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2017年12月 4日 (月)

大きな満月

今日、12月4日の月は、正午の月齢が15.6で「望」です。
しかも、理科年表によりますと「P」という記号が添えられています。
「P」という気号の意味は「最近」だそうです。月が地球に「最も近い」という意味です。
4日の18時で「距離 0.930」と書いてあります。
Pがどういう単語の頭文字かということについては、後のWikiの引用をご覧ください。

天文学で「満月」「望」というのは「太陽と月との黄経の差が180度の位置にあたる時」なんですね{広辞苑第六版より引用}。ある時刻なのです。
今朝、12月4日の午前0時47分がその「満月」でした。

朝日新聞デジタルに記事があります↓
http://www.asahi.com/articles/ASKD361K7KD3ULBJ006.html

ここでは「3日午後5時42分」撮影の写真が見られます。まだ「満月の瞬間」の前ですけどね。{月の出は16:26でした(東京)}
満月の瞬間を含む日の月がいわゆる望月ですので、今晩、17:20(東京)の月の出から見られる月も、普通の意味で「満月」といっていいでしょう。満月の瞬間を過ぎてはいますが、その大きさの変化が私たちの目にはっきり見えるわけはない。
晴れていたらぜひ大きな満月をご覧ください。寒さ対策をしてくださいね。

月の軌道長半径 = 38,4399km ≒ 38,4000km
として、その0.930倍は
38,4000km × 0.930 = 35,7000km
この程度の距離に来るのだと思います。

↓東京天文台です。とてもよい図がありますので是非ご覧ください。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2017/12-topics01.html
今年最大の満月(2017年12月)

様々な月を楽しもう
 12月4日の満月は、今年地球に最も近い満月(注1)です。
月は、12月4日に日付が変わったばかりの0時47分に満月となり、その後17時46分に近地点(注2)を通過します。満月のときの地心距離(注3)は約35万8千キロメートル、視直径(注4)は33分22秒角です。なお、翌月の2018年1月2日には、12月4日よりも月がさらに地球に近い距離で満月となります。このときの地心距離は35万7千キロメートル、視直径は33分30秒角です。
 月が地球に近いということは、それだけ大きく見えるということです。上の図は、今年最も近い12月4日の満月と、最も遠い6月9日の満月で、月の視直径を比べたイメージ図です。
このように、近い満月と遠い満月を並べて比べると、大きさの違いははっきりとわかります。しかし、実際の空では月はひとつしか見えず、大きさを比べることはできません。比べるものなしに大きさを測ることは簡単ではありませんので、眺めるだけで月の大きさの変化に気づくのは、たいへん難しいでしょう。

月の軌道は円形ではなく楕円形をしているため、地球と月との距離は一定ではありません。また、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けてわずかに変化するため、近地点や遠地点での月の地心距離は、上の図のように毎回異なります。満月における地心距離は、およそ35万6千キロメートルから40万6千キロメートルの間で変化します。そして、月の視直径は、地球と月との距離が近いときには大きく、遠いときには小さくなります。最も近い満月は最も遠い満月に比べて、14パーセント視直径が大きく、30パーセント明るく見えます。

注1 満月:天文学上の「満月」は、地球の中心から見て、ちょうど太陽とは反対の方向に来た瞬間の月のことをいいます。

1.14^2 = 1.30
長さスケールが1.14倍になると、面積が1.3倍になるというのはこういうことです。
面積が1.3倍になれば、明るさも1.3倍くらいになるでしょうね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E7%82%B9%E3%83%BB%E9%81%A0%E7%82%B9
近点・遠点

近点・遠点(きんてん・えんてん、periapsis and apoapsis) とは、軌道運動する天体が、中心天体の重力中心に最も近づく位置と、最も遠ざかる位置のことである。両者を総称して軌道極点またはアプシス(apsis) と言う。

特に、中心天体が太陽のときは近日点・遠日点(きんじつてん・えんじつてん、perihelion and aphelion <helion=ギリシャ語で太陽を意味する"helios"に由来>)、主星が地球のときは近地点・遠地点(きんちてん・えんちてん、perigee and apogee <gee=ギリシャ語で地球を意味する"ge"に由来>)、連星系では近星点・遠星点(きんせいてん・えんせいてん、periastron and apastron)と言う。地球を周回する人工衛星については英単語のままペリジー・アポジーとも言う。主星が惑星の場合、例えば木星の衛星や木星を周回する探査機(ジュノーなど)の軌道の木星に対する近点・遠点は近木点・遠木点(きんもくてん・えんもくてん、perijove and apojove)、土星ならば近土点・遠土点(きんどてん・えんどてん、perichron and apochron)と表現することもある。

peri-
►pref 「近い」「まわり[周囲]の」
[Gk peri around, about]

apo-
►pref 「…から離れて」「分離した」「〔化〕 …から生成した,…と関係する」
[Gk=from, away, un-, quite]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

これが理科年表で見た「P」と「A」の意味です。

上でリンクした朝日新聞デジタル記事の写真に、今年最小の月と最大の月を半分ずつくっつけた写真があります。これをPC画面にちょうど収まるサイズで表示し、物差しで測ってみました。{誤差は大きいですよ、多分}
大:130mm
小:115mm
大/小=1.13
くらいでした。ま、天文台の写真じゃないんですから、「よくあっている」といえますね。

↓これもわかりやすい解説です、どうぞ。
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B7EEA4CECBFEA4C1B7E7A4B12FC2E7A4ADA4CACBFEB7EEA1A2BEAEA4B5A4CACBFEB7EE.html
暦Wiki
大きな満月、小さな満月

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