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2017年10月

2017年10月31日 (火)

ニラ

1009_25nira 2017.10.9
花もまだ盛りですが、実もずいぶんできてきました。
フウセンカズラの小さな緑の実も混じりこんでいますので、お間違いのないように。
なんだか昆虫もいるような感じなのですが、現場では気づいていなくて、ちゃんと捉えませんでしたのでわかりません。線路柵内でにぎやかに咲いています。

マルバルコウ

1009_13marubarukou 2017.10.9
電柱のそばで立ち上がり、塀の内側のムクゲに巻きついて伸びたマルバルコウ。
私共も、行けるだけ行きな、高く高く行きな、と見ていました。
てっぺんまで行って咲いていました。青空を背景に入れて撮影。
3m以上まで行ったかな。実もいっぱいできているし。思う存分に生きてもらえたと思います。

ルリマルノミハムシ

1009_9rurimarunomihamusi 2017・10.9
ヒャクニチソウに分け入るルリマルノミハムシ。
春にハルジオンなどで見かけることの多い昆虫ですが、秋になっても頑張ってる。
ヒャクニチソウはタフだから、君が食べたくらいではめげないよ。どうぞ。
1011_26rurimarunomihamusi10.11
キバナコスモスにいました。休憩中なのか、花の表面をかじっているのかはよくわかりません。
秋も深まってきました。寒くなるよ。

ハリカメムシ

1009_7harikamemusi1 2017.10.9
イヌタデに2匹いました。
1009_7harikamemusi2
今年、イヌタデでこのカメムシをよく見かけました。
ハリカメムシはイネ科、タデ科植物に集まる、という記述を見かけました(下のリンク先)。
やはり「好み」があるんですね。好きな「味」があるんでしょう、きっと。ホオズキカメムシはアサガオが好きだし。

http://www2.atpages.jp/kjrshoji/yy-kontyuu/hanshimoku/html/harikame-040619.htm

スイフヨウ

1009_5suihuyou1 2017.10.9
スイフヨウが庭から見て後ろ向きに咲いていました。朝日の方を向いています。
あらまぁ、ヒメイトカメムシがいる。
1009_5suihuyou2
もう一輪咲いていましたが、こちらは大変なことになってました。
10匹は軽く超えてますね。
1009_5suihuyou3
15,6匹はいるかな。
フヨウが終わりましたので、みんなこちらへ移動してきましたか。
ここに好みの花がある、と、どうしてわかるんでしょうね。不思議でなりません。
植物はそれぞれ種に特有の香り分子を出しているのかな。きっと。そうなんでしょうね。
目で見て判断するというのは無理だもんな。

なんだろ?アメリカミズアブかな

1009_3hati 2017.10.9
葉の間から横姿がチラッとしか見えなかったのです。
何でしょうねぇ。
シロスジヒメバチだともっと白が目立つはずだと思いますが。
アメリカミズアブなら複眼に模様が見えるんですが、この写真では判然としない。
アメリカミズアブが妥当な線かな、とも思います。
分からないものを載せてスミマセン。

1010_30americamizuabu 10.10
翌日、別の場所でアメリカミズアブを見ました。
これも不鮮明なのですが、複眼の模様が見えましたし、触角を縦方向に交互に振るという独特の動作も見ましたから、まず間違いありません。

ヤマトシジミ@ハゼラン

1008_30yamatosijimi 2017.10.8
玄関ドアを開けたすぐ前にハゼランがあるのですが。
シジミチョウが休息していた、と妻が撮ってきてくれました。
午後4時過ぎ、夕方です。ここで一晩過ごすつもりなのでしょうね。

1010_2yamatosijimi 10.10
朝、7時過ぎ。アサガオなどはどうなっているかな、とドアを開けたら、またハゼランにシジミチョウ。
一晩過ごしたのでしょうね。ここが好きなのかな。8日の個体と同一かもしれません。

1011_2yamatosijimi 10.11
またもや朝、いました。どうしてハゼランにシジミチョウなのか、なにかすごくいい感じがするのかなぁ。

1013_3yamatosijimi 10.13
これも朝です。う~ん。よくわからない。ここで夜を過ごすのが安全・安心なのかな。ものの陰じゃないけど。
どうしてなのか、よくわからないのでした。

1024_2yamatosijimi 10.24
わぁ、またいた!朝です。
こんなこと、初めてですよ。同一個体ではないでしょう、きっと。
花があるわけでもなし、幼虫の食草でもなし。なぜ、ヤマトシジミはハゼランに来たのか。
謎です。

フェアリーアイ

1008_29fairyeye 2017.10.8
薔薇のような紫陽花。朝陽を浴びて輝いていました。
秋色アジサイの本領発揮ですね。

1024_15fairyeye10.24
色調が変化しています。ゆっくりと変化していきますので、こちらもじっくり構えないと。
焦っては見られません。素敵な姿です。

ホシホウジャク

1008_28hosihoujaku 2017.10.8
デュランタの花に来たホシホウジャク。花から花へせわしなく移動します。何とかシャッターを切ったら移動中が写った。
翅は猛烈に動いていて、体は比較的穏やか。ちょっとぶれましたが、ま、見られないこともない、と。

1009_16hosihoujaku1 10.9
ホトトギスに来たホシホウジャク。
比較的動きが穏やかでした。空中に静止した体はちゃんと写りました。
何枚も撮っていたら
1009_16hosihoujaku2
こんな写真が撮れました。
真正面から対面してしまった。初めてです。
画面、右の上の方に「円」がうっすらと見えます。これは翅の高速の動きが写ったものです。
1009_16hosihoujaku3
こういう写真が撮れるとなんだかうれしくなります。
ありがとうね。

イチモンジセセリ

1008_27itimonjiseseri 2017.10.8
ほっこりした気分になっていただければ幸いです。

1009_8itimonjiseseri 10.9
胸部背面や頭部に青い色というか虹色っぽい色があります。
おそらく毛に反射した光が干渉して虹のようになっているのではないか、と想像します。
1009_20itimonjiseseri
ここでもね。ちょっと虹っぽい。
お洒落ですね。

2017年10月30日 (月)

(番外編)ゴキブリの触角をつまむと・・・

 先日、朝、朝食を作るべく台所に立った時のこと。{※朝食と昼食は自分で作ります。夕食の食器は私が洗います。}
 ゴキブリが目の前にいた。早朝で相手もぼんやりしていたか、走らない。「ゴキブリ素手つかみの技」を修行中の私ですが、まあ、できれば完全な素手は避けられるのなら避けたい。ティッシュペーパーでも持って高速で包みこみたい。
 そばに、洗って伏せてあったプレーンヨーグルトの容器がありました。捨てるんですが一応洗ってきれいにして水を切っておきます。これをゴキブリの上にかぶせて閉じ込め、その間にティッシュペーパーを取ってこようと思いました。で、ぱっと容器を上からかぶせたら、さすがに風圧を感じたのでしょう、ゴキが走った。で、ゴキの翅の付け根あたりを容器の縁で押さえ込むことになりました。ここで手を放せば逃げられる。困ったな。で、エイヤッと左手の親指と人差し指でゴキの触角2本をまとめてつまみました。で、つまんだ触角でゴキをぶら下げた。
 正直なところ、おそらくゴキは大暴れするだろうと思っていました。あるいは翅を広げて飛ぼうとするかもしれない、とも。そうなったらもう今度は右手の手のひらに包みこむしかないな、と覚悟していたのですが。
 なんと!
 ゴキは触角でぶら下げられたまま、全く無抵抗。静かにぶら下がって、脚で指にちょっとつかまったりして、こそばい。
 なんだ?なんだ?どうしたんだ?
 仔猫の首をつまむと完全に無抵抗になりますよね。まるであれみたい。
 ゴキブリが触角をつままれると、首をつままれた仔猫状態になるのか?
なんでだ?
 最終的に、空いた右手でティッシュペーパーを出して、ゴキを包みこんで、「殺し」ました。
 命を奪うということは、相手がゴキブリでも気分の悪いもの。ごめんな、出会ったら闘うしかない、と呟きながら。

 さて、私が今回経験したことは、ゴキブリの一般的な特性なのでしょうか?
ゴキブリの触角をつまんでぶら下げると無抵抗になる。
 触角からの感覚入力が遮られたということか。なんだろう?

 もし、ゴキブリ素手掴みの達人がおられましたら、検証してくださいませんか?
 再現可能なことなのかどうか。そうそう頻繁に出くわす相手でもなし、出くわしても触角をつかめるかどうかは時の運。自分で繰り返し観察することは難しそうなので、ぜひ、どなたかに検証してほしいのです。

{ゴキブリのトラップを台所にセットしておいたら、ある時、ヤモリの幼体が入って出られなくなり、死んでいました。私共はヤモリのファンでして、妻はそのことにショックを受け、以来、ゴキブリのトラップはほとんど使わなくなりました。そういう高齢者夫婦です。}


フタモンホシカメムシ or クロホシカメムシ

1008_22koubi1 2017.10.8
カメムシが交尾していました。
見たことがあるような、ないような・・・カメムシ。
タイトルの2種が候補ですが、わからないなぁ。
1008_22koubi2
アングルを変えて、と思いましたが、この程度。
判断材料に乏しい。
ホシカメムシの仲間だ、としか言いようのない私です。

↓カメムシに詳しいサイト。
http://ujiharao.exblog.jp/4441695/
クロホシカメムシとフタモンホシカメムシ

ダンダラテントウ

1008_21dandaratentou 2017.10.8
テントウムシの仲間が減ったな、という感じがします。
ナミテントウなんかもっと見かけたはずだと思いますが。
写真のテントウムシ、ちょっと小型。「肩」のような位置の模様でダンダラテントウと判断しています。
ナミテントウほどではないにしても、模様のバリエーションが多様なようですので、少し自信がない。

カボチャ ・ ハロウィーン

1008_20kabotya 2017.10.8
結局、雄花しか咲かないようです。

1009_4kabocha 10.9
花の下に子房があればうれしいのにな。
季節の進行も何となく例年と違うし、植物にも戸惑いがあるのでしょう。
もし雌花が咲いて結実してもそのカボチャは「パンプキン」ではなく「スクワッシュ」だろうと思います。下に付録をつけておきますので、読んでください。

https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK2800B_Q3A930C1000000?channel=DF260120166493
日経電子版 
日本のカボチャは「パンプキン」ではない?(2013/10/1)

 辞書で調べてみると、パンプキンには様々な意味がある。ランダムハウス英和大辞典(小学館)によると、「He is some pumpkins」は「彼はたいした男だ」という意味になるが、一方で「s」を付けない「pumpkin」には「ずうたいの大きい人、抜けている人」という意味もあるという。さらには「pumpkin head」だと「のろま、うすのろ、ばか者」となるとか。英語は難しい……。
・・・
 「野菜園芸大百科」(農文協)によると、16世紀中ごろ、カンボジア経由で大分に漂着したポルトガル船が伝えたことからカボチャ、と呼ばれるようになったらしい。

http://www.worldts.com/english-learning/halloween/index.html
日本のカボチャは英語で何という?
2015年10月23日 10時19分

ハロウィーンのカボチャ。日本語で発音してしまうと「ジャコランタン」になってしまうみたい。

jáck-o'-làntern
►n
1 IGNIS FATUUS; SAINT ELMO'S FIRE.
2 [SJ-] カボチャ(など)のちょうちん《中身をくりぬき,目・口・鼻などをあけたもの;Halloween に子供が作って遊ぶ》.
3 〔菌〕 ヒダハタケ科オムファロトゥス属の燐光を発する大型の鮮橙色の毒キノコ.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

(あのとき・それから)1997年 「カワサキハロウィン」始まる 若者つかんだ仮装の魔力(朝日新聞デジタル 2017年10月25日16時30分)
・・・
 そもそもの歴史を考察した、リサ・モートン「ハロウィーンの文化誌」(14年、原書房)を読むと、なぜ魔物の仮装やいたずらが付きものなのかわかる。欧州の先住民ケルト人は、死者や精霊などとの交流を信じ、10月31日に家畜をさばき、酒を飲んで収穫祭を祝った。キリスト教はケルト人を懐柔支配するため、この日を「万聖節」(全ての聖人の日、11月1日)の前夜「オールハロウズ・イヴ」と定義。だが後に、この時期に魔女狩りや未遂のクーデターなどが起き、魔性、解放、破壊のイメージが増強された。
 天国にも地獄にもいけない悪者の伝承にちなむ提灯(ちょうちん)ジャック・オー・ランタンは、英国ではカブだが、アメリカに伝わってカボチャに。大恐慌の1933年ごろ、アメリカの若者の破壊行為はいたずらを超えて過激化する。そこで、大人たちはお菓子を利用し、良識の範囲内のお祭り騒ぎに誘導していった。
・・・

「ハロウィーン、仮面ごしに眺めるちょっと違う世界」(朝日新聞デジタル 2017年10月25日15時00分)
 ミュージシャンの小沢健二さん(49)が「日米恐怖学会」との共著で、大人と子どもに向けた絵本「アイスクリームが溶けてしまう前に」をこの秋、出版しました。この謎の「学会」(?)のメンバーで、小沢さんの妻である米国人ジャーナリスト、エリザベス・コールさん(41)が、出版の背景を語ってくれました。
・・・
 ――まず、エリザベスさんがアメリカで子どもの頃から親しんで来られたハロウィーンについて教えて下さい。
 ハロウィーンの起源は、アメリカ人だってそうそう知らないと思います(笑)。私自身、ハロウィーンは大好きだけれど、この本のために色々と調べるまで、よく知らなかったんです。アメリカ人はハロウィーンといえば、大胆な配色で彩られた子ども時代の記憶――歯にくっついてとれないキャンディー、ライオンの着ぐるみのしっぽを踏んづけて転んじゃったこと、茂みからゾンビが飛び出してきて悲鳴を上げて友達に抱きついたこと――そういうものを思い出すのではないでしょうか。
 ただ、アメリカのハロウィーンの「TRICK OR TREAT(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ)!」の「TRICK=いたずら」には、明らかにワイルドな意味があり、私と同世代なら、年上の子たちが自分たち以上の「スゴイいたずら」をするのを見ているはずです。警察署長さんのナンバープレートとか、市長さんの車のホイールキャップとか、「いけないお宝」をとってくる話も聞きました。今は監視カメラが至るところにあって、そんなワイルドさは薄れてしまいましたが。
 お宝を集める「ご近所借り物競争」の後には、花火合戦もある。手持ちの打ち上げ花火で撃ち合うんですよ! 身を守るのにレザージャケットを着ることになっていますが、親としては恐怖ですよね。今ではそういうこともなくなりましたが、子どもというのはルールを壊したいという欲望を、どこかに持っているものです。

歴史的なことを知らずに浮かれてはいけないと思います。お祭りというものは必ず感情の「高揚」を伴うもの。激しい高揚の中では思わぬ危険も生まれてきます。まるで自分が強くなったような、ハイな気分になってしまう。浮かれ過ぎないようにね。
私は「祭り」というものが嫌い。気分がハイになってはしゃいでいる人を見るのは嫌なんです。
白けているのが好きな爺さんです。

ヨウシュヤマゴボウ

1008_17yousyuyamagobou 2017.10.8
少し色がつきまして。ヨウシュヤマゴボウらしくなってきました。
庭に生えてくるというのも、なんだかなぁ、という気分ではあるのですが。
どうやってここへやってきたのか?連れてきた覚えはないのですが。
初めてこの植物を知った空き地には、今はアパートが建ちましてこの植物はなくなりました。

コギク

1008_16kogiku 2017.10.8
つぼみが目立ってきました。

1023_10kogiku 10.23
朝日に輝いています。開花にはもう少しかかるかな。

1027_4kogiku 10.27
「準備中」がいっぱい。一斉に咲いたら見事でしょうね。
そろそろ咲くと思います。待っています。

スイレン

1008_14suiren 2017.10.8
スイレンも頑張る。
今季の「最後の花」を見届けてあげたい、という気があって、同じものが重複して出てきます。
ご勘弁を。一生懸命生きているのですから、一生懸命見てあげなくっちゃね。

ヒメアカタテハ

1008_12himeakatateha1 2017.10.8
ツマグロヒョウモンとよく似たチョウです。
少し小型なのと、翅の模様が違っています。
1008_12himeakatateha2
キバナコスモスで吸蜜。
1008_12himeakatateha3
ずいぶん接近して背中のふさふさが撮れました。うわぁ~という気分ですね。
脚を4本しか使っていないようです。これはツマグロヒョウモンと同じ。
チョウではありませんがシオカラトンボやオオシオカラトンボも脚を4本しか使いません。
これで脚を4本しか使わない昆虫4種を自分の目で見ました。
1008_25himeakatateha
ぐるっと一回りして来たら、また出会った。
翅の裏の目玉模様みたいなのは特徴的です。
きれいなチョウですよ。観察してみてください。

ツマグロヒョウモン

1008_10tumaguro 2017.10.8
翅が透過光で輝いています。これは普段はなかなかとれない画像。自画自賛。
1008_11tumaguro
メス2匹ですので、絡み合いはない。仲良しさん。
1008_13tumaguro1
こっち向きで蜜を吸っているところに遭遇。
1008_13tumaguro2
トリミングしてみました。威厳がある。一切の媚びはない。
私は生きている、という一言、ですね。
1008_13tumaguro3
ん~おいしそうだ。こんなショットは珍しい。
ありがとう。
1008_15tumaguro
玄関前。メスが産卵しようとしていますね。
そばのスミレの葉にはもう食痕があります。幼虫が食べた跡。
ここから何匹も見つけて室内飼育にしていますが、また増えそうですね。

ナナホシテントウ

1008_9nanahosi1 2017.10.8
キバナコスモスにて。
このごろあまりナナホシテントウを見なくなったので、見かけるとすごく嬉しい。
アブラムシがいるかどうか、よくわかりませんが。
1008_9nanahosi2
3.5×2=7 というのがよくわかります。
1008_9nanahosi3
高いところに登ったので、これは飛ぶぞ、と翅を開く瞬間を狙ったのですが。
ほんの僅か早かったという感じですね。この次の瞬間に膜状の後翅を開いたはず。もうシャッターチャンスはありませんでした。

★今年の5月に、テントウムシが翅をどのように収納するのかについての研究が発表されました。
日経のサイトでは動画が見られます。ITメディアのサイトでは、動画はありませんが図がわかりやすい。
↓よかったらどうぞ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO17015330Z20C17A5000000/

テントウムシの羽収納術 東大が解明 (映像解説)  2017/5/29 21:00
 東京大学や国立科学博物館などの研究チームが、テントウムシが広い羽を素早く上手に折り畳む仕組みを解明した。さや羽や尻の動きを巧みに使って羽を折りたたみ、背中に引き込んでいた。この仕組みは人工衛星の大型アンテナやロボットなど幅広く応用できそうだ。科学技術部の小玉祥司シニア・エディターが解説する。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/16/news097.html
2017年05月16日 13時16分 公開

テントウムシが羽を折り畳む仕組み、東大など解明 人工衛星や傘に応用へ
研究チームは、透明な「人工さや羽」をテントウムシに移植。内部の「後ろ羽」を折り畳む様子が見えるようにし、仕組みを解明したという。

台風関連の話題

1023kiatu 気圧変化
10月23日台風21号が東京のそばを通過していった時の気圧の変化です。
午前3時頃に、静岡県御前崎市付近に上陸しましたが、東京の近くを通ったのは午前5時頃のようですね。
台風を気圧で見た「断面図」に相当します。

で、湿度なのですが
19_23situdo
10月19日~23日の1時間ごとの湿度を表にしてみました。{グラフにしてもまるっきり面白くもなんともない。}
10月20日の19時から、23日の02時まで。
ずっと100%
だったのです。こんなの勘弁だよなぁ。
洗濯物が乾かない。高齢者二人の家庭ですからまあ、何とでもなりますが。赤ちゃんでもいたら大変ですよね。コインランドリーが満員のようでしたね。
エアコンかけるとか、この際ストーブつけて扇風機で風を当てて換気扇でも回すとか。
しょうもない話で。
しかしまあ、珍しいことだったのではないでしょうか。日最小湿度が100%が2日も続くなんてなぁ。

★台風22号がまた来まして。あまりタイムリーな話はしたくない。災害などもありますので。
20171028naha1
那覇の気圧変化のグラフです。台風のほぼ中心を通る断面図になります。
11時頃最接近でした。
台風の気圧構造をこうやって見ることができます。

風向きの変化↓
20171028naha2
11時頃を境にして、風の向きが変わったことがわかります。
こういう経験を積んで、防災の力を強くしてください。

2017年10月27日 (金)

ミツバチ

1008_8mitubati1 2017.10.8
キバナコスモスに来たセイヨウミツバチ。まだあまり花粉を集めていないようで、花粉団子は持っていませんね。あれをつけて飛ぶ姿は実にかわいいんだけどな。
1008_8mitubati2
花を移動するために飛び上がった瞬間が写っていました。
1008_8mitubati3
そして次の花。
ミツバチを見ると、なんだかこう、ほんわかした暖かい気分になります。
かわいいけど手を出しちゃだめですよ。お話の世界のようにフレンドリーであるわけではないのですから。

ヒメジャノメ

1007_17himejanome 2017.10.7
生ごみのコンポストのふたの上。
このチョウは、花にはあまり来ず、腐った果実とか動物の糞とかに来る、ということです。
このコンポスト今はあまり使っていませんが、まだ匂いが残っているのかもしれませんね。
幼虫の食草はイネ科の植物だそうです。

ウラナミシジミ

1007_14uranamisijimi 2017.10.7
線路の礫が背景に見えています。
線路柵からは遠い。肉眼で、あれはウラナミシジミだよな、きっと、とズームで撮影。
あってますね。表側の青い色、後翅後端部の目玉模様。
ちょっと傷んでいる感じもしますが、元気そうでした。

ガザニア

1007_10gazania1 2017.10.7
つぼみです。真上過ぎて形がかえって分かりにくい。
1007_10gazania2
こうなっています。この状態で、アオドウガネかなんかに先端部をかじられると、開花したときに花の縁がまんべんなく欠けるのだと思います。(以前そんなお話をしました)

1008_23gazania 10.8
齧るやつもいなくて、無事、完全な姿で開花しました。
よかったね。

ヒメジョオン(?)

1007_9himejoon 2017.10.7
今の季節に咲く、この花。
ヒメジョオンでいいんですよね。
もちろんハルジオンではあり得ない。
秋によく見るコギクは線路際にあるのですが、まだ咲いていない。
アキノノゲシとは葉が違うと思う。
私の貧弱な知識ではヒメジョオンしかないのですが、よいのでしょうか?

ヤマノイモのムカゴ

1007_5mukago 2017.10.7
ヤマノイモも草刈りでちょっと勢いを削がれました。
ムカゴを採って、チンして食べようか、というほどはできていません。
ヤマノイモの芋ができた年もあったのですが、今年はどうも。
ま、仕方のないことで。

クロウリハムシ

1006_20kurourihamusi 2017.10.6
どういうわけか、カラスウリとかカボチャ以外ではデュランタで見かけることが多い。
クマツヅラ科です。{クマツヅラという植物を私は知らないのですが}
ウリを思わせる化学物質があるのでしょうか?私の「化学物質感覚」(味覚・嗅覚)ではわかりませんが。
クマツヅラについては↓下のサイトなどどうぞ。
https://matsue-hana.com/hana/kumatudura.html

ルコウソウ

1006_19rukousou 2017.10.6
これは花弁の形成不全で4枚になってしまったというのではないと思います。多分5枚ちゃんとできています。
ところが開花時に、2枚が重なった状態のままになって、開ききれなかったのだろうと推察します。なんか、くっついちゃった・引っかかっちゃったんでしょう。
うまくいかないこともあるもんだね。

オシロイバナ

1006_6osiroibana 2017.10.6
我が家秘蔵の黄色いオシロイバナ。
紅白が混じる花もそれはそれで素敵だけれど、こういう純色の花も守りたい。
で、他の花と交雑しないように、庭に隔離して観賞しています。

台風21号

★私共の家では特段のことはなく、台風は過ぎていきました。ご安心ください。

★NHKの土日担当の気象予報士の南さんが鋭い指摘をしていました。
20171021_06tankizu
10月21日朝6時の天気図です。
台風の中心気圧が925hPa。これはずいぶん聞かされました。
南さんが指摘したのは北にある高気圧の気圧なのです。
1034hPaとか1032hPaとか。この時期としてはずいぶん気圧の高い高気圧だと思います。
1034-925≒100hPa
1013hPaが1気圧ですからね、約0.1気圧もの気圧差が生じている。
これは相当にとんでもない気圧差。
気象予報士さんとしては、災害も絡むことですから、これ以上どうこういうわけにはいかないでしょう。
私は「素人」ですから無責任。そしてタイミングを外して遅ればせにコメントしようというのですから気楽。

★さて私は何を考えたのか。台風の進行方向左側へ高気圧から強い風が流入しているんじゃないか。
通常、台風の進行方向の左側では台風の速度と風速が引き算になって風速が落ち「雨台風」になる傾向があるのですが。
もし北の高気圧からの強い風が吹き込めば、それが台風にとって勢力を維持し、積乱雲を発達させる源になりはしないだろうか。そういう考えなのです。
当たっていたかどうかはわかりません、素人考えです、信用しないでください。
そんな気がした、それだけです。
20171021kaze
風の画像なのですが。
こんな画像を見るとあながち間違っていないかも。

★さて、台風21号は、10月23日午前3時頃、超大型・強い勢力で静岡県御前崎市付近に上陸しました。
気象庁によると、解析記録が残る1991年以降、超大型(風速15メートル以上の強風が半径800キロ超)での日本上陸は初めてだったそうです。

国土交通省が多摩川の田園調布本町に設置しているライブカメラの映像です。
20171023_tamagawa
平常時はこの位。橋は丸子橋です。向こう側が川崎市です。
20171023_0816tamagawa
10/23の08:16の画像です。
中州が消滅し、川崎側の河川敷も水につかってしまいました。
これはかなり怖い状況です。
20171023tamagawadanmen
水位観測所付近の川の断面図で見るとこうです。
避難判断水位を超えていました。
20171023tamagawasuii
雨量や水位の変化はこのグラフから読み取れます。
氾濫危険水位をちょっと超えた時間があったような。
前の断面図でわかるように、東京側より川崎側の方が少し堤防が低め。
かなり危険な状況になっていたことは確かです。

★「避難判断水位」を超えた、ということは、実は私共にも影響があったのです。
大田区のHPから↓

台風21号接近に伴うお知らせ【平成29年10月23日7時30分更新】避難準備・高齢者等避難開始(多摩川流域)
更新日:2017年10月23日
台風21号接近中です
【平成29年10月23日7時30分更新】避難準備・高齢者等避難開始(多摩川流域)
ただいま多摩川の水位が上昇しています。今後も上昇が続いた場合、堤防を越えて水が溢れる恐れがあります。そのため7時30分、流域にお住まいの方に対し避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。避難の準備を始めてください。特に流域にお住まいの高齢者等で避難に時間がかかる方は直ちに避難してください。

詳細は省きますが、この時、私共の居住地には「避難準備・高齢者等避難開始」情報は出ていないのですが。隣接地域に出ていました。よくブログに登場させる密蔵院は情報が出た地域です。
環状八号線が走る台地の高い面と、多摩堤通りが走る台地下の低い面の間には、急坂や崖に近いような地形があるのですが、そういう地域に避難準備・高齢者等避難開始情報が出されました。土砂災害の危険が高まったということでしょう。
マイッタナ。体の不自由な高齢者である私が、もし避難しようとしたらどうなるのか?
私共が避難所へ行くには、避難準備・高齢者等避難開始情報の出ているところを通らなければ行くことができないのです。ものすごい遠回りをすれば別として。とても歩いていくことはできそうにないですね。
どうしましょ。近くのマンションにでもお願いして「かくまって」もらうしかないかな。
下手に避難しようとせずに、2階に籠っていた方が安全なのかもしれません。難しい問題です。
いろいろ考えさせられました。

かくまう【匿う】
 shelter,hide.

shelter
  {名詞}避難,保護(from);隠れ場,避難所.
  {動詞}(他動詞)保護する(from),かばう.
  (自動詞)避難する;日・雨・風などを避ける.
パーソナル英和辞典より引用

2017年10月26日 (木)

巻積雲

1005_28kumo1 2017.10.5
雨戸を閉めようとしたら、西の空にすごい雲。
1005_28kumo2
なんだか「縮緬」みたい。
1005_28kumo3
表現がわかりませんが、皺が「交互」になっているような。
まっすぐ続いているわけではない。
上空の気流がどうなっているのか。

ところで、この雲の名前がよくわからない。
巻積雲(けんせきうん)じゃないかと思うんですけどね。これだけ一面チリチリの雲はあまりお目にかかったことがない。
階下の妻を大声で呼びまして、二人で観賞。
1005_28kumo4
刻々と姿が変わっていきます。
この後、皺が薄れて、べったりとしていきました。
すてきな時間を過ごしました。

クサギカメムシ

1005_27kusagikamemusi 2017.10.5
コンクリートの上を歩いて移動中。
クサギカメムシの終齢幼虫。
私の見るところ、この場所から、吸汁できる植物まではかなりある。
翅がまだないから歩いていくしかないけど、ちゃんとたどりつけますように。
もう一回脱皮すると飛べるようになるんだけどね。

ヒメハラナガツチバチ

1005_25himeharanagatutibati 2017.10.5
この姿が独特。腹までぎゅっと曲げて抱きつくんです。
ハラナガツチバチだね、というのはすぐわかるのですが「ヒメ」か「キンケ」かはいつも迷う。
間違ってたらゴメンナサイ、多分これはヒメハラナガツチバチだと思います。

ナミハナアブ

1005_23namihanaabu1 2017.10.5
ナミハナアブ、大型のハナアブです。ハチではありません。
複眼の間が開いていますのでメスでしょう。オスは複眼がくっついて見えます。
1005_23namihanaabu2
キバナコスモスは秋の昆虫の「レストラン」。いろんな虫が来て、にぎわいます。
1005_23namihanaabu3
ヒャクニチソウへ移動。動きが穏やかで撮影しやすかった。

1006_13namihanaabu10.6
これは休憩でしょうね。

1007_12namihanaabu 10.7
よく見ると、口を伸ばしているのがわかります。

このアブの幼虫は水の中で成長するオナガウジ。見たくないという人も多いと思います。
ま、ほっといてください、それも付き合い方の一つです。

フヨウ 種子

1005_21huyou 2017.10.5
フヨウの種子です。
暖かそうですね。
我が家のフヨウはこういう種子からの実生。
どこかで今の季節にフヨウを見つけたら種子が入手できるかもしれません。
鉢植えでもそれなりに楽しめますので、いかがでしょう、試してみては。

トカゲ

1005_16tokage 2017.10.5
妻の撮影。尾を自切して、再生中、でしょう。
人間が思い入れをするほどにはダメージは大きくはないと思いますが、でもやっぱり痛々しいよなぁ。
逃げきれてよかったね、という状況を潜り抜けてきたのでしょう。
1005_22tokage1
ガレージ前で見かけた個体。私の撮影。この辺りをよく走っています。
1005_22tokage2
自切の跡は全くありません。よかったね。

キチョウ

1005_14kityou1 2017.10.5
お恥ずかしい写真で。2匹のキチョウが飛んでいまして、シャッターを切ったのですけれど、こうなっちゃった。
1005_14kityou2
その後、1匹が地面に降りて、「おう、何か用かい」と。(すごまれちゃった)
落ちているのはランタナの小さい花です。蜜の香りがしたのかな。
いえ、ごゆっくり、どうぞ。

八重咲きアサガオ

1005_10yae 2017.10.5
八重咲きのアサガオと並んでいるアサガオ。またなんだか、姿が変わった花を咲かせていました。
1005_10yae2
こちらが八重咲き。
いろんなバリエーションを見せてくれながら咲き続けます。
すごいなぁ。

ヤノネボンテンカ

1005_8yanonebontenka 2017.10.5
朝の撮影です。メシベの花柱が開いて後へさがろうという状態のように見えます。
通常、開花直後は花柱は束になっていて、柱頭部がまとまっている。そして他家受粉を待つ。
その後、昼過ぎでしょうか、花柱が開き始めて、下のオシベの方へ向かい、自家受粉する。
夕方にはしぼむ。
そういう流れから考えると、この花、前日開花して、花柱が開き始めたあたりで「凍結」状態になって、夜を越したんじゃないか。翌朝、そのまましぼみ切れていない花を私が見たということではないでしょうか。
前の記事でも書きましたが、気温が下がって、生命活動がゆっくりになっているような気がします。

↓参考サイト
http://www.juno.dti.ne.jp/~skknari/yanone-bontenka.htm

スイフヨウ

1005_5suihuyou0800_2 2017.10.5
朝8:00。前日の花です。気温が高ければ前日の花はしぼんでしまうはずですが、2日目に持ち越している。画面、右下は前々日のもの。
1005_5suihuyou0800_1
当日の花。朝8:00。当然白く咲きます。
1005_15suihuyou1139
11:39撮影。もう昼前なのに真っ白なんです。

1006_1suihuyou0639 10.6
翌6日の朝、6:39。
前日、白かった花がうっすらとピンクがかってきました。
1006_16suihuyou1221 12:21
昼、少し濃くなって。
1006_24suihuyou1424 14:24
午後2時でこの位。

色の変化が非常に遅くなりました。
        最低気温     最高気温(単位は℃)
10月5日 14.3(1.9↓) 20.7(2.4↓)
10月6日 14.0(2.1↓) 18.6(4.4↓)
  ( )内は、平年気温からの差です。
やはり気温が下がると花の色の変化が遅くなるようですね。
色の変化の詳細は知りませんが、化学反応ではあるはず。化学反応は温度が低いと遅くなる。
生命活動だって化学反応ですからね、植物の花の開閉、色の変化も遅くなったということでしょう。

2017年10月25日 (水)

タマスダレ

1004_20tamasudare 2017.10.4
つぼみは色が濃縮されています。ピンクの花が咲きそう。

1005_18tamasudare 10.5
咲くと色が薄くなりまして、写真ではほとんど白い花。肉眼ではもう少しピンクが濃い。
ササグモが来ました。この近くで生活していて、花が咲くとやってくるのでしょう。
「お、虫トラップができた」と。
冬も近くなってきたよ。

1006_4sasagumo0746 10.6
朝7:46の撮影。
夕べいったん閉じた花。その右の方にササグモがいます。きっと花が閉じる時に外へ出て退避したのでしょう。
1006_15sasagumo1220
昼12:20
花が開いたら、また中で待ち伏せ。
花が閉じる時に中へ閉じ込められちゃうことはないのだろうか、と余計な心配をしましたが、それほどの「抜け作」じゃあないよ、とクモに笑われますね、きっと。

ルコウソウなど

1004_15rukousou 2017.10.4
散歩のコースは線路柵沿いに画面の右方向から左へのんびり移動してきます。
茂ったキバナコスモスの先へ回ったらわっとルコウソウの花。
赤と緑の鮮烈なコントラストが眼に飛び込んできて、思わず、わぁ、と声を出してしまいます。
そこへ
1004_15rukousou2
電車がやってきて、一枚撮影。
キバナコスモスの茂みから電車が走り出してきました。

ムラサキツユクサ

1004_10murasakituyukusa 2017.10.4
5輪まとまって咲いていました。
今年は植物のしぶとさが目立つ。
その分、こちらは楽しみが長い。ありがとう。
天候が不順だ、という感があって、そのことと生き物の活動が関連しているのでしょうね。

中秋の名月

1003_8oboroduki 2017.10.3
この日はいわゆる「中秋の名月」の前日。N天で。
横浜、5:36のおぼろ月です。

1004_25meigetu 10.4
これはNHKだったかな。
18:40、東京スカイツリーから見た「中秋の名月」。
ただしこの日の正午の月齢は13.9でした。この日は望ではなかったのです。

★「中秋の名月」というのは実は厄介でして。
9月頃の満月じゃないの、と思っている方もいらっしゃるかな。

国立天文台のサイトから↓ぜひリンク先を読み下さい。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2017/10-topics02.html
中秋の名月(2017年10月)

中秋の名月は満月とは限らない
今年の中秋の名月は10月4日です。
「中秋の名月」とは、太陰太陽暦(注)の8月15日の夜の月のことをいいます。
・・・
「中秋の名月には美しい月が見られる。そして、その月は満月である。」と思われている方は少なくないと思います。しかし今年は、10月4日が中秋の名月、その翌々日の10月6日が満月と、中秋の名月と満月の日付が2日ずれています。実は、中秋の名月と満月の日付がずれることは、しばしば起こります。では、どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。

太陰太陽暦では、新月(朔)の瞬間を含む日が「1日」となります。中秋の名月は、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことを指します。上の図のように、今回は新月の瞬間を含む9月20日が太陰太陽暦の8月1日、それから15日目の10月4日が太陰太陽暦の8月15日となります。

一方、天文学的な意味での満月(望)は、太陽、地球、月の位置関係によって決まります。満月とは、地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間(月が太陽の光を真正面から受けて、地球からまん丸に見える瞬間)の月のことを指します。上の図のように、今回は10月6日3時40分に満月の瞬間を迎えます。
・・・

旧暦8月15日というと、太陽暦では約1カ月遅れとして、9月ごろでしょうに、なんで10月だったんだろう?

中秋の名月の日を10年分列挙。
2015 09/27
2016 09/15
2017 10/04
2018 09/24
2019 09/13
2020 10/01
2021 09/21
2022 09/10
2023 09/29
2024 09/17
大体9月なのにね。何で今年だけ10月?
ここに旧暦=太陰暦の秘密がもう一つありまして。
月の満ち欠けの1年は太陽暦の1年より10日くらいかな、短い。そのまんまだと、暦と季節が大幅にずれるんですね。で、時々調整のために「閏月」を入れるわけです。
19年で閏月を7回いれるとよい、のだそうです。

今年の場合はといいますと
西暦5月26日=旧暦 5月1日
西暦6月24日=旧暦閏5月1日
西暦7月23日=旧暦 6月1日
西暦8月22日=旧暦 7月1日
西暦9月20日=旧暦 8月1日
西暦10月4日=旧暦 8月15日
こうなっていまして、閏5月というのがあったのですね。
その分、押されまして、旧暦の8月15日が西暦の10月4日になった、というわけです。

季節を生み出すのは太陽であって月ではない。
月の暦は時々閏月を必要とするので、太陽がつくる「季節」をうまく組み込まなければいけない。
月の暦=太陰暦に、太陽の暦=二十四節気を組み込んだのが太陰太陽暦。
立春と雨水を含む月を1月として、季節と月がいつもほぼ同じになるように調整する。大雑把な話、そんなもんです。
詳しくすると混み入ってきますので、このくらいにします。

来年の中秋の名月は9月24日です。よろしく。

桐の実

1003_4kiri 2017.10.3
買い物帰りの妻の撮影。
これまで、このブログで何回も桐の花や実について書いていますが、その桐の木のあったお宅は、現在もうありません。
ですが、別の場所で、妻が桐を見つけてきてくれました。
この実の中に、小さな種子がいっぱい入っていて、その種子には膜のような翼がついていまして、風に乗って遠くへ運ばれます。その割にあちこちで見かけるということにはなりませんね。芽生えのうちに雑草と一緒に刈られてしまうのかな。

アサガオ類

1003_1saizaki 2017.10.3
采咲きのアサガオ。10月に入ってもまだ咲きます。強い花です。

1004_2asagaorukou 10.4
ルコウソウと小さなアサガオ。
ルコウソウの花は2cmくらいでしょうか、小さな花。
その花とほぼ同じサイズで咲いたアサガオ。小さな花です。
雨粒というか、朝露というか、小さな水滴がいっぱい。
花弁の姿が大型の花とちょっと違った雰囲気ですね。

1004_4yae1
八重咲きと、隣の株の一重咲き。
この一重咲きの花がまた、小さい。花弁もなんだかいつもと違いますね。
別に小さな花をいつも咲かせる株、というわけではないのです。たまたま小さな花を咲かせた。
1004_4yae2
ちょっと離れたところにも、小さな花。
気温が下がってきて、どういうタイミングで開花するか、植物にも戸惑いのようなものがあるのかもしれませんね。
咲ける時に咲いてしまえ、というのが基本でしょうけど。

1004_8asagao_kaede
これは背景を意識した写真です。
カエデの葉が色づき始めてきました。
秋の気配を背景に、すっくと咲く美しい花。
私「凛」とか「凛々しい」という言葉が好きです。


①さむい。つめたい。「凜気・凜冽りんれつ」
②心が引きしまるようだ。きびしい。はげしい。りりしい。「凜とした声」「凜凜・凜然」
広辞苑第六版より引用

「凛々しい朝顔」といってあげたい。

コガタスズメバチ

1002_22suzumebati0 2017.10.2
道に落ちていました。ピントが路面の方に行ってしまってボケてますが、スズメバチであることは明瞭です。
腹を下にして、脚を開いていました。
普通、昆虫が死ぬと仰向けになることが多い。また脚を曲げて胸の前に縮めることが多い。筋肉が力を失うと脚が自然に曲がるということでしょう。
さて、さすがにちょっと考え込んだ。一見してスズメバチであることは明らかです。
体力が落ちて路面に落ちたけれど生きている、という可能性がある。
そうだとすると、うっかりつまみ上げると、最後の力を振り絞って反撃してくるかもしれない。それは避けたい。
開いた翅をそっと突っついてみました。最初はそっと。でも反応がない。強く翅を揺さぶってみました。反応がない。
これは多分死んでいる、と判断して、翅をつまんで持ちあげてみました。
1002_22suzumebati1
右の翅を私が左手の指先でつまんでいるのが見えますね。いくら私でも緊張しています。
死んでますけど、脚は開いているし、鋭い針が出ています。
死んで間もないのかも。脚を縮めて固くなる前だったのかな。
1002_22suzumebati2
背中側。
私の指にとまっているように見えますね。
腹面と背面を撮影しておけば後でわかりやすいだろうと撮影。
1002_22suzumebati3
頭部も撮ったのですが、ボケました、ザンネン。

さてこのスズメバチはなんだろう?
コガタスズメバチ
と判断します。
オオスズメバチと似ていますが、小さめですから、多分あっていると思います。
攻撃性は比較的弱いと聞いています。
どこか、ここからそう遠くないところで営巣してたのでしょうね。
人間の生活圏と重ならないところで営巣してくれればある程度の共存はできますね。

写真を撮った後、この死骸は、家の裏の落ち葉の山のところへ置いてやりました。土に還りやすいように。

★↓こんな短歌が掲載されていました。
朝日歌壇 2017.9.25
高野公彦 選
草むらに置かむと拾ひし落ち蟬のわが手に抗ふ思はぬ力:(さいたま市)伊達裕子

こういうことって結構よくありますよね。セミが死んでる。舗装道路の上では土に還りにくい、草の中に置いてやろうと、手を出したら、ジジジジジッと騒がれてびっくりすることもしばしば。
セミの脚は指に引っかかりますからね、ちょっと痛い。
でも、優しい方に拾われて、よかったね。
こういうことがあるので、スズメバチの死骸らしきものを拾うのに、躊躇したのでした。

★日本ではクロスズメバチの幼虫を食用にする地域がありますね。
一方で、そのクロスズメバチによる被害も多い。
10月4日:山梨県北杜市の林道で神奈川県から訪れていた小学生と教員あわせて10人がハチに刺された。クロスズメバチの可能性が高い。
10月15日:新潟県上越市で山道を走るレースの参加者が相次いでハチに刺された。ハチはクロスズメバチと見られる。
私の個人的記事データベースの10月のファイルには2件ありました。

↓wikiから引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%83%A1%E3%83%90%E3%83%81
スズメバチ

食用
 他の利用法は主に食用である。長野県の伊那谷地方を中心に、クロスズメバチ類(地方名スガレ)の幼虫、さなぎを食用にすることが他地方でもよく知られるが、実際には同地方ではさらに大型のキイロスズメバチなどの幼虫、さなぎの巣の捕獲、食用も盛んに行われている。また岐阜県の恵那市・中津川市などの東濃地方では、クロスズメバチの幼虫を「へぼ」と呼び、炊き込み御飯へぼめしにして食べる習慣がある。甘露煮にした瓶詰も作られて販売されている。
 こうした食習慣は日本国内ではその他に九州の熊本県、大分県、鹿児島県、宮崎県にまたがる九州脊梁山地でも盛んであり、この地方では特に大型の幼虫が得られるオオスズメバチを好んで採集する習慣も根強い。
 収獲方法としては、殺したアカトンボ類、小さく切った鶏肉やカエルの足の肉を置いて働き蜂に肉団子を作らせ、肉団子の処理過程に巧みに介入してこより状にした真綿を肉団子やハチの胴に絡ませて目立つようにし、その働き蜂を追跡して営巣場所を突き止める蜂追いが行われる。エサを肉団子にしている間は他の物に興味を示さない習性を利用したものである。一方最近では、天然で大きく育った巣を採集するのではなく、営巣初期のまだ若い小さな巣を採集し、人家の庭先で巣箱に収容して川魚の肉などを与えることで、より多くの幼虫やさなぎを収めた大きな巣を得ることも盛んになっている。また、軒下に形成された巨大なキイロスズメバチの巣に対しては、防護服を着用した上で、業務用の強力な掃除機で攻撃してくる成虫を全て吸い込み、巣を採集する人もいる。
 巣の採集の際は、線香花火などの比較的穏やかに燃焼する黒色火薬の煙を吹き付けて働き蜂の攻撃を封じ、巣を崩して幼虫やさなぎを採取している。この地方ではこうした巣の採集が盛んなため、専用に硫黄分を多くした黒色火薬製品である煙硝が市販されている。
 また、最近では地方特有の食文化というだけはなく、多種のアミノ酸が含まれていることなどが着目され、成分を抽出したサプリメントなどにも注目が集まっている。
 日本国外では大型のスズメバチ類の種多様性が最も高い中国の雲南省でもスズメバチ類の幼虫、さなぎに対する食習慣が非常に盛んであり[12]:64、最近の経済開放政策に伴う盛んな商品化のための乱獲が懸念されるほどである。雲南では、成虫も素揚げにして塩をまぶし、おかずとして食べる。また、スズメバチ類の個体群密度や巣の規模が大きな熱帯アジア各地にも(例えばミャンマー[12])、同様の食習慣を有する地方は多い。

クロスズメバチに真綿の目印をつけて追跡し、巣を発見すると、花火の煙でハチを麻痺させて巣を採取するというのを、以前NHKで見たことがあります。
ミツバチの巣から蜜を採取する時も、煙をスプレーしてハチを麻痺させますよね。

昔、蚊遣りといったか、ヨモギやスギの葉をいぶして、煙を立てると、蚊が落ちる、というのをやりましたっけ。蚊取り線香もあったけど。落ちた蚊は死んでなくて、紙の上に置いてしばらく見ているとまた飛んでいくのでした。
昆虫は煙に弱いらしい。

ガス橋

なんだかなぁ、悩むなぁ。どういう表記をしたら一番いいのか。
1002_21gasbashi 2017.10.2
Gas bashi
「Gas」を英語で書いたのだから、「橋」は「bridge」の方がいいのか。

1002_21gasubasi
Gasubashi dori
これはこれで「一貫」してますけどね。

「Gasubashi bridge」とか、「Gasubashi dori street」にしちゃった方がいいのかなぁ。

ツマグロヒョウモン

1002_19tumagurohyoumon 2017.10.2
飛び立つ前に妻の指にとまったツマグロヒョウモン。
何となく、胸を張って深呼吸でもしているような感じがします。{肺に息を吸うわけじゃないのにね。思い入れが深すぎるか}
南方から来た割に寒さに強い。まだまだ成長、羽化は続きます。

ヤゴ

1002_18yago 2017.10.2
スイレンの鉢にいました。シオカラトンボとかの「不均翅亜目」のトンボのヤゴです。
今年、妻は池の方は干上がらせたりしましたが、スイレンの鉢は水を張ったまま、発生するボウフラを網で丹念にすくい取っていました。そうしたら、ヤゴを発見したわけです。
もし、ボウフラの発生を止めるために殺虫剤を入れれば、このヤゴだって死んでいたわけです。
蚊が媒介する病気がありますので、野放しにはできませんが、他の水生の昆虫類にも波及する。
悩みますね。

2017年10月24日 (火)

カボチャの雄花

1002_15kabotya1 2017.10.2
カボチャの雄花が咲きます。雌花は咲いてくれない。
ちっちゃくてもいいから、我が家産のカボチャが生ると楽しいな、と思うのですが。ザンネン。
1002_15kabotya2
クロウリハムシが来ていました。
よくまあちゃんと見つけるものですね。
何らかの「におい」でしょうか。空気中に放散される化学物質があるのかな。
目で見て、ということはないですよね。
瓜葉虫は瓜にくる。当然とはいえ、スゴイ能力です。
よく見たら右の方に黒い影、昆虫のようですよね。
アザミウマと総称される昆虫かな。
私はアザミウマには全くといっていいほど知見がない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%9F%E3%82%A6%E3%83%9E

和名は、「馬出よ」などといいながら、アザミの花を振って、出てきた花粉食のアザミウマを数える古い時代の子供の遊びに由来する。

昔の子は、花でも虫でも遊んだということです。かわいがらなくてもいい、適当な距離感覚で「付き合う」ことができるといいですね。「虫」という言葉だけで拒否反応を示す方が多くて、哀しいことです。

アシダカグモ

1002_1asidakagumo1 2017.10.2
2階へ上がる階段の途中にアシダカグモがいるわよ、と妻の報せ。
まだ成体ではないと思う。
妻はクモを見て騒ぐ人でもなし。笑って写真を撮っている。
1002_1asidakagumo2
日本でほぼ最大のクモですので、苦手な人は焦るだろうな。
このクモ、落ち着いていて、アングルを求めて私共がそばをうろうろしても動じない。
1002_1asidakagumo3
撮影に応じてくれました。
どこかでゴキブリを食べてください。我が家にゴキブリがいるということは確かですからどうぞ。
殺虫剤を撒くわけにはいかない家ですので(チョウたちのために)、ぜひご活躍ください。よろしくね。

ノブドウ

1001_29nobudou 2017.10.1
我が家近辺のノブドウは草刈りでほぼ全滅。なにがしか残っている気もしますが。来年復活できるかどうか。
青やら紫やらの色の実ができます。結構きれいなものです。
食べられないらしいですけど。観賞してください。

ムラサキシキブ

1001_28murasakisikibu 2017.10.1
ご近所にムラサキシキブがありましたが、そのお宅は改築で植栽がなくなりましたので、私の普段の昼の散歩でムラサキシキブを見ることはなくなりました。
妻が、買い物帰りに気づいて撮ってきてくれました。
以前から妻は、ムラサキシキブの実には敏感に反応するのですが、花を見逃す人でして。これからは花も見てきてもらわなくっちゃね。

オオスカシバ

1001_26oosukasiba 2017.10.1
ルリマツリの花に口を伸ばすオオスカシバ。
体の状態は良好。成虫になってからそう何日も経過していないのではないでしょうか。
長く生きれば体は傷む。

1007_11oosukasiba1 10.7
キバナコスモスで。
これもオオスカシバですが、体が大分傷んでいるように見えます。長く生きてきたのでしょう。
前脚を対象の花に掛けて、ホバリングしながら蜜を吸います。
1007_11oosukasiba2
体を覆っていた鱗粉がずいぶん落ちたようですよね。
1007_11oosukasiba3
ヒャクニチソウに移って。
ゆっくり蜜を吸っていたので、近づくことができました。
1007_11oosukasiba4
頭部をトリミング。
複眼の模様が面白い。なかなか見るチャンスは少ないので、よくご覧ください。
おいしそうだね。

クモの脱け殻

1001_25kumonukegara 2017.10.1
これはクモの脱け殻です。それは言えるのですが、何というクモかはわかりません。
なんでクモだって断言できるんですか?
だって脚が7本あるもん。
もともとは8本あったのが一本壊れて7本になるということはありうるけれど、昆虫の6本脚の脱け殻に1本加わるというのは不可能でしょ。
ま、クモの脱け殻って、独特のスタイルがありまして、それだけでクモとわかるんですけどね。
何というクモかまでは、その付近に脱皮したてのクモがいない限り、自然の状態では同定は難しい。私には。

ミツバチ

1001_24mitubati 2017.10.1
どうでもいい話なのですが。
右の縦に明るいのが路面。
左の黒いのは私のジーンズ。
黄色っぽくぼんやり写っているのはミツバチ。
どういう風の吹きまわしか、線路際に立ってあちこち眺めていたら、ミツバチが一匹私の方へ飛んできました。
で、ジーンズの膝あたりを中心に上下しながら私のまわりを周回する。
時々、ちょんとジーンズにとまったり、すぐ離れたり、また止まったり。
撮影しようとするのですがまるっきりピントが合わない。で、こんなお恥ずかしい写真を掲載しました。こういう出来事があった、という証拠写真に過ぎません。
なんだかなあ。花のような爺さんになったか、と。独りニコニコ。
ホントかね。

オオタバコガ幼虫

1001_21ootabakoga 2017.10.1
線路際で見かけるイモムシをあまり識別せずにいつもオオタバコガの幼虫だろう、といっているのですが。手抜きでして。もう調べる気力がない。

1009_23ootabakoga1 10.9
これはオオタバコガ幼虫でいいのではないかと、一枚目よりはちょっとだけ「声が大きい」。
頭は上の方です。
1009_23ootabakoga2
頭は左です。

1011_16ootabakoga 10.11
やっぱり不確定だなぁ。
ガの幼虫に詳しい方のご指導を賜りたく存じます。何卒宜敷御願申上奉候。(なにとぞ よろしく おんねがい もうしあげたてまつりそうろう)

ヒメハラナガツチバチ

1001_20himeharanagatutibati1 2017.10.1
多分ヒメハラナガツチバチのメスだと思います。メスの触角は短い、はず。
翅の先端が黒ずんでいるのも特徴です。
1001_20himeharanagatutibati2
同じアングルで2,3枚撮っていたら、飛び立つ瞬間がぼんやりですが写っていました。
脚を開いてますね。胸の前に抱えるようにするかと思いましたが、この瞬間は開いていました。

エノコログサ

0929_37enokorogusa 2017.9.29
夕方、雨戸を閉めようとしたら、夕陽を逆光で浴びて輝くエノコログサが目の前に。プランターに勝手に生えてきたものです。輝く穂に露出が合いましたので、背景は真っ黒になりまして、ほぼ意図通りの画像が得られました。
植物が相手だと、いろんなことを考えながら撮影します。昆虫が相手だと反射的にとにかくシャッターを切るのが基本、考えるのはその後からとなります。

★読書から
面白い視点を得ました。
盛口 満 著「身近な自然の観察図鑑」ちくま新書1251

{36ページ}
・雑草とは何か
 ・・・
さまざまな雑草の定義を見比べた結果、僕は、「人の作り出した環境に勝手に生えてくる草を雑草と呼ぶ」という定義を採用したいと思います。

なるほど、ヒトという生物が出現して、それまでになかった空間を作り始めた。その新しい生態的ニッチに進出したのが「雑草」というわけですね。

{37ページ}
 ・・・作物と雑草というのは、縁の深い者同士なのです。なんとなれば、民族植物学者であり、穀物の研究者でもある元京都大学教授の阪本寧男(やすお)先生によれば、「作物はすべて雑草段階を経て生み出されたものである」と考えられるからです。・・・
人間の作り出した環境に生育し始める植物があらわれます。・・・より有用な性質をもったものが注目され、選抜されることにもなります。こうした人間の作用によって生み出されたものが作物なわけです。一方、人間にとって「使えないな」と思われ、そのまま放っておかれたのが雑草です。
・・・
まとめてみると、作物はすべて、もとをたどると、人間の作り出した環境に生えることのできた草、すなわち雑草がはじまりです

雑草も人間が生み出したものなのですね。

{43ページ}
 ネコジャラシが、作物のアワの先祖にあたるということです。先ほど作物と雑草は兄弟分であるということを紹介しました。ネコジャラシは、このことを確かめるうえでもってこいの存在なのです。
・・・
{46ページ}
 収穫したエノコログサは、少しずつ、すり鉢をつかって頴(えい)をはずします。ごりごりとすり棒ですっては、ふーっと息を吹きかけると、粒からはずれた頴が吹き飛びます。これをすべての粒の頴がとれるまで繰り返すわけです。その後、十分な水と一緒に炊くと、おかゆのようなものができあがります。味は、温かいうちは、それほど悪い物ではありません。十分に口にできる代物です。みなさんも試してみませんか。・・・

という話ですので、いかがでしょう。
そうだったのか、といわゆる「目から鱗が落ちる」という感じでしたね。
他にも。ヒエの祖先になったイヌビエも、調理して食べることができるそうです。
「穀物の親戚探しをしてみませんか。」
とありました。

↓参考:「稲 原種」で検索してウィキがありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8D
イネ

2017年10月23日 (月)

台風について

台風21号が東京のそばを通過していきました。その件については、また書きたいこともあるのですが、今回は台風の「階級」について。

台風21号は「超大型で非常に強い勢力」と言われましたが、これは気象庁の用語として、定義されたものなのです。ただ感覚的に「超」とか「非常に強い」と言っているのではありません。それを知ると、台風情報の聞こえ方も変わるかもしれません。

↓気象庁のHPから
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-3.html
台風の大きさと強さ

強さの階級分け
階級            最大風速
強い             33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満
非常に強い        44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満
猛烈な            54m/s(105ノット)以上

大きさの階級分け 階級     風速15m/s以上の半径
大型(大きい)            500km以上~800km未満
超大型(非常に大きい)    800km以上

台風21号は「風速15m/s以上の半径が800km以上で、44m/s≦最大風速≦54m/s」の台風だったのです。
半径800kmというと直径はほぼ1600km。TVで台風報道をご覧になっていてお気づきと思いますが、強風域を示す円が九州から北海道まですっぽり覆っていましたよね。そういう大きさが「超大型」なのです。

大分昔には、小型、とか弱い、とかいう形容語もあったはずですが、その形容では、台風が小さいんだ弱いんだ、と甘く見てしまって警戒が不十分になる、という危険がありましたので、使わなくなりました。

また、現在、台風の進路予想では、「予報円」が使われています。進行方向の左右へのずれ、速さの変化による前後のズレ、を含めて、この円内に台風の中心が入る確率がおよそ70%という範囲です。以前は前後の誤差を表示せず、扇形の予報図だったのですが、これもまた、「まだ来ないだろう」というような誤解を生むということで、円になりました。

★ところでアメリカのハリケーンの報道では、「カテゴリー」という言葉で台風の強さが表現されますね。あれってどういうものなんでしょう?
厳密な比較はできないのですが、おおよその目途はたちます。
↓ご覧ください。
https://weathernews.jp/s/topics/201709/080145/
カテゴリーってなに?ハリケーンと台風の強さを比較

ウラナミシジミ

1001_18uranamisijimi 2017.10.1
ホトトギスの葉だったと思います。
背中で日光浴中。

1009_12uranamisijimi 2017.10.9
翅の表側を見せてくれました。ふだんなかなか見られません。
青味を帯びています。
体の向きを反対に見せかける目玉模様が表にも表れています。

1010_25uranamisijimi1 10.10
後ろから陽を浴びながらキバナコスモスに。
1010_25uranamisijimi2
口を伸ばして蜜を探っています。
目玉模様も観賞してください。目玉の「輝き」みたいな模様までありますね。凝っています。

1012_10uranamisijimi 10.12
かなり高い所で、背景が明るくて、肉眼でウラナミシジミと完全に認識して撮ったわけではありません。
多分ウラナミシジミだろうと、頑張ってズームしてみました。やっぱりね。
お日様って、いいですね。

アサガオ

1001_8tenasagao 2017.10.1
門柱のところでピンクのアサガオがワアッと咲いて。白髭も咲いているのですが、露出が吹っ飛んでなんだかわからなくなりました。写真としては失敗です。
1001_8tenasagao2
並んで記念撮影。朝日が鋭い。
1001_9sirohige1
妙にぐちゃぐちゃになって見えたのですが。
1001_9sirohige2
脇へ回ってみたら、2輪が近接して咲いていたのでした。

トンボ

0930_34tonbo1 2017.9.30
曇天を見上げたら、電線にトンボ。シルエットなのでよくわからない。
ズームアップして
0930_34tonbo2
これは常識的にアキアカネでしょう。
以前は、集団で線路柵のあたりを群飛したものですが、もうそれはないらしい。

1007_15tonbo 10.7
また1匹。

1008_24tonbo 10.8
この日は2匹。向かい合っていました。

1009_26tonbo 10.9
珍しく青空。

何匹も群れるということはここまでのところないですね。
この後どうなるか、わかりませんが。
秋晴れだ、という日が今年は非常に少ない。

カンナ

0930_31canna 2017.9.30
カンナ頑張る。
次々と主役を交代しながら咲き継いでいます。
すごいな。
一旦終わったと思ってから、再度咲き始めて、これが2つ目。

1007_3cannathe3rd 10.7
これが3つ目の花。
これで終わるんだと思います。
隠れたつぼみはないと思うのですが。

ツユクサ

0930_27tuyukusa 2017.9.30
この青い色。他の花では見られませんね。
先日、化学雑誌を読んでいたら面白い記事がありました。

「化学」という雑誌のVol.72 No.11(2017) 54ページです。
「色彩の美と科学 ツユクサと青花の青」田中陵二(相模中央化学研究所)

 

ツユクサの大花栽培品種に、オオボウシバナ(青花)がある。この花の青色色素も鮮やかな青を示すが、水に晒すと全て溶出してしまう。この性質を利用して、手書き友禅染めなどの下絵描きに利用されている
 青花は滋賀県、琵琶湖周辺の特産植物で、直径3cmを超える青く美しい花を真夏の早朝に付ける。
 ・・・
 確認可能な青花の文献では、江戸時代寛文12年(1638年)の「毛吹草」がおそらく初出だと思われる。寺島良安の「和漢三才図会」(1712年)、平賀源内「物類品隲(ぶつるいひんしつ)」(1736年)にはいずれも、花より搾り取った汁で和紙を染め乾燥させた「青花紙(藍花紙)」の説明がある。・・・青花紙は友禅染の下絵書きに用いられるほか、貴重な青色染料として、浮世絵摺り、あるいは行灯や団扇の張り紙の彩色にも用いられた。水に濡れさえしなければ、紙を染めた青花の色はかなり高い安定性があり、特に透かした色が美しい。

で、化学雑誌ですから、この青い色素コンメリニンの分子構造などの話や図もありますが、ここでは割愛します。
あと、図で「初代歌川広重による浮世絵『五十三次 草津』」という広重美術館蔵の絵が掲載されています。キャプションは

黎明のなか、青花を摘みかごに収める二人の女性が生き生きと描かれている。奥に見えるのは琵琶湖と京都東山の山々

とあります。
 明治時代には草津で500戸を超える農家が栽培していたそうですが
「2017年の夏に草津市に問い合わせてみたところ、昨年は三戸、今年は一戸の農家のみが青花紙を作った、という話であった。」とのこと。

染め物の下絵ですか。ツユクサの「青」が利用されていたなんて、知らなかった。見直してしまいました。
昔の人の実践的な知恵はすごいですね。

↓下にいろいろ参考サイトを載せておきます。関心がおありでしたらどうぞ。
https://kotobank.jp/word/%E9%9D%92%E8%8A%B1%E7%B4%99-422381

青花紙 アオバナガミ
デジタル大辞泉の解説
あおばな‐がみ〔あをばな‐〕【青花紙】
ツユクサの花の青い絞り汁をしみこませた和紙。すぐ脱色できることから、友禅・描(か)き更紗(さらさ)・絞り染めなどの下絵描きに用いる。藍紙(あいがみ)。藍花紙。縹紙(はなだがみ)。

http://www.spirulina.co.jp/aobana/

アオバナとは
アオバナ(青花) アオバナ(青花)は、ツユクサ(Commelina communis)、オオボウシバナ(Commelina communis var.hortensis)の俗名です。ツユクサ科の一年草で、日本全土・中国・朝鮮・ロシア西部に分布し、北米の一部で野生化しています。道傍や荒地のやや湿った場所に普通に見られます。


http://kasanui.net/kasanui/aobananosato/aobana.html ←広重の絵が見られます。
http://kasanui.net/kasanui/aobananosato/aobana2.html

https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/sangyobusiness/norinsuisan/tokusan/aobana/aobananitsuite.files/aobana_PDF.pdf

万葉のころ
鮮やかな「青色」が、水に溶けて流れやすいことから「心変わり」の意味を込めて「ツユクサ」「青花」「月草」を歌っていた。

草津に根付いたあおばな
ツユクサの花弁は青色や藍色に染めるのに利用され、その頃に草津で栽培が始まったといわれています。
利用しやすいように、花びらの大きなものを選び、人の手で作られた選抜品種として、育てられたと思われます。

http://www.biwa.ne.jp/~futamura/sub47X.htm

イチモンジセセリ

0930_20itimonjiseseri1 2017.9.30
花の杯にとっぷりと体を沈めたイチモンジセセリ。
0930_20itimonjiseseri2
カップの中には蜜がある。おいしそうですね。夢中になっているという感じがします。
0930_43itimonjiseseri
独特の姿で日光浴。
かっこいいなぁ。ジェット機みたいだ。

モンシロチョウ

0930_17monsirotyou 2017.9.30
一見しただけではどういう構図かわかりにくいと思います。
じっくり眺めてください。
翅を半開きにしているところを真後ろから撮ってしまったのです。
撮った私自身が、写真を整理していて、一瞬、これ何を撮ったんだったっけ?と戸惑いました。
花はニラです。
翅をこんな風に半開きにして背中から陽を受けると、太陽光が繰り返し翅に反射しながら進んでいって体に集中し、効率よく暖まることができるとも聞きます。

ルリマルノミハムシ

0930_16rurimarunomihamusi 2017.9.30
キバナコスモスにいたルリマルノミハムシ。
花粉も食べるし、花弁などの植物体も食べます。
今どこをかじっているのか、よくわかりませんが。
キバナコスモスは虫たちの食堂になっています。

ツマグロキンバエ

0930_10tumagurokinbae 2017.9.30
オジギソウの花にツマグロキンバエ。
この花だとメシベの先端に触れることはできますがメシベの付け根の方には口は届かない。
オシベの花粉を舐め取って食べるのかな。
0930_19tumagurokinbae
キバナコスモスにて。あちこちで見かけます。
0930_41tumagurokinbae1
ヒャクニチソウの花の中に2匹いました。
0930_41tumagurokinbae2
ツマグロキンバエの特徴がほぼ全部写っていると思います。
0930_41tumagurokinbae3
よく見ると繊細な模様です。

1001_11tumagurokinbae 10.1
この日もキバナコスモスで。今頃が最盛期なのでしょうが、このハエ、かなり秋が深まるころまで見かけますよ。

ハリカメムシ

0930_8harikamemusi 2017.9.30
カメムシがいるのはイノコズチ。

1002_6harikamemusi1 10.2
幼虫がいました。揺れてしまって大ボケ。
1002_6harikamemusi2
そばに成虫もいました。
こういう場合、この幼虫と成虫は同一種だと考えて大抵は間違いないのですが。
で、この成虫、ハリカメムシだと思いますが、決定的ではありません。

いつも中途半端で申し訳ありません。
検索するたびにわからなくなります。
ヘリカメムシ科>ヘリカメムシ亜科 のカメムシだということだけにしておきましょう。

http://www2.atpages.jp/kjrshoji/yy-kontyuu/hanshimoku/html/harikame-040619.htm
↑ここに成虫、幼虫の比較写真があるのですが・・・それでも決定的には識別できないのでした。スミマセン。

2017年10月20日 (金)

タマスダレ&ササグモ

0930_4tamasudare 2017.9.30
朝の姿。
0930_29tamasudare
昼には咲いていました。
ぐるっと回って戻ってきたら
0930_32tamasudare
ササグモが待ち伏せ態勢。
さすがですね、昆虫は蜜を求めて花の中心部にくる。クモは昆虫を狙って花の外縁部で中心を狙う。さて、獲物は来るかなぁ。

1001_16sasagumo 10.1
花はいったん閉じてまた開いたはず。閉じている間、ササグモはどこに行っていたんだろう。
まさか閉じた花のなかに潜んでいたとは思えないし。
ま、いいんですけど。厳しい季節が近い。越冬前に栄養をつけとかなくっちゃね。

夕空

0929_40yuuzora1 2017.9.29
日の落ちるのが早くなりましたね。
 9月28日の日の入りが17:30
10月20日の日の入りが17:00
です。
うっかりするともう真っ暗だ。
0929_40yuuzora2
28日が上弦の月でしたので、1日過ぎた月。少し膨らんだでしょうか。
秋だなぁ。

アオスジアゲハ幼虫

0929_32aosuji1 2017.9.29
終齢幼虫です。もう越冬蛹になるのでしょう。
きれいでしょ。
0929_32aosuji2
枝にしがみついています。
0929_32aosuji3
頭部。黒い点が何個か見えますが、これは側単眼。成虫になると複眼ですが幼虫では単眼。
逆光で体が透けてます。宝石みたいだ。
0929_32aosuji4
この腹脚がまたかわいくってね。
このかわいさを知ったらもうはまりますよ。ファンが増えるといいな。

キンモクセイ

0929_29kinmokusei 2017.9.29
これも買い物帰りの妻の撮影。
もう咲いてたわ、うちのはまだだけど。と。

1006_17kinmokusei 10.6
我が家でも咲き始めました。

1007_16kinmokusei 10.7
そばまで行くと香ります。まだ遠くでは感じていない。

1010_33kinmokusei 10.10
こうなれば香ります。あまり近づき過ぎると、きついですね、この香り。
ほどよく離れて感じ取るのがよいようです。
芳香が常に「よい香り」であるかどうかはわかりません。

★「におい」を「臭い」と書くのはやめませんか。
「キンモクセイのよい臭い」って書きます?
「キンモクセイのよい匂い」か「キンモクセイのよい香り」でしょ。
「臭い」というのはやはり「くさい」ですよ。
臭気。香気。区別しませんか。
匂いはほぼ中立的な嗅覚刺激。
「匂いを嗅いだら臭かった」というようになるんでしょ。
嗅覚は記憶と直結する繊細な感覚。それを表現する言葉も繊細さが必要だと思いますが。

スイフヨウ

0929_27suihuyou 2017.9.29
買い物帰りの妻の撮影。
スイフヨウの大きな木。下に六郷用水跡の水路と遊歩道が写っています。
当日咲いた白い花、真っ赤になった昨日の花などが混然。
我が家のスイフヨウの親ではありませんが、人に見てもらいやすいところにあるのは嬉しいですね。
我が家のスイフヨウは、ここまで大きくしてはあげられませんけれど、道から見てもらえるくらいにはしてあげたい。
まだ先の話です。

ジョロウグモ

0929_26jorougumo1 2017.9.29
六郷用水の水路上。
クモの巣が輝いてきれい。妻が撮影しました。うまくピントが合いましたね。
0929_26jorougumo2
巣の持ち主はこれ、ジョロウグモ。
巣をほぼ真横から見るという、なかなかスグレモノですね。この写真。
0929_26jorougumo3
アングルを変えて青空を背景に。いいアングルだ。
脚を失っていますね。4対8本の脚のうち5本しか残っていないようです。
0929_26jorougumo4
迫力があります。
0929_26jorougumo5
右の前から3本の脚がないようです。右後脚の先端部も失ったか。
きっとまとめて鳥にやられたんじゃないか。パクッと一口で脚を失った。体本体は逃げおおせた。
厳しいことです。

★古い記憶:サンコウチョウという鳥は巣作りにクモの糸を利用する。
私の読書歴の最初の記憶はファーブルの昆虫記かな、岩波少年文庫の。小学校に上がる前の年に読んだ。
次いで、中西悟堂さんの著書があります。小1の時、悟堂さんの本の恐竜のイラストを自分で模写して学校へ持っていったら褒められたような記憶。悟堂さんの上半身裸生活が有名だったころもあったような。

↓Wikiから引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%A5%BF%E6%82%9F%E5%A0%82

中西 悟堂(なかにし ごどう、1895年(明治28年)11月16日 - 1984年(昭和59年)12月11日)は、日本の野鳥研究家で歌人・詩人。文化功労者。天台宗僧侶。日本野鳥の会の創立者。本名は富嗣、悟堂は法名。他に筆名として赤吉(しゃくきち)。
「野の鳥は野に」を標語に自然環境の中で鳥を愛で、保護する運動を起こした。「野鳥」や「探鳥」は悟堂の造語。

昆虫界のふしぎ (ポプラ社(少年博物館) 1953年)
爬虫類の怪奇な生態 (ポプラ社(少年博物館) 1953年)
植物界のふしぎ (ポプラ社(少年博物館) 1953年)
地球と生物の歴史 (ポプラ社(少年博物館) 1954年)
日本の鳥 (ポプラ社(少年博物館) 1954年-1955年)
海の秘密 (ポプラ社(少年博物館) 1955年)
昆虫の社会生活 (ポプラ社(少年博物館) 1956年)
下等動物の謎 (ポプラ社(少年博物館) 1956年)
野鳥の生態と観察 (ポプラ社(少年博物館) 1956年)

このポプラ社の「少年博物館」シリーズを親に買ってもらって、確か全巻読んだはずです。
その中でかなぁ、あるいは別の本だったかもしれない。探鳥記のような本だったか。
サンコウチョウ(三光鳥)はクモの巣に突入して潜り抜け、体にクモの巣をくっつけて戻り、それを嘴ではがしては、巣材の接着剤として利用する、という話があったと思うんです。

大きなクモの巣を見ると、時々思い出すんですよ。60年以上も昔の記憶になるんだなぁ。

ルコウソウの仲間

0929_18momijibarukou 2017.9.29
モミジバルコウの花の間にフウセンカズラのフウセン状の実。まるでモミジバルコウさんの実なのよね、という雰囲気。
0929_19rukousou
こちらではルコウソウ。
0929_21marubarukou
マルバルコウ。
もう一つキバナがあるはずだけど、と見たのですが、この日は見つからなかった。

1011_29kibanarukou 10.11
はい、キバナルコウ。
ルコウソウの仲間では白い花のものもあるということですが、それは見たことがない。
4種類が色とりどりに咲き乱れています。にぎやかですよ。

★まるっきりの別件:「色とりどり」の連想から。
「彩り」→「いろどり」→「IRODORI」
はい、ローマ字で書いたのを右から読んでみてください。

ホウセンカ

0929_12housenka 2017.9.29
朝、外に出たら、ぎりぎりの角度で朝陽が射していまして。
何本かの木漏れ日のような光線と、ホウセンカの葉の角度の組み合わせで、ところどころが強く輝いていました。
肉眼の感じに近づけたいと何枚か撮りましたが、思うようにはなりません。
きれいでした、と言葉でご報告します。

タマサンゴ

0929_11tamasango 2017.9.29
前に鉢植えにしてあった株はなぜか枯れてしまいまして。
また新たに育てています。花は典型的なナス科の花。
1001_15tamasango10.1
アリかな、何か虫が来ています。ニジュウヤホシテントウには来てほしくないけど、アリならいいよ。
この実がいいんですよね。
濃いオレンジ色というのかな、で、冬場にも見られます。
冬の日溜りで輝くタマサンゴの実、というのはなかなかいい。
今回はここで落ち着いてくれるといいな。

スイフヨウ&イチモンジセセリ

0929_6suihuyou1 2017.9.29
朝、スイフヨウを見に庭へ出ました。
昨日の花と今日の花、並んで朝日に輝いていました。
0929_6suihuyou2
今日の花の正面側へ回り込んだら、あらま、先客が居りました。
イチモンジセセリちゃん。
これはなかなかいい構図だ、と庭からステッキでガラス戸を突っついて家の中の妻を呼びました。
そうしたら
0929_6suihuyou3
残念なことに、イチモンジセセリは飛んでしまった。
まあいいやと、妻も昨日の花と今日の花を一緒に写真を撮ろうとしたら
0929_8suihuyou1
あらまあ、素敵なモデルさんですねぇ。
戻ってきてカメラに納まったのでした。おばちゃんはイチモンジセセリに好かれてますね。
先日は八重のヤマブキの花を撮ろうとしたら目の前に飛び込んでくるし。
0929_8suihuyou2
近づいてアップにしたら口を伸ばしたり巻いたり。
蜜があるんでしょう。口吻の尖端には味覚の感覚器がありますから、探り当てたのでしょうね。
朝っぱらから夫婦二人して大騒ぎをしているのです。

2017年10月19日 (木)

フヨウ ザ・ラスト

0929_5huyouthelast 2017.9.29
これが今シーズン最後の花になりました。
これ以降、花は咲いていません。
ずいぶん長く咲き続けてくれて、嬉しかった。
まだこれから熟していく実がいっぱいありますので、木として今シーズンの仕事が終わったわけではありません。
むしろこれからの仕事の方が大事でしょうね。命を繋ごうという仕事ですから。花を見るなら実を結ぶまで。ご苦労さま。

八重咲きアサガオ

0929_2yaezaki1 2017.9.29
これ八重咲きのアサガオなのですが。なんだか、二つの花が重なった「2段」みたいだ。
0929_2yaezaki2
八重咲きですからこうなるのは当たり前。
0929_2yaezaki3
引っ張ってきて並べて比較すると、こうなります。
一つの花の中からもう一つ花が咲き出てきたような感じがしませんか?
不思議なものです。

ヤマトシジミ

0929_1yamatosijimi 2017.9.29
アスパラガスの葉の間にヤマトシジミを見かけました。
翅が傷んでいます。鳥はコワイね。

先日、2階の自室におりましたら、玄関ドアを開けた妻の声が聞こえました。
何を言っているかは聞き取れないけれど、何かを言ったことは確か。
後で、どうしたんだい、ツマグロヒョウモンでもいて声をかけたのか?と訊いたら
ハトがいたのよ、あなたは歓迎されてないんだから出てって頂戴、と追い払ったのだそうです。
我が家では鳥は歓迎されない。虫を狙うなんて許せないのです。
鳥さんは他所で餌を探してください。

イチモンジセセリ

0927_31itimonjiseseri 2017.9.27
ヒャクニチソウのつぼみに止まっているイチモンジセセリ。
開口部は花のようだが、蜜が吸えない。なぜだろう?
なんて、考えているかどうか、知りませんが、なんとなくそんな想像をしたくなります。
役者ですね。

ミツバチ

0927_30mitubati1 2017.9.27
キバナコスモスに来たミツバチ。
何度も書いてきたと思いますが、こういう姿を見て、翅が2対4枚あると、見えますか?
アブは1対2枚しかないから識別できる、などというのが入試問題に出たりして。
実物を見たことがないんだろうな、知識だけ肥大した人は。
0927_30mitubati2
今回はお尻の方しか撮れませんでしたが、ハチとアブは「顔」で見分けてください。
触角や複眼が全然違うんだから。

0929_31mitubati 9.29
輝いていました。なんとなくミツバチってあったかい感じがするのですが、なぜだろう?

フタトガリアオイガ幼虫

0927_28hutatogariaoiga1 2017.9.27
フヨウの葉にいました。左が頭です。
これがこの幼虫の普通のタイプだと思います。
0927_28hutatogariaoiga2
少し上から。毛が目立ちますが、別に刺さるとか、かゆいとか、そういうことはありません。

1001_5hutatogariaoiga 10.1
これもスイフヨウにいたフタトガリアオイガの幼虫。
毛や、腹脚など、体の構造は上の写真のものと同じですが、模様が違うので戸惑います。
ヴァリエーションのひとつなのでしょうね。

成虫は↓ここでご覧ください。(フタトガリコヤガという昔の名前で出ています)
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Bagisarinae/Xanthodes_transversa.html

ツマグロキンバエ

0927_26tumagurokinbae1 2017.9.27
うっすらピンクになってきたスイフヨウを撮ったら、黒いもの(虫)がいました。
0927_26tumagurokinbae2
こういうハエです。ツマグロキンバエ。
翅の尖端が黒いですね、ですから「褄黒」です。
頭部の先に伸びているのは口です。刺す針のような口ではなく、舐める口です。
0927_26tumagurokinbae3
ボケてしまいましたが、横から見るとこんな具合。
口の格好が独特。象さんの鼻のようでもあります。

0927_30tumagurokinbae
昼、キバナコスモスでも見かけました。明るい場所でかなり鮮明に写りました。
「褄黒」であることもわかるし、口の形もよくわかる。
で、複眼に縞模様があります。これも非常に特徴的です。
これぐらいの特徴が頭に入っていれば見間違えることはないでしょう。
0927_30tumagurokinbae2
翅の下からはみ出しているのは平均棍でしょう。
腹の下に黒いもの。糞かな。失礼しました。

ハラナガツチバチ

0927_18haranagatutibati 2017.9.27
このアングルでは「ヒメ」なのか「キンケ」なのかよくわかりません。
花を抱えています。
写真左にキバナコスモスの果実が写っています。
先端に「返し(逆鉤)」のようなトゲがあって、動物の毛に引っかかって運んでもらう戦略です。
もちろん、人間の衣服にもひっかりますが、進化的にいって人間なんざ新参者、毛のある動物に引っかかるのがそもそもの機能でしょう。

カタツムリ

0927_16katatumuri 2017.9.27
殻の中に水滴がついているようです。
ということは殻の口を閉ざしてから温度変化があったということかな。
こんなむき出し、吹きさらしの場所で冬眠はないよな。
どこか落ち葉の下とかで冬眠ですよね。
次に暖かくなった時に移動してね。

ヒャクニチソウなど

0927_14hyakunitisou 2017.9.27
左上:ヤノネボンテンカを裏側から。
中央:ヒャクニチソウ
右 :白髭アサガオですが、ヒャクニチソウを支柱にしてからんで立っていますね。
0927_15yanonebontenka
役者は上の写真と同じですが、この辺り全面がこういう状態。
ひょっとして庭もこの辺も、酸素濃度が高いのではないか。
深呼吸しましょう。

2017年10月18日 (水)

コアオハナムグリ

0927_13koaohanamuguri 2017.9.27
ヒャクニチソウの花に潜り込んでしまって後姿しか見せてくれない。引っ張り出すのはかわいそう。
で、こういう写真しかないのですが。まず間違いないと思います。
シロテンハナムグリはこれより大きいし、金属光沢ですしね。
コアオハナムグリは「毛」が生えています。

↓参考
http://www.insects.jp/kon-koganekoaohana.htm
コアオハナムグリ

http://sorairo-net.com/insect/koganemushi/001.html
コアオハナムグリの成虫

体も小さく、緑色に白い斑点があり、なかなかカワイイやつです。

同意します。

千成ホウズキ

0927_11sennarihouzuki 2017.9.27
下の実にピントが合っていて上の花はボケましたが、現況です。
浅草のホオズキ市で入手したものを継続して栽培しています。
普通のホオズキより若干珍しいかなぁ、と大切にしています。
花が小振りでかわいい。

★「せんなり」というと私は子どもの頃に食べたリンゴの品種を思い出します。小粒なリンゴで、酸味が強くて、それがおいしかった。今のように果実は何でも甘いものがいいという時代ではありませんでした。秋田の親戚が送ってくる「せんなり」を楽しみにしたものです。今は紅玉という名前でもっと甘くなって食べられます。
木箱に衝撃緩衝材としてもみ殻を詰めてその中に紙に包まれたリンゴが入っていましたっけ。それを取り出すと手がかゆくてね。
もみ殻は焼いて灰にして、火鉢の灰として使いました。
リンゴを包んでいた紙は落とし紙として使いましたっけ。
遠い記憶です。

ヒメイトカメムシ@スイフヨウ

0927_6himeitokamemusi1 2017.9.27
スイフヨウが向こう向きに咲いていたので、背面を撮りましたが。
スゴ。
ヒメイトカメムシが10匹か11匹か、いますね。
0927_6himeitokamemusi2
トリミング。不鮮明ですが、脚にまだら模様があると思いますのでヒメイトカメムシと判定しました。
苦手な方はぞっとして殺虫剤を使いたくなるでしょうけれど、我が家の庭では殺虫剤はご法度。
これでスイフヨウがダウンしてしまうわけでもなし、それぞれが生きていく、で、よいと思います。

采咲きアサガオ

0927_4saizaki1 2017.9.27
葉も花も強い変化をしたアサガオですが、かなり強い。
基本は一日花ですが、しぼみ方がゆっくりなので、朝に見ると昨日のの花と今日の花が一緒に咲き誇って見えます。
0927_4saizaki2
明日咲くつぼみもあって、まだ咲き続けるようですよ。

クレマチス

0926_34clematis1 2017.9.26
クレマチスの実です。完全に熟しきったので全部取りました。
何個かテーブルの上に置いて撮影。
0926_34clematis2
果実に冠毛があって、風で種子を散布するタイプですね。
多年草ですから、本体はまた来年も咲くと思いますが、こうやって種子を得たからには、播いてみたくなりますねぇ。
雑草が生えてもあまり除去されてしまわないような場所に行って播いてくるというのもありかな。

ナミテントウかな?

0926_28namitentou 2017.9.26
一瞬のすれ違いだったのですが。
ナミテントウだと思いましたが、ちょっと、赤い斑紋が小さいなぁ。
ヒメアカホシテントウかなぁ、とも思うけれど、それにも疑問があるし。
ハムシの仲間というのもありかなぁ。
ごめんなさい。ワカリマセン。

ツマグロヒョウモン

0926_27tumagurohyoumon 2017.9.26
ここなら産卵できそうね。といっていると思うな。
もうツマグロヒョウモンが押し寄せてきます。

0927_5tumagurohyoumon 9.27
朝、葉の裏にぶら下がっていました。まだ体温が低いのです。
スイフヨウの様子を見に行く途中なので、そ~っとそっと、通り抜けます。
無駄に無理させたくないから。
戻るときもこのまんまでぶら下がっていました。
日が当たって体が暖まれば蜜を求めて飛んでいくでしょう。線路際にはキバナコスモスなどツマグロヒョウモンが大好きな花があります。

コミカンソウ

0926_19komikansou1 2017.9.26
ベランダのプランターに生えてきたコミカンソウ。土に種子が入っていたのでしょう。
足元が狭くて私が撮影するのはきついので、妻に撮ってほしいと頼みました。
かわいい実です。
0926_19komikansou2
横から見ると、結構赤くなっています。

0929_24komikansou 9.29
ずいぶん実が熟してきました。

1005_13komikansou 10.5
ほぼ完全に熟したかな。
背の低い草ですから、気をつけて見ていないと見逃します。
一度認識すれば、ほぼ見逃さなくなると思います。面白い草ですので、見かけたら是非葉をつまんでひっくり返してみてください。実のつき方がなんとなく楽しいのですよ。

イヌタデにて

0926_15inutade1 2017.9.26
ハリカメムシの幼虫だろうと思うのですが、ぐらぐらだ。
↓ここの写真は、私の撮影したのと似ている。
http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/kyo/seibutsu/doubutsu/05kamemushi/kame/type14/06.html

↓ここではホソハリカメムシの方に似ている
http://www2.atpages.jp/kjrshoji/yy-kontyuu/hanshimoku/html/harikame-040619.htm

カメムシ・マニアの方の教えを乞います。

0926_17harikamemusi 9.26
カメムシが2匹、マンリョウの葉の上で体温を上げるべく日向ぼっこをしています。
並んで日光浴してたわ、と妻が撮ってきました。
これを私はハリカメムシだと認識していて、我が家の周辺ではハリカメムシが主流だと思っているわけです。
そのため、冒頭の写真も、ハリカメムシの幼虫だろうという判断をしたわけですが。
そもそも、ホソハリカメムシときちんとした識別ができていないのですから、私の判断は当てにはなりません。

0926_15inutade2_2
ヒメヒラタアブですね。イヌタデの小さな花とアブの口のサイズがフィットする。かわいい口ですね。

0926_15inutade3
ぼんやりした写真しかないのですが。
ツヤマルシラホシカメムシとかムラサキシラホシカメムシとかいうカメムシではないかと思います。
背面が撮れていれば、「肩が張っている」かどうかといった特徴も見えたのでしょうけど。
不鮮明だしな。これ以上はワカリマセン。

イヌタデ(アカマンマ)なんて地味な花ですが、結構いろんな虫が来ていますね。

オジギソウ

0926_12ojigisou 2017.9.26
花がつくる球の表面が白っぽくなったような。
オシベの葯が成熟したためですね。ふだんとちょっと見え方が変化して面白かったので撮影。

1007_7ojigisou1 10.7
かなりの雨が降り、その雨上がりの朝。
あれ?どうなったのかな。
1007_7ojigisou2
びしょびしょになって、水の表面張力で蕊が引き寄せられて、オシベの葯も流されて。
というようなことだと思います。
毛の長い犬が濡れると、毛がこんな風になってしまったりしませんか?
花自体が終盤に近くて、水の力に抵抗できなかったのでしょうね。
1007_7ojigisou3
小葉の付け根に溜まった雨滴がきれいでした。

2017年10月17日 (火)

気温がまっ平ら

↓先日「気温急降下」という記事を書きました
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-f6a7.html
2017年10月14日 (土) 気温急降下

12日、最高気温は瞬間的に29.0℃が記録されています。
それ以降、下がりっぱなしで、13日は日付が変わった直後に最高気温が出て、日中はずっと15℃程度。14℃も下がっちゃあ、体にきつい。

NHK ニュースウオッチ9から引用します。

2017年10月13日(金) 寒暖の差で体に“異変”?
・・・
気温の急激な変化で起きる体の異変、「寒暖差疲労」。
体の冷え、めまい、肩こり、顔のほてりなど、様々な不調を連鎖的に引き起こすこともあるんです。
・・・

みなさん、大丈夫ですか?

★さて、12日から13日にかけての変化を掲載しましたが、その後がまたどうにも、「カンベンしてよ」なのです。
12日から16日にかけての気温の変化のグラフをただ並べてみました。もちろん東京での話です。
20171012_16kion←薄くてスミマセン、グラフがあります、クリックしてください。
いかがでしょう?
13日からの4日間、ほぼまっ平らになってしまった。朝も昼も夜もありゃしない。
ナニコレ?あきれた。
勘弁してほしいですね。

東京都心、46年ぶりの寒さ(朝日新聞デジタル 2017年10月17日05時00分)
 日本列島の北東から寒気が流れ込んだ影響で、16日は各地でこの秋一番の寒さとなった。東京都心では午前0時過ぎにこの日の最高となる14・3度を記録。日中は12~13度までしか上がらず、11月下旬並みだった。日本気象協会によると、10月中旬に都心の最高気温が15度を下回るのは1971年以来、46年ぶり。
 都内各地の午後5時までの最高気温は、青梅、八王子、府中の各市で13度台と12月上旬並み。他でも千葉市で14・6度、横浜市で14・5度、さいたま市で14・2度と平年より7度以上低く、いずれも11月下旬並みとなった。
 ・・・

ヤダ、もう。1971年以来の出来事。さすがに覚えておりません。大学の化学科の学生だったのかな、この時は。

★気温のグラフを描きながら、湿度の欄を見たら、これがまたとんでもない。
20171012_16situdo
横に並べるのもめんどくさい。一枚にしてしまいました。
12日は60%くらいまで下がりましたが、13日からの4日間。ほとんどグラフは100%近くに貼り付いたまま。
買い物で車を出した時にコインランドリーが混雑しているのを見ました。洗濯物が乾かないはずです。
空気が「これ以上水分子を保持できないよ」と言ってるわけですからね。
私が時々いうジョーク「涙は乾かない、ため息をつくと口から霧が出る」というような状況ですね。

★もう一つなんだかなぁ
http://www.jma.go.jp/jp/soukei/
異常天候早期警戒情報
10月16日発表です。グラフを引用
000
10月21日~10月30日 平均気温がかなり高い確率が30%以上の地域
まいったな。今度は気温が高くなる可能性もあるとのこと。

更に、21日あたりからは台風21号のことも注意しなくっちゃ、ですよね。

気象情報に充分注意ながら、体調を崩されませんように。
ご自愛ください。

カンナ

0926_3canna 2017.9.26
花も素敵ですが、この姿がまたいいですね。
そろそろ花期の終わりが近いと思いますが、すごいな。
実生で楽しんでいます。
種蒔きが好きな夫婦なもので。

0927_3canna 9.27
最初の写真のつぼみは、この写真の下の花になりました。

0928_2canna 9.28
雨に濡れそぼつ姿もまた、心に沁みますね。
花はつぼみからしぼんで落ちるまで、すべての姿が佳い。

モンシロチョウ

0925w_9monsirotyou 2017.9.25
モンシロチョウが結構飛び回ります。
成虫が蜜を吸う花はありますが、幼虫の食草、アブラナ科の植物は今は家の周辺にはないように思います。
蛹で越冬するのではないかと思いますが、大丈夫かな。ちょっと気になります。

カタバミ

0925_13katabami 2017.9.25
地面近くで小さな黄色い花、見ればカタバミ。
夏の間は目立たなかったように思う。真夏には咲いていなかったのか、それとも他の草に埋もれて見えなかっただけなのか。
よくわかりませんが、今、目立ち始めました。それは確かです。

ユウマダラエダシャク

0925_8ga 2017.9.25
このガ、絶対見たことがあるはず、でも名前が思い出せない。
シャクガです、この姿は。う~~「脳がかゆい」
0925_8ga2
同じガを、妻も撮影していました。
被写体は同じなのに、ずいぶん違って写るものですね。
昔、フィルムカメラの時代は、フィルムメーカーによってずいぶん発色が異なったものですが。

さて、シャクガをざっと眺めていたらユウマダラエダシャクでした。
4年前にブログに書いてましたね↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-768a.html
2013年6月18日 (火) ユウマダラエダシャク

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-768a.html
2013年10月24日 (木) ユウマダラエダシャク

読んでみてください。同じこと書いてるんですから、笑えます。
脳は新品に機種変更できないし、OSの更新もできないし。おんぼろになってきた。

破鍋に綴蓋

★前の記事で、「at sixes and sevens」というのを見つけましたので、つづき。です。

six
    {名詞}6;6歳,6時;6個[6人](の組);トランプ6の札;(さいころの)6の目.
  at sixes and sevens  混乱して;不一致で.
  be six of one and half a dozen of the other  似たり寄ったり[五十歩百歩]である.
    {形容詞}6の;6個[6人]の;6歳の.
パーソナル英和辞典より引用

「混乱して;不一致で.」だそうです。
思うに、数えることなく一目で個数が認識できるのは、4か5までですよね。
6になると「数え」ないとわかりません。そんなこともあるのかな。
日本語で「八」には「いっぱい」という意味がありますよね。
「八百屋」「八百万の神」「八雲立つ」とかね。

「あるものが6個、他のものが半ダース」で「五十歩百歩」か、面白いなぁ。
辞書を読むのは楽しい。

★婚約発表がありました。

「太陽のよう」「月のよう」眞子さまと小室さん、互いに
2017年9月3日21時09分
 太陽のような明るい笑顔、月のように静かに見守る存在――。3日に婚約内定の会見をした秋篠宮家の長女眞子さま(25)と小室圭さん(25)は、互いをこう表現した。
(後略)

これを受けて、朝日新聞の「かたえくぼ」

(かたえくぼ)太陽と月 2017年9月6日05時00分
 我が家は“月とスッポン”
 ――腐れ縁
 (川崎・草枕)

ま、それもいいですが、月と太陽のように輝くお二人に比べるとしたら、私共夫婦などは
「破鍋に綴蓋」というべきでしょうか。この言葉、本来の意味を知らない方も多くなったかもしれませんね。「似合いの夫婦」なんですよ。

破鍋に綴蓋(われなべにとじぶた)
ひびの入った鍋にもそれに相当するつくろった蓋があるように、どんな人にもそれ相応の配偶者がある。また、配偶者は自分相応のものがよいというたとえ。
広辞苑第六版より引用

それはまあそうとして、英語にもこういう表現はあるのかな、と引いてみたら

われなべ【破れ鍋】
a cracked pot.
われ鍋にとじ蓋(ぶた). Every Jack has his Jill. 【諺】
新和英中辞典第5版より引用

Every Jack has his Jill.
笑ってしまった。現在もこういう言い回しが通じるのかどうかはわかりません。
ひょっとすると女性差別に当たるかもしれないし。ひたすら、スミマセン。
{私は Jack and Betty が最初の英語教科書でした。}

花たち

0925_4ryb 2017.9.25
RGBじゃないんですね。RYBです。Red_Yellow_Blue.
交通信号みたいだ。
ベゴニア・黄色いオシロイバナ(しぼんでますけど)・ツユクサ です。
0925_11hyakunitisou2
白髭のアサガオとヒャクニチソウ
0925_11hyakunitisou3
しぼんだヤノネボンテンカとヒャクニチソウ

雑然と花盛り。ですから雑・草。
どのように形容したらいいんでしょうね。

ざつぜんと【雑然と】
in disorder; in confusion; in a jumble; in a mess; in a confused way; at sixes and sevens; higgledy‐piggledy
新和英中辞典第5版より引用

こんぜん【渾然】
¶こんぜんと harmoniously; in perfect harmony.
新和英中辞典第5版より引用

diversified
►a 変化に富んだ,多様[多彩]な,多角的な.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

various
►a
1 種々の,いろいろな,さまざまの;異なった,違った;多方面の,多角的な,多芸多能の;変化に富む,多様な;VARIEGATED・various opinions いろいろな意見
・run away in various directions 四方八方に逃げる.
2 a いくつかの,幾多の;それぞれの.
b [pron または 省略的に n として] 数人,多数
・I asked various of them. 何人かに尋ねた.
3 《古》 変わりやすい.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

いろんな表現があるものです。
渾然= in perfect harmony
これは知らなかったな。いいですね、コレ。
植物や昆虫たちなどと私共の生活は「渾然一体」なんだな、きっと。
善哉、善哉。

★妙な表現がありますね。
「at sixes and sevens」=「雑然」だそうで。
「説三道四」とか「四の五の」とかいう表現は知ってますが。
「六とか七とか」というのは可笑しいな。
ちょっと長くなりそうなので、記事を改めます。

サボテンの花

0924_36saboten1 2017.9.24
買い物帰りに妻が撮影。サボテンらしいです。
0924_36saboten2
サボテンについては私はまったく知識がない。
きれいだなぁ、初めて見るなぁ。としか言いようがない。
何というサボテンなのでしょうね?

スイフヨウ

0924_35suihuyou1437 2017.9.24
色をお楽しみください。
暑い日は一日のうちに白から濃い赤へ変化していきます。
気温が低いと、二日間にわたって変化していくことも。
低温では化学反応は遅くなる、ということなんでしょうね。
色の変化は、当然、色素分子の化学反応でしょうからね。

オオハナアブ

0924_32oohanaabu1 2017.9.24
これはオオハナアブで間違いないと思います。
複眼に模様があるのが特徴なのです。これより鮮明な画像を下に載せますが、肉眼で見ていても、腹部の黄色い帯のような模様と複眼の縞模様は視認できましたので、間違いない。
0924_32oohanaabu2
ホシメハナアブの複眼にも模様がありますが、まだら模様です。
アメリカミズアブの複眼にも模様があります。
ツマグロキンバエの複眼にも模様があります。
私が知っている、複眼に模様のあるハエやアブはこのくらいかな。
複眼の模様というのはどのように作られているのかや、模様のある複眼で見る世界とはどんなものなのか、全くわかりません。
0924_32oohanaabu3
たまたま後姿がくっきり撮れました。
濃い縞の真ん中にレンズ状の形をした模様があります。こんなの初めて知りました。
画像検索してもこの模様が映った写真はあまり多くないようです。面白いものを見ちゃったな。
0924_32oohanaabu4
真正面から。目が合っちゃったな。面白い模様ですね。
0924_32oohanaabu5
ここまで近づけました。花粉が少しついてますが。
じっくり撮らせてくれてありがとう。

ホシホウジャク

0924_31hosihoujaku1 2017.9.24
ホシホウジャクをよく見かけます。
忙しく飛び回る。一つの花にとどまらずに、長い口でチョンと花を突っついてはすぐ別の花に移ります。
とにかくシャッターを切るしかない。写ったかどうかは後で調べるしかない。
幸運を祈りつつひたすらシャッターを切った成果がこれです。
0924_31hosihoujaku2
胴体部分は結構ゆっくり動いていて、それなりに写りますね。
翅の動きは激しくて、とてもじゃないけど写りません。
フラッシュをたくと、瞬間を切りだせるかもしれませんが、フラッシュは発光のタイミングがコントロールしづらいので私のカメラでは無理。
頭部や口が写ったことで、よし、としましょう。

アオスジアゲハ

0924_29aosuji1 2017.9.24
庭の隅で2匹のアオスジアゲハが絡んでいました。
もともとアオスジアゲハの雌雄判別は難しいのですが、こんな状況で雌雄は判別できません。
翅がぶれて写っている手前の個体はオスでしょう。で、向こう側がメスで、交尾を求めているのか。
向こう側もオスで、縄張り争いをしているのか。さっぱりわかりません。
0924_29aosuji2
かなり激しいぶつかり合いでした。交尾拒否のメスをオスがしつこく追っているのかな。
大きなチョウが激しく絡むと、ぶつかる音がしそうです。
0924_29aosuji3
ひとしきり騒いだ後、一匹が飛び去りまして、残った一匹がランタナの花で吸蜜。
なんだか見ている方が緊張しちゃって、この状況になってほっとしました。
激しいものですねぇ。

2017年10月16日 (月)

イチモンジセセリ

0924_28itimonjiseseri 2017.9.24
何気ないスナップショット。後でPC画面で見て思わず噴き出してしまいました。
花粉だらけではないですか。どこに潜り込んだのかなぁ。ばれちゃったぞ。
口のまわりにご飯粒がついたままでいると「おべんとつけてどこ行くの?」と親にはやされたものでしたっけね。
イチモンジセセリちゃん、おべんとつけてどこ行くの?

カラスウリ

0924_24karasuuri 2017.9.24
みごとな幾何学図形。これはクロウリハムシの仕業に違いない。

0926_29kurourihamusi 9.26
この時は”犯人”(犯虫)がそばにいました。知らんぷりしてそっぽを向いていましたが。

体をコンパスにして円を描く。
1点を中心として、自分の体長を半径としてまわりながら溝を掘った。
円の定義
「平面上で、一定点から等距離にある点の軌跡(集合)」
に見事に合致しています。

★私の話は脱線だらけ。
「すまんな、脱線だらけの授業で」「先生の授業は『脱線 命』」
うれしかったですね、ある授業での生徒ととの会話。

ところで、普通、円を描くには「コンパス」を使いますが、コンパスには別の意味もあることを意識しておいてください。

善悪のコンパス、磨こう 国連事務次長・中満泉さんに聞く(朝日新聞デジタル 2017年9月9日05時00分)
 国連事務次長(軍縮担当上級代表)の中満泉さん(54)は日本人女性として初めて国連の軍縮部門のトップに就きました。紛争地で平和活動に奮闘してきた一方、中学生と高校生の娘の母でもあります。近著「危機の現場に立つ」(講談社、税別1400円)では、「娘世代が将来を考える一助になれば」と自らの体験をつづっています。子どもたちへ伝えたい思いを聞きました。(聞き手・及川綾子)
 ・・・
 ――著書では「モラル・コンパス(倫理基準)」という言葉が出てきます。
 私たちの仕事は、人間の恐ろしく罪深いところを見せつけられます。逆に悲惨な状況下でも素晴らしい勇気を目の当たりにすることもある。ボスニア南部のモスタルでは、自らの危険を顧みず、亡くなった友人の妻と娘をかくまっていたクロアチア人の男性に出会った。こうした市井の人からコンパスのあり方を教わることも大きかったです。いじめの問題でも同じことが言えるのではないでしょうか。ものの善悪を本質的に考えてコンパスを磨いていく。頭で考えること、心の中で感じること。両方あると思います。
 ・・・

「モラル・コンパス(倫理基準)」というように注が入っていますので間違うことはないと思いますが、「基準」というよりは「羅針盤」ですよね。「モラルの羅針盤」でしょう。大海原を航海するには常に一定の方向を指し示してくれる羅針盤は絶対に必要なもの。混沌たる人間社会で生きていくには「モラルの羅針盤」が必要。眼差しを高く保持したいものです。
現実は理想とは異なりますが、理想なしには進むべき道も探せない。

①開閉する2本の脚からなる器具。
 ㋐一方の脚に針、他方に筆記具をつけた、主として円を描くのに用いる製図用の器具。ぶんまわし。円規。両脚規。和漢三才図会「根発子(コンハッス)」
 ㋑地図上の距離を測るなどする、2本の脚の先に針のある器具。ディバイダー。
羅針盤。方位磁針。本多利明、西域物語「船中第一の器を―といふ」
③(①が人の脚に似ることから)両脚の開き。歩幅ほはば。「彼は―が長い」
広辞苑第六版より引用

ヒメヒラタアブ@キョウチクトウ

0924_22himehirataabu1 2017.9.24
キョウチクトウの花の中へヒメヒラタアブが潜り込んでいました。
体が小さいのでずいぶん奥まで入り込めるようです。
0924_22himehirataabu2
出てきて休憩。
小さいけどちょっと注意していればよく見かけるアブです。

0926_9himehirataabu 9.26
ムラサキツユクサで。このアブのサイズがよくわかりますね。
「ヒラタ」アブという名前の由来もわかりますね。腹部がすごく平べったいんです。
この個体はオスかな。腹部の形の違いと、複眼がくっついているようなので、そう判断します。初めの2枚はメスです。

★ちょっと気になることがあるんですが
↓コレ
1004_3calendar
新聞販売店が毎月カレンダーをくれます。その9月のカレンダーに載っていた写真。
「日本の自然」写真コンテストの入賞作品です。コピーライトのことがありますので敢えてぼんやりと、中心部だけトリミングしてお目にかけます。
もし題名を付けるとしたら「花に来た〇〇」でしょうが。
〇〇のところ、ひょっとしてミツバチが来ている、と思っていはしまいか、と気にかかる。
これはアブ、ひょっとしてヒメヒラタアブではないか。
「花に来たアブ」だと、虫に詳しくない人は気持ち悪いと引いてしまって、受けが悪いかもしれないですね。
ミツバチといえばフレンドリーな感じがする。
ヒラタアブのハチへの擬態が功を奏するか。
ちょっとね。気になったのでした。
{こういう写真に「芸術的な」題名をつけることが多い。でもね、自然写真のコンテストなのですから、被写体が何であるのか、それをきちんと題名に入れることは大事だと私は思います。}

ヒャクニチソウ

0924_18hyakunitisou 2017.9.24
写真では判然としないのですが、中心付近と周辺部で、微妙に色合いが違うんです。
何度撮影しても、うまく表現できません。

0925_11hyakunitisou1 9.25
ほんの少し、、色合いの違いが識別できるかな。
ダリア咲きというのでしょうか、この咲き方は。
こってり豪華。
次々と咲く、という意味でも、花期が長いのですが、一輪ごとの個々の花もまた長く咲く。
電器屋さんのキャンペーンで頂いた種子から始めたのですが、ずいぶん楽しめます。

ツマグロヒョウモン

0923_13tumaguro 2017.9.23
2匹が別に争うでもない様子。
朝はまだ穏やかなんでしょう

0924_4tumaguro1 9.24
羽化したチョウを放す瞬間。
こういう姿、アゲハでもクロアゲハでも、かっこいいですよね。
「出る」と一言だけ言っている。私共は「はい」としか言いようがない。
威厳のある姿です。
0924_4tumaguro2
行ってしまいました。スゴ。

0925w_10tumaguro1 2017.9.25
この日も羽化後の放チョウ。
妻が自分の左手にとまったチョウを右手のカメラで撮影。
この直後に飛び立ったのですが
0925w_10tumaguro2
妻が反射的にレンズを向けてシャッターを切ったらこう写りました。
ぶれているのは仕方がないとして、翅をはばたき下ろした姿がみごとにとらえられています。
いい反射神経です。被写体をいつも画面中央でとらえる習慣になっていますので、無意識の反射的撮影でも被写体にレンズが向く。
おみごと。

カタツムリ

0923_3katatumuri1 2017.9.23
カタツムリにもいろいろな種類があるのですが、私には詳しいことはわかりません。
今年はかなりよく出会いましたね。嬉しいことです。
0923_3katatumuri2
何があったのか「首を伸ばしている」という感じの姿。
0923_8katatumuri
別の場所で。同じ種かな。

子どもの頃は大型のカタツムリもいましたが、あれはもう見ませんね。
小さくてもいいので、絶滅しないでね。

アゲハ放す

0923_1ageha1 2017.9.23
羽化したアゲハをケースから出して放したのですが。
一挙に飛び去りまして。
一瞬で電柱のてっぺんの高さまで。
0923_1ageha2
更に高く舞い飛んでいきました。
ちょっと小さ目ですけど鳥に負けない飛翔力ですね。
わぁわぁ騒ぐ夫婦です。

クロアゲハ

0922_30kuroageha 2017.9.22
プールでひと泳ぎ。30分で1000m。
帰ってきたら、門脇のルリマツリの花にクロアゲハが来ました。
あわててコンデジを出して撮影。何とか見られる写真はこれ一枚。
すぐ飛び去りました。
トカゲに行ってらっしゃいと見送られて出かけ、クロアゲハにおかえりなさいと出迎えられまして。
律儀な生き物たちじゃのう。

トカゲ

0922_29tokage 2017.9.22
プールへ泳ぎに行こうとガレージへ行ったら、出口にトカゲがいまして。
普段、トカゲは見つかるとすぐ逃げるのですが、このトカゲが逃げてくれない。
で、コンデジを引っ張り出して一枚撮ってから、
「危ないからね。あっちの方へ行っておくれ」
とトカゲの後ろにすり寄って、どいてくれるように促して、やっと安全なところへ追いやったのでした。
たまにはこういうこともある。

ナミハナアブか

0922_27abu 2017.9.22
高い位置・離れた場所、これ一枚しか撮れなかったのですが、ナミハナアブではないかと思うのですが。
シマハナアブという可能性もありますねぇ。
http://www.insects.jp/kon-abuhana.htm
ナミハナアブ

http://www.insects.jp/kon-abusimahana.htm
シマハナアブ

真横からしか撮れなかったのが痛い。
確信ナシ。

アサガオ

0922_25asagao 2017.9.22
庭の隅で申し訳ないことですが、変化朝顔を得るために大量に播いた種子からの花。
小振りなのですけれど、忘れんなよ、と自己主張。
6輪一挙に咲きました。低い位置でとにかく咲いちゃえ。
君たちの種子は無駄にしないからね。ちゃんと来年また播くよ。

2017年10月14日 (土)

気温急降下

1012_13kion
2枚のグラフを並べましたので、24時と0時が重なってしまいましたが「笑って許して♪」。
12日、最高気温は瞬間的に29.0℃が記録されています。
それ以降、下がりっぱなしで、13日は日付が変わった直後に最高気温が出て、日中はずっと15℃程度。14℃も下がっちゃあ、体にきつい。

今日13日はこの後どうなるかはわかりませんが、今のところ15.1℃が瞬間的に記録された以外はずっと14℃台、瞬間的には13℃台も出ています。
毛糸のベストでボディを温め、カーディガンを羽織って腕をカバーし。
寒い、といっていいですね。マイッタ。
寒さに負けて、例外的に土曜に書きました。

2017年10月13日 (金)

ハツユキカズラ

0922_22hatuyukikazura 2017.9.22
淡い色が絶妙。

1011_18hatuyukikazura 10.11
ほぼ意図通りに垂れてきました。うれしいですね。
この後どうなっていくか、面白そうだ。

ハナグモ

0922_18hanagumo 2017.9.22
ハナグモです。ヒャクニチソウの花だったかな。
花に来る昆虫を待ち伏せしています。
両手を開いたようなこの姿が、カニグモ科の特徴です。
腹部背面に模様があるのがポピュラーかもしれませんが、こういうのもいる、ということでご了解を。

ホウセンカ

0922_16housenka 2017.9.22
この頃ホウセンカの実を弾けさせて遊ぶということはしなくなりましたね。爺さんだもん。
子どもの頃はあれが面白くってね。弾けると痛いくらいの速さで種子が飛びだしてくる。
ずいぶん遊んだものです。子どもの成長に草遊びなんかも大事なことなんだろうと思うんですけどね。

↓弾ける瞬間の動画があります。
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005300391_00000

https://www.youtube.com/watch?v=iK3Hwb_Hhtc

モミジバルコウなど

0922_13momijibarukou 2017.9.22
モミジバルコウとキバナコスモス。白いのはフウセンカズラ。
蔓性のものたちが絡み合ってしまってすごいことになっています。
0922_17kouhaku
モミジバルコウとヤノネボンテンカ(+隠れて・ツユクサ)
ヤノネボンテンカは庭のはほぼ終わりましたが、この線路際の株はまだまだ咲く気らしい。
気温が低くなると、開ききれない・しぼみ切れない、というような状態になることもあるようですが、頑張っています。

オシロイバナ

0922_12osiroibana1 2017.9.22
電鉄会社の草刈りで大分ダメージを受けましたが、復活してきた部分もあります。
この花、なんだか普通のオシロイバナの花より「薄い」。色も厚みも。
ちょっとはかなげな雰囲気でした。
背景に白くぼやけているのはニチニチソウです。
0922_12osiroibana2
少しオレンジがかっています。あまり見かけない色です。
0922_12osiroibana3
この色の方をよく見る。
最盛期の花と少し違うかな。
早朝の楽しみです。

紫の花

0922_9murasaki 2017.9.22
上はアサガオ。とても小ぶりな花です。
下はムラサキツユクサ。
紫仲間として紹介したものの続きです。
道路側を向いているので撮りやすい。
0922_11bluesalvia
そばにブルーサルビアもありまして。
これは大部分が向こう向き(南向き)。上からやっと撮りました。
陽射しに偏りのある家ですので、思うようには顔を見せてくれないこともあります。
{ヒマワリを栽培すると、みんな後ろ向きに咲くんですよ~}

アサガオ2種

0922_6asagao1 2017.9.22
白髭咲きのアサガオとピンクのアサガオ。
0922_6asagao2
正面から。
門柱のところで毎朝咲いています。異種共存。
そろそろ花の時期が終わりに近いだろうと思いますが、一緒に頑張っていますよ。
白髭咲きの方が長く咲き続けるかな、と見ています。

オジギソウ

0921_38ojigisou1 2017.9.21
オジギソウが実をつくる季節に移行してきました。
0921_38ojigisou2
ほらね。丸い花と豆、なんとなくつながりが想像しづらいですが、こうなるのです。
花もまだいっぱいあります。足元がにぎやかで楽しい。

クロウリハムシ

0921_36kurourihamusi 2017.9.21
アスパラガスの緑のジャングルに迷い込んだクロウリハムシ。
アスパラガスを食べたかどうかは知りません。

0922_8kurourihamusi 9.22
デュランタの花にいたクロウリハムシ。
カラスウリとかカボチャにいるのは当たり前でしょうけれど、どうもクロウリハムシというのはデュランタも好むらしい。デュランタの葉や花でもよく見かけます。

アカエグリバ

0921_31ga 2017.9.21
妙なガを見ました。右が頭です、為念。

私の記憶ではヤガ科>キンウワバ亜科のウリキンウワバとかイチジクキンウワバというようなのを見たことがあると思います。形としてはそういうキンウワバに似てはいますが、模様がないんですね、今回出会ったのは。
ガは種類が多くてね、知らないガを探すのは大変です。一応「ヤガ科」で眺めていたら「アカエグリバ」というのが似ている気がしましたので、暫定的にその名前で掲載します。正直、自信は全くない。わかりやすい虫に来てほしいな。

http://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_akaeguriba.htm
ヤガ科 > エグリバ亜科    
アカエグリバ

http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Calpinae/Oraesia_excavata.html
アカエグリバ Oraesia excavata (Butler, 1878)
科:ヤガ科(Noctuidae) (エグリバ類)(Calpinae)
属:Oraesia Guenée, 1852
【幼虫食餌植物】 ツヅラフジ科:アオツヅラフジ(※KD)

2017年10月12日 (木)

10月11日の霧

★ルコウソウの花殻
1011_12rukousou 2016.10.11 7:45頃
塀際に置いた鉢。庭を斜めにかすってさしこんでくる朝陽が木々の葉の間から奇跡的にこの花殻だけを照らして輝かせていました。肉眼ではもっと輝きがあったのですが、写真ではうまく表現できませんでした。

★影
1011_15rukousou2 7:50頃
陽が射していましたよ、という証拠写真は他にはないか、と探したら、橋脚に影が写っている写真がありました。
朝の散歩時は、日が射していて、なおかつ湿度が高くて、ジトっとした感じでシャツが肌にへばりつくという感じはありました。

★さて昼の散歩時。あれ?今頃「霧」?
1011_22kiri1 12:25頃
踏切の方から電車が走ってきますが、視界が白く濁っていました。へぇ、朝はクリアだったと思うが。今?霧?珍しいな。肌はべとべと。
1011_22kiri2
霧中を走る黄色い電車。
この電車が蒲田へ向かうときは
1011_22kiri3
距離が近くて霧っぽくないので、黄色と黄色のコーディネーションにしてみました。

妙な日でした。湿度が高くて気持ち悪いからシャツを脱いでしまうと、なんだか肌寒い。空はどんより濁ってる。最高気温は23.4℃でした。前日の予報よりずいぶん低い。

★夕方のNスタの森田さんのN天
1011_33kiri1
朝7時半ころの羽田空港。へぇ!こんなに霧が出ていたのか。飛行機がかすんでますね。
1011_33kiri2
霧ともやの定義はこうなんだそうです。
ふ~ん。
羽田も大田区ですから、そう遠くはないけれど、7時半ごろにこんなに霧が出ていたとは。ほぼ同じ頃に家の近くでは日が射していて、昼に霧というかもやというかで霞んでいた。局地的にずいぶん違うものですね。風の影響なんかもあったんだろうな。あっちは海だし。
不思議な感じでした。
1011_33kiri3
東京・大手町での年間霧日数のグラフを紹介してくれました。
70年代の中ごろ以降、霧の日数ががた減りですね。明らかな傾向です。
原因は?
よくわかりませんが、都市化で地面からの湿気が上がらなくなって、乾燥しちゃったのかな。
ちゃんとした分析を聞きたいものです。

夏と秋が列島の上でせめぎ合っています。
体調を崩されませんように。

キマダラカメムシ幼虫

0921_29kimadarakamemusi1 2017.9.21
妻が、見慣れないカメムシがいた、と撮影してきました。
体の少し後ろ側にある黒い斑紋が目を惹いたそうです。
で、目を凝らすと、赤い斑点もある。
0921_29kimadarakamemusi2
少しぼやけたのが残念ですが、特徴はよくわかります。
0921_29kimadarakamemusi3
顔。
長いというか、大きいというか、特徴的な顔ですね。

妻は現場ではこれが「幼虫」であることには気づいていなかったようです。
写真をコピーしてPC上で私が眺めていたら、あ、これ終齢幼虫じゃないか、と気づきました。
「翅の芽」というのがあるので、そう判断できます。
そうなると幼虫図鑑が使える。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html
ここです。
トップページから、「縮小画像で検索」へ入りますと「カメムシの幼虫」というのがありますので、そこに入った。
ず~っとスクロールしていったら66番目にありました。
「キマダラカメムシ」でした。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kimadarakamemusi.html
↑これです。どうぞ。
このページは「Last modified: Aug 31, 2011」となっていて

名称       キマダラカメムシ(5齢幼虫)
分布       九州(山口県,広島県でも見られるようになったとか)
撮影場所    熊本県熊本市
撮影日付    2005/09/18
撮影者     kt

この時は、まだ中国地方までしか来ていなかったのかな。

●2017年、東京都大田区の南部で、私共としては初めて成虫を2回、幼虫を1回、視認しました。

どんどん北上しているのでしょうね。この辺りでももう繁殖しているようです。

↓私が成虫を見た2回の記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-3273.html
2017年8月 7日 (月) キマダラカメムシ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-3273.html
2017年9月 8日 (金) キマダラカメムシ

↓記事中でリンクした昆虫サイト。再度リンクします。写真多数。
http://www.insects.jp/kon-kamekimadara.htm
キマダラカメムシ

黒褐色で、黄色の小斑紋が散布されている。頭部から小楯板にかけて黄色の縦条がある。
サクラ、カキ、サルスベリ、ナンキンハゼなど、多くの樹木につき、とくに、公園や神社、街路樹などでよく見られる。
台湾~東南アジア原産の帰化種だが、近年、急速に分布を広げている。

アメンボ

0921_28amenbo1 2017.9.21
六郷用水の水路、妻の撮影。
アメンボがいる、と撮ったのだそうですが、交尾中だったことはその場では気づいていなかったようです。
0921_28amenbo2
水面に広がっていく波が面白いと撮影。アメンボの体からするとずいぶん大きな波ですね。
0921_28amenbo3
二つの波が重なったりして。物理の「波の干渉」教材に仕えそうですね。
0921_28amenbo4
右には2匹、交尾の前か後かはわかりませんが。左に一匹。
離れていても、波で状況を感じ取っているでしょうね。

★水面で生活するアメンボにとって、水面の波は重要な信号になります。
まず、アメンボは水面に落下した小昆虫の動きを「波」でとらえて捕獲します。で、体液を吸う。
また、交尾の時期には、オスが水面に波を立ててメスを誘います。
同じカメムシ目のセミは空気の振動=音が信号になりますが、アメンボでは水面の波なのですね。

↓NHKの動画。とてもわかりやすいので是非どうぞ。
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005402472_00000
アメンボ

・・・
アメンボは、水に落ちた昆虫の体液を吸って生きているのです。えさを探す時だけでなく、プロポーズをする時もアメンボは波を使います。雄は、波紋を起こして雌を呼び寄せます。
・・・

http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005401071_00000
オオアメンボの求愛

★カメムシ目のセミ、アメンボときましたが、カメムシ目のウンカも「振動」を求愛行動に使います。
植物体を叩いて振動を起こすのです。ずいぶん昔、NHKのラジオだったと思いますが、ウンカが茎を叩く振動をマイクで拾って放送したことがあった、と、ぼんやり記憶します。

↓ニッポニカの解説から引用します。
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%AB-35623
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
ウンカ

ウンカ類の多くの種は、セミと同様な発音器をもつ。トビイロウンカの観察によって、雄と雌の振動が、配偶行動の重要な信号の役割を果たしていることが知られた。雄は、独特のパターンの振動をし、それが植物体を通じて伝わる。雌はその振動に応答し腹部振動をする。雄は雌の振動を感受して、雌の存在する方向を知り、雄は振動(発振)しながら雌に接近して交尾に至る。これらの振動の反復回数は、同種では一定し、種類によって異なっている。したがって、種類間で混乱することはない。

アメリカザリガニ

0921_27zarigani 2017.9.21
六郷用水の水路にいたのを妻が撮影。
昔、子らと飼育したことがあって思い入れが深い。アメリカザリガニを見ると撮りたくなるようで。
今は、外来種として問題視されていますが。ザリガニ釣りなんかを経験することは悪くないという気もしますが。

1003_5zarigani 10.3
これも妻の撮影。

金魚を飼っていると、人の影に反応して餌がもらえると水面に出てきてパクパクしますよね。
あれと同様のことがザリガニでもあるんですよ。
体長1cmちょい位の稚ザリガニがね、人の影に反応して水草を上ってきて、水面近くで餌を「ちょうだい、ちょうだい」と、かわいいハサミを振ったんですね。あれには負ける、かわいいったらありゃしない。
昔の記憶です。

ツマグロヒョウモン

0921_24tumagurohyoumon1 2017.9.21
別にどうという写真ではありませんで。
キバナコスモスの黄色い花で蜜を吸うツマグロヒョウモンの前方に、青いツユクサの花があり、更にその先に深紅のルコウソウの花。
わ、黄、青、赤、3色だ!というだけのことです。きれいでしょ。
石がごろごろしているのは線路の礫です。
0921_24tumagurohyoumon2
美しい青い花を眺めながらおいしい蜜を吸っている、と、思い入れ過剰に。

キンケハラナガツチバチ

0921_23hati 2017.9.21
キンケハラナガツチバチでしょう。
ルリマツリの花に来ていましたが、この花はこのハチにはちょっと細くて深くないかな。
キバナコスモスでよく見かけます。その方が楽でしょう。

カエデ

0921_22kaede 2017.9.21
カエデの実の色が濃くなってきました。

1006_22kaede 10.6
同じ実です。実の色も濃くなってきましたが、背景の葉の色も変わってきましたね。
まだ紅葉とまではいきませんが、黄ばんできたことは確かです。
秋、深まりゆく。秋色が濃くなる、というのかな。

タマスダレ

0921_20tamasudare1 2017.9.21
ニラを見ていたらニラではない白い花が見えまして。
あれ?と思ったら、タマスダレですね。
0921_20tamasudare2
意識の視野を広げたら、結構あちこちに咲いていました。

葉がニラやノビルに似ていたり、塊茎があったりして、間違って食べてしまう中毒事故が時々出るようです。最近はあまり聞かないけど。
花が咲いていれば間違わないと思いますが、葉だけを見て食べたりしないでくださいね。

最近の食中毒事故は、ギョウジャニンニクと間違えてイヌサフランを食べてしまった、という事故ですね。くれぐれもご注意を。

ニラ

0921_19nira1 2017.9.21
線路柵の中の遠くばっかりズームで見ていたら
0921_19nira2
線路柵際にも来ていました。で、上から撮影。
ちゃんと見ていないものなんだなぁ、と改めて反省。
食べてもおいしいけど、花も可憐です。

ヒメヒラタアブ

0921_17himehirataabu 2017.9.21
キバナコスモスで。
こうくっきりと写ってくれると嬉しいですね。平均棍もくっきり。
前脚が手のように見えて可愛らしいしぐさ。
メスではないかと思います。

0922_20himehirataabu 9.22
今年はヒメヒラタアブを見ることが多かった。
ホソヒラタアブやクロヒラタアブはあまり見ていない気がします。
どうしたんだろう。

イチモンジセセリ

0921_16itimonjiseseri 2017.9.21
この光線は朝日です。低い陽射しを受けて、チョウも花も輝いていました。
ムラサキツユクサは花が小さい割にはオシベがしっかり立っていますので、メシベの付け根までの距離は長い。
朝、まだ体温も上がりきらないときの蜜はきっと特別のごちそうでしょう。

2017年10月11日 (水)

池上線

私の記事はいつも「時期外れ」。いえ、むしろ、流れから外れることが好きなんですけどね。
流れには乗りたくない、へそ曲がり爺さん。
さて、この話も時期外れ。

0922_14densha1 2017.9.22
電車に丸い「ステッカー」のようなもの。なんだろ?
0922_14densha2
過ぎ去っていくところももう一枚。
「90th 東急池上線」というのが読み取れますね。
調べてみたら、東急池上線の開通90周年記念だそうです。
池上線と多摩川線では車両が共有されてますから、多摩川線でも宣伝しながら走っているのですね。

http://www.tokyu.co.jp/company/news/list/Pid=2603.html;jsessionid=0319C129BD3CA33D2FC780CAB0257200

ニュースリリース
2017年9月06日
池上線沿線を活性化させる「生活名所」プロジェクトを開始!
~90周年特別イベント!10月9日(月・祝)、池上線を一日無料に~
東京急行電鉄株式会社

http://www.tokyu.co.jp/file/170906-2.pdf

引用の最後のURLからpdfファイルが読めます。企画の内容が詳しい。

そういえば、NHKでも「生活名所 池上線」とかいうのをやってましたっけね。
なんだか「下町情緒」みたいなことも言っていて、ちょっと困惑したのでした。
確かに、町工場もありますけど、池上・久が原ときたら「高級住宅地」のイメージも強いんだが。
アーケード商店街が今もありますが、それ「下町」?
ま、いいけどさ。

★で
1007denaha90th 10.7
イベント直前。

【Nコレ。】10月9日は東急池上線に!!無料&乗り放題
2017年10月07日 10時56分 TBS

 東急池上線が無料です。
 今週インターネットで話題になったキーワード「東急池上線+無料」。どんなニュースかというと、来週月曜日、この東急池上線が全線無料で乗り放題になるのです。東急池上線・開通90周年を記念して、全線が1日無料になる乗車券が配布されるのです。
 そして、この日にあわせて池上線沿線でお得なイベントが目白押しです。フリー乗車券を提示することで、洗足池のボートが20分間無料。
 「気持ちいいです。こんなスポットがあったんですね」
 そして、蒲田駅の近くでは、池上線の線路が一望できる見晴らしがいい都内唯一の屋上観覧車が、先着50人まで無料で楽しめます。
 そして、遊び疲れておなかが空いてきたら、戸越銀座商店街の対象のお店で、コロッケと交換できる引換券を先着300人に配布。ほかにも、銭湯で手ぬぐいプレゼントなど、沿線の魅力をお得に楽しむチャンスです。
 来週月曜日は、東急池上線が始発から終電まで1日中無料です。(07日09:57)

こんな記事もありました。

東急池上線、ブランド向上へ「全線無料の日」の試み(朝日新聞デジタル 2017年10月3日07時49分)
写真:東急池上線沿線の活性化のため、連携を誓った東急電鉄の野本弘文社長(中央)と大田区の松原忠義区長(左)、品川区の浜野健区長=渋谷区
 ・・・
 池上線は、品川区と大田区にまたがる全長10・9キロの路線で、1928年に全線開通した。沿線には、目黒川の桜並木や戸越銀座商店街、池上本門寺などの有名なスポットから、町工場や緑豊かな住宅地がある。
 だが、東急電鉄が路線の認知度調査をしたところ、東横線が75・7%、田園都市線は74%だったのに対して、池上線は54・3%にとどまった。そこで同社は池上線のブランド力を上げるため、「生活名所 池上線」と名付け、沿線の見どころを紹介する冊子を作成。縁の無かった人にも乗ってもらおうと、無料で乗り放題の日を設けた。
 ・・・

ひょっとして「10.9km」と「10月9日」をかけましたか?
もちろん「10.9」と「とう・きゅう」は語呂合わせでしょ。
しかしなぁ、悩む。池上線の認知度が54.3%ですか?
東急多摩川線の認知度は一体どのくらいなんだろう?
今は消えた「目蒲線」より、今ある「東急多摩川線」のほうがきっと認知度が低いんじゃない?寂しいけど。
いつだったかな、タクシーに乗って「東急多摩川線の沼部駅近くまで」といったら、「多摩川線」を知らない運転手さんで、聞き返されたことがあったっけなぁ。悲しい。
池上線には西島三重子さんの「池上線」というロマンティックな歌があるけど。
「おおくぼ良太」さんの「目蒲線物語」では「あっても無くてもどうでもいい目蒲線」なんて歌われちゃって。多摩川線が切り離されて、目蒲線は消滅したし。
一時4両編成になったけど、結局3両編成に戻って。
もし「蒲蒲線」なんてできちゃって渋谷―羽田直行電車が走ったりして。それって絶対多摩川線の駅には止まれるサイズじゃないし。多摩川線利用者はどうなってしまうのでしょう???

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%AE%E9%BB%92%E8%92%B2%E7%94%B0%E9%9B%BB%E9%89%84

目黒蒲田電鉄
目黒蒲田電鉄株式会社は東京急行電鉄の前身の鉄道会社。姉妹会社であった(旧)東京横浜電鉄を吸収合併したのち名称を逆に(新)東京横浜電鉄と変更し、現在の東京急行電鉄へと発展した。
・・・

目蒲線は東急発祥の路線だったんだからさ、大事にしてほしかったよなぁ。東急さん。
東急多摩川線も大事にしてくださいね。

采咲きアサガオ

0921_12saizaki1 2017.9.21
何気なく撮影して、ふと思った。カメラを90度回転させて
0921_12saizaki2
擬人化したくなりません?
上品な紫色は、女性だな。
脚を軽く組んで。
「艶(つや)っぽい」というか。
「艶(なまめ)かしい」というか。
「婀娜(あだ)っぽい」なんて死語かな。
想像力が逞しすぎますかね。

とりあえず、咲こう

0920_15marubarukou 2017.9.20
マルバルコウですが。地面から何cmも出ていません。
今年の花からできた実が落ちて発芽した、のかな?
季節も押し迫ってきましたので、とにかく咲いてしまえ、という感じ。
結実までいけるかなぁ。心配ですが、生きている限り生きるんです。強い決意のようなものを感じます。

0921_7asagao 9.21
アサガオです。変化アサガオを得るためにたくさん種子を播きます。変化の出なかったアサガオも狭苦しいけど咲いてもらって、また種子を頂く。
シダより低い地面で咲いています。
植物、花、が「儚い」などというのは人の勝手な思い込み。しぶといものなんですよ。
生物は生命力の限りを生きるのです。
ヒトもまた同じ。

ハイビスカス

0920_14hibiscus 2017.9.20
「我が家の」と限定条件を付けて、そろそろハイビスカスの花の季節が終わりそう。

0927_9hibiscus 9.27
事実上、今季最後の花。

散歩しますと、まだ、咲いている場所もあります。10月になっても。
いろんな条件があるのでしょうね。

ヒガンバナ

0919_19higanbana 2017.9.19
ここのヒガンバナの花はそろそろおしまい。結実しません。
染色体が3倍体という奇数なので、生殖細胞が作れないのです。
↓参考
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1059
彼岸花に関する質問

0920_13higanbana 2017.9.20
花は「葉見ず」とかいうのですが。去年はこの写真のような時期に葉が出はじめて時期がオーバーラップしていました。
今年はどうも、花が先行して、葉が出る前に終わってしまうようです。

0925_9higanbana 9.25
葉が出はじめました。この葉たちは「花見ず」になりました。

1004_14higanbana 10.4
ぐんぐん伸びてきましたよ。

1009_19higanbana 10.9
茂ってきました。
これから冬場にこの辺りの太陽光線を独占できるわけです。
遮るものなし。
で、球根にたっぷり栄養を蓄えて来年に備える。
寒さを潜り抜けると花芽が成長し始めるようですよ。
↓参考
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1082
彼岸花はどうやって季節を知るのですか?

0929_28higanbana 9.29
線路際のご近所に白いヒガンバナがあったのですが、ちょっと遅れてしまって写真を撮りそこなった。
買い物に行った妻が別の場所で見つけて撮ってきてくれました。
赤い色素を作る酵素の遺伝子が変異して、色素を作れなくなったのでしょう。

紫の仲間

0920_9murasaki 2017.9.20
線路際。
アサガオとムラサキツユクサ。
色調は違いますが、紫仲間には違いない。
友だちだね、と撮影。
{演出は一切なし。自分たちでこうなっていました。}

ルコウソウ

0921_11rukousou1 2017.9.21
行灯仕立て、というのかな、ルコウソウとアサガオの。
いっぱい咲いてくれます。
0921_11rukousou2
てっぺん付近。
これが結実しますと
1007_8rukousou 10.7
見てください、こんなに立派な実がいっぱい。
仕合わせ、というのはこういうことでしょう。
佳い姿を見せてもらえてありがとう。

カンナ

0920_4canna1 2017.9.20
咲きそう。
0920_4canna2
更に下にも。

0921_8canna1 9.21
咲いた!
細身の花ですので、こってり感は少ないのですが、色が鮮烈。
0921_8canna2
こちらも変化してますね。
庭に出るのが楽しみです。

おいしい蜜

0919_20tumagurohyoumon 2017.9.19
ツマグロヒョウモンがキバナコスモスで吸蜜。
0919_24tumagurohyoumon
ニチニチソウにとまって蜜を探しているようですが、この花、人間の目にはあまり蜜がたっぷりあるとは思えないけどな。

0919_21itimonjiseseri
イチモンジセセリ@キバナコスモス。
この顔、見てくださいな。
見ている側が仕合わせ気分になりませんか。

0919_22aosujiageha
デュランタに来たアオスジアゲハ。ボケてしまってすみません。
デュランタはずいぶん昆虫に好まれます。
0919_23kumabati1
デュランタに来たクマバチですが、しがみついているのは花そのものというより、花殻です。
0919_23kumabati2
花殻の外側から破壊的に蜜を吸おうとしている。パワーがありますからね。

花が咲いている時に、これをやると盗蜜といいます。
↓wikiから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%97%E8%9C%9C

盗蜜(とうみつ、英語:nectar robbing)とは、昆虫や鳥などの動物が受粉を行わず花蜜のみを奪うこと。

ここに

盗蜜しているクマバチ
花の下部に食いつき、花粉に触れずに蜜集めをしている。

こういう写真もあります。
しかしまあ、上の写真では花はもう終わっていますから。
なんというか「残り物に福あり」とでも呟きながら蜜を吸っているでしょうか。
おいしかったでしょ。

ウスミドリナミシャク

0919_17usumidorinamisyaku 2017.9.19
ドアにとまっていました。
前脚の格好が不思議ですね。
シャクガの仲間だよなぁ、とは思いましたが、名前は知らない。
一所懸命調べて発見↓。ウスミドリナミシャクのようです。
http://www.jpmoth.org/Geometridae/Larentiinae/Episteira_nigrilinearia_nigrilinearia.html
ウスミドリナミシャク Episteira nigrilinearia nigrilinearia (Leech, 1897)

科:シャクガ科(Geometridae) ナミシャク亜科(Larentiinae)
【幼虫食餌植物】 マキ科:イヌマキ

食草は庭にはない。どこかで成虫になって飛来したのでしょう。
珍しい昆虫は苦手ジャ。いつも見る昆虫の普段の姿でいいよ。

★シャクガ科の「Geometridae」って「geometry」ですよね。多分ギリシャ語由来。(γεωμετρία)
ナイル川が氾濫するたびに、土地(geo)を測量した(metry)とかいう話は有名。
日本語の「尺取り」と対応しますね。

しゃくとり‐むし【尺取虫】
シャクガ科のガの幼虫の総称。体は円筒形。枝や葉を食害。歩く時屈伸するさまが指で尺をとるのに似るのでこの名がある。クワエダシャクは代表的なもの。えだしゃくとり。おぎむし。寸取虫。杖突虫。
広辞苑第六版より引用

★ずれますが:「土瓶落とし」という別名もあります。大型のシャクトリムシが枝に擬態しているところに、うっかり土瓶をかけると、落っこちて割れる、という由来です。

2017年10月10日 (火)

イエユウレイグモ

0919_15yuureigumo 2017.9.19
毎年家の中のどこかで見かける「幽霊」さん。
今年は洗面台の壁側の隙間にいます。

1006_14yuureigumo 10.6
ずっと同じ場所にいます。
何を食べているんだろう?と妻と話します。
こんな場所に小昆虫が飛んで来るか?
でも、毎年見かけるのですから、孵化して成長して、交尾して、産卵しているんでしょうね。
でなきゃ家の中で見かけるわけがない。
ゴキブリの幼虫にしたって、ほんの小さな時期のものしか食べられないんじゃないか?
小さなハエがそうそういるわけでもなし。
不思議です。
よっぽど省エネな生き方なんでしょうね。一生に数えるほどの餌を食べられれば何とか生きて繁殖していけるのかもしれない。霞でも食べるのかなぁ。ユウレイだもんなぁ。

普通の昆虫はもっとエネルギーを必要としていますけどね。
クモ類は昆虫より省エネな生き物なのかな。

★現代化学 2017年10月号、57ページ
「マダニ媒介性の新興感染症 ――重症熱性血小板減少症候群――」 山地佳代子、嘉糠洋陸
この記事でびっくりするような記述を読みました。重症熱性血小板減少症候群=SFTSについての記事です。

マダニは、動物の血液を唯一の栄養源とする。その生活環を完結させるためには、生涯で3回(幼ダニ・若ダニ・成ダニの時期)の吸血が必要となる。

えっ、生涯で3回の食事?なんということでしょう。
文章の意味を読み違えていないと思うのですが。とんでもないですね。
一生に3回の吸血で生活環が完結できる。
毎日3食のヒトというエネルギー浪費型動物から見たら、仙人というか、何というか。
かなりのショックを覚えました。そういう生物もいるんだなぁ。

シロオビノメイガ

0919_12siroobinomeiga 2017.9.19
先日、撮影しづらいガだ、と書きましたが、幸運は続く。
ルリマツリのしぼみかかった花にぶら下がっているのを見かけました。
朝、7時半過ぎ、まだ気温が低くて活動性も低下していて、撮影しやすくなっているのですね。
秋だな。

ニラ

0919_10nira1 2017.9.19
線路柵内のちょっと遠い所に白い花。
ん?なんだったっけ。そうかニラか。{頭の中でハナニラと混乱してましたね}
0919_10nira2
もうアリが来てます。さすが。
0919_10nira3
一つの「袋」から花が複数顔をだす。
0919_10nira4
こんなにいっぱい。
ニラというと食用を考えますが、花も美しい。お楽しみください。

八重ヤマブキ

0919_2yamabuki1 2017.9.19
季節外れ気味に咲きましたが、ボリューム感を増しています。
何か、黒い「点」がある。
0919_2yamabuki2
小さなハチですね。種はわかりませんが。
わかんないもののせんなよ、スンマセン、わかんないものだらけです。

ホシホウジャク・イチモンジセセリ

0918hiru_7hosihoujaku1 2017.9.18
ルリマツリの花にきたホシホウジャク。完全に体を浮かせたまま口を伸ばしてチョンと蜜を吸っては移動する。写真を撮るのが大変なんです、このガは。
0918hiru_7hosihoujaku2
飛んでいる時のこの翅の色が特徴的。
とまっている時には見えなくて、地味で、樹皮にまぎれます。
幼虫はヘクソカズラなどを食草にするようで、我が家付近に現れても、ま、当然か。

一応、念のため。これはスズメガ科のガです。ホウジャクは「蜂雀」と書きます。たまに、ハチドリの仲間か、と間違われることもあるとか。昆虫、ガ、です。

0918hiru_8itimonjiseseri
イチモンジセセリ
これはガというよりは、チョウ、です。茶色いものですからガじゃないか、と警戒する方もいらっしゃるとか。(ガとチョウは、基本的には区別しません。)
顔のかわいらしさに気づいてしまうと、ファンになりますよ。

アオスジアゲハ

0918hiru_4aosujiageha1 2017.9.18
目の前のランタナの花へ割り込むように飛来したアオスジアゲハ。
じっとはしてくれませんでしたが、なかなか良いショットをくれましたよ。
0918hiru_4aosujiageha2
翅が傷んでいます。鳥に襲われたのでしょう。
体と後翅はほぼ静止、前翅が動いています。動きのある画像になりました。

稔り

0916_19ine3 2017.9.16
これ我が家の青天の霹靂です。

先日10月4日でしたか、青森で今年の新米の初出荷式がありましたね。
県知事さんは
「粘りだけでなく、キレとさっぱりしたおいしさがある特長を打ち出していく」
と説明したそうです。
実は私、「もちもち感」というのがあまり好みではない。「仏壇に供えたご飯のおさがりのような感じ」というのが好きでして、さっぱりした方が好きなんですね。変な爺さん。
人工衛星からのリモートセンシングという技術で「収穫適期マップ」というのを作って、一番よい時期に収穫する、という取り組みをしているそうです。確か、去年からだったような記憶がありますが。

ツマグロキンバエ

0916_11tumagurokinbae 2017.9.16
ルリマツリの花に来たツマグロキンバエ。
ツマグロというのは「褄黒」で、翅の先端部が黒いのですが、この写真ではよくわかりませんね。
このハエの特徴として、ツマグロのほかに、複眼の縞模様と口があるのですが、口の様子しか見えなくって、ザンネン。
0924_21tumagurokinbae
この口の様子が特徴的。象さんの鼻というか、掃除機のホースというか、横から見てこうなっていればすぐわかります。幼虫は動物の死骸などを食べるけれど、成虫は花にしか来ません。
さして不潔なわけじゃなし。毛嫌いしないでくださいね。

ブルーサルビア

0916_10bluesalvia 2017.9.16
草丈は低いのですが、花は濃い。
しっかりとシソ科の顔をしています。
線路柵にもたれて、上から眺めます。あまりチョウは見かけませんが、アブなんかが来ているかな。

アサガオ

0916_10asagao1 2017.9.16
色の取り合わせを楽しんでください。赤いのはルコウソウです。
先日、線路際で夫婦二人で花や虫の写真を撮って騒いでおりましたら、通りがかったご婦人に、話しかけられまして、しばらく花の話をしました。そのとき「ルコウソウ」も話題になり、どういう字か、と尋ねられたのですが、煩雑な字でしたね確か、私、書けません、としか答えられませんでした。
縷紅草
こうです。
名前は知っていたけれど、実物との対応がついてよかった、とおっしゃっていただきまして、嬉しかった。
0916_10asagao2
三兄弟。よく見ると、微妙に違うんだなぁ。花にもそれぞれ個性があるんですね。
0916_17asagaomi1
わぁ、星が出た!と私が騒いで、妻も笑っていました。
0916_17asagaomi2
稔りというものはいいものですね。ここに次の世代の「いのち」が詰まっています。

0919_13asagao1 9.19
色にジェンダーを見るのはよくないことかもしれませんが、これは「姉妹」と表現したくなります。
0919_13asagao2
下の方を見てください。小さな花があります。これは上の大型の花とは別株です。
大型の花の葉は典型的なアサガオの葉。下の花の葉は斑入りです。何か、遺伝子上の変異があるのでしょう。
0919_13asagao3
アップしてみました。小さいけど、頑張る。
うれしいな。

2017年10月 6日 (金)

アサガオ

0916_1asagao 2017.9.16
大きさも姿もちょっと違う花が咲きました。
右の花が普通の親木タイプの花。八重咲き遺伝子を持っているかもしれませんけれど、顕在化していない。
左の花はどういう具合なのかな。直径2cmくらいかな、小さいし、切れ込みの具合が違うし。
かわいいんですよ。不思議だな。

スイフヨウ

0915_43suihuyou1521_1 2017.9.15
奥がスイフヨウ、手前にぼかしたのはフヨウです。
0915_43suihuyou1521_2
この淡い色をお楽しみください。
0915_45suihuyou1525_1
その日の天候・気温で色の変化の速さが異なります。
雨だったり、気温が低いと色がなかなか濃くなりません。
0915_45suihuyou1525_2
明日咲くつぼみ。
風情豊かな姿。
ヒメイトカメムシが来ていますが、虫好きの私にはさして邪魔には見えません。みんな一緒に生きているのです。

カンナ

0915_42kanna 2017.9.15
前にも悩みながら載せました。
この葉はカンナですよね。
花がカンナっぽくないなぁ。
下丸子駅前のフラワーポッドです。

モンシロチョウ

0915_39monsirotyou1 2017.9.15
2匹のモンシロチョウが空中で絡み合っていました。
0915_39monsirotyou2
かなり激しい動きでした。
これが雌雄なのか、雄雄なのか、よくわからないのですけれど。
やっぱり雌雄かな。

メスがとまっているところへオスが来た場合は「交尾拒否」という姿勢を取ることがあります。
メスが腹をギュッと上へ曲げると、オスは交尾に入れない。
飛びながら絡んでいるのでは、この2匹の状態はわかりませんでした。

デュランタ

0915_35duranta 2017.9.15
実が熟してきました。
指先でつまんでみると、すごく硬いです。
これを割って種子を見る、というのはちょっと躊躇します。
いいや、熟した実を見て満足しましょう。

シロオビノメイガ

0915_33siroobinomeiga 2017.9.15
白帯野螟蛾です。
よく見かけるのですが、撮影しづらいガです。
とまっていることに気付かずに接近してしまって飛び立たせてしまう。飛んでいった先を目で追う。またとまる。
そのとまる場所がね、葉の裏、ということが多いのです。
表に移動してほしいな、と接近するとまた飛んで裏に入ってしまう。
厄介な被写体です。
この時は、たまたま葉の表にいるところを遠くから気づいて、あまり接近せずにズームで撮影できました。
この画像の撮影後、欲をかいて接近しようとしたらすぐに気づかれて飛んでいって裏へ入ってしまいました。

http://www.jpmoth.org/Crambidae/Pyraustinae/Spoladea_recurvalis.html
シロオビノメイガ Spoladea recurvalis (Fabricius, 1775)
科:ツトガ科(Crambidae) >ノメイガ亜科(Pyraustinae)

ウラナミシジミ

0915_37uranamisijimi1 2017.9.15
久しぶりに見たウラナミシジミ。
0915_37uranamisijimi2
後翅の後端部の模様は、眼への擬態だといいます。
更に尾状突起が触角に見えて、鳥がこのチョウの前後を間違えるのだそうです。
鳥はチョウの頭を攻撃しようとしますが、そこはこのチョウにとって後端部。ですから間一髪で攻撃を逃れる可能性が大きくなるのです。
翅をかじられても、とにかくぎりぎり逃げおおせられればビーク・マークで済むわけですね。
そういう戦略です。

ウラナミシジミは南のチョウで、北上中とは聞きますが、東京での状況はどうなんでしょうね。
どんなステージでも越冬できないかもしれません。夏の間に北上はするものの、繁殖はできずに終わる。でも、何かの拍子に繁殖できるような条件が生ずれば生息範囲が拡大するということになる。そういう壮大な拡散戦略の途上かもしれません。

ツマグロヒョウモン

0915_32tumagurohyoumon 2017.9.15
庭で休憩中のツマグロヒョウモンのオス。
翅が傷んでいます。鳥に突かれたかな。
こういう傷を「ビーク・マーク」というのだそうです。

beak
►n くちばし,嘴 (bill);くちばし状のもの,嘴部(しぶ);《昆虫の》長い吻(ふん),《カメなどの》口先;《口》 鼻,《特に》大きな鼻,かぎ鼻;笛の口;《水差しの》注ぎ口,飲み口;〔建〕 水切り,突出部;〔植〕 《花冠先端などが筒状に伸びた》くちばし状部[突起];〔化〕 《レトルトの》導管;《昔の戦艦のへさきに突出した》衝角.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

嘴の跡ということでしょうね。
余分なこと。「注ぎ口」というのがありますね。「嘴」に見立ててのことでしょう。

beaker
{名詞}(化学実験用の)ビーカー;広口の大コップ,大杯.
パーソナル英和辞典より引用

科学で使う「ビーカー」はこういう言葉なのです。

閑話休題。
0915_38tumagurohyoumon1
外へ出たら、線路柵の中で交尾中のカップルがいました。上がメスですね。
0915_38tumagurohyoumon2
ここでは左がメス。
オスは精子を渡すだけですが、メスは栄養を持たせた卵を作らなければならない。
0915_38tumagurohyoumon3
見ていたら、交尾飛翔をして線路の近くへ移動。メスがオスをぶら下げたと思います。
電車に轢かれるということはありません。
さて、家の周辺にはスミレの仲間がいっぱいありますが、また幼虫が現れるんだろうな。
うれしいゾ。

ジョロウグモ幼体

0915_29jorougumo1 2017.9.15
我が家のジョロウグモ。狭いですからね庭が。
体が大きくなると広い空間が必要。ということでしょう、一定の場所にいられないようで、すぐまたどこかへ行ってしまう。
広々とした空間が提供できません。
0915_29jorougumo2
体だけトリミング。
成体とはかなり感じが違います。
これから昆虫は減るんですけどね。大丈夫かい。

ホトトギス

0915_10hototogisu 2017.9.15
ホトトギスのつぼみができてきました。

0924_11hototogisu 9.24
開花も間近。

0925_3hototogisu 9.25
弾けそうですね。

0926_5hototogisu1 9.26
咲いた。
6本のオシベは見えますが、メシベがはっきりしないのでトリミング
0926_5hototogisu2
こうなります。
いかにも花粉がくっつきそうですが、結実しませんね、我が家の品種は。
これからもしばらく追跡します。

2017年10月 5日 (木)

イチモンジセセリ

0915_27itimonjiseseri 2017.9.15
ヒャクニチソウで。まだ咲き始めの花です。
顔がかわいい。
もちろん、ヒトのように顔自体が変化してつくる表情というものはない。
でも、変化のない能面が光線や角度でいろんな表情を表すでしょ、あんなものです。
チョウと向き合って、蜜を吸っていたり、休息していたり、体温を上げていたり、その時々の状況と、見るアングルで、顔に「表情」を読んでしまうのです。
どうみても上の写真、「おいしいよ」といっているようですよね。

0915_31itimonjiseseri
ランタナで。
今、探りをいれているところかな。
ある種の「努力感」があるでしょ。
「おいしい蜜はないかな」と。
昆虫の「顔」というものも、なかなか味わい深いものなのです。

スイレン頑張る

0915_25suiren 2017.9.15
水中につぼみが見えて、だんだん水面に近づいてきて、顔を出して、開閉運動を繰り返しながら3日くらい咲く。

0918hiru_1suiren 9.18
複数の花が同時に咲くということは今年はなかったですが、次々に咲く。
そろそろシーズンが終わるかな、と見ていますが、清楚で素敵。
楽しいですよ。

ジョロウグモ

0915_24jorougumo 2017.9.15
散策路の向こう側。広い空間に巣を張ったジョロウグモ。
去年もこの近くで巣を張ったジョロウグモの写真を妻が継続的に撮ってくれましたっけ。
こういう場所なら、人が巣を破壊することも少ないし、安定したいい場所だと思います。

スズメバチ

0915_23suzumebati 2017.9.15
六郷用水跡の水路で妻が撮影してきました。
スズメバチが水を飲んでいます。
スズメバチの種までは判定しかねます。
水面に丸い波が立っていますね。スズメバチが水面を叩くようにして水を飲んでいるのでしょう。
ずいぶん大きく広がっていますから、水面を叩く力も相当に大きいものと思えます。
体を冷やすために飲んでいるのか、巣へ水を持ち帰って、巣にかけて濡らし、蒸発熱で巣を冷やすという目的なのか。
そこまではよくわかりません。
スズメバチや大型のアシナガバチが吸水するのは結構よく見ることです。

仲良し

0915_17siroihana 2017.9.15
線路際で。白い花が二つ並んで咲いていました。
別に私が引き寄せて並べたというわけではありません。
自発的に並んでいた。
きれいだね、とパチリ。
左は白髭咲きのアサガオ、つぼみも見えます。
右はヤノネボンテンカ。うっすらピンクです。裏側には赤い脈が走っています。花の上につぼみもあります。
この線路際のヤノネボンテンカがすごく元気で、次々と花を咲かせています。佳い花ですね。

クサギカメムシ

0915_9kusagikamemusi 2017.9.15
ミズヒキがカメムシに人気。でも茎が細い。
「しがみつく」という感じですね。脚を組んでますよ。
このカメムシ、腹側しか見られなかったのですが、状況的にクサギカメムシの幼虫だろうと思います。
ハリカメムシなんかも来ているようです。写真は非常に撮りにくい。

スイフヨウにて

0915_6suihuyou_itokamemusi 2017.9.15
ヒメイトカメムシでしょう。脚の模様がはっきりとは見えていませんが。
やっぱりフヨウからスイフヨウへ移りましたね。
この写真、ベランダから見おろしながらズームで撮ったもの。撮影時は花しか見えていませんでした。
PC画面で見たら、ヒメイトカメムシが写っていたのです。
3mくらいは離れたところから、体長3、4mm位の虫が写るんですからすごいものですね。驚きました。
0915_16suihuyou2
庭へ降りて見上げたら、スイフヨウの花と重なる角度でオンブバッタがいましたのですぐ一枚。よくよく見たら、暗かったのですがクサギカメムシの幼虫がいました。
そちらへファインダーを向けると
0915_16suihuyou3
こうなりました。暗いところで測光していますので、背景の白い花はとんでしまった。
ま、虫が撮れたからいいとして。写真は難しいや。

クマバチ

0914_28kumabati 2017.9.14
デュランタの花にきたクマバチ。体重のせいで枝が下へしなります。
どうも、クマバチというのはどこか「可笑味」があるといいますか。大きな図体で花を抱え込む姿が楽しい。
そういう意味では、タチアオイの大きな花に潜り込んで花粉のシャワーを撒き散らす姿はクマバチらしいともいえますが。
どういうわけか今年はその姿を見なかった。代わりに、小型の花でよく見かけました。

キョウチクトウ

0914_17kyoutikutou1 2017.9.14
キョウチクトウが咲きました。
0914_17kyoutikutou2
まだつぼみもあります。
花期は6月から9月といいますので、今咲いてもいいんですけど。
我が家的には、ちょっとタイミングがいつもと違う。
もう咲き終わったと思っておりましたのに。
頑張ってね。

フヨウ

0914_8huyou 2017.9.14
だんだんと残りのつぼみが少なくなってきました。もうすぐ今シーズンが終わりそう。

0915_26rurimarunomihamusi1 9.15
あれ?ルリマルノミハムシがフヨウの花弁を食べている。
現場を押さえました。
↓下の記事でアサガオの花弁に穴を開けたのは誰だろう?ルリマルノミハムシか、と疑いをかけましたが。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-d521.html
2017年9月15日 (金) ルリマルノミハムシ@アサガオ

画面左側、花弁に穴が開いているのですが。
犯人は誰だろう?
ルリマルノミハムシの成虫は蜜や花粉を食べると聞いています。幼虫は葉を齧るとか。
となると、この穴の責任者として右の成虫を疑うのはマズイかな。

0915_26rurimarunomihamusi2
画面左の方にも穴が開いています。この穴はきっと右に写っているこの虫の仕業に違いない。
単に穴を開けるだけではなくて、花弁の表面を薄く削いだ、という感じもします。

結論:ルリマルノミハムシの成虫は、花弁を食べることがあります。

2017年10月 4日 (水)

イチモンジセセリ

0914_24itimonjiseseri 2017.9.14
おいしそうにランタナの蜜を吸うイチモンジセセリ。
どうもね、イチモンジセセリがかわいくってしょうがないのです、私。
ランタナの他に、デュランタでもよく見ます。
キバナコスモスでは見かける頻度は低い。
好みがあるんですね、種によって。
チョウの味覚がどのようなものか、わかりませんが。

キキョウ

0913_20kikyou 2017.9.13
オンブバッタかアオドウガネか、誰かが花弁を食べてしまいました。
でも蕊は食べなかったようです。アリが蜜に集まっています。

0914_29kikyou 9.14
オシベが終わって、メシベの柱頭が全開。
花としての能力を失ってはいませんでした。
しぶとく、タフなものです。

ツマグロヒョウモン

0914_15tumaguro1 2017.9.14
この季節、ツマグロヒョウモンはキバナコスモスが大好きです。
蜜の味のせいか、花の色のせいか。
0914_15tumaguro2
飛び上がろうとする瞬間がたまたま写りました。
ダイナミックですね。

0914_19tumaguro2
この日羽化した成虫を放した時の写真。
妻の左手にとまりました。
この瞬間を私の側から撮ると
0914_19tumaguro3
こうなります。
くすぐったいような手乗り、至福の瞬間、ですね。
どういうわけか
0914_19tumaguro4
こうなりまして。これでは妻のカメラには写らない。
そうしてこの後、飛び去ったのでした。
チョウとの交流があったような気がしてしまうのは、行き過ぎですか?
でもそんな気がしてしまうんですよ。

ニチニチソウ

0914_14nitinitisou 2017.9.14
並んで咲いているニチニチソウ。
もちろん別株ですが。
色といい、花弁の形といい、ずいぶん違うものですね。
単純な花のように思っていましたが、2年目の今年、だんだん花の様子が見えてきました。

八重ヤマブキ

0914_7yamabuki 2017.9.14
先日、この花を撮ろうとした妻の眼前にイチモンジセセリが飛び込んできた、という話は書きました。
その花です。9月の中頃にこってりとした花。多分これで終わりだろうと思いますが。

0915_4tumagurohyoumon 9.15
朝、アサガオやスイフヨウを見ようと庭に出たら、ヤマブキの花の下にツマグロヒョウモン。
体温が下がっているんですよね。じっとぶら下がっていました。
そ~っとそばを抜けて、スイフヨウの花を見て、また、そ~っと戻ってきました。
体が温まってくれば飛び去ります。

采咲きアサガオ

0914_1saizaki 2017.9.14
すらっとしたこの姿、普通のアサガオの姿ではないですが、これはこれで美しい。すごく気に入っています。
花の脇につぼみも見えています。
10月に入った今も、かなり咲くのです。
タフですね。今年は嬉しい年になりました。
いろんなアサガオたちが、美を競ってくれます。

0913_19ine 2017.9.13
ベランダのミニ田んぼ。
スズメさんに、入ってこないでね、とネットを張ってCDぶら下げておいたら、やはり入りにくかったようでした。
案山子を名乗る私ですが、爺さんが朝晩顔を出すくらいでは効き目がない。
大分みのってきましたね。

0916_2ine 9.16
ここまでくればいいでしょう。
妻は鎌ならぬ鋏で「稲刈り」をしました。
0916_19ine1
稲架(はさ)掛けするほどのものでもなし。
妻の工夫。六角柱の紙筒に入れて、玄関に飾りました。
稔りの神様に御礼申し上げます。
0916_19ine2
佳い色です。来年もまた。

スイフヨウ

0913_15suihuyou1 2017.9.13
スイフヨウのつぼみが開きかかっています。
0913_15suihuyou2
明日開花するつぼみです。

0914_4suihuyou0802_1 9.14
朝8時頃。真っ白、こってり。すごいボリューム感。
0914_4suihuyou0802_2
八重ですが、オシベとメシベはちゃんとある。いかにもアオイ科の形ですね。
0914_4suihuyou0802_3
翌日分も準備中。

0914_22suihuyou1218
昼12時15分を過ぎた頃。
うっすらとピンク色を帯びてきました。

0914_30suihuyou1348_1
1時50分頃。色が濃くなりました。
酔いが回ってきましたか。
0914_30suihuyou1348_2
翌日の花の準備も進んでいます。
あれ!
0914_30suihuyou1348_3
ヒメイトカメムシがいる!
フヨウの方でいっぱい見ました。その後フヨウの方では減って見かけなくなったので、もうヒメイトカメムシのシーズンも終わったか、と思っていましたが。スイフヨウに移動してきましたか。しぶといなぁ。

0914_31suihuyou1515
3時15分頃。
色も濃くなり、花の姿もまだ完全。

0914_33suihuyou1612
4時10分頃。色はさらに濃くなり、花も閉じ始めました。
0914_36suihuyou
明日のつぼみ。ここにはヒメイトカメムシは見えません。

0914_37suihuyou1759
夜の鳥羽口、6時頃。
ほぼ閉じきりました。

0915_1suihuyou0620_1 9.15
翌日。これでこの花の変化の経過をほぼたどり切りました。

去年は鉢植えで室内で観察しましたが、今年は地植えにしたので目の前、とはいきませんが、植物体としては勢いを増したようです。豪華な花です。毎朝が楽しみ。

オジギソウ

0913_14ojigisou1 2017.9.13
見ごたえがあるんですよ、ここまで咲き競うと。
この画面ではオジギソウが「時の流れ」を表してますね。
0913_14ojigisou3
前の写真では露出の関係ではっきりしなかったニチニチソウの色の変化。
開きかけの花ではピンクが多少濃さがあってわかります。
開くと、その色が薄まってしまって、ほとんど白。よ~く見ると、ほんのりピン化がかっているのかな、という程度。微妙な色彩です。

0914_2ojigisou 9.14
つぼみがあって、花があって、しぼんだ花があって。まもなく豆もできてきますね。
時が流れていく。オジギソウにも、私にも。

ルコウソウ

0913_9rukousou 2017.9.13
ルコウソウの花が裂けていました。
外力によって裂けたというより、接合部の形成不全じゃないか、という気もします。
0913_12rukousou1
二つ並んで。
0913_12rukousou2
アサガオの葉も一緒に入れて、二つ並んで・・・
あれ?左の花。
0913_12rukousou3
まあ時々あることで。
花としての生殖能力に影響はないように見えます。
つぼみの中で花を形成している時に、何かあったんでしょうね。どういうことがあったのかは私にはわかりませんけど。

0914_11rukousou 9.14
アサガオと一緒なものですから、この色の対比が楽しくって。
こういう混植も楽しいですよ。

2017年10月 3日 (火)

9月の東京の気温など

201709kion 気温
8月もずいぶん妙な感じの月でしたが、9月もまた、なんですよ。
初っ端、全然暑くなかったんです。
9月最初の週、2学期の始まり、こんな暑さで授業なんかやってられるかよ、というのが生徒も教師も同じ、本音。普通はね。
でも今年は最高気温が8月の最低気温の平年値を下回ったり。へんだったなぁ。
9月17日の最高気温は22.9℃。
9月18日の最高気温は33.3℃。
これ、ひどすぎますよ。体もだるくなります。重た~い気分。

201709heinensa 平年差
8月は低かったですね。
9月は乱高下。キブン、ワリィ。

201709situdo 湿度
徐々に下がりつつはあります。からっとした秋空の日は少なかった。

ところで。平年気温での話ですが。
9月 1日は29.9℃
9月30日は24.0℃
1カ月で約6℃も下がるんです。
最初のグラフの平年値の線を見てください。
立秋(8月7日)の頃に年間のピークを迎え、少しずつではありますが気温が下がり始める。まさしく「秋が立ち」ます。
そして9月にはいると、下降の傾きが大きくなる、どんどん気温が下がる、ということですね。
最低気温の方も似たような傾向ですが
9月 1日は22.3℃
9月30日は17.0℃
です。
5℃ちょい下がりますね。かなりのものです。

体調を崩されませんように、ご自愛ください。

ムラサキツユクサ

0913_8murasakituyukusa 2017.9.13
この季節にも咲くんでしたっけ。
5月ごろから咲いて高校生物の教材に都合の良い時期だ、という思いがありまして、今の時期を失念していました。
わっといっぱい咲くというのではないのですが、切れ目なく咲き続けています。

↓是非お読みください。
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3376
ムラサキツユクサ原形質流動について

ムラサキツユクサの雄しべの毛の細胞のゴルジ体は、光学顕微鏡では見えません。流動に乗って動いているのが光学顕微鏡で認められるのはミトコンドリアです。

https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=0298&target=number&key=0298
原形質流動の役割について

ヒガンバナ

0913_2higanbana1 2017.9.13
きれいです。ずいぶん広がった。
0913_2higanbana2
額縁効果を狙いましたが。だったらもっと凝るべきだったかな。
0913_2higanbana3
花のペースが早い。

0914_12higanbana1 9.14
額縁の中が全部咲いた。
0914_12higanbana2
どうしてもこういう、視界全部が真っ赤。というのを撮りたくなります。余りにも激しい赤なので。
これで実がなればいいのになぁ。

夕焼け

0912_3yuuyake1 2017.9.12
夕焼け。妻が庭で気づいて撮って、撮りにくいといってベランダに上がって撮ったり。
0912_3yuuyake2
ちょっと「濃い、こってりした」感じの迫力ある夕焼けでした。

0913_21yuuyake1 9.13
翌日の夕方。前の日の夕焼けより「あっさり」した感じでした。
0913_21yuuyake2
透明感がありました。雲の量とかが違うんでしょう。

日没の時間が早くなりましたね。
東京では10月1日の
日の出: 5:36
日の入:17:25
です。
東京で
日の出が一番早いのが、6.6~6.21の4:25
日の入が一番遅いのは、6.24~7.4の19:01
日の出はもう1時間も遅くなったし、日の入は1時間半も早くなりました。
秋の日は釣瓶落とし」なんていっても、釣瓶井戸を見たことのある人はもうほとんどいないんでしょうね、きっと。
私共の世代は、子どもの頃はまだ水道の普及率はそんなに高くなくて、井戸で生活した経験を持ちますが。

余分な思い出話:小学校に上がる前、間借りして住んでいたそのお家には水道がなくて井戸だけ。向かいのお家にはそのあたりでは珍しく水道があった。「おさむくんち」。上がりこんで「人生初めての水道」と出会って、栓をどっちへ回したら水が出て、どっちへ回したら水が止まるのかを知らなかった私。なんとなく水が出たのはいいけれど、止めようとして混乱をきたして、水がどんどん出る方へひねってしまった。じゃあじゃあ水が出る、止められない。パニックになったのでした。おばさんが来て止めてくれたので、もう、はずかしいやら、申し訳ないやら、ひたすら謝って帰ったのでした。
60年以上前の話です。

アサガオ

0911_5asagao 2017.9.11
色も違うし、大きさも違う。取り合わせがいい具合のバランス。
左は葉が斑入りです。右は実に標準的な葉。
今年も種子をいっぱい採りました。封筒にメモを書いてしまっています。
来年また面白い花がたくさん見られるといいな。

ひと言余分に:アサガオって、つくづく秋の花ですね。

ヤマトシジミ&クサギカメムシ

0911_3sijimikusagikamemusi 2017.9.11
マンリョウの葉に2種の昆虫。一枚に収めてみました。
左上はヤマトシジミ。右下はクサギカメムシの幼虫。
狭い庭ですが昆虫叢が濃い。手入れしすぎると生態系が貧弱になります。
エコだなんだと声高に叫ぶより、身近なところで生態系を復活させてほしいですね。

ネコジャラシ

0911_2nekojarasi 2017.9.11
周囲の緑はアスパラガスです。
日光を求めてネコジャラシ=エノコログサが高く伸びて、稔った。
猫の尻尾みたいになりまして、面白かったので一枚。
この状態ではもう水気がないですから、カメムシもいません。
実が熟す過程ではいろいろカメムシがくっついていましたけれど。

トックリバチ

0910_18tokkuribati 2017.9.10
フウセンカズラの花に顔を突っ込んでいたハチ。
トックリバチではないかと思いますが、実はトックリバチを実際に見るのは初めて。有名な「徳利」型の巣というのかな、も見たことはない。
イモムシを麻痺させてトックリの中にいれ、卵を産み付けて蓋をする。幼虫は芋虫を食べて成長する、という有名な話は充分に知っているのですが。
どこか家の近くにトックリがあるんでしょうかね。見たいな。

ヨウシュヤマゴボウ

0910_17yousyuyamagobou1 2017.9.10
色の変化が起こりません。
花や実の様子はヨウシュヤマゴボウだと思うんだけど。
0910_17yousyuyamagobou2
ハエが花を舐めているようです。甘いのでしょう。

ヒメジャノメ

0910_16himejanome 2017.9.10
このところ庭でよく見かけるヒメジャノメ。
多分下の記事↓のものと同じ個体でしょう。この記事の写真は9月8日のものですから。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-4046.html
2017年9月28日 (木) ヒメジャノメ
↑ここでは妻が頑張って翅を開いたところの写真を撮ってくれています。
ヒメジャノメが翅を開いたところって、考えてみるとあまり見たことがないんですね。
ぜひご覧ください。

ムシヒキアブ

0910_14musihikiabu 2017.9.10
遠くにいたアブをズームアップ。これ一枚。
ムシヒキアブ科であることはまず間違いないと思います。
で、私が知ってるムシヒキアブというと、シオヤアブとトラフムシヒキだけなんです。
トラフムシヒキでしょう、多分。
肉食性のアブで、他の小昆虫などを捕まえて食べます。

2017年10月 2日 (月)

ミズヒキ

0910_7mizuhiki1 2017.9.10
朝の庭のこの隅っこでミズヒキが茂っています。
肉眼的にはかなり華やかなのですが、写真に写らない。
0910_7mizuhiki2
暗い背景を選んでみました。
少しは実感に近いかな。
難しい被写体です。なにせ細長いのが入り乱れていますので。

ヤマトシジミ

0910_6yamatosijimi 2017.9.10
朝の散歩の楽しみの一つは、昆虫の休む姿。
体温が上がっていないので、じっとしています。ですから見つけづらいし、うっかり気づかずに接近して無理に飛ばしたりしては申し訳ないのですが、見つかれば、じっくり見られます。
真後ろから光を受けていますから、翅の脈の絶妙な凹凸がかすかに写ったりして。
これは昼間では無理です。

フヨウ

0910_4huyou1 2017.9.10
朝日に輝くフヨウの花を、裏側から透過光で。
0910_4huyou2
正面に回って反射光で。
朝の日差しはかなりのスピードで移動していきます。
花と光、二度と再現できませんので、はっと思ったらその瞬間に撮るしかない。
一回りしてきてから、なんて考えたら、もうダメです。
楽しい毎日です。

ホウセンカ

0909_22housenka 2017.9.9
花の姿としては少し乱れ気味ですが。
今年咲き始めているホウセンカは、花の色がすごい。「濃い」なあ。

0910_5housenka1 9.10
この色の花が塊りになって咲いたらきっと迫力ありますね。

オンブバッタ

0909_21onbubatta 2017.9.9
この間、羽化を見たあの個体かもしれません。
フェアリーアイの秋色の花をかじってました。
ダメでしょ、君は緑の野菜を食べなさい、と、つまんで草の中に放しておきましたが。
どうしてるかな。
緑の野菜よりエディブルフラワーの方がおいしかったのにな、と恨まれているかもしれません。

クロアゲハ

0909_20kuroageha1 2017.9.9
ランタナに飛来したクロアゲハ。輝いています。目の前にこれが来ると興奮します。
0909_20kuroageha2
前翅が激しく動いてるのがわかります。
0909_20kuroageha3
体を高く保持した状態で蜜探し。
0909_20kuroageha4
前傾して口を花の奥へぐんと挿し込みました。

実はこの画像、高速連写で撮影したものですが、これをウィンドウズ・フォト・ビュワーで見ながら次々と先へ送ると、コマ送りマンガのように、アゲハが体を前へ倒しながら口を挿入していく様子が動的に見えるのです。ブログ上で再現できなくて申し訳ありません。

ハチinスイレン

0909_16suiren 2017.9.9
足元のスイレンの鉢を見たら、花の中に虫がいる。
ハチですね。ハエじゃない。
「目(モク)」レベルでしか識別できませんでした。
なんかな、コバチの仲間かな。

ツマグロヒョウモン

0909_15tumagurohyoumon1 2017.9.9
玄関前。スミレの葉の間に歩いて分け入っていくツマグロヒョウモンのメス。
0909_15tumagurohyoumon2
産卵してますね、きっと。
もう大変。毎日大騒ぎ。餌のスミレの葉さえ確保できれば、飼育は難しくはない。
羽化の失敗もほとんどないし、寄生も少ない。

「オーレリアンの庭 今森光彦 四季を楽しむ里山暮らし 夏 」
という番組紹介から引用↓

オーレリアンとはチョウを愛する人の愛称。写真家今森光彦さんはチョウが集まる草花を植え、畑や雑木林もある美しい庭を作った。自然豊かな庭の夏の楽しみ方を紹介する。

我が家は僭越ではありますが「オーレリアン老夫婦の庭」と称してもいいかな。
チョウチョさんとお友達です。

のるるん

0909_13poster 2017.9.9
蒲田駅で見かけたポスター。
すわ一大事!のるるんの危機!
咥えられちゃってます。
もう終わった企画ですが、「銀魂スタンプラリー」というものだそうです。

http://www.tokyu.co.jp/file/170720.pdf
「銀魂スタンプラリー」開催!

当社は、8月1日(火)から9月18日(月・祝)まで、アニメ「銀魂」とコラボレーションをしたスタンプラリー「銀魂スタンプラリー~スタンプラリーやるときはインクの乾きに気をつけろ~」(以下、本スタンプラリー)を開催します。

のるるんも気をつけようね。

なんだろう?

0909_12uekomi1 2017.9.9
近くのマンションの植え込み。周囲が緑色なのに、ここにポツンと白いような薄黄色のような「もの」。
初めは花かと思ったのですが違う。
葉のようですが。かなり長いこと一つだけで目立っています。
0909_12uekomi2
最初のは色が濃くなった状態で下にあるようです。
現在4枚開いていて、その中心にまた2枚できかけているような。
ハツユキカズラとも違うし。
これは一体なんだろう?

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