モンシロチョウ
2018.5.6
見てください。ユウゲショウに来たモンシロチョウですが、ぼろぼろなんです。
こんなになっても、ひたすらに生きる。
飛翔時の力のかかり具合だってずいぶん変化しているでしょう。でも、その変化を吸収して飛び続ける。
ヒトの作る飛行機にそんな技はできません。
飛んで交尾して繁殖して生きる。それを全うする姿にうたれます。
私は昆虫採集には比較的寛容です。自分に技量がなければ虫は捕まらない。虫との一対一での対決、という感覚がありますのでね。子どもが虫を捕るためには虫を知らなければとれない。虫を知って、命を知る。
でもね、飼育して羽化して、完全な状態のチョウを標本にする、というのには拒絶感が強い。
完全な標本は得られるでしょう。でも、なんだか命を冒涜してないか?
飛ぶために生まれた。精一杯を飛んでほしい。ぼろぼろになるまで飛んで生きてほしい。
私共は採集家ではありません。飼育者です。「生きる」ことを昆虫と分かち合いたいのです。
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