1月25日 東京と喜茂別の気温
タイトル通り、1月25日の東京と喜茂別の気温をアメダスデータからグラフ化してみました。
上が東京、下が喜茂別です。
グラフは毎正時の気温をグラフ化したものですので、最高気温・最低気温そのものは載っていません。
公式な記録は下のようになります。
東京
最低気温(℃) -4.0 06:20
最高気温(℃) 4.0 13:55喜茂別
最低気温(℃) -31.3 00:43
最高気温(℃) -7.5 14:29
東京で寒い寒いと騒いでいるなどおこがましいですね。{漢字だと「烏滸がましい」だそうです。広辞苑第六版より引用}
都心、48年ぶり零下4度 居座る寒気、水道も凍る(朝日新聞デジタル 2018年1月25日16時30分)
東京都心では午前6時20分に最低気温が零下4・0度を記録した。気象庁によると、都心で零下4度を記録したのは、観測地点が千代田区大手町にあった1970年1月17日以来、48年ぶり。
都心の観測地点は、2014年12月に千代田区の北の丸公園に移転した。同庁によると、北の丸公園の方が最低気温は年間平均1・4度低いという。列島、凍結 都心・零下4度 北海道・零下31.3度(朝日新聞デジタル 2018年1月26日05時00分)
・・・北海道喜茂別町では零下31・3度と、今季の全国最低気温を記録した。・・・
ちなみに、最低気温の記録は
日本では1902年1月25日、現在の旭川市で -41.0℃
世界では1926年1月26日、ロシア・サハ共和国 オイミャコンで −71.2℃
これが記録だそうです。すごいものですね。
★ところで
水銀(Hg)の融点は -38.8290℃(理科年表より)です。
すると、-41℃の場所では、水銀温度計が凍ってしまって使えませんね。
アンモニア(NH3)は、通常は気体と認識していますが、沸点が -33.48℃(理科年表より)ですので、-41℃の場所ではアンモニアは発生すると同時に液化し、液体アンモニアになってしまう。
なるほど。昔、化学科の学生で講義を受けていた時に、教授が笑いながらそんな話をしてましたっけね。
ちなみに、エタノールにドライアイスを放り込んだ寒剤は -72℃まで冷却できますので、世界の最低気温くらいになるのですね。たまんねぇなぁ。
思い出話:ジシクロペンタジエンという化合物を170℃くらいで蒸留して、シクロペンタジエンの気体にして、ドライアイス・エタノール温度でトラップするという実験を卒研でずいぶん何度もやりました。
温度差が240℃、危険というかなんというか、あれほどの温度差の蒸留はあの時だけでしたね。(天ぷらを揚げてドライアイスで冷やすようなものです。)
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