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2018年5月22日 (火)

カタバミ

0429_10katabami 2018.4.29
分かりにくいかと思います、私がこの時見たのは、小さな花の割に実は大きいんだなぁ、というポイント。
塔のように立っているのが実です。

0501_33katabami1 5.1
くっきりした影が面白かった。
影を擬人化したりしてみてください。
その上で、単純に上下引っくり返すと
0501_33katabami2
印象が変わるでしょ。
上下の座標軸がひっくり返るだけで、見える世界が変わるんです。
私共の視覚にはどうしても座標軸が必要だという気がします。
宇宙ステーションの無重量環境で重力による上下軸が消えた時、どのような感覚になるのか、興味深いところです。

0502_37katabami1 5.2
玄関先に座り込んだら、脇の鉢のカタバミが面白かった。
花弁がしぼんで今ぬけようとしているのが左の花。
右の花はもう花弁は落ちた後。
真ん中の花では、実が成長し始めています。やがて「大きな塔」になる。
0502_37katabami2
こんな状態のものも。
0502_37katabami3
そしてこうなる。
実が熟しきると弾けて種子を飛ばす。
熟した実に手を触れて弾けさせると痛いくらいの速さで飛んできます。すごいものです。
質量を持つ種子をかなりの速度で射出する。ということはそれだけのエネルギーを果実は蓄えている。
ある種のポテンシャルエネルギーということでしょうね。
光エネルギーから化学エネルギーへ、そして力学的なエネルギーへ。
静かに見える植物ですが、すごい仕事をしています。

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