秋分の日
★休日ですが特別版です。
この間、気象予報士の森田さんは「秋分の頃、太陽は赤道を真上から照らす、というようなことを考える」とチラッとおっしゃっていました。
さっすがぁ。なるほど。そりゃそうですが、普通はそういうことはあまり意識しませんね。
秋分、春分というと昼夜が等しいというようなことばかりだ。
森田さんが何を言ったのか、ストレートにわかりました?
分かる方はもちろん「当たり前でしょ」とおっしゃるはず。
★ちょこっと解説。
北回帰線、南回帰線はご存じですよね。
かいき‐せん【回帰線】クワイ‥
地球上赤道の南北、緯度23度27分の緯線。北のを北回帰線(または夏至線)、南のを南回帰線(または冬至線)という。北回帰線上では夏至の日に、南回帰線上では冬至の日に、太陽が真上に来る。これを極限として太陽は南または北へ回帰する。両回帰線の間が熱帯である。
広辞苑第六版より引用
夏至の日、北回帰線上での太陽南中高度は90度。
冬至の日、南回帰線上での太陽南中高度は90度。
じゃあ、秋分、春分の日、太陽南中高度が90度になるのはどこ?
赤道上なんですよ。
引用元→ http://airdonut.air-nifty.com/blog/2015/03/post-da4a.html
★ついでにもう一つ。
tropic
►n 〔地理〕 回帰線 (⇒TROPIC OF CANCER, TROPIC OF CAPRICORN);〔天〕 天の回帰線;《廃》 天の至点;[the ~s, Othe T-s] 熱帯地方.
►a 《文》 熱帯(地方)の (tropical).
[L<Gk=pertaining to a turn;⇒TROPE]
リーダーズ英和辞典第3版より引用
かに座のTROPIC、やぎ座のTROPIC という言い方があるのは知りませんでした。
太陽がここまできて「引き返す turn」なのかな。
この回帰線の間に挟まれた地帯が「熱帯=tropics」なのですね。
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