今年の梅雨や日照時間
★9月1日に気象庁の発表がありまして。
8月 都心の日照過去最少 雨の日は最多タイ27日(東京新聞 2017年9月2日 朝刊)
気象庁は一日、天候不順だった先月の関東甲信地方の日照時間が平年の64%しかなく、八月としては戦後六番目に少なかったと発表した。また、関東甲信の今年の梅雨明けを当初発表の「七月十九日ごろ」から「同六日ごろ」に修正した。平年より十五日早く、一九五一年以降の統計で四番目に早い梅雨明けとなった。
八月は太平洋高気圧の張り出しが弱く、オホーツク海高気圧が居座ったため、湿った北東風の影響で雲に覆われる日が多かった。特に中旬は涼しかったが、関東甲信の月間の平均気温と降水量は平年並みだった。
地点別でみると、東京都心の日照は平年の半分の約八十三時間で八月では過去最少。宇都宮市では平年の39%の五十四時間で、過去二番目の少なさだった。都心の八月の雨日数(降水量〇・五ミリ未満の日を含む)は計二十七日で、同月として過去最多タイを記録した。
梅雨の期間は、実際の天候経過を踏まえ毎年この時期に見直している。東北地方の梅雨明けは当初「八月二日ごろ」としたが、その後も続いた天候不順のため「特定しない」と変更した。
要点は
●関東甲信の梅雨明けを「7月19日ごろ」から「7月6日ごろ」に修正。
●都心の8月の雨日数は計27日で、最多タイ記録。
●東京都心の8月の日照時間は83.7時間で過去最少。
こういうことです。発表資料は、この記事の終わりの方でリンクします。
★さて、ここでは東京の日照時間について書きましょう。
日照時間
これは、今年の6月から8月の毎日の日照時間と、平年値をグラフ化したものです。
棒グラフが毎日の日照時間、折れ線グラフが平年の日照時間です。
(8月31日は日照時間が0でしたので、棒がありません。グラフの中で棒がないのは同じく日照時間0の日です。)
横軸の6/7と7/6のところに赤っぽい四角を記入しました。この間が梅雨期間です
修正される前の7/19のところには黒い四角を書き込んでおきました。
修正前だと、梅雨の後半にやたらと日が照ったことになります。
修正後は、梅雨が明けてぐんと晴れ間が増えた、となりました。
やっぱりなぁ、東京に生活するものとして、今年の梅雨は「変」だったんです。
梅雨に入っても晴れ間が多くてね、本当に梅雨入りしたのかねと疑いましたが、今でもその疑いが完全に晴れたとは言い難いですね。
グラフを描くにあたって、データをエクセルに入れましたが、各月毎の日照時間の計を下に書きます。
今年 平年
6月 158.8 125.7 126 %
7月 189.1 144.1 131 %
8月 83.7 170.6 49.1%
6月、7月は平年を上回る日照時間でしたが、8月は半分弱。
7月の下旬からですね、日照時間が減ってしまったのは。
梅雨といい、盛夏といい、なんだか妙な具合でした。
★気象庁の発表試料です↓
下のリンクは「概要」へのリンクです。概要の下の方に、資料全文(PDFファイル)へのリンクがありますから、たどってください。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1709/01a/tenko1708.html
8月の天候
報道発表日 平成29年9月1日
http://www.jma.go.jp/jma/press/1709/01b/tenko170608.html
夏(6~8月)の天候
報道発表日 平成29年9月1日
http://www.jma.go.jp/jma/press/1709/01c/tsuyu2017.html
平成29年の梅雨入り・明けと梅雨の時期の特徴について
報道発表日 平成29年9月1日
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