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2018年2月 7日 (水)

水素の日

↓こんな記事がありました。

2018年02月02日 朝日新聞 東京
水素の活用、都が普及へ後押し 客船建造、新年度予算案に補助費 /東京都
 都が今年から2月1日を「東京水素の日」とし、同日、協力企業などと共に水素活用をPRする講演会を開いた。「脱炭素社会」のエネルギーとして水素の活用に力を入れ始めており、2018年度予算案には水素で動く客船建造の補助費を計上。20年五輪・パラリンピックにあわせた運航が目標だ。
 ・・・
 ・・・「水素の日」は水素の分子量(2・01)にちなんだ。

なんだかなぁ。東京都のHPも見てきました。
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/12/20/05.html

東京水素の日 記念イベント
水素エネルギー推進セミナー「水素が動かす、東京の未来」を開催します
 東京都では、水素エネルギーの普及に向け、官民一体によるムーブメントを醸成すべく、民間企業や都内自治体等と共に「Tokyoスイソ推進チーム」を発足いたしました。本チームでは、2月1日を「東京水素の日※」とし、この日に水素エネルギーについて連携してPRを行うこととしています。
 そこで、水素エネルギーの持つ意義や特性、安全性などに係る情報や事業者等の先進事例を紹介するため、水素エネルギー推進セミナー「水素が動かす、東京の未来」をチームとして連携して開催いたします。
 都民の皆様に水素エネルギーを活用する未来が近づいていることを知っていただき、普及のきっかけとしていきたいと考えておりますので、ぜひ、ご参加ください。

※「東京水素の日」は、水素の分子量である2.01に由来しています。
また、セミナータイトル「水素が動かす、東京の未来」は、Tokyoスイソ推進チームの水素推進宣言です。

http://www.chemistry.or.jp/international/atomictable2012.pdf
日本化学会 原子量表(2012)

1 水素 H[1.00784;1.00811] m
m :不詳な,あるいは不適切な同位体分別を受けたために同位体組成が変動した物質が市販品中に見いだされることがある。そのため,当該元素の原子量が表記の値とかなり異なることがある。

普通は水素の原子量は1.008と覚えている人が多い。でも、通常は有効数字3桁で十分なんですよね。そうすると不確定さを勘案しても

水素分子 H2 の分子量は「2.02」

とするのが、普通だよなぁ。
水素の分子量が「2.01」だなんて、教育的じゃないよなぁ。
東京都の高校生が、この発表を読んで「そうか水素の分子量は2.01なんだ」と思って入試問題を解いたらどうします?
誤答にされても「だって東京都が公式に水素の分子量は2.01だ、って発表してるじゃん」と主張されたらどうします?
普通の高校化学での計算は有効数字3桁です。あるいは問題文に「計算は有効数字3桁で行え」と書いてあるかも。4桁を要求することはまずないはずです。

水素の分子量は、「2.02」ですよ。

私はとっても気分ワリィ。

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