っています。
この間気象予報士さんがちょっと場違いな「吹き返しの風」を使っていたので、引っかかりました。

大雑把な経験則:台風の風を背中で受けるような位置になって、左手を斜め前45度くらいの方向に突き出すと、その先に台風の目がある。

あくまでも大雑把な話ですよ。正確な位置は、気象庁発表で見てください。
ただ、台風がが接近中か、離れていくところか、という目安はわかりますので、生活感覚として利用していただいていいでしょう。

↓参考
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/2-1.html
台風に伴う風の特性

20180809tyousikiatu
これは8月9日の千葉県銚子市でのアメダス記録(10分毎)から気圧変化をグラフ化したものです。
気圧は現地の値を用いました。海面更正値ではありません。
これを見ますと、5時前後に約975hPaという谷底を記録しています。
この時が、最接近と思われます。

Typhoon13_1
台風13号の進路図(全部ではありません)です。
8/10の15時に温帯低気圧になって終わりました。
Typhoon13_2
8/9の6時の位置です。975hPaですね。
犬吠埼をちょっと過ぎたあたりに中心があるようです。
気圧変化のグラフと符合するようですから間違いないでしょう。

上の台風の進路図は↓ここのものを引用しました。
http://www.imocwx.com/typ/tyani_13.htm

ツマグロヒョウモン羽化

0729_13tumagurohyoumon1 2018.7.29
これ、ケースの内側にとまっているところなので、遠近感というか、どこにいるのか、把握しにくいかもしれません。
ケースの内側には幼虫たちが足場として貼り付けた糸があって、つるつるではないのでこんなふうにとまることができます。
0729_13tumagurohyoumon2
ケースからふわっと飛び出して、フヨウの葉の上に降りました。
ちょっとの間、シャッターチャンスをくれまして、飛び去りました。ありがとう、元気でね。

ユキノシタ

0729_12yukinosita 2018.7.29
ユキノシタがほとんどすべて枯れました。V字型の模様のある葉はヒメツルソバです。
暑い夏を越したら新しい葉がまた復活してくるでしょう。
タフな植物です。
{最後に勤務した高校で頂いたもので、ま、記念品でもあります。}

キョウチクトウ

0729_11kyoutikutou1 2018.7.29
鮮烈な花です。
0729_11kyoutikutou2
空の青さや、白く輝く雲にも負けません。
0729_11kyoutikutou3
あくまでも強靭に咲く。

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1112000428867/index.html

・・・
 昭和48年(1973年)11月3日、広島市「市の木」「市の花」制定記念式が広島市基町の中央公園「花の精」前広場で行われ、「市の木」としてクスノキが、「市の花」としてキョウチクトウが制定されました。
・・・
3 市の木(クスノキ)
 戦前は巨樹老木が市内随所に見られ、中でも国泰寺の大クスノキは有名でした。その重厚な趣は、人々の心を和ませましたが、原爆でそのほとんどを失いました。
 しかし、生き残ったクスノキは、いち早く生命をよみがえらせ、市民に生きる希望と復興への力を与えてくれました。現在、四季を彩る常緑樹として育てられ、新生広島を象徴しています。

4 市の花(キョウチクトウ)
 75年間草木も生えないといわれた焦土にいち早く咲いた花で、当時復興に懸命の努力をしていた市民に希望と力を与えてくれました。
 開花は夏で特に8月6日の平和記念日のころに花の盛りを迎え、咲き競う美しさはひとしお感慨を新たにさせます。

我が家ではクスノキとキョウチクトウは並んで生えています。クスノキはアオスジアゲハの故郷になっています。

先日、8月6日、73回目の広島原爆の日の朝日新聞の声欄で

原爆の話はほとんどしなかったが、夏に咲くキョウチクトウを見ると「原爆を思い出す」と漏らした。

という一節がありました。
やはり戦争を経験した方々には、記憶の中でキョウチクトウと戦争が関連してしまうのですね。

ムクゲ

0729_10mukuge1 2018.7.29
上の方できれいに咲くムクゲ。
0729_10mukuge2
下を見れば落ちた花。
この前日、7/28は大雨だったんです。
一日の降水量が52mmですから「大雨」といってもいい。
最大瞬間風速19.3m/sですので、これはかなりの強風です。
ほぼ「嵐」といってもいいくらい。台風12号がうろついていましたので。
で、落ちるべき時が来ていた花は落ちるし、未だその時にあらず、という花は、落ちずに翌日も咲き誇る

で、ここで案山子流(戯れ)格言をひとつ。

花に嵐のたとえもあれど 時至らざれば花散らず

当然、井伏鱒二の「ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ」
とか
林芙美子の「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」
を踏まえて、逆らっているのです。

花は美しいが儚い、すぐに散り去るものだ、というイメージでしか花を見ていない。
花は植物の生殖器官です。生物としての多様性を保つために、原則として他家授粉で遺伝子をかき混ぜる。
植物の生きることの最も重大な活動の器官です。そうそうたやすく散り去ってしまっては仕事が果たせない。
仕事を果たすまでは(時至るまでは)しぶとく、しなやかに、生殖の目的へと持続するのです。
そうそうたやすく散ってたまるもんですか。
散り際が潔い、とかそんな問題でもない。
生きるということは、泥臭いことなんですよ、植物も動物もね。

勧 酒  (于武陵)
・・・
花発多風雨  花発けば 風雨多し
人生足別離  人生   別離足る

井伏鱒二の訳
ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ

そんなに儚くて、何億年も生き継ぐことができるわけないじゃないですか。しぶといんです、生命は。
思い込んだイメージでものを見ないでください。

黄色い電車

0729_9densha 2018.7.29
時々見かける黄色い電車。
黄色い電車を見たら「吉」ということにしています。
我らのような老夫婦の「吉」はスケールが小さい。
買い物に行くときに見かけると「今日はきっと値引き品があるぜ」くらいの「吉」。
半額セールなんかあったら大吉ですよね。

★高校の修学旅行かな。きびだんごの話をガイドさんがしてくれて。
一個食べると寿命が一年伸びます。二個食べると二年伸びます。三個食べると、ナント、死ぬまで生きられます。
笑わせてくれましたっけ。
老人になってみると、なんだかこう、深刻だなぁ。
黄色い電車を見て、死ぬまで生きよう。

タチアオイ黄色

0729_3tatiaoiy1 2018.7.29
遅れて咲いたてっぺんの花。
0729_3tatiaoiy2
きれいでしょ。輝いている。
これほどの八重咲きの花に実ができるのはなぜだ?
不思議ですが、まあ、なにはともあれ鑑賞します。

モンシロチョウ・チョウの飛翔

0729_2monsirotyou0 2018.7.29
ブッドレアの花に来たモンシロチョウ。
0729_2monsirotyou1
花を移動するために舞い上がったのですが、こんなシーンしか写りませんでした。
ぼんやりですが、敢えて言えば、翅をはばたき下ろす時に腹部が上がってみえるということですね。
このことは、何回か書きました。
今、検索して拾い出せたのは下の2回↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-3c51-1.html
2018年7月12日 (木) モンシロチョウ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-05cc-4.html
2017年10月16日 (月) ツマグロヒョウモン

こういうシーンは目ではまず見られない、というか見ていても速すぎてわかりません。カメラで一瞬を切り取るからこそ知ることのできる昆虫の運動です。
画家はチョウもよく描きます。そういう絵では、大抵「標本」的な姿しか描かれていません。
鳥では翅が上下いろんな位置にある絵を見ますが、チョウではあまり見たことがありません。私が知らないだけなのかもしれませんが。

↓伊藤若冲の「芍薬群蝶図」がページの下の方で見られます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E6%A4%8D%E7%B6%B5%E7%B5%B5
アオスジアゲハ以外は、標本を上から見たような絵しかないですね。そのアオスジアゲハも、実は間違っています。
尾状突起を描いてある。アオスジアゲハに尾状突起はないのです。
画家は記憶にあるアゲハなどの尾状突起をつい描き込んでしまったのでしょう。ちょっと思い込みが先走りましたか。

最近のところで、松井冬子さんの絵をメディアで見かけました。
https://participation.tokyo2020.jp/jp/oneteam/05.html
「生々流転(しょうじょうるてん)
十何匹かのチョウが描かれていますが、翅を上にあげているか、開いているかですね。翅を打ち下ろす姿はない。
肉眼では見えないのですから仕方ないのですけれど、

https://www.goo.ne.jp/green/life/unno/diary/201710/1506993877.html
海野和男のデジタル昆虫記 「アサギマダラの飛翔と公園」
アサギマダラの飛翔がくっきり見えます。プロはすごい。

https://www.goo.ne.jp/green/life/unno/diary/201709/1504609721.html
海野和男のデジタル昆虫記 「モンキチョウの飛び方」
さすが海野さん。まったくすごい写真です。

翅を打ち下ろす、というチョウの飛翔の肝心かなめのダイナミックな部分を描いてみませんか?
画家の皆さん、どうぞ。

キマダラカメムシ

0729_8kimadarakamemusi12018.7.29
「キマダラ」ついでに、キマダラカメムシ。

キマダラカメムシがいたので、撮影しようと近づいたら、気付かれました。
すたすたと茎を歩き上がっていく。かなりの速さ。何とか一枚。
側面が撮れたというべきか、写真としては失敗ですが。
カメムシの足元に、踏んづけられている虫がいますね。撮影時は全く気づいていなかったのですが。
不鮮明ですが、多分スグリゾウムシだろうと思います。
大きくて足の速いカメムシに踏んづけられていい迷惑だったでしょう。
0729_8kimadarakamemusi2
かなり上がったところで一息ついてくれたので背面が撮影できました。
結構頻繁にキマダラカメムシを見るようになりました。
増えているようです。

キマダラセセリ

0729_1kimadaraseseri1 2018.7.29
これはキマダラセセリです。
我が家周辺ではイチモンジセセリが主流で、キマダラセセリにはたまにしか出会いません。
幼虫の食草はイチモンジセセリと同じく、エノコログサ、ススキなどイネ科の草です。
で、この写真、チョウのいる位置まで広げてみますと
0729_1kimadaraseseri2
こうなんですね。エノコログサの前。
「子どもの頃、あれ、おいしかったんだよなぁ」なんて思ってないでしょうね。
このチョウの雌雄は私には判別できません。メスなら産卵を考えているか、オスなら産卵に適した場所にメスが飛来するのを待っているか。
チョウのみぞ知る。

2018年8月10日 (金)

スイレン

0728_4suiren 2018.7.28

水面にあって、更に雨に濡れた花。

0730_7suiren 7.30
開いたり閉じたりを繰り返して、3,4日咲きます。
小さなハチなどが花に潜り込んでいるのをよく見ます。

蜜もあるのでしょう。紫外線で見たらハニー・ガイドがあるのかな。
https://www.daiwahouse.co.jp/lab/about/column/pfactory/vol15.html
研究員コラム:Vol.15 植物っておもしろい! その3

ミツバチは紫外光を認識する力があります。その性質を利用し、花の中には、「ハニー・ガイド」といって、雌しべや雄しべの周りだけ紫外光を特に吸収し、蜜のありかをミツバチに知らせるマークをもっている植物があります。自分のために働いてもらうミツバチのものの見え方を利用して、人知れずアピールする戦略をとっているのです。

このページに、スイレンの花に来ているミツバチの写真があるのですが、スイレンにハニー・ガイドがあるかどうか、エクスプリシットには書いてないのが残念です。さて、あるのかな?

幼虫たち

0728_2aosujiageha 2018.7.28
これはアオスジアゲハの幼虫です。
0728_2nagasakiageha1
ナガサキアゲハの幼虫じゃないかと思います。
0728_2nagasakiageha2
頭部付近のアップ。
頭の側面に黒いプチプチがありますね、これは側単眼といいます。
色の淡いのもいれると6対あります。
明暗くらいしか見分けられないのではないかな。
成虫になると空中を飛ぶ能力を持つ複眼になるんですからすごいものです。
餌の葉を交換する時に、丹念に写真を撮る妻です。

台風前の夕空

0727_20yuuzora 2018.7.27
夕方、ベランダに出た妻が、夕空がものすごい、といってカメラを取りに戻ってきて、またベランダへ。
肉眼的にはもうちょっとどぎつく赤い空でした。
台風12号が日本列島をうかがっている、というころです。
台風が接近してくるときというのは、こういうおどろおどろしい空を見たりします。

ただ、今回の12号は経験したことのないコースをたどりましたので、体感だけでは対処できませんでした。経験が生きない、というのは恐ろしい。テレビなどの情報に注意しましょう。
正常性バイアスにとらわれないように。ぜひとも。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E5%B8%B8%E6%80%A7%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9
正常性バイアス

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で[1]、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい[2]、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる[3][2][4]。「正常化の偏見」[5]、「恒常性バイアス」とも言う。

高笑い

NHKのEテレ「にほんごであそぼ」の中の「月の歌」というコーナー。
「にっぽんづくし」という歌の中のシーンです。
「にっぽんの文楽まねして高わらい♪」という歌詞と共に桐竹勘十郎操る人形が写ります。

0727_19takawarai1 2018.7.27
にこやかですが。
0727_19takawarai2
一瞬でカタっと表情が変わって夜叉に。
0727_19takawarai3
そしてまた一瞬で元に戻る。
文楽の人形の表現力に度肝を抜かれました。

高笑いする人の心の裡は夜叉なのですね。
嘲り笑っている。
権力者がにこやかに笑っている時は警戒しましょう。
その心は夜叉かもしれませんよ。冷たくあざけっているだけなのかもしれませんからね。

この番組、本物のプロが出演する。
竹本 織太夫、桐竹 勘十郎、野村 萬斎、中村 勘九郎、藤原 道山
豪華でしょ。
幼い人にこそ本物を。真正面から。手抜きなしで。
番組制作者に敬意を表します。
{それに比べて、高校基礎講座は、痩せ細ったなぁ。}

ルリマツリ

0727_16rurimaturi 2018.7.27
あれ?何だか細い。
花弁はもっと丸みを帯びてなかったか?
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-aeea.html
2018年7月 9日 (月) ルリマツリ
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-aeea.html
2016年7月15日 (金) ルリマツリ
やっぱりそうですよ。
なんだろう、夏痩せしちゃったか。

0807_6rurimaturi 8.7
ずっと咲いているのですが、どうも花の初期の丸さがないなぁ。
理由はよくわかりません。

ネコハエトリ

0727_14nekohaetori 2018.7.27
ん?なんかいるのか?
タチアオイの実に私のパターン認識をくすぐるものがある。
よく見たら、これはネコハエトリですね。
色やもじゃもじゃ感や、みごとに溶け込んでいました。
丸い二つの眼のパターンあたりが私の注意を惹いたのかな。自分でもよくわかりません。

カメムシたち

0727_13kamemusi1 2018.7.27
画面の上にいるのはクサギカメムシの幼虫。
下に体の後半部が写っているのはブチヒゲカメムシの成虫。
右に卵が見えています。で、丸っこい幼虫も2匹見えていますが、何の幼虫か、ワカリマセン。
まぁ、にぎやかなこと。
0727_13kamemusi2
これはブチヒゲカメムシの幼虫。
0727_13kamemusi3

ブチヒゲカメムシの成虫。
状況的には、最初の写真に写っている丸っこい幼虫はブチヒゲカメムシの幼虫ではないか、とも思いますが、確定はできません。

タチアオイって、よほどカメムシにとって魅力的であるらしい。

キキョウ

0727_5kikyou1 2018.7.27
地植えの白い花のキキョウは2,3輪花をつけて終わりました。
鉢で育てた白い花のキキョウは、出足が遅れましたが、長く花を咲かせそうです。
一つの花が終わるころには
0727_5kikyou2
次のつぼみが膨らんでいる。
キキョウのつぼみのふくらみって、とってもいいですよね。思わずぽわぽわつまんでみたくなる。
楽しいな。

真夏のフェーン現象

この夏、「フェーン現象による高温」という言葉を頻繁に耳にしますね。
201807290155_top_img_a 7.29
ウェザーニュースから引用します。

20180730090000kion 7.30
気象庁のサイトから引用。

どちらも、日本海側に高温の領域が分布しています。
これは太平洋側から湿った暖かい風が吹いて、山を越えて日本海側に吹き降りるときに乾燥して気温が上昇したものです。
湿った空気は膨張しながら山を登り気温が下がっていく。途中で湿度100%を超えてしまうと気体の水蒸気が液体の水に変わり、その時、相変化の熱を放出するので、気温が下がりにくくなります。水蒸気を失った風が今度は山を下る時には、断熱膨張過程で気温が上がりますので、出発時の気温より上がってしまうのです。これがフェーン。

ちょっと検索していたら、2016年の東京で37.6℃を記録した時がやはりフェーン現象でした。

東京都心37.6度…今年最高 フェーン現象影響で
毎日新聞2016年8月9日 12時51分(最終更新 8月9日 14時04分)
 日本列島は9日も全国的に晴れて気温が上がり、各地で最高気温が35度以上の猛暑日となった。特に首都圏ではフェーン現象などの影響で厳しい暑さとなり、東京都心では今年最高の37.6度を観測した。

風の向きを問いません、季節を問いません。風が山を越える時にフェーン現象が起きるのです。
ですから「フェーン」を春の季語にするのはかなりおかしなことです。
どなたかが、春のフェーン現象を経験して俳句を詠んだのでしょう。そこからフェーンが春の季語になってしまったのではありませんか?
自然界に起きる現象を、人間の言語で閉じ込めてしまってはいけません。
名前で表現されるのは現象の一面です。名前が独り歩きしてしまっては自然現象を正しく理解できません。
要注意ですね。
↓こんなことを4月に書いたものですから、夏にもフェーン現象があるんだよ、と追加したくなりました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/post-7482.html
2018年4月24日 (火) ムクゲ

 ある気象予報士さんが「フェーン」は春の季語だと言ってましたね。
 22日のフェーン現象は、晩春の出来事でしたから「風炎」でもいいでしょう。
でも、フェーン現象自体は、夏にもあるし、秋にもあるし、冬にもある。季節を問わない現象です。
私が生まれた能代市の「大火」は有名ですが、これは冬のフェーン現象が影響したと思われます。
能代市で体温を超える気温を記録したことがありましたが、あれは夏のフェーン現象だった。
自然現象を、生命の営みを、言葉で縛ってはいけないだろう、というのが私の基本的な姿勢です。

言葉の独り歩き、これは自然科学でも警戒してかからないと、盲点になってしまうことがあります。
軟らかく自在な意識で「対象」を包みこんで理解を試みてください。
そして、それがうまくいかないときこそ「新しいこととの出会い」であるかもしれないのです。

↓参考にどうぞ。
http://www.tenki.jp/dic/word/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%8F%BE%E8%B1%A1/

https://www.huffingtonpost.jp/weather-news/fain-phenomenon_a_23491622/

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180728-00004607-weather-soci

http://www.edu.tuis.ac.jp/~asanuma/Asanuma2007/Lectures/MI2015/Chapter6.pdf

トビモンオオエダシャク幼虫

0731_15tobimonooedashaku1 2018.7.31
この辺りから動きませんね。
0731_15tobimonooedashaku2
今回は、頭に三角の角のようなものが2本あることが確認できました。何だか妙にかわいいな。

「Vサイン」と書いているサイトもありました。

0802_14tobimonooedashaku 8.2
ちょっと移動しましたがすぐそばです。葉のついた枝になったつもりかな。
食痕は見えません。

0806_7tobimonooedasyaku1 8.6
また少し移動しましたが。なんだかな、向こうから見おろされている感じだな。
0806_7tobimonooedasyaku2
ホント妙にかわいい。

0809_12tobimonooedasyaku 8.9
いなくなったかな、と丹念に見まわしたら、まだそばにいました。
いつ蛹になるつもりなんでしょうね。蛹化の時は地面に降りるんだろうと思いますが。
スローペースな幼虫です。

第100回全国高校野球選手権記念大会

★私は高校野球にはまるっきり興味がないのですが、「思うこと」というのはあります。
{サッカー・ワールドカップにも全く興味はなかったのですが、やはり「思うこと」というのがあるので、いずれまとめて書こうと思ってはいるのですが、重たくってなぁ。}

★さて、8月7日の朝日川柳

朝日川柳 西木空人選(朝日新聞デジタル 2018年8月7日05時00分)
 願いたい次の100回100年で

この句に対して、「三句、開幕」というコメントしかありませんでした。
おや?と私は思う。それだけ?別の意味が込められていませんか?
今回が第100回なのですが、100年以上を要しています。第1回は1915年だったのですから。
なぜずれたのか。間に「戦争」があったからです。
そのことを踏まえれば、次の100回を100年で行いたい、というのは、途中に戦争など挟まないように、平和なスポーツを平和に100年続けたい、そういう思いが込められていると、私には感じられる。

★そうしたら、8月7日の「かたえくぼ」で
朝日新聞デジタル 2018年8月8日05時00分
(かたえくぼ)宣誓
 次の100年、中断させない
 ――未来の球児

 (ふじみ野・まあ君)

これが、前の日の川柳を踏まえた注釈のように投稿されたものかどうかはわかりませんが、私には適切に「対をなすもの」と感じられるのです。

★スポーツが戦争に利用されるとどうなるのか。「幻の甲子園」という回数にカウントされていない大会もあったのだそうです。ウィキペディアによると↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/1942%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%85%A8%E5%9B%BD%E4%B8%AD%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E5%A4%A7%E4%BC%9A

 1942年の全国中等学校野球大会とは1942年夏に行われた中等学校野球大会のこと。
 文部省とその外郭団体である大日本学徒体育振興会主催の大日本学徒体育振興大会の中学野球部門として開催された。大会そのものの名称は、〈全国中等学校錬成野球大会〉となった[1]。
 甲子園球場で開催されたが後述の理由により、全国中等学校優勝野球大会としては行われず、大会史上には記録が残っていない。このため、幻の甲子園[2]とも呼ばれる。
 ・・・
開催までの経緯
 1941年に、戦争の影響によって軍隊動員を図るために全国規模のスポーツ大会が中止が発表され、第27回全国中等学校優勝野球大会が中止となった。
 翌1942年、「戦意高揚」を目的として、戦時下において文部省とその外郭団体の大日本学徒体育振興会は大日本学徒体育振興大会(だいにほんがくとたいいくしんこうたいかい)を催行することとなり、その内の中学野球として甲子園球場で開催されることが決まった。開催にあたっては、従来の大会を主催していた朝日新聞社が「大会の回数継承」と「優勝旗の使用」を申し入れたが、文部省が却下したため、全国高等学校野球選手権大会には記録されていない。その後、朝日新聞社が開催権を返上、文部省に譲渡することで合意が成立した。

軍主導の大会進行
 文部省に加えて日本軍が進行の大半を担っていたため、軍事色のかなり強い大会となった。スコアボードには「勝って兜の緒を締めよ 戦い抜こう大東亜戦」という軍事スローガンが掲げられ、ユニフォームのロゴは漢字のみを使いローマ字は禁止された。試合時、サイレンは鳴らされず、進軍ラッパが代用された。勝利校の校歌斉唱は自粛となった。
・・・

どうか、次の100年が平和でありますように。

2018年8月 9日 (木)

台風13号

東京の大田区の当地では、心配したほどの雨・風はなく、緊張がほぐれたところです。
鉢を避難させたり、雨樋の掃除などもしておきました。(実行者は妻です)。
ニュースでは「上陸」という言葉が聞こえませんでしたので、千葉県のそばを通過したのかな、と気象庁のアメダスで銚子のデータを見てみました。
2018年08月09日 銚子
1 東        989.8
2 東北東 987.7
3 東北東 985.0
4 東北東 980.2
5 東        978.3
6 北西    978.9
7 西南西 983.7
8 西南西 988.3
9 南西    992.2
10南西   994.5
1時間ごとのデータです。風向と気圧だけ抜き出してみました。
そうすると、5時~6時に970hPa台になって、その前後は気圧が少しですが高い。
そして、5時に東風だったのが6時には北西の風に変わっています。
この変化からして、台風は、5時~6時ころに、銚子にかなり接近して北上していった、ということが読み取れます。
怪我をなさった方もおられます。まだ台風の影響が抜けきったわけではありませんので、注意は怠られませんよう。
★別の話ですが。
8月7日、8日と、気温は比較的低かったのですが、異様に湿度が高かった。
肌が冷たいのにべたべたして、気持ち悪かった。
グラフを作ってみました。
20180807kionsitudo8.7
青い線は湿度で右目盛り、黄色い線は気温で左目盛りです。
気温はほぼ25℃以下でしたが、湿度は一日中ほぼ80%以上。
これはたまりません。
20180808kionsitudo8.8
昨日はもっとひどかった。朝8時頃からもう一日中ずっとほぼ100%でした。
エアコンで除湿しようとすると寒いんですよね。ひたすら高湿に耐えるしかありませんでした。
両日とも午後のコーヒータイムに、気温的にはホットコーヒーでもよかったのですが、蒸して蒸してたまらないので、アイスコーヒにアイスクリームを浮かべてしのいでいました。
当地では台風が過ぎ、私共は無事だったことをご報告します。

ヤマトシジミ

0727_4yamatosijimi1 2018.7.27
足元にヤマトシジミがいたので、レンズを向けたら、別のヤマトシジミが飛び込んできた。

0727_4yamatosijimi2

ぐしゃぐしゃっと絡んだとおもったら、飛び込んできた個体は飛び去った。
0727_4yamatosijimi3
で、また穏やかな状態に戻りました。
なんだったんだろう?
メスに対してオスが求愛したけれど、交尾拒否にあって、飛び去った、というのが一応標準的な見方でしょうね。
真ん中の写真、飛び込んできた個体は写っていませんが、最初からいた個体がはばたくと同時に、腹を上へ反らせているようです。多分これが交尾拒否の姿勢ではないか。
モンシロチョウの交尾拒否の姿勢は腹部を強く上へ反らせる、というものです。
きっと似たようなものじゃないのかな、と想像しました。

↓宮城秋乃さんのブログです。これは毎回読んでいます。昨日の「誤求愛」というのを読んで、そんなこともあるんだなとビックリしました。
https://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/e10643921.html
2018年08月08日
ヤマトシジミがヒメシルビアシジミに誤求愛 (2018年8月3日、我が家)

庭で洗濯物を干していたら足元でチョウチョの求愛が始まりました。

すぐにヤマトシジミがヒメシルビアシジミに求愛しているとわかったので、急いでカメラを取ってきて撮影しました。
・・・

八重ヤマブキ

0727_1yamabuki 2018.7.27
あら、いま咲くの?
妻が言うには、花が終わった後で少し切り詰めたので、そのせいかもしれない、と。
またとんでもなく暑くなったしなぁ、そんな影響もあるのかな。

0729_5yamabuki1 7.29
複数咲く気らしい。
後姿しか見えなくて。
0729_5yamabuki2
道路に出て、塀の柵の外から撮影。(怪しい爺さんが庭を覗いていました)

0731_4yamabuki 7.31
こんなに球形だったっけ、という咲き方。ま、そうなんですけど、季節がずれたし、目立ちます。

0802_5yamabuki 8.2
普通、花期は4月から5月にかけてですが、今年は二度も喜ばせてくれました。
たっぷり栄養を作って、来年に向けて体力を養ってください。

オオシオカラトンボ

0726_20oosiokara 2018.7.26
顔というか複眼ががまっ黒。シオカラトンボの複眼は緑っぽかったはず。
これもひとつ、見分け方のポイントですね。翅の付け根に黒い模様があること、に加えて。
がっしりと大きいですよ。

ハナツルソウ

0726_16hanaturusou 2018.7.26
ハナツルソウの実。中の方に黒いものが見えました。
種子ができているのかな。もし未熟だったら申し訳ないから、強引に開くことは控えています。
もう少したったら、中を開いてみることにしましょう。

ツマグロオオヨコバイ・ミドリグンバイウンカ

0726_13tumaguroooyokobai 2018.7.26
ツマグロオオヨコバイの幼虫なのですが、なんだかよくわからない写り方をしてくれました。
眼のところ、黒い点が2つずつありますね。一つずつでいいんじゃなかったっけ?
口のところに出ているのは口の針でしょうか。なんだか太くない?鞘か?
すぐ横這いして逃げてしまって、詳しく撮れませんでした。

0727_9tumaguroooyokobai 7.27

普通に斜め上から見るとこうなんです。冒頭の正面画像とうまく対照できないなぁ。

0726_14midorigunbaiunka 7.26
ミドリグンバイウンカの成虫。これがどういうわけか鮮明に写りにくい。
これでもましな方です。
今年は見かけることが多い。スミダノハナビの葉に複数住み着いているようです。

スミダノハナビ

0726_12sumidanohanabi 2018.7.26
今年の隅田川花火大会は7月28日(土)の予定でした。
ところが台風12号が接近してきて
0727_8sumidanohanabi 7.27
28日の昼間は「大雨一時曇」、夜は「雨一時曇」でした。(気象庁の記述です)
そのため、花火大会は29日(日)に延期されました。
29日の昼間は「晴時々曇」、夜は「晴後一時曇」となりまして、花火大会は開催されました。

0729_7sumidanohanabi 7.29
よかった、よかった。

我が家では、アジサイ「隅田の花火」が、陰ながら応援しておりましたよ。

ヨツボシヒョウタンナガカメムシ

0726_8yotubosihyoutannagakamemusi 2018.7.26
ぼやけた写真で申し訳ない。
エノコログサにいたヨツボシヒョウタンナガカメムシです。
名前が長いよ。寿限無ほどではないけれど。
胸にくびれがあって瓢箪型だという命名でしょうね。星が四つあって、ナガカメムシ科だから、という組み合わせでできた名前です。
私にとっては、エノコログサで見かけることの多いカメムシとしてはヒゲナガカメムシに次いで2番目、といところでしょう。イネにもつくそうです。カメムシがつくと斑点米になるということで、農家には嫌われますね。

↓ちゃんとした姿が見られます。
http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_d2b6.html

キンカン

0726_7kinkan1 2018.7.26
キンカンの青い実です。
0726_7kinkan2
花もまだ咲いています。
で、我が家のことですから、アゲハの仲間の卵や幼虫もいます。
アゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハなど、現在、飼育下にあります。
かわいいイモムシちゃんでね。何せ付き合いが長いから。
犬や猫の場合、飼い主が先に逝ってしまっては申し訳ない。責任が重大です。
チョウの幼虫の飼育はサイクルが短いですからね、老人の趣味として適してるんじゃないか、などとも思っているんですよ。

ナシグンバイ

0726_3nasigunbai1 2018.7.26
八重桜・南殿の葉にいました。ナシグンバイで間違いないと思いますが。
アワダチソウグンバイとか、トサカグンバイとか、ヘクソカズラグンバイとか(これはすごいです「割れてます」)、何種類か見てきました。カメムシの仲間です。植物の汁を吸うんですね、葉が汚くなったりします。

カメムシ目 > グンバイムシ科 > グンバイムシ亜科 > ナシグンバイ 学名:Stephanitis nashi

0726_3nasigunbai2
写真を撮り終えたとき、なんだか左手がむずがゆい。
見れば、手にとまっていました。グンバイムシに好かれてもなぁ、あまりうれしくはない。
記念写真を撮って吹き飛ばしました。どこかで生きているでしょう。

サフィニア

0726_2surfinia 2018.7.26
下の花はこれからどうなるのかな?と戸惑ったんです。

0727_18surfinia 7.27
そうしたら、こうなりました。
なるほど。一挙に完成形にならずに、花として成長するものであるらしい。

2018年8月 8日 (水)

アサガオ

0725_1asagao1 2018.7.25
朝、雨戸を開けたら、脇で咲いていました。
淡い紫の上品な花。
0725_1asagao2
茎や網に押されてちょっとかわいそうな位置で咲いてしまいました。
オープンな場所で咲けるようになるといいな。

リュウゼツラン

0724_20ryuzeturan1 2018.7.24
TBS・Nスタで見ました。神奈川県鎌倉市での開花。
0724_20ryuzeturan2
「百年に一度の花」だそうです。

century plant
〔植〕 アオノリュウゼツラン (=American aloe).
[100 年に一度花が咲くとされた]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

0727_21ryuzeturan2 7.27
今度はNHKで見ました。NEWS 7ですね。
徳島県鳴門市だと思います。名古屋とあるのは、解説している人の所属。
0727_21ryuzeturan2_2

昭和40年に・・・植え、53年後の今月18日ごろ、初めて咲いたということです。

というわけで、稀な花です。
朝日新聞でも東京での開花を報じていました。

アオノリュウゼツラン、30年に一度だけの開花(朝日新聞デジタル 2018年8月3日03時00分)
 30~50年に一度しか咲かないといわれる植物「アオノリュウゼツラン」の花が星薬科大の薬用植物園(東京都品川区)で開花した。黄色い花は、長い間、開花を待っていたように力強く咲き、あと1週間ほど楽しめるという。
 「アオノリュウゼツラン」は高さ6メートル以上になる。まっすぐ伸び、茎から枝のように黄色い細かな花が咲く。メキシコなど中南米の熱帯域で育ち、お酒のテキーラの原料にもなる。葉はアロエのようで地面近くで広がる。
 開花が始まったのは7月23日。30年以上蓄積してきた力を、花を咲かせるために一気に使う。1回結実性植物で、咲き終わると栄養を使い果たし、長い花茎もすべてが枯れてしまう。同区大崎の穴田さん(73)は今年は花が咲くと聞き、何度も様子を見に通った。「人生で一度だけのチャンス。感動しました」。同園職員の坂田さん(24)は「めったに見られない貴重な花。ぜひ見に来てほしい」と話した。
 ・・・

私はもちろん見たことはありませんが、知識としては、お酒「テキーラ」の原料ということは知っていました。
↓で、季節の花300のサイトから引用します。
http://www.hana300.com/ryuzet.html

竜舌蘭 (りゅうぜつらん)
(万年蘭(まんねんらん)、アガベ)
(Century plant, Agave)

・・・
・学名
  Agave americana
    (青の竜舌蘭)
   Agave : アガベ属
   americana : アメリカの
 Agave(アガベ)は、ギリシャ語の「agaue(高貴な、貴族)」が語源。

・ふつうよく知られる竜舌蘭は、「青の竜舌蘭」と呼ばれる。(ちなみに単なる「竜舌蘭」は、黄色い斑(ふ)の入った葉っぱのもの)。
・葉の形を竜の舌に見立てた名前。
・地面近くの”葉”はすごく固く、巨大なトゲがたくさんある(痛い)。
・葉のしぼり汁を醸造してテキーラを作る。
・花はめったに咲かないそうで、ニューッと5m以上の花柱が伸びてくると、「70年に一度しか咲かない花が咲く!」ということでマスコミにとりあげられ、話題になる。花が咲くとそのあとで枯死してしまう。でも枯死する寸前に子株を根元のところに作っておき、しっかりと子孫を残すそうだ。

↓お酒の話ですので、年齢チェックがかかります。詳しいけど。
https://www.asahibeer.co.jp/enjoy/liquorworld/brand/cuervo/whats/

↓ウィキです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%A9

マンボの王様・ペレス・プラードの音楽を小学生の頃でしょうか、よく聞きましたよ。ペレス・プラード自身の声だと思いますが「テキーラ」という叫び声が入るのね。カッコイイと思ってました。ちなみに、その頃「マンボ・ズボン」という脚にぴっちりしたのが流行ったのですが、そういうのは日本ではほぼ初めてだったのかな、「不良が穿くもの」と聞かされておりましたっけね。
「パパはマンボがお好き」なんていうペリー・コモの歌もあったっけな。
うわぁ、古い話だ。

ゼニアオイとニチニチソウ

0724_17zeniaoi1 2018.7.24
線路柵のすぐ内側。
ちょっと乗り出して上から見ると、二つの花が重なる。
重ねて撮ろうとしましたが

0724_17zeniaoi2

冴えた写真にならなくてごめんね。両方とも引きたてたかったんだけど。
ゼニアオイの花弁が細くなってきました。生育しきれなくても、とにかく咲くだけ咲いて結実しようと頑張っています。

キマダラカメムシ幼虫

0724_11kimadarakamemusi 2018.7.24
また出会ってしまいました。我が家で繁殖していますね、確実に。
終齢幼虫でもないし、若齢幼虫でもないので、仮に「中齢」幼虫としておきます。
何回脱皮を重ねたのかはわからないものですから。
いろんな昆虫が北上してきますねぇ。
現在、東京で普通種になったと思われるアオスジアゲハだって、私が子供の頃は東京ではほとんど見かけることはなかった。見かけると興奮しましたが。東京では冬越しはできないだろうと言われていた気がします。

フヨウ+ハラビロカマキリ

0724_6huyouharabiro1 2018.7.24
フヨウの写真を撮ったのです。
私の眼より少し高い位置の花。しおれた花やつぼみも一緒に入るように、アングルを選んだつもりなのですが。
・・・ん?ハラビロカマキリが写り込んでるではないですか。その場では気づいていませんでした。
左の花の右隣り、葉の裏、です。トリミングしてみましょう。
0724_6huyouharabiro2
ち、みつかったか。
花に来る昆虫を待ち伏せしているのでしょう。

マガリケムシヒキ

0723_15magarikemusihiki1 2018.7.23
今年はこのアブをよく見かけます。
0723_15magarikemusihiki2

多分メスなんでしょう、オスの腹端部は「こぶ」みたいにふくらむようですから。
ムシヒキアブというのは、肉食性。小昆虫を捕獲して体液を吸います。
種の同定には若干の不安がありまして。トラフムシヒキとか、似たようなアブがいますので信用しないでください。

ショウリョウバッタ

0723_14syouryoubatta1 2018.7.23
我が家の庭ではバッタというと、オンブバッタが主流で、ショウリョウバッタを見ることは珍しい。
妻が、見つけた、と撮影してきました。
左の後脚を失っているようです。鳥に突っつかれたか。
これは成虫ですから、もう脱皮による回復というのもないし。
0723_14syouryoubatta2
生殖は済んだのかい?気がかりです。

コーヒー豆の袋

0723_13hukuro 2013.7.23
どうという写真ではないのです。コーヒー豆の袋。
午後のコーヒータイムにコーヒーを淹れて、冷たいフロートでも作ろうと思ったら、台所のコーヒー豆容れに豆が切れていた。
で、二階の保存食品棚へ取りに行ったら、豆の袋がぱんぱんに膨らんでいたのです。
これは初めてでしたね。
この日、7月23日の東京の最高気温は39.0℃。
あまりの暑さに、コーヒー豆の袋が「ふくらんで」しまったのでした。
「ふくらむ」ったって、別に頬をふくらませて「暑いぞ、ナントカシロ」と怒っているわけではなく、「単に熱膨張した」だけですけど。
いや、なんだか、饒舌にもなります。暑いんだもん。

昨日から、台風13号の影響で気温が低めです。
楽は楽ですが、被害が出ないようにと、心配です。

バックミラーに

0723_12mirrorimage 2018.7.23
プールへ行く途中。後ろのトラックの文字がミラーに写っていました。
これを見て、にやっとして、次の信号停止で撮影。露出が合いませんでしたが、判読はできます。
なかなかユーモアのセンスがありますね。
「ライト点灯中」なのですが。鏡の中でなく、トラックの前に立ってもまったく同じように見えるはずですね。
「中」は左右対称文字なので、それを挟んで互いに鏡像になるように書いた文字。
なかなかいいセンスです。

救急車(AMBULANCE)なども鏡文字で書いてあるのを見ます。前の車から「直感的に」わかってもらえるように、ということでしょうね。

それにしてもなぁ、救急車のサイレンなどに非常に鈍感な運転者がいるのが不可解です。
サイレンが聞こえたら、まずは、どちらから来るのか確認するのが普通でしょ。
後ろから来るようでしたら、左へ寄って停車して、通過しやすく譲るのが当たり前のはず。
そのようにすると、これ幸いと追いこしてくる運転者がいるんですよ、ラッキー、とか思ってるんじゃないか。
いつ自分が救急車に乗ることになるかわかりゃしない。お互い様、なのになぁ。哀しい。さもしい。

小河内ダムの放流

台風12号が接近した時に、私の記憶では東京では比較的珍しいことがありました。
「小河内ダムの放流」です。

台風に備え小河内ダム放流を開始(NHK 07月28日 18時36分)
強い台風12号の接近に伴い東京都水道局は東京・奥多摩町にある小河内ダムの水位の上昇に備えて午後3時から放流を始めました
東京都によりますと、午後6時現在、小河内ダムの貯水率は89%になっています。
水道局は、放流に伴って多摩川の水位が上昇するおそれがあるため川に近づかないよう呼びかけています。

Wikiによりますと小河内ダムは「1957年(昭和32年)11月26日 - 竣工」だそうです。
私はその前に一度連れて行ってもらったことがあって、渓流で遊びました。オタマジャクシを捕って帰ったのを覚えています。小河内ダムの放流は過去に何度かあったのですが、それほど多数回ではなかった、と記憶します。
今回、7月28日の午後3時から放流した、ということで、下流での水位変化を見てみました。
201807291
累加雨量は比較的なだらかなのに、日付が変わった直後あたりを挟んで、水位の山ができています。
どちらが放流によるものかは私の知識では判定できませんが、多分、わずかながらに影響があったということなのでしょう。
放流でものすごく水位が上がったら、多摩川近くの比較的低地に住んでいる私共としては緊張します。
台風などが来ると、いつもこのサイトを頻繁に見ます。今晩から明日あたり、東京は台風13号が気になります。
↓参考
https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/press/h30/press180728-01.html

台風12号の影響に伴う小河内ダムからの余水吐(よすいはき)放流について

 気象庁の発表によると、台風12号の影響で、29日(日)12時までに予想される雨量は、関東甲信地方の多いところで400ミリとなっています。
 小河内ダムでは、これまでの降雨により貯水量が増加していることから、28日(土)15時より余水吐(よすいはき)からの放流を行う予定です。
 今後の降雨の状況にもよりますが、29日(日)1時ごろには、余水吐放流量は、毎秒240立方メートル程度となる見込みです。この結果、合計放流量は発電放流と合わせて毎秒261立方メートルとなります。
 なお、7月28日(土)9時現在、小河内貯水池の貯水量は約1億6,482万立方メートル、貯水率89%となっています。
発電放流量        21 m³/s
余水吐放流量  240 m³/s
           合計    261 m³/s

 なお、降雨状況によっては、さらに放流量を増加することもあります。
 また、これに伴い、多摩川の河川水位が上昇する恐れがありますので、多摩川に近づかないようにして下さい。
(後略)

↓大田区では
https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/press/release28/20161028_03.html

防災無線 聞き逃しても大丈夫! 更新日:2016年10月28日

 平成28年11月11日(金曜日)から防災無線と自動連動した回線フリーの防災行政無線電話応答サービスを開始します。
・防災行政無線の放送を聞き逃した場合にも、情報を受け取ることが出来るよう、同時に数百万人に情報伝達可能な電話応答サービスを導入します。
・電話応答サービスの番号に電話すると、自動録音した直近の放送内容を聞くことが出来ます。
 防災行政無線と自動連動し、電話回線もパンクしないこのサービスの構築は23区初です。

こういうサービスが行われています。(電話番号も掲載されていますが、ブログ読者の方々にはあまり縁のないことと思いますので、削りました。)

防災行政無線の放送は、何か流しているな、とはわかっても、なかなか内容までは聞き取りづらい。晴れた普通の日でも。まして豪雨の中で放送内容を聞き取るのはまず無理ですから、これは良い取り組みだと思います。
私の住む場所ではスピーカーは、ほんの何十mくらいしか離れていませんが、それでも聞き取りにくいです。
「防災行政無線で流しました、はい終わり」ではなく、確かに伝わることを目指してほしいですね。

2018年8月 7日 (火)

「20度台」

先ほど正午前のテレビの気象情報を見ていましたら、「今日は久しぶりに朝の最低気温が20度台になりました」という。
はぁ?
この人の「20度台」というのはきっと、20.0≦気温≦20.9
なのでしょう。
私の語感では20度台は、20.0≦気温≦29.9
なのですが。
7/28の最低気温は20.1℃でした。そして今日、09:49に20.8℃。
ということで、「久しぶりに20度台」と表現したのでしょうけど。

昨日8/6の午前中はというと
1   27.9
2   27.2
3   27.5
4   27.5
5   27.2
6   28.5
7   28.6
8   29.9
9   29.9
10  30.6
11  30.9
こうですからね、9時までは20度台で、10時から30度台になった、と私は感じます。
TVの予報士さんは、9時までは29度台、10時から30度台になった、というんでしょう、きっとね。
何だか語感が変な気がしますが、年寄りのせいですかね。ま、若い人、自分の言葉を吟味しながら使ってください。

年寄りになると、小言が増える、これはもう、間違いのないことです。
口うるさい爺さんの「老害」なんだろうなぁ。

ミニトマト

0723_9minitomato1 2018.7.23
彩り豊か、というのか、色とりどりでしょ。
0723_9minitomato2
赤くなったところで食べます。
甘みと酸味がマッチしておいしい。

★別件
彩り:いろどり:IRODORI
ローマ字表記を右から読んでみてくださいな。回文になっていますね。

オクラ

0723_8okra1 2018.7.23
オクラがどんどん咲きます。
0723_8okra2
薄っすら黄色味を帯びているのですが、うまく画像になりません。
0723_8okra3
でき始めの実。
花を食べてみた人もいるそうですが、ま、私共としては「花は花として咲かせてあげたい」と思うものです。
花が咲いて実がなって、という流れに寄り添いたいのです。
{でもさ、実を食べちゃうんだから、エラそうなことは言えないじゃん。マッタク。}

デュランタ

0723_3duranta 2018.7.22
ブッドレアの花は勢いを失ってきましたが、代わってデュランタが元気さを増しています。
これもまたチョウに好まれる花ですので、楽しみが途切れない。
葉には食痕をあまり見ません、食草にする昆虫は少ないのでしょう。

セミの声

0722_7aburazemi 2018.7.22
目の前でアブラゼミが鳴く。大きな声です。

0724_12minminzemi1 7.27
ミンミンゼミ。
少年時代には憧れのセミでした。東京ではあまり聞くことはなかった。
大きいし声がでかいし、虫取り少年時代は捕りたかったなぁ。
0724_12minminzemi2

それが今、目の前で鳴く。さすがにセミ捕りする年齢ではないけれど、ちょっとどきどき、うれしい。

アブラゼミよりミンミンゼミの方が声のボリュームが大きい。
そしてミンミンゼミの鳴き方にはメロディーがあるために耳に聞き取りやすい。アブラゼミの方はバックグラウンドに隠れてしまう。

ツクツクホーシも鳴き始めています。声はミンミンゼミより小さいけれど、メロディアスな鳴き声は隠れることなくよく聞き取れます。
「お~し~ つくつく」とゆっくり鳴き始めて、だんだんピッチが上がって「つくつく お~し~」とも聞こえてきます。で「つくつく法師」なんでしょうね。ちょっと違和感があるんだけど。
昔のガキ共は「お~し」と呼んでおりました。
「つくつく法師」は「つくつくほうし」と呼んでくださいね。連濁だってんで「つくつくぼうし」と読む人がいるのですが、それは鳴き声を知らなさすぎます。

★芭蕉の句に
閑さや岩にしみ入る蝉の声
というのがありますが、「閑」というのは「静」ではないのでしょう。わざわざ「閑」を使ったのですから。
空間や時の広さや奥行などを感じとればいいのかな、と思っています。

白髭咲き朝顔

0722_5sirohige1 2018.7.22
鉢に行灯仕立てにしてある白髭咲き朝顔。
これはまあ普通に髭もじゃなつぼみなのですが。
0722_5sirohige2
ナント!後光が射しているではないですか。
ありがたや、ありがたや。
この鉢に共生しているルコウソウの葉が背景になっているせいです。

ニチニチソウ

0723_4nitinitisou 2018.7.23
これは写真で見てもピンクに見えます。

0727_7nitinitisou1 7.27
花の中央が赤くて花弁は白いタイプ。上方に咲きかけの花。
0727_7nitinitisou2
白とピンクが咲き競ってしまいました。押し合っています。

0805_1nitinitisou 8.5
全面的に純白の花。
炎暑に輝いていました。

ヤノネボンテンカ

0727_11yanonebontenka4 2018.7.27
ヤノネボンテンカの実が自然に開いていました。
5個の種子が入っています。
0727_11yanonebontenka2_2
手のひらに出したら1個落として4個しか乗っていませんが、こんな種子です。
0727_11yanonebontenka3
自然に3個落ちて、2個残った状態。
いっぱい実がなって、いっぱいまき散らしたようですよ。
来年はどうなるのかな。

ベゴニア

0721_4begonia 2018.7.21
隙間に到来したベゴニア。
少し伸びたのですが、この後、倒れたような姿に変わりました。
水不足かな。それとも横に伸びて、先の方でまた根を出そうという戦略かな。
継続観察中です。

クロアゲハ・アオスジアゲハ

妻がとらえた一瞬の状況。
0720w_1kuroageha 2018.7.20
ランタナの花に来たクロアゲハ。ピンボケですが口を伸ばしているのがよくわかる。

肉眼での観察では、翅がもうボロボロだったそうです。こんな状態でよく飛べるものだ、と心を打たれたとか。

0720w_7aosuji1
同じくランタナに来たアオスジアゲハ。ランタナはチョウに好まれます。
0720w_7aosuji2
トリミングしました。おいしそう。
0720w_3aosuji
これは飼育中のアオスジアゲハの幼虫。脱皮直後。
ものすごく大きくなります。脱け殻と比べてください。
で、これから大きくなるための伸びしろが十分にありますので、この時点ではしわしわなんです。ちょっと頼りないですけど。下に、透明な球形のものがありますが、多分頭部の脱け殻でしょう。
今年は飼育数を減らそうとか話していたのですが、この季節になると、卵や幼虫に「襲われる」という感じで押し寄せてきますね。またもや忙しいことです。

ミヤコグサ

0720_21miyakogusa2 2018.7.20
ついこの間、書いたばかりですが、面白い状態を見ました。
つぼみ、なのでしょうね。黄色い部分がまだ全くない。
かわいかったので追加します。

↓この間の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-f4a3.html
2018年8月 3日 (金) ミヤコグサ

カメムシの卵

0720_8kkamemusitamago 2018.7.20
エノコログサの穂に、カメムシの卵がありました。
エノコログサでよく見るカメムシは、ヒゲナガカメムシかヨツボシヒョウタンナガカメムシなので、初めはそのどちらかの卵だろうと思ったのですが。
なんだかこれ、違うなぁ。かなり大きめの卵だし。
蓋があるような卵というとなんだっけ。
もう孵化も間近い感じがする。
0720_22kamemusiegg2
タチアオイの葉の上。形は最初の写真のものと似ている。
0720_22kamemusiegg3
こんなのもありました。色違いだな。

0721_1huka_e 7.21
あれ?これってクサギカメムシの幼虫じゃない?
クサギカメムシがエノコログサに産卵したんですか、う~む。
0721_2huka1
これもクサギカメムシのようです。
変幻自在、クサギカメムシってどこにでも現れて産卵してしまうのか。
蓋を開けて出てくるところを見たかった、という気もしますね。

↓幼虫図鑑
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kusagikamemusi.html
クサギカメムシ

2018年8月 6日 (月)

ブチヒゲカメムシ交尾

0720_18butihigekamemusi 2018.7.20
ブチヒゲカメムシが交尾していたのですが、こういう角度でも交尾器を結合できるのかな、とちょっと戸惑います。

私は専門家ではないので、交尾器については詳しくありません。

覚えていられたら、昆虫の交尾についての詳しい書籍をご紹介したいと思っています。

「昆虫の交尾は、味わい深い・・・。」上村佳孝 著、岩波科学ライブラリー264、2017.8.10 第一刷発行
という本なのですが。巻末「袋とじ」までついているという「奥深い」本でして、実に興味深い話が満載で、話が拡散して止め処がなくなりそうで手をつけられずにいます。
岩波の科学ライブラリーに「袋とじ」だもんな。思わず笑いましたが。(軟らかい「週刊岩波」でも出しますかね。}

そのうち、また。

キマダラカメムシ

0720_13kimadarakamemusi1 2018.7.20
キマダラカメムシの幼虫です。翅の芽がないのでまだ終齢に達していません。
0720_13kimadarakamemusi2
葉の先端にいましたので、こんなアングルで撮影できました。(幼顔といっていいのかどうか)
0720_14kimadarakamemusi1
同じ日、少しだけ離れた場所でキマダラカメムシの成虫を見ました。
腹側。正中線上に針を収めた鞘が見えます。
0720_14kimadarakamemusi2
背面も撮れました。

大型で、体の幅も広い感じです。

キマダラカメムシというカメムシを初めて見たのは、去年の7月20日でした。
ちょうど1年前ですね。
↓その時の記事。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-3273.html
2017年8月 7日 (月) キマダラカメムシ

写真は 2017.7.20付けです。

以来、それなりに頻繁に見かけています。私は今年70歳になりましたが、これまで東京で見たことがなかったカメムシが、北上してきて、繁殖するようになった、と確定できます。
気候が変わってきているのでしょうね。
特に好みの植物があるという感じはしていません。

↓幼虫
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-6d23.html
2017年10月12日 (木) キマダラカメムシ幼虫

ニチニチソウ

0720_10niitinitisou 2018.7.20
白い花のそばで、うっすらピンクの花が咲く。写真では判然としないかも。
色のバリエーションが少なくって、白系の2種がメインになっています。
ピンク頑張れ!応援しています。

ヒメグモ

0720_9himegumo 2018.7.20

ヒメグモの巣です。枯葉が吊るしてあるので、その下に見えているのが何なの、かあまりはっきりはわかりません。
ヒメグモは例年より少し少な目かな。安定した営巣を観察できずにいます。

見やすい場所で子育てしてほしいですね。

オオシオカラトンボ

0720_7oosiokara1 2018.7.20
この時期、オオシオカラトンボが庭の池の上をパトロールしていました。
細いものの突端に止まるのが多いのですけどね。
0720_7oosiokara2
これは棒の突端。脚を2対4本しか使っていません。前脚は頭の脇。
8月に入ってからはあまり見かけていないようです。

ムクゲなど

0720_19mukuge 2018.7.20
外へ出てムクゲを見ていたらすぐ右下に
0720_20sirohige
白髭咲き朝顔のしぼんだ姿。
去年の種子が自分で発芽して塀の内側をのぼってきたのかな、と思いました。
で、妻にその話をしたら、私があそこへ種を播いて上へ導いたのよ、とのこと。
妻の意志のもとに、ここで咲き始めたのでした。いろんなことがあるなぁ。

ついでにちょっとフォルダーをかき回したら、取りこぼしの写真がありましたので、使います。
0702_9mukuge 2018.7.2
後ろから朝の光に照らされて輝くムクゲの花。

0703_10atmukuge1 7.3
おや、ムクゲにアリとクロウリハムシがいます。
0703_10atmukuge3

クロウリハムシはウリ科が好きなんじゃないのかい?ここはアオイ科だぞ。

0703_10atmukuge2
アリが3匹夢中になっているのは、傷ついて出てきた汁が甘いのでしょう。
誰が傷をつけたのだろう?アリ自身?それともクロウリハムシ?もっと別の誰か?
不明です。

白髭咲き朝顔

0720_2sirohige 2018.7.20
6:20ころ。
テレビ体操の直前、カメラを持って飛び出していった妻の撮影。
シャキッと咲いています。

0720_11sirohige
8:18ころ

体操をして、「にほんごであそぼ」「えいごであそぼ」「0655」などを楽しんで、新聞をのんびり読んでからで出た私の撮影。

花弁の縁がすでにもうクシャっとしてきていました。
本当に早朝しか見られません。

「りゅうぐう」の季節:補遺

7月23日に、「『りゅうぐう』の季節」というタイトルで、惑星「りゅうぐう」の自転軸の傾きによる季節の発生について書きました。うっかりしていて、テレビ画面からの映像を載せそこなっていましたので、補遺として掲載します。
0719_30ryugu1 2018.7.19
NHKの「NEWS7」ですね。りゅうぐうが写っていて、北半球の温度が高いことがわかります。
0719_30ryugu2
この温度の違いは「季節変化」で、夏と冬なのだろうというコメントでした。
このことをエクスプリシットな形で報道したものは少なかったと思います。NHKよくやった。
自転軸の傾きというのが重大なことなのです。

2018年7月23日 (月) 「りゅうぐう」の季節

★さて、もうすぐ「135度日」ですね。8月7日です。春分から135度太陽が進みました。90度日からは45度進みました。地球人の一部の人間はこの日を「立秋」と呼んでいるようですね。夏のソルスティスから約45日。地球の北半球は暖まりきって、平年気温の年間の「峠」に差しかかるところです。

東京では8/2~8/9の最高気温の平年値が31.1℃。
最低気温の平年値は8/2~8/13がピークで23.3℃です。
気温の値は違っても、135度日ころに年間のピークを迎えるという傾向はどこでも同じです。

{逆に気温の「底」は立春の頃です。冷え切るのに時間がかかるので。}
りゅうぐう星人がいたら、二至二分に加えてその間を2等分した「立」という日にどんな名前を付けるのか。
自転軸が傾いていれば、どの惑星にも二至二分四立はあるのです。

ピークにあって、気温の下り坂を予感するからこそ「秋が『立つ』」のですよね。
「この暑いのに立秋だなんて、古い暦はこれだから困る」などとはおっしゃいませんように。

キバナコスモス

0719_24kibanakosumosu1 2018.7.19
線路柵の横棒の陰に隠れていました。ちょっと乗り出して脇を見たらこれ。
思わず、赤い!と呟いてしまいました。
0719_24kibanakosumosu2
普通の色。
写真ではあまり差がないのですが、肉眼にはかなり強烈でした。
門へ行って、インターホンで「赤いキバナコスモスだ」と妻を呼んで、二人で鑑賞しました。

マツバボタン

0719_22matubabotan 2018.7.19
今年のこの場所が凄い。どうなってんだ?
絶え間なく「おいしそうな」花が咲きます。まるでキャンディーです。

0720_1matubabotan 7.20
よほど日照の具合がいいのでしょう。暑さに強いんだね。
まだまだ続きそうですよ。花も暑さも。

2018年8月 3日 (金)

7月の気温など

201807kion 気温
「暑かった」という気分が強いのですが。

私共、午後2~3時頃、豆からコーヒーを淹れて楽しむのが習慣。(淹れるのは私)
暑くなってくると、ホットコーヒーは辛くなるので、アイスコーヒーにして、アイスクリームを浮かべてコーヒーフロートなどにします。6月の終わりごろから、ぐんと暑くなって、コーヒーフロートの季節にはいったのですけれど。
7月6日に最高気温が25℃という日がありまして、「どうする?アイス?ホット?」「ホットにしようかな」という会話を交わしたことを覚えています。
そして、その後、呆れるほどの暑い日々へと突入していったわけです。
参りましたね。「生きていくのが切ないわ」と私がぼやくので、妻が笑う。
朝早くから30℃超え。動けないですよ、正直、老人にはきつい。
熱帯夜だらけで寝苦しいし。エアコン使って、生き延びていますからご心配なく。
201807heinensa 平年差
6月末はかなり低かったのです。7月に入って、前述のようにちょっと下がった時期がありましたが、無茶苦茶平年より高いです。
東京では7月の平均気温は平年より3.3℃高い28.3℃でした{下の新聞記事参照}
201807situdo 湿度
午後3時の湿度です。
梅雨の頃よりは下がりましたが、それでも60~70%くらいの日々ですね。
夜中に多少は気温が下がりますので、相対湿度はむしろ朝の方が高い。朝っぱらから80%くらいは「朝飯前」。
日中気温が上がると暑いけれど相対湿度は下がります。
私は朝5時半ごろ起きて、自分で朝食を作って食べて、6:25からの体操をするのですが。
起きて体が活動を始め、食事で体がさらに目覚めて活動し、体操、ですので、体操の後はもう、汗ぐっしょりです。で、朝刊を読みながら体を乾かす、という日々になっています。

20180801tokyokionsitudo8.1
8月1日の気温と湿度の変化をグラフ化してみました。
青い線が気温で左目盛り。赤い線は湿度で右目盛りです。
朝6時頃まで湿度90%以上ですよ。これはきつい。
6時頃から気温が上がり始め、それにつれて湿度は下がっていますね、やはり。
8時前に30℃を超えています。しんどいなぁ。
日中は高温の乾燥した空気が吹き込む、といった効果ももちろんあるでしょう。
ただ、全体的な傾向として、気温が下がると相対湿度は上がるのです。
まだ8月に入ったばかり。もう1カ月。みなさん、踏ん張りましょうね。

朝日新聞デジタル(2018年8月2日05時00分)から

7月「異常気象」 東日本、平均気温最高/124地点、降水量最多
 気象庁は1日、7月の天候のまとめを発表した。太平洋高気圧の勢力が強かった影響で、月平均気温は1946年の統計開始以来、東日本で過去最高となった。西日本でも第2位タイの高温だった。7月上旬には西日本豪雨が発生。広島など124地点で観測史上最多の降水量となった。気象庁は7月の天候について「異常気象だった」との認識を示した。
 同庁によると、東日本の7月の平均気温は平年よりも2・8度高かった。東京は平年より3・3度高い28・3度、名古屋が2・9度高い29・3度などだった。
 特に23日は埼玉県熊谷市で国内の観測史上最高を約5年ぶりに更新する41・1度を記録。全国の観測地点の約4分の1で最高気温が35度以上の猛暑日となり、同庁も「一つの災害と認識している」としていた。
(後略)

201807o
↑気象庁の報道発表資料から引用。
↓ここから、資料全文や、関連資料にも行けますのでお読みください。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1808/01a/tenko1807.html

7月の天候
報道発表日 平成30年8月1日

概要
 2018 年(平成 30 年)7 月の日本の天候は、月平均気温が北・東・西日本でか なり高くなりました。降水量は北日本日本海側と西日本太平洋側および沖縄・奄 美でかなり多くなりました。日照時間は東日本と西日本日本海側でかなり多くな りました。

本文
2018年(平成30年)7月の天候の特徴は以下のとおりです。
●北・東・西日本では気温がかなり高かった
  太平洋高気圧の勢力が日本付近で強かったため、北・東・西日本では月平均気 温がかなり高く、東日本では、7 月として 1946 年の統計開始以来第 1 位、西日 本では第 2 位の高温となった。また、23 日には熊谷(埼玉県)で日最高気温が 41.1℃となり、歴代全国 1 位を更新した。
●「平成 30 年 7 月豪雨」が発生
    梅雨前線や台風第 7 号の影響で、西日本を中心に全国的に記録的な大雨となり、 「平成 30 年 7 月豪雨」が発生した。また、北日本日本海側と西日本太平洋側お よび沖縄・奄美で、月降水量がかなり多かった。
●東日本と西日本日本海側では日照時間がかなり多かった
    東日本と西日本日本海側では、太平洋高気圧に覆われて晴れた日が多かったた め、月間日照時間はかなり多かった。東日本日本海側の月間日照時間は、7 月と して 1946 年の統計開始以来第 1 位の多照となった。

ムカゴ

0719_16mukago 2018.7.19
「ムカゴ(零余子)」です、ヤマノイモの。
授粉による種子ではありませんから、遺伝的に親と全く同じもの。
遺伝的な多様性を生み出すものではないけれど、株を増やすことができます。
もちろん、「有性生殖」によって遺伝的な多様性確保もするわけで、ヤマノイモにも花が咲き実がなります。
私自身は、花の芳しくはない香りを知っているけれど、実(み)は見たこと無いのかな。そんな感じです。

むか‐ご【零余子】
珠芽しゅがと同義。また、特にヤマノイモの葉のつけ根に生じる珠芽を指す。ぬかご。<季語:秋>

しゅ‐が【珠芽】
腋芽の変形したもので、ふつう小さな球塊となり、養分を貯蔵し、たやすく植物母体から離れて、無性的に新個体を生じるもの。ヤマノイモ・ムカゴイラクサ・オニユリなどの葉の付け根に形成される。胎芽。むかご。肉芽。
広辞苑第六版より引用

↓よい写真が多数。是非ご覧ください。
https://matsue-hana.com/hana/yamanoimo.html
ヤマノイモ(山の芋)

・・・
葉腋にしばしば珠芽(ムカゴ)がつく。
・・・
雌花はやや小さく、子房に翼がある。成熟すると翼が大きく張りだす。さく果は下向きにつき、扁平な丸い翼が3個ある。種子は円形で周りに薄い翼がある。花期は7〜8月。
・・・

ノブドウ

0719_15nobudou1 2018.7.19
花にアリがきているところ。
アリはこういう地味な花をどうやって見つけるのか。
紫外線で見ると輝いている、とか?
実際いろんな昆虫が誘引されてきますから、何かの「印」を発信しているはずです。
0719_15nobudou2
いろんなステージの花。
その後、あまり実が増えていません。色づくまで行けるでしょうか。

↓先日の関連記事。合わせてどうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-2d93-3.html
2018年7月30日 (月) ノブドウ

タチアオイ黄色

0719_13tatiaoiy1 2018.7.19
黄色い花のタチアオイ(アルセア・ダブルイエロー)の花は、今年は終わったんだろうな、と思っていましたら、枯れたようになっていたてっぺんのつぼみが膨らみ始めました。花が期待できそうです。
0719_13tatiaoiy2
下で既に咲き終わった花の跡。種子ができているようなかんじですね。

0724_2tatiaoiy1 7.24
一番下の実を妻が採ってきましたので、中を開いてみました。
0724_2tatiaoiy2

これは完全に「タチアオイの実」です。

さてどうしよう?
あの「超八重」ともいえる花から、種子が採れました。
あの八重は一体どういう八重なのか。まるっきりわからなくなりました。
蕊とは別の部分がいっぱい八重化したのでしょう、きっとね。でもよくわかんない。

0731_1tatiaoiy7.31
7月末の状態。3輪咲いています。この八重に実ができるって、信じられますか?
まいったな。

カメムシ

0719_10kamemusi 2018.7.19
ミズヒキの茎で。
肩が張り出していますね。
ハリカメムシかホソハリカメムシだと思いますが、どちらであるかは決めかねます。
背中側からも写したかったのですが、水引の茎を指で固定しようとしたら落ちるように逃げました。
足場が自然に揺れるのはいいけれど、不自然に固定されるのは危険だと察知するのでしょう。
0719_18kamemusi
ヒメヘリカメムシの仲間です。
スカシヒメヘリカメムシかな、と思うのですが、気持ちのぐらつきは抑えられません。
カメムシの世界は複雑だなぁ。

白髭咲き朝顔

0719_1sirohige1 2018.7.19
安定して咲き続けていますが、相変わらず私自身がこの姿を見ることは少ない。
朝が早すぎるんです。もう少し朝の気温が下がるようになったらもう少し長く開いていてくれるかな。
0719_1sirohige2
髭もじゃ。
0719_1sirohige3
花弁に切れ目が入るものも多くあります。
涼やかな花です。でも正直なところ、暑いよなぁ。

オシロイバナ

0718_13osiroibana1 2018.7.18
四時花の午後6時半頃の姿。咲いて間もないですからしっかりしています。
0718_13osiroibana2
黄色い萼(花弁のように見えるもの)と赤い蕊の対比がきれい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%8A
オシロイバナ

英語ではFour o'clock、中国語では洗澡花(風呂に入る時間から)、煮飯花(夕飯の時間から)などと呼ばれる。夜間に開き花筒が長いので口吻の長い大型の夜行性鱗翅目でなければ吸蜜は困難である。日本のオシロイバナでは主にスズメガが吸蜜し、送粉に関わっている。

オシロイバナの名前は実を割ると中から白い粉が出てくるからですね。「おしろいごっこ」をしたとか。
この白い粉の主成分はデンプンです。
もしご家庭にヨードチンキがあったら、薄めてオシロイバナの粉にかけてみてください。ヨウ素デンプン反応が起きます。
ヨウ素がなかったら、学校の先生に相談してみるのもいいかな。

ハゼラン

0718_11hazeran 2018.7.18
妻の撮影。
この花と私の行動のタイミングもまるっきり合わないな。
三時草という名を持ちまして、午後の短時間しか咲きません。
オシロイバナは四時花といわれますが、夕方咲いて、翌早朝までは見られますが、ハゼランはそうもいかない。
例年だと少しは花を見るのですが、今年は自分では全然花を見ていません。
ちょっと寂しいな。

トキワツユクサ

0718_10tokiwatuyukusa 2018.7.18
トキワツユクサが密生している場所で、種ができたかな、としごいてみたのだそうです、妻が。
そうしたら、一本、するっと根から抜けてしまったそうで、家へ持ち帰って植えてあります。
ちょっと他の場所の花とはタイミングが違いますが、咲きました。

0727_17tokiwatuyukusa 7.27
なかなかピントの合わせにくい花でして、まだクリアな画像を得ていません。
私が散歩に出るタイミングと花のタイミングもうまく合ってないしなぁ。
タフな植物のようですから、そのうちきっとクリアな画像をお目にかけられると思います。

ヤマトシジミ

0719_7yamatosijimi1 2018.7.19
ミヤコグサに来たヤマトシジミ。
シジミチョウをスケールとして見てください。ミヤコグサは小さな花です。
0719_7yamatosijimi2

花に関心を示しているようでもない。
カタバミを探しているうちにここへ寄りましたかね。

ミヤコグサ

0718_7miyakogusa 2018.7.18
ミヤコグサの花です。真正面からなのでかえって分かりにくいかもしれませんが、マメ科の花です。

0719_4miyakogusa1 7.19
こうなると、いかにもマメ科。
0719_4miyakogusa2
右の方は咲き始めですね。
0719_4miyakogusa3
旗弁の下の方にちょっぴり筋状の模様があります。
0719_4miyakogusa4
翼弁が開きそう。

0720_21miyakogusa1 7.20
小さな花でして、今年はあまりつぼみが多くなくて、いろんな状態の花を撮影することができませんでした。
でもまあ、咲いてくれてよかった。

特別の園芸種とかいうのではありません、普通の野草です。
ただ、ゲノムサイズが小さいことなどからマメ科植物のモデル生物として注目されます。で、その文脈で私共の手元に来訪してくれたという経緯がありますので、絶やしたくない。咲いてくれてうれしかった。

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A4%E3%82%B3%E3%82%B0%E3%82%B5

 ミヤコグサ(都草、学名: Lotus japonicus)はマメ亜科の多年草。道端などに普通に見られる野草。春に黄色い花を多数つける。
 ・・・
 また近年、モデル生物としての利用が注目されている。栽培が比較的容易で生活環のサイクルが比較的短く(播種から2月ほどで開花)、染色体数2n = 12、ゲノムサイズは約4億5千万塩基対(作物の中では短いイネと同程度、シロイヌナズナの3.6倍ほど)と小さいことから、マメ科のモデル生物として優れたものとなりうるという。また作物改良への応用も期待され、ゲノムプロジェクトが進められている。共生する根粒菌はミヤコグサ根粒菌 (Mesorhizobium loti) で、すでにゲノム解析が完了している。

2018年8月 2日 (木)

スイレン

0718_4suiren1213 2018.7.18
12:13。昼のニュースを見て散歩に出たら、こんな風。

0718_5suiren1407

14:07。午後のコーヒータイムに下りて行って、外を覗いたらこうなっていました。
昼過ぎに開花する花です。
朝顔なんかは早朝でないと整った姿が見られないけど、スイレンは、ゆっくり。
朝顔は未明のうちに自家受粉を澄ませていますから、虫をあてにする生き方ではない。
スイレンは、おそらく、虫が活動していてくれた方がいい。
それぞれの花に、生き方の戦略があるのでしょう。

のりの大きさ

0717_22jiyu_nori1 2018.7.18
NHKのEテレ「0655」から。
食卓にあがる「海苔」。そのサイズの話。

0717_22jiyu_nori2

のりの袋の「〇切」というに表示とともに。
0717_22jiyu_nori3
ふと気づいたことを追求すると、「自由研究」になりますよ、っと。
↓のり用語辞典というサイトです。

http://www.nori-japan.com/kids/tosyokan/yougo/1-a.html

基本サイズ=(タテ21cm)×(ヨコ19cm)
このサイズを「全型(ぜんけい)」という。

のり1枚(まい)は、タテ21×ヨコ19cm(メーカーによって、少(すこ)し差(さ)がある)が基準(きじゅん)だ。この1枚(まい)のサイズを「全型(ぜんけい)」という。この全型(ぜんけい)の大(おお)きさをもとに、それぞれの使い方(つかいかた)にあわせて、さまざまな形(かたち)にカットされているんだよ。


「半切、3切、4切、6切、8切、12切」の実例がわかります。
なお「切」は「さい」と発音するようです。
↓浦島海苔という会社のサイト。わかりやすいです。

http://www.urashima.co.jp/products/business-use/size.html

私共の家庭では全型を買ってきて、時々8切を作って、缶に入れて使っています。
折れば切れるのですから、簡単なもの。
子どもの頃、冬場、火鉢にあたっていると、母が全型の乾のりを私に渡して、焼いてくれ、と。
2枚の裏側を合わせて、火鉢の炭火で表側をあぶり焼くんですね。ちょっとした技。
で、刻みのりにするのか、揉みのりにするのか、母に聞いて、そのように作るんです。
火鉢でいろんな作業をしたっけなぁ。

フウセンカズラ

0717_19huusenkazura1 2018.7.17
画面上の花を見てください。白い花弁の外側に緑の萼がありますね。
そして下の青い実。実の付け根のところに萼が残っているのがわかります。
0717_19huusenkazura2
くどいけど、拡大します。
ということは、フウセンカズラの実はホウズキのような萼が袋状になったものではないということです。

やっと見やすい写真を得ましたのでお目にかけました。

カメムシ2種

0717_18butihigekamemusi 2018.7.17
常連、ブチヒゲカメムシ。成虫。タチアオイの青い実で。
0717_18kusagikamemusi

こちらは、クサギカメムシの終齢幼虫。タチアオイのしぼみかけた花の付け根で。
ボリューム感があって、迫力があります。
ベランダで栽培しているピーマンの実に、小さな部分的変色がありました。
妻曰く、カメムシのせいかしらね。
夫、多分そうだろう。
商品じゃなし、食べてしまいました。

ヘクソカズラ

0717_17hekusokazura1 2018.7.17
ヘクソカズラのつぼみができました。
短い棒のようなつぼみです。
0717_17hekusokazura2
この日は自分ではつぼみを確認した、と思っただけなのですが、ブログ用に写真をトリミングしていたら、花が咲いていました。画面右下に取り込んでおきました。迂闊でした。
18日は写真はお休み。

0719_17hekusokazura1 7.19
いっぱい咲いていました。
名前で損をしていますが、私はこの花が好きなんです。
念の為に、葉を摘んで爪で傷をつけてみたのですが、臭くなかったですよ。私が鈍感なだけかもしれませんけど。
0719_17hekusokazura2
またもや、5ではなく、6の花を見つけてしまいました。
「またもや」というのは去年の経験を踏まえてのことです。
去年6弁のヘクソカズラがあることに気付いたのです。

0720_16hekusokazura1 7.20
これが普通の5弁の花。
0720_16hekusokazura2
6弁の花が並んだりして。
結構普通にあるものらしいですね。
もしヘクソカズラを見かけたら、ちょっと意識してみてください。

ジョロウグモ

0717_4jorougumo 2018.7.17
池の上で網を張っていました。
ジョロウグモなら主たる網の前後にバリアー網を張って三重構造にするのですが、そうなっているのかどうか、背面はどんな模様なのか、まるっきりアングルがありません。このように腹側から何とか撮影するのがやっとでした。
おそらく網の位置も変えるでしょうし、追跡できないと思いますが、多分ジョロウグモが庭へやって来たのでしょう。

ヒメイトカメムシ・イトカメムシ

0717_3himeitokamemusi1 2018.7.17
フヨウの葉の上です。
脚を見てください。まだら模様がありますね。これがヒメイトカメムシの特徴。
虫ナビから引用

脚は斑模様をしており、各腿節先端付近は暗褐色で太い

触角から脚の先まで収めようとすると、長いものですから、体がわかりにくくなる
0717_3himeitokamemusi2
体だけクローズアップするとこうなります。

0717_7itokamemusi1
同じ日、エノコログサでイトカメムシを見ました。
ヒメイトカメムシと似ていますが、脚にまだら模様はない。
0717_7itokamemusi2
エノコログサの棘とイトカメムシの脚が同じようでまぎらわしい。
通常植物の汁を吸いますが、たまにはアブラムシを捕獲して体液を吸うこともあるようです。
ヒメイトカメムシもね。

↓検索したら自分のブログがヒットした。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-ee9b.html
2014年7月10日 (木) イトカメムシ

ところがなんとまあお恥ずかしいことに、ここに載せた写真は「脚にまだら模様」があります。

つまり、ヒメイトカメムシの肉食性の記録なのでした。
いまさらこの記事に戻って訂正を書き込む事はできないので、ここからリンクして、訂正とします。

アリ・ダンゴムシ

0717_1ari_dangomusi
何かが動く。見ればダンゴムシですが、自分で歩いているのではない。
更によく見ればダンゴムシの死骸をクロヤマアリが一匹で引っ張っている様子。
なかなかスムーズには動かないようでした。重いのでしょう。
撮影して、先へ進み、しばらくして戻ってきたら、もうダンゴムシの死骸はありませんでした。
一匹で引いていったか、仲間を呼んできて引いていったか、詳細はわかりませんが運び去ったようです。

★ふとおもうこと

朝日俳壇より(2018.7.29)
長谷川櫂 選
蟻の列死を分解し運び去る:(筑紫野市)二宮正博
(評)死さえ最後は残らない。たゆみない自然の営みによって。

句は句として、私が何か言うべきものはないのです。
「死が残ったら」どうなります?世界は「死」で埋め尽くされてしまいます。
死を分解するのは基本的に、無機的自然ではなく、生物的自然です。生物の営みが死を分解して新たに生を産みだしているのです。私たち人間だって日々「死」を食べて「生き」ているのですよね。アリと何の違いもない。
死は生を産むのです。死は生の始まりなのです。
そのようにして38億年もの長きを繋いできたのです。
死は生の流れへの回帰なのです。
個体としての死が、悠久の流れたる生を支えるのです。

キキョウ

0716_21kikyouw1 2018.7.16
鉢で育てている白い花のキキョウ。つぼみがずいぶん大きくなってきました。
0716_21kikyouw2
つぼみの赤ちゃん、みたいなのもあります。
0716_21kikyouw3
これはきっとつぼみで間違いないんじゃないか、というレベル。

0722_6kikyou 7.22
もう弾けそうですね。

0723_7kikyou1 7.23
2階のベランダから見おろして「わ、咲いてる!」とズームアップ。
0723_7kikyou2
階下へ降りて玄関を出て撮影。
オシベがメシベをしっかり包んでいます。

0724_9kikyou2ndday 7.24
2日目。オシベが開いてきて、メシベが現れました。

0726_9kikyou4thday 7.26
4日目。オシベは役目を終え、メシベの柱頭が開いていました。
この花はここらでお終い。
でもまだ2輪目3輪目出番を待っています。

脱け殻

0716_19nukegara 2018.7.16
キョウチクトウの葉の裏に何かの脱け殻がありました。
0716_19nukegara2
ちょっと引いてみましたら、そばにツマグロオオヨコバイの幼虫がいました。(ぼんやりですみません)
ということは、状況的にいって、この脱け殻は、このツマグロオオヨコバイの脱け殻である可能性が大きいと思います。
{状況証拠だけでは公判は維持できないのだよ、かかし君。ごもっとも}

0716_21kikyouw4
これは、キキョウにいたツマグロオオヨコバイ。半透明で美しい幼虫です。

0731_8nukegara 7.31
かなり遠くから見つけた脱け殻。色も変ですし、ピンボケでもある。
ですが、なんとなく、「勘」として、ツマグロオオヨコバイの脱け殻のような気がします。{コンキョLess!}

2018年8月 1日 (水)

ムクゲ

0716_18mukuge 2018.7.16
オシベとメシベが完備していて、しかも半八重となると、何が変化してこの白い「ひも」のようなものになったのか。
オシベの一部が変化したのでしょうか。植物の生き方の自在さに驚かされます。

花の中にはいつもアリがいます。蜜があるということを知らせ合ってやってくるのでしょう。
律儀なもんだ。

オシロイバナ

0716_17osiroibana1 2018.7.16
白と
0716_17osiroibana2
赤があって
0716_17osiroibana3

源平咲きがある。

遺伝子の不思議を感じます。

7月24日に、東急電鉄の草刈りがありまして、線路柵内に山のように咲き誇っていたオシロイバナはすべて刈り取られました。早目にできていた種子が再度発芽するかどうか。
さしあたって、現在見られるオシロイバナは庭の黄色い花のものと、線路柵とは反対側の電柱近くのもの、くらいになっています。電車の安全運行に必要なことですので仕方ないことです。

カメムシ

0716_15butihigekamemusi1 2018.7.16
ブチヒゲカメムシがタチアオイの未熟な実の隙間へ頭を突っ込んでいました。
珍しい姿勢です。口吻が届かなかったのかな。小型のチョウが深い花に頭から突っ込んでいくというのはそれなりによくあることですが。
0716_16sukasihimeherikamemusi
スカシヒメヘリカメムシの終齢幼虫です。ボケてます、すみません。
腹部背面の白い点々、これを覚えればいいんだな、と思いつつ、自分の記憶力には全く自信がない私です。
読書・PC用の眼鏡と通常にTVを見る時の眼鏡を使い分けていますが、すぐ眼鏡をかけ替えることを忘れて2階へ上がってしまう。「ちっ、しくじった、物忘れは健康に良い」とぼやきつつ階段をもう一往復することの何と多いことか。
「何段目で思い出したのよ」と妻にからかわれます。

ハラビロカマキリ幼虫

0716_12harabirokamakiri 2018.7.16
腹を反らせているのはいつものことですが、腹部に白い縁取りがあります。
いつも気にしていなかったので見落としていたのでしょう。
教えてくれてありがとう。
ところで疑問。腹をそらせた姿って、何かへの擬態なのでしょうか?

トビモンオオエダシャク幼虫

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-98c4.html
2018年7月31日 (火) トビモンオオエダシャク幼虫

ここで、7月14日に発見、翌15日にも撮影、という話を書きましたが、その続きです。

0716_11shakutorimusi 2018.7.16
相変わらず枝と枝の間。

0726_11syakutorimusi 7.26

まだ動きませんね。蛹化する気はないのかね。

0727_6tobimonooedashaku 7.27

ちょっと位置が変わって、頭胸部が葉につかまっている。
とはいえ、葉に食痕がないように見えます。位置を買えただけで、葉を食べようとしているのではないのかな。
わからないやつです。
忘れてみていない日も多いのですが、気づけば探してどうなるか、見てみましょう。
どこでどういう蛹になるのかもわからない。

ヤブラン

0716_9yaburan 2018.7.16
白っぽいつぼみが、薄紫に変わります。

0724_8yaburan1 7.24
葉に隠れていますが、咲き始めています。
0724_8yaburan2
そばにこんな穂がありました。
やけに白い。これ、薄紫になるのかな?と考え込む。

0729_6yaburan 7.29
少しは色づいたのかもしれませんが、依然としてかなり白い。
きっと白っぽい花の咲く株なんだろうな、と思いますけど。
去年そういう株、あったっけ?よくわからなくなるのでした。

トンボの脱け殻

0716_6nukegara1 2018.7.16
妻が撮影してきてくれました。池のそば、低い位置の草についていたとか。
種類はわかりません。シオカラトンボかオオシオカラトンボだとは思います。

0716_6nukegara2

すごい割れ方ですね。
外骨格ではない内骨格の人間は、皮膚に感覚器がありますので、皮膚がこんなに割れたら「痛そう」という感じです。外骨格の昆虫は大丈夫。
それよりも、白い糸が問題でして。
これは気管の脱け殻です。
イトトンボなどは腹端部から外部に「鰓」を出していますが、シオカラトンボなどはヤゴの直腸内に鰓があって、肛門から水を吸い込んで鰓呼吸。吸い込んだ水を噴射すると水の中での推進装置にもなります。
いずれにしても、気管は使っていない。
それが羽化という最終脱皮の時に切り替わるわけです。
鰓呼吸から気管での呼吸へ。
これは命に関わる重大な切り替えです。
夜、羽化している時に、人工的な明かりで照らされると、あわてて水中に戻ることがあるのですが、気門での呼吸に切り替えた後だと、ヤゴが溺死することがあります。
ヤゴを飼育する場合「夜はちゃんと夜にする」ということが大事です。
オニヤンマでは羽化の何日か前から陸に上がって過ごしてから羽化しますので、このことにも注意してください。
↓以前の私のブログ記事です。そのあたりのことを書いています。

はかる

0716_1hakaru1 2018.7.16
Eテレ「0655」です。自由研究お手伝い。
100円玉の重さを測っています。ここでは1枚で5g。
0716_1hakaru2
10枚にしたら48g、つまり1枚当たり4.8gになりました。
0716_1hakaru3
100枚だと479g。1枚当たり4.79g。
さて、100円硬貨の本当の質量は何gでしょう。
4.8g ということになっています。
これは作ったばかりの時の重さ。使用しているとすり減るでしょうね。逆に「垢」のようなものがつくこともあるかもしれない。
4.8gでいいのです。

硬貨    発行年 重さ(g) 素材
   1円    1955年  1      アルミニウム
   5円    1959年  3.75  黄銅
10円    1959年  4.5    青銅
50円    1967年  4      白銅
100円   1967年  4.8    白銅
500円   2000年  7      ニッケル黄銅

↓造幣局です。大本。

https://www.mint.go.jp/operations/production/operations_coin_presently-minted.html
独立行政法人 造幣局

↓ここに「日本の硬貨の重さとグラム単価」というグラフがありまして面白かったのでご紹介します。

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5094.html

私は以前教師でしたから毎日のようにプリントを刷る。更紙は500枚とか1000枚とかいう単位で包装されていますから、まとめて厚さを測って枚数で割れば一枚のわら半紙の厚さが求まる、というようなことを日常茶飯事としていましたっけ。

アオスジアゲハ

0715_15aosujiageha1 2018.7.15
アオスジアゲハの1齢幼虫です。この時はトゲトゲっぽいです。2齢になると棘がなくなります。
0715_15aosujiageha2
アオスジアゲハの卵。
0715_15aosujiageha3
これもアオスジアゲハの卵ですが、中で幼虫が成長しているのでしょう、模様のようなものが出てきた。孵化も近いようです。

0716_23youtyu1 7.16
孵化して、卵殻を食べる幼虫。お母さんがくれた最初の食事です。
0716_23youtyu2
ムシャムシャ食べます。こういう味のものを食べなさいとか、何かの伝達があるのではないかと思っています。あるいは共生細菌の受け渡しとかね。
0716_23youtyu3
食べ終わった幼虫。柔らかい葉を食べに葉の縁へ行きますが、休憩は食べた場所から少し離れた場所で。外敵によるリスクの低減とかの効果があるのかな。
0716_23youtyu4
ここでも卵殻を食べています。
もう我が家は「むしむし」してます。
アオスジアゲハには寄生バエがつきますが、ハエが葉の表面に産み付けたハエの卵をアオスジアゲハの幼虫が食べることで寄生が成立するらしい。
餌として採ってきたクスノキの葉は、指で表面を撫でてハエの卵がなくなるように、と思ってはいますが、完全にブロックしきれないこともあります。
アゲハの場合だと寄生バチの親が幼虫の体内に産卵しますので、卵から飼育下に入ったものには寄生はありません。外から連れてきた幼虫はかなりの効率で寄生されています。
生きるということは大変なことなのです。

クサギカメムシ

0715_11kusagikamemusi1 2018.7.15
いつもと違うアングルでクサギカメムシに出会いましたのでお目にかけます。
口のあたりからの太めのジグザグしたものは口吻の鞘です。

0715_11kusagikamemusi3

滑らかに湾曲した細い線が見えますが、これが口吻、実際に植物に突き刺す針です。
0715_11kusagikamemusi4
トリミングしました。湾曲しているのが口吻です。
0715_11kusagikamemusi5
鞘の先っちょ部分は本当に「針」のようです。でも、この中を通って口吻が植物に差し込まれています。
なかなか実物に接するのは大変なので、じっくりご覧ください。

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