ユキノシタの種子
2018.6.1
ユキノシタの実が熟したようでしたので、つまんで手のひらの上で揉んでみました。
ごく細かい種子が出てきました。1mmもない小さな種子で、私のカメラではこれ以上は無理。
↓ここによい写真があります。参考にしてください。
https://matsue-hana.com/hana/yukinosita.html
ユキノシタ(雪の下)
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茎の基部から長い紅色の走出枝を出して先に芽を作る。
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種子は広卵形、微細な凸起があり長さ約0.5mm。
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ちょっとだけ余計な注意を。
ユキノシタやイチゴなどは、栄養生殖する、ということが有名ですが、だからといって、それしかできないのだろう、とは思わないでください。
栄養生殖では遺伝的な多様性を生み出せない。やはり有性生殖によって種子をつくる必要もあるのです。
食卓に上がるイチゴですが、食べておいしい部分は「花托」といいます。イチゴの表面にある粒々が「果実」です。種子じゃありません。痩果(そうか)といって、硬い果皮の中に果肉はほとんどなく種子が入っているという果実です。
イチゴの粒々を濡らしたガーゼの上にでも置いてみてください。発芽してかわいい双葉が出ますよ。これを育てればイチゴになります。ただし、遺伝子が親とは違いますから同じような味になる保証はありません。私共はやってみたことがあります。結構楽しかった。
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