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2018年1月 3日 (水)

スーパームーン

0101_16supermoon 2018.1.1
NHKの気象情報での写真です。午後7時直前。
「明日はスーパームーン」という紹介。
下にリンクする国立天文台のサイトからの引用↓

2018年で最も大きな満月となる1月2日には、月は6時49分に近地点を通過し、11時24分に満月となります。満月の瞬間の地心距離は約35万7千キロメートル、視直径は33分30秒角です。

一番正確な表現です。「近地点通過」も「望」もある「時刻」で記述される出来事です。
その時刻を含む日が「1月2日」なのですね。

0102_1658_supermoon 1.2
午後7時直前の中継画像。
最接近はちょっと過ぎてますね。で、望の瞬間はまだちょっと先、という映像になります。

ま、大雑把でいいんですが、あまり「スーパームーン」という言葉が好きではなくて、絡み気味。
「2018年、今年一番大きな満月」でいいんじゃないでしょうか。

↓とてもよい解説やグラフ、写真があります。どうぞ。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2018/01-topics02.html

新年早々に、2018年最大の満月を見よう!

年明け早々の1月2日の満月は、2018年で最も大きく見える満月です。
月は、地球の周りを公転しています。月の軌道は円形ではなく楕円形をしているため、地球と月との距離は一定ではありません。また、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けてわずかに変化するため、月が地球に最も近づく位置(近地点)や、最も遠ざかる位置(遠地点)での距離は、上の図のように毎回異なります。満月における地心距離(地球の中心から月の中心までの距離)は、およそ35万6千キロメートルから40万6千キロメートルの間で変化します。そして、月の視直径(注1)は、地球と月との距離が近いときには大きく、遠いときには小さくなります。最も大きな満月は最も小さな満月に比べて、14パーセント視直径が大きく、30パーセント明るく見えます。

2018年で最も大きな満月となる1月2日には、月は6時49分に近地点を通過し、11時24分に満月となります。満月の瞬間の地心距離は約35万7千キロメートル、視直径は33分30秒角です。
2018年で最も小さな満月となるのは7月28日です。月は7月27日14時44分に遠地点を通過し、28日の5時20分に満月となります。満月の瞬間の地心距離は約40万6千キロメートル、視直径は29分25秒角です。
・・・

↓「スーパームーン」という言葉についての一つの考え方。
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9573_ph180102

・・・
 月の公転軌道が楕円であるため月と地球との距離は約36万kmから40万kmの間で変化する。その最接近のタイミングと満月となるタイミングが近いと、月が大きく見えるというわけだ。今年の場合、6時49分ごろに月が地球に約35.7万kmまで最接近し、その約3時間半後の11時24分ごろにちょうど満月となる。つまり「1日の宵から2日明け方」にかけての満月がスーパームーンとなる。
 肉眼では大きさの変化に気づきにくいが、同じ拡大率で撮影して比べるとわかりやすいだろう。なお、今年最小の満月は7月28日明け方の満月(皆既月食)である。
アストロアーツでの「スーパームーン」の考え方(言葉の使い方)
 科学的な定義が決まっていない言葉ですが、アストロアーツでは現状“「月の近地点通過(月と地球が最接近するタイミング)」と「満月の瞬間」が「12時間(半日)以内」の場合、その前後の夜に見える満月”を指してスーパームーンと表記しています。「これが正しい」ではなく「このように考えることにしている」ということです。

★蛇足:いつも言うことの蒸し返し。

最も大きな満月は最も小さな満月に比べて、14パーセント視直径が大きく、30パーセント明るく見えます。

長さで1.14倍になると、1.14×1.14=1.30
面積が1.3倍になります。面積が1.3倍なので明るさも1.3倍ということですね。

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