ハラビロカマキリ
2017.10.27
朝、外に出たら、線路柵にハラビロカマキリ。卵嚢をつくったようです。
撮影は07:49。
妻を呼んで二人でハラビロカマキリにご挨拶。
もう季節がぎりぎり。命の瀬戸際。とにかく産卵するしかなかったメス。受精卵だといいね。
胸の前部に黒い筋。体も傷んでいるようです。なんだかジンとしてしまう。
12:29。昼の散歩。これが最終的な卵嚢。
朝のあのハラビロカマキリが卵嚢の少し下でキバナコスモスの茎についていました。
よく見たら、右の複眼も傷んでいました。左の複眼にも偽瞳孔ではない黒い点があるように思われます。
この状態だと、このカマキリにとっての正面の視界に影響が出ていると思います。
何があったんだろう。やっぱり鳥に襲われたのかな。
偉いね、えらいね、と思わずつぶやいてしまう。
12:40。一回りして戻ってきたら、ハラビロカマキリが線路柵を登ろうとしていました。
画面左に自分がつくった卵嚢が写っています。
てっぺんに到達。日を浴びて体を温めていますが、まるで卵嚢を守ろうとするみたい。
またジンとしてしまう。
見届けましょう。
15:29。妻と二人、車で買い物に行って、帰ってきたら。
妻が「カマキリが『お帰り』といっているわ」と。
ずっと卵嚢の上にいたんですね。
「ただいま。ありがとうね」
背筋を伸ばしたくなる瞬間でした。
以後、このハラビロカマキリを見ていません。
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