月
2月5日から、8日の下弦を挟んで9日まで。並べてみました。
月の「模様」が変化せずに、影だけが移動していきます。
月が地球を回る公転と月自身の自転が同期していますので、月はいつもほぼ同じ面を地球に向けている。
知識としてはみんな知っていますが、こうやって並べてみるのも面白い。
2018.2.27
正午の月齢が11.2の月。
ほぼ同じ模様が見えます。
ということは、月から地球を見た場合(月の「表」の場所から)、いつも天空上のほぼ同じところに地球が見えるということですよね。
かなり想像力を要しますが、そういうことでしょう。
月の裏側を人類が見たのは約60年前。1959年にソ連のルナ3号が月の裏側の写真を送ってきたのでした。私11歳、子どもながらに興奮したものでした。
いつも見る月ですが、結構面白く不思議なことがあるものなのです。
↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88
月は、太陽系の惑星やほとんどの衛星と同じく、天の北極から見て反時計周りの方向に公転している。軌道は円に近い楕円形。自転周期は27.32日で、地球の周りを回る公転周期と完全に同期している(自転と公転の同期)。つまり地球上から月の裏側を直接観測することは永久にできない。これはそれほど珍しい現象ではなく、火星の2衛星、木星のガリレオ衛星であるイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト、土星の最大の衛星タイタンなどにも見られる。ただし、一致してはいても、月の自転軸が傾いていて軌道離心率が0ではないので、地球から見た月は秤動と呼ばれるゆっくりとした振動運動を行なっており、月面の59%が地上から観測可能である。逆に、月面からは地球は天空のある狭い範囲(秤動に応じて東西南北およそ±7°程度の範囲[11])に留まって見える(一点に静止して見えるわけではない)。
自転と公転の同期
自転と公転の同期(じてんとこうてんのどうき)とは、互いの重力に引かれて共通重心の周りを公転している二つの天体の一方または両方が、常に相手に同じ面を向けて回転する現象である。すなわち自転周期と公転周期が等しくなっている現象である。このような状態を同期自転、潮汐ロック、潮汐固定とも言う。身近な実例は地球の衛星である。月は自転周期と公転周期が同じ(約27.32日)になっているので、常に地球に同じ面を向けている。
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同期自転の原因
自転角速度が公転角速度に対して卓越している場合(左)と同期自転状態(右)。黄矢印は衛星の自転を表す。2つの潮汐バルジ(BFとBN)にかかる重力には差があり、それによって生じるトルクは黄矢印の回転を打ち消す方向に働く。
このような同期は二つの天体の距離が比較的近く、相手の天体が及ぼす潮汐力が強い場合に起こる。こういった同期現象は惑星や衛星に限らず、公転運動する固体状の天体に於いて一般的に起こり得る現象である。
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