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2017年11月

2017年11月30日 (木)

青花ウェディングドレス

↓こんな記事がありました。

青花ウェディングドレス、地元高校の技術で 滋賀(朝日新聞デジタル 2017年11月27日10時02分)
 滋賀県草津市のクサツエストピアホテルが26日、市の花のアオバナ(青花)で染めたベルトや髪飾りなどをあしらったウェディングドレスを発表した。
 アオバナの花びらは、水で簡単に色が落とせるため、友禅染の下絵などに用いられる。地元の農業高校が開発した技術を使い、色を定着させて仕上げた。
 江戸時代には浮世絵にも描かれたアオバナだが、化学染料の普及などで育てる農家は減った。ホテルの担当者は「花嫁の幸せもアオバナも永遠に……」。

で、自分のブログ記事を思い出しました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-3afd.html
2017年10月23日 (月) ツユクサ
↑ここで、草津市の青花のことを書きました。
そうか、発展があったんだ。
「農業高校が開発した技術」というのがどういうものか、よくわかりません。
水に溶けやすい色素を不溶性にして繊維に定着させるとしたら。

媒染剤=金属塩との反応で不溶性にする。
酸性・アルカリ性のコントロールで色素分子の構造を変える。(色も変わってしまうかもしれない)。
酸化・還元によって分子を変化させる。藍染の「建て染め」は酸化還元反応ですね。

どんな方法を開発したのか、知りたいものです。

センリョウ・マンリョウ・ジュウリョウ

1116_5senryou 2017.11.16
庭の奥で真っ赤になりつつあるセンリョウ。
1116_6manryou
大分色づいてきたマンリョウ。
ここまでは、すでに何度か書いています。
で、今年はジュウリョウが咲かなかったな、と思っていましたら
1116_7jyuuryou
なんと、例年赤い実をつける株とはちょっと離れた場所の株に実がついていました。
「離れた」といっても直線距離で1mも離れていないんですよ。
カエデの木の幹を挟んでほぼ反対側、というだけ。
思い込みって恐ろしいものですね。見たいものしか見ていないのです。
いつもの場所に見たいものがないから、まるっきり「ない」と思い込んでしまっていた。
びっくりして妻にも報せて写真を撮りました。

これで我が家の財産は「11010両」になりました。

スイレン

1109_5suirenkage 2017.11.9
昼の散歩時間の終わりごろ、今の季節の太陽がこういう風に差し込む。
影の縁が輝く。

1116_3suirenkage 2017.11.16
同じようでいて、光の回り込み方が微妙に異なる。同じ光線は再現できない。
光と影の競演、というのでしょうか。
物理的に分析できないわけでもないでしょうが、めんどっちい。ただ楽しむことにします。

1117_17suiren 11.17
こんな影もできました。切れ込みの入ったハート形みたいな葉の影が、こんな風になっています。葉の縁のところの水面の微妙な曲面が拡大されて映っているのですね。

ブドウ

1114_11budou 2017.11.14
ほぼ最後の収穫。
これ、生食すると、すっぱいです。
ジャムにしましたが、酸っぱいジャムができました。

プレーンヨーグルトを適量(カレーなどを食べるスプーンで1.5杯)、自家製ジャムを適量(ティースプーンで1~2杯)、よく混ぜてから牛乳を適量(150mLくらい)。{これ私のレシピです}
これがおいしい。
ナツミカンの皮から作るマーマレード。キンカンの砂糖漬け。自家製リンゴジャム。自家製カリンジャム。
何でもいいんです。ヨーグルトと牛乳を混ぜると、乳糖不耐性の方でも大丈夫なことも多い。
市販のジャムだとお値段的にもったいない感じもしますが、自家製ですから、砂糖の量は大幅に抑えてあるし、酸っぱかろうが何だろうが、楽しみの方が多くて満足。午後のコーヒータイムは、私がコーヒーを豆から淹れて、このヨーグルトドリンクを作って、妻に供しております。甘酸っぱい老夫婦、でしょ。

ボケ

1114_8boke1 2017.11.14
名残のボケは3輪。
1114_8boke2
開きそうなつぼみ。

1116_4boke1 11.16
これが先行した1輪。
なんだか季節を外した気がしますが、頑張って生きているのですから「愛(め)でたい」。

めでたい
[形]めでた・し(ク)
(メデ(愛)イタシ(甚)の約。「目出度い」「芽出度い」は当て字)
①好み愛したい感じがする。伊勢物語「散ればこそいとど桜は―・けれうき世に何か久しかるべき」。源氏物語[帚木]「いとなつかしく語らひ給ふ。童心地いと―・く嬉しと思ふ」
②結構だ。立派だ。すばらしい。竹取物語「あやしくうるはしく―・き物にもと申す」。源氏物語[浮舟]「いと―・き御住ひの心深きを、猶ふさはしからず見奉る」。「社長の覚えが―・い」
③祝うべきである。慶賀すべきである。喜ばしい。狭衣物語[3]「―・きにつけても世の人の物言ひは聞きにくきものにて」。平家物語[3]「今度さしも―・き御産に、大赦は行はれたりといへども」。「―・いことが続く」
④(普通「お」を付けて用いる)人がよすぎて他人に欺かれやすい。「お―・い人」
広辞苑第六版より引用

ツマグロキンバエ

1114_5tumagurokinbae 2017.11.14
コギクにハエらしいのがいたと、妻が撮影してきました。
これ、ツマグロキンバエっていうんだけどさ、その特徴が全部写っているよ。
まず、翅の先端部の色が濃い。だから褄黒。→そうか。
複眼に縞模様があるだろ、これはこのハエの特徴。きれいに写ってるじゃん。→ホントだ!
口が長くて、掃除機のホースみたいな象の鼻みたいな→そうなんだ。
というわけで、ツマグロキンバエの特徴を覚えてもらいました。

ムラサキツユクサ

1112_17murasakituyukusa 2017.11.12
秋が深まってきた影響が花に出ているのだと思いますが、それでも咲く。

1115_5murasakituyukusa 11.15
すごいでしょ。こんなに頑張っているんです。
こんな晩秋まで咲き続けることは珍しいことです。

キバナルコウ+

1112_15kibana1 2017.11.12
線路柵内の花。自分で進出していったものです。
葉っぱももう小さい。
キバナコスモスの実が完全に熟している脇で、薄い花びらを張って咲いています。
1112_15kibana2
花粉を媒介してくれる昆虫は少なくなったと思います。
1112_15kibana3
それでもこんなに咲いているんですよ。
1112_15kibana4
これは四角の花ではありません。下の方の一部が重なって、五角に開ききれずにいるのです。
いいさ、それは生殖には影響しないでしょう。

1112_16momijibarukou
モミジバルコウです。
美しい、と思いませんか?
花を咲かせ、実を結び、種子を散布して、仕事を終えた姿です。
種子に栄養を送った部分の跡も見えます。
なすべきことをなし終えた。佳い姿です。

ガザニア

1112_13gazania 2017.11.12
ガザニアというのは、なぜか写真映りのよい花です。

1116_14gazania 11.16
管状花が中央へ向かって咲き進んでいく途中。

1117_10gazania1 11.17
舌状花の線がすっきりした感じがいいのかな。
日光を湛えたカップ、みたいですね。

キチョウ

1112_12kityou1 2017.11.12
キチョウがやけに低いところを飛び回っていました。
1112_12kityou2
とまったので撮影したのですが
1112_12kityou3
口を伸ばしているのがわかるでしょうか。
吸水ですね。
妻が鉢に水遣りをした後ですので、その水が落ちた所で水を飲んでいるのだと思います。
チョウは蜜を吸うだけではないのです。
水や、動物の尿などにも来て、吸うことがあります。
ただ、キチョウでその行動を見るのは珍しいと思います。

ノゲシ

↓先日、ノゲシの花が咲いた話を書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/post-37f9.html
2017年11月27日 (月) ノゲシ
↑ここで書いたのは、11月8日に咲いた花でした。

1112_9nogesi 2017.11.12
12日の状況です。咲いた跡が残っているのが上の記事に載せた花。
その脇で次の花が咲こうとしています。
で、しばらく見逃していたら

1126_19nogesi 11.26
こうなっていましたよ。
綿毛のある実ができていて、更に咲き継いでいる。

1127_4nogesi 11.27
翌日。風に乗って飛び去っていくところですね。
季節外れかな、と思いましたけれど、ちゃんと種子を作るところまで完遂した。
すごいものですね。まだこれからさらに実をつくれるかな。

2017年11月29日 (水)

日没が一年で一番早い時期

Hinodeiri
上の表を拡大してください。
今日から日没が一年で一番早い時期に入ります。
11/29~12/12 が夕方16:28に陽が沈みます。すぐ暗くなってしまう。
日の出が一番遅い時期は1月です。
1/1~1/13 は朝06:51が日の出です。
昼が一番短い、夜が一番長い、という冬至は12月22日です。
ちょっとイメージが狂うかもしれませんね。
でもまあ、そういうことなんです。


夕暮れ

1124_22yuuyake1 2017.11.24
16:26、もう雨戸を閉めてしまおう、と外を見たら、ものすごい空。
雲の下面が真っ赤。
1124_22yuuyake2
なんかちょっとものすごい。譬えは悪いけど、火事のようだ。
1124_22yuuyake3
この日の東京の日没は、16:30 でした。
陽が沈む直前だったのですね。雲のない空ではあまり赤くは見えない。ちょうどよい具合に、雲が浮いていて赤い光を散乱してくれました。
1124_23ntenyuuyake
この日のN天。皇居前、午後5時ごろ、の映像だそうです。
日没後の夕焼け。地平線の下から照らす光です。
実際、なかなかそう見られる眺めではありませんでした。
「マジック・アワー」という言葉があるそうです。森田さんに教わりました。
検索してみたら
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%BC_(%E5%86%99%E7%9C%9F)

マジックアワー (magic hour) 、マジックタイムは、日没後に数十分程体験できる薄明の時間帯を指す撮影用語で、光源となる太陽が姿を消しているため限りなく影の無い状態が作り出される状態となり、色相がソフトで暖かく、金色に輝いて見える状態である。

なるほど、一種の間接照明になるのですね。で、光線の鋭さが消え、色が刻一刻と変化していく。
私もびっくりして、2,3枚撮影してから階下の妻を大声で呼んだのですが、妻が上がってきたとき、まだ5分経っていなかったはずですが、もうこの「真っ赤」は消えていたんですね。本当に一期一会の光、なのでした。

1124_24ntentuki1
続いて、N天の月の映像。
午後6時51分、隅田川のカメラからのライブ映像。
この日の正午の月齢は5.6。三日月より少し太い。
月の入りは、21:13でしたので、これから2時間ちょっとかけて地平線へ向かっていくところです。
「つきぼしマーク」みたいですね。
1124_24ntentuki2
月面がここまで映っていました。

この時間の森田さんのN天には、時々面白い画像が出るので、手元にカメラを置いて聞いています。
ゆとりがあって、聴き取りやすいですね。情報過多で、まくしたてるような気象情報では、はぁ、結局何を聞いたんだろう、となってしまいます。情報過多はかえってマイナスなんですよね。

★脱線
化学 Vol.72 No.19(2017) p.29 から引用
日本の大学と研究資金 田中一義

・・・
表層的に見れば、学術誌への発表以外も含めた研究のパブリッシュに対しても「立て板にアピエゾン」か、「立て板にアセトン」かの、どちらかの態度をとるかという岐路なのかもしれません。ちなみにアピエゾンというのは、(ややマニアックですが)イギリス製の優秀な真空ライン向けグリースで非常に粘度が高く、およそ「流れる」ものではありません。
・・・

アピエゾンの方はまあそれとして。私は「立て板にアセトン」に笑った。アセトンはさらさらした液体でしてね。立て板に水よりもっと流れやすいでしょうね。
ものすごい速さでまくしたてられて、話が終わってみたら、結局、何をきいたのかわからない、ということになるでしょう。

NHKの気象情報を聞いていると疲れます。
情報量が多ければよいというものじゃないでしょうに。重複した情報や、利用頻度の低い情報も多いし、無用の絵を使ったり、ひたすら時間いっぱいしゃべり続ける。やりすぎ。利用価値がかえって下がりますよ。
画面の色使いも下手ですね。色覚のバリエーションを考えてないんじゃない?それと老人の色識別能力の低下も考慮外、みたいだな。
「横板に雨垂」とか「立て板にアピエゾン」とかは言いませんが、ゆっくりポイントをうまくかいつまんで話してくれればいいのにね。
言葉を職業とする方々は、もっと言葉に対する意識を高めましょうよ。
教員という、元「言葉職業人」だった者からの苦言です。{年老いてどんどん嫌味が多くなってきた。}

またコギクにて

1111w_7kogiku 2017.11.12
虫はいないかな、と「虫に飢えた」目つきで散歩していますが。
虫が見えたゾ。
1112_5himehirataabu
ヒメヒラタアブではないでしょうか。
翅を畳んでいるので、腹部背面の模様がよくわからない。
多分縞模様、そして体の大きさ、そのあたりで判断しました。
開いた管状花を舐めているのかな、と思いましたが、口までは見えませんでした。
アングルを狙いすぎると、アブが気づいて逃げることも多い。邪魔しちゃいかんでしょう、このぎりぎりの季節なんですから。

ネジバナ

1111w_3nejibana 2017.11.11
妻に教えてもらわなければわからない。これはネジバナの芽生えなのだそうです。
うっかりすると「消えて」しまうネジバナ。なんとか持続的に栽培し続けたいのですが。
あの花、かわいいですものね。

ホソヒラタアブ

1111_19hosohirataabu1 2017.11.11
ホソヒラタアブが日向ぼっこ。
浮き上がって
1111_19hosohirataabu2
別の葉に。
前の写真より翅の影がくっきり。なぜかな。
陽射しが変化するほどの時間経過はないのですが。
薄い翅ですけど、激しいホバリング飛行ができる。
薄くて、軽くて、破れにくい。すごい翅ですよね。

カエデ

1111w_2kaede 2017.11.11
ベランダから見おろして。
ある枝の葉だけは緑のままだ、という状況を撮りたいのですが、なかなかうまくいかない。
枝によって個性が違うというのは、どのようにして生じるのだろう。
不思議だな、と見ています。もう少しうまく撮れないかな。

1111_18kaede
これ、カエデの枯葉の空中浮揚。
こうなって初めて気づいたのですが、ここにクモの巣の名残があったらしいのです。
で、枯葉が舞い降りてきて、クモの糸にくっついたのです。
翌日にはなくなっていました。

アブラムシ

1111_17aburamusi 2017.11.11
この場には卵らしいものは見えないと思います。どこか別の場所に産卵に行ってしまうのかな。
アリの顔が「獰猛」ですね。

1116_20aburamusi 11.16
相変わらず卵は見えない。アブラムシの個体密度が下がってきたようです。
冬が近いよ。

オンブバッタ

1111_16onbubatta1 2017.11.11
ブロック塀にオンブバッタがいました。
上の方にメス、下にオス。
おんぶ状態を保持し続ける体力をオスが失ったかな。
1111_16onbubatta2
メス。そろそろ産卵して一生を終える時期でしょう。
1111_16onbubatta3
オス。よく頑張ったよな。オスは儚いもんなぁ。エライ。

ヤマトシジミ

1111_14yamatosijimi 2017.11.11
ヤマトシジミ。
他には、キチョウもまだよく見ます。

1112_11yamatosijimi 11.12
なかなかじっととまってくれなくて撮影が難しいのですが、この時は日向ぼっこ。
吸蜜か日向ぼっこに出会えれば、撮影チャンスですね。
体が小さいと体温が下がりやすい。飛んで発熱するか、日向ぼっこで暖まるか。
生きるって大変なことです。

コギクにて

1111_13kogiku1 2017.11.11
虫パターンを求めてコギクを眺めわたす。
1111_13kogiku2
小さなハチですね。種類はわかりません。
1111_13kogiku3
ルリマルノミハムシもいました。
越冬態が成虫か、幼虫か、蛹かは知りませんが。

ツマグロキンバエが2匹。
1111_13kogiku5
気温がぐんぐん下がっていく日々、ツマグロキンバエは毎日のように見かけます。

ツマグロヒョウモン

1111_12tumagurohyoumon1 2017.11.11
全体的な視野の中に、花のあたりにいる虫のパターンを求めて視線を緩やかに走らせているわけですが。
オットォ、目の前にツマグロヒョウモンがいた。びっくり。
小さな虫のイメージを描いて遠くを見ているせいで、目の前の大きなツマグロヒョウモンに驚いてしまいました。
線路柵のすぐ内側、ヒャクニチソウにいました。
まず後姿を一枚撮りまして。
1111_12tumagurohyoumon2
ゆっくりと左へ動き、チョウの横の位置に入りました。
こんな顔してました。
おいしそうだねぇ。
邪魔にならないように、そ~っと離れました。

2017年11月28日 (火)

ヨウシュヤマゴボウ

1111_7yousyuyamagobou 2017.11.11
ほんとうにこれはヨウシュヤマゴボウだろうか、と悩んでいた、アレです。
ここまでくれば自信をもってヨウシュヤマゴボウです、と言えます。
いろいろ陰になって見づらいところでこうなっていました。

1114_6yousyuyamagobou11.14
私は遠くからズームで撮ったのですが、妻に話したら、エイヤッと踏み込んでいって接写してきてくれました。このパワーにはかなわない。

↓さて、手元に置いてある本から引用。

「散歩で見かける 草花・雑草図鑑」
ヨウシュヤマゴボウ
 空き地や手入れの悪い植え込みなどにも見かける。・・・明治時代に渡来し、各地で雑草化している。

う~む。これは我が家の庭のことかぁ、と二人で大笑い。
見られちまったらしいですね。

ボケ開花

1111_6boke1 2017.11.11
昼の散歩時。え!?今、ボケなの?
「寒木瓜(カンボケ)」ってわけじゃないはずだがなぁ。
普通に春先に咲く株だったはずなんですよ。
1111_6boke2
つぼみが他に二つありまして。
1111_6boke3
ちらっと赤い。

メモ用紙に「ボケが咲いた」と書いてテーブルに置いておいたら、買い物から帰宅した妻がさっそくカメラを手に飛び出していきまして。
1111w_5boke
さすがぁ、手前のいろんなものを踏み分け、またぎ越して花に接近して撮影してきました。
このアングルは遠くからのズームでは撮れない。
おみごとです。

ナツミカン

1111_4natumikan1 2017.11.11
少し黄色味を帯びてきましたね。
1111_4natumikan2
ズームアップでここまで迫れるというのはスゴイ。
虫も撮りたい遠くの木の実も撮りたい、となると60倍ズームっていいですね。
活動力の低い私には最適であることがわかりました。一眼レフへのあこがれはもういいや。

イチョウ

1111_3ityou 2017.11.11
ちょっと適正露出ではないのですが、黄色味が少ないことはわかっていただけるかと。
今シーズンのこのイチョウの黄葉は、ちょっと順調ではないな。不調というほどでもないけど。
気温の変化がきっと至適ではなかったのでしょう。もっと寒くなったらどうなるかな。

アサガオ the last

1111_1asagao7s_1 2017.11.11
丹念に勘定すると7輪あるのです。
1111_1asagao7s_2
記念写真。
1111_1asagao7s_3
姿も微妙に違っていたり。きれいです。

1112_1asagao 11.12
閉じきれなかった前日の花。赤が濃くなって赤紫に。

1113_1asagaotwo 11.13
寒かったせいでしょう、まだ閉じきれない。

1114_1asagao 11.14
追跡しきれないのですが、やっとしぼんだという花と、しぼみ切れない花と。

1115_1asagao2 11.15
もう限界が近い。

1116_1asagao 11.16
これが今季最後の花となりました。
もう11月半ばですね。いや、よく頑張ったね。毎朝、雨戸を開けては覗いて確認してきました。葉も枯れてきました。
感慨一入(ひとしお)です。
種子もいっぱい採取しましたから、また来年いっぱい播いて、そこから変化アサガオが出現することを待ちましょう。

マユミの実

1110w_2mayumi 2017.11.10
これがマユミの実です。
花は5月ころですか、地味なのですが、果実はこの写真のように赤くてきれい。
ピンクの果実が割れて、真っ赤な種子が出てくるので、花の時期より目立ちます。

ツワブキ

1110w_1tuwabuki 2017.11.10
妻の撮影。
普通のフキだとあまりよくわかりませんが、ツワブキを見ると、ああキク科だなぁ、と思いますね。
いかにもキク科の花なんですもの。
葉を見ないと、デージーと間違いそうだ。
この写真ではわかりませんが、季節がもう晩秋ですから、アブやハエなど昆虫がよく来ているのを見ます。昆虫にとってもうれしい花です。

ブルーサルビア&オシロイバナ

1110_10bluesalvia 2017.11.10
色の取り合わせを楽しんでいただきたいという写真。
オシロイバナは非常に結実率が高い。昆虫が訪花しているところを見ることは少ないのですが。(私が見逃しているだけでしょうけど。)
花が閉じる前に自家受粉しています。ヤノネボンテンカやツユクサなどと同じですね。まずは昆虫による花粉の媒介を待ち、ダメなら自家受粉する。しぶとい繁殖戦略です。

ヒメジョオンにて

1110_9himejoon1 2017.11.10
手前はヒメヒラタアブ、メスでしょう。
左奥にいるのはなんだろう?ササグモの幼体か?
わかりません。
1110_9himejoon2
これがまたよくわからない。
ヒメナガカメムシとか、カメムシの仲間かな。
1110_9himejoon3
これはツマグロキンバエで大丈夫。
この特徴的な口は遠くからでも目立ちます。
この季節、花を眺めて虫を探す私です。

フタトガリアオイガ幼虫

1110_6hutatogariaoiga 2017.11.10
スイフヨウの葉にいました。
黒い斑紋が目立ちますが、一応標準的な姿だと思います。

1111_9hutatogariaoiga1 11.11
この日はヤノネボンテンカの葉にいました。
ヤノネボンテンカもフヨウなどと同じアオイ科ですから、いいんですけど、ヤノネボンテンカで見るのは初めてでした。
1111_9hutatogariaoiga2
ちょっとぶれてますが、赤い肛上板とか腹脚の数などはよくわかると思います。

↓ここでは、かなり感じの違う幼虫を載せました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-0d41.html
2017年7月28日 (金) フタトガリアオイガ幼虫

何度も引用していますが、いつもこの本を見て再確認しています。

「庭のイモムシ ケムシ」東京堂出版から
 緑色で全身にまばらな毛の生えた細長いイモムシ。背中に走る黄色い帯に沿って大小の黒い紋が散らばり、赤い肛上板が目立つもの・・・など、変異がある。腹脚は前2つが退化しており、動きはシャクトリムシにやや似る。・・・

2017年11月27日 (月)

スピードスケート

★スピードスケートの高木美帆さんの言葉が物理的に「素敵」。

高木美V、イメージ通り 女子1500 小平10連勝 スピードスケート・W杯(朝日新聞デジタル 2017年11月12日05時00分)
・・・
この日は「氷からの反力を感じながらコーナーで加速。直線ではスピードを維持することを考えた」。
・・・

脚で氷を「蹴る」というか「押す」と、その「反力を感じ」ているのですね。手応えというのも妙かな、脚応えを感じていらっしゃる。氷が脚を押し返してくる、と。作用反作用ですね。
で、その反力がコーナーを回る円運動の「向心力」になっているわけです。
「直線からコーナーを抜けるには、強く外へ蹴出して強い向心力を得ないと回り切れなくなる」のですね。
「直線からコーナーへ入ると遠心力が働くので、ちゃんと踏ん張らないとはじき出されてコースアウトする」というような言い回しの方が普通でしょうね。
どうも一般的に向心力というのはポピュラーではなくて、遠心力の方が有名だ。でもね、物理的にはできるだけ遠心力という概念は避けて、向心力で出来事を考えるのがよいのです。

★さて、9月29日の朝日新聞デジタルでこんな記事がありました↓

インかアウトか、どちらが有利? スピードスケート、500メートルのスタート(2017年9月29日05時00分)
・・・
 ■異なる技術必要
 実際にカーブではどれほどの速度が出ているのか。同連盟の分析では、昨季ワールドカップ長野大会に出場した33秒98の男子世界記録保持者、クリズニコフ(ロシア)は、時速約50キロでインレーンの第1カーブに突入。直線の250メートル付近で最速約60キロに到達し、それに近い速さでアウトの第2カーブに入った。
 この速度でのクリズニコフの遠心力は80キロ近くになる。インの方がより強い遠心力に耐えるため体を内側に傾斜しなければならず、「技術的にも難度が高く、ミスのリスクも高い」(湯田強化部長)。
・・・

1:「クリズニコフの遠心力は80キロ近くになる。インの方がより強い遠心力に耐えるため体を内側に傾斜しなければならず」って、ほらね、遠心力でおいでなさった。
「強い遠心力に耐えるため体を内側に傾斜」させるんじゃないんですよ。
「強い向心力を生み出すために体を内側に傾斜」させるんです。っ。

2:どのくらいの向心力が必要なのか、具体的な数値が出ていますね。「80キロ」という表現はやめてほしい。
「キロ」は「1000」を表す接頭語なので、km、kg、kLなどいろんな単位につけて用いるんです。
ここではキログラム=kgのつもりでしょ。でもkgは質量の単位なので
kgw、とかkgfとして、力を表すようにしなくてはなりません。私はkgfをよく使います。fはforceのfです。
SIとの換算は、1kgf=9.8N です。

上の記事には図がありまして。
「日本スケート連盟の資料から」とありますので、まあいいかな、とここに引用させてもらいます。
As20170928002337_comm
カーブの
インの半径は 26m
アウトの半径は30m

体重70kgの選手が16m/sで滑走した場合
アウトレーンでは597N
インレーンでは 689N

とありますね。
「1N」の説明がありますが、これは定義なので、これではどの程度の力かわからない。
上に私が書きましたように、「9.8Nが1kgw(kgf)となる」と書いた方が親切だ。

さて、やっと準備が整った。高校で物理を選択した方は勉強したはずですが、等速円運動の半径rと接線速度vと向心力Fの関係は
Tousokuenundou
こうなります。
mとvが一定ならFはrに反比例する。これがインコースではより強い外への蹴りだしによって強い向心力を生み出さなければならないことの理由です。
体重mでいえば、体重の大きな人の方が体重に比例した大きな向心力が必要になります。
コーナーへの進入速度の方は、自乗で効いてくる。これは大きな効果ですね。
さて。この式へ
m=70kg、v=16m/s で①r=26mの場合と②r=30mの場合を計算してみましょう。
①ではF=689N
②ではF=597N
こうなると思います。
記事中の図にある数値と同じになりました。
これをkgfにしてみましょう。
①では689/9.8≒70kgf
②では597/9.8≒61kgf
ざっと、自分の体重程度の大きさの力を必要とするようですね。
ということは、クリズニコフさんの体重はおよそ80kgと見積もってもいいでしょうね。

簡単な計算をしてみましょう
「クリズニコフ(ロシア)は、時速約50キロでインレーンの第1カーブに突入。直線の250メートル付近で最速約60キロに到達し、それに近い速さでアウトの第2カーブに入った。この速度でのクリズニコフの遠心力は80キロ近くになる。」

v=60km/h=(60/3.6)m/s≒17m/s
F=80kgf=(80×9.8)N≒780N
r=30m
m=(F×r)/(v×v)=(780×30)/(17×17)=81
ハイ、クリズニコフさんの体重は約80kgでほぼいいようですね。

★ついでに物理の話をもう一つ。
11月18日の朝日新聞デジタルから引用

しなやか小平、W杯11連勝 女子500 スピードスケート・W杯
・・・
速く滑るには、より大きな力で長く氷を押せるかが重要で、その分だけ加速を生むことができる。
 このレースでも、左右の足の瞬間的な切り返しの中で、ブレード(刃)を着氷させたらすぐに氷を押した。一瞬のパワーでは小平を上回る海外スプリンターはいるが、小平ほど氷を長く押せている選手は数少ない。「しなやかな滑り」の神髄はここにある。
・・・

ここではちらっと「力積」の概念が顔を出しています。
ニュートンの運動の第二法則は
F=ma
ですが、力を加える時間を考慮して両辺にtを掛けますと
Ft=mat
となりますが、加速度(1秒あたりでどれだけ速さが変化するか)に時間をかければ、速度の変化量になりますね。
ですから
Ft=mat=mv
こうなるのです。
Ft=mv
「Ft」のことを日本語では「力積」と呼んでいますが、私はいい訳だとは思いません。
「力の効果」とでもしたいですね。そうすると
力の効果は運動量の変化として現れる。
こうなるんです。
小平さんは「弱い力で長時間押し」て、「短時間ではもっと強い力の出せる」選手と対抗できるのでしょうね。

{野球のボールを素手で受けると痛いでしょ、短時間で停止させるからです。分厚いグローブで受ければ痛くない。停止までの時間が長くなって止める力が小さくて済むからです。}

★ところで力積の英語は「impulse」なんですよ。
英語圏の学生は有利だよな、変な言葉で習わずに済む。

化学の方でこういうのの一例は「励起」かな。英語では「excitation」なんです。
励起状態は excited state です。興奮してるんですからして、エネルギーを放出させれば落ち着いて「基底状態 = ground state」になる。

りき‐せき【力積】
〔理〕(impulse)力とその力が働いた時間との積。運動量の変化量に等しく、瞬間的な力の働きの大きさを表すのに用いる。
広辞苑第六版より引用

impulse
►n 衝撃,推進力;衝動,(起動)刺激,はずみ,できごころ;誘因,動機;性癖,癖;〔力〕 瞬間力,力積《力と時間との積》,衝撃量;〔電〕 衝撃,インパルス;〔生理〕 衝撃,インパルス
リーダーズ英和辞典第3版より引用

オシロイバナ

1110_4osiroibana 2017.11.10
色も薄くなりましたが、花びら(萼)の形もなんだかいつもと違うなぁ。
そろそろ今季の終わりですね。
いっぱい楽しませてくれました。また来年もよろしくね。

コンボウナガハリバエ

1110_3konbounagaharibae1 2017.11.10
雨水貯留槽にとまっていました。初めて見るハエです。
どう表現したらいいのか、非常に特徴的な姿ですね。平均棍が目立つ。
1110_3konbounagaharibae2
頑張って横の方からも撮ってみました。このあと飛び去ってしまいましたが。

昆虫関連のサイトを眺めていたら、どうやらヤドリバエ科のコンボウナガハリバエというのがよく似ている。
寄生バエですね。何に寄生するかは不明のようです。
この地に何十年も生活していて、初めて見る昆虫です。狭い庭に多種多様な昆虫が出現する、嬉しいけど、ジャングルみたいな庭だなぁ。

↓参考サイトです。ご覧ください。
http://www.ha.shotoku.ac.jp/~kawa/KYO/SEIBUTSU/DOUBUTSU/07hae/yadoribae/konbo/index.html
http://mushinavi.com/navi-insect/data-hae_hari_konbounaga.htm

ツマグロオオヨコバイ

1110_2tumaguroooyokobai1 2017.11.10
秋も深まってきて、成虫で越冬するにしてもなんとなくわびしいなぁ、などと勝手に感傷にふけっていましたら。
1110_2tumaguroooyokobai2
なんのなんの、パッとみて6匹いますかね。
勝手に時雨ないでよね、爺さん。黄昏にはまだ早いよ。
にぎやかなもんだ。また来年会おうな。

落花生

1110_1peanuts1 2017.11.10
今夏の落花生の花について9月に記事を書きました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-c680.html
2017年9月 5日 (火) 落花生
ここで使った写真は8月18日のものでした。
もういいかな、と掘り上げてみました。
稔ってましたよぉ~。うれしい。
ちゃんと落花生だ。当たり前だけど。
1110w_7peanuts1
掘ったときはこうだったのよ、と妻の写真。
1110_1peanuts2
花の後、下へ向かい土の中で稔るという。不思議ですね。そのことに何か種としてメリットがあるのか、それとも、たまたまそうなっちゃったけど、別に不利になったわけでもないし、と続いてきたのか。進化というのはわからない。
この落花生、適度に乾燥させてから、じっくり味わってみましょう。個数は少ないけど、我が家産、格別の味だと思います。
1110_1peanuts3
根には根粒がいっぱい。マメ科だもんな。
この中に根粒菌があって、根の細胞と共生。空気中の窒素ガスを水に可溶な形の化合物に変えてくれるのです。窒素の固定、といいます。
現在、人間の技術では、ハーバー・ボッシュ法といって、高温高圧でしか窒素固定ができない。窒素肥料として、地球上の人間たちの食料生産を支えているのですが、もうちょっと何とかならないものか。根粒菌は常温常圧で効率よく窒素を固定しています。現在、化学の先端部でそういうマイルドな環境下での窒素固定法について研究が進んでいます。実用化されるのはいつかな。

★ところで根粒菌は植物の根の細胞と「共生」していると書きましたが、その共生はどういう共生なのか。
植物の根の細胞の隙間に根粒菌がいて、互いに相手の「外」にいるのか?
実はね、細胞内共生なのだそうです。
植物側の細胞がくぼんでそのくぼみに根粒菌がはいり、くぼみが中へ陥入して、さらにくびれ切って根粒菌を植物細胞の細胞膜で包みこんだ形で細胞内に保持して共生する、という関係だそうです。
真核細胞が持つミトコンドリアは大昔に好気性の細菌を同じようにして取り込んで共生関係に入り、やがて、細胞内小器官となったものです。
その後にまた同じメカニズムでシアノバクテリアと共生し、葉緑体を獲得したものが、植物として分岐していったのでしょう。

何億年か先、根粒菌を細胞内小器官として獲得した植物、というのが進化してくるのかなぁ。
まったくの夢ですが。

「根粒菌 細胞内共生」でググってみました。いくつかリンクしますので興味のある方は是非お読みください↓
http://www.ige.tohoku.ac.jp/chiken/research/image/Interaction.pdf
細胞内共生

http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/044/research_21.html
https://www.akita-pu.ac.jp/columnitem.htm?serial_no=105
https://edu.jaxa.jp/seeds/pdf/13_rhizobium_miyakogusa.pdf

センリョウ

1110_5senryou 2017.11.10
これは庭の奥の方にひっそりと生息しているセンリョウ。今年はこの株も実が赤くなりまして、うれしいな、と同時に、なんでだろう?とも。いままでほとんどこんな風になったことがないのに。
1110_11senryou1
こちらは門のすぐ内側のセンリョウ。
ここは毎年、「センリョウの地味な花」という写真を撮る場所ですが、こちらもこれまで赤く実ったことはなかった。今年は何があったんだろう?
と思いつつ眺めていたら
1110_11senryou2
え!?今頃「花」?
どうしちゃったんだろう?
この先どうなっていくのか、わかりません。間もなく冬ですから、咲いたけれど、そのままお終いなのかもしれませんね。
こういうのは「二度咲き・返り咲き」ですか?「狂い咲き」ですか?
ちょっとJASRACに皮肉も言いたくなります。

かえり‐ざき【返り咲き・帰り咲き】カヘリ‥
その季節でないのに花の咲くこと。多くは春咲いた花が秋に再び咲くのにいう。にどざき。くるいざき。<季語:冬>
広辞苑第六版より引用

↓明日香さんの「花ぬすびと」の一節

・・・
二度咲き夢咲き狂い咲き
季節でないのに花が咲く。
・・・
人の心もまた同じこと
・・・

岩波書店はJASRACの許諾を受けただろうか、などと絡みたくなります。
このごろのJASRACのやり方に疑問を覚えております。{この記事にも注文がつくのかな?}

↓素敵な歌ですよ。どうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=K_A1cdutm5s
花ぬすびと/明日香

キバナルコウソウ&モミジバルコウ

花の後姿をふたつ。
1109_10kibanarukou 2017.11.9
キバナルコウ。
蕊の影がくっきりですね。
1109_10momijibarukou
モミジバルコウです。
花の手前の草が、意図せぬぼかし効果をだしてくれて、思いがけない写真になりました。
うれしいな。

ウィンターコスモス

1109_6wintercosmos 2017.11.9
順調に咲いています。夏場にパワーを蓄えて草丈をずいぶん伸ばしましたから、きっとその勢いで咲いてくれると思います。

1114_3wintercosmos 11.14
管状花が真ん中へ向かって咲き進んでいく途上。

1116_10wintercosmos2 11.16
大型のハエが休んでいました。
脚でしっかりつかまって、というのではなく、だらんと乗っかっているという感じだな。
日向ぼっこは気持ちいいものね。

チロリアンランプ

1109_4tyroleanlamp 2017.11.9
ほとんど通年、咲いています。
東京の最高気温の平年値の「底」は9.5℃くらいですので、この位の気温だとこういう咲き方が可能なのかもしれません。
すごい花です。

ノゲシ

1108_3nogesi1 2017.11.8
これ、アキノノゲシではないのではないか。
葉っぱがね。アキノノゲシと違うような気がして。
1108_3nogesi2
オニノゲシでもない。となると、ノゲシ(別名:ハルノノゲシ)の秋バージョンの花、かしら。
私の持つ雑草図鑑では「花期 4~7月、ときに秋」とあるし。
いかがでしょうか。

↓参考サイト
https://matsue-hana.com/yasou/kubetu/nogesi.html
ノゲシに似た仲間

密蔵院

1107_20mituzouin 2017.11.7
密蔵院の住職さんは代替わりしてから、地域に開かれたお寺を目指していらっしゃるようで、ずいぶん雰囲気が変わりました。上の写真は妻が撮影してきたものですが、こういう像があったとは知りませんでした。公開なさったようです。
いろんな工夫をなさっていて、それはそれで好もしいことだと思っていますが、一方で、境内の手入れが進んでしまって、生態系が単純化してきたようです。きれいに整えられた植栽になって、虫がいるような雑多さが薄らいだ。
私のようなタイプの人間にはちょっと気にかかります。
地域のお寺や神社にはちょっとした林や繁みがあって、雑木林生態系のようなものがある、というほうがいいと思うんだけどなぁ。

2017年11月24日 (金)

TALE & TAIL

昨日、11月23日の朝、お休みの日でしたが普通に5時半前にラジオがかかるようにセットしてありました。NHKです。音楽がかかった。

野宮真貴、高野寛さんの歌かな「Winter's Tale ~冬物語~」

1992年ですか。このころの歌を私はほとんど知らない。
で、「テイル」という言葉、「tale」と「tail」は発音が違うんだろうか?英語で発音されて聞き分けられるんだろうか、などと思いながら着替えて階下へ。
しばらくして降りてきた妻に、そのことを訊くと「え、あの歌『冬の尻尾』じゃなかったの?」と。
二人で大笑い。

実はですね、最近{衆院選以来}みんなの体操のあと、そのままEテレを見ているんです。
6:45からの10分は「えいごであそぼ with Orton」という番組でして。

6歳くらいまでの子どもたちは、英語と日本語をあまり区別せず素直に聞き取ることができます。まだ“聞く力”が柔軟なうちに、ネイティブの英語音を聞いて反復してみてください。発語する力がつくだけでなく、語彙力アップにもつながります。保護者の方々といっしょに反復すると、さらに力がつくでしょう。ぜひご家族のみなさんもいっしょに、楽しく英語音に挑戦してみてください!

こういうコンセプトで、厚切りジェイソンさんと、3人の子どもたちが出演。
でこれが実に面白い。
69歳の夫婦が英語の発音に驚嘆しているのです。知らないことばかりでして。
馬を「horse」といいますが、これ「ホース」じゃないんですね。「ホーrs」なんですよ。「r」の発音がちゃんと入ってるんだ。これには痺れましたね。びっくりしてしまって、それ以来テレビの前で老夫婦二人して英語の発音練習をしています。

★さて、そんなこんなで、英語の発音になんとなく敏感になっています。その気分の中での「Winter's Tale 」で。「tale」と「tail」と、どう違うんだ?と気になってしまったのでした。
基本的には同音異義であるらしい。でも、意識的に発音し分けることもできないわけではないらしい。{表記なんかできません}

私の貧弱な語感では
「冬の物語」は「A tale of winter」「A tale of the winter」じゃないのかという感じがする。
「Winter's tale」はどうも「冬の尻尾」に聞こえるんだなぁ。「Cat's tail」みたいな具合に。
英語に堪能な方のご指導を賜りたいと思います。

「of」には下のような用法がありますので。

[of+名詞の形で形容詞句をなして] …の
・a depth of fifty feet 50 フィートの深み
・a man of ability 有能の士 (an able man)
・a tale of fear こわい話
・be of (great) use (大いに)役立つ
リーダーズ英和辞典第3版より引用

サザンカとツバキ

1107_17sazanka1 2017.11.7
妻が買い物帰りに撮影。密蔵院で。
これはサザンカですね。オシベが筒状になっていないということで判断しています。
1107_17sazanka2
薔薇のようだ。

1107_18tubaki1
こちらは白のツバキ。
1107_18tubaki2
オシベが筒状というか束というか、になっている。
通りすがりの花ではこれを識別ポイントにしています。
花の散り方とかも違うんでしょうけれど、そこまで見届けられないことも多いので。

キチョウ

1107_15kityou 2017.11.7
足元を結構長い時間キチョウが飛び回りました。
とまってくれなくて困った。仕方がないからとにかく当てずっぽうで2,3枚撮影。
その中で、一応写ったかなぁ、というのがこれ。
花を探しているのか、産卵場所でも探しているのか。どっちかな。

カエデ

1107_14kaede 2017.11.7
木の下から見上げて、緑の葉と黄葉と空。

1108_2kaede 11.8
ベランダから見おろして緑と黄色の対比。

何年か前に、新しい枝が何本か出まして、この枝は以前からある枝と少しふるまい方が違うようです。
1本の木でも、枝ごとに個性があるらしい。植物にはそういうところがありますね。

ヒメヒラタアブ@ルリマツリ

1107_13himehirataabu1 2017.11.7
花粉を食べてるかな。
1107_13himehirataabu2
蜜はあるかな、と頭を突っ込んでますね。
おいしい蜜があるといいね

コギク

1107_12kogiku1 2017.11.7
手前と奥をぼかしてみよう、などと欲をかく。で、大した写真にならないところが素人写真。
1107_12kogiku2
色合いの違うのも咲いています。アリが来てると、つい虫に目がいってしまう私です。
これから虫が減るからなぁ。寂しい。
夏場などは昼の散歩40分くらいで100枚を超える写真を撮ったりしますが、このごろは、1回の散歩で20~30枚くらいしか撮影していません。あ~ぁ。

ムラサキツユクサ+

1107_11murasakituyukusa 2017.11.7
今年は本当に秋が深まってきても目立つんです。輝いています。

1109_7murasakituyukusa 11.9
線路柵の柱のそば。
1109_11murasakituyukusa1
これはちょっと離れた場所で、線路柵にかなり奥。
アブが来てますね。
1109_11murasakituyukusa2
クロヒラタアブかな、とも思いますが、確定はしづらい。

1110_8murasakituyukusa 11.10
これだけ頑張られるとこちらとしても見届けなくっちゃという気にさせられますね。
見続けます。

ツマグロヒョウモン

1107_10tumaguro1 2017.11.7
線路柵内の背の低いキバナコスモスで蜜を吸うツマグロヒョウモン。
このキバナコスモス、ひょっとして今年の早い時期の花からできた実が落ちて発芽してしまったものではないでしょうか。ホントに草丈が低いのです。
1107_10tumaguro2
背面を見せてくれたり
1107_10tumaguro3_2
こっち向いてくれたり。
1107_10tumagurohyoumon3
思いっきりトリミング。
こんな顔してました。
ありがとうね。

1107_2tuki0610 2017.11.7
朝06:10です。西の空。
この日正午の月齢は18.3、月の入りは09:03でした。
朝夕が暗くなって、夏場よりも月に目がいきますね。
これから11日の下弦へと向かう月です。

アサガオ

1107_1asagao1 2017.11.7
前の日に1輪咲いて閉じきれなかったところへ、この日新たに2輪咲きました。
花を閉じるタイミングが遅くなっていますので、重なってしまうんですね。

1108_1asagao0 11.8
翌日もまた同様のことが起こって、新旧の花が交錯する。
1108_1asagao2
次々とこうやってこのコーナーはにぎわっています。
いつまで続くかな。

アリッサム

1106_4alyssum 2017.11.6
アリッサムが咲いていると妻に教えられました。

1112_7alyssum 11.12
しばらく失念していて、どこだったっけ?と訊いたら門の前、と。
昨シーズン鉢を置いてあった場所で、鉢の外へ自分で種蒔きをしたんですね。
隙間から顔を出していた。てっきり鉢植えだと思っていたので、見落としていました。
さすが、タフなもんだ。

2017年11月22日 (水)

ヤノネボンテンカ

1105_14yanonebontenka 2017.11.5
妻はピンクの花だといいますし、私は白い花に赤い筋が入っているという気も強くあって。

1109_9yanonebontenka111.9
花が小振りになりましたが、咲き続けています。
1109_9yanonebontenka2
メシベがそっくり返って後ろのオシベの方へ行こうとしている。自家受粉しようとしています。
訪花する昆虫が少なくなっていますから、自家受粉も辞さず、というこの花の生き方が有効になっているでしょう。
花はしぶとい。

ウスモンミドリカスミカメ

1105_10usumonmidorikasumikame 2017.11.5
晩秋の一時期というのでしょうか、わっと現れてまた消えてしまう。他の時期、どこでどうしているのやら。
この時期の花は、キバナコスモスやコギク、セイタカアワダチソウなどのキク科の花が多いので、キク科の花によく来る、と思っていますが、他の花への嗜好性はわかりません。
ツマグロキンバエもこの季節にキク科の花でよく見かけます。

ルコウソウの仲間

1105_7momijibarukou 2017.11.5
モミジバルコウです。
季節も最終盤、この仲間たちの勢ぞろい。
1105_8rukousou
ルコウソウ
1105_9kibanarukou
キバナルコウ
1105_11marubarukou
マルバルコウ
私共はこういう名前で呼んでいますが、呼び名にはいろいろバリエーションがあるようです。
どれかが「正しい」ということもないので、ゆるくご理解ください。
毎年、楽しんでいます。

黄色い電車

1105_5densha 2017.11.5
結構見かけます。
「幸せの黄色いリボン」とか「ハンカチ」とか、ありますので。
ふと、また、馬鹿なことを。

1119_3densha1 11.19
幸せがやってくる
1119_3densha2
幸せが去っていく

妻と二人で「幸せが行っちゃったわねぇ」などと笑い合っております。
幸せの神と出くわしたら、出会いがしらに前髪をつかまなければなりません。なぜって
幸せの神は後頭部に髪がないから。
seize the fortune by the forelock.
幸せの電車じゃ、とっ捕まえようにも無理だけど。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%B9

ムラサキシジミ

1105_3murasakisijimi 2017.11.5
翅の裏しか撮れませんでした。裏の色は紫ではないのですが、多分間違いないと思います

↓ここにムラサキシジミの翅の裏表の写真があります。
http://www.insects.jp/kon-tyomurasakisi.htm

比較検討してください。
成虫で越冬するそうです。
成虫で越冬するということは、落ち葉の下とか、日溜りとかでということですから、あまり掃除しないでほしいんですよね。チョウは日溜りでしょうかね。
散った落ち葉を積み上げてほったらかしておいてくださるといいわけで。
都会ではどうも、きれいにしすぎなんだよなぁ。
雑木林の清掃もほどほどにしておいてくださいね。

ハエ

1105_2hae1 2017.11.5
赤銅色っぽいハエ。
1105_2hae2
実物は画像よりもう少し青緑色っぽかったと思います。カラフルだなと思いながら撮りました。
種は特定できませんが、それぞれの色、結構きれいなものですよ。
先入観で毛嫌いせず、観察してみてください。宝石、とまでは言わないまでも、なかなかきれいなものです。
1105_2hae3
線路柵のてっぺんに止まっていたのでそっと近づいて撮影。気温が低くなってきたせいか、近づきやすかった。
小翅片、という翅の切れ込みが見えています。
後翅が退化して平均棍になったわけですが、前翅の、平均棍の真上の部分に切れ込みがあって、立っているのです。
1105_2hae4
この写真ならはっきり見えますね。しかもなんだかなぁ、小翅片にまで切れ込みがあるようですね。
まあ、細工が細かいなぁ。これは初めて見ました。

1117_15hae 11.17
日向ぼっこ中のハエに近づいて撮影。やはり少し動きが鈍いので近づけます。
水平に開いた前翅。ちょこっと立った小翅片。きれいに写りました。

でもって、この小翅片の役割がよくわからない。
今年の2月、ブログ上で騒いだのですが、下がそれです↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-ebd9.html
2017年2月17日 (金) 小翅片

ハエ目昆虫の高度な飛翔能力の一部を構成しているのではないかとも思っていますが、確かなことは全くわかりません。

ブルーベリーの秋

1105_1blueberry 2017.11.5
ブルーベリーの紅葉は濃い。
庭の隅にさしこんだ陽射しに輝いていて、わ、きれいだ。
背景には、終わりかかったホトトギスの花。
庭の様相が変化していきます。{「様変わり」}

ホソハリカメムシ

1104_13hosoharikamemusi 2017.11.4
イチイの葉に引っかかったイチョウの落ち葉にカメムシがいました。
影がくっきり映っていて面白かったので一枚。
ふと想像をたくましくして「これが鏡だったら面白いのに」。
姿見の前で身づくろいするカメムシ、とかね。
くだらないことを考えて我ながら苦笑。

ちなみに、鏡に映った自分の姿を自分だと認識できるのは、ヒト以外ではチンパンジーなどの霊長類、イルカ、ゾウなどだったと思います。もっと研究は進んでいるかもしれませんが、鏡を見るという行為はかなり高度な認知行為なのです。

アブラムシ

1104_11aburamusi 2017.11.4
継続観察中です。
アブラムシの卵というものを一度見てみたいものだと思っているのです。
今のところ、この集団で目立った変化はありません。

「アブラムシ 卵」で検索すると、いろんな画像が見られます。
一つだけリンクしておきます↓
http://www.hirahaku.jp/web_yomimono/tantei/mtsabura.html
アブラムシの卵

ウィンターコスモス

1104_8wintercosmos 2017.11.4
咲き始め。

1107_8wintercosmos 11.7
どんどん花が増えていく。
茎が少し傾きまして、高い所の花が降りてきまして、妻も目の前で撮れるようになりました。
ありがとう、です。

キク科センダングサ属の植物ですが、センダングサというと、いわゆる雑草としてのセンダングサを思い出しますね。
確かによく似ている。
手元の雑草図鑑にはアメリカセンダングサ、コセンダングサ、シロノセンダングサ、センダングサ、コバノセンダングサの5種が載っていました。

やさしい園芸というサイトから引用↓
http://www.yasashi.info/hi_00017.htm

ビデンス(ウインターコスモス)とは
世界中に約230種が分布するキク科の草花で一年で枯れてしまうものと毎年花を咲かせるものがあり、日本でもセンダングサ〔B. biternata〕など6種が自生しています。ビデンスの名前はラテン語の「2」と「歯」を意味する単語の合成語で、実に歯のような2本のトゲがあるところからきています。

「6種が自生」とありますが、図鑑に載っていないのもまだあるんでしょう。
「園芸品種」といわれると、それだけで何となく雑草っぽさが消えるから不思議。大差ないのにね。

上の引用の
「ビデンスの名前はラテン語の「2」と「歯」を意味する単語の合成語」という部分ですが。

dental
►a 歯の;歯科(用)の,歯科医の;〔音〕 歯音の.
►n 〔音〕 歯音《/t, d, θ, ð/ など》;歯音字《d, t など》.
[L;⇒DENS]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

dandelion
►n 〔植〕 タンポポ《キク科》;タンポポ色,明るい黄色.
[F dent-de-lion<L=lion's tooth]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

タンポポって「ライオンの歯」なんですね。
ラテン語やギリシャ語の語源を少しかじると、いろいろと面白くなりますよ。

2017年11月21日 (火)

送電線の被膜?

11月15日、東急田園都市線でトラブルがありました。
その原因についてなのですが・・・。

↓NHKでは

田園都市線停電は送電線被膜破損(11月15日 17時56分)
 15日朝、東京の東急田園都市線で停電が起きおよそ4時間半にわたって運転を見合わせたトラブルの原因について、東急電鉄は電車の架線に電気を送る送電線の被膜が破れ、ショートしたためだと明らかにしました
田園都市線では、先月も送電線のショートで電車が止まっていて、東急電鉄は今後、点検を強化するなど対策を行うということです。
・・・
 この送電線の耐用年数は30年とされ、被膜が破れた電線は使い始めて8年ほどしか経っていないということで、なぜ破損したのかはわからないということです。

「被膜」?送電線の被膜って、ナンダ?被覆じゃないの?
「明らかにした」というのも嫌な言葉だな。隠してきた、みたいなニュアンスが入り込むでしょ。
「明らかになったと説明した」くらいがいいのではないかな?

朝日新聞デジタルでは

送電線の被覆破れが原因 田園都市線のトラブル(2017年11月16日05時00分)
 15日午前5時35分ごろ、東急田園都市線の池尻大橋駅(東京都世田谷区)構内で架線トラブルがあり、渋谷―二子玉川駅間の上下線が約4時間半にわたって運転を見合わせた。東急電鉄は会見で「送電線の被覆が破れて鉄製の支えに電気が流れ、ショートしたことが原因だった」と説明した。

↑このほうが真っ当ですよね。
「膜」という言葉のイメージは、薄いもの、滑らかなものだと思うんですね。
「被覆」には、機械的な強度のあるもので包む、という意味あいがありますよね。
まして送電線ですから、絶縁体であって機械的な強度の高いもので包んでいる、はずですが。それは被覆でしょ。

★ここまで書いてきて、そうか、東急電鉄自身の発表はどうだったのかな?と思い至りまして検索してみましたら・・・
http://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid=post_23.html

1.発生日時:    11月15日(水)5時35分ごろ
2.場所:      田園都市線 池尻大橋駅付近
3.発生状況:    池尻大橋駅での電車線と変電所を結ぶ「き電線」の接続部において、被膜が破損してショートし、通電できない状況になりました。
            (原因は調査中)
4.対応状況:    11月15日の夜間にて、破損箇所付近の「き電線」ケーブルを交換。また、同時期に施工したケーブルの緊急点検を11月15日、16日の夜間にて実施。

となっていて「被膜」と表現していました。
私自身の違和感は消えないものの、東急電鉄自身がそういっているのなら仕方ない。受け入れるしかないですね。
「き電線」は漢字を使うと「饋電線」です。鉄道用語でしかお目にかかったことのない字です。

【饋】
  21画 [食]部 [音];キ;ギ [意]おくる 
パーソナル版漢字辞典より引用

電線は絶縁被膜で覆われていて、更にそれに機械的に丈夫な被覆が施されていたのかな。
う~。やっぱり気持ち悪いんですけど、ウジウジ。

★八つ当たり。
「トラブルの原因について、東急電鉄は電車の架線に電気を送る送電線の被膜が破れ、ショートしたため」というのは、出来事の記述ですよね。東急自身も「発生状況」として述べている。本当の意味での「原因」は「なぜ被膜が破損したか」でしょ。ある特定部位で破損したということ、その原因を解明しないと、同じ出来事が繰り返されることになる。
くどくどとすみませんでした。

オンブバッタ

1104_7onbubatta1 2017.11.4
ゼニアオイの葉だったと思います。
オンブバッタが葉に穴を開けていました。
どうして縁からかじらないんだよっ。
1104_7onbubatta2
頭を体軸に対してほぼ直角にするtことができるのです。
この能力があるので、穴を掘れるのでしょう。
不思議な奴です。
これはダメ。もっと別の草を食べなさい、と移動させてやりました。

コギク+

1104_5kogiku 2017.11.4
撮ったのはコギクなのです。それ以外には何も見ていなかった。
PC上で見たら
1104_5kogiku2
トリバガ科のガですね。
特異な姿でして、知らないととてもガには見えない。
何トリバかはちょっと判別しかねます。

興味がありましたら↓をご覧ください。
http://www.jpmoth.org/Pterophoridae/F0000Thumb.html
トリバガ科 成虫縮小画像一覧

私はブドウトリバというのを見たことがあります。

八重桜・南殿の冬芽

1104_3naden 2017.11.4
今年の春のシーズンにはあまり咲けなかったのですが、来季はどうかな。
園芸家ではないので、お世話が足りないか。
冬芽はいっぱいつきましたよ。十分に寒さに浸って春に備えてください。

アサガオ

1104_1asagao 2017.11.4
経過報告です。まだ咲き続けています。

ツマグロヒョウモン

1103_16tumagurohyoumon 2017.11.3
線路柵のそばのキバナコスモスで蜜を吸うオス。
1103_18tumaguro
家で羽化したので放そうとしたら、妻のジーンズにしがみついて「別れを惜しむ」メス。
妻はツマグロヒョウモンの育ての親だもんな。

ウラナミシジミ

1103_15uranami1 2017.11.3
ブルーサルビアで。後ろから陽射しを浴びて輝きながら口を伸ばそうとしています。
1103_15uranami2
暖かくて気持ちいいでしょうね。落ち着いていました。
ところで、これ、ウラナミシジミでいいのかな?翅の表が青くないけど。
1103_15uranami5_2
尾状突起がないように見える。あったのだけれど失ったか、最初からないのか。
翅の表はうっすらと青いのかな。
1103_15uranami3
これは上の写真とは別個体。翅の表が青いですね。
1103_15uranami4
後翅の目玉模様と触角のように見える尾状突起。これはウラナミシジミだよなぁ。
1103_15uranami6
これはウラナミシジミでいいですよね。
1103_15uranami7
これは門の前のキキョウの鉢に来ていたもの。
最初の個体と同一かもしれません。尾状突起が見えないチョウ。
混乱しています。未熟ものです、どなたか教えてください。

セイタカアワダチソウにて

1103_14seitaka1 2017.11.3
線路柵内のちょっと遠いところで咲き始めました。まだ株はいっぱいあります。
線路柵に腕を固定してズームアップ。
何の気なしに撮って、PCで見たら
1103_14seitaka2
まあ、虫がいた。画面右上はウスモンミドリカスミカメでしょう。
左下がよくわからない。ヒメナガカメムシのような気もしますが確証はありません。
1103_14seitaka3
ここにもウスモンミドリカスミカメ。アリも来てますね。
急に出現した花。目ざとく見つけてやってきた。大したものだなぁ。

1104_10seitakaawadatisou 11.4
柳の下の泥鰌。二匹目を狙ってみましたが、ことわざ通りでした。

http://kotowaza-allguide.com/ya/yanaginoshitadojyou.html

【柳の下の泥鰌の解説】
【注釈】一度柳の木の下でどじょうを捕まえたからといって、いつも柳の木の下にどじょうがいるとは限らないことから、たまたま幸運なことがあったからといって、いつも同じようにそれを得られるわけではないということ。

株を守りて兎を待つ
【意味】株を守りて兎を待つとは、古い習慣や過去に偶然成功した経験にこだわり、いつまでも進歩がなかったり融通がきかないことのたとえ。
【株を守りて兎を待つの解説】
【注釈】昔、中国の宋の国の農民が畑仕事をしていると、兎が飛んできて、木の切り株につき当たって死んだ。
それを拾って以来、農民は畑を耕すのをやめて、切り株の番をして兎を捕ろうとしていたという故事から。
「株」は「くいぜ」とも読む。
【出典】『韓非子』

心しなければなりませんね。

ツマグロオオヨコバイ

1103_12tumaguroooyokobai 2017.11.3
時々視界を横切って飛びます。お、まだ元気にしてるな、とうれしい。
翅などに傷みも見えませんね。
成虫で越冬するそうです。知らなかったな。
天気がよくて暖かい日には飛ぶことができるのでしょう。無駄にエネルギーを使うなよ。

カエデ

1103_9kaede 2017.11.3
鉢植えの実生カエデ。
まだ緑も多い。

1106_3kaede 11.6
赤が濃くなってきました。

1111w_6kaede 11.11
濃い赤と緑と、まだ同居。
個々の葉にはいろいろ乱れがありますので、目の前、至近距離よりも、ある程度離れて、全体としてみる方が紅葉観察にはよさそうです。室内から見ると、目隠しのすだれ越しになって、赤い塊が見えて、なかなかの風情なんですよ。

2017年11月20日 (月)

気になることが・・・「地磁気逆転」

「チバニアン」が有力になったという報道の中で
素粒子(朝日新聞デジタル 2017年11月14日16時30分)

・・・
 ヒトの世の争いなどいかほどのものか。地球が逆さになることもある。地磁気逆転の痕跡でチバニアンが有力に。

まさか本当に「地球が逆さに」なったなんて思ってないでしょうね。気になってしまった。
地球内部の「融けた金属」の流れが作り出す「地球磁場が過去に繰り返し反転した」というのが事実です。
融けた金属が流れたからと言って、それだけで電流が生まれるわけではない。電荷の分離がなければ電流にはなりませんのでね。地磁気発生のメカニズムは完全にはわかっていません。
気になったので、コメントしておきます。

↓参考{最後の名古屋大学のpdfが詳しいですよ}
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%A3%81%E6%B0%97%E9%80%86%E8%BB%A2
http://www.kakioka-jma.go.jp/knowledge/qanda.html
http://www.kakioka-jma.go.jp/knowledge/mg_bg.html
http://www.isee.nagoya-u.ac.jp/pub/naze/chijiki.pdf

雨上がりの朝

1103_3ame1 2017.11.3
雨上がり。オシロイバナも濡れているし
1103_3ame2
キバナコスモスも濡れている。
1103_5momijibarukou
モミジバルコウが花の後から朝日を浴びて輝いていました。

みんな濡れていますが、みんな健気に咲きます。
結構丸い水滴になります。べちょっとつぶれた水滴ではない。
水を弾く力があるんですね。

11月3日は「晴れの特異日」といわれますが、未明に雨が降り、日中は晴れたり曇ったりでしたか。
実は↓
https://weathernews.jp/s/topics/201711/010185/

晴れの特異日と言われている11月3日の、過去10年の東京の天気を検証してみます。すると、実際には2007〜2016年のうちで5回しか晴れていない事が判明!

ふ~ん。そうだったのか。でした。
前の東京オリンピックの10月10日も、晴れの特異日、ということで開会式が設定されたのではなかったか。今度の東京オリンピックは年間の最高気温のピークのあたりで競技が行われます。選手・観客の皆さんの御無事を祈ります。

空の皺

1103_2kumo 2017.11.3
雲の名前がわかりません。
こんなに細かく皺が寄ったような雲、なんという名前なのか。
画面、上の方のモコモコした感じの雲は低い雲で、皺々の方はもっと高いところの雲だ、というところまではわかりますが。
こんなにちりちりと皺みたいな雲はあまり見たことがないなぁ。{あまり空を見上げる方じゃないから、見逃しているだけなのでしょうけれど。}

アサガオ

1103_1asagao1 2017.11.3
11月3日ですよ。5輪もいっぺんに咲いていた。
「てぇへんだ、てぇへんだ、おやぶん、てぇへんだ」と妻を呼んできました。
1103_1asagao2
下の3輪
1103_1asagao3
上2輪。
よく頑張るよなぁ。
どこまで行く気かな?つきあうよ。

夕暮れ時

1102_16y1 2017.11.2 16:27
これは2階の雨戸を閉めようとした私が撮影。
黒っぽいのは低い雲。その向こうに白く輝くのは高い雲。
ここからの夕焼けは見事というほどではありませんでしたが。
買い物から帰ろうとしていた妻は、この頃に美富士橋のあたりにいた。
美富士橋は新幹線、横須賀線、貨物船などの線路をまたぐ跨線橋。
1102_16y2 16:12
うまくすれば富士山が見える場所ですし、撮り鉄さんの名所でもあります。
写真下に横須賀線の電車。
1102_16y3 16:28
新幹線ですね。妻も撮り鉄の資格あり。空がずいぶん赤くなってきました。
1102_16y4 16:28
夕陽そのものは建物の陰になっているのが、効果的。雲の赤さが際立ちます。
1102_16y5 16:33
なかなかの絶景ですね。雲の上縁部が光っていたり。
異なる場所で夫婦二人が同じ空を見ていました。

太陽の周辺に何か面白い天然現象、虹のようにみえるものなど、が現れた場合、太陽ごと撮影すると、明るすぎて周辺の現象がうまく写らないことがあります。そんなときは、電柱とか木とか建物で太陽そのものは遮って撮影するとうまくいく事があります。

枝垂桜

1102_15wsidarezakura 2017.11.2
密蔵院の境内の枝垂桜。
緑も残っていますが、黄葉が進んでいます。

1107_16sidarezakura 11.7
もうほとんど落葉してしまいました。進行が速いな。

1110w_5sidarezakura 11.10
ほぼ裸木に。
1110w_3sakura
こちらは同じ日の密蔵院前を通る遊歩道。
写真右側が密蔵院です。
遊歩道のサクラは八重桜。こちらはもうしばらく桜もみじが見られそうですね。

センリョウ

1102_14wsenryou 2017.11.2
スズメが食べに来ない限り、じっくり見続けます。珍しいもんな、我が家のセンリョウの実が色づくのは。

1105_15senryou 11.5
ずいぶん赤くなりました。
我が家では一応、マンリョウとセンリョウがあるのですが、鳥にとってどっちの実がおいしいんだろう?鳥がマンリョウを食べるということは経験済み。
センリョウの実はマズイ、といいんだけどな。

黄色のオシロイバナ

1102_13wosiroibana 2017.11.2
これは本来は黄色いオシロイバナです。色素が十分に作れなくなったのかな。
オシロイバナの花弁に見えるのは萼です。
萼より蕊を優先、という感じですね。
繁殖への努力はすごいものです。
生き物はみんな。

飛行機雲など

1102_10w_hikoukigumo 2017.11.2
生成したてはまっすぐですが、ちょっと時間が経つと上空の風で曲がってきます。
西の空へ飛んでいった航跡でしょう。

1107_7jet1227 11.7
12:27撮影。
頭上をジェット機が飛んでいきました。あまり見かけない向きに飛んでましたので一枚パチリ。
まさかエアフォースワンじゃないよな、などと馬鹿な妄想。
横田基地から韓国へ、10時過ぎに離日したはずですので、もちろんそんな話ではない。
ジェット機に詳しい人には機種がわかるのかな。ジャスト・ピントじゃないけど。

↓ユーチューブに画像がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=Y1BjVYBm6Ss
2017.11.7 9時10分 C-40B 10時8分 VC-25A  10時11分 VC-25A離陸。 1機目のVC-25Aがトランプ大統領搭乗の専用機エアフォースワンです。 3日間の日程を終え韓国に向かいました。

クロホシカメムシ

1102_9kurohosikamemusi 2017.11.2
ヤノネボンテンカの実にとまっていたのですが、汁気はないのではないだろうか、
クロホシカメムシではないかと思いつつ、フタモンホシカメムシとの識別ができていないし。
↓このサイトによりますと
http://ujiharao.exblog.jp/4441695/
クロホシカメムシとフタモンホシカメムシ

■2006年10月28日 ■クロホシカメムシとフタモンホシカメムシを同時に観察したので2種を比較してみた。一見して脚の基部の色が違うことがわかる。クロホシは黒っぽく、フタモンホシは白っぽい。

真横から見ると識別できるのらしいのですが、あいにく、私の写真ではそれはわからない。
どっちかでしょう。

ネコハグモ

1102_6nekohagumo 2017.11.2
これはメスですね。今の時期、もうオスはいないはず。メスが成体のまま越冬します。
{かかし:オスって儚(はかな)いなぁ}

↓ずいぶん前ですが、越冬中と思われるネコハグモを見たという記録があります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-4086.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-87cc.html

↓解説がとても詳しい。
http://shizensanpo.seesaa.net/article/430646917.html
2015年12月03日
ネコハエトリ、ネコハグモ。葉の上にいる小さなクモです。

2017年11月17日 (金)

フヨウの実

1102_4huyou 2017.11.2
きれいでしょ。
植物にとっての「充足感」と、秋の日差しの「透明感」をイメージしてみてください。

うろこ雲

1101_1urokogumo1 2017.11.1
水曜日。泳ぎに行く日。ガス橋の上でちょっと渋滞、12時半ころ。
空がすごいことになっていまして、コンデジを出して、運転席の窓からレンズを上向きにしてつき出してシャッターを押したら写ってた。
1101_1urokogumo2
うろこ雲でいいんですよね、この雲の名前。
1101_2urokogumo
高層の雲です。巻積雲というのかなぁ。これが温暖前線の前線面の上の方だとしたら、その後、雲の高さが低くなってくるということですが。まあ、この日は下り坂というほどのことはありませんでした。
1101_3urokogumo1508
午後3時頃。
巻層雲というのか、筋雲というのか、少し低めの雲になっていました。

雲には詳しくない。
↓参考にどうぞ
https://weathernews.jp/s/topics/201709/270085/

うろこ雲(巻積雲)・ひつじ雲(高積雲)は、上空の高いところに発生します。
このあと、雲のすき間がなくなって、空の低いところも雲に覆われてくると、そろそろ雨が降ってくるサインになります。

ザクロ

1031_20zakuro 2017.10.31
鉢植えのザクロの実が熟しまして。
えい、食っちゃえ。
「ザクロ 甘いか 酸っぱいか」っと。
1031_22zakuro
酸っぱかったです。サイコー。
酸いも甘いも嚙み分けた団塊夫婦はちゃんと食べるんです。
{昔の夏みかんは酸っぱかったよなぁ}

クロウリハムシ

1031_18kurourihamusi1 2017.10.31
クロウリハムシを見かけましたのでとりあえずの一枚の後で
1031_18kurourihamusi2
できるだけ正面顔を撮りたいと回り込んでみました。
実は、クロウリハムシって、結構「獰猛」な顔つきなんですよ。
それを実際に写真に撮りたいとは思うんです。難しいなぁ。
またの機会に譲ります。

アブラムシ

1031_17aburamusi 2017.10.31
デュランタの枝の先近く。
アブラムシがごちゃっとついていて、クロヤマアリが来ていました。
私自身の興味としては、冬が近づいていますので、単為生殖から有性生殖に切りかわるのではないか、というのがあるのですが。全然わかりません。いつも見る光景と変わらないなぁ。
環境が良い時には単為生殖でどんどん増え、環境が悪化するとオスを産んで有性生殖をして、遺伝的な多様性を保持して種として生き延びる、という戦略。と読むし、教えたし。でも見たことないし。
しばらく見続けますが、どうなりますことやら。

★ところで実に面白い読書をしました。
アリ!なんであんたはそうなのか フェロモンで読み解くアリの生き方」尾崎まみこ 著、DOJIN選書 075、化学同人

こういう本です。化学同人の月刊誌「化学」に掲載された著者インタビューを読んで、是非読みたいと思っていましたが、先日書店で見つけて一気に読んでしまった。いろいろ引用・紹介したい話が満載なのですが、今回は一点のみ。

この本のp.26から、引用します。

 極上メニューはアブラムシのお尻にきらりと光る甘露の雫。アミノ酸と小糖類の濃厚カクテルである。・・・アブラムシのお尻にかじりついて甘露を舐めては社会胃と呼ばれる運搬タンクに収めることに夢中である。
 ある時、・・・アブラムシのついている枝のひとつにトリモチを巻きつけてアリを登れなくして観察をしたら、アブラムシたちはお尻がべとべとになってしまってにっちもさっちもいかない様子だった。結局その枝のアブラムシは死に絶えてしまった。・・・

ミツバチでは蜜のうとか蜜胃と呼ばれる場所に蜜を蓄えて運ぶということは知っていました。
同じハチ目のアリも、同じように、社会胃に蓄えて液体を運ぶことができるんですね。
その点が気になっていました。
アリが花に来ているのはいつものこと。蜜を自分の活動エネルギーにするのか、巣に運ぶのか、そうならどうやって、という点が気になっていましたが、運べるんだ。

で、その次の記述が面白い。
アリがアブラムシにたどりつけないようにしてしまったら、アブラムシの集団が死滅したとのこと。排泄直後は薄い糖液も水が蒸発すれば濃くなる。糖分などを含む溶液が濃くなればべとべとですよね。アブラムシは自分でその処理ができないんだ。そうだったのか。
アリはアブラムシから甘露をもらい、その代わりにアブラムシを天敵から守る、ということはよく知られたことですが。
アリが甘露を運び去るということが、排泄物の処理にもなっているのだ、ということを初めて知りました。
改めて「アリ アブラムシ」で検索しましたら、NHKの動画があって

アリは、アブラムシの腹部の先端から出る甘い排泄物を餌にし、アブラムシはアリに排泄物の掃除をしてもらい、また、さまざまな敵から守ってもらいます。

こういう表現をしていました。知らなかったのは私だけだったようですね。お恥ずかしいことでした。
↓これがその動画。是非ご覧ください。
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005401477_00000
アリとアブラムシ

ちょっとおまけ。
アリは成虫になって若いうちは巣の中の清掃や、幼虫の世話などハウスキーピング的なしごとをします。成熟した成虫が巣の外へ出て食糧探しをします。この役割分担はミツバチも同じです。
http://honey.3838.com/lifestyle/

働きバチの仕事は、掃除や子育て、そして食料を集めることです。羽化してからしばらくの間は巣の掃除を、そのあとに幼虫の子育て、次に巣づくりを担当。そして、花粉をつぶしたり蜜を運んだりといった仕事をしたのちに、食料を調達するために巣の外へ出かけるようになります。

ユウゲショウ

1031_16yuugesyou 2017.10.31
個人的には5,6月の花かなと思っていましたが、検索すると、秋、9月頃までという記載も。
それでも10月の終わりに咲いているというのは、ちょっとずれが大きいかなという感じ。
今年はなんだか、花の季節のぶれが大きい気がします。7月暑くて、8月が不順で、という巡り方が植物に影響してないかな。
少し気になります。

ウロコアシナガグモ

1031_13urokoasinagagumo1 2017.10.31
キバナコスモスに緑の「虫」のようなもの。カメムシか?と顔を寄せれば虫ではなくクモ。
ウロコアシナガグモでした。
大きさからいって成体ではないような気もします。小さ目でした。
脚の長さ、スゴイですね。
1031_13urokoasinagagumo2
頭胸部にポコポコっと凹みがあるように見えました。
これまで気づいたことがなくって、これが正常な形なのかどうか、判断できません。
花はしおれます、クモも移動していくでしょう。
花に来る餌の昆虫もずいぶん減ったことでしょうね。

シロオビノメイガ

1031_12siroobinomeiga1 2017.10.31
以前にも書きましたが、このガ、撮りにくいガとして認識していました。敏感に反応して、葉の裏側に入ってしまうものですから。
今回は珍しく落ち着いてキバナコスモスで吸蜜。こういう風に接近できたのは初めてじゃないかな。
1031_12siroobinomeiga2
口吻を伸ばしておいしそうに蜜を吸っています。秋も深まってきて、多少敏捷性が落ちてきたのかもしれませんね。私ごときのカメラマンにこんな姿を見せてくれるなんて。ありがとう。

ヤマトシジミ

1031_11yamatosijimi1 2017.10.31
ヤノネボンテンカはまだ咲き続けているのですが、花はずいぶん小振りになった。
シジミチョウの浴槽、という感じになりました。
1031_11yamatosijimi2
両手を浴槽の縁にかけて「いい具合だなぁ」って。セリフをつけすぎですかね。

ウスモンミドリカスミカメ@コギク

1102_5kogikuniwa 2017.11.2
庭奥のコギクを撮影したのですが、PCで見たら、お客さんがいました。
1102_5kogiku2
これですが、おそらくウスモンミドリカスミカメでしょう。
どこで何に出会うか、わかったもんじゃない。庭生態系が「豊かだ」ということでしょうね。別の言葉でいえば「手入れをしていない庭だ」ということです。

2017年11月16日 (木)

コギク

1031_4kogiku1 2017.10.31
もうすぐ咲き始めます。咲き始めたら「一挙」ですから、当たり前の眺めになってしまうのですが、その境目が楽しいですね。
1031_4kogiku2
最初の写真の上の方。舌状花が一枚「あっかんべ~」かな。お茶目な感じがします。
1031_4kogiku3
最初の写真の下の方。この粉っぽい感じは何なのでしょうね。
花粉ということもないと思うのですが。よくわかりません。
1031_10kogikusenro
こんな状態のものも。
これだけを見ると、大きさもわからないし、マメカミツレの花のように見えるかも。

↓マメカミツレの花の写真があります。
https://matsue-hana.com/hana/mamekamiture.html
マメカミツレ
↓ここにも写真があります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-320f.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-d384.html

朝露

1027_15asatuyu 2017.10.27
葉についた朝露の小さな粒がいっぱい。
ひとつだけ、くっつきあって大きくなった水滴があって、凸レンズ効果で、葉の表面を拡大しているのが見えます。
今年は朝に散歩することが多くなって、こういう光景を見ることができました。
朝の散歩もいいものですね。

ジョギングとかウォーキングではあまり足元を見ないと思います。
運動効果はないかもしれないけど、ゆっくり歩くと足元にいろいろなものが見えてきて、季節の変化などを細やかに報せてくれていますよ。
ぜひ「下を向いて歩こう!

ガス橋

この間、多摩川にかかるガス橋の表記について悩んでいたのですが↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-7c47.html
2017年10月25日 (水) ガス橋

1030_7gasubashi 2017.10.30
こんな表記を見つけてしまいました。
「瓦斯橋」ですって。
漢字統一表記か。それもありだな。

ちなみにガス橋の由来を↓
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7488/p27883.html

ガス橋(川崎市中原区)
県道大田神奈川線が多摩川を渡り、東京都・下丸子へ通じる地点に架かる橋で、橋長388mの鋼橋。 ガス橋の名前の由来は、昭和4年に川崎側の工場から東京ヘガスを送るためにガス管専用橋として架けられたことによる。 当初は、14連の鋼トラス橋だったが、昭和35年に旧橋の橋脚と橋台を使用した薄肉鋼断面の鋼床版箱桁橋を中央3径間に持つ、 近代的な橋梁に架け替えられた。 また、直径67cmのガス管を左右に1本ずつ橋中に抱きかかえている。 この橋梁の建設は、新しい時代の鋼橋桁橋建設技術の先駆けとなったものとして、高い評価を得ている。

カゲロウ

1030_1kagerou 2017.10.30
ごくごく「たま~に」出現するんですね、我が家にカゲロウが。
なんでかな。溜まり水しかないのに。

カゲロウ目の昆虫は、いったん羽化して亜成虫となってから、もう一回脱皮して成虫になるということは知識として知っていて、それによってどう変わるのかなどは見たことがない、という半端な知識状態でして。
写真のカゲロウの種も全くわかりません。

アサガオ

1028_1asagao 2017.10.28
この花は比較的整っていますが

1030_2asagao 10.30
アサガオも苦労しているんだなぁ、という感じが伝わってきますね。
多少無理があっても、咲くんだよ、咲ける限り咲くんだよ。といっているようです。

キバナコスモス・実

1027_23kibanacosmos 2017.10.27
ちょっと前にも掲載しましたが、すごく「刺々(トゲトゲ)しい」写真が撮れましたので載せます。
秋から冬ものへと衣服が切り替わる時、この実、引っかかりそうですねぇ。
野原に踏み込むということはあまりないでしょうからいいですが。
考えてみると、都会で一番多い「毛もの」は人間だなぁ、冬は。人間は「けもの」なんだ、と書くと穏やかじゃないかもね。

キチョウ

1027_19kityou1 2017.10.27
デュランタのところにキチョウがとまっていました。高い所。
よく見ると比較的分厚い葉を通して、キチョウの影が見える。
暗い葉陰と明るいチョウの翅。このコントラストは辛い。何枚か撮って、多少わかるかなというのがこの写真。
1027_19kityou2
トリミングしてみたら、結構細部にわたって影が見えました。
陽射しがよほど強かったのですね。
1027_21kityou
チョウが位置を変えてくれました。全身が見えましたし、口吻が「∩」になって伸びてその先が花に入っているのが見えました。おいしそうだね。

1027w_9kityou1
玄関脇に置いてある鉢植えのビヨウヤナギにキチョウが来ていたと妻の撮影。
花が咲いているわけでもないのにこの周辺を飛び回っていたそうです。
1027w_9kityou2
透けて見える翅の表の模様を見ると、前翅に黒い縁取りがあるらしい。
これって夏型の特徴じゃなかったっけ。
今ですか?
ちょっと困惑を覚えます。

センリョウ・マンリョウ

1031_6senryou 2017.10.31
センリョウの実が色づいてきました。
どういうわけか我が家のセンリョウは赤くならないことが多い。
このまま色が濃くなるといいな、とまずは一枚。
1031_3manryou
マンリョウは毎年赤くなります。そのうち鳥が食べに来るでしょう。
去年の記憶。ある株の真っ赤な実が鳥に食べられて消えたのに、そんなに遠くはない別の株の真っ赤な実はずっと長く食べられずに残った。
人間の目で見る限りでは差は見えませんでしたが「これマズイよ」というような味の違いでもあったのか。
鳥の味覚は知りません。何だったんだろうな。

ハラビロカマキリ

1027_11harabiro0749_1 2017.10.27
朝、外に出たら、線路柵にハラビロカマキリ。卵嚢をつくったようです。
撮影は07:49。
1027_11harabiro0749_2
妻を呼んで二人でハラビロカマキリにご挨拶。
もう季節がぎりぎり。命の瀬戸際。とにかく産卵するしかなかったメス。受精卵だといいね。
胸の前部に黒い筋。体も傷んでいるようです。なんだかジンとしてしまう。

1027_22harabiro1229_1
12:29。昼の散歩。これが最終的な卵嚢。
1027_22harabiro1229_2
朝のあのハラビロカマキリが卵嚢の少し下でキバナコスモスの茎についていました。
1027_22harabiro1229_3
よく見たら、右の複眼も傷んでいました。左の複眼にも偽瞳孔ではない黒い点があるように思われます。
この状態だと、このカマキリにとっての正面の視界に影響が出ていると思います。
何があったんだろう。やっぱり鳥に襲われたのかな。
偉いね、えらいね、と思わずつぶやいてしまう。

1027_24harabiro1240_0
12:40。一回りして戻ってきたら、ハラビロカマキリが線路柵を登ろうとしていました。
画面左に自分がつくった卵嚢が写っています。
1027_24harabiro1240_1
てっぺんに到達。日を浴びて体を温めていますが、まるで卵嚢を守ろうとするみたい。
またジンとしてしまう。
見届けましょう。
1027_24harabiro1240_2

1027_24harabiro1240_3_2
君は立派です。

1027_25harabiro1529
15:29。妻と二人、車で買い物に行って、帰ってきたら。
妻が「カマキリが『お帰り』といっているわ」と。
ずっと卵嚢の上にいたんですね。
1027_25harabiro1529_2
「ただいま。ありがとうね」
背筋を伸ばしたくなる瞬間でした。

以後、このハラビロカマキリを見ていません。

下弦の月

1111_5kagennotuki 2017.11.11
朝8時半ころの撮影です。正午の月齢は22.3。
この後「弦」を下にして地平線に向かいます。だから「下弦」というのだ、と。
この11月11日は旧暦では9月23日でした。旬の半月(月)なので「下弦」というのだ、と。
どっちでもいいです。

1112_3moon0955 11.12
朝9時55分ころ撮影
正午の月齢23.3
これが「一日」の差です。

2017年11月15日 (水)

N天で

1106_5nten1 2017.11.6
11月6日の夕方、森田さんのN天。
画像の通りです。そうなのかぁ。東京では、続けて晴れなかったんだなぁ、と改めて驚きました。
夏から変だったんですよね。できれば通常に戻ってほしい。ちゃんと寒い冬になってほしい。
東京では暖冬だと、立春過ぎ頃に大雪が来たりする。雪は辛い。
1106_5nten2
6:49、横浜の月。
11月4日が「望」だったんです。ですからわずかに欠け始めた月ですね。
月の出は
4日 17:06
5日 17:51
6日 18:41
「居待の月」ですか。
このころの日没は16:40頃でしたので、ま、どっちにしても真っ暗です。すぐ暗くなっちゃうんだから。秋深し。

ネコハグモ

1027_9nekohagumo 2017.10.27
これネコハグモの巣です。白いのは「天幕網」。テントですね。
一緒にいた妻に、この下にクモ本体がいるはずなんだ、と教えてあげました。
1027_9nekohagumo2
私は立ったままの姿勢で撮影。私は「腰が高い」爺さんですから。
妻はそうなんだ、と中腰になって撮影。{私には中腰という姿勢はない。辛すぎる。}
1027_9nekohagumo3
ホントだ、居た居た、と妻。さすがぁ「腰が低い人」だ。

調べたら学名は「Dictyna felis」というらしい。「Dictyna」の方は知りませんが「felis」はラテン語の「猫」でしょう。
学名自体に「猫」が入っていたんですね。

ウィンターコスモス

1027_8wintercosmos 2017.10.27
ぐんぐん伸びまして。やたらと伸びるわねぇ、と妻。冬に備えてパワーを蓄えているんでしょ、と私。
私の背丈よりちょっと高くなりました。その高い所につぼみができました。

1103_11wintercosmos 11.3
開花しました。カメラを両手で高く掲げて撮影。

園芸のサイト↓
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-347

ビデンス(ウインターコスモス)の基本情報
学名:Bidens
その他の名前:ウインターコスモス
科名 / 属名:キク科 / センダングサ属

・・・
なお、草丈が高く晩秋から咲く品種は、9月から10月に1回切り戻すと、草丈を低く咲かせることもできます。
・・・

解説の通りですね。「草丈が高く晩秋から咲く品種」のようです。
これでは私は撮りづらい、と妻。もっと下で咲いてくれるようになるといいな。

紅葉

1027_6ityou 2017.10.27
イチョウが輝くような黄色になれませんでした。
気温の変化の仕方が「順」ではなかったのでしょう。
1027_7kaede1
カエデはまあまあかな。
真っ赤にはならないですね、この木は。
1027_7kaede2
狭い小さな門の上に覆いかぶさるようにしたいと伸ばして来て、ほぼ目的達成ですね。
あとはもう少しボリュームが増すといいな。

1031_1kaede10.31
ベランダから見おろして。いい雰囲気です。
1028_3momiji
家からちょっと先、高台へ上がる途中の図書館前。
妻が買い物帰りに撮影。ここでは我が家のカエデより変化が遅いようですね。
真っ赤になるタイプのカエデのはずですが。

1102_1kaede1 11.2
朝の低い角度の陽射しなので、周囲は暗く写って、カエデが輝いていました。
1102_1kaede2
色が濃くなったかな。
朝の光の街路樹など、見上げてみたらいかがでしょうか。

アサガオ

1027_1asagao 2017.10.27
経過報告。
結構次々と咲いているということを見て取れると思います。
秋も深まりゆく中、どこまで行けるんだろう。

オオカマキリ卵嚢

1026w_18ookamakiri 2017.10.26
庭木の枝をつめていた妻が発見。
この形はオオカマキリの卵嚢だと思います。
成虫の姿は見なかったけれど、いたんだなぁ。
でも、受精卵かどうかはわかりません。

1027_17ookamakiri1 10.27
玄関に飾りました。いかにも私共らしい。
1027_17ookamakiri2
我が家の玄関を入りますと、チョウの蛹やら、オオカマキリの卵嚢などがお出迎え致します。
以前、正月の松飾を買ったら、たまたまオオカマキリの卵嚢がついていて、大喜びして正月を迎えたこともありましたっけ。

来年5月くらいかな、受精卵なら孵化します。

ヒメツルソバ

1026w_17himeturusoba 2017.10.26
こういう低いアングルは妻のもの。
足元で元気に広がるヒメツルソバの前でしゃがみ込んで撮ってくれました。

園芸の方ではポリゴナムという名前も使われているようですが、和名でいきます。
ポリゴナムは当然「ポリゴン」=多角形に由来する名前でしょう
花の塊りをそのように見立てたのかなと想像します。
多面体だったらポリヘドロンなんですけどね。

キキョウ

1026w_16kikyou1 2017.10.26
スーパーの園芸部へ行ったら、鉢植えがあって、きれいだったので購入。
我が家の白いキキョウも頑張りますが、これはいかにも「桔梗」ですね。
もうオシベが退いた状態。
1026w_16kikyou2
オシベの付け根あたりが面白い構造になっていることに気づきました。
1026w_16kikyou3
キキョウの子房は花被の後ろにあるそうですので、オシベの根元が「皮」みたいになっている部分はどういう構造からできているのか、よくわかりません。知っているつもりの花でも、覗き込んでみるものですね。

https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/7-3.html

ウリ科の花やキキョウ科の花では、子房は花被の付け根よりも下にある。子房はまわりの組織に埋め込まれていて、花を上からのぞき込むと、まるで花の底からいきなり花柱が突き出しているように見える。このような子房を下位子房[inferior ovary]という。

ハナニラ

1026w_6hananira 2017.10.26
妻に言われないとわかりません。
ハナニラが出てる、といわれて、どれだどれだとわかんなくて、これよ、と指されてやっと到達。
ハナニラの花には色合いが異なるものがあるので、いろいろ増やしたいらしいです。

ヒガンバナ

1026w_5kibanahiganbana 2017.10.26
キバナヒガンバナの葉がずいぶん伸びました。
1026w_9higanbana
こちらはヒガンバナです。葉が大量に茂っています。
葉の感じが似ているような似てないような。
花の色だけが変化したのではないのかも。葉の形成にも何かの影響があったのかな。
見続けるしかないですね。

2017年11月14日 (火)

ニンニク

1026w_3ninniku 2017.10.26
ニンニクの芽生えだそうです。{植えた人にしか分からない}
スーパーは種苗店のようなものです。
いろいろな野菜を試してみられてはいかがでしょうか。
食品としてしか付き合ってこなかった植物がすごく身近に感じられるようになりますよ。
商品とは違う味の収穫でも、自家産の野菜となれば、味は格別。
プランターでお楽しみください。
商品は雑種第一代=F1といって、顕性の性質しかあらわれていません。だから品質が一定で商品になるわけです。それを自家栽培して種子を得ると、潜性が揃った子株ができる可能性が出てきます。そうすると、植物としての姿も多様になるし、野菜としての味なども多様化する。
商品とは「一味」ちがうものが食べられるかも。そんな変化も楽しめますよ。
昔は農家で来年用の種子を自分で採り置いて、翌年播いたりしたものですが。今は種苗会社からF1を買うばかりになっているのだと思います。
工場産品のように一様な姿・形・味を消費者が求めるせいでもあります。雑多なのがいい、と私などは思いますが。

コミカンソウ

1026w_2komikanso 2017.10.26
完熟ですね。この実を蜜柑に見立てるというのはなかなかすごい想像力ですね。
私にはとても思いつけそうにない。
スズメはこの実も食べているような気がします。ホント、今年はスズメが多い。

↓精細な写真が多数。ご一読を。
https://matsue-hana.com/hana/komikansou.html
コミカンソウ(小蜜柑草)

ネコハエトリ

1026_23nekohaetori1 2017.10.26
ネコハエトリです。
1026_23nekohaetori2
両脇が影になった明るい場所ですので、適正露出にならなくて。
1026_23nekohaetori3
ハエトリグモはみんな「顔」が個性的。ネコハエトリは「何か用ですか?」というような感じで視線が合う。
いつも、いや別に、といって退き下がります。

何かの幼虫

1026_22youtyu1 2017.10.26
タチアオイのあたりでだったと思いますが、またもや腕がこそばゆい。
見れば、何かの幼虫がくっついていました。よくよく虫に好かれる爺さんであるらしい。
よくわからないんですよね。
腹端部に尾脚があるのはいいとして、腹脚が2対しかないように見える。
1026_22youtyu2
本来の脚3対はちゃんとある。
これって、フタトガリアオイガの幼虫の特徴なのですけれど。
何せ若齢で、フタトガリアオイガの幼虫を検索してもこの姿は出てこない。
頭でっかちで妙にかわいい。
そばのタチアオイの葉に置いてやりました。

クサギカメムシ

1026_21kusagikamemusi 2017.10.26
先日、クサギカメムシが赤く見えてちょっと戸惑った話を書きました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/post-851e.html
2017年11月10日 (金) クサギカメムシ
この時よりもっと赤味を帯びて見えました。ヒャクニチソウの花の中。

http://sorairo-net.com/insect/kamemushi/006.html
クサギカメムシの成虫

ヨツボシカメムシかなって思って調べていたんだけど、ヨツボシカメムシとはちょっと特徴が違うみたい。形はクサギカメムシなんだけど、色が赤いから違う種類なんじゃないかなって思って。クサギカメムシっていえば、地味な茶色をしているので・・・
 でも、いくら調べてもそれらしき特徴の一致するカメムシは見付りませんでした。一番近いのがクサギカメムシだったので、とりあえずクサギカメムシとしておきます。やや赤味を帯びた個体もいると聞いたので・・・。でも、ここまで赤いと、本当にクサギカメムシでいいのかなーと疑ってしまいます(^^;)
 だって、今まで見てきたクサギカメムシとは、明らかに色が違うんだもん・・・。もしかしてシャア専用カメムシ?

なるほど。「シャア専用カメムシ」ってのも楽しいな。
この方も「赤さ」に戸惑われています。
なんかな、私も同じくではありますが、クサギカメムシで大丈夫でしょう。

ハチ

1026_20hati 2017.10.26
むずがゆい。なんだ?と見れば。
小さなハチ。種類はワカリマセン。
撮影して、息で草むらへ吹きとばしてお終い。
別に刺されたわけでもなし、くすぐったかっただけ。
虫に好かれました。

ルリマルノミハムシ+

1026_19rurimarunomihamusi0 2017.10.26
ヒメジョオンがきれいだなと一枚。現場では花しか見ていませんでしたが、PC上で見ると何かがいる。
トリミングして見ると
1026_19rurimarunomihamusi1
上と下に一匹ずつ。ヒメナガカメムシかな。判然としません。

1026_19rurimarunomihamusi2
ルリマルノミハムシもいました。
これは肉眼で存在を確認しての撮影。おそらくルリマルノミハムシだろうと思いつつ撮影して正解。
後脚で確認。まず間違いないと思います。
晩秋まで、頑張りますね。花を見て虫を求める私なのでした。

フタモンアシナガバチ・オス

1026_18hutamonasinagabati 2017.10.26
フタモンアシナガバチですが、今の時期に見るのはオスだと思います。
ただ、我が家の環境では、庭の木の葉でフタモンアシナガバチを見るのは珍しいことなので、ちょっと戸惑いがあります。

1102_7hutamonasinagabati1 11.2
ここがフタモンアシナガバチのオスを見かける毎年恒例の場所。線路柵のてっぺんなのです。11月の上旬から中旬、晴れた日のこの日溜りでよく見かけます。
一匹が止まっていると別のオスがとびかかって双方飛び上がる。また別の場所に移動して止まってはちょっかい出して飛ぶ。
そういうせわしない動きをします。交尾行動の名残かなとも思いますが。もう実際の交尾は済んだはずです。交尾直後に死ぬというわけではないので、しばらくの間日当たりのよい場所でこうやって生活して、パタッと消えます。
1102_7hutamonasinagabati2
この顔がオスの決め手。顔が黄色いのです。そして触角の尖端がくるっと丸く巻いている。
これならオスで、産卵管が変化した針もないわけですから刺しません。そりゃ素手でつかもうとしたら興奮して抵抗し噛みつくくらいのことはするでしょうけど。ちょっかい出さなければ危険はありません。

1103_13hutamonasinagabati 11.3
たまたま真正面からの撮影に成功。せわしなく動くので狙って得られるショットではありません。偶然。
なんだかすごく擬人化したくなりますね。複眼に偽瞳孔が現れていてまるで人の目のようだ。
鼻もあるみたいに見えるし。

1104_9hutamonsainagabati 11.4
今年はこのあたりでおしまいでした。オスは死に、越冬したメスがまた来年巣を作ります。
ごく短期間の賑わいでした。

ヤブラン

1026_17yaburan 2017.10.26
ヤブランの実が熟してきました。
こうやって見ると、未熟な緑の実が大きく、熟した黒い実は小さくなりますね。
熟す過程で水分を捨てるのかな。

1109_1yaburan 11.9
黒い実ばかりになりました。庭に入ってくるスズメはこういう実を食べているかも。種子の撒布してくれるのかな。このごろ庭にスズメがたくさん入りこんでいて、人が近づくとワァっと飛び立つのです。草の実や小昆虫などを食べに来ているのかもしれません。

↓参考
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/monocotyledoneae/liliaceae/yaburan/yaburan.htm
ヤブラン Liriope muscari 

秋に稔った果実は動物や鳥たちへの恵みとなる。ヤブランも晩秋に種子散布されることをねらっている。

鳥(トビかな)

1026_12tori1 2017.10.26
ふと視野の上の方で動きを感じたのですね。見上げたら鳥。
この形は猛禽類ですよね。私が知っている猛禽類と言えばトビくらいだな。
ちょっと小さい気もする。鳴き声がないなぁ。
1026_12tori2
こんなふうに飛んでいました。
イメージとしては、もっと高い所を円を描いて飛びながらピーヒョロロと鳴く。
子どもの頃は結構見ましたが。最近は全然見なくなったし。
分からないまま、飛び去っていきました。
1026_13kumo
青空と白い雲を残して。

折々のことば:931 鷲田清一(朝日新聞デジタル 2017年11月12日05時00分)
 鳥の魂は空で、空の身体は鳥だ。
 (岩田慶治)
    ◇
 人間からすれば、空を飛ぶ鳥も、庭の小枝に止まる鳥も、籠の中の鳥も、焼かれた鳥も、みな鳥だ。が、鳥にとっては、空の懐深くに抱かれて自由に飛ぶ時だけが鳥なのだと、文化人類学者は言う。鳥は空を魂とし、のびやかに飛翔(ひしょう)する。空は鳥を身体とし、その透きとおる広がりを自在に描く。そこでは、飛ぶことと身をまかせることが一つとなっている。『カミの人類学』から。

そういう風に見る人もいるんだなぁ、と。
私自身の感覚とはちょっとずれがありますけど。
地を歩き、巣を営み、育雛に励み・・・みんな鳥だと思います。生きるということを狭めているような気がしてしまいました。

2017年11月13日 (月)

台風から吹きだす風

★このタイトルを見ると、ん?なにを言いたいのかな、と思いませんか?
台風シーズンもほぼ終わり、ちょっと書き残しておきたい話がありまして。
もう30年近くも昔かな、化学準備室で同僚と話していて。
私が、気象衛星から撮影した台風の写真は確かに反時計回りに回っているようだが、これって、実際には何を見ているのだろう?と提起したのです。
確かに台風は反時計回りの渦なのですが。吸いこむばかりでいいのかい?というのが私の疑問。
大量の風を吸いこんで、激しい上昇気流を生じ、積乱雲の壁が目の周辺にある。
で、その上昇気流は、成層圏にぶつかったら、そのまま上昇はできないんだから、今度は吹きだすでしょ。
気象衛星は上から台風を見ています。
とすると、気象衛星で見る台風、というのは、何だろう?
吹き出した風が運ぶ雲を見ているという可能性はないのか。
これが私の疑問。同僚も、そういやそうだよな、とは言ってくれましたが。その時は、特に深く追及せずに、ペンディングのままに30年も「背負ってきて」しまいました。

そうしたら今年、台風21号のときに、動画を見ました。
youtube です↓
https://www.youtube.com/watch?v=t8FgJUplEWA&feature=youtu.be
画面右の方で左から右へ流れる雲は、おそらく前線の南側の雲でしょうから無視して。
台風の左上あたりから時計回りに流れていく雲がありますよね。
やっぱりなぁ。そうなんだ。

★難しいことは端折って、アナロジーで考えると。
北半球の低気圧:気圧の低い地点へ風が流れこもうとすると、コリオリの力という見かけ上の力が働いて反時計回りに吹き込んでいきます。
北半球の高気圧:気圧の高い所から吹きだす風がコリオリの力で時計回りに吹き出します。
さて、台風は低気圧ですので、中心へ吹き込む風は反時計回り。これはこれでよし。
吸いこまれた風は上昇し成層圏にぶつかって外側へ吹きださざるを得ない。中心近くではまだ反時計回りに吹きだしてくるのでしょうが、横へ広がって風速が落ちてくると「吹きだす風は時計回り」という高気圧型の回転が勝ってくるのだと思います。
つまり、台風というのは低気圧と高気圧の2段重ねみたいなものと考えられます。

気象衛星でみる台風の雲は、大部分が反時計回りに吸いこまれる風に乗った雲でしょうが、外側の一部には反時計回りに吹きだす風が流す雲も写っているのだ、とご了解ください。
動画だとそのあたりがよく見えるということですね。

このアナロジーを考えてから多分間違いないよな、とネットで検索してみたら。
↓ウレシイ!あってた!
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/feedback/ja/0142.html.ja
質問142: 台風の風の吹き出し方向について

台風は中心に空気が集まってくる渦ですから、どこかでその空気を逃さないといけません。そこで大気圏の上端まで上昇した空気は、相変わらず反時計回りに回転しつつ、しだいに外側に押し出されていきます。外側に押し出されるにしたがって、回転速度も徐々に遅くなっていきます(角運動量の保存則)。これは地上では中心に近くなるほど風速が強くなるのと逆の関係です。そして中心からかなり外側にまで動いてくると、今度はコリオリ力の影響が相対的に強まってきます。そしてコリオリ力によって、この空気は徐々に時計回りに反転していくというのが、この逆回転の仕組みとなります。

ということなのでした。
分からないことをペンディングなままに保持し続けるというのも、面白いものですね。

↓参考サイト
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/taikitoumi/kiatsutokaze-01.htm

ツマグロキンバエ

1026_9tumagurokinbae 2017.10.26
デュランタの花が崩れたところに、ツマグロキンバエが来て、花の裏側を舐めているようでした。
蜜の名残か、あるいは発酵したものか。
で、後から気づきましたが、こんなシーンを撮ってごめんね。
排泄中だったようです。

脚長爺さん

1026_8kage 2017.10.26
こういう出来事は、冬の夕方が有名ですが、日が低ければよいわけで、朝でもこうなるのです。
しかしまあ、私は日本人の高齢者ですから、カッコつけても大したことはない。

今年、世界で一番脚の長い女性、というのが話題になっていましたが・・・↓
http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/10/russian-longest-legs_a_23203547/
脚の長さ132センチ ロシア人の女性モデルがギネスで「世界一」認定
身長205センチの元バスケットボール選手
2017年09月11日 07時11分 JST | 更新 2017年09月11日 07時14分 JST

ロシア人のエカテリーナ・リシーナさんという女性です。
こういう方の脇には絶対立ちたくない。逃げるしかない。

オシロイバナ

1026_6osiroibana1 2017.10.26
低い角度の朝日を受けて輝いていました。
1026_6osiroibana2
陰翳が深い、という表現でいいのかな。陰翳が濃い、かな。普段使わない言葉を気取って使おうとするから底の浅さが露呈する。
蕊の影もくっきりですね。
1026_6osiroibana3
細かい朝露でしょうか、びっしり。
1026_6osiroibana4
トランスポゾンの活動というものは不思議なものだと、つくづく思います。

★ヒトだってトランスポゾンと無縁じゃないんですよ。
哺乳類が「胎盤」を獲得するにあたって、トランスポゾンが働いたそうです。
http://jsre.umin.jp/07_12kan/030-032.pdf
胎盤の起源に関係するレトロトランスポゾン由来の遺伝子
東海大学健康科学部
金児-石野 知子
東京医科歯科大学難治疾患研究所
石野 史敏

これらのゲノム解析の結果は,真獣類と有袋類の共通祖先の1匹に起きたレトロトランスポゾン(レトロウィルス?)の挿入が胎盤形成を可能にし,哺乳類進化に大きな影響を与えたことを意味している.
おわりに
ダーウィンは漸進的で連続な進化論を唱えたが,哺乳類の進化にはレトロトランスポゾンの挿入によるゲノム配列の変化と,それを内在性遺伝子として取り込んで新規機能を獲得するという,突発的で不連続な変化も重要な役割を果たしていたと考えられる.

http://www.tmd.ac.jp/mri/epgn/tammar.html
https://www.natureasia.com/ja-jp/jobs/tokushu/detail/299

ネコハグモ

1026_5nekohagumo1 2017.10.26
7:49。前2対の脚をぎゅっと固めて頭を覆っています。これはこのクモの独特の姿。

1026_5nekohagumo2
7:55。一緒にあちこち見ていた妻に、これがネコハグモだ、と教えたら撮影したのですが。
おや、脚を開いて顔を出しています。いいショットを得たものです。
成体で越冬するはず。これから先が長いよ。

シロバナヒガンバナ

1026_4sirobanahiganbana 2017.10.26
妻がいろいろ入手してきます。
キバナの他にシロバナも。
「赤・白・黄色」となるのは、いつになるでしょう?
ゆっくり成長してください。

アジサイの葉

1026_4ajisai 2017.10.26
ん?なんだかよくわからない。
アジサイの葉に切った枝が刺さっている。
切ったのは妻ですが、こんな風にした覚えはないそうで。
枝の切り口の上に乗った葉に、クルミでも落ちてきて刺さったか。
状況が想像しにくいシーンです。

1107_9ajisai 11.7
ふと思い出して、あれはどこだったかな、と探したらありました。
枝の刺さった周辺で葉脈が切れたのでしょうね、きっと。で周囲が枯れ落ちた。
昆虫の食害による穴とは思えませんから、きっとそうなんでしょう。

蔓性の植物が直立した茎に巻きつきながら成長して相互に不思議な関係になることはありますが、今回のアジサイの葉の出来事は結局あんまりよくわかりませんでした。

アサガオ・白髭咲きアサガオ

1026_1asagao2 2017.10.26
シーズンの終わり近く、最後はいつになるだろうと追跡中。
ここではまだ花の下につぼみがありますね。まだいける。
1026_3sirohige
雨のせいもあって、相当にお疲れの様子、といった咲き方。
白髭の実はいっぱい採りました。封筒に入れて保管しています。
また来年に向けて。

ツマジロエダシャク

1025_2tumajiroedashaku 2017.10.25
トクサにとまっていました。見覚えがあるようなないような。シャクガの仲間ですね。
シャクガを見ていったら「ツマジロエダシャク」。幼虫の食草はクスノキだそうです。
「褄白枝尺」でしょうね。それほど「褄白」が目立つとも思えませんが。
「褄黒」ヒョウモンや、「褄黒」オオヨコバイ、「褄黒キンバエ」などは、確かに「褄黒」ですけどね。

名前が確認できたところで自分のブログを検索したら2件ありました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-7a74.html
2011年5月17日 (火) ツマジロエダシャク

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-7a74.html
2012年7月10日 (火) ツマジロエダシャク

なんだかこう、しゃっちょこばったような、袴をはいたいるような。初めて見るガです。

私の記憶力はあいまいだ。1年前に見たくせに「初めて見るガです。」なんて書いている。お~お恥ずかしい。

1109_2tumajiroedasyaku1 11.9
キョウチクトウの葉にとまっていました。このキョウチクトウと並んで背の低いクスノキがあります。
そこで育ったか。
つくづく、袴をはいているような姿だと思います。
1109_2tumajiroedasyaku2
頭部を見たかったのですが、あまりはっきり写せませんでした。

http://www.jpmoth.org/Geometridae/Ennominae/Krananda_latimarginaria.html
↑このページの一番下に幼虫の写真があります。
幼虫の写真はあまり多くないようです。

スイレン

1024_22suiren 2017.10.24
水も冷たくなってきたでしょうに。

1027_18suiren2 10.27
とびっきりボリューム感のある花を見せてくれました。
1027_26suiren1530
しぼんでいくところですが、水面に映った青空を背景にしてみました。

1030_6suiren1148 10.30
同じようなアングルで。上から落ちてきたイチョウの黄葉が沈んでいたりします。
家のそばのイチョウは、今年はあまり発色がよくない。茶色っぽくなっています。

1109_5suirenkage 11.9
もう花は終わったかな。水面の葉の影が鉢の壁面に写っていました。
多分、1円玉を水面に浮かべた時のような曲面になっていると思うんです、スイレンの葉の縁のところで。
その曲面のレンズ作用で葉の影の縁が輝いたのではないでしょうか。
美しかったですよ。

2017年11月10日 (金)

カタツムリ

1024_5katatumuri2017.10.24
ヤノネボンテンカの葉にいました。
湿っぽい日に移動してきたのでしょう。
今年は、それなりに何度もカタツムリを見ました。

1025_1katatumuri 10.25
この日は玄関前の大きなトクサでこういう出来事を見ました。
なんだろ?
カタツムリは雌雄同体ですから、大きさの違いは成長段階の違いでしょう。
交尾?
2匹の間に黒いものがありますが、排せつ物じゃないか?これ。
よくわかりませんでした。

★チャコウラナメクジの話を書いたばかりです↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/post-8159.html
2017年11月 7日 (火) チャコウラナメクジ

ここでカタツムリからナメクジへの「ナメクジ化」の話を書きました。
これから先に、ナメクジ化が起きるかどうかわかりませんが、「進化」というのは不思議なものです。進化を軸にして生物を観察すると、より視野が広がります。

オオタバコガ幼虫

1024_21ootabakoga 2017.10.24
この幼虫はおそらくそう遠くない時期に蛹になって冬を越すのだと思います。
飼育しようという気もないので、蛹を見たことがありません。成虫は多分この辺りを飛ぶのでしょうが、見えていても認識できていません。
↓すごいサイト。
https://plaza.rakuten.co.jp/wolffia/diary/201101310000/
オオタバコガ(蛹と成虫)
詳細な写真があります。どうぞ。

クサギカメムシ

1024_19kusagikamemusi1 2017.10.24
ヒャクニチソウの花の中。姿かたちはクサギカメムシですけど。
なんだか赤っぽいなぁ。
1024_19kusagikamemusi2
赤いカップの底にいるので、周囲から赤の多い光に照らされているせいだろうと、思います。

「昆虫エクスプローラ」というサイトを見たら↓
http://www.insects.jp/kon-kamekusagi.htm
クサギカメムシ

結構赤っぽく見える写真がありまして、必ずしも周囲が赤くなくてもこんな色のもあるんですね。
成虫で越冬ということですので、栄養を蓄えているのでしょう。

ネコハグモ

1024_17nekohagumo1 2017.10.24
ネコハグモの網に獲物がかかっていますね。
1024_17nekohagumo2
トリミングで拡大。
獲物が何か、はっきりしませんが、アブかな。わからん。
1024_18nekohagumo
ヒャクニチソウの花の中。獲物はハエかな。
1024_20nekohagumo1
別のヒャクニチソウの中で。ツマグロキンバエがいるのか、と思ったのですが、ネコハグモに捕獲されたようです。
1024_20nekohagumo2
トリミングすると、ツマグロキンバエの腹部の下にクモがいるようです。

クモが苦手な人の中には、クモが「体外消化」をするのが気持ち悪いという方がいらっしゃいます。
獲物に消化液を注入して、消化された液を吸うのが、気持ち悪いらしい。
{そういっちゃあなんですが}私たちヒトは体内で消化してますか?
口から肛門に至る消化管は「体外」が入り込んだ管でしょ。食べ物は自己とは異なる生物ですからそれが本当の意味での「体内」に入ったら大変なことになります。異種生物の侵襲は絶対に許してはならない。
ですから、消化管という「体外」に食べ物を入れて、体外である消化管に消化液を分泌して、その生物の構成素材の分子まで細かくして=消化して、それを「体内」に吸収するのです。ま、クモもヒトも同じようなもんです、大差ありません。

オジギソウ

1024_14ojigisou 2017.10.24
オジギソウの「黄葉」というのかな。
ちょっと面白い変化だったので写してみました。
もうしばらくは実を育て育てる仕事が残っていますからまだ緑の葉も多いんです。
まだ枯れません。

ハツユキカズラ

1024_13hatuyukikazura 2017.10.24
いい雰囲気になってきました。
先端部の葉はピンクで出発しまして、白くなり、緑が入ってくるという経過です。
時間の流れがうまく写りこみました。
時の流れを写すのが面白い、と思っています。

オシロイバナ

1024_12osiroibana1 2017.10.24
夏場は早朝しか見られなかった花が、閉じにくくなって、長く見られます。
1024_12osiroibana2
繊細な小皺のよった花になりました。
小さなアリがきていますね。丹念によく探すものです。

ニラ+クロオビハナバエ

1024_10nira1 2017.10.24
ニラの花が長く咲いています。
1024_10nira2
ズームアップした写真を見ていたら、何かいますね。
ハエ、感じとして、クロオビハナバエか?

↓クロオビハナバエの写真が見られるサイトです。
http://www.insects.jp/kon-haekuroobihana.htm
https://plaza.rakuten.co.jp/wolffia/diary/200807110000/
私自身も9月にこんな記事を書いてます↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-c636.html
2017年9月20日 (水) クロオビハナバエ
ここでの写真は、2017.8.28のものでした。

いかがでしょう。ニラの花の間に見える昆虫、クロオビハナバエでいいでしょうか。

ルコウソウの仲間

1024_9momijibarukou 2017.10.24
モミジバルコウの花、両脇はフウセンカズラの未熟な実。
1024_11rukou
線路の礫に伸び上がっていったキバナルコウ。なんにも世話はしてあげられませんが、勝手にやってます。
花が閉じにくくなってきましたけど、咲きます。

ヤノネボンテンカ

1024_8yanonebontenka 2017.10.24
杯状の花を横から撮ったら、手前の葉がぼんやり写りこんで、かえってなんだかいい雰囲気になったと。自画自賛。
花のサイズが小振りになってきた感じがしますが、元気に咲き続けていますよ。

オンブバッタ

1024_7onbubatta1 2017.10.24
線路柵の内側の低い位置にいました。
左の後脚を失ったのかもしれません。どんなことがあったのか。
1024_7onbubatta2
左手で柵の低い方の横木に体重を預けて、カメラを横木にのせて何とか正面顔を撮影。
もう産卵は済んだかな。跳べないかもしれないけど、頑張ってね。

2017年11月 9日 (木)

イトカメムシ

1024_4itokamemusi 2017.10.24
ヤノネボンテンカの葉にいました。
ヒメイトカメムシとよく似ているのですが、脚にまだら模様がない、というところでイトカメムシと判断しています。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-4835.html
2016年5月30日 (月) イトカメムシ+ヒメイトカメムシ
↑ここで、両方が一枚の葉の上にいる写真を掲載しましたので、ご覧ください。
成虫ではイトカメムシの方がヒメイトカメムシより大きくてがっしりした感じを受けます。
この記事でさらに自分のブログにリンクしているのですが、イトカメムシが小昆虫を捕獲して体液を吸っているという画像。
今回もリンクしておきます↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-ee9b.html
2015年5月25日 (月) イトカメムシ

夕焼けから朝焼けへ

1023_17yuuyake1 2017.10.23
夕空を見に行った妻が、月が出ていたと撮ってきました。
「夕焼け」というにはちょっと物足りない。上空に赤い光は射しているのでしょうが、雲がないので見上げて「真っ赤」とはいきませんでした。
1023_17yuuyake2
この月の形は三日月のようですが、さて月齢はどのくらいだったのか。
理科年表を見ましたら、10月23日は

正午の月齢 3.3
月の入り 19:21

わ、ホントに三日月だったんだ。

さて翌朝のこと。
1024_1asayake 10.24
妻が朝焼けよ、といって外へ出て撮ってきた写真。これは南東の方向。
当地ではこの程度だったのですが
1024_1asayake2
神奈川県藤沢市の午前6時頃。
ものすごい朝焼けだったようです。
東の空は雲がなくて朝陽が差し込んだけれど、上空には雲があった、ということですね。
西から東へ移動する雲が厚く天気は下り坂。
この日の東京の天気は↓

昼(06:00-18:00)     夜(18:00-翌日06:00)
曇一時雨後晴        薄曇時々晴

ま、ほどほどに、ことわざがあっていましたかね。

黄花ヒガンバナ

1023_15kibanahiganbana 2017.10.23
すくすく伸びます。
やはりこれからの時期にたっぷりと光合成をして栄養を蓄えようという準備態勢ですね。
来年咲くかどうかはわかりませんが、楽しみに眺めています。
「葉を見ました」から「花も見たい」というところですね。

1023_14kage 2017.10.23
居間で午後のコーヒータイム。
レースのカーテンにチョウの影が頻繁に映る。
おそらくキチョウかモンシロチョウです。家の周辺をたくさん飛び回っています。
ツマグロヒョウモンもいっぱい飛び交っていますが、あまり庭の中を飛び回るという感じはない。
今年はキチョウが多いからな、キチョウの影だろうと思ってはいます。

1023_12ha1 2017.10.23
「ナゾの薄黄色い葉」。マンション下の植え込み。斑入りになるんですね。
1023_12ha2
先に黄色っぽく出発して、後から中央部付近から緑になってきたようです。
なるほどねぇ。緑の葉の縁が黄色くなるんじゃないんだ。ふ~ん。
1023_12ha3
広い範囲を収めてみました。
なるほどなぁ。

といったところで。この植物の名前は知りません。何という植物なんだろうな。

↓私もしつこい、というか騒がしい人ですね。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-e3d4.html
2017年10月 2日 (月) なんだろう?

ヒメジョオン

1023_9himejoon 2017.10.23
構いませんけど、この季節にヒメジョオンなのかなぁ、と眺めています。
線路柵内の日当たりのよい場所で、かなり勢いよく咲いています。

わたくし、花言葉というようなものには一切関心がないのですが・・・。
http://www.hana300.com/himejo.html

・11月18日の誕生花(姫女苑)
・花言葉は「素朴で清楚」(姫女苑)

「11月18日の誕生花」だそうですよ。じゃあ、そのころまで咲いててもいいんだな。
「素朴で清楚」であることは、もちろんのことです。

ネコハエトリ

1023_8nekohaetori1 2017.10.23
ネコハエトリを見たのは久しぶりです。
喜んで写真を撮りました。この顔が好きなんですよね。
1023_8nekohaetori2
次の瞬間、プイと横を向かれてしまいました。
葉の向こう側へ手を回して軽く揺さぶってやったりするとこっちを向いてくれることもあるのですが。技巧的なことはやめて、退き下がりました。

カエデ

1023_7kaede 2017.10.23
秋が深まっていきます。
左下のほうに、翼のある実が写っています。まだ周囲に少し緑が残っています。

1104_12kaede 11.4
実の周辺から緑色が消えました。
実の中央が割れていますね。まもなく「飛び立つ」のかもしれません。
よい風に乗れますように。
1104_2kaede
わぁ、黄色くなった、と撮影。
木全体を眺めるとまだ緑の葉を残した部分もあります。
秋色濃い、というのかな。

キタテハ

1023_5kitateha 2017.10.23
見慣れないチョウでした。タテハチョウの仲間であることは間違いないけれど。
翅の裏しか見せてくれなかったし。ルリタテハとも違うし。

↓タテハチョウで調べたらヒット。
翅の表裏の写真があります。そして何より、翅の裏の写真が私の撮った写真と同じだったのでした。
http://www.insects.jp/kon-tyokitateha.htm
キタテハ

Polygonia c-aureum
黄色地に黒い紋があるタテハチョウ。初夏から真夏にかけて現れる夏型(地色が黄色っぽい)と、秋に現れてそのまま越冬する秋型(地色がオレンジっぽい)がある。
荒れ地、河原など開けた場所で普通に見られ、人家周辺でも発生する。
活発に飛び回るが、地上に静止することも多い。花や腐果に集まる。幼虫の食草はカナムグラ。
・・・
学名「c-aureum」は、はねの裏面にある小さな白斑にちなんでつけられた。

カナムグラという植物を認識していません。ヤエムグラはたくさんありますけど。
「aureum」はよくわからない。
「耳」かな。
金の元素記号「Au]が由来する「金」という意味かな。
「オーロラ」は「夜明けの女神」だそうですが。
「オーレリアン」は蝶の愛好家だとか。
ま、何にせよ、私も着目していた「白斑」はキタテハを特徴づけるもののようですね。

↓幼虫図鑑です。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kitateha020921.html
なかなか「派手」な幼虫です。タテハチョウの仲間の幼虫はみんなこうです。
ツマグロヒョウモン、ルリタテハの幼虫を知っていますが、初めてだとビックリします。
トゲトゲしく見えますが、柔らかくて刺さりませんから大丈夫。ご安心ください。

もう一つ。私の写真でもよくわかりますが、脚を4本しか使っていませんね。
ツマグロヒョウモンと同じです。3対6本の脚のうち、前の1対を使わないのでしょう。
タテハチョウの仲間が全部そうなのかどうかは知りません。

スイフヨウ

1023_4suihuyou 2017.10.23
この時の撮影意図は、面積の広いスイフヨウの葉が朝日に輝いている、というところにありました。
実際、朝陽の角度が低いので周囲が暗く、この輝きはみごとなものでした。

1104_4suihuyou 11.4
最初の写真とほぼ同じ位置に立って撮影したはずです。{足場が狭くて立ち位置の選択幅が狭いので。}
今回の写真は、木の上の部分に注目しています。
つぼみはもうありません。花の後です。
フヨウでは実が熟すのですが、このスイフヨウは八重、実ができないのです。
やがてころっと落ちます。その落ちた跡が残っています。
そういう「さようなら」を写してみました。

2017年11月 8日 (水)

カンナ

1023_3canna 2017.10.23
おや、まだ咲く気かな。

1024_3canna 10.24
でも、結局、開花はできませんでした。
これが今季の最後。
この鮮やかな色、つくづく心に沁みました。

ツマグロヒョウモン幼虫

1023_1tumaguro1 2017.10.23
ツマグロヒョウモンの幼虫とは長い付き合いですが、脱皮直後を見る、というのは結構珍しい。
トゲトゲがまだ完全には発色していませんね。頭の後ろのトゲは無色透明です。
3対の脚の左側が見えていますが、これもまだ発色していない。
体の後の5対の腹脚はうっすら色がついている。
どうやら体の後ろから発色してくるらしい。
体の後ろに、脱いだ殻がかたまっています。
1023_1tumaguro2
なんだかなぁ。かわいいなぁ。脚の先端部に黒い構造が見えます。ここだけ最初から硬く作ってあるのかな。
脱皮中の移動とかのために。
1023_1tumaguro3
ちょっとなぁ、ツマグロヒョウモンの幼虫としては珍しい姿を見せてもらってしまいました。
体がまだ柔らかいでしょうから、屋外では危険な時間帯ですね。
これがもうかわいくて仕方がない老夫婦なのでした。

采咲きアサガオ

1022_3saizaki 2017.10.22
変化した結果、生殖能力を失った采咲きアサガオ。
采咲きとか、獅子咲きとか、その年の「運」で、出会えたり出会えなかったりします。
今年は獅子咲きには出会えませんでしたが、采咲きがずっと長く咲いてくれました。
親木の種子は採っていますので、また来年、出会えるといいね。
1023_6saizaki10.23
葉も細くなってしまっています。でも、タフな葉で、他のアサガオの仲間の葉が落ち始めても、しぶとく頑張ります。これでなぁ、結実できたら最高なんだけどな。
ある年の偶然を味わい切る、という花なんでしょうね。

コミカンソウ

1020_4komikansou 2017.10.20
雨に濡れたコミカンソウ。
水に包まれてしまって、果実が識別しづらい。
一年草ですが、このところずっと定着してくれています。
私はこれが好きで、楽しみにしているのですが、背が低くってね、撮影は大変です。
この株はベランダのプランターなので、座り込んでカメラを構えられるので助かります。

↓松江の花図鑑というサイトです。見事な写真満載。ご利用ください。
https://matsue-hana.com/hana/komikansou.html
コミカンソウ(小蜜柑草)

アサガオ

1020_3asagao 2017.10.20
毎朝様子を見ています。花が頑張っているのですから、可能な限り見てあげなくっちゃ。
↑この画像の左右の花が

1021_asagao 10.21
翌日の画面で、右に二つしおれて写っていて、更に新たな花が咲いたというわけです。
時の流れを見ています。

サギ

1019w_1sagi1 2017.10.19
買い物帰りの散歩中の妻。六郷用水跡の水路でサギを見かけたのだそうです。
サギの種類はわかりませんので、ただ「サギ」としておきます。
水路を泳ぐ魚を狙っているようです。
1019w_1sagi2
ごく浅い水路だということがわかります。魚を探して歩きます。
1019w_1sagi3
後姿が面白い。
1019w_1sagi4
水路脇の石垣の隙間や草むらなども見ているようです。
1019w_1sagi5
場所を変えようと飛びました。いい姿で写りましたね。うまく写ったと妻は大喜びでした。
ごくたまにカルガモが現れたり、水路があるというのは、面白い出会いをくれるものです。

今年の1月にも妻はサギを撮影しています↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-09c2.html
2017年2月 6日 (月) サギ
この時のサギと同じサギかどうかはわかりませんね。

白髭咲きアサガオ

1019_1sirohige 2017.10.18
雨に濡れる白髭咲きアサガオ。
みんな頑張るなぁ、すごいなぁ、と見て回ります。

1022_2sirohige1 10.22
私は雨が苦手でね。
君たちはどのような状況下でも美しい。君たちは強いんだね。

木漏れ日

1018_13komorebi 2017.10.18
別に「美しい被写体」というほどのものではありませんが。
「一期一会」です。
路面に落ち葉が落ちていた。ここにこの葉があるのは単なる偶然。
庭の隅の木の、葉の間を縫って陽射しが路面を照らした。
この時間に偶然ここを照らした。
風が吹けば葉は飛ぶし、日光はかなりのスピードで移動していきます。
数分経過すればこの光景は消えます。
その偶然を見てしまったのも偶然。それを撮影しようと思ったのは私の意志。
不思議なめぐり逢いです。

人生のありとあらゆる瞬間は「偶然だ」といっていい。「偶然」と遭遇した人が踏むそのステップ、どのようにその偶然に対処するのか、そこに「意志」が入りうるのでしょうし、その人の生き方になるのです。

Keep your options open.

選択する、ということは、それ以外を捨てる、ということです。
選択肢を狭めないでください。それが一期一会を豊かにします。

スイフヨウ

1018_12suihuyou 2017.10.18
この日のつぼみが

1019_2suihuyou 10.19
翌日開きましたが。
雨に打たれて色の変化がなかなか起こせませんでした。
10月後半の寒い日々でした。
今年は暖房を使うタイミングが例年より早かったな。

ハエ・キバナコスモス

1018_10hae 2017.10.18
ハエの種類は私にはわかりません。ただ、ツマグロキンバエ以外で、こういう風に口を伸ばした姿を見るのは珍しかったので撮影しました。周囲の動きに敏感なハエですが、この時は舐めることに集中していたのでしょう。接写できました。
昆虫はデジカメのピント合わせの超音波モーターの超音波を聴き取るのではないか、と想像します。レンズを向けてシャッターボタンを半押しにすると、反応して逃げる昆虫は結構多い。

1018_11kibanacosmos
見上げればすごい青空。
色の対比を楽しんでください。

2017年11月 7日 (火)

ヤノネボンテンカ

1018_9yanonebontenka1 2017.10.18
庭のヤノネボンテンカはもう終わったのですが、線路柵のところの株はまだ咲き続けています。
今回は花弁に付いた露の玉に注目。
薄い花びらに付着した細かい水滴。きれいですね。
1018_9yanonebontenka2
乾燥していると反射が勝って白くみえる花弁ですが、濡れると半透明になるようです。

スリガラスが濡れると半透明になりますよね。あるいは、スリガラスの擦り面にセロテープを張ると半透明になりますよね。
ああいうことが、花弁で起こっているのではないかな。
繊細な美しさでした。

ムラサキツユクサ

1018_6murasakituyukusa 2017.10.18
ムラサキツユクサが今年はずいぶん長く頑張る。
花の状態が変化していく中の異なる時期に濡れたんでしょうね、きっと。
しかしやっぱり、花期が長すぎる気がします。どういうことなのか、よくわかりませんが、10月も半ばを過ぎて咲き続けているなんて。

https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/murasakitsuyukusa.html
よい写真がいっぱいあります。

オジギソウ

1018_3ojigisou1 2017.10.18
雨続きの低温の中で、オジギソウの花がこんな姿になっていました。
前にも雨で蕊がくっついた写真を載せました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-7554-2.html
2017年10月18日 (水) オジギソウ

この時は、雨でくっついて蕊はまだピンクでしたが、今回は色も抜けて白くなってしまいました。
1018_3ojigisou2
まるで花びら7枚みたいになってしまった。
1018_3ojigisou3
水が凝集する力というのはすごいものです。
そろそろ完全にオジギソウの終わりが近づいてきたようです。
{実はまだこれから熟していきますが。}

チャコウラナメクジ

1018_1namekuji 2017.10.17
足元をナメクジが歩いていました。チャコウラナメクジだと思います。
体の前後方向の中央から少し前のあたりが太くなって盛り上がっていますが、この中に巻貝だった時代の殻が退化した甲羅状の物が一枚入っています。
と書くことはできますが、私は自分で見たことはありません。ナメクジは苦手なのです。

★最近の読書でびっくりしました↓知らなかったなぁ。
身近な自然の観察図鑑」盛口 満著。ちくま新書1251、20.1.4.10 第一刷発行

 

生き物の形には「れきし(歴史)」と「くらし(暮らし)」が関わっています。
 じつは、ナメクジというのは、「くらし」にあわせた「かたち」であることになります。そのため、「れきし」を別にするもの、つまり、別のグループのカタツムリが、それぞれ別個にナメクジ化していたりするのです。
 たとえば沖縄にはヒラコウラベッコウというナメクジがいます。ヒラコウラベッコウは、ベッコウマイマイ科のカタツムリの中で、殻を退化させた種類です。すなわち、ナメクジやチャコウラナメクジとは、まったく別のカタツムリの仲間がナメクジ化したものなのです。
 つまり「れきし」を異にするものでも、「くらし」にあわせて姿が似ることがあるという収斂現象の一つを、ナメクジで見ることができるのです。
 カタツムリは殻を作るのにエネルギーが必要ですし、殻の材料のカルシウムも必要です。また、殻があると動きに制約がかかりますし、狭いところに入るのには不自由します。一方、殻をなくしてしまうと、乾燥や天敵から身を守るために、殻以外の工夫が必要とされます。その両方を天秤にかけ、殻を捨てる方向への進化が何度もおこったということです。

「収斂」について。↓下のwikiの記事は「不十分」であると指摘されていますが、通常のレベルでは十分です。いろいろな例がk際されていますので、ご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8E%E6%96%82%E9%80%B2%E5%8C%96
収斂進化

そうなのか、ナメクジ化は何度も起こっているのか、とビックリです。
改めて検索したら、wikiのこんな記事を見つけました↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%A1%E3%82%AF%E3%82%B8

分類と系統
 総称としてのナメクジにはナメクジ科・コウラナメクジ科・オオコウラナメクジ科など数科のものが含まれる。これらは必ずしも同じ系統のものではなく、別系統のカタツムリからそれぞれ貝殻を失う方向へ進化した多系統群である
 アシヒダナメクジ科など特殊なものを除けば、一般にナメクジと呼ばれるものは分類学的にはカタツムリと同じ有肺亜綱の柄眼目に属し、カタツムリの一種とも言える。カタツムリの貝殻が徐々に退化して小さくなり体内に入って見えなくなればナメクジの形になるが、実際にはその途中の形態をもつ種類もある。ヒラコウラベッコウガイは薄く平たい殻をもち、休止時には殻の大部分が見えてカタツムリのようだが、活発に活動している時には殻の大部分が周囲の肉(外套膜)に覆われ、ナメクジのようになる。またコウラナメクジ科のように薄い楕円形の殻が体内に埋もれているものや、ナメクジ科のように完全に殻が失われているものまで様々な段階がある。
 このような貝殻の消失はさまざまな系統で起こっており、これを「ナメクジ化」(limacization)とも言う。海に棲む前鰓類のチチカケガイ科や後鰓類のウミウシ類もそれぞれ独自にナメクジ型に進化した巻貝と言える。ナメクジ化が起こる理由はかならずしも明らかではないが、殻を背負っているよりも運動が自由で、狭い空間なども利用できるメリットがある。地中でミミズ類を捕食するカサカムリナメクジ科では、その特異な捕食環境に適応した結果ナメクジ化したと見なすこともできる。

そうなのか、ウミウシも「ナメクジ化」したものなのか。いやあ、これは知りませんでしたね。言われてみればそうなんだ。う~ん。

★「「ナメクジ化』(limacization)」と書いてあるので、ちょっと気になって辞書を引いてみました。
カタツムリは「snail」ですが、ナメクジは通常「slug」でした。あれ?
「limacine」という言葉があって、ラテン語からきているようですね。

snail
►n 〔動〕 カタツムリ,《広く》巻貝《水生・陸生とも》;のろま;渦形カム,渦形輪 (= whèel) 《時計の鳴る数を定める輪》
・an edible snail 食用カタツムリ
・(as) slow as a snail ひどくのろい.
►vi のろのろと進む[動く].
snaillike ~・lìke a カタツムリのような,のろまな.
[OE snæg(e)l; cf. OS, OHG snegil]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

slug
►n 〔動〕 ナメクジ;〔昆〕 《まれ》 ナメクジ状虫 (=~ worm) 《ハバチ・ガなどの幼虫》;〔動〕 NUDIBRANCH,《特に》ウミウシ (sea slug);《口》 のろのろした人[動物,車など];《俗》 なまけ者,ぐうたら,でぶ.
►vi, vt (-gg-) なまける,ぐずぐずする;寝ている;《庭などの》ナメクジを集める[取る]
・slug in bed 不精寝している.
[ME slugg(e) sluggard<?Scand]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

limacine, limaciform
►a ナメクジの(ような).
[L↓]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

↓引用しませんがお読みください。
http://ejje.weblio.jp/content/limacine

ツマグロヒョウモン

1017w_1tumaguro 2017.10.17
ツマグロヒョウモンの写真はいっぱいありますので全部掲載するわけにはいきません。
濡れた葉の上から見おろされまして撮影。堂々としています。
蝶の翅は撥水性ですので、雨滴が乗ることはまずない。
その撥水性は鱗粉の材質と、表面の微細な凹凸から生まれます。
鱗粉の「性能」はすごいものです。

アスパラガス

1014_3asparagus 2017.10.14
雨に濡れて輝くアスパラガス。
細い葉が茂っていますから雨滴がつくとすごいことになるのです。
面積の広い葉や花の濡れ方とは全く違う姿。
わぁ、という気分にさせられます。

アサガオ

1014_1asagao1 2017.10.14
朝、ベランダのアサガオ。雨に濡れながら咲いていました。

1015_1asagao1 10.15
翌朝、上と同じ花です。
色は赤味を帯びましたが、閉じられずにいました。

1016_1asagao 10.16
赤紫になりましたが、まだ閉じられない。

1017_1asagao 10.17
閉じたというよりは萎れて折れた、という感じになって、この花は終わりました。

201710
これ気温のグラフの10月あたりを切り出したものです。
10/12の最高気温が29.0℃あったのに、翌10/13の最高気温は19.8℃。
この日から10日間ほど、最高気温が非常に低かったのです。
10/19の最高気温など、最低気温の平年値13.6℃を下回ったくらいですから。
こんな低温の中、アサガオの花は閉じられなかったのですね。
お疲れさまでした。ありがとうね。

夕空

1012_23yuzora1708 2017.10.12
17:08 です。このごろ妻はこの時間帯によくベランダに出て夕焼けを眺めては撮影してくれます。
1012_24yuzora1718
17:18 プランターの世話をして顔を上げたら飛行機雲が見えたそうで。
1012_24yuzora1719
もう薄くなってきた飛行機雲です。
我が家からこの方向に、まるで地平線に落ちていくような飛行機雲を見ることが時々あります。
1012_24yuzora1721
17:21 飛行機雲は消えました。電柱の脇のあたりに見える雲は低い雲。赤く染まっているのは高い雲。
空気の流れが変化していきました。

ヤマトシジミ

1012_20yamatosijimi 2017.10.12
足元のヒメツルソバにやってきたヤマトシジミ。
折角やってきてじっとしていましたので、撮影。
今年は、ウラナミシジミやムラサキシジミなどもずいぶんたくさん見ました。
卵も幼虫も小さくて、飼育するのは私共にはちょっと難しい。
でも、いろいろ増えてくれてうれしい。

ツマグロオオヨコバイ

1012_15tumaguroooyokobai 2017.10.12
ツマグロオオヨコバイの正面顔。これを見ると、どうしても撮りたくなります。
まさしく「顔」なんだもん。
見方によっては2種類の顔が見えるかもしれません。

2017年11月 6日 (月)

スイフヨウ

1012_13suihuyou1 2017.10.12
08:06
スイフヨウもそろそろ季節が終わりに近づいています。
1012_19suihuyou
12:35
この色の変化、実に微妙で美しい。色素分子の化学変化でしょうが、詳細はわかりません。
八重咲きですから結実はしません。花の後、丸く包まれているのですが、ころんと落ちます。

オンブバッタ

1012_12onbubatta 2017.10.12
四次元ポケット見っけ。
妻の土いじりの時のエプロンの前の部分のポケットに、オンブバッタがしがみついた。
あらまぁ、妻がドラえもんになっちゃった。と笑いながら撮影。
何かいいもの出してもらえたかな。

ニラと

1012_11nira 2017.10.12
ニラの花を見ているのですが。
よく見ると、ルコウソウの櫛の歯のような葉もあるし、フウセンカズラの葉もあるし。
まるで「ニラの実です」というようにフウセンカズラの実もあるし。
ごちゃごちゃって楽しいですね。

オオタバコガ幼虫

1012_9ootabakoga1 2017.10.12
ヒャクニチソウにて。上が頭です。
1012_16ootabakoga
しばらくたってから見に戻ったら、全身が見えました。
食事中かどうかはっきりしませんが、糞をしたようですね。(左の方を見てください)

1031_14ootabakoga 10.31
キバナコスモスを見ていたら、ん?黒いものがいる。で、そっと左手で花の傾きを変えて撮影。
ここでは頭は下の方です。
幼虫は見かけますが、どういうわけか、成虫を認識したことがない。意識しないまま見ているのかもしれませんが。

オシロイバナ

1012_8osiroibana1 2017.10.12
線路柵内で元気に咲き誇っています。
絞り染めとでもいいますか。
1012_8osiroibana2
紅白染め分けタイプ。
1012_8osiroibana3
花の中までピントが潜り込めました。
1012_8osiroibana4
蕊の影を見てください。どういう光線かがよくわかります。

1018_7osiroibana1 10.18
朝露、かな。
1018_7osiroibana2
細かい水滴が花を飾っています。きれいだね。

ヒメヒラタアブ

1012_7himehirataabu 2017.10.12
頭部付近がぼやけましたが、全体的にはきれいに撮れました。
平均棍がくっきり。
こうやって花にとまってくれると何とかなりますが。
目の前でホバリングされると困惑します。
このアブ、飛行中にはピントが合わせにくい。ピントが合ったかな、と思うと、ちょんとまるで瞬間移動のように移動して、移動先でまた空中停止している。もう少し大きいホソヒラタアブだと空中でもピント合わせがある程度はできるのですけどね。

モンシロチョウ

1012_6monsiro1 2017.10.12
デュランタの葉にモンシロチョウが翅を半開きにして留まっていました。
影でわかるように、背中側から朝日を受けています。
1012_6monsiro2
真後ろへ回り込みました。
左右に開いた翅の真ん中に胴体がある。当たり前ですけどね。
Vshapemirror_
この図、見てください。V字型に合わせた鏡に光が入射したときの経路の概念図です。
両側の鏡に反射しながら奥へ進んでいきます。
鏡が白い翅であって、V字の頂点・合わせ目に体があるとすると、入射した光がほとんどすべて体に集中しますね。
おそらく、モンシロチョウはこの原理を利用して効率よく体を温めているのだと思います。
寒いから体を温めているのですから、動きはまだ鈍いのだし、邪魔はしたくない。
かなり離れたところからズームで撮っているのですが、広角側にして一枚。
1012_6monsiro3
上の方の白い矢印で指しているところにモンシロチョウがいます。
写真下の方に、はっきりしませんが私の影が黒く写っています。
私がいて、私の影があって、その直上にモンシロチョウがいる。
つまり、この時、私はモンシロチョウと同じ平面内の光を背中にうけているのです。
光を共有して、私の背中も温もりました。
お日様って暖かくっていいね。

↓上に使ったV字型の鏡の話などが載っています。どうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-8222.html
2012年7月 6日 (金) 白と黒:2

ブチヒゲカメムシ

1012_3butihigekamemusi1 2017.10.11
ミズヒキにブチヒゲカメムシがいました。
ミズヒキってカメムシの好まれるらしい。
ミズヒキはタデ科。

蓼食う虫も好き好き(たでくうむしもすきずき)
辛い蓼を食う虫もあるように、人の好みはさまざまである。
広辞苑第六版より引用

虫の好みもさまざまである。のです。
1012_3butihigekamemusi2
体が分厚い感じ。メスでしょうね。きっと。
つかまり方がちょっと危なっかしいかな。

キバナヒガンバナ

1011_31kibanahiganbana 2017.10.11
妻が入手してきました。
奥の名札に焦点が行きまして、芽生えはボケましたがこの時点で3枚の葉が見えます。

1014_4kibanahiganbana 10.14
左のもの、5枚に見えますね。
なんで奇数なんだ?こういうのって普通偶数じゃない?
わかりませんが、まあ、こうなのですから仕方ない。
今、葉を伸ばし始めて冬の間に球根を太らせるのでしょう。
花が咲くようになるのはいつかな?

ウスモンミドリカスミカメ

1011_27usumonmidorikasumikame 2017.10.11
この間ご紹介したウスモンミドリカスミカメですが、もともとの私の目の焦点は花の方にありました。
ヒメジョオンの花期なのですが8月ごろまでとしているサイトが多くて。
10月までとしているサイトもありますので、まあいいか。
線路柵内に咲いていてそれなりに目立つので、これヒメジョオンだよなぁ、と眺めていいたら。
ん?ムシがいる。
というのでズームアップして撮影しました。キク科の花で見かけることが多いと思います。好みなんでしょうね。

アサガオ

1106_1asagao1 2017.11.6
私、咲きました。
はい。君は美しい。
1106_1asagao2
立ち姿、美しい、佳人。

今朝、7時40分。ベランダ のアサガオが咲いていました。
朝は8.0℃まで下がった東京です。

1106_1asagao3
カエデが輝き
1106_1asagao4
抜けるような青空。
秋が深まりゆきます。

2017年11月 2日 (木)

10月の天気

10月の気温などのデータがまとまりましたのでお目にかけます。
2017_10_kion_2 気温
ぐちゃぐちゃした感じですね。日最高気温 が最低気温の平年値を下回る、などということも起こりました。勘弁だよなぁ。
2017_10_heinensa_2 平年差
前10日間の平均という形でならしたものですが、10月下旬の最高気温のぶれは大きい。
近年は平年を上回ることが多くて、下回ることが少なかったのですが、これだけ低かったのは珍しい。
7月が高くて、8月が低くて、9月10月は乱高下ですね。
2017_10_situdo_2湿度
なんだかなぁ、グラフの間を貫く傾向を見ると、ほぼ直線的に右肩上がりじゃないですか。
10月ともなれば湿度は下がっていくんじゃないにかなぁ。これからの2カ月で「乾燥した冬」にちゃんとなるんでしょうね。不安に駆られます、これじゃあ。

NHKの夜7時前の気象情報。
2017_10_amenohi1
傘マークは「0ミリ以上」、傘+雨滴のマークは「10ミリ以上」となっています。
土日月の辺りで傘ですね。土曜は特に全滅だ。
私、土曜に蒲田の大きな本屋へ散歩に行く習慣なのですが、10月は1回も行けませんでした。こんなこと初めてだなぁ。
ちょっと注意が必要なのは「0ミリ以上」という表現です。「以上」というからには「0ミリ」を含みます。「0ミリ」って雨降らなかったんじゃないの、と思う方もいらっしゃると思います。
気象庁では

気象台等においては、「0.0mm」は降水はあったが0.5mmに達しなかった、「-」は降水がなかった、と区別しています。

こういう定義になっています。ですから、降水はあったけれど0.5mmに達しなかった場合が「0ミリ」なんですね。
2017_10amenohi2
2回も台風が接近しましたしね。雨量は多かった。多摩川の水位を心配するような雨は久しぶりのことでした。
2017_9amenohi
自分で9月の雨をまとめてみました。
セルの左上に三角マークがついている日は、降水が観測されなかった日です。
降水が観測されなかった日は6日しかなかったようです。

2017_10_nissho
日照時間のグラフです。
10月は、平均してしまえば平年並みだと思いますが、日照時間ゼロの日が続きましたね。
{洗濯物は室内干しが多かった。布団が干せなかったよぉ}

普通の冬になってほしいと思います。11月7日は立冬です。

ユウゲショウ

1011_24yuugesyou 2017.10.11
ちょっと季節外れかなとも思いますが、5,6月から9月が花期ということですので、まあそう大外れでもないのか。

1027_14yuugesyou1 10.27
ところどころで、ぽつんぽつんと咲きます。
1027_14yuugesyou2
向こう側の葉に朝露が輝いています。ユウゲショウの花にも細かい露がついているようですが、鮮明には写りませんでしたね。

ところで、思い出して自分のブログを検索しましたら、3年前に↓こんなことを書いています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-8b54.html
2014年6月23日 (月) ユウゲショウ・種子(雨滴撒布):1
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-5d73.html
2014年6月23日 (月) ユウゲショウ・種子(雨滴撒布):2

↑この記事は6月です。6月にもう結実していたわけですね。ということは、記事中にあるように、雨滴撒布された種子が、再度発芽して今10月に咲いているという可能性もありかな。
今年の夏から秋はかなり変則的な推移をしている感じがします。植物も戸惑っていないかなぁ。気にかかります。

マルカメムシ

1011_21marukamemusi 2017.10.11
このカメムシは成虫で越冬します。下のリンク先に、集団で越冬中という写真があります。
写真の個体も気温がもっと下がったら、落ち葉の下とかに集合するんでしょうね。
甲虫目のナナホシテントウが落ち葉の下などで集団で成虫越冬するのは有名ですね。

http://www.insects.jp/kon-kamemaru.htm
マルカメムシ

ルコウソウ

1011_15rukousou 2017.10.11
シーズン終わり近くですが、この華やかさをお楽しみください。
以前に書いたと思いますが、ルコウソウはアサガオと同じ「ヒルガオ科>サツマイモ属」の植物です。
花の大きさや形は異なっても、花の「姿」は似ていますでしょ。

また、この季節に時々ルコウソウでエビガラスズメというスズメガの幼虫を見かけます。
この幼虫の食草は、サツマイモ、ヒルガオ、アサガオ、ルコウソウなどです。幼虫も「同じ味だ」と認識するようですよ。

タチアオイ

1011_14tatiaoi1 2017.10.11
茎が変ですね。一度、雨風の影響で線路柵のすぐ内側から外へ倒れたのです。で、柵に支えられて直角に曲がった形になった。その後、再度上へ向かった。重力屈性というやつですね。で、こんな姿になりました。
1011_14tatiaoi2
線路柵の外からは見えないのですが、柵の横木の陰で花が咲いていました。

1027_13tatiaoi 10.27
冒頭の茎の曲がったタチアオイ。全ての葉が枯れ落ち、棒のようになったその先端につぼみを作りました。咲くつもりなのかなぁ、できるかなぁ、と夫婦で見ていましたが結局、ここまででもう限界でした。
葉がなくて養分が不足だったのでしょう。開花できずに終わりました。
それにしても、とにかく行けるところまで行くんだ、という「意志」のようなものに心打たれました。
ごくろうさま、すごいね。

オシロイバナ

1011_13osiroibana1 2017.10.11
このところまたオシロイバナが活動的。
線路柵の中の方で咲いています。
1011_13osiroibana2
右の方に、つぼみのうちから、赤い部分が見えているのがあります。
咲けば紅白の花になるはずです。
見るほどに不思議な花です。

アサガオ類

1011_1yae1 2017.10.11
ベランダの八重咲きアサガオ。
1011_1yae2
八重咲きと並ぶ親木タイプのアサガオ。
がんばるぞ。
1011_8sirohige1
外へ出れば、白髭がもじゃもじゃのアサガオ。
1011_8sirohige2
ちょっとタイプの違う白髭咲きが並んで開花。
1011_9saizaki
采咲きも頑張っています。
アサガオというと夏の花と思う方も多いと思いますが、気温の下がっていく秋にも咲きます。
先入観にとらわれずに、花の姿に接してください。短日ということも影響するでしょうし、気温も影響しているはず。
普通に見ていてわかるのは、気温が低いとなかなか花が閉じにくい、ということですね。
花が閉じる、というのも、植物の能動的な活動なのでしょう。それが気温の低下で遅くなるのかなと思って見ています。

夕陽

1010_37yuuhi 2017.10.10
16:40頃、妻がベランダに出て撮影してきました。「夕焼け」ではなかったな。
この日の日の入りは17:13でした。
陽が落ちるのが早くなりましたね。うっかりするとすぐに夕暮れ。
10月20日の日の入りが17:00でしたから、もう4時台に陽が沈んでしまう。
秋が深まります。

スズメ

1010_28suzume 2017.10.10
私は鳥をほとんど狙いません。アカトンボでもいないかな、と電線を見上げたらスズメがいた。で一枚ぱちり。トンボ狙っちゃだめだよ。
子どもの頃は、文鳥やカナリアなど飼っていましたが、野鳥には興味がなくって。
ま、フィールドが苦手だということもありましょう。スズメ、ハト、カラスくらいしかちゃんとは識別できません。

ウスモンミドリカスミカメ

1010_27usumonmidorikasumikame1 2017.10.10
キバナコスモスにいました。
1010_27usumonmidorikasumikame2
「薄紋」「緑」と特徴そのままの名称のようです。
1010_27usumonmidorikasumikame3
この写真では判然としませんが、カスミカメムシ科のカメムシは複眼はあるけれど単眼がないというのが特徴だそうです。
そのこととカスミカメの「霞」が関連するのかしないのか、については知りません。
名前は難しい。

キンケハラナガツチバチ

1010_24kinkeharanagatutibati1 2017.10.10
金の毛が輝いていました。
1010_24kinkeharanagatutibati2
これ飛び立つ瞬間です。
ほぼ体は浮いていますね。
何枚も撮っているとたまにこういう瞬間が写ることがあるので、同じ被写体を何度も繰り返して撮ることになります。
フィルムカメラじゃないから無駄ができるのがうれしい。贅沢な取り方だ。

2017年11月 1日 (水)

オオスカシバ

1010_22oosukasiba 2017.10.10
この間、ホシホウジャクを掲載しましたが、今回はオオスカシバ。
デュランタの花の奥の方の花で吸蜜。
ホシホウジャクは体全体を浮かせたままのホバリングで蜜を吸いますが、オオスカシバは前脚を対象の花につけてホバリングしながら蜜を吸います。安定を重視するタイプといいますか。
非常に判別しづらいのですが、右上にイチモンジセセリが写っています。花で蜜を吸っているところ。特に「衝突」もせずに終わりましたが。いろんな昆虫が交錯します。

ホトトギス

1010_18hototogisu 2017.10.10
暗い背景に、花の群れが輝いていたのですが。思ったようには写りませんでした。
こんなにいっぱい咲いたのは久しぶりかな。
今年の天気で元気のない花もあるし、元気が出ちゃった花もあるし。
いろいろあるものですね。

イチモンジセセリ

1010_23itimonjiseseri 2017.10.10
偶然なのですが、触角や毛のせいでしょうか、複眼の上が少し隠えまして。丸い目が半眼みたいになっちゃった。
1010_23itimonjiseseri2
おまけに「鼻」のように見える部分が生じて、擬人化したくなりますね。
人の横顔。
線路柵のてっぺんでくつろいでいたので、近づかせてくれました。
おぬし、役者じゃのう。

シジミチョウ

1010_17sijimityou 2017.10.10
チロリアンランプの葉にとまっていました。遠くから一枚撮って、接近していったら飛んでしまいました。シジミチョウの仲間ですが、ムラサキシジミのような気がします。
翅の裏は地味で、表はきれいな青紫。そういうチョウだったはず。飛んだ瞬間にちゃんと見ていれば間違いなかったのにね。残念でした。

↓翅の表裏がきれいにわかる写真が載っています。
http://www.insects.jp/kon-tyomurasakisi.htm
ムラサキシジミ
チョウ目 シジミチョウ科 シジミチョウ亜科

1010_11moon199_1 2017.10.10
朝7:20撮影
この日は、旧暦8月21日。正午の月齢19.9でした。
この画像はトリミングだけを施した画像ですが。
私は、IrfanView 64 という画像処理ソフトを使っています。
トリミングなどが非常にやりやすい。それと、しくじっても元ファイルを壊さない、というのがこのソフトの設計思想なので、安心して操作できます。このことはとても大事なことです。(ウィンドウズ・フォトビュアーなどで、うっかり回転させたりすると、操作後の画像を保存しようとするでしょ、あれは危険だ。)
で、このソフトには、「画像の自動調整」という機能がありまして、ほとんど使ったことはありませんが、上の画像に対して何気なく使ってみたのですね。
そうしたら
1010_11moon199_2
こうなりました。
さすがにちょっと不自然ですが、コントラストとかシャープネスなどをいじったようですね。
こんなものが冒頭の画像に含まれていたかと思うと不思議な感じがしました。
地面に立って、望遠鏡も使わずに、月面の情報がこういう風に撮影できるという、ま、すごい時代を生きてますね。子どもの頃には想像もつかなかったことです。

★昔、教師の現役時代、教務部で入試担当をしたことがあります。
その時、私はAWKという言語で、一連のプログラムを書き、受付・受験者名簿作成から、採点結果の処理、合否判定など、ほぼすべての業務をAWKでプログラムして使いましたっけ。言語の能力もさることながら、AWKの大きな特徴は、どのような処理を書いても、決して元ファイルは変更されない、ということでした。安心して処理を書き、テストランして、実用に供する。
コンピューターで何か仕事をするときは、この点にも留意してください。
もし、元ファイルが変更されるようなソフトなら、まずコピーを取って、コピーに対して処理を行ってください。「安全」にたいする意識が必要です。

スイセンの芽

1010_10suisen 2017.10.10
スイセンの芽がわっと出てきました。
線路柵の下ですので、向こう向きに咲くでしょうね。
こっち向いてほしいけど、ま、仕方ない。後姿も美しい。

スイフヨウ

1010_4suihuyou 2017.10.10
サムネイルのままの方がわかりやすいかな。
「顔」みたいな気がしませんか?
口、鼻、目みたいな。人の顔というのか、ライオンの顔というのか。
そんな気がしました。一度見えちゃうと、そうしか見えなくなるのですが。
なかなか、パターンが収斂しないかもしれません。

ツマグロヒョウモン

1009_29tumaguro 2017.10.9
手乗り蝶。これね、くすぐったいんですよ。体重はほんのわずか、脚で止まるわけですからね。触覚しか刺激されないんです。で、くすぐったい。
幼虫(イモムシ)などを手に乗せて感じるのは、ひんやりした感覚。ぺちょっとした感じで冷たいんです。
ごくたまにヤモリが手に乗ってしまうことなどもありますが、あれも冷たい。
自分が恒温動物であることを思い出します。
それに対して、猫や犬は恒温動物仲間ですから、あのぬくもりがたまらない。
同じく「生きている」といっても、いろいろな生き方があるのです。

ヒメヒラタアブ

1009_28himehirataabu 2017.10.9
ベゴニアにかわいいアブがいた、と妻が撮ってきました。
ちょっと不鮮明なのですが、花の色との対比が美しいので掲載。
花の中に口を伸ばしています。

ネコハグモ

1009_27nekohagumo 2017.10.9
ボウガシの葉にネコハグモの巣。
典型的な形なのですが、持ち主がいるんだかいないんだか。
造りたての巣のようでもある。獲物がかかった痕跡が見えないので。

1011_23nekohagumo1 10.11
デュランタの葉で。ここではクモ本体が見えています。
トリミングすると
1011_23nekohagumo2
こうです。左にクモ本体。
右の方の白いのは獲物ではなくて脱け殻ではないでしょうか。そんな気がします。
中央が獲物です。何がかかったのかは判別できません。

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