モンシロチョウ
2017.10.12
デュランタの葉にモンシロチョウが翅を半開きにして留まっていました。
影でわかるように、背中側から朝日を受けています。
真後ろへ回り込みました。
左右に開いた翅の真ん中に胴体がある。当たり前ですけどね。
この図、見てください。V字型に合わせた鏡に光が入射したときの経路の概念図です。
両側の鏡に反射しながら奥へ進んでいきます。
鏡が白い翅であって、V字の頂点・合わせ目に体があるとすると、入射した光がほとんどすべて体に集中しますね。
おそらく、モンシロチョウはこの原理を利用して効率よく体を温めているのだと思います。
寒いから体を温めているのですから、動きはまだ鈍いのだし、邪魔はしたくない。
かなり離れたところからズームで撮っているのですが、広角側にして一枚。
上の方の白い矢印で指しているところにモンシロチョウがいます。
写真下の方に、はっきりしませんが私の影が黒く写っています。
私がいて、私の影があって、その直上にモンシロチョウがいる。
つまり、この時、私はモンシロチョウと同じ平面内の光を背中にうけているのです。
光を共有して、私の背中も温もりました。
お日様って暖かくっていいね。
↓上に使ったV字型の鏡の話などが載っています。どうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-8222.html
2012年7月 6日 (金) 白と黒:2
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