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2017年11月17日 (金)

アブラムシ

1031_17aburamusi 2017.10.31
デュランタの枝の先近く。
アブラムシがごちゃっとついていて、クロヤマアリが来ていました。
私自身の興味としては、冬が近づいていますので、単為生殖から有性生殖に切りかわるのではないか、というのがあるのですが。全然わかりません。いつも見る光景と変わらないなぁ。
環境が良い時には単為生殖でどんどん増え、環境が悪化するとオスを産んで有性生殖をして、遺伝的な多様性を保持して種として生き延びる、という戦略。と読むし、教えたし。でも見たことないし。
しばらく見続けますが、どうなりますことやら。

★ところで実に面白い読書をしました。
アリ!なんであんたはそうなのか フェロモンで読み解くアリの生き方」尾崎まみこ 著、DOJIN選書 075、化学同人

こういう本です。化学同人の月刊誌「化学」に掲載された著者インタビューを読んで、是非読みたいと思っていましたが、先日書店で見つけて一気に読んでしまった。いろいろ引用・紹介したい話が満載なのですが、今回は一点のみ。

この本のp.26から、引用します。

 極上メニューはアブラムシのお尻にきらりと光る甘露の雫。アミノ酸と小糖類の濃厚カクテルである。・・・アブラムシのお尻にかじりついて甘露を舐めては社会胃と呼ばれる運搬タンクに収めることに夢中である。
 ある時、・・・アブラムシのついている枝のひとつにトリモチを巻きつけてアリを登れなくして観察をしたら、アブラムシたちはお尻がべとべとになってしまってにっちもさっちもいかない様子だった。結局その枝のアブラムシは死に絶えてしまった。・・・

ミツバチでは蜜のうとか蜜胃と呼ばれる場所に蜜を蓄えて運ぶということは知っていました。
同じハチ目のアリも、同じように、社会胃に蓄えて液体を運ぶことができるんですね。
その点が気になっていました。
アリが花に来ているのはいつものこと。蜜を自分の活動エネルギーにするのか、巣に運ぶのか、そうならどうやって、という点が気になっていましたが、運べるんだ。

で、その次の記述が面白い。
アリがアブラムシにたどりつけないようにしてしまったら、アブラムシの集団が死滅したとのこと。排泄直後は薄い糖液も水が蒸発すれば濃くなる。糖分などを含む溶液が濃くなればべとべとですよね。アブラムシは自分でその処理ができないんだ。そうだったのか。
アリはアブラムシから甘露をもらい、その代わりにアブラムシを天敵から守る、ということはよく知られたことですが。
アリが甘露を運び去るということが、排泄物の処理にもなっているのだ、ということを初めて知りました。
改めて「アリ アブラムシ」で検索しましたら、NHKの動画があって

アリは、アブラムシの腹部の先端から出る甘い排泄物を餌にし、アブラムシはアリに排泄物の掃除をしてもらい、また、さまざまな敵から守ってもらいます。

こういう表現をしていました。知らなかったのは私だけだったようですね。お恥ずかしいことでした。
↓これがその動画。是非ご覧ください。
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005401477_00000
アリとアブラムシ

ちょっとおまけ。
アリは成虫になって若いうちは巣の中の清掃や、幼虫の世話などハウスキーピング的なしごとをします。成熟した成虫が巣の外へ出て食糧探しをします。この役割分担はミツバチも同じです。
http://honey.3838.com/lifestyle/

働きバチの仕事は、掃除や子育て、そして食料を集めることです。羽化してからしばらくの間は巣の掃除を、そのあとに幼虫の子育て、次に巣づくりを担当。そして、花粉をつぶしたり蜜を運んだりといった仕事をしたのちに、食料を調達するために巣の外へ出かけるようになります。

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