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2018年5月21日 (月)

ヨトウガ幼虫@イチョウの葉

0427w_14yotouga 2018.4.27
イチョウの葉に食痕。葉肉だけ食べてますね。何かの若齢幼虫ですね。
イチョウの葉を食草にする昆虫というのはほとんどいないと思っていました。イチョウとの付き合いは長いけれど、葉が虫に食われるということはほとんどなかったのです。

0428_12yotouga1 4.28
翌日、幼虫の姿がちょっと変化していました。
0428_12yotouga2
こんな場所もありました。凄い食べ方をする。
葉肉だけをひたすら食べているらしい。私共にとってなじみの深いチョウの幼虫たちはこういう食べ方はしない。縁から齧りとっていく。
なんだろうなぁ、と調べていたらヨトウガの幼虫らしい。↓
https://sizenkan.exblog.jp/13749786/

実は昨年もこの街路樹のイチョウでヨトウガを発見し、注目していた。
H井先生に報告したところ “広食性だけに、ほかに食料がなくて、たまたまイチョウについたとも考えられます” という回答。
それではと、今年もずっと注目していたのだが、やっと現れた。
やっぱりイチョウで繁殖できるのだ。

「広食性」なんて優しい表現だなぁ。イチョウの葉を食うなんて「悪食」といってもいいんじゃないか、と思うくらいです。
ヨトウガのお母さんももうちょっと産卵する場所を選べばいいのに、イチョウに産卵しちゃったんですね。
幼虫はがんばる、さしておいしいとも思わないけど、食えるんだから食う、「我らは広食性のヨトウガである!」
初めての経験でした。この幼虫は「追放」しました。途中で食草が変わっても生きられるのならそれはそれで構わない、ということです。

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%AC

非常に広食性で、イネ科以外のほとんどの植物を食害する。ヨトウガの幼虫による大きな被害が知られている作物には、アブラナ科(キャベツ、ハクサイ、ダイコン)、マメ科(エンドウ)、アカザ科(テンサイ、ホウレンソウ)、キク科(レタス、ゴボウ)、ナス科(ジャガイモ、ナス、ピーマン、トマト、タバコ)、ユリ科(ネギ)、ウリ科(キュウリ)、セリ科(ニンジン)、バラ科(イチゴ)などが挙げられる。

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