夕暮れ
2017.11.24
16:26、もう雨戸を閉めてしまおう、と外を見たら、ものすごい空。
雲の下面が真っ赤。
なんかちょっとものすごい。譬えは悪いけど、火事のようだ。
この日の東京の日没は、16:30 でした。
陽が沈む直前だったのですね。雲のない空ではあまり赤くは見えない。ちょうどよい具合に、雲が浮いていて赤い光を散乱してくれました。
この日のN天。皇居前、午後5時ごろ、の映像だそうです。
日没後の夕焼け。地平線の下から照らす光です。
実際、なかなかそう見られる眺めではありませんでした。
「マジック・アワー」という言葉があるそうです。森田さんに教わりました。
検索してみたら
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%BC_(%E5%86%99%E7%9C%9F)
マジックアワー (magic hour) 、マジックタイムは、日没後に数十分程体験できる薄明の時間帯を指す撮影用語で、光源となる太陽が姿を消しているため限りなく影の無い状態が作り出される状態となり、色相がソフトで暖かく、金色に輝いて見える状態である。
なるほど、一種の間接照明になるのですね。で、光線の鋭さが消え、色が刻一刻と変化していく。
私もびっくりして、2,3枚撮影してから階下の妻を大声で呼んだのですが、妻が上がってきたとき、まだ5分経っていなかったはずですが、もうこの「真っ赤」は消えていたんですね。本当に一期一会の光、なのでした。
続いて、N天の月の映像。
午後6時51分、隅田川のカメラからのライブ映像。
この日の正午の月齢は5.6。三日月より少し太い。
月の入りは、21:13でしたので、これから2時間ちょっとかけて地平線へ向かっていくところです。
「つきぼしマーク」みたいですね。
月面がここまで映っていました。
この時間の森田さんのN天には、時々面白い画像が出るので、手元にカメラを置いて聞いています。
ゆとりがあって、聴き取りやすいですね。情報過多で、まくしたてるような気象情報では、はぁ、結局何を聞いたんだろう、となってしまいます。情報過多はかえってマイナスなんですよね。
★脱線
化学 Vol.72 No.19(2017) p.29 から引用
日本の大学と研究資金 田中一義
・・・
表層的に見れば、学術誌への発表以外も含めた研究のパブリッシュに対しても「立て板にアピエゾン」か、「立て板にアセトン」かの、どちらかの態度をとるかという岐路なのかもしれません。ちなみにアピエゾンというのは、(ややマニアックですが)イギリス製の優秀な真空ライン向けグリースで非常に粘度が高く、およそ「流れる」ものではありません。
・・・
アピエゾンの方はまあそれとして。私は「立て板にアセトン」に笑った。アセトンはさらさらした液体でしてね。立て板に水よりもっと流れやすいでしょうね。
ものすごい速さでまくしたてられて、話が終わってみたら、結局、何をきいたのかわからない、ということになるでしょう。
NHKの気象情報を聞いていると疲れます。
情報量が多ければよいというものじゃないでしょうに。重複した情報や、利用頻度の低い情報も多いし、無用の絵を使ったり、ひたすら時間いっぱいしゃべり続ける。やりすぎ。利用価値がかえって下がりますよ。
画面の色使いも下手ですね。色覚のバリエーションを考えてないんじゃない?それと老人の色識別能力の低下も考慮外、みたいだな。
「横板に雨垂」とか「立て板にアピエゾン」とかは言いませんが、ゆっくりポイントをうまくかいつまんで話してくれればいいのにね。
言葉を職業とする方々は、もっと言葉に対する意識を高めましょうよ。
教員という、元「言葉職業人」だった者からの苦言です。{年老いてどんどん嫌味が多くなってきた。}
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