« 太陽の南中高度 | トップページ | 神酒口(みきのくち) »

2017年12月28日 (木)

月の永久影

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-cccf.html
2017年12月22日 (金) 「冬至の日に」
ここで↑

「そうか、自転軸が傾いた惑星にはすべて「二至二分」があるんだ。」
「横倒しになった天王星でも、二至二分はあります。水星、木星、金星では自転軸がほぼ垂直なので、二至二分はほぼないと考えていいです。公転周期の間中、ほぼ赤道上に太陽がありますので。」

こんなことを書きました。
そうしたら、12月24日の朝日新聞「科学の扉」で、月の「永久影」の話題が出てきました。

(科学の扉)月の水脈、掘り当てろ 南極・北極に氷?燃料化見据え各国が探査へ(朝日新聞デジタル 2017年12月24日05時00分)
・・・
 94年に米国が月に送った探査機「クレメンタイン」が月の水を最初にかぎつけた。観測の結果、南極のクレーターに「永久影」があるのを確認。そこを調べると氷のような状態で水があることを示す反応があったと、チームが発表した。自転軸がほとんど傾いていない月の極域では、太陽が常に水平線近くにある。このため、南極や北極のクレーターには日光が差し込まない所がある。
・・・

「永久影」という概念は知っていましたが、ちゃんと理解していなかったことを自覚しました。

↓Wikiから引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E3%81%AE%E8%BB%8C%E9%81%93

月の軌道
・・・
軌道傾斜角
月は、約27.3日の周期で地球の周りを公転している(地球が太陽の周りを公転しているため、満ち欠けの周期は約29.5日となる)[4]。正確には、地球と月は、地球の中心から約4,600km(地球半径の約4分の3)の地点にある共通の重心の周りを公転する。平均では、月は地球の中心から、地球半径の約60倍に相当する38万5,000kmの距離にある。平均軌道速度は1,023m/sで[5]、月は背景の恒星に対して、1時間におおよそ角直径と等しい0.5°程度動く。月は、他の惑星のほとんどの衛星とは異なり、その軌道平面(月の地球に対する公転面)は黄道に対して5.145°傾いており、更に月の自転軸は黄道垂線から6.688°傾いている(=月の公転面垂線から1.543°ずれて月は自転している。)カッシーニの法則により月の歳差運動は月の公転周期と一致し180°ずれているので、月の赤道は常に黄道に対し一定の1.543°となっている。[要出典]

「月の赤道は常に黄道に対し一定の1.543°となっている。」のだそうです。
そうすると、二至二分がほとんどないということになりますか、月には。
月は常にほぼ横から照らされているんだ。
1227eikyukage
ひどい図ですみません。滑らかに描きたかったのですが、もうめんどくさい。
月の極域クレーターの縦断面だと(強引に)納得してください。
「月の極域では、太陽が常に水平線近くにある。このため、南極や北極のクレーターには日光が差し込まない所がある。」
これを表現したつもりです。
赤い線で描いたのが太陽光線で、これが一番高い角度での入射と見てください。
太陽光が非常に低い角度で射すので、クレーターの縁の影が長くなり、クレーターの底では一切日が射さない場所ができうるわけです。これが「永久影」。
地球の極域では「白夜」や「極夜」が生じますが、それはある期間内のこと。
月の永久影では、永久に極夜のまま、になるのですね。

なるほどねぇ。月には季節がない。

« 太陽の南中高度 | トップページ | 神酒口(みきのくち) »

自然」カテゴリの記事

理科おじさん」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 太陽の南中高度 | トップページ | 神酒口(みきのくち) »

2021年5月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ